JPH0794941A - エア・ストリップラインを用いたマルチポート形給電回路網を備えたモノパルス・アレイ・システム - Google Patents

エア・ストリップラインを用いたマルチポート形給電回路網を備えたモノパルス・アレイ・システム

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JPH0794941A
JPH0794941A JP6072155A JP7215594A JPH0794941A JP H0794941 A JPH0794941 A JP H0794941A JP 6072155 A JP6072155 A JP 6072155A JP 7215594 A JP7215594 A JP 7215594A JP H0794941 A JPH0794941 A JP H0794941A
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Clifton Quan
クリフトン・クアン
Donald E Bostrom
ドナルド・イー・ボストロム
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マーク・ワイ・ハシモト
Ruth Dean
ルース・ディーン
Rosie M Jorgenson
ロージー・エム・ジョーゲンソン
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0006Particular feeding systems
    • H01Q21/0075Stripline fed arrays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q25/00Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns
    • H01Q25/02Antennas or antenna systems providing at least two radiating patterns providing sum and difference patterns

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノパルス・レーダ・アレイ・システムにお
いて和信号と差信号の信号分布を独立に発生させるこ
と。 【構成】 アレイ・システムは、複数の放射素子とそれ
ら放射素子に結合したモノパルス給電回路網とを備え、
この給電回路網は、和信号給電回路網100、差信号給
電回路網110、複数の結合器120A〜120N、及
び複数の出力ポート56A〜56Nを有する。給電回路
網の2つの入力チャネルは対応するn個の出力ポートに
高周波信号の振幅及び位相の分布を各チャネル毎に独自
の分布で励振する。高周波電力の分配を広い周波数帯域
に亙る振幅及び移相の分布に追随させるため、給電回路
網は、エア・ストリップラインで形成して整合させた電
力分割器、減衰器、移相器及びマジックT結合器で構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波電力分割回路
に関するものであり、より詳しくは、レーダ・アンテナ
・アレイに用いるのに適したモノパルス電力分割回路網
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダ・アンテナ・アレイにおいては、
複数の個々の放射素子を励振するために必要な高周波エ
ネルギを単一の送信機で発生させている。そして、発生
させたエネルギを、アンテナ給電回路網を介して全ての
放射素子へ分配している。アンテナが広範な瞬時周波数
帯域に亙って動作できるようにするために、しばしば、
アンテナ給電回路網のアーキテクチャを、高周波電力の
分配を行なうための整合させた4ポート形の電力分割装
置(1つのポートは整合負荷で終端してある)を幾つも
組合せたコーポレート・アーキテクチャにするというこ
とが行なわれている。
【0003】モノパルス動作を実行させるためには、一
般的に、アレイの給電を2つの半領域(或いは4つの四
半領域)に分けて行なうようにし、その2つの半領域
(或いは4つの四半領域)を、図1に示したように複数
のマジックT結合器を用いた回路網で結合しておくよう
にしている。この回路網は、アレイの全体に亙って振幅
分布を発生させる。ただし、この回路網の中のマジック
T結合器の働きによって、差信号ポートでは、アレイの
2つの半領域の信号の位相が互いに180°異なってお
り、一方、和信号ポートにおいては、それら2つの半領
域の間で信号は同相に維持されている。その結果、全く
異なる2通りの放射パターンが、そのアレイによって発
生される。そしてレーダは、発生されるそれら2通りの
放射パターンを利用してモノパルス追尾を実行する。こ
の方式に付随する問題は、サイドローブの小さな和信号
放射パターンを生成するための最適な振幅分布と、差信
号放射パターンのサイドローブを小さくするために必要
な振幅分布とが著しく異なっていることにある。コーポ
レート・アーキテクチャを採用している従来のモノパル
ス給電回路網は、ただ1つの振幅分布しか発生させるこ
とができない。
【0004】和信号の分布と差信号の分布とを互いに独
立的に生成するための1つの方法は、アレイの2つの半
領域に亙って、対応する放射素子に夫々にマジックT結
合器を結合しておき、それら複数のマジックT結合器に
対する給電を互いに独立した和信号給電回路網と差信号
給電回路網とで行なうことである。しかしながら不都合
なことに、この方法を用いると、全ての素子を接続する
ために余りにも多くの追加の伝送線路が必要となり、そ
のため寸法及び重量に関する不利が生じる。
【0005】従来のモノパルス回路網は、2出力ポート
または4出力ポートに限られていた。その和信号チャネ
ルと差信号チャネルと同一の高周波振幅分布を励振し、
単にポート間で位相が反転している点が相違しているに
過ぎない。これについては「M. Skolnik著「Introducti
on to Radar Systems」( 1980, pp. 160-167)を参照
されたい。はしご形給電回路網は、広い同調周波数帯域
と狭い瞬時周波数帯域を持ち、多数の様々な高精度の結
合器を必要とする。それら結合器は、導波管(コストが
高く、かさ張る上に、帯域幅に限界がある)に機械加工
によって形成したスロットであるか、或いは、ストリッ
プライン(一般に生産可能とするためには、製造工程に
おける許容寸法誤差を厳しいものにせねばならない)に
形成した近接形結合器であるかのいずれかであった。は
しご形給電回路網は、モノパルス機能を実現するため
に、追加の結合器やマジックT結合器を複雑に組み合せ
る必要がある。はしご形給電回路網を用いた場合には、
アンテナ・ビームの走査は周波数の関数として行なわれ
る。これについては、A. Lopez著「Monopulse Network
for Series Feeding an Array Antenna」 IEEE Tran. o
n Antenna and Propagation, Vol. AP-16, No. 4, (Ju
ly 1968, p. 436)、それに、J. Smolko著「Compact Hi
ghly Integrated Dual Linear Antenna Feed」 Proc. o
f the 1990 Antenna Applications Sym.、(September
1990, P. 538)を参照されたい。
【0006】導波管と組合せたマジックT結合器を使用
した区画給電回路網は、帯域幅が狭い上に、個々の構成
部品の全てを相互接続するために余りにも多くの導波管
が必要となる。これについては「Practical Phased Arr
ay Antenna Systems」 Eli Brookner, Artech House,
(1991, pp. 6-6〜6-9)を参照されたい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の課題
に鑑みて提案されたものであり、本発明の目的は、和信
号と差信号とで独立した信号分布を形成することができ
るモノパルス・レーダー・アンテナ・システムを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、マルチポート形モ
ノパルス給電回路網に結合されている複数の放射素子を
備えるモノパルス・レーダ・アンテナ・システムについ
て記述する。モノパルス給電回路網は、和信号給電回路
網アセンブリを含んでおり、この和信号給電回路網アセ
ンブリは、和信号入出力(I/O)ポートを有し、この
和信号I/Oポートは和信号給電回路を介して複数の和
信号出力ポートに接続される。モノパルス給電回路網は
更に、差信号給電回路網アセンブリを含んでおり、この
差信号給電回路網アセンブリは、差信号I/Oポートを
有し、この差信号I/Oポートは差信号給電回路を介し
て複数の差信号出力ポートに接続される。好適実施例に
おいては、和信号給電回路と差信号給電回路とはエア・
ストリップライン伝送線路で構成され、低損失の動作を
可能にする。
【0009】モノパルス給電回路網は更に複数の180
°結合器を含んでおり、それら結合器は、和信号給電回
路網と、差信号給電回路網と、複数の放射素子とに結合
される。それら結合器の各々は、結合器和信号ポート
と、結合器差信号ポートと、第1サイドアーム・ポート
と、第2サイドアーム・ポートとを有する。また、中間
