JPH07944Y2 - クロスコイル式計器 - Google Patents

クロスコイル式計器

Info

Publication number
JPH07944Y2
JPH07944Y2 JP7636189U JP7636189U JPH07944Y2 JP H07944 Y2 JPH07944 Y2 JP H07944Y2 JP 7636189 U JP7636189 U JP 7636189U JP 7636189 U JP7636189 U JP 7636189U JP H07944 Y2 JPH07944 Y2 JP H07944Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
wound
winding
cross
pointer shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7636189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0317575U (ja
Inventor
幸男 大池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP7636189U priority Critical patent/JPH07944Y2/ja
Priority to US07/377,059 priority patent/US5061891A/en
Priority to GB8916166A priority patent/GB2226645B/en
Priority to DE3923610A priority patent/DE3923610C2/de
Priority to CA000610886A priority patent/CA1321620C/en
Publication of JPH0317575U publication Critical patent/JPH0317575U/ja
Priority to US07/783,870 priority patent/US5243277A/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH07944Y2 publication Critical patent/JPH07944Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、指針軸に固定されたマグネット回転子を互い
に交差するように巻回されたクロスコイルの合成磁界で
回転させて計測量の指示を行うようにしたクロスコイル
式計器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のクロスコイル式計器として第2図に示す
ものがある。この計器は、指針軸1に固定された円盤状
のマグネット回転子2を、上下に分割可能なコイルボビ
ン3内に回転可能に配置するとともに、そのコイルボビ
ン3の外周には、コイルボビン3の軸受3aを挟んで先ず
第1のコイル4が巻回され、次いで、その外側に軸受け
3aを挟んで第1のコイル4と略90°の巻方向で第2のコ
イル5が巻回されている。また、コイルボビン3のブラ
ケット3bに文字板6が取付けられ、この文字板6の表側
において指針7が指針軸1に取付けられている。
そして、計測量に応じた電流をコイル4,5に流して磁界
を発生させ、このコイル4,5の磁界の合成磁界の方向に
マグネット回転子2の向きを追随させることにより、指
針7で指示を行うようにしたものである。
いま、コイル4,5の巻数を共にNとし、第3図に示した
ように位相角θを計測量に対応させた電流Io sin θ,I
o cos θをコイル4,5にそれぞれ流すと、コイル4,5が発
生する磁界Φ1,Φ2の大きさは、 |Φ1|=Io・sin θ・N |Φ2|=Io・cos θ・N となる。
そして、この磁界Φ1,Φ2のベクトル合成によって、大
きさが の合成磁界Φが、マグネット回転子2の周囲に形成され
る。このとき、合成磁界Φの方向は位相角θに対応する
ため、マグネット回転子2が合成磁界Φの方向に回転さ
れて指針7も協動して回転するこにより、この指針7の
回転角度が所定の計測量を指示することとなり、これを
認識することができる。
しかしながら、上記のクロスコイル式計器においては、
内側の第1のコイル4を巻回してから外側のコイル5を
巻回する構造になっているので、同一線径の線を同一巻
数で巻回したのでは、外側のコイル5のほうが巻線の長
さが長くなる分だけ抵抗値が大きくなるとともにマグネ
ット回転子2までの距離が遠くなり、入力電流の位相角
θ(計測量)と合成磁界Φの方位角(指示量)との線型
性が得られず、所定計測量を正確に指示することができ
ないという問題がある。
このため、第4図に示したように、第1,第2のコイル4,
5を巻装するときに、各コイル4,5の巻の各層毎に交互に
巻回するようにしたものが提案されている(実開昭63−
63773号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように巻の各層毎に交互に巻回す
るようにしたものにあっては、クロスコイルを巻装する
工程で巻の方向を交互に変える必要があるため、巻装工
程に手間を要するという問題がある。
本考案は、クロスコイル式計器において、巻装工程を簡
単にするとともに正確な指示特性が得られるようにする
ことを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するためになした本考案のクロスコイ
ル式計器は、指針軸に固定されたマグネット回転子と、
該マグネット回転子を包囲するとともに互いに交差する
ように巻回された第1のコイルと第2のコイルを有する
クロスコイル式計器において、前記第1のコイルと第2
のコイルは各コイルを半分に分割してなる2つの半巻部
でそれぞれ構成され、上記第1のコイルの一方の半巻部
が前記指針軸の片側に巻回され、その外側に前記第2の
コイルの各半巻部が上記指針軸を挟んでそれぞれ巻回さ
れ、この第2のコイルの外側で前記第1のコイルの一方
の巻回された半巻部に対して上記指針軸の反対側に該第
1のコイルの他方の半巻部が巻回されていることを特徴
とする。
〔作用〕
本考案のクロスコイル式計器は、第1のコイルの一方の
半巻部が指針軸の片側に巻回された外側に第2のコイル
の各半巻部が上記指針軸を挟んでそれぞれ巻回され、こ
の第2のコイルの外側に第1のコイルの一方の巻回され
た半巻部に対して指針軸の反対側に第1のコイルの他方
の半巻部が巻回されているので、巻装工程における巻回
の方向は、2回だけ変化する。
また、マグネット回転子の周囲には、内側から順に、第
1のコイルの一方の半巻部、第2のコイルの両方の半巻
部、第1のコイルの他方の半巻部が巻回された構造にな
っているため、マグネット回転子に対する距離の違いに
よる合成磁界への影響は、互いに相殺されることにな
り、正確な指示特性が得られる。
〔実施例〕
第1図は本考案実施例のクロスコイル式計器におけるク
ロスコイルの巻装状態を示す図であり、このクロスコイ
ル以外の構成は前記第2図のものと同様であり、その説
明は省略する。
第1図におて、クロスコイルLの第1,第2のコイルLa,L
bは、それぞれが半分にされて、同巻数の4つの分割さ
れたコイルすなわち半巻部La1,La2,Lb1,Lb2に分割さ
れている。そして、第1,第2のコイルLa,Lbは互いに巻
方向が90°になるように巻回されるとともに、各コイル
La,Lbは、半巻部La1およびLa2と、半巻部Lb1およびLb2
によって、コイルボビン3の軸受け3aを挟むように巻回
されている。
また、図からわかるように、クロスコイルLの巻装時に
は、先ず、第1のコイルLaの片側の半巻部La1がコイル
ボビン3に巻回され、巻方向を90°変えて、他のコイル
線材によって第2のコイルLbの片側の半巻部Lb1が巻回
される。次に、半巻部Lb1の巻回が終了すると、そのま
まの状態で半巻部Lb1に接続された半巻部Lb2が軸受け3a
の反対側に巻回される。そして、第2のコイルLbの巻回
が終了すると、巻方向を90°変えて、第1のコイルLaの
残りの半巻部La2が半巻部La1と対向して軸受け部3aを挟
んで巻回される。
このように巻装されたクロスコイルLによれば、第2の
コイルLbの各半巻部Lb1,Lb2はマグネット回転子2に対
してそれぞれ同じ距離になるが、第1のコイルLaについ
ては、半巻部La1は、第2のコイルLbよりもマグネット
回転子2に近く、半巻部La2は第2のコイルLbより遠く
なる。
したがって、半巻部La1,La2の合成磁界すなわち第1の
コイルLaの磁界と、半巻部Lb1,Lb2の合成磁界すなわち
第2のコイルLbの磁界とは、等しく発生されることにな
り、前記第3図で説明した入力電流の位相角θ(計測
量)に対して上記第1,第2のコイルLa,Lbの合成磁界の
方位角(指示量)の変化は線型になり計測量を正確に指
示することができる。
また、クロスコイルLは、前記のように第1のコイルLa
の半巻部La1を巻回した外側に第2のコイルLb(半巻部L
b1,Lb2)を巻回し、この第2のコイルLbの外側に第1
のコイルの残の半巻部La2を巻回するだけで巻装できる
ので、巻装工程における巻回の方向は2回変化させるだ
けでよく、各層毎に交互に巻回するようにした前記従来
のものに比べて、巻装工程が簡単になる。
上記の実施例においては、クロスコイルLを構成する各
半巻部La1,La2,Lb1,Lb2の巻数を同数にしているが、
一般にクロスコイルの巻数は多いため、各半巻部の巻数
に多少の差があっても、第1のコイルを略2分割し、第
1のコイルの略半分→第2のコイル→第1のコイルの残
り半分の順で交互に巻装するようにすれば、上記同様の
効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、クロスコイル式計
器において、マグネット回転子を包囲して互いに交差す
るように巻回される第1,第2のコイルを、それぞれ半分
に分割してなる2つの半巻部でそれぞれ構成し、第1の
コイルの一方の半巻部を指針軸の片側に巻回し、その外
側に第2のコイルの各半巻部を指針軸を挟んでそれぞれ
巻回し、この第2のコイルの外側で第1のコイルの一方
の巻回された半巻部に対して指針軸の反対側に該第1の
コイルの他方の半巻部を巻回するようにしたので、巻回
の方向を2回変化させるだけクロスコイルを巻装するこ
とができ、また、マグネット回転子の周囲には、内側か
ら順に、第1のコイルの半分、第2のコイル、第1のコ
イルの残り半分が巻回された構造になるため、マグネッ
ト回転子に対する距離の違いによる合成磁界への影響を
互いに相殺することができる。
したがって、巻装工程が簡単で正確な指示特性のクロス
コイル式計器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のクロスコイル式計器におけるク
ロスコイルの巻装状態を示す図、 第2図は従来のクロスコイル式計器の一例を示す図、 第3図は本考案に係わるクロスコイル式計器に入力され
る電流と磁界の関係を説明する図、 第4図はコイルを各層毎に巻回するようにした従来例を
示す図である。 1……指針軸、2……マグネット回転子、3……コイル
ボビン、L……クロスコイル、La……第1のコイル、Lb
……第2のコイル、La1,La2,Lb1,Lb2……半巻部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】指針軸に固定されたマグネット回転子と、
    該マグネット回転子を包囲するとともに互いに交差する
    ように巻回された第1のコイルと第2のコイルを有する
    クロスコイル式計器において、 前記第1のコイルと第2のコイルは各コイルを半分に分
    割してなる2つの半巻部でそれぞれ構成され、上記第1
    のコイルの一方の半巻部が前記指針軸の片側に巻回さ
    れ、その外側に前記第2のコイルの各半巻部が上記指針
    軸を挟んでそれぞれ巻回され、この第2のコイルの外側
    で前記第1のコイルの一方の巻回された半巻部に対して
    上記指針軸の反対側に該第1のコイルの他方の半巻部が
    巻回されていることを特徴とするクロスコイル式計器。
JP7636189U 1988-11-21 1989-06-30 クロスコイル式計器 Expired - Fee Related JPH07944Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7636189U JPH07944Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 クロスコイル式計器
US07/377,059 US5061891A (en) 1988-11-21 1989-07-10 Cross coil
GB8916166A GB2226645B (en) 1988-11-21 1989-07-14 Cross coil
DE3923610A DE3923610C2 (de) 1988-11-21 1989-07-17 Kreuzspulle
CA000610886A CA1321620C (en) 1988-11-21 1989-09-11 Cross coil
US07/783,870 US5243277A (en) 1988-11-21 1991-10-29 Cross coil meter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7636189U JPH07944Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 クロスコイル式計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0317575U JPH0317575U (ja) 1991-02-21
JPH07944Y2 true JPH07944Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31617760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7636189U Expired - Fee Related JPH07944Y2 (ja) 1988-11-21 1989-06-30 クロスコイル式計器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07944Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0317575U (ja) 1991-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4962331A (en) Rotatable control signal generator
JPS6243426B2 (ja)
JP3831841B2 (ja) 高精度トルク測定装置
US5061891A (en) Cross coil
JPH07944Y2 (ja) クロスコイル式計器
JPH10307043A (ja) 可変リラクタンス型レゾルバ
US5223791A (en) Cross coil type indicating instrument having internally disposed engaging gears
US5243277A (en) Cross coil meter
US4992726A (en) Woven crossed-coil air-core gauge
JPH0738862Y2 (ja) クロスコイル
CN106876126B (zh) 定子及磁阻式旋转变压器
CN207052436U (zh) 定子及磁阻式旋转变压器
US20190234766A1 (en) Magnetic sensor with bifilar windings
JPH0234620Y2 (ja)
JPS6242380Y2 (ja)
CN114864271B (zh) 一种旋转变压器的线圈绕制方法
JPS5854706Y2 (ja) 電気計器
JPS63252260A (ja) 交差コイル式計器
JPS6050429A (ja) トルクセンサ
JPS6212287Y2 (ja)
JPH0725705Y2 (ja) クロスコイル形指示計器
JPS6241250Y2 (ja)
JPS5844377Y2 (ja) 交差コイル式計器
JPS6322534Y2 (ja)
JPH0249577Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees