JPH079578A - 表皮付合成樹脂ビーズ発泡成形品の製造方法 - Google Patents

表皮付合成樹脂ビーズ発泡成形品の製造方法

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JPH079578A
JPH079578A JP5176189A JP17618993A JPH079578A JP H079578 A JPH079578 A JP H079578A JP 5176189 A JP5176189 A JP 5176189A JP 17618993 A JP17618993 A JP 17618993A JP H079578 A JPH079578 A JP H079578A
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JP
Japan
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synthetic resin
mold
resin sheet
foam
sheet
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JP5176189A
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English (en)
Inventor
Norihito Yasugata
紀人 安形
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Publication date
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Publication of JPH079578A publication Critical patent/JPH079578A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯材及び表皮材間の接合強度及び外観に優れ
た表皮付合成樹脂ビーズ発泡成形品を簡易、安価、且
つ、安全に製造できる方法を提供する。 【構成】 所定のキャビティ形状を有する金型内3に、
金型3のキャビティ形状に略合致し、最終成形品の芯層
を構成することとなる合成樹脂ビーズ発泡成形体(例え
ば、オレフィン樹脂ビーズ発泡体)1と、最終成形品の
表皮層を構成することとなる合成樹脂シート2と、を配
置し、その後、金型3の型締めを行った後、上記シート
2の融点以上に加熱して、上記発泡成形体1の少なくと
も上記シート1との接触面側部分を構成する合成樹脂ビ
ーズ粒11の間隙に、溶融した合成樹脂を侵入させ、次
いで冷却して、該発泡成形体1と該シート2の一体化を
図りつつ、且つ、該樹脂シート2を金型3の内面形状に
対応させ賦形することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表皮付合成樹脂ビーズ
発泡成形品(以下、「表皮付ビーズ発泡品」という。)
の製造方法に関し、更に詳しく言えば、合成樹脂シート
からなる表皮材を強固に接合した合成樹脂ビーズ発泡成
形体(以下、「ビーズ発泡体」という。)の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビーズ発泡体(品)は、軽
量、軟質で、且つ衝撃強度も高いため、自動車の内装部
品等として広く利用されている。そして、この発泡体の
表面には、装飾等の目的で合成樹脂シート(以下、「樹
脂シート」という。)からなる表皮材が装着されること
が多い。この様な表皮付ビーズ発泡品の製造方法として
は、発泡成形されたビーズ発泡体の表面に、予め、真
空成形若しくは圧空成形等により該発泡体の表面形状に
あわせて賦形された表皮層(材)を接着剤等を用いて貼
着する方法が広く用いられている。
【0003】また、図5に示す様に、所定のキャビティ
形状を有する金型7a内に、表皮材6aを配置すると共
に、合成樹脂ビーズ51aを充填し、更に、同キャビテ
ィ内へ、各金型71a、72aの壁面に多数設けられた
コアベント711a及び721aより加熱媒体(スチー
ム)を導入し、合成樹脂ビーズ51aの発泡と、芯材5
a及び表皮材6aの接合を同時に行う方法も知られてい
る。ところが、このスチームの熱及びビーズ粒の発泡圧
等により、上記コアベント711aのスリット断面の形
状跡が、表皮材6aの表面に残り、最終製品の外観を著
しく損ねることが多い。この為、図6に示す様に、コ
アベント711b、721bを備えた金型7bの内部
に、通気性を有する所定の表皮材6b及び6cを重ねて
配置し、合成樹脂ビーズ51bの発泡と、芯材5b及び
表皮材6bの接合を同時に行った後に、外側の表皮材6
cの剥離を行うことにより、外観の優れた表皮付ビーズ
発泡品を製造する方法も提案されている(特公昭63−
27181号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の製造
方法では、工程数が多く、製造作業が煩雑であり、ま
た、芯材となる発泡体が複雑な形状を有する場合には、
表皮材の貼着作業が困難であると共に、芯材と表皮材の
間の接合強度が不十分となり易い。更に、この製造方法
では、芯材と表皮材の間の接合に接着剤等が用いられる
ため(上記の製造方法においても必要に応じて用いら
れる。)、現場作業者の健康を損ないかねない。また、
上記の如く、真空成形等を用いた賦形を行う場合には、
通気性を有する表皮材を用いるのが実質上困難となる。