接続手段が設けられ、この中間接続手段は、和信号給電
回路網アセンブリの複数の和信号出力ポートを対応した
結合器和信号ポートに接続し、且つ、差信号給電回路網
アセンブリの複数の差信号出力ポートを対応した結合器
差信号ポートに接続する。この結合器のサイドアーム・
ポートはアレイの放射素子に結合されている。
【0010】上述の結合器は、マジックT結合器とする
ことが好ましく、また、エア・ストリップライン伝送線
路で製作されることが好ましい。和信号給電回路と差信
号給電回路とはいずれも複数の電力分割器を含んでお
り、それら電力分割器が、複数の和信号出力ポートに和
信号振幅分布を、複数の差信号出力ポートに差信号振幅
分布を互いに独立的に生成する。上述の中間接続手段は
直交同軸形フィードスルー中間接続構造体を備え、それ
ら複数の中間接続構造体によって、和信号給電回路の複
数の和信号出力ポートと結合器との間、並びに、差信号
給電回路の複数の差信号出力ポートと結合器との間を接
続することが好ましい。
【0011】上述の結合器のサイドアーム・ポートは、
所与の用途において放射素子に直接に接続することもで
き、或いは、複数の区画給電回路網を介して複数の放射
素子のうちの特定の組に接続するようにしても良い。
【0012】
【実施例】本発明の以上の特徴及び利点並びにその他の
特徴及び利点は、添付図面に示した本発明の具体的実施
例についての以下の詳細な説明によって更に明瞭にな
る。図2に示したマルチポート形モノパルス給電回路網
50は、上述の従来のモノパルス給電回路網に付随して
いた問題を解決するものである。この給電回路網50
は、和信号入出力(I/O)ポート52と、差信号I/
Oポート54と、複数の出力ポート56A〜56Nとを
備えている。本発明に係る給電回路網は、和信号I/O
ポート52と差信号I/Oポート54とに対して、互い
に独立した個別の振幅及び位相の分布を発生させる。こ
の給電回路網は、性能並びに実装上の要件に応じて、図
2に示したように、放射素子58A〜58Nの全てに接
続するような接続形態とすることもでき、或いは図3〜
図6に示したように、複数の区画給電回路網を用いて別
々の放射素子のクラスタ即ちサブアレイに接続するよう
な接続形態とすることもできる。
【0013】図3においては、出力ポート56A〜56
Dは複数の区画給電回路網60A〜60Dに接続され、
それら複数の区画給電回路網60A〜60Dは放射素子
58A〜58Nから成る複数の放射素子クラスタに接続
されている。
【0014】図4では、出力ポート56Aと56Fとを
それぞれ区画給電回路網62Aと62Bとに接続し、区
画給電回路網62Aと62Bとをそれぞれ放射素子58
A〜58Fと放射素子58K〜58Pとに接続し、また
出力ポート56B〜56Eを放射素子58G〜58Jに
直接に接続している。
【0015】図5では、出力ポート56Aを区画給電回
路網64Aに接続し、区画給電回路網64Aを放射素子
58A〜58Dに接続する。また出力ポート56Bを中
央の区画給電回路網64Bに接続し、区画給電回路網6
4Bを中央放射素子58E及び58Fに接続する。また
出力ポート56Cを区画給電回路網64Cに接続し、区
画給電回路網64Cを放射素子58G〜58Kに接続す
る。
【0016】図6においては、給電回路網50の出力ポ
ート56Aは区画給電回路網66Aに接続され、区画給
電回路網66Aは放射素子58A〜58Fに接続され
る。出力ポート56Bをは画給電回路網66Bに接続さ
れ、区画給電回路網66Bは放射素子58G〜58Jに
接続される。出力ポート56Cは区画給電回路網66C
に接続され、区画給電回路網66Cは中央の放射素子5
8K及び58Lに接される。出力ポート56Dは区画給
電回路網66Dに接続され、区画給電回路網66Dは放
射素子58M〜58Pに接続される。出力ポート56E
は区画給電回路網66Eに接続され、区画給電回路網6
6Eは放射素子58Q〜58Vに接続される。
【0017】給電回路網50は、電力分割器、移相器、
減衰器及びマジックT結合器(または180°ハイブリ
ッド結合器)の配列を備えている。図7は、給電回路網
50の全体構成図である。図示の給電回路網50は、和
信号給電回路網100と、差信号給電回路網110と、
和信号I/Oポート52と、差信号I/Oポート54
と、複数の出力ポート56A〜56Nとを含んでいる。
複数のマジックT結合器120A〜120Nが、出力ポ
ート56A〜56Nと、和信号給電回路網100の出力
部の中間接続構造体130A〜130Nとの間に接続さ
れている。この構成は、出力ポートの任意の個数及び任
意の形状の振幅分布に対応することができる。図中に
「A」と記した出力ポートは、アレイのうちの一方の半
分に接続されており、また「B」と記した出力ポート
は、アレイのうちの他方の半分に接続されている。それ
らA及びBの出力ポートは、マジックT結合器のサイド
アーム・ポートに接続されている。
【0018】図8及び図9は、本発明に係る給電回路網
をアンテナ・アレイに接続してレーダ用の1平面モノパ
ルス追尾及び2平面モノパルス追尾を実行する場合の接
続形態を示している。1平面追尾を実行する場合には、
給電回路網50の「A」出力ポートをアレイの左側の放
射素子58A〜58Lに接続し、「B」出力ポートをア
レイの右側の放射素子58M〜58Zに接続する。1平
面追尾では、形成されたパターンないしビームを使用し
て、左右方向または上下方向の1次元平面内における目
標の角度識別を行なう。図9の配置では、2つのモノパ
ルス給電回路網50A及び50Bを使用して2平面モノ
パルス追尾を行なう。和信号ポート52A及び52Bが
マジックT結合器120Aのサイドアーム・ポートに接
続され、差信号ポート54A及び54Bはもう1つのマ
ジックT結合器120Bのサイドアーム・ポートに接続
される。これらを合成した給電回路網の和信号ポート5
2はマジックT結合器120Aの和信号ポートである。
この合成給電回路網は、方位と迎角とに関する差信号ポ
ートを備えている。マジックT結合器120Aの差信号
ポートがこの合成給電回路網の迎角差信号ポートの機能
を果たしており、一方、マジックT結合器120Bの差
信号ポートがこの合成給電回路網の方位差信号ポートの
機能を果たしている。図9の配置では、アンテナの複数
の放射素子は4つの四半分の組に分けられており、給電
回路網50Aの「A」出力ポートと「B」出力ポート、
それに給電回路網50Bの「A」出力ポートと「B」出
力ポートが、夫々、放射素子のそれら四半分の組の夫々
に接続される。
【0019】図10は、本発明に係るモノパルス給電回
路網50を構成している共通の内部給電回路を示す。こ
の共通の回路は、図7に概略的に示した給電回路網50
の和信号給電回路網100と差信号給電回路網110と
のいずれにも用いることができる回路である。図10の
共通回路140において、共通の信号分割器/結合器回
路網は、ウィルキンソン電力分割器142で形成されて
おり、この電力分割器142は入力信号を2つのチャネ
ルに分割する。それらチャネルの各々は減衰器と移相器
とを含んでいる。即ち、電力分割器142に付随する第
1チャネルは減衰器146及び移相器150を含んでお
り、第2チャネルは減衰器144及び移相器148を含
んでいる。これらの素子142、144、146、14
8、及び150から成る回路構成ブロックを組み合せる
ことによって、共通回路140が構成される。
【0020】図11は、給電回路網の和信号ポート52
と中間接続構造体130A〜130Nとの間に接続され
る和信号給電回路網100の共通回路の回路図である。
この和信号給電回路網100は上述の共通回路140の
構成要素である減衰器を必要とせず、即ち、減衰量がゼ
ロの回路網である。従って、和信号ポート52は電力分
割器160に結合され、電力分割器160は信号電力
を、夫々移相器162と164とに接続されている2つ
の出力に分割する。これらの2つの移相器の回路枝部は
更に次の電力分割器166と184とに接続されてお
り、それら電力分割器は再び夫々の回路枝部に電力を分
割する。それら電力分割器の4つの回路枝部の各々は移
相器168、172、186、194を備えている。こ
の回路では更に同じ構成が繰り返され、即ち、それら4
つの移相器には、4つの電力分割器170、174、1
88、196が結合され、夫々の回路枝部に電力を分割
する。移相器176、178、180、182、19
0、192、198、及び200の出力は、この和信号
給電回路網100のI/Oポート205A〜205Nに
接続される。
【0021】図12は、共通の差信号給電回路網110
を示している。差信号給電回路網110は、和信号給電
回路網100と略々同一であるが、電力分割器のうちの
幾つかの右側回路枝部の減衰量がゼロではないというこ
とだけが異なっている。所望の振幅分布に依存して、差
信号のパターンに対応した図10の共通回路の減衰器の
うちの任意の減衰器の減衰量をゼロでなくすることもで
きる。
【0022】和信号給電回路網100の複数のポート2
05A〜205Nは、夫々に対応したマジックT結合器
120A〜120Nの和信号ポート(Σポート)に接続
されており、モノパルス給電回路網50の出力ポート5
6A〜56Nに振幅分布を発生させる。差信号給電回路
網110のポート210A〜210Nは、夫々に対応し
たマジックT結合器120A〜120Nの差信号ポート
(Δポート)に接続されており、同じ出力ポート56A
〜56Nに別の振幅分布を発生させる。
【0023】和信号給電回路網110ないし差信号給電
回路網110の構成要素である電力分割器は、和信号チ
ャネル及び差信号チャネルの夫々に所望の振幅分布を発
生させる。しかしながら、物理的な制約があるために、
様々な帯域幅で然るべきレベルの電力分割を実現するこ
とには限界がある。必要に応じて和信号給電回路網10
0及び差信号給電回路網110に減衰器を組み込むこと
は、この限界を克服するのに役立つ。和信号の位相分布
と差信号の位相分布とを個別に発生させるには、必要に
応じてこれら給電回路網100、110に給電線路長さ
即ち固定移相器を組み込むようにすれば良い。その場合
の移相器は、図11ないし図12に示したように給電回
路網に組み込んでも良く、或いは、マジックT結合器1
20A〜120Nの出力ポートに接続しても良い。
【0024】マジックT結合器120A〜120Nは、
アレイの2つの半領域に0°又は180°の位相差を与
えると共に、和信号チャネルと差信号チャネルとを分離
する。好適実施例においては、給電回路網50の全ての
構成要素は単一のパッケージにアセンブリの形で集積化
される。エア・ストリップライン形の伝送線路を用い
て、移相器、電力分割器及びマジックT結合器を実現す
る。エア・ストリップラインの使用は、最小の集積化し
たパッケージで最良の損失性能を与える。ストリップラ
イン基板を支持するチャネル形のハウジングは、軽金属
またはメッキされたプラスチックで製作することができ
る。
【0025】図13は、好適実施例に係るマルチポート
形モノパルス給電回路網50を分解等角図である。図
中、和信号給電回路網100と差信号給電回路網110
とは分解して示してある。マジックT結合器120A〜
120Nと中間接続構造体130A〜130Nとは、給
電回路網100と110との間に位置している。
【0026】和信号給電回路網100は、表面に導体パ
ターン222を形成したストリップライン基板220を
含んでおり、この基板220は、切削加工して製作した
アルミニウム製の第1ハウジング224と第2ハウジン
グ226との間に挟持されている。それらハウジング2
24、226の各々には、切削加工によってチャネル・
パターンが形成される。例えばチャンネル・パターン2
30がハウジング226に形成され、その鏡像がハウジ
ング224に形成される。それらチャネル・パターン
は、基板220と導体パターン222とで構成されたエ
ア・ストリップライン伝送線路のためのグラウンド面と
して機能する。また、そのエア・ストリップライン伝送
線路のポートには、同軸コネクタ228が接続され、給
電回路網50の和信号I/Oポート52となる。
【0027】差信号給電回路網110もまた、和信号給
電回路網110と類似した構成であって、導体パターン
242を形成した基板240によって形成された非接触
形(suspended)エア・ストリップライン伝送
線路を備えており、基板240は、夫々のハウジング2
44と246との間に挟持されている。それらハウジン
グ244、246の各々には切削加工によってチャネル
・パターン、例えばチャネル・パターン250が形成さ
れている。非接触形ストリップラインのポートには、同
軸コネクタ248が接続され、給電回路網50の差信号
I/Oポート54となる。
【0028】直交同軸形フィードスルー中間接続構造体
260A〜260Nを使用して、差信号給電回路網11
0の非接触形ストリップライン伝送線路の出力部210
A〜210NとマジックT結合器120A〜120Nの
差信号ポートとが接続される。本実施例では、それらマ
ジックT結合器の差信号ポートもまた、非接触形ストリ
ップラインで形成される。同軸構造の中間接続構造体2
60A〜260Nは、中心導体ピンとハウジング244
に形成した孔245を貫通する誘電体プラグとで構成さ
れ、その中心導体ピンを導体パターン242に接続す
る。このピンとプラグは更に、対応したマジックT結合
器のハウジングに形成してある対応した孔(図示せず)
を貫通して延び、そのマジックT結合器を含む回路に接
続される。また同様に、和信号給電回路網100の非接
触形ストリップライン回路の出力部205A〜205N
とマジックT結合器の和信号ポート120A〜120N
とを接続するために、直交同軸形フィードスルー中間接
続構造体130A〜130Nを使用する。それら中間接
続構造体130A〜130Nは、中心導体ピンとハウジ
ング226に形成した孔227を貫通する誘電体プラグ
とを備え、その中心導体ピンを導体パターン222に接
続する。中間接続構造体のこのピンとプラグは更に、マ
ジックT結合器120A〜120Nを構成しているハウ
ジングに形成された対応の孔132A〜132Nを通
り、それらマジックT結合器を備える回路に接続され
る。
【0029】マジックT結合器120A〜120Nは、
引張ボルト260及び係止具262によって整列状態で
固定される。それらマジックT結合器については、本願
