JPH0794389A - 半導体露光装置 - Google Patents
半導体露光装置Info
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- JPH0794389A JPH0794389A JP5234720A JP23472093A JPH0794389A JP H0794389 A JPH0794389 A JP H0794389A JP 5234720 A JP5234720 A JP 5234720A JP 23472093 A JP23472093 A JP 23472093A JP H0794389 A JPH0794389 A JP H0794389A
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- JP
- Japan
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- resonator
- laser
- light source
- exposure apparatus
- wafer
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
- G03F7/7055—Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
- G03F7/70575—Wavelength control, e.g. control of bandwidth, multiple wavelength, selection of wavelength or matching of optical components to wavelength
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位相シフト法を用いずに色収差がなく、エキ
シマレーザよりも露光量の制御がしやすいモード均一な
露光を行うことができる半導体露光装置の提供を目的と
する。 【構成】 紫外レーザ光源出射部10から例えばNd:
YAGレーザの第4高調波を照明光学系11を介してレ
ティクル12に照射し、レティクル12の微細なパター
ンを縮小投影レンズ13を介してウエーハ14上に結像
させ、アライメント機構部16での位置合わせを行いな
がら、XYステージ15を移動させて上記微細なパター
ンをウエーハ14上に正確に転写する。
シマレーザよりも露光量の制御がしやすいモード均一な
露光を行うことができる半導体露光装置の提供を目的と
する。 【構成】 紫外レーザ光源出射部10から例えばNd:
YAGレーザの第4高調波を照明光学系11を介してレ
ティクル12に照射し、レティクル12の微細なパター
ンを縮小投影レンズ13を介してウエーハ14上に結像
させ、アライメント機構部16での位置合わせを行いな
がら、XYステージ15を移動させて上記微細なパター
ンをウエーハ14上に正確に転写する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光光源からの照射光
でレティクルの半導体の回路パターンをウエーハに露光
する半導体露光装置に関するものである。
でレティクルの半導体の回路パターンをウエーハに露光
する半導体露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体露光装置は、集積度を高め
るために短波長の光源を使用してウエーハに露光を行っ
ている。この光源には例えば超高圧水銀アークランプや
エキシマ・レーザがある。
るために短波長の光源を使用してウエーハに露光を行っ
ている。この光源には例えば超高圧水銀アークランプや
エキシマ・レーザがある。
【0003】上記超高圧水銀アークランプは、出射光の
光源波長がg線では 435.8nm、h線では404.7nm、i線
では365nmである。これらの光源の内で、最も短波長の
i線を用いても、そのままの光源波長では現在の微細パ
ターンである0.25μm級のパターンにすることはできな
い。この半導体集積回路における微細加工の限界を越え
るために半導体露光装置は、新しい光学像形成技術とし
て光の振幅情報の他に位相情報も利用する、いわゆる位
相シフト法という超解像技術を用いることによって解像
力を向上させる。
光源波長がg線では 435.8nm、h線では404.7nm、i線
では365nmである。これらの光源の内で、最も短波長の
i線を用いても、そのままの光源波長では現在の微細パ
ターンである0.25μm級のパターンにすることはできな
い。この半導体集積回路における微細加工の限界を越え
るために半導体露光装置は、新しい光学像形成技術とし
て光の振幅情報の他に位相情報も利用する、いわゆる位
相シフト法という超解像技術を用いることによって解像
力を向上させる。
【0004】また、同様に半導体集積回路における微細
加工の限界を越えるために光の波長自体をより短くする
方法には、例えばエキシマレーザを光源として使用する
方法がある。このエキシマレーザは、通常希ガスとハロ
ゲン系ガスとの組合せからなる有害な混合気体中の放電
でレーザ発振を行わせた際の光源波長が例えばi線に比
べてKrFで248nm、ArFで193nmとより短波長化を実
現することができる。
加工の限界を越えるために光の波長自体をより短くする
方法には、例えばエキシマレーザを光源として使用する
方法がある。このエキシマレーザは、通常希ガスとハロ
ゲン系ガスとの組合せからなる有害な混合気体中の放電
でレーザ発振を行わせた際の光源波長が例えばi線に比
べてKrFで248nm、ArFで193nmとより短波長化を実
現することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したi
線を光源に用いても最小線幅0.5μm程度のパターンを
実現できるが、半導体露光装置で要求される波長として
は波長が長いものとなってしまう。半導体露光装置は、
位相シフト法を用いることによって0.3μm程度のパタ
ーンを形成できることが既に確認されているが、この方
法を用いても可能な微細パターンの形成には限界があ
る。
線を光源に用いても最小線幅0.5μm程度のパターンを
実現できるが、半導体露光装置で要求される波長として
は波長が長いものとなってしまう。半導体露光装置は、
位相シフト法を用いることによって0.3μm程度のパタ
ーンを形成できることが既に確認されているが、この方
法を用いても可能な微細パターンの形成には限界があ
る。
【0006】また、エキシマレーザを用いた半導体露光
装置では、色収差の補正ができない。このため、この補
正がきかない分を除いた色収差の影響が出ないレンズ領
域を透過した光が用いられることになる。実際に、この
限定された領域の光を使用することは、波長帯域の広帯
域なエキシマレーザを色収差に影響されない波長にフィ
ルタを介して狭帯域化する必要が生じる。この狭帯域化
は、エキシマレーザの発光エネルギーに対する使用エネ
ルギーの比率を下げることになる。
装置では、色収差の補正ができない。このため、この補
正がきかない分を除いた色収差の影響が出ないレンズ領
域を透過した光が用いられることになる。実際に、この
限定された領域の光を使用することは、波長帯域の広帯
域なエキシマレーザを色収差に影響されない波長にフィ
ルタを介して狭帯域化する必要が生じる。この狭帯域化
は、エキシマレーザの発光エネルギーに対する使用エネ
ルギーの比率を下げることになる。
【0007】さらに、前述したように、エキシマレーザ
はパルス発振で行われることから、露光量の制御が難し
いこととモードが不均一なため、パターンの線幅にムラ
ができ、モードの均一化を図ると狭帯域化の場合と同様
に効率を犠牲にしなければならない。
はパルス発振で行われることから、露光量の制御が難し
いこととモードが不均一なため、パターンの線幅にムラ
ができ、モードの均一化を図ると狭帯域化の場合と同様
に効率を犠牲にしなければならない。
【0008】このような半導体露光装置は、特殊な環境
整備されたクリーンルームに配置される。上記クリーン
ルームは単位面積あたりの費用が高い。露光用に用いる
エキシマレーザは、例えば1.6m×1.2m程度の大
きさからなる大型の装置であり、クリーンルームの占有
面積が高い。しかも、エキシマレーザは、前述した有害
混合ガスを例えば3日に1回程度の割合でガス交換しな
ければならないため、メンテナンス等の面で負担も大き
いという欠点がある。
整備されたクリーンルームに配置される。上記クリーン
ルームは単位面積あたりの費用が高い。露光用に用いる
エキシマレーザは、例えば1.6m×1.2m程度の大
きさからなる大型の装置であり、クリーンルームの占有
面積が高い。しかも、エキシマレーザは、前述した有害
混合ガスを例えば3日に1回程度の割合でガス交換しな
ければならないため、メンテナンス等の面で負担も大き
いという欠点がある。
【0009】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、位相シフト法を用いずに色
収差がなく、エキシマレーザよりも露光量の制御がしや
すいモード均一な露光を行うことができる半導体露光装
置の提供を目的とする。また、本発明は、エキシマレー
ザを使用する半導体露光装置に比べて安全性及び装置の
配置面積の効率が高い半導体露光装置の提供を目的とす
る。
鑑みてなされたものであり、位相シフト法を用いずに色
収差がなく、エキシマレーザよりも露光量の制御がしや
すいモード均一な露光を行うことができる半導体露光装
置の提供を目的とする。また、本発明は、エキシマレー
ザを使用する半導体露光装置に比べて安全性及び装置の
配置面積の効率が高い半導体露光装置の提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体露光
装置は、露光光源からの照射光でレティクルの半導体の
回路パターンをウエーハに露光する半導体露光装置にお
いて、ダイオードレーザ励起により発光されるレーザ光
を第1の共振器内部で波長変換し、上記第1の共振器か
らの出射光を外部共振形の第2の共振器で波長変換され
た光が照明光学系を介してレティクルを照明する光源手
段と、該光源手段から上記レティクルに照射して得られ
る照明光学像をウエーハ上に結像させる結像手段と、上
記ウエーハを移動させる移動手段と、上記結像手段によ
る像の上記ウエーハに対する位置を検出して位置合わせ
を行うアライメント手段とを有することを特徴としてい
る。
装置は、露光光源からの照射光でレティクルの半導体の
回路パターンをウエーハに露光する半導体露光装置にお
いて、ダイオードレーザ励起により発光されるレーザ光
を第1の共振器内部で波長変換し、上記第1の共振器か
らの出射光を外部共振形の第2の共振器で波長変換され
た光が照明光学系を介してレティクルを照明する光源手
段と、該光源手段から上記レティクルに照射して得られ
る照明光学像をウエーハ上に結像させる結像手段と、上
記ウエーハを移動させる移動手段と、上記結像手段によ
る像の上記ウエーハに対する位置を検出して位置合わせ
を行うアライメント手段とを有することを特徴としてい
る。
【0011】ここで、上記光源手段の第1の共振器は、
共振器内部に設けられたレーザ媒質と第1の非線形光学
素子を有し、レーザ媒質に例えばNd:YAG、上記第
1の非線形光学素子にKTPを用いている。また、上記
光源手段の第2の共振器は、少なくとも一対の反射手段
の間に第2の非線形光学素子を設け、上記一対の反射手
段の少なくとも一方の反射手段を光軸方向に移動させる
制御手段を有している。上記第1の共振器からの出射光
を波長変換する第2の非線形光学素子には、例えばBB
Oが用いられる。また、上記光源手段における第1の共
振器と第2の共振器の間に第1の共振器から出射される
基本波レーザ光を位相変調する位相変調手段を有してい
る。
共振器内部に設けられたレーザ媒質と第1の非線形光学
素子を有し、レーザ媒質に例えばNd:YAG、上記第
1の非線形光学素子にKTPを用いている。また、上記
光源手段の第2の共振器は、少なくとも一対の反射手段
の間に第2の非線形光学素子を設け、上記一対の反射手
段の少なくとも一方の反射手段を光軸方向に移動させる
制御手段を有している。上記第1の共振器からの出射光
を波長変換する第2の非線形光学素子には、例えばBB
Oが用いられる。また、上記光源手段における第1の共
振器と第2の共振器の間に第1の共振器から出射される
基本波レーザ光を位相変調する位相変調手段を有してい
る。
【0012】また、上記波長変換は、和周波混合や第2
高調波発生、第4高調波発生等を含み、レーザ媒質とし
ては、Nd:YAGに限定されるものでなく、Nd:Y
VO 4 、Nd:BEL、LNP等がある。非線形結晶光
学素子には、KTPやBBOの他にLN、QPM L
N、LBO、KN等がある。上記制御手段の被制御部と
してボイスコイルモータのように、少なくとも1つのコ
イル、1つ以上の磁石と磁性体からなるヨークとを有す
る電磁アクチュエータで構成されており、サーボ制御が
行われている。
高調波発生、第4高調波発生等を含み、レーザ媒質とし
ては、Nd:YAGに限定されるものでなく、Nd:Y
VO 4 、Nd:BEL、LNP等がある。非線形結晶光
学素子には、KTPやBBOの他にLN、QPM L
N、LBO、KN等がある。上記制御手段の被制御部と
してボイスコイルモータのように、少なくとも1つのコ
イル、1つ以上の磁石と磁性体からなるヨークとを有す
る電磁アクチュエータで構成されており、サーボ制御が
行われている。
【0013】制御手段は、サーボ系内の被制御部の動作
によって共振器の光路長の変化を波長の1/1000〜
1/10000に抑えて少なくとも一方の反射手段の光
軸方向の位置に制御する。この制御手段の動作は、例え
ば共振器の反射率が極小となる位置に対する誤差を検出
した信号に応じて、電磁アクチュエータにより上記反射
手段を光軸方向に移動させ、この位置誤差検出信号がゼ
ロとなるように位置制御する。
によって共振器の光路長の変化を波長の1/1000〜
1/10000に抑えて少なくとも一方の反射手段の光
軸方向の位置に制御する。この制御手段の動作は、例え
ば共振器の反射率が極小となる位置に対する誤差を検出
した信号に応じて、電磁アクチュエータにより上記反射
手段を光軸方向に移動させ、この位置誤差検出信号がゼ
ロとなるように位置制御する。
【0014】位置誤差検出が位相変調手段で基本波レー
ザ光を位相変調して共振器に入射し、この共振器からの
反射光の検出信号を上記位相変調信号で同期検波して行
われる。
ザ光を位相変調して共振器に入射し、この共振器からの
反射光の検出信号を上記位相変調信号で同期検波して行
われる。
【0015】
【作用】本発明に係る半導体露光装置では、光源手段の
第1の共振器で固体レーザの励起による出射光の波長に
対する第2高調波を出射させ、第2の共振器で上記一対
の反射手段の少なくとも一方の反射手段を光軸方向に移
動させる制御を行いながら、第2高調波が少なくとも一
対の反射手段の間に配されている第2の非線形光学素子
を通されることにより、安定な制御が行われ、第1の共
振器内のレーザ媒質の励起に伴うレーザ波長に対する第
4の高調波波長を狭帯域で連続発振してモード均一性の
高い光を効率よく出射させ、レティクルのパターンをウ
エーハ上に露光して微細パターンを形成する。
第1の共振器で固体レーザの励起による出射光の波長に
対する第2高調波を出射させ、第2の共振器で上記一対
の反射手段の少なくとも一方の反射手段を光軸方向に移
動させる制御を行いながら、第2高調波が少なくとも一
対の反射手段の間に配されている第2の非線形光学素子
を通されることにより、安定な制御が行われ、第1の共
振器内のレーザ媒質の励起に伴うレーザ波長に対する第
4の高調波波長を狭帯域で連続発振してモード均一性の
高い光を効率よく出射させ、レティクルのパターンをウ
エーハ上に露光して微細パターンを形成する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る半導体露光装置の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
【0017】本発明に係る半導体露光装置は、光リソグ
ラフィー技術を用い、例えば5倍に拡大されたレティク
ル(あるいはマスク)に記された原画パターンを光源か
らの露光用の光を照明光学系を介して縮小投影光学系に
供給し、この縮小投影光学系の縮小レンズを介して1/
5に縮小してウエーハ上に塗布されたレジストに露光す
る装置である。
ラフィー技術を用い、例えば5倍に拡大されたレティク
ル(あるいはマスク)に記された原画パターンを光源か
らの露光用の光を照明光学系を介して縮小投影光学系に
供給し、この縮小投影光学系の縮小レンズを介して1/
5に縮小してウエーハ上に塗布されたレジストに露光す
る装置である。
【0018】半導体露光装置は、図1に示すように、ダ
イオードレーザ励起により発光されるレーザ光を第1の
共振器内部で波長変換し、上記第1の共振器からの出射
光を外部共振形の第2の共振器で波長変換された光が照
明光学系11を介してレティクル12を照明する光源手
段としての紫外レーザ光源出射部10と、該紫外レーザ
光源出射部10から上記レティクル12に照射して得ら
れる照明光学像をウエーハ14上に結像させる結像手段
としての縮小投影レンズ13と、上記ウエーハ14を移
動させる移動手段としてのXYステージ15、上記縮小
投影レンズ13による像の上記ウエーハ14に対する位
置を検出して位置合わせを行うアライメント手段として
のアライメント機構部16とで構成される。
イオードレーザ励起により発光されるレーザ光を第1の
共振器内部で波長変換し、上記第1の共振器からの出射
光を外部共振形の第2の共振器で波長変換された光が照
明光学系11を介してレティクル12を照明する光源手
段としての紫外レーザ光源出射部10と、該紫外レーザ
光源出射部10から上記レティクル12に照射して得ら
れる照明光学像をウエーハ14上に結像させる結像手段
としての縮小投影レンズ13と、上記ウエーハ14を移
動させる移動手段としてのXYステージ15、上記縮小
投影レンズ13による像の上記ウエーハ14に対する位
置を検出して位置合わせを行うアライメント手段として
のアライメント機構部16とで構成される。
【0019】紫外レーザ光源射出部10は、内蔵する半
導体レーザであるレーザダイオードから出射される光を
第1の共振器内のレーザ媒質の励起に伴うレーザ波長に
対する第4の高調波波長を効率よく出射させている。こ
の紫外レーザ光源射出部10の機構について後段で説明
を加える。上記第4の高調波波長の出射光は、エキシマ
レーザよりも位相シフト法を用いずに例えば波長266nm
の狭帯域なレーザ光を連続発振し、かつモード均一性が
高い特性を有する。
導体レーザであるレーザダイオードから出射される光を
第1の共振器内のレーザ媒質の励起に伴うレーザ波長に
対する第4の高調波波長を効率よく出射させている。こ
の紫外レーザ光源射出部10の機構について後段で説明
を加える。上記第4の高調波波長の出射光は、エキシマ
レーザよりも位相シフト法を用いずに例えば波長266nm
の狭帯域なレーザ光を連続発振し、かつモード均一性が
高い特性を有する。
【0020】紫外レーザ光源射出部10が出射するレー
ザ光は干渉性が非常に高いため例えばスペックルノイズ
等の雑音が生じる。この露光用の光源が照明光学系11
を介してレティクル12に照射される。上記照明光学系
11では、例えば回転拡散板やすりガラスを透過させる
ことによって光源の干渉性を除去する処理を行ってい
る。
ザ光は干渉性が非常に高いため例えばスペックルノイズ
等の雑音が生じる。この露光用の光源が照明光学系11
を介してレティクル12に照射される。上記照明光学系
11では、例えば回転拡散板やすりガラスを透過させる
ことによって光源の干渉性を除去する処理を行ってい
る。
【0021】レティクル12のパターンは、上述したよ
うに原画パターンが5倍に拡大されたものである。この
レティクル12を透過した光が縮小投影レンズ13を介
してウエーハ14上に塗布されたレジストに露光照射さ
れる。縮小投影レンズ13は、入射する光の像を透過さ
せ、例えば1/5に縮小した光学像をウエーハ14に投
影して微細パターンを形成する。
うに原画パターンが5倍に拡大されたものである。この
レティクル12を透過した光が縮小投影レンズ13を介
してウエーハ14上に塗布されたレジストに露光照射さ
れる。縮小投影レンズ13は、入射する光の像を透過さ
せ、例えば1/5に縮小した光学像をウエーハ14に投
影して微細パターンを形成する。
【0022】ここで、ウエーハ14には、例えばレティ
クル12上に描かれている原画パターンをウエーハ上の
所定の位置に正しく転写するためにマークが設けられて
いる。アライメント機構部16は、He−Neレーザを
ウエーハ14に照射しウエーハ14からの戻り光をIT
Vカメラでマーク位置の検出を行い、レティクル12と
ウエーハ14の位置合わせ状況に応じた位置制御を行っ
ている。このアライメント機構部16は、XYステージ
15を逐次移動させた際もアライメントの位置決めしな
がら露光を繰り返し行っている。この半導体露光装置
は、原画パターンをウエーハ全面に正確に転写する。
クル12上に描かれている原画パターンをウエーハ上の
所定の位置に正しく転写するためにマークが設けられて
いる。アライメント機構部16は、He−Neレーザを
ウエーハ14に照射しウエーハ14からの戻り光をIT
Vカメラでマーク位置の検出を行い、レティクル12と
ウエーハ14の位置合わせ状況に応じた位置制御を行っ
ている。このアライメント機構部16は、XYステージ
15を逐次移動させた際もアライメントの位置決めしな
がら露光を繰り返し行っている。この半導体露光装置
は、原画パターンをウエーハ全面に正確に転写する。
【0023】このように構成することにより、位相シフ
ト法を用いずに色収差がなく、エキシマレーザよりも露
光量の制御がしやすいモード均一な露光を行うことがで
きる。
ト法を用いずに色収差がなく、エキシマレーザよりも露
光量の制御がしやすいモード均一な露光を行うことがで
きる。
【0024】つぎに、本発明の半導体露光装置の紫外レ
ーザ光源射出部10の基本原理及び基本構成について図
2及び図3を用い、具体的な構成について図4を参照し
ながら説明する。図2におけるレーザ光源111は、後
述するようなSHG(第2高調波発生)レーザ光源装置
で構成され、基本波レーザ光が出射される。この基本波
レーザ光は、いわゆるEO(電気光学)素子やAO(音
響光学)素子を用いた位相変調器112にて位相変調が
施され、共振器反射光検出用の反射面113を介して、
集光用のレンズ114を介して、外部共振器115に入
射されるようになっている。この外部共振器115は、
凹面鏡(の反射面)116と平面鏡(の反射面)117
との間に、非線形光学結晶素子118が配置されて構成
されている。外部共振器115は、この共振器115の
一対の反射面116、117の間の光路長L R が所定長
となって光路位相差Δが2πの整数倍となるとき共振
し、共振位相付近で反射率及び反射位相が大きく変化す
る。共振器115の一対の反射面116、117の少な
くとも一方、例えば反射面117は、電磁アクチュエー
タ119により光軸方向に駆動されるようになってい
る。
ーザ光源射出部10の基本原理及び基本構成について図
2及び図3を用い、具体的な構成について図4を参照し
ながら説明する。図2におけるレーザ光源111は、後
述するようなSHG(第2高調波発生)レーザ光源装置
で構成され、基本波レーザ光が出射される。この基本波
レーザ光は、いわゆるEO(電気光学)素子やAO(音
響光学)素子を用いた位相変調器112にて位相変調が
施され、共振器反射光検出用の反射面113を介して、
集光用のレンズ114を介して、外部共振器115に入
射されるようになっている。この外部共振器115は、
凹面鏡(の反射面)116と平面鏡(の反射面)117
との間に、非線形光学結晶素子118が配置されて構成
されている。外部共振器115は、この共振器115の
一対の反射面116、117の間の光路長L R が所定長
となって光路位相差Δが2πの整数倍となるとき共振
し、共振位相付近で反射率及び反射位相が大きく変化す
る。共振器115の一対の反射面116、117の少な
くとも一方、例えば反射面117は、電磁アクチュエー
タ119により光軸方向に駆動されるようになってい
る。
【0025】ここで、上記レーザ光源111としてSH
Gレーザ光源装置を用い、例えばシングルモードのレー
ザ光を発生して外部共振器115に入力する場合、共振
器115内部の非線形光学結晶素子118として、例え
ばBBO(バリウムボレート)を用い、その非線形光学
効果により入射光に対する第2高調波(入射光がSHG
レーザの場合第4高調波)となるレーザ光を発生させ
る。この場合、外部共振器115の凹面鏡の反射面11
6は入射光をほとんど反射し、平面鏡の反射面117は
入射光のほとんどを反射すると共に、入射光の波長に対
して半波長に短波長化された出射光のほとんどを透過さ
せるようなダイクロイックミラーである。
Gレーザ光源装置を用い、例えばシングルモードのレー
ザ光を発生して外部共振器115に入力する場合、共振
器115内部の非線形光学結晶素子118として、例え
ばBBO(バリウムボレート)を用い、その非線形光学
効果により入射光に対する第2高調波(入射光がSHG
レーザの場合第4高調波)となるレーザ光を発生させ
る。この場合、外部共振器115の凹面鏡の反射面11
6は入射光をほとんど反射し、平面鏡の反射面117は
入射光のほとんどを反射すると共に、入射光の波長に対
して半波長に短波長化された出射光のほとんどを透過さ
せるようなダイクロイックミラーである。
【0026】発振器121は、上記光学的な位相変調器
112を駆動するための変調信号を出力し、この変調信
号がドライバ(駆動回路)122aを介して位相変調器
112に送られる。上記共振器115に送られるレーザ
光の反射光(戻り光)が反射面113を介してフォトダ
イオード等の光検出器123により検出され、この反射
光検出信号が同期検波回路122bに送られる。同期検
波回路122bには上記発振器121からの変調信号が
(必要に応じて波形整形や位相遅延等が施されて)供給
され、上記反射光検出信号と乗算されることにより、同
期検波が行われる。同期検波回路122bからの検出出
力信号は、LPF(ローパスフィルタ)122cを介す
ることにより共振器光路長の誤差信号となる。この誤差
信号がドライバ122dに送られ、このドライバ122
dからの駆動信号により上記電磁アクチュエータ119
を駆動して反射面117を光軸方向に移動させ、上記誤
差信号をゼロとするようなサーボを行わせることによ
り、外部共振器115の光路長LR が反射率の極小点
(共振点)となる長さに制御される。
112を駆動するための変調信号を出力し、この変調信
号がドライバ(駆動回路)122aを介して位相変調器
112に送られる。上記共振器115に送られるレーザ
光の反射光(戻り光)が反射面113を介してフォトダ
イオード等の光検出器123により検出され、この反射
光検出信号が同期検波回路122bに送られる。同期検
波回路122bには上記発振器121からの変調信号が
(必要に応じて波形整形や位相遅延等が施されて)供給
され、上記反射光検出信号と乗算されることにより、同
期検波が行われる。同期検波回路122bからの検出出
力信号は、LPF(ローパスフィルタ)122cを介す
ることにより共振器光路長の誤差信号となる。この誤差
信号がドライバ122dに送られ、このドライバ122
dからの駆動信号により上記電磁アクチュエータ119
を駆動して反射面117を光軸方向に移動させ、上記誤
差信号をゼロとするようなサーボを行わせることによ
り、外部共振器115の光路長LR が反射率の極小点
(共振点)となる長さに制御される。
【0027】電磁アクチュエータ119としては、いわ
ゆるボイスコイル駆動タイプのアクチュエータを使用で
き、サーボループの複共振周波数を数十kHz 〜100kHz以
上に持ってゆくことができ、この共振周波数の上昇と位
相廻りの減少により、サーボ帯域のカットオフ周波数を
拡げることができ、また駆動電流も少なくて済むことか
ら、回路構成を簡素化することができる。この結果、外
部共振回路115の共振器長LR の変化を波長の1/1
000〜1/10000、すなわち1オングストローム
以下に極めて安定に抑制するシステムを安価に構成する
ことができる。
ゆるボイスコイル駆動タイプのアクチュエータを使用で
き、サーボループの複共振周波数を数十kHz 〜100kHz以
上に持ってゆくことができ、この共振周波数の上昇と位
相廻りの減少により、サーボ帯域のカットオフ周波数を
拡げることができ、また駆動電流も少なくて済むことか
ら、回路構成を簡素化することができる。この結果、外
部共振回路115の共振器長LR の変化を波長の1/1
000〜1/10000、すなわち1オングストローム
以下に極めて安定に抑制するシステムを安価に構成する
ことができる。
【0028】上記外部共振器115は、いわゆるファブ
リ−ペロー共振器を用いるこの共振器は光路位相差Δが
2πの整数倍のとき共振し、共振位相付近で大きく反射
位相が変化する。この位相変化を利用して共振器の周波
数制御を行うことが、DreverLockingとしてR.W.P.Dreve
r, et al.“Laser Phase and Frequency Stabilization
Using an Optical Resonator”, Applied Physics B 3
1. 97-105(1983)等に開示されており、外部共振器11
5は、この技術を利用している。
リ−ペロー共振器を用いるこの共振器は光路位相差Δが
2πの整数倍のとき共振し、共振位相付近で大きく反射
位相が変化する。この位相変化を利用して共振器の周波
数制御を行うことが、DreverLockingとしてR.W.P.Dreve
r, et al.“Laser Phase and Frequency Stabilization
Using an Optical Resonator”, Applied Physics B 3
1. 97-105(1983)等に開示されており、外部共振器11
5は、この技術を利用している。
【0029】本発明の半導体露光装置には、短波長の紫
外光が必要なため、レーザ光源としては図3に示す構成
を採用する。ここで、レーザ光源21は、SHGレーザ
発振器である。紫外レーザ光源射出部10のレーザ光源
111は、例えば図3に示すように、共振器21の一対
の反射面22、23の間にはNd:YAG等のレーザ媒
質24とKTP(KTiOPO4 )等の非線形光学結晶
素子25とを配設している。レーザ媒質24からの波長
の基本波レーザを非線形光学結晶素子25を通過させて
共振させることにより、SHGレーザ光を発生させて外
部共振器26に送る。この外部共振器26の一対の反射
面27、28の一方、例えば反射面27が、電磁アクチ
ュエータ29で光軸方向に駆動制御される。外部共振器
26では、内蔵する例えば、BBO等の非線形光学結晶
素子30により入射レーザ光の第2高調波、すなわち元
の基本レーザからみて第4高調波となるレーザ光が発生
され、外部共振器26より取り出される。
外光が必要なため、レーザ光源としては図3に示す構成
を採用する。ここで、レーザ光源21は、SHGレーザ
発振器である。紫外レーザ光源射出部10のレーザ光源
111は、例えば図3に示すように、共振器21の一対
の反射面22、23の間にはNd:YAG等のレーザ媒
質24とKTP(KTiOPO4 )等の非線形光学結晶
素子25とを配設している。レーザ媒質24からの波長
の基本波レーザを非線形光学結晶素子25を通過させて
共振させることにより、SHGレーザ光を発生させて外
部共振器26に送る。この外部共振器26の一対の反射
面27、28の一方、例えば反射面27が、電磁アクチ
ュエータ29で光軸方向に駆動制御される。外部共振器
26では、内蔵する例えば、BBO等の非線形光学結晶
素子30により入射レーザ光の第2高調波、すなわち元
の基本レーザからみて第4高調波となるレーザ光が発生
され、外部共振器26より取り出される。
【0030】この具体例として紫外レーザ光源射出部1
0は、例えば図3に示すように構成される。ここで、前
述した図1や図2と共通する部分に同じ参照番号を付し
て説明を省略し、レーザ波長等について具体的な数値を
挙げて説明する。半導体レーザであるレーザダイオード
110は、波長810nmのレーザ光をレーザ光源111に
送る。レーザ光源111は、レーザ媒質Nd:YAGを
用い、波長1064nmの基本波レーザ光をKTP25で共振
させることによって第2高調波として上記波長の半分の
波長532nm を電気光学の位相変調器(EOM)112に
出射する。レーザ光源111の周波数fc (例えば約50
0〜600THz)のレーザ光に対して位相変調器112によ
り周波数fm (例えば10MHz)の位相変調が施され、サ
イドバンドfc ±fm が立てられる。この位相変調のキ
ャリア周波数の信号が信号源(発振器)121から供給
される。
0は、例えば図3に示すように構成される。ここで、前
述した図1や図2と共通する部分に同じ参照番号を付し
て説明を省略し、レーザ波長等について具体的な数値を
