JPH0796203B2 - 木材の切断装置 - Google Patents
木材の切断装置Info
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- JPH0796203B2 JPH0796203B2 JP19221792A JP19221792A JPH0796203B2 JP H0796203 B2 JPH0796203 B2 JP H0796203B2 JP 19221792 A JP19221792 A JP 19221792A JP 19221792 A JP19221792 A JP 19221792A JP H0796203 B2 JPH0796203 B2 JP H0796203B2
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- Japan
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- stopper
- conveyor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材の切断装置に関
し、さらに詳細には、ランバー材の製造にあたって原材
料の両端部を斜めに切断するための切断装置の改良に関
する。
し、さらに詳細には、ランバー材の製造にあたって原材
料の両端部を斜めに切断するための切断装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば2バイ4建築方式において、図
12に示すトラス1を形成するためには、両端を所定角
度で斜めに切断した図13に示すランバー材2が組立て
使用される。このランバー材2は、一般に厚み38mm
の木材が使用されるが、呼称によって幅Wが89mmか
ら286mmまでの5規格に分類される。また、ランバ
ー材2の両端部の傾斜角のうち、たとえば一方端の角度
αの値は、3寸勾配から12.5寸勾配までの19段階
に分類され、その分類に従って、73.3度から38.
7度まで変化し、それに伴い他方端の角度βは、前記一
方端の角度αの余角を形成するよう設定される。
12に示すトラス1を形成するためには、両端を所定角
度で斜めに切断した図13に示すランバー材2が組立て
使用される。このランバー材2は、一般に厚み38mm
の木材が使用されるが、呼称によって幅Wが89mmか
ら286mmまでの5規格に分類される。また、ランバ
ー材2の両端部の傾斜角のうち、たとえば一方端の角度
αの値は、3寸勾配から12.5寸勾配までの19段階
に分類され、その分類に従って、73.3度から38.
7度まで変化し、それに伴い他方端の角度βは、前記一
方端の角度αの余角を形成するよう設定される。
【0003】この傾斜角度α,βに従って原材料3を切
断するには、まず、原材料3の先行側である一方端を所
定角度たとえば73.3度に切断し、その後、原材料3
を所要の長さに合わせて後端側である他方端の角度が1
6.7度になるよう切断している。この切断は、いわゆ
るトラスカットソーによって機械的に実施される。
断するには、まず、原材料3の先行側である一方端を所
定角度たとえば73.3度に切断し、その後、原材料3
を所要の長さに合わせて後端側である他方端の角度が1
6.7度になるよう切断している。この切断は、いわゆ
るトラスカットソーによって機械的に実施される。
【0004】上記切断において、特に、他方端切断に際
して従来は、図14に示すように、原材料3はコンベア
4上に載置され、コンベア4の左右方向一方側(図14
の上方側)に寄せられて定規5に当接し、その一方端が
上方より垂下する支持板6によって長手方向を位置決め
された状態で固定される。
して従来は、図14に示すように、原材料3はコンベア
4上に載置され、コンベア4の左右方向一方側(図14
の上方側)に寄せられて定規5に当接し、その一方端が
上方より垂下する支持板6によって長手方向を位置決め
された状態で固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の製造によると、前記定規5と支持板6との間に僅かの
隙間tが避けられず、この隙間tに切断ずみの一方端側
傾斜面先端部分3aが入り込む。このため、この隙間t
に入り込んだ長さだけランバー材2の全長が長くなり、
トラス構成に際して不都合を生ずる。これを防ぐために
は、前記隙間tに入り込む寸法を見越して、予め所定寸
法より短い寸法に設定しなければならず、同じ隙間tで
も、角度αの値によってランバー材2の全長が変化する
ため、調整が極めて面倒で、作業性が低下するなどの問
題点が生じていた。
の製造によると、前記定規5と支持板6との間に僅かの
隙間tが避けられず、この隙間tに切断ずみの一方端側
