JPH0795706A - プレフォームロッド巻き付け装置 - Google Patents

プレフォームロッド巻き付け装置

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Publication number
JPH0795706A
JPH0795706A JP25771993A JP25771993A JPH0795706A JP H0795706 A JPH0795706 A JP H0795706A JP 25771993 A JP25771993 A JP 25771993A JP 25771993 A JP25771993 A JP 25771993A JP H0795706 A JPH0795706 A JP H0795706A
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JP
Japan
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winding
longitudinal direction
overhead wire
preform rod
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP25771993A
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English (en)
Inventor
Yasuzo Kuramoto
靖三 倉本
Akira Okasato
晃 岡里
Heiichi Kaseba
平一 枷場
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NARIKAWA ENG WORKS KK
Fujikura Ltd
Original Assignee
NARIKAWA ENG WORKS KK
Fujikura Ltd
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Application filed by NARIKAWA ENG WORKS KK, Fujikura Ltd filed Critical NARIKAWA ENG WORKS KK
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  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プレフォームロッドの架空線への巻き付け作
業を能率的に行う。 【構成】 宙乗り機51に架空線13と平行なガイドシ
ャフト42を設け,ガイドシャフト42に左右一対の巻
付け治具プッシャ43を設ける。巻付け治具プッシャ4
3を架空線長手方向の左右外方に向かって移動させる駆
動機構44を設け,スペーサのクランプ部材35の左右
両側に巻付け治具1を配置する。プレフォームロッド1
4を架空線13に添わせる。巻付け治具1は,架空線1
3に周方向および長手方向にスライド自在に取り付けら
れ,かつプレフォームロッド14をスライド可能に保持
する。駆動機構44を作動させチェーン65,66を介
して巻付け治具プッシャ43を左右外方に向かって移動
させる。巻付け治具プッシャ43はそれぞれ巻付け治具
1を左右外方に向かって移動させ,巻付け治具1は螺旋
状に成形されているプレフォームロッド14を螺旋状に
架空線13に巻き付けていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,予め螺旋状に成形さ
れた線材であるプレフォームロッドを架空送電線などの
架空線の外周に螺旋状に巻き付けるためのプレフォーム
ロッド巻付け装置に関し,特に多導体送電線に適用して
好適なプレフォームロッド巻付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】予め螺旋状に成形された線材であるプレ
フォームロッドは,架空送電線等の架空線に種々の用途
で用いられる。例えば,多導体架空送電線の各素導体間
隔を一定に保つためのスペーサのクランプ部材(電線把
持部)や架空線の振動防止用のダンパ等の各種付属品類
を送電線等の架空線の撚線導体に取り付ける場合に,該
付属品類の取り付け部における撚線導体が応力集中に基