一方、上記の製造方法の場合には、表皮材6b、6c
が不織布、多孔質樹脂シート等の通気性を有する素材に
限定されている。また、金型7bの内部に、完成品の表
皮層を構成しない余分な表皮材6cを配置する必要があ
り、更に成形完了後にはこれを剥離する必要があるた
め、製造工程が複雑になると共に、製造コストが高くな
り易い。
【0005】本発明は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、表皮材が通気性を有するか否かを問わずに利用
でき、芯材及び表皮材間の接合強度に優れると共に、外
観に優れた表皮付ビーズ発泡品を簡易にして、安価、且
つ、安全に製造できる方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第1発明の表皮付ビー
ズ発泡品の製造方法は、所定のキャビティ形状を有する
金型内に、該金型のキャビティ形状に略合致し、最終成
形品の芯層を構成することとなるビーズ発泡体と、最終
成形品の表皮層を構成することとなる樹脂シートと、を
配置し、その後、該金型の型締めを行った後、上記樹脂
シートの融点以上に加熱して、上記ビーズ発泡体の少な
くとも上記樹脂シートとの接触面側部分を構成する合成
樹脂ビーズ粒(以下、「ビーズ粒」という。)の間隙
に、溶融した合成樹脂を侵入させ、次いで冷却して、該
ビーズ発泡体と該樹脂シートの一体化を図りつつ、且
つ、該樹脂シートを上記金型の内面形状に対応させ賦形
することを特徴とする。
【0007】上記「ビーズ発泡体」の材質は、本発明の
目的を達成できる限りにおいて特に問わない。例えば、
本第2発明に示す様に、ポリプロピレン、ポリエチレン
等のポリオレフィン系合成樹脂の他に、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル等の熱可塑性合成樹脂を選択することが
できる。特に、前者の場合(即ち、オレフィン樹脂ビー
ズ発泡体を用いる場合)には、最終成形品の衝撃回復性
等が優れることになる。また、上記「樹脂シート」の材
質も、上記加熱により溶融し、ビーズ粒の間隙に侵入で
き、上記冷却に伴い上記金型の内面形状に追従して固化
するものであれば特に問わない。更に、この「樹脂シー
ト」には、EVA、EPR等のゴム状素材からなるシー
トも含まれる。
【0008】更に、上記「ビーズ発泡体」として、オレ
フィン樹脂ビーズ発泡体等を用いた場合には、上記第2
発明に示す様に、上記加熱温度が140℃以下で、且
つ、上記合成樹脂シートを構成する樹脂の融点を100
℃以下とすることが好ましい。この加熱温度が、140
℃を越えると上記発泡体を構成するビーズ粒自体に収縮
が起こり、発泡体が変形する。また、上記融点が100
℃を越える樹脂からなる樹脂シートでは、この加熱温度
(140℃以下)の下で溶融しても充分な流動性が得ら
れず、十分にビーズ粒の間隙に侵入できないためであ
る。
【0009】
【作用】本発明の製造方法では、金型内に、そのキャビ
ティ形状に略合致したビーズ発泡体と、同成形品の表皮
層を構成することとなる樹脂シートと、を配置する。こ
の様に、金型内に配置される合成樹脂ビーズが既に発泡
済みであるため、最終製品の外観不良の原因となるコア
ベント等を金型の壁面に設ける必要がなくなる。その
後、上記金型の型締めをした後、上記樹脂シートの融点
以上に加熱する。その結果、上記ビーズ発泡体の少なく
とも該樹脂シートとの接触面側部分を構成するビーズ粒
の間隙に、溶融した合成樹脂が侵入する。そして、上記
金型を冷却することにより、上記ビーズ粒の間隙に侵入
した合成樹脂が融着、固化する。従って、この侵入した
樹脂がアンカー作用(投錨作用)を有するので、上記樹
脂シートは上記ビーズ発泡体にしっかりと固定され、両
者は一体化することになる(図4参照)。この様に、本
発明では、接着剤等を用いず、且つ、工程を複雑化させ
ずに、強固な接合強度をもって、表皮層を芯層に装着す
ることができる。
【0010】一方、この加熱及び冷却に伴い、上記樹脂
シートが金型の内面形状に対応して賦形される。従っ
て、表皮材を真空成形等により、ビーズ発泡体の表面形
状にあわせて賦形する必要がないため、表皮材が通気性
を有するか否かに係わらず使用することができる。ま
た、上記金型の内壁に、所定の突起等を設け、表皮材の
表面に模様として転写することも容易である。
【0011】また、本第2発明の製造方法では、上記ビ
ーズ発泡体として、オレフィン樹脂ビーズ発泡体を用い
る。この結果、最終成形品の衝撃回復性等が、特に、優
れることになる。また、同発明においては、上記加熱温
度を140℃以下、上記樹脂シートを構成する樹脂の融
点を100℃以下とする。この結果、適度な加熱条件の
下で、樹脂シートが十分な流動性を確保しながら溶融
し、オレフィン樹脂ビーズ発泡体に、表皮材が強固に接
合されることとなる。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。本実施例に示す表皮付ビーズ発泡品は、自動車用の
コンソールスリッドであり、図2に示す様に、芯層
(材)1と表皮層(材)2により構成されている。この
コンソールスリッドは、以下の様にして製造されたもの
である。
【0013】先ず、図1に示す様に、所定の加熱、冷却
装置を具備した下型31上に、略板状のポリプロピレン
樹脂ビーズ発泡体1(商品名「エペランPP−45」、
鐘淵化学工業社製)を配置した。尚、この発泡体1は、
所定の成形型に、発泡用樹脂ビーズを充填して、加熱発
泡させたもので、その上側に位置する隅部121、12
