JPH079485Y2 - Tv受像機用スピーカ装置 - Google Patents
Tv受像機用スピーカ装置Info
- Publication number
- JPH079485Y2 JPH079485Y2 JP9720690U JP9720690U JPH079485Y2 JP H079485 Y2 JPH079485 Y2 JP H079485Y2 JP 9720690 U JP9720690 U JP 9720690U JP 9720690 U JP9720690 U JP 9720690U JP H079485 Y2 JPH079485 Y2 JP H079485Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiver
- speaker
- speakers
- speaker device
- cabinet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、TV受像機に使用されるスピーカ装置に関
し、特に指向性主軸がスピーカの基準軸に耐して傾いて
いるスピーカを使用してTV受像機からの再生音場に於け
る音の拡散状態を良好なものとし、視聴者に優れた音色
の放送音を聴取させるように配慮したTV受像機用スピー
カ装置に関する。
し、特に指向性主軸がスピーカの基準軸に耐して傾いて
いるスピーカを使用してTV受像機からの再生音場に於け
る音の拡散状態を良好なものとし、視聴者に優れた音色
の放送音を聴取させるように配慮したTV受像機用スピー
カ装置に関する。
[従来の技術] 従来におけるTV受像機用スピーカ装置の代表的な構造
は、最も簡単なものとして周知の如く、TVキャビネット
の前面左右にブラウン管を挟んで通常のスピーカを取付
けた構造、又は再生音の拡がり感覚を重視したものとし
て第5図のようにTVキャビネット110の左右、ブラウン
管140の両横に、スピーカ120,130が外方を向くようにそ
の取付面を傾けて取付けたり、又は別途反射板を設けた
構造(図示せず)等が存在する。
は、最も簡単なものとして周知の如く、TVキャビネット
の前面左右にブラウン管を挟んで通常のスピーカを取付
けた構造、又は再生音の拡がり感覚を重視したものとし
て第5図のようにTVキャビネット110の左右、ブラウン
管140の両横に、スピーカ120,130が外方を向くようにそ
の取付面を傾けて取付けたり、又は別途反射板を設けた
構造(図示せず)等が存在する。
[解決しようとする課題] この様な構造を有する従来のスピーカ装置では、前者の
スピーカ装置の場合、一般に使用されるスピーカは取付
面に垂直な基準軸と指向特性の中心方向を示す指向性主
軸とが一致していて夫々がTV受像機の正面を向き、しか
も周波数が高くなると指向性が鋭くなることと相俟って
ステレオでありながら音像が中央に集中して、拡がり感
に欠けていた。又、第5図の構造では拡がり感は改善さ
れるが、構造が複雑となって製造価格が高くなるだけで
なく、意匠設計の面で制約を受けるという解決すべき課
題があった。
スピーカ装置の場合、一般に使用されるスピーカは取付
面に垂直な基準軸と指向特性の中心方向を示す指向性主
軸とが一致していて夫々がTV受像機の正面を向き、しか
も周波数が高くなると指向性が鋭くなることと相俟って
ステレオでありながら音像が中央に集中して、拡がり感
に欠けていた。又、第5図の構造では拡がり感は改善さ
れるが、構造が複雑となって製造価格が高くなるだけで
なく、意匠設計の面で制約を受けるという解決すべき課
題があった。
そこで本考案は簡単な構造で特殊な指向性を有するスピ
ーカを使用することで、上記従来例の有する課題を解決
することを目的とする。
ーカを使用することで、上記従来例の有する課題を解決
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するための本考案に係るTV受像機用
スピーカ装置を、実施例に示す第1図〜第2図を用いて
説明すると、本考案はステレオの片チャンネル当り少な
くとも2個づつ以上複数個のスピーカ1,1′…がTV受像
機3の上方且つ左右に配設されているTV受像機用スピー
カ装置に於て、スピーカ1,1′が振動板の幾何学的中心
から偏った位置をボイスコイルで駆動するコーン型のス
ピーカであって、左右ともに当該スピーカのうちTV受像
機3に対して中央寄りに配設されたスピーカ1の指向性
主軸DAはTV受像機3の中心軸方向を向くように配置され
ると共に、TV受像機3の外方寄りに配設されたスピーカ
1′の指向性主軸DA′はTV受像機3の中心軸に対し外側
方向を向くように配置されていることを特徴とするTV受
像機用スピーカ装置であり、第1の実施例は上記各々の
スピーカ1,1′がTV受像機3の本体キャビネットの前面
板の上方左右に取付けられたことを特徴とし、第2の実
施例は上記各々のスピーカ1,1′がTV受像機3の本体キ
ャビネットとは別個の偏平なキャビネット4の前方左右
に取付けられてTV受像機3の上面に載置されていること
を特徴とする。
スピーカ装置を、実施例に示す第1図〜第2図を用いて
説明すると、本考案はステレオの片チャンネル当り少な
くとも2個づつ以上複数個のスピーカ1,1′…がTV受像
機3の上方且つ左右に配設されているTV受像機用スピー
カ装置に於て、スピーカ1,1′が振動板の幾何学的中心
から偏った位置をボイスコイルで駆動するコーン型のス
ピーカであって、左右ともに当該スピーカのうちTV受像
機3に対して中央寄りに配設されたスピーカ1の指向性
主軸DAはTV受像機3の中心軸方向を向くように配置され
ると共に、TV受像機3の外方寄りに配設されたスピーカ
1′の指向性主軸DA′はTV受像機3の中心軸に対し外側
方向を向くように配置されていることを特徴とするTV受
像機用スピーカ装置であり、第1の実施例は上記各々の
スピーカ1,1′がTV受像機3の本体キャビネットの前面
板の上方左右に取付けられたことを特徴とし、第2の実
施例は上記各々のスピーカ1,1′がTV受像機3の本体キ
ャビネットとは別個の偏平なキャビネット4の前方左右
に取付けられてTV受像機3の上面に載置されていること
を特徴とする。
[作用] 第2図に示す構造の上記スピーカ1,1′は通称「オブリ
コーン型スピーカ」と呼称され、振動板10の幾何学的中
心から偏った位置をボイスコイル20で駆動するコーン型
のスピーカであって、その指向特性の第3図のごとくボ
イスコイル位置でのスピーカの基準軸RA(スピーカ取付
面に対し垂直な軸)に対して長径方向は比較的ブロード
であるに対し、短径方向は比較的シャープであってボイ
スコイルの偏った方向に非対称となっており、指向特性
パターンの中心軸即ち指向性主軸DAは実質的に基準軸RA
に対しある角度(α)をなし、スピーカの取付面に対し
て傾斜している。従ってスピーカ1、1′を従来と同様
に取付面をTV受像機の前面板3aに直接取付けても夫々の
指向性主軸DA、DA′が放射状に配列されるため簡単な構
造でありながら再生音の拡がり感は改善される。
コーン型スピーカ」と呼称され、振動板10の幾何学的中
心から偏った位置をボイスコイル20で駆動するコーン型
のスピーカであって、その指向特性の第3図のごとくボ
イスコイル位置でのスピーカの基準軸RA(スピーカ取付
面に対し垂直な軸)に対して長径方向は比較的ブロード
であるに対し、短径方向は比較的シャープであってボイ
スコイルの偏った方向に非対称となっており、指向特性
パターンの中心軸即ち指向性主軸DAは実質的に基準軸RA
に対しある角度(α)をなし、スピーカの取付面に対し
て傾斜している。従ってスピーカ1、1′を従来と同様
に取付面をTV受像機の前面板3aに直接取付けても夫々の
指向性主軸DA、DA′が放射状に配列されるため簡単な構
造でありながら再生音の拡がり感は改善される。
[実施例] 第1図〜第2図により、本考案の第1実施例を詳述する
と、3はTV受像機で、その本体キャビネットの前面板3a
のブラウン管2の上部左右に2個づつスピーカ1,1′が
取付けられている。スピーカ1,1′は第2図に横断構造
を示すようにオブリコーン型のスピーカで、外周に対し
て偏った位置にボイスコイル20が取付けられている振動
板10がエッジ30とダンパ40とによってフレーム50の内部
に振動可能に配設され、フレーム50の底部には磁気回路
60が上記ボイスコイル20に対応する偏った位置に取付け
られている。これら磁気回路60の構造並びに磁気回路60
とボイスオイル20との相互関係は従来のスピーカと同一
である。
と、3はTV受像機で、その本体キャビネットの前面板3a
のブラウン管2の上部左右に2個づつスピーカ1,1′が
取付けられている。スピーカ1,1′は第2図に横断構造
を示すようにオブリコーン型のスピーカで、外周に対し
て偏った位置にボイスコイル20が取付けられている振動
板10がエッジ30とダンパ40とによってフレーム50の内部
に振動可能に配設され、フレーム50の底部には磁気回路
60が上記ボイスコイル20に対応する偏った位置に取付け
られている。これら磁気回路60の構造並びに磁気回路60
とボイスオイル20との相互関係は従来のスピーカと同一
である。
上述の構造を有するスピーカ1,1′は長径が水平方向と
なるように、且つTV受像機3の中央寄りに配設されたス
ピーカ1の指向性主軸DAはTV受像機3の中心軸方向を向
くように前面板3aに取付けられると共に、TV受像機3の
外方寄りに配設されたスピーカ1′の指向性主軸DA′は
TV受像機3の中心軸に対し外側方向を向くように前面板
3aに取付けられている。
なるように、且つTV受像機3の中央寄りに配設されたス
ピーカ1の指向性主軸DAはTV受像機3の中心軸方向を向
くように前面板3aに取付けられると共に、TV受像機3の
外方寄りに配設されたスピーカ1′の指向性主軸DA′は
TV受像機3の中心軸に対し外側方向を向くように前面板
3aに取付けられている。
第4図は本考案の第2実施例で、スピーカ取付部分がTV
受像機本体から分離しており、スピーカ1,1′の各指向
性主軸が夫々上記第1実施例で説明した関係を保つよう
にしてTV受像機3の本体キャビネットとは別個の偏平な
キャビネット4の前面左右に取付けられ、TV受像機3の
上面に載置されている構造となっている。
受像機本体から分離しており、スピーカ1,1′の各指向
性主軸が夫々上記第1実施例で説明した関係を保つよう
にしてTV受像機3の本体キャビネットとは別個の偏平な
キャビネット4の前面左右に取付けられ、TV受像機3の
上面に載置されている構造となっている。
この第2実施例では外側のスピーカ1′は取付面をやや
外方に向けて取付けられているが、音の拡散状態はより
良好となる。しかし第1実施例と同じく全スピーカを正
面向に取付けても本考案の効果は普通に得られる。
外方に向けて取付けられているが、音の拡散状態はより
良好となる。しかし第1実施例と同じく全スピーカを正
面向に取付けても本考案の効果は普通に得られる。
以上、本考案に係るTV受像機用スピーカ装置について代
表的と思われる実施例を基に詳述したが、本考案による
スピーカ装置の実施態様は上記実施例の構造に限定され
るものではなく、前記したクレーム記載の構成要件を具
備し、本考案にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有
する限りにおいて、適宜改変して実施しうるものであ
る。
表的と思われる実施例を基に詳述したが、本考案による
スピーカ装置の実施態様は上記実施例の構造に限定され