づく損傷を生じることがないようにするために,予め螺
旋状に成形された線材からなるプレフォームロッドを撚
線導体上に巻き付けて架空線を保護することが行われて
いる。また,各種付属品類のクランプ部を弾性的締付力
を有するプレフォームロッドを用いて架空線に取り付け
ることにより,架空線への応力集中の発生を防ぐように
もしている。そして従来は,このプレフォームロッドの
巻き付け作業を作業員が一本ずつ手作業によって行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにプレフォ
ームロッドを手作業で巻き付ける従来方式は,作業能率
がきわめて悪いという問題がある。また,プレフォーム
ロッドの巻き付き状態が不完全である場合,すなわちプ
レフォームロッドの端部が架空線上から離れて突出した
ままの状態で作業員が巻き付け作業を終了させてしまう
おそれもあった。
【0004】本発明は上記従来の問題を解消するために
なされたもので,プレフォームロッドの巻付け作業を能
率的に行うことができ,また,プレフォームロッドが端
部まで確実に架空線に巻き付けられるプレフォームロッ
ド巻付け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,プレフォームロッドを架空線に巻付けるためのプ
レフォームロッド巻付け装置であって,プレフォームロ
ッドの長手方向中央部の巻き付けセンタ位置を架空線長
手方向の左右両側から挾むように配置されるとともに,
架空線にその周方向および長手方向にスライド自在に取
り付けられかつ複数本のプレフォームロッドをスライド
可能に保持する左右一対の巻付け治具と,前記左右の巻
付け治具間において各巻付け治具をそれぞれ左右外側に
押し付け可能に配置されるとともに,架空線と平行なガ
イドシャフトに沿って移動自在な左右一対の巻付け治具
プッシャと,前記一対の巻付け治具プッシャを架空線長
手方向左右外方にそれぞれ駆動する駆動機構とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成において,プレフォームロッドの長手
方向中央部の巻き付けセンタ位置を挾む架空線長手方向
の左右両側の位置で,左右一対の巻付け治具を架空線に
取り付ける。巻付け治具は,架空線に対してその周方向
および長手方向にスライド自在である。次いで,複数本
のプレフォームロッドを架空線に添わせ,前記左右の巻
付け治具で複数本のプレフォームロッドを保持する。巻
付け治具はプレフォームロッドに対してスライド可能で
ある。次いで,巻付け治具プッシャを左右の巻付け治具
のそれぞれ内側(巻き付けセンタ位置側)に位置させた
後,駆動機構を作動させて巻付け治具プッシャを架空線
長手方向左右外方に駆動すると,巻付け治具プッシャは
巻付け治具に当たってこれを架空線長手方向左右外方に
移動させる。このとき左右の巻付け治具は,それぞれ予
め螺旋状に成形されているプレフォームロッドの螺旋方
向に回転しつつ架空線長手方向左右外方に向かって移動
し,プレフォームロッドは架空線外周上に弾性的に螺旋
状に巻き付いていく。
【0007】
【実施例】以下,本発明の一実施例を図1〜図10を参
照して説明する。図1〜図4に示すように,本発明の一
実施例のプレフォームロッド巻付け装置41は,複数本
のプレフォームロッド(ただし,図1では1本のプレフ
ォームロッドのみを示す)14を,多導体送電線の2本
の素導体である架空線13に対して同時に,かつ複数本
を一括して巻き付ける装置である。このプレフォームロ
ッド巻付け装置41は,プレフォームロッド14の長手
方向中央部の巻き付けセンタ位置(スペーサのクランプ
部材35)を架空線13の長手方向の左右両側から挾む
ように配置されるとともに,各架空線13へのプレフォ
ームロッド14の巻き付け動作を直接行うための左右一
対の巻付け治具1と,これら左右一対の巻付け治具1間
において各巻付け治具1をそれぞれ左右外方に押し付け
可能に配置されるとともに,架空線13と平行なガイド
シャフト42に沿って移動自在な左右一対の巻付け治具
プッシャ43と,前記一対の巻付け治具プッシャ43を
架空線長手方向左右外方にそれぞれ駆動する駆動機構4
4とを備えている。この実施例は,2本の架空線13に
対するプレフォームロッド14の巻き付け動作を同時に
行うものであるから,前記ガイドシャフト42,左右一
対の巻付け治具プッシャ43は各架空線13毎にすなわ
ち2組み備えている。
【0008】前記巻付け治具1は図5〜図8に示すよう
に,略半円弧部3a,4aとリム部3b,4bとからな
り,前記略半円弧部3a,4aの一端側が互いに枢軸2
により連結されて両方合わせて円形をなす一対のハンド
ル部材3,4を備え,この各ハンドル部材3,4のリム
部3a,4aに架空線13を周方向および長手方向にス
ライド可能に保持する二つ割り筒状の保持部5,6が一
体に固定されている。この2つの保持部5,6は,ハン
ドル部材3,4の略半円弧部3a,4aを閉じ合わせた
時に,同じく閉じ合わされて図5に示すように筒状をな
して架空線13を周方向および長手方向にスライド可能
に保持する状態となる。この保持部5,6は,図7,図
8に示すように,内面側のプラスチック部材7と外面側
の金属部材8とからなり,ハンドル部材3,4のリム部
3a,4aにボルト9で一体に結合している。前記プラ
スチック部材7の材質として,架空線13およびプレフ
ォームロッド14に対するすべり摩擦を小さくするため
に,すべり軸受けに用いられるナイロン,テフロン,ポ
リカーボネート樹脂などを用いるとよい。また,一方の
保持部5には段部が形成され,この段部面5bがプレフ
ォームロッド14の収容スペースを規定するようになっ
ている。さらに,この段部面5bには,プレフォームロ
ッド14のスライドをスムーズに行わせるための前記と
同様な材質のプラスチック製のコロ31を取り付けてい
る。また,図7に示すように,一方の保持部5側にブロ
ック10を介してスペーサのクランプ部材35に当てる
ためのストッパ11を固定し,このストッパ11にはパ
ッド11aを取り付けている。
【0009】また,一方のハンドル部材4には,両ハン
ドル部材3,4を閉じ合わせて保持部5,6を筒状に閉
じた時に両保持部5,6をその状態にロックするロック
部15を設け,同じ側の保持部6に詳細は後述するが,
筒状に閉じ合わされた保持部5,6の外周に添えられた
プレフォームロッド14をプレフォームロッド14に対
してスライド可能に押さえるロッド押さえ部16を設け
ている。
【0010】前記ロック部15は,ハンドル部材4のリ
ム部4aにピン17を介して回動可能に取り付けられ,
相手側の保持部5の外周面にあけた係合用凹部5aに嵌
入する爪19およびこのロック部15を操作するための
操作レバー20を備え,ねじりばね21によって相手の
保持部5側に付勢されている。
【0011】前記ロッド押さえ部16は図7に示すよう
に,保持部6にあけた溝6aに嵌合してピン25により
回動可能に取り付けられたほぼ円弧状の押さえ金26を
備え,この押さえ金26でプレフォームロッド14を押
さえた状態でこの押さえ金26の先端部を相手側の保持
部5に係合させるための係合用レバー27を備えてい
る。この係合用レバー27は,押さえ金26にピン28
を介して若干角度だけ回動可能に取り付けられるととも
に,ねじりばね29により図5において時計方向に付勢
されている。一方,相手側の保持部5には先端に爪30
aを設けた係止部30が一体に固定され,前記係合レバ
ー27はピン28の近傍に形成した段部27aが前記係
止部30の爪30aに係合し,ねじりばね29により付
勢されて,図5のごとく閉じた状態にロックされるよう
になっている。また,各ハンドル部材3,4の端部3
c,4cは互いに嵌合する形状とされ,図5に示すよう
に,ハンドル部材3,4を閉ざした後ボルト45で連結
できるようにしている。なお,このボルト45による連
結部は,ハンドル部材3,4に接触する後述のローラ5
4の転動に支障とならないように,ハンドル部材3,4
の両側面と面一とされている。
【0012】前記ガイドシャフト42は図1〜図4に示
すように2本の架空線13の下方においてそれぞれ架空
線13と平行に配置され,その両端は架空線13上を走
行するコロ50を上部に持つ宙乗り機51のフレーム5
1aに固定されている。
【0013】前記巻付け治具プッシャ43は図1〜図4
に示すようにガイドシャフト42に沿って案内されるス
ライドブロック52と,このスライドブロック52上に
固定したU字形フレーム53と,このU字形フレーム5
3に取り付けられ前記巻付け治具1のリング状のハンド
ル部材3,4部分に接触可能なローラ54とを備えてい