傾斜面先端部分3aが入り込む。このため、この隙間t
に入り込んだ長さだけランバー材2の全長が長くなり、
トラス構成に際して不都合を生ずる。これを防ぐために
は、前記隙間tに入り込む寸法を見越して、予め所定寸
法より短い寸法に設定しなければならず、同じ隙間tで
も、角度αの値によってランバー材2の全長が変化する
ため、調整が極めて面倒で、作業性が低下するなどの問
題点が生じていた。
【0006】本発明は、上記問題点を解決し、常に所定
の長さのランバー材2が容易に得られるようにした木材
の切断装置を提供することである。
の長さのランバー材2が容易に得られるようにした木材
の切断装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、原材料である
木材をその長手方向へ移送供給する上流側および下流側
のコンベアと、上流側および下流側コンベア間に設けら
れ、鉛直軸線まわりに角変位し、上下動可能な鉛直方向
の切断歯を持つ丸のこを備えた第1および第2カットソ
ーと、下流側コンベアの幅方向一方側に長手方向に沿っ
て設けられ、木材を当接させて、その幅方向位置を規制
する定規と、昇降手段によって下流側コンベア上に昇降
自在とされるストッパフレームと、ストッパフレーム
を、昇降手段とともにコンベアの長手方向に移動させる
移動手段とを含むランバー材製造用の切断装置であっ
て、ストッパフレームには、木材が当接する定規の面に
垂直な鉛直面を持つ鋼製板状体から成るストッパが、木
材の移送方向に対し直面して支承され、該ストッパは、
前記定規に対向する端部を定規に当接・離反させる摺動
手段を備え、前記ストッパフレームに対し摺動自在に支
承されることを特徴とする木材の切断装置である。
木材をその長手方向へ移送供給する上流側および下流側
のコンベアと、上流側および下流側コンベア間に設けら
れ、鉛直軸線まわりに角変位し、上下動可能な鉛直方向
の切断歯を持つ丸のこを備えた第1および第2カットソ
ーと、下流側コンベアの幅方向一方側に長手方向に沿っ
て設けられ、木材を当接させて、その幅方向位置を規制
する定規と、昇降手段によって下流側コンベア上に昇降
自在とされるストッパフレームと、ストッパフレーム
を、昇降手段とともにコンベアの長手方向に移動させる
移動手段とを含むランバー材製造用の切断装置であっ
て、ストッパフレームには、木材が当接する定規の面に
垂直な鉛直面を持つ鋼製板状体から成るストッパが、木
材の移送方向に対し直面して支承され、該ストッパは、
前記定規に対向する端部を定規に当接・離反させる摺動
手段を備え、前記ストッパフレームに対し摺動自在に支
承されることを特徴とする木材の切断装置である。
【0008】
【作用】木材はコンベアによってその長手方向へ移送供
給される。
給される。
【0009】木材は上流側コンベアで送給され、第1カ
ットソーの丸のこが上昇することによって木材の先行側
先端部分が所定角度に切断される。切断が終わると丸の
こは下降する。
ットソーの丸のこが上昇することによって木材の先行側
先端部分が所定角度に切断される。切断が終わると丸の
こは下降する。
【0010】次に木材は、第1および第2カットソー上
を通過して下流側コンベアに送られ、定規に当接して下
流側へ移動する。
を通過して下流側コンベアに送られ、定規に当接して下
流側へ移動する。
【0011】下流側コンベア上には、昇降手段の駆動に
よってストッパフレームに支承されたストッパが下降す
る。このストッパは、摺動手段によって端部を定規に対
面摺動して定規に当接し、定規との隙間をうめる。これ
によって木材の先行側先端が正しくストッパによって位
置決めされる。
よってストッパフレームに支承されたストッパが下降す
る。このストッパは、摺動手段によって端部を定規に対
面摺動して定規に当接し、定規との隙間をうめる。これ
によって木材の先行側先端が正しくストッパによって位
置決めされる。
【0012】第2カットソーが駆動され、その丸のこが
上昇して木材の後端部を切断する。切断後、丸のこは下
降する。
上昇して木材の後端部を切断する。切断後、丸のこは下
降する。
【0013】摺動手段が駆動され、ストッパが定規から
離反し、ストッパフレームおよびストッパが上方へ退避
する。
離反し、ストッパフレームおよびストッパが上方へ退避
する。
【0014】両端部を切断された木材は、下流側コンベ
ア上をさらに進んでランバー材として切断装置より排出
される。
ア上をさらに進んでランバー材として切断装置より排出
される。
【0015】移動手段は予め駆動され、第2カットソー
の丸のこから、下降して定規に当接したときのストッパ
までの距離がランバー材の長さに対応するよう位置決め
されている。
の丸のこから、下降して定規に当接したときのストッパ
までの距離がランバー材の長さに対応するよう位置決め
されている。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の木材の切断装置の一実施例
にかかる木材の供給方向上流側部分の平面図である。図
2は、下流側部分の平面図である。なお、一実施例にお
いて従来技術に類似し、同一の部品には同一の参照符を
付す。
にかかる木材の供給方向上流側部分の平面図である。図
2は、下流側部分の平面図である。なお、一実施例にお
いて従来技術に類似し、同一の部品には同一の参照符を
付す。
【0017】図1、図2に示すように切断装置は、たと
えば2バイ4方式のランバー材2の原材料を載置して供
給するための複数の回転ローラ8を有する上流側コンベ
ア4aと下流側コンベア4bおよびこれら上流側、下流
側コンベア4a,4b間に設けられる一対のカットソー
9a,9bを含む。
えば2バイ4方式のランバー材2の原材料を載置して供
給するための複数の回転ローラ8を有する上流側コンベ
ア4aと下流側コンベア4bおよびこれら上流側、下流
側コンベア4a,4b間に設けられる一対のカットソー
9a,9bを含む。
【0018】上流側コンベア4aには、原材料(以下、
木材という)3を第1カットソー9aに導くための定規
5と、この定規5をコンベア4aの幅方向に沿って進退
させる幅方向規制手段10が設けられる。
木材という)3を第1カットソー9aに導くための定規
5と、この定規5をコンベア4aの幅方向に沿って進退
させる幅方向規制手段10が設けられる。
【0019】図3は、図1における第1カットソー9a
の切断面線III−IIIから見た断面図である。図3
に示すように、第1カットソー9aは、ハンドル11の
操作によってその鉛直方向中心軸線Cまわりに回動自在
とされる天板部12と、天板部12を下方から支持する
ソー本体部13とを有し、天板部12には、鉛直方向の
切断歯を持ち揺動手段14によって窓12aを通して天
板部上に出没自在とされた丸のこ15が設けられる。さ
らに図3を参照して、揺動手段14は、天板部12から
垂設される支持ブラケット16に支持される水平軸17
によって枢支され、角変位自在とされる揺動レバー18
に前記丸のこ15が支承されており、揺動レバー18に
は、シリンダブラケット19によって筒体部分を支持さ
れたシリンダ20のピストン棒21の先端部が枢着され
る。したがって、前記シリンダ20が駆動されることに
よって揺動レバー18は水平軸17まわりに角変位して
丸のこ15を上下動させる。丸のこ15は平常時は下限
位置にあってソー本体部13内に没しているが、木材切
断時には上限位置まで上昇し、天板部12上に突出す
る。丸のこ15は、揺動レバー18上に固定される図示
しない電動機が起動されることによって回転を付与され
る。丸のこ15は上限位置において、その中心が前記鉛
直方向中心軸線C上にあるよう設定される。
の切断面線III−IIIから見た断面図である。図3
に示すように、第1カットソー9aは、ハンドル11の
操作によってその鉛直方向中心軸線Cまわりに回動自在
とされる天板部12と、天板部12を下方から支持する
ソー本体部13とを有し、天板部12には、鉛直方向の
切断歯を持ち揺動手段14によって窓12aを通して天
板部上に出没自在とされた丸のこ15が設けられる。さ
らに図3を参照して、揺動手段14は、天板部12から
垂設される支持ブラケット16に支持される水平軸17
によって枢支され、角変位自在とされる揺動レバー18
に前記丸のこ15が支承されており、揺動レバー18に
は、シリンダブラケット19によって筒体部分を支持さ
れたシリンダ20のピストン棒21の先端部が枢着され
る。したがって、前記シリンダ20が駆動されることに
よって揺動レバー18は水平軸17まわりに角変位して
丸のこ15を上下動させる。丸のこ15は平常時は下限
位置にあってソー本体部13内に没しているが、木材切
断時には上限位置まで上昇し、天板部12上に突出す
る。丸のこ15は、揺動レバー18上に固定される図示
しない電動機が起動されることによって回転を付与され
る。丸のこ15は上限位置において、その中心が前記鉛
直方向中心軸線C上にあるよう設定される。
【0020】天板部12は、ソー本体部13に対して下
面周縁に設けられる複数の第1ローラ23および第2ロ
ーラ24によって上下方向および水平方向を位置規制さ
れ、円滑に回動可能とされる。
面周縁に設けられる複数の第1ローラ23および第2ロ
ーラ24によって上下方向および水平方向を位置規制さ
れ、円滑に回動可能とされる。
【0021】上流側コンベア4aはランバー材となる木
材3を、矢符A方向に従って前記定規5に沿わせて誘導
し、その進行方向先端部分を、コンベア軸線Dに対し所
望角度(前記角度αの余角)に調整された第1カットソ
ー9aの丸のこ15によって切断する。
材3を、矢符A方向に従って前記定規5に沿わせて誘導
し、その進行方向先端部分を、コンベア軸線Dに対し所
望角度(前記角度αの余角)に調整された第1カットソ
ー9aの丸のこ15によって切断する。
【0022】第2カットソー9bも、大略上記第1カッ
トソー9aと同一の構造とされる。
トソー9aと同一の構造とされる。
【0023】下流側コンベア4bは、前記上流側コンベ
ア4aを経て矢符Aに沿って送給され、先端部分が所望
の傾斜角度αに切断された木材3を受取り、所定の長さ
で、かつ後端部分を所定の傾斜角度βに第2カットソー
9bを用いて切断するための位置決め部材を兼ねるコン
ベアであって、木材3の送給方向に沿って複数の回転ロ
ーラ8が並列配置される。なお、下流側コンベア4bお
よび第2カットソー9bにおいて、前記上流側コンベア
4aおよび第1カットソー9aに類似し、同一部品には
同一参照符を付す。
ア4aを経て矢符Aに沿って送給され、先端部分が所望
の傾斜角度αに切断された木材3を受取り、所定の長さ
で、かつ後端部分を所定の傾斜角度βに第2カットソー
9bを用いて切断するための位置決め部材を兼ねるコン
ベアであって、木材3の送給方向に沿って複数の回転ロ
ーラ8が並列配置される。なお、下流側コンベア4bお
よび第2カットソー9bにおいて、前記上流側コンベア
4aおよび第1カットソー9aに類似し、同一部品には
同一参照符を付す。
【0024】再び図2を参照して、下流側コンベア4b
の幅方向一方側(図2上方)には、木材3をコンベア4
bの幅方向一方側の面に当接させ、その当接面が第2カ
ットソー9bの鉛直方向軸線Cに向くように設置された
定規5が、前記回転ローラ8の上方に該ローラと間隙を
保って固着される。この定規5のコンベア上流側端部
は、丸のこ15が前記鉛直方向軸線Cまわりに角変位し
て上昇したときでも丸のこ15に接触することのない位
置まで天板部12上に臨んで延設される。
の幅方向一方側(図2上方)には、木材3をコンベア4
bの幅方向一方側の面に当接させ、その当接面が第2カ
ットソー9bの鉛直方向軸線Cに向くように設置された
定規5が、前記回転ローラ8の上方に該ローラと間隙を
保って固着される。この定規5のコンベア上流側端部
は、丸のこ15が前記鉛直方向軸線Cまわりに角変位し
て上昇したときでも丸のこ15に接触することのない位
置まで天板部12上に臨んで延設される。
【0025】下流側コンベア4bの上方には、昇降手段
24を備え、この昇降手段24によってコンベア4b上
に昇降自在なストッパフレーム25が配置される。
24を備え、この昇降手段24によってコンベア4b上
に昇降自在なストッパフレーム25が配置される。
【0026】また、前記ストッパフレーム25および昇
降手段24は、下流側コンベア4bの長手方向に沿い移
動可能とされた移動手段26に一体状に組付けられる。
移動手段26は下流側コンベア4bの側方に並設される
移動レール27上を走行する。
降手段24は、下流側コンベア4bの長手方向に沿い移
動可能とされた移動手段26に一体状に組付けられる。
移動手段26は下流側コンベア4bの側方に並設される
移動レール27上を走行する。
【0027】図4は、これらストッパフレーム25、昇
降手段24および移動手段26を拡大して示す平面図で
ある。図5は図4における矢符E側から見た正面図であ
り、図6はストッパフレームの背面図である。また、図
7は、ストッパ30が組付けられたストッパフレーム2
5を矢符B側(図2参照)から見た側面図である。これ
らの図を参照して、ストッパフレーム25は、吊持ロッ
ド24に吊持されており、移動手段26に立設されたシ
リンダから成る昇降手段23が作動されるとき、ガイド
ローラ28がガイド29に当接回転することによって上
昇または下降する。ガイド29の上部には昇降手段24
による上限を調整するための制御部材29a(図5参
照)が設けられる。ストッパフレーム25は、最下降時
に回転ローラ8の上面に対し木材3の厚みすなわちラン
バー材2の厚み(38mm)以内まで接近する。ストッ
パフレーム25の昇降作動時において、該ストッパフレ
ーム25が定規5と接触しないよう、両者間に隙間t
(図5参照)が形成される。
降手段24および移動手段26を拡大して示す平面図で
ある。図5は図4における矢符E側から見た正面図であ
り、図6はストッパフレームの背面図である。また、図
7は、ストッパ30が組付けられたストッパフレーム2
5を矢符B側(図2参照)から見た側面図である。これ
らの図を参照して、ストッパフレーム25は、吊持ロッ
ド24に吊持されており、移動手段26に立設されたシ
リンダから成る昇降手段23が作動されるとき、ガイド