出願人に譲渡された米国特許第4952895号に記載
されており、その全内容はここに援用される。それらマ
ジックT結合器は、両面形のエア・ストリップライン及
びストリップラインを組合せて製作される。図13に例
として示すマジックT結合器120Aは、チャネル形の
導電性ハウジング121A及び121Bと両面形ストリ
ップライン回路121Cとを備えている。ストリップラ
イン回路121Cに接続された同軸コネクタ121D及
び121Eは、このマジックT結合器120Aのサイド
アーム・ポートをアレイ素子または区画給電回路網へ接
続するための手段を構成する。
【0030】図14のA〜Cは、この給電回路網に使用
されている様々なエア・ストリップラインの構成形態を
示している。ウィルキンソン電力分割器と移相器とは、
基板を空中に浮かせて支持したサスペンデッド・ストリ
ップライン伝送線路を用いて形成される。また、全ての
素子のポートは、そのインピーダンスが50Ωになるよ
うに設計してある。図14のAは、チャネル内の非接触
形ストリップラインを示しており、誘電体基板300が
ストリップラインの導体302を坦持し、閉じた金属製
のチャネル304の中に非接触で支持されている。図1
4のBは両面形エア・ストリップライン回路を示してお
り、誘電体基板310と、この誘電体基板310の互い
に対向する面に背中合わせの関係で形成された第1金属
導体312及び第2金属導体314とで構成されてお
り、誘電体基板310は、金属製のチャネル316の中
に非接触で支持されている。図14のCは、2枚の隣接
した基板で形成されて非接触支持された誘電体基板32
2の内部に埋設されたストリップラインの中心導体32
0を示しており、この基板322の各面に、背中合わせ
の関係の外側導体324と326とが形成されている。
この基板322は、金属製のチャネル328の中に非接
触で支持されている。
【0031】パッケージの寸法を小さくするために、複
数の回路基板と、ハウジングと、、平面形ではない直交
中間接続構造体とを採用する。その中間接続構造体は同
軸形フィードスルーを用いて中心ピンの先端をエア・ス
トリップライン基板の中心導体パターン(図15のA〜
C及び図16のA〜C)にハンダ付けされる。個々の基
板のエア・ストリップラインないしストリップラインの
ポートへ接続すべき位置には、夫々にパイロット孔が穿
設される。それらパイロット孔は、装置全体を組立てた
後には、同軸形フィードスルーの外部導体としての機能
を果たす。中心ピンを囲む誘電体プラグは、中心ピンを
回路基板の適正なハンダ付け位置に整列させるのに用い
られる。誘電体プラグは更に、ハウジング・サブアセン
ブリどうしを一体のユニットとして互いに整列させる際
のガイドピンとしての役割も果たす。このように多数の
中間接続構造体の更なる改良は、組立時の許容誤差を大
きく取れるようにパイロット孔のような自動位置合せの
機能を持たせることにより行われる。これについては本
願出願人に譲渡された米国特許第4957456号に記
載されており、その内容はここに援用される。上述のフ
ィードスルーの諸々の寸法は50Ωのインピーダンスを
実現するように設計され、ジャンクション効果を最小に
し、向きの異なったボードと伝送線路との間でインピー
ダンスを整合させるために(必要に応じて)段階付けさ
れる。
【0032】図15のAは、和信号給電回路網100の
出力ポート205Aの断面を示しており、図中、基板2
20は導電性ハウジング224と226との間に挟持さ
れている。図の伝送線路は非接触形ストリップライン回
路である。ハウジング226には、図示の如く、穴22
7が形成されている。図15のBは、中間接続構造体1
30Aが装着されたマジックT結合器120Aの断面を
示している。このマジックT結合器のハウジングに形成
された孔132Aは、フィードスルーのための同軸外部
導体用パイロット孔になる。中間接続構造体は中心導体
ピン133Aと誘電体プラグ133Bとを含んでおり、
誘電体プラグ133Bは孔132Aに嵌合する。ピン1
33Aは段付けされ、スロット付きの先端133Dを有
する。ピン133Aの段付き部分にはエポキシ材料製の
ずれ止め133Cが設けられる。スロット付きの先端1
33Dは、埋設ストリップライン導体(図15のBには
図示せず)を含む両面形ストリップライン回路121C
の各面に形成されている導体パターンにハンダ付けされ
る。図15のCは、図15のAと同じ和信号給電回路網
の出力ポートを示しているが、図15のBに示す中間接
続構造体130AとマジックT結合器120Aとは組立
てられた状態にある。ピン133Aは、基板220に形
成された孔に嵌合しており、この基板220の上面に形
成されている導体パターン222にハンダ付けされてい
る。
