JPH0795502A - 静止映像投射方法およびこの方法を用いた静止映像投射装置 - Google Patents

静止映像投射方法およびこの方法を用いた静止映像投射装置

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JPH0795502A
JPH0795502A JP23953093A JP23953093A JPH0795502A JP H0795502 A JPH0795502 A JP H0795502A JP 23953093 A JP23953093 A JP 23953093A JP 23953093 A JP23953093 A JP 23953093A JP H0795502 A JPH0795502 A JP H0795502A
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still
video
signal
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JP23953093A
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Inventor
Masaji Yamamoto
正次 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飛び越し走査方式の映像機器を用いてライン
フリッカの少ない静止映像を表示できる静止映像投射装
置を得る。 【構成】 飛び越し走査方式の静止映像信号を出力する
静止映像信号再生装置1と、その静止映像信号をスクリ
ーン3上に投射するブラウン管方式の第1のビデオプロ
ジェクタ2aと、上記静止映像信号を1フィールド遅延
するフィールド遅延装置4と、この1フィールド遅延さ
れた静止映像信号を上記スクリーン3上に投射されてい
る映像に重ね合わせるように投射するブラウン管方式の
第2のビデオプロジェクタ2bを備える。 【効果】 1フィールドの時間差の二つの静止映像信号
の映像を、二つのビデオプロジェクタで重ね合わせるよ
うにスクリーン上に投射するので、映像の明るさが増す
とともに、ラインフリッカが減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静止映像を投射する方
法およびこの方法を用いた静止映像投射装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の静止映像投射装置を示す
ブロック図である。図9において、1は飛び越し走査方
式の静止映像信号を出力する静止映像信号再生装置、2
aおよび2bは静止画像再生装置1が出力する映像信号
をスクリーン3上に投影するR.G.B3管のブラウン
管方式のビデオプロジェクタ(以下、「ビデオプロジェ
クタ」という)である。
【0003】次に動作について説明する。静止映像再生
装置1は、たとえば(財)ハイビジョン普及支援センタ
ーの「展示型ハイビジョン静止画ディスクシステムの技
術ガイドライン」に準拠した静止映像信号再生装置であ
り、ハイビジョンスタジオ規格BTA S−001に準
拠した飛び越し走査方式の静止映像信号を出力する。ビ
デオプロジェクタ2aおよび2bはそれぞれに静止映像
信号再生装置1が出力する静止映像信号が入力され、同
一スクリーン上の同じ位置に同じ映像が重なるように投
射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の静止映像投射装
置は、以上のように構成することでビデオプロジェクタ
の欠点である輝度不足を補っている。しかしながら、飛
び越し走査方式を用いているため、ラインフリッカが生
じるという欠点が残っている。
【0005】ラインフリッカとは、走査線がちらついて
見える現象のことである。以下にその原因を説明する。
ブラウン管は人間の目の残像特性を利用して映像を表示
しているが、ほぼ完全な残像が期待できる時間は、せい
ぜい50分の1秒ほどである。このためNTSC方式や
ハイビジョン方式では、飛び越し走査方式を用いて60
分の1秒に1面の映像を伝送することにより、より少な
い情報量で面フリッカがほとんどわからない映像を再生
している。しかし、走査線に注目すると、ある特定の走
査線が走査されるのは30分の1秒毎となるため、走査
線の輝度変化がラインフリッカとして視認される。この
ラインフリッカは、動画像の場合は目立ちにくいが、静
止画像では非常によく目立ち、特にハイビジョン方式の
ような高品位モニタにおいては、画質を劣化させる大き
な要因になっている。
【0006】上記のような走査線の輝度変化に起因する
ラインフリッカを低減する方法としては、走査速度を2
倍にして順次走査する方法がよく知られている。しか
し、クリアビジョン方式のように受像機で対応すると受
像機の大幅なコストアップを招き、伝送方式を変える
と、全ての構成機器が非標準的なものとなって更なるコ
ストアップを招くとともに、汎用性のないシステムとな
る。また液晶表示装置を用いればフリッカはなくなる
が、現時点では大幅なコストアップを招くこととなる。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、飛び越し走査方式のビデオプ
ロジェクタを用いてラインフリッカの少ない静止映像を
表示できる静止映像投射方法を得ること、およびこの方
法を用いた静止映像投射装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る静
止映像投射方法は、1フィールドまたはこれに近い時間
差をもつ同一の飛び越し走査方式の静止映像信号の映像
を、同一スクリーン上に重なり合うように投射するよう
にしたものである。
【0009】請求項2の発明に係る静止映像投射装置
は、飛び越し走査方式の静止映像信号を1フィールドま
たはこれに近い量だけ遅延させ、この二つの静止映像信
号を二つのブラウン管方式のビデオプロジェクタによっ
てスクリーン上に重なり合うように投射するように構成
したものである。
【0010】請求項3の発明に係る静止映像投射装置
は、二つのブラウン管方式のビデオプロジェクタに入力
される静止映像信号を、時間差のない同一の静止映像信
号と1フィールドまたはこれに近い時間差をもつ静止映
像信号とに切り換える手段を備えたものである。
【0011】請求項4の発明に係る静止映像投射装置
は、静止映像信号を1フィールドまたはこれに近い時間
遅延させる手段を、フィールドメモリに静止映像信号の
データを蓄積させ、1フィールドまたはこれに近い時間
遅れて順次読み出すように構成したものである。
【0012】請求項5の発明に係る静止映像投射装置
は、1フィールドまたはこれに近い時間差をもつ二つの
同じ飛び越し走査方式の静止映像信号を作成し、二つの
ブラウン管方式のビデオプロジェクタで二つの同じ静止
映像を一つのスクリーン上に重なり合うように投射する
ように構成したものである。
【0013】請求項6の発明に係る静止映像投射装置
は、1フィールドまたはこれに近い時間差をもつ二つの
同じ静止映像信号を作成する手段を、静止映像信号の第
1フィールドのみをフィールドごとに繰り返し再生する
手段と、同じく第2フィールドのみを繰り返し再生する
手段とで構成したものである。
【0014】請求項7の発明に係る静止映像投射装置
は、同じ飛び越し走査方式の第1フィールドと第2フィ
ールドが交互に入れ替わる二つの静止映像信号を作成
し、二つのビデオプロジェクタで二つの同じ静止映像を
一つのスクリーン上に重なり合うように投射するかまた
は異なるスクリーン上に各別に投射するように構成した
ものである。
【0015】請求項8の発明に係る静止映像投射装置
は、二つの同じ飛び越し走査方式の静止映像信号を作成
する手段を、静止映像信号の第1フィールドのみをフィ
ールドごとに繰り返し再生する手段と、同じく第2フィ
ールドのみをフィールドごとに繰り返し再生する手段
と、この二つの再生手段から出力される第1,第2フィ
ールドの静止映像信号を、フィールドごとに交互に選択
して取り出す2系統の選択手段とで構成したものであ
る。
【0016】請求項9の発明に係る静止映像投射装置
は、静止映像信号の第1フィールドのみ、および第2フ
ィールドのみをフィールドごとに繰り返し再生する手段
を、それぞれ静止映像の第1フィールドと第2フィール
ドをそれぞれ記憶する二つのフィールドメモリと、この
フィールドメモリから繰り返し映像データを読み出すメ
モリ制御部と、この読み出した映像データをD/A変換
するD/A変換器とで構成したものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明によれば、第1フィールドと第
2フィールドの映像が同時にスクリーン上に投射され
る。
【0018】請求項2の発明によれば、第1および第2
のブラウン管方式のビデオプロジェクタによって第1フ
ィールドと第2フィールドの静止映像が同時にスクリー
ン上に投射される。
【0019】請求項3の発明によれば、切換手段によっ
て第1および第2のブラウン管方式のビデオプロジェク
タに入力する静止映像信号を切り換えることによって、
同時に同じフィールドの映像、または異なるフィールド
の映像をスクリーン上に投射することができる。
【0020】請求項4の発明によれば、フィールドメモ
リは静止映像信号を1フィールド分蓄積して順次読み出
されるので、入力静止映像信号よりも1フィールドまた
はこれに近い時間遅れた静止映像信号が得られる。
【0021】請求項5の発明によれば、第1および第2
のブラウン管方式のビデオプロジェクタによって第1フ
ィールドと第2フィールドの静止映像が同時にスクリー
ン上に投射される。
【0022】請求項6の発明によれば、1フィールドま
たはこれに近い時間差をもつ二つの同じ静止映像信号を
作成する手段は、静止映像信号の第1フィールドと第2
フィールドとを、フィールドごとに繰り返して再生する
ので、この第1および第2フィールドがフィールドごに
繰り返す二つの静止映像信号を二つのブラウン管方式の
プロジェクタでスクリーン上に重なり合うように投射す
ると、第1フィールドと第2フィールドが同時に投射さ
れた静止映像が表示される。
【0023】請求項7の発明によれば、第1フィールド
と第2フィールドが交互に入れ替わる二つの同じ飛び越
し方式の静止映像信号を作成しているので、二つのビデ
オプロジェクタによって一つのスクリーン上に重なり合
うように投射すること、または異なるスクリーン上にそ
れぞれ投射することができる。
【0024】請求項8の発明によれば、第1フィールド
と第2フィールドが入れ替わった二つの同じ飛び越し方
式の静止映像信号を作成する手段を、第1フィールドの
みがフィールドごとに繰り返し出力される信号と、第2
フィールドのみがフィールドごとに繰り返し出力される
信号を2系統の切換手段で同期して切り換えることで得
ている。
【0025】請求項9の発明によれば、静止映像信号の
第1フィールドと第2フィールドをそれぞれフィールド
メモリに記憶させているので、フィールドごとに繰り返
し読み出すことで第1フィールドのみの静止映像信号と
第2フィールドのみの静止映像信号を得ることができ
る。
【0026】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図1
について説明する。図1において、図9と同一符号はそ
れぞれ同一構成部分を示しており、4は静止映像信号再
生装置1が出力する静止映像信号を1フィールド遅延す
るフィールド遅延装置で、ビデオプロジェクタ2bは、
フィールド遅延装置4が出力する静止映像信号をスクリ
ーン3上に投射する。
【0027】次に動作について説明する。静止映像信号
再生装置1は、図9に示した従来例と同様に、ハイビジ
ョンスタジオ規格BTA S−001に準拠した飛び越
し走査方式の静止映像信号を出力している。ビデオプロ
ジェクタ2aおよびビデオプロジェクタ2bは、R.
G.B3管のブラウン管方式のビデオプロジェクタで、
ビデオプロジェクタ2aには静止映像信号再生装置1が
出力する静止映像信号が、ビデオプロジェクタ2bには
フィールド遅延装置4が出力する静止映像信号が入力さ
れ、スクリーン3上に重なり合うように二つの静止映像
が投射される。
【0028】図2はスクリーン3上の特定の一部分の走
査線の様子を示したものである。図2において、1つの
四角の枠が1フィールドすなわち60分の1秒分の走査
線を表しており、時間経過にともなう走査線の変化の様
子を左から右へ示している。四角の枠内の実線は第1フ
ィールドの走査線を、破線は第2フィールドの走査線を
示している。
【0029】図2(a)はビデオプロジェクタ2aが投
