JPH0795477B2 - 電界装置 - Google Patents
電界装置Info
- Publication number
- JPH0795477B2 JPH0795477B2 JP63319909A JP31990988A JPH0795477B2 JP H0795477 B2 JPH0795477 B2 JP H0795477B2 JP 63319909 A JP63319909 A JP 63319909A JP 31990988 A JP31990988 A JP 31990988A JP H0795477 B2 JPH0795477 B2 JP H0795477B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric field
- electrode
- discharge electrode
- discharge
- linear discharge
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- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、オゾン発生装置、帯電器、除電器、静電的
輸送装置などに用いる電界装置に関するものである。
輸送装置などに用いる電界装置に関するものである。
従来の技術 オゾン発生装置などには、誘電体基板を介して線状放電
電極と面状誘電電極とを対向して設けた電界装置が用い
られている。
電極と面状誘電電極とを対向して設けた電界装置が用い
られている。
この電界装置は、特開昭59−44787公報及び特開昭59−4
4797号公報に記載されているように、誘電体基板は、フ
ァインセラミックにより形成し、両電極は、タングステ
ン粉末を用いたメタライズにより形成し、又、線状放電
電極は、単純なる線状で単数或は、複数形成されてい
る。
4797号公報に記載されているように、誘電体基板は、フ
ァインセラミックにより形成し、両電極は、タングステ
ン粉末を用いたメタライズにより形成し、又、線状放電
電極は、単純なる線状で単数或は、複数形成されてい
る。
発明が解決しようとする課題 従来より放電現象を使った電界装置は、湿度に対して安
定性が悪く、特に湿度が75％RH以上になると、電源投入
後数分間放電が起こらない状態が続く。
定性が悪く、特に湿度が75％RH以上になると、電源投入
後数分間放電が起こらない状態が続く。
即ち、従来の電界装置は、高湿度雰囲気において放電始
動性が悪く、その上、放電開始電圧のバラツキが大き
い。
動性が悪く、その上、放電開始電圧のバラツキが大き
い。
この発明は、上記事情に鑑み、高湿度雰囲気においても
放電始動性が良く、かつ、放電開始電圧のバラツキが小
さい電界装置を得ることを目的とする。
放電始動性が良く、かつ、放電開始電圧のバラツキが小
さい電界装置を得ることを目的とする。
問題を解決する手段 この発明は、アルミナグリーンシートを焼成した誘電体
基板を介して、その長手方向に沿って線状放電電極と面
状誘導電極とを対向せしめ、該両電極と前記誘電体基板
とを一体的に形成した電界装置において、前記線状放電
電極の周縁に該線状放電電極の長手方向と直交する方向
に複数の電界集中用枝電極を設けたことを特徴とする電
界装置により上記目的を達成しようとするものである。
基板を介して、その長手方向に沿って線状放電電極と面
状誘導電極とを対向せしめ、該両電極と前記誘電体基板
とを一体的に形成した電界装置において、前記線状放電
電極の周縁に該線状放電電極の長手方向と直交する方向
に複数の電界集中用枝電極を設けたことを特徴とする電
界装置により上記目的を達成しようとするものである。
作用 電源を投入すると、線状放電電極と面状誘導電極との間
に放電が起こるが、この放電は、まず最初に電界強度の
強い電界集中部で起こり、その後、線状放電電極全体に
広がる。
に放電が起こるが、この放電は、まず最初に電界強度の
強い電界集中部で起こり、その後、線状放電電極全体に
広がる。
実施例 この発明の実施例を添付図面により説明するが、同一図
面符号は、その名称も機能も同一である。
面符号は、その名称も機能も同一である。
アルミナ粉末にマグネシア２％（この％は、重量比を示
す。以下同じ）、カルシア２％、シリカ４％、を混合し
てボールミルで50〜80時間湿式粉砕した後、脱水乾燥す
る。
す。以下同じ）、カルシア２％、シリカ４％、を混合し
てボールミルで50〜80時間湿式粉砕した後、脱水乾燥す
る。
この粉末にメタクリル酸イソブチルエステル３％、ニト
ロセルロース１％、ジオクチルフタレート0.5％を加
え、更に溶剤としてトリクロールエチレン、ｈ−ブタノ
ールを加えてボールミルで混合して流動性のあるスラリ
ーとする。
ロセルロース１％、ジオクチルフタレート0.5％を加
え、更に溶剤としてトリクロールエチレン、ｈ−ブタノ
ールを加えてボールミルで混合して流動性のあるスラリ
ーとする。
これを減圧脱泡後平板状に流し出して除熱し溶剤を発散
させて厚さ0.5mmのアルミナグリーンシート１、２を形
成すると共に、前記と同様の方法によりタングステン粉
末をスラリー状としてメタライズインクを作成する。
させて厚さ0.5mmのアルミナグリーンシート１、２を形
成すると共に、前記と同様の方法によりタングステン粉
