JPH0795752A - タービン発電機 - Google Patents
タービン発電機Info
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- JPH0795752A JPH0795752A JP23639593A JP23639593A JPH0795752A JP H0795752 A JPH0795752 A JP H0795752A JP 23639593 A JP23639593 A JP 23639593A JP 23639593 A JP23639593 A JP 23639593A JP H0795752 A JPH0795752 A JP H0795752A
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- JP
- Japan
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- rotor
- stator
- turbine generator
- damper device
- cylindrical
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】不平衡負荷による逆相成分や高調波成分によっ
て引き起こされる回転子の温度上昇が低減されることは
勿論のこと、さらにこの不平衡負荷による逆相成分や高
調波成分に基づいて生ずるトルク脈動も低減できるよう
になしたタービン発電機を提供する。 【構成】固定子1と回転子3との間に形成される空隙内
に、回転子3と同芯円状に形成され、かつ回転自在に形
成された回転ダンパ装置5を設けるようにした。
て引き起こされる回転子の温度上昇が低減されることは
勿論のこと、さらにこの不平衡負荷による逆相成分や高
調波成分に基づいて生ずるトルク脈動も低減できるよう
になしたタービン発電機を提供する。 【構成】固定子1と回転子3との間に形成される空隙内
に、回転子3と同芯円状に形成され、かつ回転自在に形
成された回転ダンパ装置5を設けるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタービン発電機の改良に
係り、特に、ダンパを具備しているタービン発電機の改
良に関するものである。
係り、特に、ダンパを具備しているタービン発電機の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されているこの種タービ
ン発電機は、塊状鉄心を用いた円筒形の回転子が用いら
れている。そして塊状鉄心の表面には、界磁巻線を収め
るためのスロットが設けられており、このスロット内に
界磁巻線およびダンパバーが収納され、ウエッジにてこ
れらが飛び出さないように形成されている。
ン発電機は、塊状鉄心を用いた円筒形の回転子が用いら
れている。そして塊状鉄心の表面には、界磁巻線を収め
るためのスロットが設けられており、このスロット内に
界磁巻線およびダンパバーが収納され、ウエッジにてこ
れらが飛び出さないように形成されている。
【0003】このように構成された回転子において、運
転時においては、不平衡負荷による逆相成分や高調波成
分のため、機内に発生する非同期磁場によって塊状鉄心
に渦電流が誘導され、回転子が加熱されるが、一般には
この加熱を防止するために、例えば特公昭60−343
40号公報に記載されているように、塊状鉄心の表面に
流れる電流をウエッジを介してダンパバーに導びき、回
転子の熱的バランスを取るようにしている。
転時においては、不平衡負荷による逆相成分や高調波成
分のため、機内に発生する非同期磁場によって塊状鉄心
に渦電流が誘導され、回転子が加熱されるが、一般には
この加熱を防止するために、例えば特公昭60−343
40号公報に記載されているように、塊状鉄心の表面に
流れる電流をウエッジを介してダンパバーに導びき、回
転子の熱的バランスを取るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
タービン発電機においては、このダンパの作用により不
平衡負荷による逆相成分や高調波成分によって引き起こ
される回転子の温度上昇は防止されるが、しかし逆相成
分や高調波成分によって発生する回転子のトルク脈動に
ついては何ら配慮がなされていない。
タービン発電機においては、このダンパの作用により不
平衡負荷による逆相成分や高調波成分によって引き起こ
される回転子の温度上昇は防止されるが、しかし逆相成
分や高調波成分によって発生する回転子のトルク脈動に
