JPH079657Y2 - 印 判 - Google Patents

印 判

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JPH079657Y2
JPH079657Y2 JP2484090U JP2484090U JPH079657Y2 JP H079657 Y2 JPH079657 Y2 JP H079657Y2 JP 2484090 U JP2484090 U JP 2484090U JP 2484090 U JP2484090 U JP 2484090U JP H079657 Y2 JPH079657 Y2 JP H079657Y2
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JP
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stamp
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cap
elastic seal
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JP2484090U
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JPH03116963U (ja
Inventor
旭 佐藤
Original Assignee
シヤチハタ工業株式会社
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、不使用時におけるインク洩れやインクの揮発
防止機能を有する印判に関するものである。
(従来の技術) 印判本体の下端にその印字面からインクが揮発すること
を防止するためのキャップを嵌装するようにした印判は
実公昭60-21237号公報などにより広く知られているが、
この種印判において揮発性インクを使用すると、単にキ
ャップを嵌装した程度では揮発を完全に防止できる程の
シール効果はなく、時間の経過につれてインクが揮発し
てしまう。そこで、キャップと印判本体との接触面にシ
ール部材を介在させることにより揮発防止効果を高める
試みもなされているが、シール部材を介在させただけで
は接触面間の極く微細な細隙を通じて揮発してしまい、
所期の目的を達成できない。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようするところは、前記のような従来の
印判の欠点をなくし、簡単な機構を付与しておくだけで
シール部材が優れたシール効果を発揮してスタンプイン
クとして揮発性のものを使用した場合でも完全に揮発を
防止できる印判を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案の印判は、
把持筒部の下端に印字収納筒部を続かせたケーシングの
下方周面に外鍔部を張設してその下面に弾性シール部材
を添装するとともに前記印字収納筒部内にインク吸蔵体
と多孔性印字体をその印字面が印字収納筒部の下端縁よ
り突出するように収納してなる印判本体と、その下端に
上端口縁に形成された外向きの鍔部の上面が前記弾性シ
ール部材に達するように嵌装されて前記印字面からのイ
ンクの揮発を防止するキャップとよりなり、前記キャッ
プと印判本体とは印判本体の把持筒部の対向位置にピン
をもって組み込まれてその上半の操作部間に介装された
スプリングの弾発力により下端の爪部が前記鍔部に係脱
自在な一対のフック部材により前記弾性シール部材を介
して密接保持されていることを特徴とするものである。
(作用) このような印判は、印判本体のインク吸蔵体に揮発性の
スタンプインクを吸蔵させて常時はキャップを施蓋した
うえキャップと印判本体とを一対のフック部材の爪部を
外鍔部に係合させることにより弾性シール部材を介して
密接保持されておく。そして、使用時にはフック部材の
爪部と外鍔部との係合を解いてキャップを外し、従来の
印判と同様に使用すればよい。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
(1)は下端に多孔性印字体(2)の印字面(3)が突
出している印判本体であって、該印判本体(1)は横断
面が長方形をした合成樹脂製のケーシング(4)に前記
多孔性印字体(2)のほかにインク吸蔵体(6)や弾性
シール部材(7)などを組み込むことにより構成されて
いる。ケーシング(4)は上端開口に表示ラベル(8)
付の蓋(9)を嵌着した把持筒部(10)の下端に前記多
孔性印字体(2)とインク吸蔵体(6)とを収納する印
字収納筒部(11)を続かせるとともに、該把持筒部(1
0)と印字収納筒部(11)との境界部分の周面に下向き
周枠部(12)を端縁に備えた外鍔部(13)を一体に設け
たものであり、また、前記弾性シール部材(7)はシリ
コーンゴムよりなる断面が樋状のリング体であって、そ
の外底面に一連の隆条(7a)が形成されており、この弾
性シール部材(7)は前記外鍔部(13)の下側に形成さ
れたシール部材収納溝部(14)内に前記隆条(7a)を下
向き周枠部(12)の下端より突出させて嵌め込んで外鍔
部(13)の下側に添装させてある。さらに実施例では、
印字収納筒部(11)が把持筒部(10)と一体成形された
主筒部(11a)とその内側に装脱自在な副筒部(11b)と
よりなるものとしてあり、多孔性印字体(2)とインク
吸蔵体(6)とは副筒部(11b)に上方より順次嵌合さ
れてインク吸蔵体(6)の上面と押さえ板(15)との間
にばね(16)の弾発下に収納されている。(20)は上端
縁が前記弾性シール部材(7)に達するように印判本体
(1)の下端に嵌装されて前記印字面(3)からのイン
クの揮発を防止する合成樹脂製のスタンド式のキャップ
であって、該キャップ(20)の上端口縁には鍔部(21)
が外向きに一体形成されている。(30)は前記キャップ
(20)の上端を印判本体(1)の前記外鍔部(13)に弾
性シール部材(7)を介して密接保持させるための一対
のフック部材であって、該フック部材830)は印判本体
(1)の把持筒部(10)の対向位置にピン(31)をもっ
て組み込まれてその上半の操作部(32)、(32)間に介
装されたスプリング(33)の弾発力により下端の爪部
(34)、(34)をキャップ(20)の上端の鍔部(21)に
係合させている。(35)は蓋(9)から把持筒部(10)
にわたる部分の対向面に設けられたフック部材介入用の
切欠であって、該切欠(35)はフック部材(30)、(3
0)の操作部(32)、(32)を印判本体(1)の対向面
より大きく突出することなく組み込めるようにするため
のものであり、(36)は各操作部(32)の上端より内側
に連設されてフック部材(30)の挟動範囲を規制するス
トッパ部である。なお、弾性シール部材(7)の外底面
にある一連の隆条(7a)は1本に限定されることはない
し、また、フック部材(30)は印判本体(1)側に設け
ることなくキャップ(20)側に設けるようにしてもよ
い。
このように構成されたものは、印判本体(1)のインク
吸蔵体(6)に揮発性のスタンプインクを吸蔵させて常
時はキャップ(20)を施蓋したうえキャップ(20)と印
判本体(1)とを一対のフック部材(30)の爪部(34)
と鍔部(21)との係合により弾性シール部材(7)を介
して密接保持させておけば、キャップ(20)内は外部と
完全に遮断されるので、揮発性のスタンプインクを使用
した場合でも揮発を完全に防止できる。しかして、使用
時には把持筒部(10)の対向位置にピン(31)をもって
組み込まれている一対のフック部材(30)の上半の操作
部(32)、(32)をスプリング(33)の弾発力に抗して
押圧すれば、ピン(31)を支点としてフック部材(30)
は枢動されて下端の爪部(34)、(34)とキャップ(2
0)の上端の鍔部(21)との係合は解かれてキャップ(2
0)は外れ、多孔性印字体(2)の印字面(3)は捺印
するうえに適量のスタンプインクが浸出された状態で露
呈されるから、後は従来の印判と同様にケーシング
(4)の上端の把持筒部(10)を把持して捺印操作を行
えばよい。しかも、一対のフック部材(30)を印判本体
(1)の把持筒部(10)の対向位置にピン(31)をもっ
て組み込んでその上半の操作部(32)、(32)間に介装
されたスプリング(33)の弾発力により下端の爪部(3
4)、(34)をキャップ(20)の上端に張設した鍔部(2
1)に係合させてあるので、体裁よくフック部材(30)
を組み付けることができて商品価値が高められるうえ
に、的確容易な係合状態が得られることとなる。なお、
実施例のようにキャップ(20)と印判本体(1)との接
触面にある弾性シール部材(7)を断面が樋状でその外