末をスラリー状としてメタライズインクを作成する。
次に、アルミナグリーンシート２の上面に通常のスクリ
ーン印刷法にて面状誘導電極３を前記タングステンメタ
ライズインクにより印刷して、その上にアルミナグリー
ンシート１を重合する。このアルミナグリーンシート１
の上面に前述の要領によりタングステンメタライズを用
いて線状放電電極４を印刷する。
ーン印刷法にて面状誘導電極３を前記タングステンメタ
ライズインクにより印刷して、その上にアルミナグリー
ンシート１を重合する。このアルミナグリーンシート１
の上面に前述の要領によりタングステンメタライズを用
いて線状放電電極４を印刷する。
この放電電極４の中間部Ｍには、その両側縁に間隔をお
いて複数の三角形状の枝電極５が形成されている。この
枝電極の高さｂは、直状部の幅ａと等しく、例えば、1m
mであり、又、枝電極の幅Ｃは、その高さｂより小さ
く、例えば0.7mmに形成される。この枝電極５の鋭利部
６のように、電界強度の強い部分を電界集中部Ｓと称す
る。この放電電極４を印刷して圧着した後これを1400℃
〜1600℃の非酸化雰囲気で焼成する。これによって、ア
ルミナグリーンシート１、２は誘電体基板１、２を形成
する。
いて複数の三角形状の枝電極５が形成されている。この
枝電極の高さｂは、直状部の幅ａと等しく、例えば、1m
mであり、又、枝電極の幅Ｃは、その高さｂより小さ
く、例えば0.7mmに形成される。この枝電極５の鋭利部
６のように、電界強度の強い部分を電界集中部Ｓと称す
る。この放電電極４を印刷して圧着した後これを1400℃
〜1600℃の非酸化雰囲気で焼成する。これによって、ア
ルミナグリーンシート１、２は誘電体基板１、２を形成
する。
次にこの実施例の作用につき説明する。
高周波交流高圧電源７より電極３、４間に高周波交流高
圧を誘電体基板１を介して印加すると最初に鋭利部６か
ら放電が開始し、高周波コロナ放電が発生する。
圧を誘電体基板１を介して印加すると最初に鋭利部６か
ら放電が開始し、高周波コロナ放電が発生する。
その後、該放電は放電電極４全体に広がり、誘電体基板
１上には豊富な正負イオンを含むプラズマが形成され
る。
１上には豊富な正負イオンを含むプラズマが形成され
る。
この発明の実施例は、前記に限定されるものではなく、
例えば、第３図〜第６図に示すように構成しても良い。
例えば、第３図〜第６図に示すように構成しても良い。
即ち、第３図に示すように、線状放電電極４が導線10を
介して複数個設けられている場合には、各線状放電電極
４に三角形状の突起５を形成し、その先端を電界集中部
Ｓとしても良い。
介して複数個設けられている場合には、各線状放電電極
４に三角形状の突起５を形成し、その先端を電界集中部
Ｓとしても良い。
第４図に示すように、線状放電電極４に枝電極20を直交
せしめてクロス部21を形成し、このクロス部21を電界集
中部Ｓとしても良い。なお、この実施例の放電電極４の
幅ｄは枝電極20の突出部の長さｃより小さく、例えば、
ｄ＝1mm、長さｅ＝3mmに形成され、また、枝電極20の幅
ｆは幅ｄより小さく、例えば、0.5mmに形成されてい
る。
せしめてクロス部21を形成し、このクロス部21を電界集
中部Ｓとしても良い。なお、この実施例の放電電極４の
幅ｄは枝電極20の突出部の長さｃより小さく、例えば、
ｄ＝1mm、長さｅ＝3mmに形成され、また、枝電極20の幅
ｆは幅ｄより小さく、例えば、0.5mmに形成されてい
る。
発明の効果 この発明は、以上のように構成したので、この部分が特
に電界が強く放電が起こり易い。
に電界が強く放電が起こり易い。
そのため、電界装置に電源を投入すると、電界集中部の
放電が開始し、そこから放電極全体に放電が広がる。
放電が開始し、そこから放電極全体に放電が広がる。
従って、始動性、即ち、放電開始性が向上し短時間で放
電極全体に均一な放電が得られる。
電極全体に均一な放電が得られる。
ちなみに、温度75％の条件にて電源投入後より放電電極
全体に放電が広がるまでの時間と放電開始電圧のバラツ
キとを測定したところ、該時間は従来例では３〜５分で
あったが、本発明では約30秒であり、該時間が大幅に短
縮されていることが明らかとなった。
全体に放電が広がるまでの時間と放電開始電圧のバラツ
キとを測定したところ、該時間は従来例では３〜５分で
あったが、本発明では約30秒であり、該時間が大幅に短
縮されていることが明らかとなった。
また、放電開始電圧のバラツキも従来例では500Vであっ
たが、本発明では100Vとなり、該バラツキが大幅に縮小
されていることがわかった。
たが、本発明では100Vとなり、該バラツキが大幅に縮小
されていることがわかった。
第１図〜第４図は本発明の実施例を示す図で、第１図は
電界集中用枝電極が三角形状である場合の平面図、第２
図は第１図の要部拡大図、第３図は、線状放電電極が複
数個である場合の平面図、第４図は電界集中用枝電極が
矩形状である場合の平面図、である。 １……アルミナグリーンシート ２……アルミナグリーンシート ３……面状誘導電極 ４……線状放電電極 Ｓ……電界集中部
電界集中用枝電極が三角形状である場合の平面図、第２
図は第１図の要部拡大図、第３図は、線状放電電極が複
数個である場合の平面図、第４図は電界集中用枝電極が
矩形状である場合の平面図、である。 １……アルミナグリーンシート ２……アルミナグリーンシート ３……面状誘導電極 ４……線状放電電極 Ｓ……電界集中部
Claims (3)
- 【請求項１】アルミナグリーンシートを焼成した誘電体
基板を介して、その長手方向に沿って線状放電電極と面
状誘導電極とを対向せしめ、該両電極と前記誘電体基板
とを一体的に形成した電界装置において、前記線状放電
電極の周縁に該線状放電電極の長手方向と直交する方向
に複数の電界集中用枝電極を設けたことを特徴とする電
界装置。 - 【請求項２】前記枝電極は、その底辺を前記線状放電電
極の周縁に一致せしめ、頂点を該線状放電電極の外側に
向けた三角形状であることを特徴とする請求項第１項記
載の電界装置。 - 【請求項３】前記枝電極は、その一辺を前記線状放電電
極の周縁に一致せしめた矩形状であることを特徴とする
請求項第１項記載の電界装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63319909A JPH0795477B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 電界装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63319909A JPH0795477B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 電界装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5331350A Division JPH06318490A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 電界装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02164377A JPH02164377A (ja) | 1990-06-25 |
| JPH0795477B2 true JPH0795477B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=18115584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63319909A Expired - Lifetime JPH0795477B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 電界装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0795477B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7254006B2 (en) | 2001-08-07 | 2007-08-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Ion generating element and ion generator, air conditioning apparatus, cleaner and refrigerator containing the same |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4855019B2 (ja) * | 2005-08-30 | 2012-01-18 | フィーサ株式会社 | 人体静電気除去方法 |
| JP5512595B2 (ja) * | 2011-05-09 | 2014-06-04 | フィーサ株式会社 | 人体装着用静電気除去装置及び人体静電気除去方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5318815Y2 (ja) * | 1972-05-03 | 1978-05-19 | ||
| JPH0721668B2 (ja) * | 1985-12-14 | 1995-03-08 | キヤノン株式会社 | 除・帯電方法 |
-
1988
- 1988-12-19 JP JP63319909A patent/JPH0795477B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7254006B2 (en) | 2001-08-07 | 2007-08-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Ion generating element and ion generator, air conditioning apparatus, cleaner and refrigerator containing the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02164377A (ja) | 1990-06-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011 Year of fee payment: 14 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011 Year of fee payment: 14 |