ついては何ら配慮がなされていない。
【0005】すなわち、トルク脈動は逆相成分や高調波
成分に対抗して流れる渦電流とこれに直交する成分の磁
場によって発生するため、回転子の熱的バランスは取る
ことができても、トルク脈動は低減することができなか
った。
成分に対抗して流れる渦電流とこれに直交する成分の磁
場によって発生するため、回転子の熱的バランスは取る
ことができても、トルク脈動は低減することができなか
った。
【0006】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、不平衡負荷による逆相成分や高調
波成分によって引き起こされる回転子の温度上昇が低減
されることは勿論のこと、さらにこの不平衡負荷による
逆相成分や高調波成分に基づいて生ずるトルク脈動も低
減できるようになしたこの種タービン発電機を提供する
にある。
目的とするところは、不平衡負荷による逆相成分や高調
波成分によって引き起こされる回転子の温度上昇が低減
されることは勿論のこと、さらにこの不平衡負荷による
逆相成分や高調波成分に基づいて生ずるトルク脈動も低
減できるようになしたこの種タービン発電機を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、固定
子と回転子との間に形成される空隙内に、回転子と同芯
円状に形成され、かつ回転自在に形成された回転ダンパ
装置を設けるようになし所期の目的を達成するようにし
たものである。
子と回転子との間に形成される空隙内に、回転子と同芯
円状に形成され、かつ回転自在に形成された回転ダンパ
装置を設けるようになし所期の目的を達成するようにし
たものである。
【0008】
【作用】このように形成されたタービン発電機である
と、不平衡負荷による非同期磁場が発生したとき、ダン
パには非同期磁場を打ち消すような渦電流が流れ、この
渦電流と直交する成分の磁場によって、ダンパにトルク
脈動が発生する。そしてこのダンパは回転子に対して自
在に回転できるように構成されていることから、ダンパ
内で吸収され、トルク脈動は回転子に伝達しないように
でき、したがって不平衡負荷による逆相成分や高調波成
分に基づいて生ずるトルク脈動を充分低減することがで
きる。
と、不平衡負荷による非同期磁場が発生したとき、ダン
パには非同期磁場を打ち消すような渦電流が流れ、この
渦電流と直交する成分の磁場によって、ダンパにトルク
脈動が発生する。そしてこのダンパは回転子に対して自
在に回転できるように構成されていることから、ダンパ
内で吸収され、トルク脈動は回転子に伝達しないように
でき、したがって不平衡負荷による逆相成分や高調波成
分に基づいて生ずるトルク脈動を充分低減することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。図1および図2には、そのタービン発電機
が断面で示されている。
に説明する。図1および図2には、そのタービン発電機
が断面で示されている。
【0010】10は固定子であり、3はこの固定子10
内で回転する回転子である。固定子10は、従来と同様
に固定子鉄心1と電気子巻線2を備えており、固定子鉄
心1には、巻線を収納するためのスロット7が設けら
れ、このスロット7内に電機子巻線2が収納されてい
る。
内で回転する回転子である。固定子10は、従来と同様
に固定子鉄心1と電気子巻線2を備えており、固定子鉄
心1には、巻線を収納するためのスロット7が設けら
れ、このスロット7内に電機子巻線2が収納されてい
る。
【0011】回転子3にも固定子10と同様に、塊状鉄
心の表面にスロット8が設けられ、このスロット7内に
界磁巻線2が収納されている。
心の表面にスロット8が設けられ、このスロット7内に
界磁巻線2が収納されている。
【0012】5は回転ダンパ装置であり、この回転ダン
パ装置は、概略的には円筒状に形成され、固定子鉄心1
の内壁と回転子3の外壁間に形成される間隙に回転子と
同心になるよう配置される。
パ装置は、概略的には円筒状に形成され、固定子鉄心1
の内壁と回転子3の外壁間に形成される間隙に回転子と
同心になるよう配置される。
【0013】回転ダンパ装置5は、筒状胴部において軸
方向にのび、かつ周方向に間隔をおいて配置された複数
本の導電性を有する棒状の胴体5aを有し、その両端部
において導電性を有する短絡環5bで電気的に短絡され
ている。
方向にのび、かつ周方向に間隔をおいて配置された複数
本の導電性を有する棒状の胴体5aを有し、その両端部
において導電性を有する短絡環5bで電気的に短絡され