【0033】図16のA〜Cは、差信号給電回路網11
0と夫々のマジックT結合器120A〜120Nとの間
の中間接続構造体を更に詳細に示した図である。図16
のAは、差信号給電回路網の非接触形ストリップライン
回路240に設けられた出力ポート210Aを示してい
る。このストリップライン回路240は、ハウジング2
44とハウジング246との間に非接触で支持される。
ハウジング244に形成された穴245は、中間接続構
造体のフィードスルー260Aの同軸外部導体用パイロ
ット孔として機能する。図16のBは、同軸の中間接続
構造体260Aが装着されたマジックT結合器120A
の断面を示している。同軸の中間接続構造体260Aの
中心導体ピン261Aは小径となるように段付けされ、
マジックT結合器の差信号ポート121Fの位置におい
て、この中心導体ピンの先端は埋設ストリップライン導
体121Dに接続される。この中間接続構造体は更に、
誘電体プラグ261Bとエポキシ材料製のずれ止め26
1Cとを含んでおり、誘電体プラグ261Bはハウジン
グ121A及び121Bに形成された孔247に嵌合す
る。図16のCは、差信号給電回路網110とマジック
T結合器120Aとを組立てた状態を示している。ピン
261Aの先端は、基板240に形成された孔に嵌合し
ており、導体パターン242に差信号給電回路網の出力
ポート210Aにおいてハンダ付けされる。
【0034】給電回路網50の集積化は、複数のPWB
ドーターボードを2枚のPWBバックプレート・マザー
ボードに集積化するPWBアセンブリに採用されている
集積化技術と幾分類似している。本発明は1オクターブ
の周波数帯域に亙って動作し得、しかも、給電回路網5
0の寸法及び重量は従来の給電回路網のものと同程度で
ある。
【0035】以上に説明した実施例は、本発明の原理を
提示する特定の可能な実施例を例示したものに過ぎな
い。当業者であれば、本発明の原理に従って、本発明の
範囲及び概念から逸脱することなくその他の様々な構成
をも容易に案出し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係るモノパルス回路網及び給電回路網
を備えたアレイ・アンテナの概略図である。
【図2】本発明に係るマルチポート形モノパルス給電回
路網を備えたモノパルス・アレイ・システムの概略図で
ある。
【図3】本発明に係るマルチポート形モノパルス給電回
路網を備え、区画給電回路網とサブアレイとを用いたア
レイ・システムの代替実施例の概略図である。
【図4】本発明に係るマルチポート形モノパルス給電回
路網を備え、区画給電回路網とサブアレイとを用いたア
レイ・システムの他の代替実施例の概略図である。
【図5】本発明に係るマルチポート形モノパルス給電回
路網を備え、区画給電回路網とサブアレイとを用いたア
レイ・システムの別の代替実施例の概略図である。
【図6】本発明に係るマルチポート形モノパルス給電回
路網を備え、区画給電回路網とサブアレイとを用いたア
レイ・システムの更に別の代替実施例の概略図である。
【図7】本発明に係るマルチポート形モノパルス給電回
路網のブロック図である。
【図8】1平面追尾に使用するマルチポート形モノパル
ス給電回路網を示すブロック図である。
【図9】2平面追尾に使用するマルチポート形モノパル
ス給電回路網を示すブロック図である。
【図10】図7の給電回路網を構成している回路素子を
示した回路図である。
【図11】図7の給電回路網を構成している回路素子を
示した回路図である。
【図12】図7の給電回路網を構成している回路素子を
示した回路図である。
【図13】図7の給電回路網の具体的実施例の分解等角
図である。
【図14】A〜Cは、図13の給電回路網に使用されて
いる3種類の非接触形エア・ストリップラインを示した
図である。
【図15】A〜Cは、図13の給電回路網のストリップ
ライン回路に対する和信号給電回路網の中間接続構造体
を示した図である。
【図16】A〜Cは、図13の給電回路網のストリップ
ライン回路に対する差信号給電回路網の中間接続構造体
を示した図である。
【符号の説明】
50 マルチポート形モノパルス給電回路網 52 和信号I/Oポート 54 差信号I/Oポート 56A〜56N 出力ポート 58A〜58N 放射素子 100 和信号給電回路網 110 差信号給電回路網 120A〜120N マジックT結合器 130A〜130N 中間接続構造体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 5/19 Z H01Q 3/36 2109−5J (72)発明者 ドナルド・イー・ボストロム アメリカ合衆国カリフォルニア州91423, シャーマン・オークス,アトール・アベニ ュー 4447 (72)発明者 マーク・ワイ・ハシモト アメリカ合衆国カリフォルニア州90247, ガーデナ,ウエスト・ハンドレッドシック スティサード・ストリート 1321,アパー トメント ビー (72)発明者 ルース・ディーン アメリカ合衆国ペンシルバニア州17070, ニューカンバーランド,フォース・ストリ ート 320 (72)発明者 ロージー・エム・ジョーゲンソン アメリカ合衆国カリフォルニア州90650, ノーウォーク,ピューマ・アベニュー 14613

