JPH0795869B2 - プロセス制御設備診断装置 - Google Patents

プロセス制御設備診断装置

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JPH0795869B2
JPH0795869B2 JP2216680A JP21668090A JPH0795869B2 JP H0795869 B2 JPH0795869 B2 JP H0795869B2 JP 2216680 A JP2216680 A JP 2216680A JP 21668090 A JP21668090 A JP 21668090A JP H0795869 B2 JPH0795869 B2 JP H0795869B2
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process control
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洋 斎藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プロセス制御設備における診断装置に関す
る。
[従来の技術] 従来より、製鉄所には、各工場毎にプロセス制御用のコ
ンピュータ(以下、プロコンと称す)が多数散在設置さ
れている。各々のプロコンは、それぞれのシステムの稼
働情況及びシステム異常に関する情報を大量に出力す
る。これらの情報は、システム毎に異なり、複雑かつ難
解であり、それの解析には長時間を要する。また、シス
テムがそれぞれ独立しているので、各プロコンが出力す
る情報を得るためには、そのシステムの計算機室に出向
いてタイプライタの出力を参照しなければならない。従
って、異常調査の定常業務においては、従来より、保守
員が各計算機室へ毎日出向いて、タイプライタの出力を
点検し、必要に応じて修理を行なっている。
遠隔保守診断方式の従来技術としては、例えば特開昭53
−74860号公報に開示されたものが知られている。これ
は、ハードウェア及びシステムソフトウェアの属人的保
守診断に関するものであり、多種の計算機出力にパラレ
ルに接続し、ハード及びソフト全般の情報をリアルタイ
ムに収集して蓄積する。この情報を遠隔地から電話回線
を通して収集し、解析して設備診断する。この方式を既
設の計算機上に構築する場合、既設の計算機のソフト及
びハードを全く変更する必要がなく、どの機種でも接続
可能である。
[発明が解決しようとする課題] 例えば管理用のコンピュータを、オンラインによって、
独立した多数のプロコンと接続すれば、情報の収集や解
析が容易になり、上記のような定常業務を簡単にでき
る。
しかしながら、上記のようなシステムを構築するために
は、全てのプロコンにデータ伝送用のハードウェアを追
加するとともに、各々のソフトウェアにも大幅な変更を
加える必要があるので、システムの改造に伴なうコスト
が膨大になる。
本発明は、多数の独立したプロコンの情報を中央で集中
的に収集及び解析しうるシステムを低コストで提供する
ことを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、プロセ
ス制御用の計算機及び該計算機と所定のインターフェー
スを介して接続されたプリンタなどの出力端末装置を含
む1つ以上のプロセスユニツト;前記プロセスユニツト
の前記インターフェースに、並列的もしくは直列的に接
続された接続手段を介してそれと接続され、前記計算機
の出力する情報を収集して蓄積するとともに、通信回線
からの情報要求に応答して、蓄積した情報を該通信回線
に出力する情報収集ユニツト;及び1つ以上の情報収集
ユニツトと通信回線を介して接続され、各情報収集ユニ
ツトに蓄積された情報を収集してそれを解析及び診断す
る1つの診断ユニツト;を設ける。
[作用] 本発明においては、各プロコンの生成した情報をそれに
接続されたパーソナルコンピュータのような情報収集ユ
ニツトが取り込んでその内部に蓄積する。この情報収集
ユニツトは、計算機、即ちプロコンとその端末装置(例
えばプロコン)とを接続するインターフェースに並列的
もしくは直列的に接続され、計算機が端末装置に出力す
る情報を端末装置とともに、もしくは端末装置に代わっ