挙げて説明する。半導体レーザであるレーザダイオード
110は、波長810nmのレーザ光をレーザ光源111に
送る。レーザ光源111は、レーザ媒質Nd:YAGを
用い、波長1064nmの基本波レーザ光をKTP25で共振
させることによって第2高調波として上記波長の半分の
波長532nm を電気光学の位相変調器(EOM)112に
出射する。レーザ光源111の周波数fc (例えば約50
0〜600THz)のレーザ光に対して位相変調器112によ
り周波数fm (例えば10MHz)の位相変調が施され、サ
イドバンドfc ±fm が立てられる。この位相変調のキ
ャリア周波数の信号が信号源(発振器)121から供給
される。
【0031】共振周波数がf0 の外部共振器26より戻
ってきた光について周波数fc 、f c ±fm 間のビート
を検出するFMサイドバンド法により、共振器の光路長
の変化を光検出器123で検出し、共振器の反射率が極
小となる位置に対する極性を持った位置誤差検出信号を
検出し、電磁アクチュエータの一つであるボイスコイル
モータ29で反射面27を光軸方向に移動させ、位置誤
差検出信号がゼロとなるように制御する。高精度な位置
誤差検出を行うために図2の同期検波回路122b、L
PF122c、ドライバ122a、122dで構成され
るロッキング回路122で誤差信号を取り出している。
ってきた光について周波数fc 、f c ±fm 間のビート
を検出するFMサイドバンド法により、共振器の光路長
の変化を光検出器123で検出し、共振器の反射率が極
小となる位置に対する極性を持った位置誤差検出信号を
検出し、電磁アクチュエータの一つであるボイスコイル
モータ29で反射面27を光軸方向に移動させ、位置誤
差検出信号がゼロとなるように制御する。高精度な位置
誤差検出を行うために図2の同期検波回路122b、L
PF122c、ドライバ122a、122dで構成され
るロッキング回路122で誤差信号を取り出している。
【0032】誤差信号がゼロになるように光路長をLR
に制御し、外部共振器26内のBBO30を介して出力
させることにより、第2高調波を第4高調波、すなわち
266nm の紫外波長のレーザ光にしてダイクロイックミラ
ー28から出射する。
に制御し、外部共振器26内のBBO30を介して出力
させることにより、第2高調波を第4高調波、すなわち
266nm の紫外波長のレーザ光にしてダイクロイックミラ
ー28から出射する。
【0033】なお、レーザ媒質としては、Nd:YAG
に限定されるものでなく、Nd:YVO4 、Nd:BE
L、LNP等がある。非線形結晶光学素子には、KTP
やBBOの他にLN、QPM LN、LBO、KN等が
ある。
に限定されるものでなく、Nd:YVO4 、Nd:BE
L、LNP等がある。非線形結晶光学素子には、KTP
やBBOの他にLN、QPM LN、LBO、KN等が
ある。
【0034】つぎに、上記紫外レーザ光源射出部10に
おいて発生される第2高調波、第4高調波の入出力レベ
ルについてそれぞれ図5及び図6を参照しながら説明す
る。図5の横軸に半導体レーザのレーザ媒質にNd:Y
AGを用いて波長1064nmの基本波レーザ光の励起パワー
レベル(W)を示し、縦軸に共振器111で生成される
上記基本波レーザの第2高調波(532nm)の出力レベ
ル、グリーン出力(W)の関係が示されている。最大1
8ワット(W)の励起パワーを入力すると、2.7ワッ
ト(W)の第2高調波が得られることが示されている。
おいて発生される第2高調波、第4高調波の入出力レベ
ルについてそれぞれ図5及び図6を参照しながら説明す
る。図5の横軸に半導体レーザのレーザ媒質にNd:Y
AGを用いて波長1064nmの基本波レーザ光の励起パワー
レベル(W)を示し、縦軸に共振器111で生成される
上記基本波レーザの第2高調波(532nm)の出力レベ
ル、グリーン出力(W)の関係が示されている。最大1
8ワット(W)の励起パワーを入力すると、2.7ワッ
ト(W)の第2高調波が得られることが示されている。
【0035】また、図6も横軸に入力レベル(W)、縦
軸に出力レベル(W)をとって第2高調波を入力した際
に発生する第4高調波(266nm)の入出力レベル関係を
示している。図6から明らかなようにグリーン光の入力
が2ワットのとき、紫外出力レベルが1ワット得られる
ことを示している。この1Wの紫外光連続出力は、エキ
シマレーザ用レジストを十分に感光させることができ
る。この1Wの紫外光のスペクトル帯域幅は、例えば
エキシマレーザの狭帯域化フィルタを用いても2pmであ
るが、0.2pmと狭帯域にでき、この狭帯域にパワーを
集中させている。また、この1Wの紫外光のモードは単
一横モードであり、レーザ光は、均一なとして出射され
る。
軸に出力レベル(W)をとって第2高調波を入力した際
に発生する第4高調波(266nm)の入出力レベル関係を
示している。図6から明らかなようにグリーン光の入力
が2ワットのとき、紫外出力レベルが1ワット得られる
ことを示している。この1Wの紫外光連続出力は、エキ
シマレーザ用レジストを十分に感光させることができ
る。この1Wの紫外光のスペクトル帯域幅は、例えば
エキシマレーザの狭帯域化フィルタを用いても2pmであ
るが、0.2pmと狭帯域にでき、この狭帯域にパワーを
集中させている。また、この1Wの紫外光のモードは単
一横モードであり、レーザ光は、均一なとして出射され
る。
【0036】また、本発明の半導体露光装置の変形例と
して図7を参照しながら説明する。ここで、図1と共通
する部分に同じ参照番号を付して説明を省略する。この
半導体露光装置は、例えば紫外レーザ光源射出部10と