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノパルス・レーダ・アレイ・システム
    において、 複数の放射素子と、 前記複数の放射素子に結合したマルチポート形モノパル
    ス給電回路網と、 を具備し、 前記マルチポート形モノパルス給電回路網が、 和信号給電回路を介して複数の和信号出力ポートに接続
    された和信号入出力(I/O)ポートを有する和信号給
    電回路網アセンブリと、 差信号給電回路を介して複数の差信号出力ポートに接続
    された差信号I/Oポートを有する差信号給電回路網ア
    センブリと、 各々が、結合器和信号ポートと、結合器差信号ポート
    と、第1サイドアーム・ポートと、第2サイドアーム・
    ポートとを有する複数の電力分割結合形の結合器と、 前記和信号給電回路網アセンブリの前記複数の和信号出
    力ポートを対応した結合器和信号ポートに接続し、且
    つ、前記差信号給電回路網アセンブリの前記複数の差信
    号出力ポートを対応した結合器差信号ポートに接続する
    中間接続手段と、 前記第1サイドアーム・ポートを第1の組の前記複数の
    放射素子に結合するための第1結合手段と、 前記第2サイドアーム・ポートを第2の組の前記複数の
    放射素子に結合するための第2結合手段と、 を備えていることを特徴とするアレイ・システム。
  2. 【請求項2】 前記結合器がマジックT結合器を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のアレイ・システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の結合器が180°ハイブリッ
    ド結合器を備えることを特徴とする請求項1記載のアレ
    イ・システム。
  4. 【請求項4】 前記和信号給電回路がエア・ストリップ
    ライン伝送線路で作られていることを特徴とする請求項
    1記載のアレイ・システム。
  5. 【請求項5】 前記和信号給電回路が、前記複数の和信
    号出力ポートに所望の和信号振幅分布を達成するように
    選択された複数の電力分割回路を備えることを特徴とす
    る請求項1記載のアレイ・システム。
  6. 【請求項6】 前記差信号給電回路が、前記複数の差信
    号出力ポートに所望の差信号振幅分布を達成するように
    選択された複数の電力分割回路を備えることを特徴とす
    る請求項1記載のアレイ・システム。
  7. 【請求項7】 前記差信号給電回路がエア・ストリップ
    ライン伝送線路で作られていることを特徴とする請求項
    1記載のアレイ・システム。
  8. 【請求項8】 前記和信号給電回路網アセンブリが、第
    1平面内に配設した和信号用平面エア・ストリップライ
    ン回路を含んでおり、前記差信号給電回路網アセンブリ
    が、前記第1平面に対して平行な第2平面内に配設した
    差信号用平面エア・ストリップライン回路を含んでお
    り、前記複数の結合器を前記和信号給電回路網アセンブ
    リと前記差信号給電回路網アセンブリとの間に配設して
    あることを特徴とする請求項1記載のアレイ・システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記第1サイドアーム・ポートを結合す
    るための前記第1結合手段が、1つ以上の前記第1サイ
    ドアーム・ポートと前記第1の組の複数の放射素子との
    間に接続された第1区画給電回路網を備え、且つ、前記
    第2サイドアーム・ポートを結合するための前記第2結
    合手段が、1つ以上の前記第2サイドアーム・ポートと
    第2の組の前記複数の放射素子との間に接続された第2
    区画給電回路網を備えることを特徴とする請求項1記載
    のアレイ・システム。
JP6072155A 1993-04-09 1994-04-11 エア・ストリップラインを用いたマルチポート形給電回路網を備えたモノパルス・アレイ・システム Pending JPH0794941A (ja)

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