射する走査線であり、図2(b)はビデオプロジェクタ
2bが投射する走査線である。この2つの走査線はスク
リーン3上で合成され、その結果、図2(c)のように
なる。図2(c)を見れば明らかなように、60分の1
秒で1フレームの静止映像が完成することになる。
【0030】図2(c)では、1枚おきに異なるフレー
ムのフィールドが混在しているが、静止映像では、どの
フレームでも同じ映像であるから全く問題ない。静止映
像が切り替わる瞬間においては、異なる映像が60分の
1秒の間オーバーラップして切り替わることになるが、
非常に短い時間であるので見た目にはほとんどわからな
いので、実用上全く問題はない。
【0031】図3はフィールド遅延装置4の一構成例を
示したブロック回路図である。図3において、5は入力
されたG信号から同期信号を分離する同期分離回路、6
は同期分離回路5から出力された同期信号に同期したサ
ンプリングクロックを発生するクロック発生回路、7
a,7b,7cはクロック発生回路6が出力するサンプ
リングクロックでそれぞれG信号,B信号,R信号をA
/D変換するA/Dコンバータ、8a,8b,8cはA
/Dコンバータ7a,7b,7cが出力するデジタルデ
ータをそれぞれ1フィールド分蓄積する1フィールドメ
モリで構成されたフィールド遅延部、9a,9b,9c
はフィールド遅延部8a,8b,8cから読み出される
デジタルデータをそれぞれG信号,B信号,R信号にD
/A変換するD/Aコンバータである。
【0032】次に動作について説明する。まず、静止映
像信号から同期分離回路5で同期信号を分離し、それに
同期したサンプリングクロックをクロック発生回路6で
発生する。そのクロックで入力された映像信号をA/D
コンバータ7a,7b,7cでA/D変換する。そのデ
ジタルデータをフィールド遅延部8a,8b,8cで1
フィールド遅延する。この1フィールド遅延されたデジ
タルデータをD/Aコンバータ9a,9b,9cでD/
A変換して1フィールド遅延された静止映像信号を出力
する。図3の例では、G,B,R信号を入出力している
が、もちろんY,PB,PR信号でもよい。
【0033】実施例2.図4はこの発明の実施例2のブ
ロック回路図で、図1と同一符号はそれぞれ同一部分を
示しており、10は切替スイッチである。
【0034】次に動作を説明する。切替スイッチ10
は、ビデオプロジェクタ2bに入力する静止映像信号を
切り替える。すなわち、A端子側に接続するとビデオプ
ロジェクタ2aと同じ静止映像信号が入力されるので、
スクリーン3上には二つのビデオプロジェクタ2a,2
bから同じフィールドの静止映像が投射される。したが
って、投射装置のセッティング時にこのモードで投射す
ると、二つのビデオプロジェクタの投射映像の重なり具
合を精密に調整することができる。こののち切替スイッ
チをB側に接続すれば、1フィールドの時間差をもつ静
止映像信号をスクリーン3上に投射することができる。
【0035】実施例3.上記実施例1では、フィールド
遅延装置を用いて1フィールドの時間差を持つ2つの静
止映像信号を得たが、図5に示したこの発明の実施例3
では、互いに1フィールドの時間差をもつ2系統の飛び
越し走査方式の静止映像信号を出力する2出力静止映像
信号再生装置11を用いて同様の効果を得ている。
【0036】図6は2出力静止映像信号再生装置11の
一構成例を示すブロック回路図である。図6において、
12は装置全体を制御するシステム制御部、13は複数
の静止映像のデジタルデータを記憶している静止映像デ
ータ記憶部、14aは静止映像データ記憶部13から任
意の1枚の静止映像の第1フィールドのデータを展開す
る第1のフィールドメモリ、14bは静止映像の第2フ
ィールドのデータを展開する第2のフィールドメモリ、
15aは第1のフィールドメモリ14aのデータの入出
力を制御する第1のメモリ制御部、15bは第2のフィ
ールドメモリ14bのデータ入出力を制御するメモリ制
御部、16aは第1のフィールドメモリ14aの出力デ
ータをD/A変換するD/Aコンバータ、16bはフィ
ールドメモリ14bの出力データをD/A変換するD/
Aコンバータである。
【0037】次に動作について説明する。システム制御
部12は、まず静止映像データ記憶部13から、任意の
1枚の静止映像の第1フィールドのデータをフィールド
メモリ14aに、第2フィールドのデータをフィールド
メモリ14bに転送する。この転送は、メモリ制御部1
5aとメモリ制御部15bに制御信号を送ることで実行
される。
【0038】一方、メモリ制御部15aとメモリ制御部
15bは、常時、フィールドメモリ14aとフィールド
メモリ14bをそれぞれ走査して、各フィールドの映像
信号のデジタルデータをフィールドごとに繰り返し出力
させている。このとき、フィールドメモリ14aから出
力される第1フィールドの静止映像信号のデジタルデー
タと、フィールドメモリ14bから出力される第2フィ
ールド静止映像信号のデジタルデータが、ちょうど時間
的なつながりを持つように、メモリ制御部15aとメモ
リ制御部15bは、システム制御部12に制御されてい
る。
【0039】D/Aコンバータ16aとD/Aコンバー
タ16bは、それぞれフィールドメモリ14aから出力
される第1フィールドの静止映像信号のデジタルデータ
と、フィールドメモリ14bから出力される第2フィー
ルドの静止映像信号のデジタルデータをD/A変換し、
それぞれのフィールドの静止映像信号を繰り返し出力す
る。
【0040】この二つの静止映像信号は、それぞれ図5
に示すようにビデオプロジェクタ2aと2bに入力さ
れ、スクリーン3上に第1フィールドの静止映像と第2
フィールドの静止映像が飛び越し走査の位置関係で投射
される。第1,第2の静止映像信号は毎フィールドそれ
ぞれ第1,第2フィールドの静止映像で構成されている
ので、2倍の走査速度でもって順次走査したのと同等と
なり、ラインフリッカが軽減される。
【0041】実施例4.図7はこの発明の実施例4の構
成を示すブロック図で、図1と同一符号はそれぞれ同一
部分を示している。図において、3a,3bは第1,第
2のスクリーン、17は2出力静止映像信号再生装置で
ある。
【0042】図8はこの実施例4の2出力静止映像信号
再生装置17の一構成例のブロック回路図で、図6と同
一符号はそれぞれ同一部分を示しており、18はフィー
ルド選択部で、2系統の切替スイッチで構成されてい
る。
【0043】つぎに、図6と同一構成部分の動作は同じ
であるのでその説明は省略し、異なる部分について述べ
る。フィールド選択部18には、第1,第2のA/Dコ
ンバータ16a,16bから第1フィールドのみの静止
映像信号と第2フィールドのみの静止映像信号が入力さ
れ、システム制御部12から送出されるフレームに同期
した切替信号によって、各フィールドの走査が完了する
ごとに切り替えられる。この結果、二系統の出力端子に
は第1フィールドと第2フィールドが交互に切り替わ
り、かつ互いに異なるフィールドの信号で構成された二
つの静止映像信号、つまり、互いに一フィールド分だけ
ずれた二つの静止映像信号が出力される。
【0044】この二つの静止映像信号は、図7中に破線
で示すように、1つのスクリーン3上に重ね合わさるよ
うに二つのビデオプロジェクタ2a,2bで投射される
と、実施例3と同様の静止映像が得られる。
【0045】また、図7中に実線で示すように、二つの
スクリーン3a,3bに各別に投射されると、二つの静
止映像が得られるので、投射装置の汎用性を高めること
ができる。
【0046】なお、上記各実施例では、1フィールドの
時間差の二つの飛び越し走査方式の静止映像信号で二つ
のビデオプロジェクタを駆動したが、必ずしも正確に1
フィールドの時間差をもたせる必要はなく、1フィール
ドに近い時間差を持つ静止映像信号であれば同等の効果
が得られる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、投射した静止
映像の輝度が向上するとともに、ラインフリッカの低減
が図れる効果がある。
【0048】請求項2の発明によれば、2台のブラウン
管方式のビデオプロジェクタで、1フィールドまたはそ
れに近い時間差をもつ同一の飛び越し走査方式の静止映
像信号の映像を一つのスクリーン上に重ね合わせるよう
に投射するので、表示映像の明るさが増大するととも
に、ラインフリッカの低減が図れる効果がある。
【0049】請求項3の発明によれば、二つのブラウン
管方式のビデオプロジェクタに入力する静止映像信号
を、同一のものと、1フィールドまたはそれに近い時間
差をもつ同じ飛び越し走査方式の静止映像信号に切り替
えことができるようにしたので、二台のビデオプロジェ
クタの投射位置の調整が容易となる効果がある。
【0050】請求項4の発明によれば、1フィールドの
時間差をもつ静止映像信号を簡単な構成の遅延手段で得
られる効果がある。
【0051】請求項5の発明によれば、1フィールドま
たはこれに近い時間差をもつ二つの飛び越し走査方式の
静止映像信号を再生する装置を設け、この二つの静止映
像信号の映像を二台のブラウン管方式のビデオプロジェ
クタで一つのスクリーン上に重ね合わせるように投射す
るようにしたので、表示映像の明るさが増大するととも
に、ラインフリッカの低減が図れる効果がある。
【0052】請求項6の発明によれば、2出力静止映像
信号再生手段を、静止映像信号の第1フィールドのみを
フィールドごとに繰り返し再生する手段と、同じく第2
フィールドのみをフィールドごとに繰り返し再生する手
段とで構成したので、簡単な構成で第1フィールドのみ
で構成された静止映像信号と、第2フィールドのみで構
成された静止映像信号を得ることができる効果が得られ
る。
【0053】請求項7の発明によれば、第1フィールド
と第2フィールドが交互入れ替わる二つの同じ飛び越し
走査方式の静止映像信号の映像を、二台のビデオプロジ
ェクタによって1つのスクリーン上に重なり合うように
投射するか、または二つのスクリーンに各別に投射する
ようにしたので、一つのスクリーン上に投射したときは
映像の明るさが増大するとともにラインフリッカの低減
が図れ、二つのスクリーン上に各別に投射したときは二
つの同じ映像が得られるので、投射装置の汎用性が向上
する効果がある。
【0054】請求項8の発明によれば、第1フィールド
のみからなる静止映像信号と、第2フィールドのみから
なる静止映像信号を、フィールドごとに2系統の切替ス
イッチでもって切り替えるようにしたので、簡単構成で
2系統の1フィールドの時間差をもつ二つの静止映像信
号が得られる効果がある。
【0055】請求項9の発明によれば、二つのフィール
ドメモリに飛び越し走査方式の静止映像信号の第1フィ
ールドと第2フィールドの映像信号を各別に記憶させ、
これらのフィールドメモリから、それぞれフィールド毎
に繰り返し再生させるようにしたので、第1フィールド
のみ、および第2フィールドのみで構成された二つの静
止映像信号を簡単な構成で得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による静止映像投射装置の
ブロック図である。
【図2】実施例1による走査内容を説明するための図で
ある。
【図3】実施例1におけるフィールド遅延装置の一構成
例を示すブロック回路図である。
【図4】この発明の実施例2による静止映像投射装置の
ブロック図である。
【図5】この発明の実施例3による静止映像投射装置の
ブロック図である。
【図6】実施例3の2出力静止映像信号再生装置の一構
成例を示すブロック回路図である。
【図7】この発明の実施例4による静止映像投射装置の
ブロック図である。
【図8】実施例4の2出力静止映像投射装置の一構成例
を示すブロック回路図である。
【図9】従来の静止映像投射装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 静止映像信号再生装置 2 ブラウン管方式のビデオプロジェクタ 3 スクリーン 4 フィールド遅延装置 5 同期分離回路 6 クロック発生回路 7 A/Dコンバータ 8 フィールド遅延部 9 D/Aコンバータ 10 切替スイッチ 11 2出力静止映像信号再生装置 12 システム制御部 13 静止映像データ記憶部 14 フィールドメモリ 15 メモリ制御部 16 D/Aコンバータ 17 2出力静止映像信号再生装置 18 フィールド選択部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フィールドまたはこれに近い時間差を
    もつ同一の飛び越し走査方式の静止映像信号の映像を、
    同一スクリーン上に重なり合うように投射するようにし
    た静止映像投射方法。
  2. 【請求項2】 飛び越し走査方式の静止映像信号再生装
    置、この静止映像信号が入力されその静止映像をスクリ
    ーン上に投射する第1のブラウン管方式のビデオプロジ
    ェクタ、上記静止映像信号を1フィールドまたはこれに
    近い量遅延させる遅延手段、およびこの遅延手段によっ
    て遅延された静止映像信号が入力されその静止映像を上
    記第1のブラウン管方式のビデオプロジェクタによって
    上記スクリーン上に投射されている映像と重なるように
    投射する第2のブラウン管方式のビデオプロジェクタを
    備えた静止映像投射装置。
  3. 【請求項3】 第2のブラウン管方式のビデオプロジェ
    クタに入力される静止映像信号を、1フィールドまたは
    これに近い量遅延された静止映像信号または第1のブラ
    ウン管方式のプロジェクタに入力される静止映像信号に
    切り換える手段を備えたことを特徴とする請求項2記載
    の静止映像投射装置。
  4. 【請求項4】 遅延手段が、静止映像信号から同期信号
    を分離する同期信号分離回路と、この同期信号分離回路
    から出力される同期信号に同期したクロック信号を発生
    するクロック発生回路と、このクロック発生回路から出
    力されるクロック信号で上記静止映像信号をA/D変換
    するA/Dコンバータと、このA/Dコンバータから出
    力されるデジタルデータを1フィールド分蓄積すること
    によって遅延させるフィールド遅延部と、このフィール
    ド遅延部から出力されるデジタルデータをD/A変換す
    るD/Aコンバータとで構成されてなる請求項2記載の
    静止映像投射装置。
  5. 【請求項5】 1フィールドまたはこれに近い時間差を
    もつ二つの同じ飛び越し走査方式の静止映像信号を出力
    する2出力静止映像信号再生装置、およびこの2系統の
    静止映像信号を各別に一つのスクリーン上に重なり合う
    ように投射する第1および第2のブラウン管方式のビデ
    オプロジェクタを備えた静止映像投射装置。
  6. 【請求項6】 2出力静止映像信号再生装置が、飛び越
    し走査方式の静止映像信号の第1フィールドの映像信号
    のみをフィールドごとに繰り返し再生する第1フィール
    ド再生部と、この第1フィールド再生部に同期して上記
    静止映像信号の第2フィールドの映像信号のみをフィー
    ルドごとに繰り返し再生する第2フィールド再生部とで
    構成されてなる請求項5記載の静止映像投射装置。
  7. 【請求項7】 同じ飛び越し走査方式の静止映像信号で
    あって、第1フィールドと第2フィールドがそれぞれ交
    互に出力される2出力静止映像信号再生装置、およびこ
    の2系統の映像信号を一つのスクリーン上に重なり合う
    ように投射するか、または異なるスクリーン上に各別に
    投射する第1および第2のビデオプロジェクタを備えた
    静止映像投射装置。
  8. 【請求項8】 2出力静止映像信号再生装置が、飛び越
    し走査方式の映像信号の第1フィールドの映像信号のみ
    を繰り返し再生する第1フィールド再生部と、この第1
    フィールド再生部に同期して第2フィールドの映像信号
    のみを繰り返し再生する第2フィールド再生部と、前記
    第1フィールドの映像信号と前記第2フィールドの映像
    信号をフィールドごとに交互に選択して2系統の静止映
    像信号を出力するフィールド選択部とで構成されてなる
    請求項7記載の静止映像投射装置。
  9. 【請求項9】 第1フィールド再生部および第2フィー
    ルド再生部が、それぞれ1フィールド分の映像データを
    記憶する第1,第2のフィールドメモリと、このフィー
    ルドメモリから繰り返し映像データを読み出すメモリ制
    御部と、この読み出した映像データをD/A変換するD
    /A変換器によって構成されてなる請求項6または請求
    項8記載の静止映像投射装置。
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