る。
【0014】前記駆動機構44は図1〜図4に示すよう
にハンドル55と,このハンドル55と一体に回る垂直
軸56と,この垂直軸56の下端に固定された傘歯車5
7と,この傘歯車57とかみ合う傘歯車58と,この傘
歯車58を固定した水平な回転軸59と,この回転軸5
9と平行な回転軸60と,前記2つの回転軸59,60
にそれぞれ固定された互いにかみ合う同歯数の平歯車6
1,62と,2本のガイドシャフト42の下方位置で各
回転軸59,60にそれぞれ固定されたスプロケット6
3と,各スプロケット63に対応するスプロケット64
と,一対のスプロケット63,64間にわたって巻き掛
けられるとともに前記スライドブロック52を連結した
エンドレスチェーン65からなる。
【0015】上記実施例構成のプレフォームロッド巻付
け装置41を用いて2本の架空線13のそれぞれにプレ
フォームロッド14を同時に巻き付ける作業について説
明する。図示例の場合は架空線13が裸撚線からなる多
導体送電線の素導体であり,平行する2本の架空線(素
導体)13の間隔を一定に保持するためのスペーサのク
ランプ部材35をプレフォームロッド14を用いて架空
線13上に固定するために,クランプ部材35とその両
側の架空線13上にわたって4本のプレフォームロッド
14を並列状態に一括して螺旋状に巻き付けるものであ
る。かかるプレフォームロッド14の巻き付け作業は,
まず始めに,図9に示すように,巻付け治具プッシャ4
3をスペーサのクランプ部材35の両側の架空線13部
分に位置させる。そして,4本のプレフォームロッド1
4の長手方向中央部の巻き付けセンタ位置をクランプ部
材35の上に当て予めクランパ36(2点鎖線で示す)
で押さえておく(なお,特に押さえないで行う場合もあ
り得る)。ハンドル部材3,4を図6に示すように開け
ばその中心部にある保持部5,6も同じく開いた状態と
なり,この状態で4本のプレフォームロッド14を2点
鎖線で示すようにハンドル部材3,4の内側に入れると
ともに,架空線13を両保持部5,6で抱き込み,次い
で,ロック部15の爪19を保持部5の係合用凹部5a
に嵌入させると,ロック部15がねじりばね21により
図5において反時計方向に付勢されるので,両保持部
5,6が開かないようにロックされる。また,ハンドル
部材3,4の両端をボルト45で連結する。
【0016】次いで,左右の巻付け治具1を架空線13
上でスライドさせてそれぞれクランプ部材35に接近さ
せ,ストッパ11のパッド11a部分をクランプ部材3
5の外周に接触させる。これにより,巻付け治具1が架
空線13上で無用に回転することが防止され,作業がし
易くなる。
【0017】次いで,4本のプレフォームロッド14を
巻付け治具1の筒状をなしている保持部5,6のロッド
配置面5c,6c(図6参照)に4本並べて添わせ,押
さえ金26を回動させて4本並んだプレフォームロッド
14を押さえるとともに,係合レバー27を係止部30
側に押し付けると,係合レバー27の段部27aが係止
部30の爪30aに係合し,押さえ金26が開かないよ
うにロックされる。上述の操作を2本の架空線13の各
クランプ部材35の両側の巻付け治具1について行う。
【0018】次いで,駆動機構44のハンドル55を手
で矢印方向(図1,図2,図4参照)に回すと,垂直軸
56,傘歯車57,傘歯車58,平歯車61,62を介
して回転軸59と回転軸60とが互いに逆方向に同回転
数で回転し,一対のスプロケット63,64に巻き掛け
られた左右のチェーン65,66が互いに逆方向に同速
度で周回し,各チェーン65,66に連結された左右の
巻付け治具プッシャ43がクランプ部材35を中心とし
て互いに架空線長手方向左右外方に向かって同速度で移
動する。この駆動により巻付け治具プッシャ43のロー
ラ54が巻付け治具1のリング状をなすハンドル部材
3,4の側面に当たって,巻付け治具1が架空線長手方
向左右外方に向かって移動する。この時左右の巻付け治
具1は,それぞれ予め螺旋状に成形されているプレフォ
ームロッド14の螺旋方向に回転しつつ架空線長手方向
左右外方に向かって移動し,プレフォームロッド14を
架空線13の外周上に弾性的に螺旋状に巻き付けてい
く。これにより,クランプ部材35は図10に示すよう
に,プレフォームロッド14の弾性的把持力により架空
線13の外周に応力集中の恐れを生じることなく確実に
固定される。
【0019】上記の巻き付け作業において,プレフォー
ムロッド14の全体が巻き終わらなければ,この巻付け
治具1を取り外すことができないので,プレフォームロ
ッド14の端部が架空線13に巻かれないままに残され
る,つまり架空線13上から離れて突出したままの状態
となるような不都合を生じることが確実に防止される。
【0020】次いで,巻付け治具1を架空線13から取
り外すが,この取り外し作業は,ボルト45を外して両
ハンドル部材3,4の端部の連結を解除し,係合レバー
27を図5において時計方向に若干回してその段部27
aと係止部30の爪30aとの係合を解除し,押さえ金
26を開き,かつロッド押さえ部16の操作レバー20
をねじりばね21の反力に抗して図5において時計方向
に回して爪19を係合用凹部5aから外して両ハンドル
部材3,4を開く。これにより,巻付け治具1を架空線
13から外すことができる。そして,次の箇所のプレフ
ォームロッド巻き付けを行う場合は,宙乗り機57を走
行させて,巻付け治具プッシャ43をプレフォームロッ
ド巻き付け位置に移動させ,そこで再び上述の作業を行
う。
【0021】なお,図示の実施例ではプレフォームロッ
ド14を2本の架空線13のそれぞれに同時に巻き付け
る場合を示したが,1本の架空線13に巻き付ける場合
にも当然適用できるし,また,巻付け治具1,巻付け治
具プッシャ43,スプロケット63,64,チェーン6
5,66等の機構を架空線13の数に応じて増設しそれ
らを連動させることで,プレフォームロッド14を3本
以上の架空線13のそれぞれに同時に巻き付ける構造と
することも可能である。
【0022】また,巻付け治具プッシャ43を左右に駆
動する駆動機構44については,実施例ではハンドル5
5を手動で回す構造であるが,既存の宙乗り機51に設
置しているエンジンから動力を得る機構とすることも可
能である。また,実施例のようにチェーン65,66に
よるものに限らず,既存の宙乗り機51に設置されてい
る油圧装置を利用した油圧シリンダにより行うこともで
きる。このように,既存の装置を利用れば,装置のコス
ト低減を図ることができる。
【0023】また,本発明のプレフォームロッド巻付け
装置41は,上述のようにクランプ部材35を架空線1
3に取り付ける場合に限らず,各種付属品類取付部の架
空線保護のためにプレフォームロッドを架空線外周に巻
き付ける場合,あるいは風騒音防止のためにプレフォー
ムロッドを架空線に巻き付ける場合など,架空線にプレ
フォームロッドを巻き付ける必要がある種々の場合に適
用することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば,複数本のプレフォーム
ロッドを一括して架空線に巻付けることができ,かつ,
駆動機構により大きな労力を要せず容易に巻き付けるこ
とができるので,従来の作業員が一本ずつ手作業で巻き
付けていく場合に較べて,作業能率が格段に向上し,作
業人員を削減できる。また,巻付け治具や巻付け治具プ
ッシャ等を架空線の数に応じて設けることで,複数本の
架空線のそれぞれに対して同時に巻き付けることが可能
となるので,多導体送電線の複数本の素導体に適用する
場合に,作業能率向上の効果は一層顕著である。
【0025】また,プレフォームロッドの端部までが巻
き終わらなければ,この巻付け治具を架空線から取り外
すことができないので,プレフォームロッドの端部が架
空線に巻かれないままに残されて架空線上からの突起物
として突出するような不都合を確実に排除することがで
き,プレフォームロッドの巻付け状態を良好に保持し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレフォームロッド巻付け装置の一実
施例を示す正面図である。
【図2】図1のプレフォームロッド巻付け装置の一部を
省略して示した平面図である。
【図3】図1のプレフォームロッド巻付け装置のC−C
矢視線における側面図である。
【図4】図1のプレフォームロッド巻付け装置を概略的
に示した斜視図である。
【図5】図1のプレフォームロッド巻付け装置における
巻付け治具の詳細を示す側面図である。
【図6】図5の巻付け治具の一対のハンドル部材を開い
た状態を示す側面図である。