ローラ28がガイド29に当接回転することによって上
昇または下降する。ガイド29の上部には昇降手段24
による上限を調整するための制御部材29a(図5参
照)が設けられる。ストッパフレーム25は、最下降時
に回転ローラ8の上面に対し木材3の厚みすなわちラン
バー材2の厚み(38mm)以内まで接近する。ストッ
パフレーム25の昇降作動時において、該ストッパフレ
ーム25が定規5と接触しないよう、両者間に隙間t
(図5参照)が形成される。
【0028】ストッパフレーム25には、鋼製の板状体
から成るストッパ30が木材3の搬送方向に対し直面す
る姿勢で把持状態に組付け支持される。
から成るストッパ30が木材3の搬送方向に対し直面す
る姿勢で把持状態に組付け支持される。
【0029】図8はストッパ30の正面図であり、図9
は図8の右側面図であり、図10は図8の底面図であ
り、また図11は図8の背面図である。
は図8の右側面図であり、図10は図8の底面図であ
り、また図11は図8の背面図である。
【0030】これらの図に示すようにストッパ30は、
定規5の木材3が当接する面に垂直な鉛直面を有し、上
下に摺動溝31a,31bが形成されたストッパ本体3
2と、該本体32から突設され、補強部材33によって
補強された駆動アーム34とを有する。ストッパ30
は、前記摺動溝31をストッパフレーム25の上下把持
片35に支承されてその長手方向(図8の左右方向)に
摺動可能とされる。
定規5の木材3が当接する面に垂直な鉛直面を有し、上
下に摺動溝31a,31bが形成されたストッパ本体3
2と、該本体32から突設され、補強部材33によって
補強された駆動アーム34とを有する。ストッパ30
は、前記摺動溝31をストッパフレーム25の上下把持
片35に支承されてその長手方向(図8の左右方向)に
摺動可能とされる。
【0031】一方、前記ストッパフレーム25には、ス
トッパ30を長手方向に沿い水平に摺動させるための摺
動手段36が設けられる。この摺動手段36は、シリン
ダ基端部が固定板38をその固定ブラケット39を介し
てストッパフレーム25に支持されたピストンシリンダ
機構から成る。このピストンシリンダ機構のピストン棒
37の端部は前記駆動アーム34に連結される。駆動ア
ーム34は、ストッパフレーム25に設けられたスリッ
ト40を貫通する。したがってストッパ30は、昇降手
段23が作動してストッパフレーム25がコンベア4b
上の所定位置まで下降し、摺動手段36が駆動される
と、水平方向にt寸法だけ摺動して定規5に当接するに
至る。このような作動は図示外の制御装置からの指令を
うけてなされる。これら作動に先立ち木材3を所定長さ
に切断するために移動手段26が位置決めされる。
トッパ30を長手方向に沿い水平に摺動させるための摺
動手段36が設けられる。この摺動手段36は、シリン
ダ基端部が固定板38をその固定ブラケット39を介し
てストッパフレーム25に支持されたピストンシリンダ
機構から成る。このピストンシリンダ機構のピストン棒
37の端部は前記駆動アーム34に連結される。駆動ア
ーム34は、ストッパフレーム25に設けられたスリッ
ト40を貫通する。したがってストッパ30は、昇降手
段23が作動してストッパフレーム25がコンベア4b
上の所定位置まで下降し、摺動手段36が駆動される
と、水平方向にt寸法だけ摺動して定規5に当接するに
至る。このような作動は図示外の制御装置からの指令を
うけてなされる。これら作動に先立ち木材3を所定長さ
に切断するために移動手段26が位置決めされる。
【0032】移動手段26は、移動レール27上を走行
自在とされるが、この移動は、移動手段26の基板41
上に固着され、鉛直方向の回転軸を持つサーボモータ4
2が駆動されることによって、この回転軸の下端部に固
着されるピニオン43が、移動レール27に沿って固着
されたラック44と噛み合いながら実行される。
自在とされるが、この移動は、移動手段26の基板41
上に固着され、鉛直方向の回転軸を持つサーボモータ4
2が駆動されることによって、この回転軸の下端部に固
着されるピニオン43が、移動レール27に沿って固着
されたラック44と噛み合いながら実行される。
【0033】これに伴い、ストッパフレーム25も前記
移動手段26とともに、定められた距離だけ下流側コン
ベア4b上を走行して停止する。したがって、木材3
は、ストッパフレーム25の上流側に把持されたストッ
パ30に先行側先端部分を当接して正しく位置決めされ
る。木材3は、この状態で手動または図示しない機械的
手段によって固着され、予め鉛直方向軸線Cまわりに所
定の角度に角変位された第2カットソー9bによって後
端部分が切断され、所望のランバー材2が得られる。
移動手段26とともに、定められた距離だけ下流側コン
ベア4b上を走行して停止する。したがって、木材3
は、ストッパフレーム25の上流側に把持されたストッ
パ30に先行側先端部分を当接して正しく位置決めされ
る。木材3は、この状態で手動または図示しない機械的
手段によって固着され、予め鉛直方向軸線Cまわりに所
定の角度に角変位された第2カットソー9bによって後
端部分が切断され、所望のランバー材2が得られる。
【0034】このように本発明の木材の切断装置による
と、原料材である木材3は、上流側コンベア4aで送給
され、所定の先端側角度に合わせて予め角変位設定され
た第1カットソー9aの丸のこ15が上昇することによ
って木材の先端部分を所定角度に切断する。切断時には
コンベア4aは、停止される。
と、原料材である木材3は、上流側コンベア4aで送給
され、所定の先端側角度に合わせて予め角変位設定され
た第1カットソー9aの丸のこ15が上昇することによ
って木材の先端部分を所定角度に切断する。切断時には
コンベア4aは、停止される。
【0035】次に木材3は、ソー本体部13内に丸のこ
15が没した状態となった第1および第2カットソー9
a,9b上を通過して、下流側コンベア4bに送られ、
定規5に当接してさらに長手方向に移動する。
15が没した状態となった第1および第2カットソー9
a,9b上を通過して、下流側コンベア4bに送られ、
定規5に当接してさらに長手方向に移動する。
【0036】下流側コンベア4b上には、昇降手段23
が駆動されてストッパフレーム25と、該ストッパフレ
ーム25に支承され、木材3の移動方向に直面するスト
ッパ30とが下降しており、かつストッパ30は水平方
向に摺動して定規5との隙間tをうめている。
が駆動されてストッパフレーム25と、該ストッパフレ
ーム25に支承され、木材3の移動方向に直面するスト
ッパ30とが下降しており、かつストッパ30は水平方
向に摺動して定規5との隙間tをうめている。
【0037】したがって、前記木材3は所定角度に切断
された先端部分が正確にストッパ30によって受け止め
られ、位置決めされて停止する。続いて、第2カットソ
ー9bが駆動され、木材3の後端部分を、所定の後端側
角度に合わせて予め角変位設定された第2カットソー9
bの、上昇してきた丸のこ15によって所定角度に切断
する。
された先端部分が正確にストッパ30によって受け止め
られ、位置決めされて停止する。続いて、第2カットソ
ー9bが駆動され、木材3の後端部分を、所定の後端側
角度に合わせて予め角変位設定された第2カットソー9
bの、上昇してきた丸のこ15によって所定角度に切断
する。
【0038】ストッパ30は、移動手段26の駆動によ
って第2カットソー9bの丸のこ15との距離が所望の
長さに対応するよう予め位置決めされているので、製品
としてのランバー材の寸法に誤差が生じることがない。
って第2カットソー9bの丸のこ15との距離が所望の
長さに対応するよう予め位置決めされているので、製品
としてのランバー材の寸法に誤差が生じることがない。
【0039】その後、第2カットソー9bの丸のこ15
はソー本体部13内に没するとともに、摺動手段36が
駆動され、ストッパ30は定規5から離反し、昇降手段
23が作動してストッパ30を含むストッパフレーム2
5が上方へ退避する。
はソー本体部13内に没するとともに、摺動手段36が
駆動され、ストッパ30は定規5から離反し、昇降手段
23が作動してストッパ30を含むストッパフレーム2
5が上方へ退避する。
【0040】両端を切断された木材3は、再び下流側コ
ンベア4bが駆動されて装置外へ排出される。
ンベア4bが駆動されて装置外へ排出される。
【0041】これら一連の作動は、図示しない制御装置
の指令によって実行される。
の指令によって実行される。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように、原料材である木
材を上流側コンベアで送給し、定規に合わせて位置決め
された木材の先行側端部を所定の角度に切断した後該木
材を下流側コンベアに送給し、定規に合わせて固着状態
に保ちながら、後端部を所定の角度に切断するに際し、
前記先行側端部を、下流側コンベア上に下降するストッ
パフレームに組付けられたストッパに当接させ、かつ該
ストッパの側面と定規との隙間をうめるよう摺動可能と
したので、従来起こり勝ちだった木材の先行側先端部が
ストッパと定規との隙間に入り込んでランバー材の全長
が不正確となる事態が防止されることになった。
材を上流側コンベアで送給し、定規に合わせて位置決め
された木材の先行側端部を所定の角度に切断した後該木
材を下流側コンベアに送給し、定規に合わせて固着状態
に保ちながら、後端部を所定の角度に切断するに際し、
前記先行側端部を、下流側コンベア上に下降するストッ