るものではなく、前記したクレーム記載の構成要件を具
備し、本考案にいう作用を呈し、以下に述べる効果を有
する限りにおいて、適宜改変して実施しうるものであ
る。
[効果] 本考案に係るTV受像機用スピーカ装置は、使用している
スピーカの指向性主軸がスピーカ取付面に対して偏って
おり、複数個取付けられたスピーカの指向性主軸が放射
状をなすように配設されているので、簡単な従来例と同
様な取付方法であっても再生音は十分に拡散する。
スピーカの指向性主軸がスピーカ取付面に対して偏って
おり、複数個取付けられたスピーカの指向性主軸が放射
状をなすように配設されているので、簡単な従来例と同
様な取付方法であっても再生音は十分に拡散する。
従って、キャビネット構造等に不必要な経費を投ずるこ
と無く拡がり感並びに音像の定位は改善されるという効
果を有するものである。
と無く拡がり感並びに音像の定位は改善されるという効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案第1実施例の斜視図、第2図はスピーカ
の断面図、第3図は同スピーカの指向特性図、第4図は
第2実施例の斜視図、第5図は従来例の上断面図であ
る。 1、1′はスピーカ、2はブラウン管、3はTV受像機、
4はキャビネットである。
の断面図、第3図は同スピーカの指向特性図、第4図は
第2実施例の斜視図、第5図は従来例の上断面図であ
る。 1、1′はスピーカ、2はブラウン管、3はTV受像機、
4はキャビネットである。
Claims (3)
- 【請求項1】左右の各チャンネルの夫々に少なくとも2
個づつ以上複数個のスピーカ(1),(1′)…がTV受
像機(3)の上方且つ左右に配設されているTV受像機用
スピーカ装置に於て、上記スピーカ(1),(1′)…
が振動板の幾何学的中心から偏った位置をボイスコイル
で駆動するコーン型のスピーカであって、左右に配置さ
れたこれら各スピーカのうちTV受像機(3)に対して中
央寄りに配設されたスピーカ(1)の指向性主軸DAはと
もにTV受像機(3)の中心軸方向を向くように配置され
ると共に、TV受像機(3)の外側寄りに配設されたスピ
ーカ(1′)の指向性主軸DA′はTV受像機(3)の中心
軸に対し外側方向を向くように配置されていることを特
徴とするTV受像機用スピーカ装置。 - 【請求項2】上記各スピーカ(1),(1′)がTV受像
機(3)の本体キャビネットの前面板の上方左右に取付
けられていることを特徴とする請求項1記載のTV受像機
用スピーカ装置。 - 【請求項3】上記各スピーカ(1),(1′)がTV受像
機(3)の本体キャビネットとは別個の偏平なキャビネ
ット(4)の前方左右に取付けられてTV受像機(3)の
上面に載置されていることを特徴とする請求項1記載の
TV受像機用スピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9720690U JPH079485Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | Tv受像機用スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9720690U JPH079485Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | Tv受像機用スピーカ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107977U JPH04107977U (ja) | 1992-09-17 |
JPH079485Y2 true JPH079485Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31930964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9720690U Expired - Lifetime JPH079485Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | Tv受像機用スピーカ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079485Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007288767A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-11-01 | Victor Co Of Japan Ltd | 細長スピーカユニット及び画像表示装置 |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP9720690U patent/JPH079485Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007288767A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-11-01 | Victor Co Of Japan Ltd | 細長スピーカユニット及び画像表示装置 |
KR100866558B1 (ko) * | 2006-03-24 | 2008-11-03 | 닛뽕빅터 가부시키가이샤 | 세장형 스피커 유닛 및 그것을 장착한 화상 표시 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04107977U (ja) | 1992-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |