JPH0795993A - 歯科用の吸引カニューレ - Google Patents

歯科用の吸引カニューレ

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JPH0795993A
JPH0795993A JP6058793A JP5879394A JPH0795993A JP H0795993 A JPH0795993 A JP H0795993A JP 6058793 A JP6058793 A JP 6058793A JP 5879394 A JP5879394 A JP 5879394A JP H0795993 A JPH0795993 A JP H0795993A
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suction
cannula
top piece
angle
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JP6058793A
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Ulrich Riewenherm
リーヴェンヘルム ウルリッヒ
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/24Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the mouth, i.e. stomatoscopes, e.g. with tongue depressors; Instruments for opening or keeping open the mouth
    • A61B1/247Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the mouth, i.e. stomatoscopes, e.g. with tongue depressors; Instruments for opening or keeping open the mouth with means for viewing areas outside the direct line of sight, e.g. dentists' mirrors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/06Saliva removers; Accessories therefor
    • A61C17/08Aspiration nozzles
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    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 公知技術の欠点が回避され、かつ歯科医が助
手なしでも作業装置の軸部で危険に曝すことなしに患者
を治療することができ、かつこの場合に器械交換のため
の不必要なハンドグリップから免れられるように公知の
吸引カニューレを構成する。 【構成】 カニューレ1の吸引端部2に対してほぼ直角
から鈍角までの角度εを成して位置した、歯5を持つた
歯堤4に適合せしめられた幅を持つほぼU字形の付加部
10が設けられており、付加部が2つの側壁11,12
とこれらの側壁を結合する頂部片13とを有しており、
カニューレ1の吸引開口3が“U”10の側壁11;1
2の第1の側壁内に開口しており、かつ“U”10の、
吸引開口に配設された側壁11;12に対向して配置さ
れた第2の側壁12;11が第1のものに対して高さを
ずらされており、かつ“U”10の頂部片13が歯を有
する歯堤4を覆い係合するように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用の吸引カニューレ
に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科の診療では形成(Praepara
tion)は口の領域内で実施されなければならず、高
速回転の器械で作業される。これらの器械で治療される
歯の箇所は冷却を必要とし、そのためにはドリルヘッド
またはタービンヘッドは水ノズルを備えており、水ノズ
ルは治療領域に向けられる。歯科医は作業に光を必要と
する;十分な照明を得るためには治療用照明の光束が口
腔内へ向けられるが、所望の照明を達成するためには口
をよく開ける必要がある。この照明を改善するためには
歯科医は歯鏡を用い、歯鏡でもって作業の進行を監視す
ることができる。歯科医はこの歯鏡でもって舌または頬
の内面を挿入された作業装置で損傷されないように守る
こともできる。この作業では通常助手が補助し、助手は
噴霧された水を吸引するために吸引カニューレを治療領
域に保持する。同時に歯科医の歯鏡によって守られない
頬の内面または舌がこの吸引カニューレでもって、この
吸引カニューレがいわば遮蔽膜として働いて、頬の治療
領域に向いた部分および舌の治療領域に向いた部分を押
戻し、そのようにして歯科医の作業装置の軸部による危
険を取除くことによって守られる。
【0003】ところで補助する助手を常には使えず、か
つ歯科医は助手なしでやらなければならない;その場合
には患者を危険に曝したり、あるいは歯科医は治療経過
を阻害する作業装置軸部の交換(それにはハンドグリッ
プが必要である)を余儀なくされたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の欠点が回避され、かつ歯科医が助手なしでも作業装置
の軸部で危険に曝すことなしに患者を治療することがで
き、かつこの場合に器械交換のための不必要なハンドグ
リップから免れられるように公知の吸引カニューレを構
成することであり、さらにこの構成は簡単かつ確実に使
用可能であり、かつ経済的に製作可能でなければならな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明の手段は、カニューレの吸引端部に対してほ
ぼ直角から鈍角までの角度εを成して位置した、歯を持
つた歯堤に適合せしめられた幅を持つほぼU字形の付加
部が設けられており、付加部が2つの側壁とこれらの側
壁を結合する頂部片とを有しており、カニューレの吸引
開口が“U”の側壁の第1の側壁内に開口しており、か
つ“U”の、吸引開口に配設された側壁に対向して配置
された第2の側壁が第1のものに対して高さをずらされ
ており、かつ“U”の頂部片が歯を有する歯堤を覆い係
合するように形成されていることである。
【0006】
【発明の効果】この構成は、歯科医の作業形式に適合せ
しめられ、かつ歯科医が治療領域の周囲の柔らかい部
分、一方の頬および他方の舌が特に保護されるように持
つことが容易にできる吸引カニューレを提供する;歯科
医は他方の手でマウスピースを保持し、かつ作業を邪魔
されずに行うことができるように形成することができ
る。
【0007】有利な構成では、付加部が有利にはプラス
チック射出成形品として構成されたカニューレに一体に
形成されている;あるいは付加部は射出成形品として、
これがカニューレの吸引開口に付加可能であるように構
成されており、そのためにはカニューレの吸引端部を形
状接続的に受容する受容接続部が付加部に設けられてい
るかまたは吸引カニューレの吸引端部が、これが形状接
続的に付加部の第1の側壁内の対応する切欠内へ挿入可
能であるように構成されている。係止手段、例えば係止
セグメントまたは係止突起が応答する係止みぞまたは係
止切欠と協働してカニューレに付加された付加部を確保
する。両実施例の最初のものは“使い捨てカニューレと
見なされるのに対して第2の実施例では付加部は交換可
能であり、したがってこの場合には普通の特殊鋼カニュ
ーレが使用可能であり、これに単数または複数の歯を持
った歯堤を覆うように係合する“U”が付加され、かつ
患者によって交換することができる。
【0008】プラスチック部材としての構成では衛生上
心配がなく、かつ消毒可能なプラスチックが配慮され、
これは(射出成形可能である場合)付加部を備えたカニ
ューレの、またはカニューレに付加可能な付加部の射出
成形法での製作を許す。歯科医はこのように構成された
吸引カニューレを口腔内へ挿入することができ、付加部
は鈍角のために治療すべき歯の両側に位置し、かつ頂部
片は歯堤に覆うように係合する。これにより治療領域は
仕切られる。この付加部の形状では両側壁は歯堤に対し
てほぼ平行に位置し、作業は顎の4つすべて四分円部内
で可能にされる。両側壁は治療領域に隣接した柔らかい
部分を治療器具による危険から保護する;この場合患者
にとって快適な舌の遊びは得られたままてあり、したが
って嚥下運動が可能である。側壁の、咬合とは反対の側
の各縁も歯堤に向けられた頂部片の縁も個々にまたは一
緒に顎もしくは口蓋の底に支持され得る;したがって歯
科医にも治療器具を案内する手の支持点が与えられ、こ
れは治療器具案内の精度をフリーハンド案内に比べて著
しく改善する。さらに治療領域の仕切りによって治療領
域内の空気の流れは著しく高められ、これは吸引の効率
を高める。この場合吸引開口はカニューレに配設された
側壁内で、その中心が治療される歯の赤道高さにほぼ位
置するように配置されている。異なる顎の大きさに対し
て、また必要により各四分円部に対してまたは治療する
歯科医の右利きか左利きかに対してU字形の基本形状は
そのままで異なる形状の吸引カニューレが可能であるこ
とは自明である。
【0009】有利な実施形では付加部が少なくとも頂部
片の領域内に付加部の開いた“U”の内部空間に向いた
鏡面を有している。頂部片上並びに場合により1つまた
は両方の側壁上のこの鏡面を用いて1つには光が“捕ら
えられ”、かつ治療領域へ反射され、かつ他には付加的
な歯鏡を必要とせずに慣れた観察方法が歯科医に与えら
れる、それというのもこのようにして構成された吸引カ
ニューレは歯鏡と同様に案内することができるからであ
る。有利な実施例においては鏡面は、少なくとも1つの
側壁および(または)頂部片の内面上に設けられた鏡面
化された面によって形成されており、面は蒸着または電
着によって設けることができる。この鏡面がプラズマイ
オン被覆法によって設けられると有利である。そのため
にはガス放電の手段でイオンが発生せしめられ、イオン
が金属被覆すべき面にぶつかり、かつここに沈着する。
先ず下層を例えば銅から設け、次いでこの上に鏡面層
を、例えばチタンまたはクロム層として設けると有利で
ある。鏡面化される内面が十分に平らに構成されている
ことは自明であり、このことは製作をこの条件に適合さ
せることによって達成することができる。
【0010】単数または複数の鏡のこの配置によって第
1に治療用照明から入射した光が治療すべき箇所へ変向
され、そのために所望の照明が保証される、この場合十
分な照明が歯における形成場所に依存することは自明で
あり、さらには治療領域を検査する可能性が歯科医に与
えられ、したがって医者は残存欠陥、特に残存虫歯を発
見することができる。歯科医は付加部を備えた吸引カニ
ューレを任意に保持して、鏡を、治療領域の照明がそれ
に最適になるように調整することができる。この十分な
照明および観察可能性が、常用の鏡を頂部片および(ま
たは)側壁の領域内に設けることによっても達成し得る
ことは自明である。
【0011】付加部を開いた“U”として構成するのが
有利であり、“U”の両側面が互いに成す角度αは40
°までの範囲内であってよい。この開きによって歯科医
は形成のために十分なスペースを歯の側面においても得
る。
【0012】治療領域へのアクセスの改善を達成するた
めには、少なくとも、吸引開口を有する第1の側壁に対
向して配置された第2の側壁が約20°までの角度βだ
け外方へ傾斜していると有利である。
【0013】下顎−頬袋(Wangentasche)
および舌底または上顎−頬袋および口蓋の形状の相違を
考慮するために、吸引開口を有する第1の側壁に対向し
て配置された、外側の第2の側壁が、第2の側壁の自由
端部が第1の側壁の上縁にこれを越えないにしても少な
くとも達するように、第1の側壁の長手方向の延びとの
間で最大30°の角度δを形成していると有利である。
【0014】付加部の頂部片および(または)第2の側
壁が第1の側壁に比べて減少せしめられた幅を有してい
ると有利である。この実施形は、吸引カニューレの付加
部の頬に向いた側面が舌に向けられた側面よりも深く頬
袋内へ係合し得ることを考慮する。小臼歯の領域内での
治療では頂部片は問題なく治療すべき歯の後方に位置し
た歯の向こうへ案内され、頂部片はこの歯に支持させる
ことさえできる;最後部の臼歯の領域内の治療では頂部
片は歯堤に覆うように係合する。
【0015】有利には少なくとも吸引開口に配設された
側壁の下縁が隆出部様に構成されていて、しかも有利に
は自由な側壁の方へ曲げられている。この隆出部が頬袋
の深さでその底にまたは歯堤に置かれ、したがってここ
に治療部位を境界で囲む閉鎖が得られる。患者にとって
治療をより耐え易くするためには付加部の頂部片の上縁
が咬合隆起部を有していると更に有利である。患者はこ
の咬合隆起部上へ“噛む”ことができ、したがって筋肉
組織を解放する。更に有利な構成では保護付加部の頂部
片の上縁が咬合隆起部を有している。
【0016】このように製作された吸引カニューレでも
って歯科医は、難しい形成をも助手なしで行うことがで
きる可能性を開く手段を得、付加部は舌底ないしは口蓋
に支持され、こうして歯科医がハンドピースを導く手の
支持に用いることができる固定点が作られる。ここでも
患者は楽にされる、それというのも常に視界内で動く助
手の手がなくなり、柔らかい部分の保護が舌の運動性を
著しく制限することなしに改善され、かつ極めて効果的
な吸引が冷却に使用される水の大部分を捕らえるので口
腔の深い部分内に集まる水量はより少量であり、これは
1つには嚥下の回数を少なくし、他には舌の運動性が維
持されているので問題なく呑み込むことができるからで
ある。最後に付加部は、ラバーダム−ゴムが付加され得
るように構成することもでき、ラバーダム−ゴムは問題
なく治療領域の周囲に保護するように置かれ、かつこれ
は吸引カニューレに作用する圧力のみによって緊張状態
に保持される。そのためには付加部の側壁は簡単な形式
で突起を設けられており、ラバーダム−ゴムはこの突起
へ掛けられて、緊張状態に保持される。
【0017】
【実施例】図1は歯科用の吸引カニューレ1の実施例の
斜視図であり、ここでは付加部10を備えた吸引端部2
が下顎の四分円部IV内に挿入されており、かつここで
歯5を有する歯堤4を覆うように係合している。付加部
の側壁11に配設された吸引カニューレ1の吸引端部2
はこの側壁を貫通して吸引開口3内へ連通している。付
加部10は側壁11,12でもって歯堤4の両側に並置
され、したがって歯5は付加部10の両側壁11,12
間にあり、付加部は舌底7および(または)頬袋8の底
9に支持される(類似の状況が他の四分円部内で相応し
て可能であることは自明である)。同一の吸引カニュー
レ1が図2に側面図で、図3に平面図で、かつ図4に正
面図で示されているが、歯を有する歯堤および周囲の柔
らかな部分を書込まれていない。
【0018】吸引カニューレ1は通常の形式で構成され
ており、これは湾曲部でもって(詳しくは図示されてい
ない)ホース接続部へ移行しており、かつ吸引カニュー
レ1の他方の端部は吸引開口3を備えた吸引端部2へ移
行している。吸引開口3を有する吸引カニューレ1へ一
体形成された(または図2による構成では差込まれた)
付加部10はほぼ“U”字形に構成されていて吸引開口
3を包含した第1の側壁11とこれに対向した第2の側
壁12とを有し、側壁は付加部10の頂部片13によっ
て互いに結合され、かつその自由端部12.1は“U”
の開放部を制限する。図1(並びに図3および図4で
も)による実施例では付加部10は吸引カニューレ1に
一体形成されており、これらの部材は有利にはプラスチ
ック射出成形品として構成されているのに対して、図2
に示された実施例では付加部10は別体の部材として製
作され、かつ差込みスリーブ24を備えており、この中
へ吸引カニューレ1の吸引端部2が形状接続によって導
入可能である。摩擦−または形状接続による安全装置を
配慮することもでき、これは吸引カニューレ1と付加部
10との結合を固定する。
【0019】両側壁11および12の幅は内部に歯を有
する顎の歯堤4の通常の高さと少なくとも同じ大きさで
あり、したがって両側壁11,12は治療位置で歯堤4
内にある歯の上縁に少なくとも達し、かつ両側壁11,
12は歯堤4の両側に置かれる。この位置を維持し得る
ためには付加部10の頂部片13が凹部14を有してお
り、したがってこの頂部は難なく歯堤4(場合によりこ
の中に存在する歯5も)を越えて案内される。凹部14
の深さは通常の歯の高さに適合されている。載置箇所に
おける過大な圧力を(特に金属製の付加部10で)回避
するためには下方の縁領域が有利には隆出部11.1な
いしは12.1を設けられている。これは一体形成によ
ってまたは金属製の付加部10では縁曲げによっても得
られる。付加部10は吸引カニューレに対して約80〜
135°の角度ε(図3)に相当する角度位置を有して
いる。吸引カニューレは、歯の形成のために付加部10
の両側壁11,12が形成すべき歯5のある顎−四分円
部の歯堤4に並んで位置するように患者の口の中に導入
することができ、各顎−四分円部に到達することができ
る。この構成によってさらに形成箇所が制限され ;そ
れにもかかわらず歯科医は形成領域に自由に到達するこ
とができ、ハンドピース−ヘッドでもって形成領域の一
層の制限が得られる。歯科医は片手で吸引カニューレ1
を、かつ他方の手で治療器具を備えたハンドピースを保
持し、かつハンドピースも吸引カニューレも4つの四分
円部の1つ内の各治療領域の場所的な条件が要求するよ
うに調整することができる。
【0020】治療領域の照明には頂部片13の内面が鏡
面15を持つており、鏡面は金属被覆された面として構
成されている。同じことが吸引開口3を備えた側壁11
に対向する位置に配置された側壁12にも該当し、ここ
のミラー16は頂部片13のミラー15に対してほぼ直
角に位置している。頂部片13のミラー15は付加部1
0に対して約20°まで外方へ傾斜しており(角度γ、
図3)、そのために入射光は良好に治療領域内へ反射さ
れる。側壁12内に設けられたミラー16の傾斜も同様
であり、約20°までの外側への傾斜が設けられている
(角度β、図4)。
【0021】図4から(頂部片13の内面と両側壁1
1,12との間に示された移行領域によって)“U”の
開放部が認められ、その角度α(図2)は実地では40
°までの範囲内にある。図4による実施例ではさらに側
壁の内面が鏡面化されており;これによりミラー15′
並びに16′,16′′(図面では遠近法的にきわめて
小さく示されている)が得られ、これらの面が製作時に
所要の平らさを有していることは自明である。光学歪み
の回避のために角のある、または丸味のある移行部は鏡
面化部から除かれている。頂部片13の内面が“折曲げ
られた”構成の場合には全部で4つのミラーが生じ、こ
れらは第1に光を治療領域内へ向け、しかしまたこれら
はさらに歯科医に周囲を含む治療領域に対する見通しを
与え、これは残存欠陥、例えば残存虫歯の認識を可能に
する。総金属被覆が有利であり、反射してはいけない内
面および外面の領域はつや消しに仕上げられている。こ
の金属総被覆は衛生の観点で有利であり、これは付加部
を隙間なく被覆し、こうして申し分のない消毒を可能に
する。
【0022】図5も付加部10の斜視図であり、付加部
の側壁11,12は頂部片13と一緒に開いた“U”を
形成しており、側面は“U”を拡開しており、したがっ
て開放部は拡大している。頂部片13は後方の張出部2
2とともに咬合隆起部21が十分なスペースを得られる
ように形成されている。側壁および頂部片13(ここで
は図4とは異なり一貫して平らに示されている)の内面
は鏡面化されており、かつミラー15′,16′,1