パフレームに組付けられたストッパに当接させ、かつ該
ストッパの側面と定規との隙間をうめるよう摺動可能と
したので、従来起こり勝ちだった木材の先行側先端部が
ストッパと定規との隙間に入り込んでランバー材の全長
が不正確となる事態が防止されることになった。
【0043】このように本発明によると、正確な寸法の
所期のランバー材を容易に得ることができる。
所期のランバー材を容易に得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の上流側部分を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一実施例の下流側部分を示す平面図で
ある。
ある。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た断面図
である。
である。
【図4】ストッパフレーム、昇降手段および移動手段付
近の拡大平面図である。
近の拡大平面図である。
【図5】図4の矢符E側から見た正面図である。
【図6】ストッパフレームの背面図である。
【図7】ストッパフレームを図2の矢符B側から見た側
面図である。
面図である。
【図8】ストッパの正面図である。
【図9】図8の右側面図である。
【図10】図8の底面図である。
【図11】図8の背面図である。
【図12】トラスの正面図である。
【図13】ランバー材の正面図である。
【図14】従来の作動状態を示す平面図である。
1 トラス 2 ランバン材 3 木材 4a,4b コンベア 5 定規 9a,9b カットソー 12 天板部 13 ソー本体部 15 丸のこ 23 昇降手段 25 ストッパフレーム 26 移動手段 30 ストッパ 36 摺動手段 43 ピニオン 44 ラック
Claims (1)
- 【請求項1】 原材料である木材をその長手方向へ移送
供給する上流側および下流側のコンベアと、 上流側および下流側コンベア間に設けられ、鉛直軸線ま
わりに角変位し、上下動可能な鉛直方向の切断歯を持つ
丸のこを備えた第1および第2カットソーと、 下流側コンベアの幅方向一方側に長手方向に沿って設け
られ、木材を当接させて、その幅方向位置を規制する定
規と、 昇降手段によって下流側コンベア上に昇降自在とされる
ストッパフレームと、 ストッパフレームを、昇降手段とともにコンベアの長手
方向に移動させる移動手段とを含むランバー材製造用の
切断装置であって、 ストッパフレームには、木材が当接する定規の面に垂直
な鉛直面を持つ鋼製板状体から成るストッパが、木材の
移送方向に対し直面して支承され、該ストッパは、前記
定規に対向する端部を定規に当接・離反させる摺動手段
を備え、前記ストッパフレームに対し摺動自在に支承さ
れることを特徴とする木材の切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19221792A JPH0796203B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 木材の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19221792A JPH0796203B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 木材の切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170802A JPH06170802A (ja) | 1994-06-21 |
JPH0796203B2 true JPH0796203B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=16287614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19221792A Expired - Lifetime JPH0796203B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 木材の切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0796203B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP19221792A patent/JPH0796203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06170802A (ja) | 1994-06-21 |
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