ている。
【0014】尚、この胴体5aは軸方向に直進する形状
でもよいが、固定子スロット7による磁気抵抗脈動の影
響を軽減する意味では、スキューするようにすると有効
である。
でもよいが、固定子スロット7による磁気抵抗脈動の影
響を軽減する意味では、スキューするようにすると有効
である。
【0015】また、この回転ダンパ装置5は、固定子鉄
心1の内壁面に設置された支持機構6で回転自在に支持
され、回転子3の回転に関係なく自在に回転できるよう
に形成されている。
心1の内壁面に設置された支持機構6で回転自在に支持
され、回転子3の回転に関係なく自在に回転できるよう
に形成されている。
【0016】回転ダンパ装置5を回転自在に支持する支
持機構6は、磁束密度の高い部分に配置されることか
ら、磁束の侵入により誘導電流が生じないようするた
め、磁性および導電性とも小さいことが望ましいく、非
磁性で非導電性の材料で作成される。
持機構6は、磁束密度の高い部分に配置されることか
ら、磁束の侵入により誘導電流が生じないようするた
め、磁性および導電性とも小さいことが望ましいく、非
磁性で非導電性の材料で作成される。
【0017】次にこのように構成されたタービン発電機
の作用について説明する。先ず、逆相成分や高調波成分
による非同期磁場の抑制効果について述べる。
の作用について説明する。先ず、逆相成分や高調波成分
による非同期磁場の抑制効果について述べる。
【0018】一般に採用されているタービン発電機は、
界磁巻線4は直流で励磁され、負荷時の電機子巻線2に
は交流電流が流れる。今、電機子巻線2に接続されてい
る負荷が平衡である場合で、電機子巻線2に流れる電流
に高調波成分が含まれない場合の定常時を想定すると、
回転ダンパ装置5が回転子3と異なる回転数で回転可能
に形成されていることにより、この回転ダンパ装置5
は、誘導電動機のかご形回転子の無負荷時と同様に回転
磁場と同一の回転数で回転する。
界磁巻線4は直流で励磁され、負荷時の電機子巻線2に
は交流電流が流れる。今、電機子巻線2に接続されてい
る負荷が平衡である場合で、電機子巻線2に流れる電流
に高調波成分が含まれない場合の定常時を想定すると、
回転ダンパ装置5が回転子3と異なる回転数で回転可能
に形成されていることにより、この回転ダンパ装置5
は、誘導電動機のかご形回転子の無負荷時と同様に回転
磁場と同一の回転数で回転する。
【0019】勿論この場合、回転磁場に同期した状態で
あるため、回転ダンパ装置の導体5aには誘導電流は殆
ど流れない。
あるため、回転ダンパ装置の導体5aには誘導電流は殆
ど流れない。
【0020】これに対して、電力系統に事故が発生し、
過渡的に急激に変化する磁場が発生した場合には、回転
ダンパ装置5には、このような変動磁場を減衰するよう
に誘導電流が流れる。
過渡的に急激に変化する磁場が発生した場合には、回転
ダンパ装置5には、このような変動磁場を減衰するよう
に誘導電流が流れる。
【0021】したがって、このような回転ダンパ装置5
の作用は、電機子巻線2での異常電圧の抑制、或いは回
転子3や界磁巻線4に印加される電磁力を低減するよう
な制動効果を発揮する。
の作用は、電機子巻線2での異常電圧の抑制、或いは回
転子3や界磁巻線4に印加される電磁力を低減するよう
な制動効果を発揮する。
【0022】特に、回転子3および界磁巻線4は回転ダ
ンパ装置5の内径側に隔てて設置されているため、回転
ダンパ装置5に発生した電磁力は直接回転子3、界磁巻
線4に伝達しないようにできる。
ンパ装置5の内径側に隔てて設置されているため、回転
ダンパ装置5に発生した電磁力は直接回転子3、界磁巻
線4に伝達しないようにできる。
【0023】一方、定常状態において、電機子巻線2に
接続される負荷が各相異なり、不平衡な電機子電流が流
れるとき、この不平衡電機子電流によって生成される回
転磁場に逆相成分による非同期磁場成分が含まれ、ま
た、電機子巻線2に高調波成分を含有する歪波電流が流
れる場合、逆相成分が発生している場合と同様に非同期
磁場成分が回転磁場中に含まれる。このときにおいて
も、回転ダンパ装置5には、非同期磁場成分を抑制する
ような誘導電流が流れるため、非同期磁場成分を減衰す
ることができ、回転子3において渦電流が発生しないよ
うにできる。
接続される負荷が各相異なり、不平衡な電機子電流が流
れるとき、この不平衡電機子電流によって生成される回
転磁場に逆相成分による非同期磁場成分が含まれ、ま
た、電機子巻線2に高調波成分を含有する歪波電流が流
れる場合、逆相成分が発生している場合と同様に非同期