て受取る。
従って、情報収集ユニツトに情報を出力するために、プ
ロコン自体には特別なハードウェアやソフトウェアを追
加するような改造を施す必要は全くないので、システム
の変更に伴なうコストは最小限に抑えることができる。
情報収集ユニツトは、通信回線を介して中央の診断ユニ
ツトと接続されており、診断ユニツトからの情報要求に
応答して、それの内部に蓄積された情報を取出して通信
回線に送り出す。診断ユニツトは通信回線を介して送ら
れる各情報収集ユニツトからの情報を収集して解析及び
診断を実行する。
従って、多数のプロコンの各々に情報収集ユニツトを接
続し、通信回線を介して診断ユニツトに多数の情報収集
ユニツトを接続すれば、遠隔地に散在した多数のプロコ
ンの情報を中央で集中的に解析し診断できる。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照した
実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第1図に、本発明を実施するシステムの構成例の概略を
示す。
第1図に示すように、この例では、計算機室にあるプロ
コン10は、プロセス制御を実行しながら、システムエラ
ー情報,オンラインプログラムエラー情報及びシステム
警報を逐次出力する。システムエラー情報としては、中
央処理装置に関する、CPUエラー,メモリエラー,OSルー
プ,及びディスクエラーと、入出力装置に関する、タイ
プライタ,ラインプリンタ,カードリーダ及びCRTのエ
ラーがある。またオンラインプログラムエラー情報とし
ては、アプリケーションに関するデータエラーと合理性
エラー,データ伝送に関するシーケンスエラーとデータ
エラー,電気系に関するシーケンサエラーとセンサエラ
ー,及び計装に関するマイコンエラーとセンサエラーが
ある。またシステム警報としては、電源電圧異常,電源
電流異常,筺体温度異常,室内温度異常,及び磁気ディ
スク振動異常がある。
システムエラー情報及びオンラインプログラムエラー情
報は、所定の出力処理により、タイプライタ出力インタ
ーフェース11に出力される。システム警報は、所定のリ
レー接点出力のオン/オフとして出力される。
タイプライタ出力インターフェース11には、接続ケーブ
ルを介して図示しないタイプライタが接続されている
が、そのケーブルの途中に、信号変換器40が接続されて
おり、この変換器40に情報収集装置20が接続されてい
る。この実施例では、情報収集装置20のハードウェアと
して、日本電気株式会社製のPC9801シリーズのパーソナ
ルコンピュータを用いている。プロコン10が出力するエ
ラー情報は、RS−232Cインターフェース21を介して情報
収集装置20に入力される。この情報は、エラー情報編集
処理24によって所定の編集処理が施された後、データベ
ース25に登録される。データベース25の記憶装置として
は、記憶容量が40メガバイトのハードディスクを利用し
ている。
情報収集装置20は、もう1つのRS−232Cインターフェー
ス22及び電話回線制御装置(モデム)23を介して電話回
線50に接続されている。
一方、計装センターには、診断装置30が設けられてお
り、これも電話回線制御装置(モデム)31を介して電話
回線50と接続されている。従って診断装置30は、電話回
線を介して、遠隔地に存在する多数の情報収集装置20
(第1図では1つだけを示す)との間で、必要に応じて
通信回線を接続することができる。この例では、診断装
置30のハードウェアとして、情報収集装置と同様にPC98
01シリーズを利用している。また補助記憶装置として
は、記憶容量が650メガバイトの光磁気ディスクを用い
ている。この診断装置30は、所定のエラー情報解析処理
によって、各地の情報収集装置20から受信したデータを
処理し、受信データ及び解析結果をデータベースに登録
する。
第2a図,第2b図,第2c図,第2d図及び第2e図に、各地の
プロコンと情報収集装置との接続状態を示す。第2a図の
例では、プロコン(YEWCOM−800)にメッセージ出力用
の2台のタイプライタ(T/W)が各々独立したインター
フェースを介して接続されている。一方のインターフェ
ースがRS−423A(カレントループ)になっており、この
インターフェースケーブルのループの途中に、情報収集
装置20Aの拡張インターフェース(SIO−2:RS−232C)が
接続されている。
第2b図の例では、プロコン(V−90,T−40)に、コンソ
ールCRTが接続され、このコンソールCRTの出力のセント
ロニクス仕様のインターフェースに、セーブル切換ボッ
クス(BOX)を介してプリンタが接続されている。ケー
ブル切換ボックスには、更に変換装置60が接続されてい
る。この変換装置60は、セントロニクス仕様のインター
フェースからデータを取込んで内部のバッファメモリに
一時的に蓄積した後、それに設けられたRS−232Cインタ
ーフェースからデータを出力する。出力されるデータ
は、情報収集装置20Bのインターフェース(RS−232C)
に入力される。
第2c図の例では、プロコン(PFU−1500)のインターフ
ェースに接続されていた旧型のコンソール(タイプライ
タとカードリーダの組合せ)を取外し、それの代わりに
インテリジェント端末装置70を接続してある。このイン
テリジェント端末装置70のRS−232Cインターフェース
に、情報収集装置20CのRS−232Cインターフェースを接
続してある。インテリジェント端末装置70は、プロコン
からタイプライタインターフェーシを介して入力した情
報を内部のメモリに取込むとともに、その情報をRS−23
2Cインターフェースを介して情報収集装置20Cの出力す
る。
第2d図の例では、プロコン(T−7/70G)の出力にダイ
アブロータイプライタインターフェース80を介してプリ
ンタを接続してあり、このインターフェース80の基板内
からRS−232Cインターフェース信号を取り出し、この信
号のケールを情報収集装置20DのRS−232Cインターフェ
ースに接続してある。
第2e図の例では、プロコン(H−80)にコンソールCRT
が接続されており、このコンソールに設けられたRS−23
2Cインターフェースに接続したケーブル90に、プリンタ
が接続されている。この例では、ケーブル90の途中に、
それと並列にケーブル95を接続し、ケーブル95を情報収
集装置20EのRS−232Cインターフェースに接続してあ
る。
以上のとおり、第2a図,第2b図,第2c図,第2d図及び第
2e図のいずれの例においても、各プロコンとそれに接続
される端末装置とのインターフェースに並列的又は直列
的に情報収集装置(20A〜20E)が接続されているので、
プロコンに関しては、ハードフェア及びソフトウェアに
ついて何ら変更や追加を加える必要がない。また、情報
収集装置においては、標準のRS−232Cインターフェース
にプロコンからのデータが入力されるので、データ収集
のためのソフトウェアを複数の情報収集装置の間で共通
化しうる。
情報収集装置20におけるソフトウェアの構成を第3図に
示し、メモリマップを第4図に示し、情報の流れを第7
図に示す。各図を参照して、情報収集装置を説明する。
この例では、PC−TRONシステムを用いてマルチタスク処
理を実現し、またSMXシステムを用いてマルチコンソー
ル処理を実現し、更に、TRAUXシステムを使用してマル
チ通信処理を実現している。実際には、マルチタスク機
能を用いて、フォアグラウンドタスクでコンソールから
の入力に応じた編集等の処理を実行し、第1のバックグ
ランドタスク(アラーム収集タスク)でアラーム情報の
収集、つまりプロコン10が出力する情報の受信及び受信
したデータのデータベースへの登録を処理し、第2のバ
ックグラウンドタスク(遠隔伝送タスク)で、データベ
ースと計装センターの診断装置30との間でのデータ伝送
処理を実行する。これら3つのタスクは実質上同時に、
つまり並列的に実行しうる。コンソールの表示画面に
は、3つの独立したタスクの各々に割り当てられた情報
を同時に、もしくは必要な一部のタスクの情報だけを切
換えて表示することができる。
フォアグラウンドタスクは、オペレーティングシステム
(マイクロソフト社製のMS−DOS)に備わったコマンド
シェル(COMMAND.COM)で処理している。また、遠隔伝
送タスクは、市販のソフトウェア(MP−彩)を利用して
処理している。アラーム収集タスクの概略を第5図に示
す。
第5図を参照して説明する。まず最初に、メモリクリア
などの初期化を実行し、次にデータを格納するためのフ
ァイルをオープンする。オープン対象のファイルは、現
在の日付と一致するファイル名のものする。ファイルが
存在しない時には新しく作成し、ファイルが存在する時
には、それを開いてデータを追加できるようにする。こ
の後、データ受信のための処理をループ状に繰り返す。
この時、受信したデータのコードが常時チェックされ、
送信終了コードか否か、及び不要コードか否かが判定さ
れる。受信したデータが通常のコードである時には、そ
れを所定の受信データバッファ(メモリ)にストアする
が、不要コードに対してはそれを無視する。受信データ
バッファ上のデータは、それが所定量に達する毎に、予
めオープンしてあるファイルに書込まれる。不要コード
はバッファに書込まれないので、ファイルにも書込まれ
ない。終了コードを検出すると、ファイルに書込まれた
データをCRT表示装置上に表示する。続いて、時刻情報
があるか否かをチェックする。時刻情報があれば、一
担、ファイルをクローズする。そして、時刻情報に含ま
れる日付を識別し、それが前の日付と違っていれば、新
規ファイルを新しい日付の名称でオープンする。日付の
変化がなければ、前と同じファイルを追加モードで再オ
ープンする。以後、同様にして受信処理を繰り返す。
第6a図は第5図の実際の処理を示しており、第6b図及び
第6c図は、それぞれ、第6a図のデータファイリング処
理,及びキー入力処理を示している。
[発明の効果] 以上のとおり本発明によれば、多数のプロコンの各々に
情報収集ユニツトを接続し、通信回線を介して診断ユニ
ツトに多数の情報収集ユニツトを接続すれば、遠隔地に
散在した多数のプロコンの情報を中央で集中的に解析し
診断できる。しかも、情報収集ユニツトに情報を出力す
るために、プロコン自体には特別なハードウェアやソフ
トウェアを追加するような改造を施す必要は全くないの
で、システムの変更に伴なうコストは最小限に抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するシステムの構成例を示すブ
ロック図である。 第2a図,第2b図,第2c図,第2d図及び第2e図は、実施例
のシステムにおける各地のプロコンと情報収集装置との
接続状態を示すブロック図である。 第3図,第4図及び第7図は、それぞれ、第1図のシス
テムの情報収集装置20における、ソフトウェアの構成を
示すブロック図,メモリマップ,及びデータの流れを示
すブロック図である。 第5図は情報収集装置20のアラーム収集タスクの概略を
示すフローチャート、第6a図,第6b図,及び第6c図は、
アラーム収集タスクの実際の処理を示すフローチャート
である。 10:プロセス制御用コンピュータ 11:タイプライタ出力インターフェース 20,20A〜20E:情報収集装置 21,22:インターフェース 25:データベース 30:診断装置 50:電話回線 60:変換装置 70:インテリジェント端末装置 90,95:ケーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセス制御用の計算機及び該計算機と所
    定のインターフェースを介して接続されたプリンタなど
    の出力端末装置を含む1つ以上のプロセスユニツト; 前記プロセスユニツトの前記インターフェースに、並列
    的もしくは直列的に接続された接続手段を介してそれと
    接続され、前記計算機の出力する情報を収集して蓄積す
    るとともに、通信回線からの情報要求に応答して、蓄積
    した情報を該通信回線に出力する情報収集ユニツト;及
    び 1つ以上の情報収集ユニツトと通信回線を介して接続さ
    れ、各情報収集ユニツトに蓄積された情報を収集してそ
    れを解析及び診断する1つの診断ユニツト; を備えるプロセス制御設備診断装置。
JP2216680A 1990-08-17 1990-08-17 プロセス制御設備診断装置 Expired - Lifetime JPH0795869B2 (ja)

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JPH0498997A JPH0498997A (ja) 1992-03-31
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