【図7】図5のA−A線における断面図である。
【図8】図5における矢印方向から見た下側のハンドル
部材およびこれと一体の保持部の部分のみを示した図で
ある。
【図9】図1ないし図8に示したプレフォームロッド巻
付け装置によりプレフォームロッドを架空線に巻き付け
る要領を示す説明図である。
【図10】プレフォームロッドをクランプ部材と架空線
とにわたって巻き付けてクランプ部材を架空線に固定し
た状態を示す図である。
【符号の説明】
1 巻付け治具 3,4 ハンドル部材 5,6 保持部 13 架空線 14 プレフォームロッド 15 ロック部 16 ロッド押さえ部 35 クランプ部材 41 プレフォームロッド巻付け装置 42 ガイドシャフト 43 巻付け治具プッシャ 44 駆動機構 51 宙乗り機 52 スライドブロック 54 ローラ 55 ハンドル 59,60 回転軸 63,64 スプロケット 65,66 チェーン
フロントページの続き (72)発明者 岡里 晃 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 枷場 平一 東京都八王子市めじろ台3−27−4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレフォームロッドを架空線に巻付ける
    ためのプレフォームロッド巻付け装置であって, プレフォームロッドの長手方向中央部の巻き付けセンタ
    位置を架空線長手方向の左右両側から挾むように配置さ
    れるとともに,架空線にその周方向および長手方向にス
    ライド自在に取り付けられかつ複数本のプレフォームロ
    ッドをスライド可能に保持する左右一対の巻付け治具
    と, 前記左右の巻付け治具間において各巻付け治具をそれぞ
    れ左右外側に押し付け可能に配置されるとともに,架空
    線と平行なガイドシャフトに沿って移動自在な左右一対
    の巻付け治具プッシャと, 前記一対の巻付け治具プッシャを架空線長手方向左右外
    方にそれぞれ駆動する駆動機構とを備えたことを特徴と
    するプレフォームロッド巻付け装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構は,互いに連動して逆方向
    に回転するように連結された,架空線長手方向と直交す
    る架空線長手方向左右一対の回転軸と,各回転軸にそれ
    ぞれ固定された左右一対のスプロケットと各スプロケッ
    トに対応して架空線長手方向左右外方位置に配置したス
    プロケットとの間にそれぞれ巻き掛けた左右一対のチェ
    ーンとを備え,各チェーンを前記巻付け治具プッシャに
    それぞれ連結してなることを特徴とする請求項1記載の
    プレフォームロッド巻付け装置。
  3. 【請求項3】 前記巻付け治具プッシャは,ガイドシャ
    フトに沿って案内されるスライドブロックと,このスラ
    イドブロック上に固定したU字形フレームと,このU字
    形フレームに取り付けられ前記巻付け治具に接触可能な
    ローラとを備えたことを特徴とする請求項1記載のプレ
    フォームロッド巻付け装置。
JP25771993A 1993-09-21 1993-09-21 プレフォームロッド巻き付け装置 Pending JPH0795706A (ja)

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JP25771993A Pending JPH0795706A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 プレフォームロッド巻き付け装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111941357A (zh) * 2020-08-14 2020-11-17 广东电网有限责任公司 预绞丝护线条拆装装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111941357A (zh) * 2020-08-14 2020-11-17 广东电网有限责任公司 预绞丝护线条拆装装置

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