6′′を有し、ミラーは3つともすべて付加部の内部空
間に向けられている。側壁の外面(図には第2の側壁1
2のみ見られる)にはラバーダム−ゴムのための引掛け
突起25が設けられている。この引掛け突起は、付加部
が口内に挿入された際に歯を有した歯堤がラバーダム−
ゴムを緊張させ、こうしてこのラバーダム−ゴムのため
の有利な保持を提供するように位置している。
【図面の簡単な説明】
【図1】治療領域にある付加部を備えた吸引カニューレ
の吸引端部の斜視図である。
【図2】吸引カニューレの平面図である。
【図3】図1の吸引カニューレの側面図である。
【図4】図1の吸引カニューレの正面図である。
【図5】側方の付加的なミラーおよびラバーダム−ゴム
を備えた付加部の図である。
【符号の説明】
1 吸引カニューレ、 2 吸引端部、 3 吸引開
口、 4 歯堤、 5歯、 7 舌底、 8 頬袋、
9 底、 10 付加部、 11,12 側壁、 1
1.1,12.1 隆出部、 13 頂部片、 14
凹部、 15,15′,15′′,16,16′,1
6′′ ミラー、 21 咬合隆起部、 22 張出
部、 25 引掛け突起、 24 差込みスリーブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科用の吸引カニューレにおいて、カニ
    ューレ(1)の吸引端部(2)に対してほぼ直角から鈍
    角までの角度εを成して位置した、歯(5)を持つた歯
    堤(4)に適合せしめられた幅を持つほぼU字形の付加
    部(10)が設けられており、付加部が2つの側壁(1
    1,12)とこれらの側壁(11,12)を結合する頂
    部片(13)とを有しており、カニューレ(1)の吸引
    開口(3)が“U”(10)の側壁(11;12)の第
    1の側壁内に開口しており、かつ“U”(10)の、吸
    引開口(3)に配設された側壁(11;12)に対向し
    て配置された第2の側壁(12;11)が第1のものに
    対して高さをずらされており、かつ“U”(10)の頂
    部片(13)が歯を有する歯堤(4)を覆い係合するよ
    うに形成されていることを特徴とする、歯科用の吸引カ
    ニューレ。
  2. 【請求項2】 付加部(10)がカニューレ(1)に一
    体に形成されている、請求項1記載の吸引カニューレ。
  3. 【請求項3】 付加部(10)がカニューレ(1)の吸
    引開口(3)に付加可能である、請求項1記載の吸引カ
    ニューレ。
  4. 【請求項4】 付加部(10)が少なくとも頂部片(1
    3)の領域内に付加部(10)の開いた“U”の内部空
    間に向けられた鏡面(15;16)を有している、請求
    項1から3までのいずれか1項記載の吸引カニューレ。
  5. 【請求項5】 単数または複数の鏡面(15,16)が
    少なくとも1つの側壁(11;12)および(または)
    頂部片(13)の内面に設けられた、鏡面化された面
    (15′,16′,16′′)によって形成されてい
    る、請求項4記載の吸引カニューレ。
  6. 【請求項6】 第1の側壁(11)、第2の側壁(1
    2)および頂部片(13)によって形成された“U”が
    約40°までの開角αを持つ開放形状を有している、請
    求項1から5までのいずれか1項記載の吸引カニュー
    レ。
  7. 【請求項7】 少なくとも、吸引開口(3)を有する第
    1の側壁(11)に対向して配置された第2の側壁(1
    2)が約20°までの角度βだけ外方へ傾斜している、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の吸引カニュー
    レ。
  8. 【請求項8】 吸引開口(3)を有する第1の側壁(1
    1)に対向して配置された第2の側壁(12)の長手方
    向の延びの方向が、第2の側壁(12)の自由端部(1
    2.1)が第1の側壁(11)の上縁に少なくとも達す
    るように、第1の側壁の長手方向の延びとの間で最大3
    0°の角度δを形成している、請求項1から7までのい
    ずれか1項記載の吸引カニューレ。
  9. 【請求項9】 “U”(10)の頂部片(13)および
    (または)吸引開口(3)を有する第1の側壁(11)
    に対向して配置された第2の側壁(12)が第1の側壁
    (11)よりも小さな幅を有している、請求項1から8
    までのいずれか1項記載の吸引カニューレ。
  10. 【請求項10】 少なくとも吸引開口(3)に配設され
    た第1の側壁(11)の下縁が載置隆出部(11.1)
    として構成されていて、しかも曲げられており、かつ付
    加部(10)の頂部片(13)が咬合隆起部(21)を
    有している、請求項1から9までのいずれか1項記載の
    吸引カニューレ。
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