2を除く部分が、本実施例で用いた金型3のキャビティ
形状と略対応する形状を有している。次いで、この発泡
体1上に、EVA樹脂(酢酸ビニル30重量%、エチレ
ン70重量%からなる樹脂、積水化学社製)からなる略
板状の樹脂シート2を配置した後に、その上に所定の加
熱、冷却装置を具備した上型32上を被せ、図2に示す
様に、金型の型締めを行った。
【0014】次いで、140℃の温度の下で、3分間加
熱した後に、5分間冷却し、脱型して成形品を取り出し
た。このとき、上記樹脂シート2と共に、上記発泡体1
の隅部も、金型の内面形状に対応して賦形されていた。
尚、上記発泡体1は、上記金型内に配置する前の段階
で、同金型3の内面形状にピッタリと一致する様に、細
部(例えば、上記隅部121、122)まで賦形されて
いたり、表面加工(例えば、余分な部分を刃物等で切り
落とす等)が施されていてもよいし、上記実施例に示す
様に、上記金型3内で細部の調整を行ってもよい。
【0015】以上の様に、本実施例では、表皮材2の装
着段階で、コアベント等が設けられた金型を用いる必要
がなかったため、最終成形品の外観が優れていた。ま
た、上記加熱段階で、樹脂シート2より溶融した合成樹
脂が、図4に示す様に成形体1を構成するビーズ粒の間
隙にしっかりと溶着、固化したため、芯層(材)1と表
皮層(材)2の接合強度が高かった。この様に、本実施
例では、接着剤等を用いず、且つ、工程を複雑化させず
に、強固な接合強度をもって装着された表皮層を有する
ビーズ発泡品(体)を製造することができた。
【0016】また、上記実施例においては、比較的単純
なキャビティ形状を有する金型を用いたが、図4に示す
様な複雑なキャビティ形状を有する金型3aを用いるこ
ともできる。この場合には、芯材1aとなる発泡体が複
雑な形状を有していても、表皮材2aの装着作業が容易
であると共に、芯材1aと表皮材2aの間の接合強度が
十分となる。
【0017】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
本実施例では、通気性を有さない樹脂シートを用いた
が、通気性を有する樹脂シートに対しても本発明を適用
することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程を複雑化せず
に、優れた外観を有し、且つ、強固に接合された表皮層
を有する表皮付ビーズ発泡品を製造することができる。
また、本発明では、製造コストを高騰化させることはな
いと共に、接着剤等を用いないため、作業者の健康を害
さず、また装着する表皮材が通気性を有するか否かも問
わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例において、金型内にビーズ発泡体と樹
脂シートを配置する状態を示す縦断面図である。
【図2】本実施例において、金型の型締めを行った状態
を示す縦断面図である。
【図3】本実施例において、ビーズ発泡体と樹脂シート
の接合状態を示す一部縦断面図である。
【図4】本実施例の変形例において、金型の型締めを行
った状態を示す縦断面図である。
【図5】従来例の表皮付ビーズ発泡品を製造する方法を
示す縦断面図である。
【図6】従来例の表皮付ビーズ発泡品を製造する方法を
示す一部縦断面図である。
【符号の説明】
1;ビーズ発泡体、11;樹脂ビーズ、2;樹脂シー
ト、3;金型、31;下型、32;上型。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のキャビティ形状を有する金型内
    に、該金型のキャビティ形状に略合致し、最終成形品の
    芯層を構成することとなる合成樹脂ビーズ発泡成形体
    と、最終成形品の表皮層を構成することとなる合成樹脂
    シートと、を配置し、 その後、該金型の型締めを行った後、上記合成樹脂シー
    トの融点以上に加熱して、上記合成樹脂ビーズ発泡成形
    体の少なくとも上記合成樹脂シートとの接触面側部分を
    構成する合成樹脂ビーズ粒の間隙に、溶融した合成樹脂
    を侵入させ、次いで冷却して、該合成樹脂ビーズ発泡成
    形体と該合成樹脂シートの一体化を図りつつ、且つ、該
    合成樹脂シートを上記金型の内面形状に対応させ賦形す
    ることを特徴とする表皮付合成樹脂ビーズ発泡成形品の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記合成樹脂ビーズ発泡成形体は、オレ
    フィン樹脂ビーズ発泡成形体であり、上記加熱温度が1
    40℃以下で、且つ、上記合成樹脂シートを構成する樹
    脂の融点が100℃以下である請求項1記載の表皮付合
    成樹脂ビーズ発泡成形品の製造方法。
JP5176189A 1993-06-23 1993-06-23 表皮付合成樹脂ビーズ発泡成形品の製造方法 Pending JPH079578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171104A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Sekisui Plastics Co Ltd 積層体の製造方法及び積層体
CN115476564A (zh) * 2022-10-08 2022-12-16 南京给力新材料有限公司 一种以改性聚丙烯发泡成型体为芯层的复合材料及其制备方法

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