底面に一連の隆条(7a)が形成されたものとしてケーシ
ング(4)の下方周面に張設された外鍔部(13)の下側
のシール部材収納溝部(14)に前記隆条(7a)を下向き
周枠部(12)の下端より突出させて嵌め込んだものとし
ておけば、隆条(7a)が特に優れたシール効果を発揮す
ることとなる。さらにまた、印字収納筒部(11)が把持
筒部(10)と一体成形された主筒部(11a)とその内側
に装脱自在な副筒部(11b)とよりなるものとして多孔
性印字体(2)とインク吸蔵体(6)とを副筒部(11
b)に上方より順次嵌合されてインク吸蔵体(6)の上
面と押さえ板(15)との間にばね(16)の弾発下に収納
されたものとしておけば、副筒部(11b)の滑り止め(3
7)が必要に応じて形成してある下方部分を手指でつま
んで多孔性印字体(2)とインク吸蔵体(6)と共に副
筒部(11b)を主筒部(11a)に対して挿脱できるカセッ
トタイプとなるので、多孔性印字体(2)の交換やイン
ク補給を行うのに好都合なものとなる。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、印判本体とキャ
ップ間のシールが適確で揮発性のスタンプインクを使用
してもインクの揮発を適確容易に防止できる体裁のよい
印判を提供できるもので、構造が簡単なため安価に提供
できる利点と相俟ち実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面図、第2図
は同じく一部切欠側面図である。 (1):印判本体、(2):多孔性印字体、(3):印
字面、(4):ケーシング、(6):インク吸蔵体、
(7):弾性シール材、(7a):隆条、(10):把持筒
部、(11):印字体収納筒部、(11a):主筒部、(11
b):副筒部、(12):下向き周枠部、(13):外鍔
部、(14):シール部材収納溝部、(16):ばね、(2
0):キャップ、(21):鍔部、(30):フック部材、
(31):ピン、(32):操作部、(33):スプリング、
(34):爪部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持筒部(10)の下端に印字収納筒部(1
    1)を続かせたケーシング(4)の下方周面に外鍔部(1
    3)を張設してその下面に弾性シール部材(7)を添装
    するとともに前記印字収納筒部(11)内にインク吸蔵体
    (6)と多孔性印字体(2)をその印字面(3)が印字
    収納筒部(11)の下端縁より突出するように収納してな
    る印判本体(1)と、その下端に上端口縁に形成された
    外向きの鍔部(21)の上面が前記弾性シール部材(7)
    に達するように嵌装されて前記印字面(3)からのイン
    クの揮発を防止するキャップ(20)とよりなり、前記キ
    ャップ(20)と印判本体(1)とは、印判本体(1)の
    把持筒部(10)の対向位置にピン(31)、(31)をもっ
    て組み込まれてその上半の操作部(32)、(32)間に介
    装されたスプリング(33)の弾発力により下端の爪部
    (34)、(34)が前記鍔部(21)に係脱自在な一対のフ
    ック部材(30)、(30)により前記弾性シール部材
    (7)を介して密接保持されていることを特徴とする印
    判。
  2. 【請求項2】ケーシング(4)の下方周面に張設された
    外鍔部(13)の端縁に下向き周枠部(12)を垂設してそ
    の内側をシール部材収納溝部(14)に形成するとともに
    前記弾性シール部材(7)を断面が樋状でその外底面に
    一連の隆条(7a)が形成されたものとしてこの弾性シー
    ル部材(7)をシール部材収納溝部(14)内に前記隆条
    (7a)を下向き周枠部(12)の下端より突出させて嵌め
    込んである請求項1に記載の印判。
  3. 【請求項3】印字収納筒部(11)が把持筒部(10)と一
    体成形された主筒部(11a)とその内側に装脱自在な副
    筒部(11b)とよりなり、インク吸蔵体(6)と多孔性
    印字体(2)は副筒部(11b)にばね(16)の弾発下に
    収納されている請求項1または2に記載の印判。
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