磁場成分が回転磁場中に含まれる。このときにおいて
も、回転ダンパ装置5には、非同期磁場成分を抑制する
ような誘導電流が流れるため、非同期磁場成分を減衰す
ることができ、回転子3において渦電流が発生しないよ
うにできる。
【0024】このように回転ダンパ装置5に非同期磁場
成分に応じた誘導電流が流れると、タービン発電機の機
内における非同期磁場成分が減衰され、機内の磁場は基
本波成分のみとなる。
成分に応じた誘導電流が流れると、タービン発電機の機
内における非同期磁場成分が減衰され、機内の磁場は基
本波成分のみとなる。
【0025】次いで、逆相成分や高調波成分によって発
生するトルクについて説明すると、回転ダンパ装置5に
おいては、非同期磁場成分に応じた誘導電流が流れ、こ
の誘導電流は回転子3の回転数に同期した基本波磁場と
異なる周波数成分の電流となる。
生するトルクについて説明すると、回転ダンパ装置5に
おいては、非同期磁場成分に応じた誘導電流が流れ、こ
の誘導電流は回転子3の回転数に同期した基本波磁場と
異なる周波数成分の電流となる。
【0026】また、回転ダンパ装置5には基本波磁場も
鎖交する。このとき、回転ダンパ装置5に誘導される誘
導電流と回転ダンパ装置5に鎖交する基本波磁場によっ
て、トルクが発生する。このトルクは互いに周波数の異
なる成分の積として発生するため、時間的に平均すれば
零になるが、瞬時的にはトルクとなるトルク脈動成分と
なる。
鎖交する。このとき、回転ダンパ装置5に誘導される誘
導電流と回転ダンパ装置5に鎖交する基本波磁場によっ
て、トルクが発生する。このトルクは互いに周波数の異
なる成分の積として発生するため、時間的に平均すれば
零になるが、瞬時的にはトルクとなるトルク脈動成分と
なる。
【0027】しかしながら、回転ダンパ装置5が機械的
に回転子3と異なる回転数で回転できるように構成され
ているため、トルク脈動は回転ダンパ装置5にて吸収さ
れ回転子3には伝達されない。また、非同期磁場成分は
回転ダンパ装置5で十分に減衰されるため、回転子3に
渦電流が誘起されず、回転子3でのトルク脈動の発生は
充分に防止される。
に回転子3と異なる回転数で回転できるように構成され
ているため、トルク脈動は回転ダンパ装置5にて吸収さ
れ回転子3には伝達されない。また、非同期磁場成分は
回転ダンパ装置5で十分に減衰されるため、回転子3に
渦電流が誘起されず、回転子3でのトルク脈動の発生は
充分に防止される。
【0028】また、逆相成分や高調波成分によるタービ
ン発電機の回転子に発生するトルク脈動が軽減できるた
め、発電機の回転子と同一軸上に配置されるガスタービ
ン、スチームタービンなどの振動が抑制できる。したが
って、逆相成分や高調波成分が発生する系統に接続され
ても信頼性の高いタービン発電機および発電設備が実現
される。
ン発電機の回転子に発生するトルク脈動が軽減できるた
め、発電機の回転子と同一軸上に配置されるガスタービ
ン、スチームタービンなどの振動が抑制できる。したが
って、逆相成分や高調波成分が発生する系統に接続され
ても信頼性の高いタービン発電機および発電設備が実現
される。
【0029】図3および図5には本発明のもう一つの例
が示されている。前述した実施例と同一部品には同一符
号を附したのでその説明は省略するが、相違する点は、
回転ダンパ装置5の構造が異なることである。
が示されている。前述した実施例と同一部品には同一符
号を附したのでその説明は省略するが、相違する点は、
回転ダンパ装置5の構造が異なることである。
【0030】すなわち回転ダンパ装置5の導体が、固定
子10と回転子3と同心になるよう配置された導電性の
円筒導体5bで構成されているのである。
子10と回転子3と同心になるよう配置された導電性の
円筒導体5bで構成されているのである。
【0031】このように構成しても、前述した実施例と
同様の電磁気的な特性が実現でき同様な作用効果が得ら
れる。
同様の電磁気的な特性が実現でき同様な作用効果が得ら
れる。
【0032】尚、この場合円筒導体5bは、勿論単層で
もよいが、例えば図4に示すように多層の円筒5c、5
dからなるように構成し、その層間を冷却通路に利用す
るようにすると有効であろう。また各層を全て導電性を
有する層としてもよいが、一部の層を非導電性とした
り、あるいは補強層とすれば堅牢な円筒導体5bを得る
ことができるであろう。
もよいが、例えば図4に示すように多層の円筒5c、5
dからなるように構成し、その層間を冷却通路に利用す
るようにすると有効であろう。また各層を全て導電性を
有する層としてもよいが、一部の層を非導電性とした
り、あるいは補強層とすれば堅牢な円筒導体5bを得る
ことができるであろう。
【0033】また、円筒導体5bの任意の位置に冷却穴
5e(図4参照)を設け、冷却のために利用するように
すると冷却の点で有効である。
5e(図4参照)を設け、冷却のために利用するように
すると冷却の点で有効である。
【0034】尚、以上の説明では、固定子10および回
転子3が鉄心スロット構造、すなわちスロット内に巻線
が収納されているものについて述べてきたが、この構成
のものに限らず、例えば超電導タービン発電機のように
空隙電機子巻線を有するようなものであっても適用でき
ることは言うまでもない。
転子3が鉄心スロット構造、すなわちスロット内に巻線
が収納されているものについて述べてきたが、この構成
のものに限らず、例えば超電導タービン発電機のように
空隙電機子巻線を有するようなものであっても適用でき
ることは言うまでもない。
【0035】また、上記説明において、回転ダンパ装置
5の支持機構6は、固定子10側に設置される旨述べた
が、回転子3側に設置しても機能が損なわれない。
5の支持機構6は、固定子10側に設置される旨述べた
が、回転子3側に設置しても機能が損なわれない。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明は、固定
子と前記回転子との間に形成される空隙内に、回転子と
同芯円状に形成され、かつ回転自在に形成された回転ダ
ンパ装置を設けるようになしたから、不平衡負荷による
非同期磁場が発生しても、ダンパにトルク脈動が発生し
てダンパ内で吸収され、トルク脈動は回転子に伝達しな
いようにでき、したがって不平衡負荷による逆相成分や
高調波成分によって引き起こされる回転子の温度上昇の
低減は勿論のこと、この不平衡負荷による逆相成分や高
調波成分に基づいて生ずるトルク脈動も低減することが
できる。
子と前記回転子との間に形成される空隙内に、回転子と
同芯円状に形成され、かつ回転自在に形成された回転ダ
ンパ装置を設けるようになしたから、不平衡負荷による
非同期磁場が発生しても、ダンパにトルク脈動が発生し
てダンパ内で吸収され、トルク脈動は回転子に伝達しな
いようにでき、したがって不平衡負荷による逆相成分や
高調波成分によって引き起こされる回転子の温度上昇の
低減は勿論のこと、この不平衡負荷による逆相成分や高
調波成分に基づいて生ずるトルク脈動も低減することが
できる。
【図1】本発明のタービン発電機の一実施例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明のタービン発電機の他の実施例を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図4】本発明のタービン発電機に用いられる回転ダン
パ装置の要部断面図である。
パ装置の要部断面図である。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図である。
1…固定子、2…電機子巻線、3…回転子、4…界磁巻
線、5…回転ダンパ装置、6…支持機構。
線、5…回転ダンパ装置、6…支持機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 身佳 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 宮川 家導 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 八木 恭臣 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (8)
- 【請求項1】 電機子巻線を有する固定子と、該固定子
内に回転自在に配置され、かつ界磁巻線を有する回転子
とを備えたタービン発電機において、 前記固定子と前記回転子との間に形成される空隙内に、
前記回転子と同芯円状に形成され、かつ回転自在に形成
された回転ダンパ装置を設けたことを特徴とするタービ
ン発電機。 - 【請求項2】 電機子巻線を有する固定子と、該固定子
内に回転自在に配置され、かつ界磁巻線を有する回転子
とを備えたタービン発電機において、 前記固定子と前記回転子との隙間に、前記回転子と同芯
円状に形成され、かつ固定子および回転子に対して回転
自在に形成された回転ダンパ装置を設けたことを特徴と
するタービン発電機。 - 【請求項3】 前記回転ダンパ装置の胴部が、導電性を
有し、かつ軸方向にのびた複数の棒状導体と、該棒状導
体を軸方向端部で電気的に短絡する短絡環とを備えてな
る請求項1若しくは2記載のタービン発電機。 - 【請求項4】 前記回転ダンパ装置の胴部が、回転子と
同芯円状に形成された導電性の円筒導体にて形成されて
なる請求項1若しくは2記載のタービン発電機。 - 【請求項5】 固定子鉄心のスロット内に収納された電
機子巻線を有する固定子と、該固定子内に回転自在に配
置され、かつ塊状鉄心のスロット内に収納された界磁巻
線を有する円筒形の回転子とを備えたタービン発電機に
おいて、 前記固定子と前記回転子との間に形成される空隙内に、
前記回転子と同芯円状に形成された円筒状のダンパ導体
を配置するとともに、前記固定子鉄心の内壁面に、該内
壁面に固定され、かつ軸方向に所定の間隔をおいて配置
された環状の支持機構を設け、前記円筒状のダンパ導体
が前記支持機構上を摺動して回転するように形成したこ
とを特徴とするタービン発電機。 - 【請求項6】 前記支持機構が、非導電性で、かつ非磁
性の材料より形成されてなる請求項5記載のタービン発
電機。 - 【請求項7】 固定子鉄心のスロット内に収納された電
機子巻線を有する固定子と、該固定子内に回転自在に配
置され、かつ塊状鉄心のスロット内に収納された界磁巻
線を有する円筒状の回転子とを備えたタービン発電機に
おいて、 前記固定子と前記回転子との間に形成される空隙内に、
前記回転子と同芯円状に形成され、かつ回転自在に形成
された多重層の円筒導体を配置するとともに、該多重層
の円筒導体の間に形成される隙間に、冷却媒体を流通さ
せるようにしたことを特徴とするタービン発電機。 - 【請求項8】 前記多重層の円筒状導体に、径方向に貫
通した複数個の冷却穴を設けてなる請求項7記載のター
ビン発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23639593A JPH0795752A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | タービン発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23639593A JPH0795752A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | タービン発電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0795752A true JPH0795752A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17000133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23639593A Pending JPH0795752A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | タービン発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795752A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998042064A1 (en) * | 1997-03-20 | 1998-09-24 | Hamilton Sundstrand Corporation | Method and apparatus for reducing windage losses in rotating equipment and electric motor/generator employing same |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP23639593A patent/JPH0795752A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998042064A1 (en) * | 1997-03-20 | 1998-09-24 | Hamilton Sundstrand Corporation | Method and apparatus for reducing windage losses in rotating equipment and electric motor/generator employing same |
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