全く同じ構成の紫外レーザ光源10a〜10eと5本有
してそれぞれ連続出力するレーザ出射部Aと、上記レー
ザ出射部Aからそれぞれ1Wずつの供給されるレーザ光
を合成する合成光学系16を有している。
して図7を参照しながら説明する。ここで、図1と共通
する部分に同じ参照番号を付して説明を省略する。この
半導体露光装置は、例えば紫外レーザ光源射出部10と
全く同じ構成の紫外レーザ光源10a〜10eと5本有
してそれぞれ連続出力するレーザ出射部Aと、上記レー
ザ出射部Aからそれぞれ1Wずつの供給されるレーザ光
を合成する合成光学系16を有している。
【0037】この合成光学系16は、ミラーあるいはプ
リズム等の光学材料を用いて合成し、出力レベルを加算
して約5Wにして使用するとパワーが得られ、用途を広
げることができる。
リズム等の光学材料を用いて合成し、出力レベルを加算
して約5Wにして使用するとパワーが得られ、用途を広
げることができる。
【0038】また、本発明は、エキシマレーザを使用す
る半導体露光装置に比べて有毒ガスを使用しなくて済む
ことにより安全性を高め、クリーンルーム内での大きな
領域を占有していた装置を半導体レーザの使用が可能に
なることにより、装置の配置面積の効率を高めるよう効
率改善に貢献できる半導体露光装置を提供することがで
きる。
る半導体露光装置に比べて有毒ガスを使用しなくて済む
ことにより安全性を高め、クリーンルーム内での大きな
領域を占有していた装置を半導体レーザの使用が可能に
なることにより、装置の配置面積の効率を高めるよう効
率改善に貢献できる半導体露光装置を提供することがで
きる。
【0039】以上のように構成することにより、位相シ
フト法を用いずに狭帯域化できることから色収差がな
く、連続発振によりエキシマレーザよりも露光量の制御
がしやすく、モード均一な露光により効率的な露光で微
細パターンを行うことができる。また、本発明は、エキ
シマレーザを使用する半導体露光装置に比べて安全性及
び装置の配置面積の効率を高い半導体露光装置を提供す
ることができる。
フト法を用いずに狭帯域化できることから色収差がな
く、連続発振によりエキシマレーザよりも露光量の制御
がしやすく、モード均一な露光により効率的な露光で微
細パターンを行うことができる。また、本発明は、エキ
シマレーザを使用する半導体露光装置に比べて安全性及
び装置の配置面積の効率を高い半導体露光装置を提供す
ることができる。
【0040】なお、本発明の半導体露光装置は、上述し
た実施例のような屈折系の光学系を用いた投影露光装置
にのみ限定されるものでなく、例えば反射系の光学系や
近接露光装置にも応用することができる。
た実施例のような屈折系の光学系を用いた投影露光装置
にのみ限定されるものでなく、例えば反射系の光学系や
近接露光装置にも応用することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る半導体露光装置では、光源
手段の第1の共振器で固体レーザの励起による出射光の
波長に対する第2高調波を出射させ、第2の共振器で上
記一対の反射手段の少なくとも一方の反射手段を光軸方
向に移動させる制御を行いながら、第2高調波が少なく
とも一対の反射手段の間に配されている第2の非線形光
学素子を通して連続発振であることから露光量の安定な
制御を可能にし、効率の高い固体レーザの励起のレーザ
波長に対する第4の高調波波長で狭帯域できるから、色
収差の発生をなくし、モード均一性の高い光を効率よく
出射させることにより、ウエーハに対して位相シフト法
を用いずにエキシマレーザよりも扱い易い効率的な露光
で微細パターンの転写を行うことができる。
手段の第1の共振器で固体レーザの励起による出射光の
波長に対する第2高調波を出射させ、第2の共振器で上
記一対の反射手段の少なくとも一方の反射手段を光軸方
向に移動させる制御を行いながら、第2高調波が少なく
とも一対の反射手段の間に配されている第2の非線形光
学素子を通して連続発振であることから露光量の安定な
制御を可能にし、効率の高い固体レーザの励起のレーザ
波長に対する第4の高調波波長で狭帯域できるから、色
収差の発生をなくし、モード均一性の高い光を効率よく
出射させることにより、ウエーハに対して位相シフト法
を用いずにエキシマレーザよりも扱い易い効率的な露光
で微細パターンの転写を行うことができる。
【0042】また、本発明は、エキシマレーザを使用す
る半導体露光装置に比べて安全性及び装置の配置面積の
効率の高い半導体露光装置を提供することができる。
る半導体露光装置に比べて安全性及び装置の配置面積の
効率の高い半導体露光装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る半導体露光装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】上記ブロック図で使用される紫外レーザを発生
させるための基本原理を説明する図である。
させるための基本原理を説明する図である。
【図3】SHGレーザを用いた場合の第4高調波を発生
させる基本構成を示すブロック図である。
させる基本構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る半導体露光装置の紫外レーザ光源
射出部の構成を示すブロック回路図である。
射出部の構成を示すブロック回路図である。
【図5】レーザ光の入射レベルに対する第2高調波の出
力レベル関係を示すグラフである。
力レベル関係を示すグラフである。
【図6】第2高調波の入力レベルに対する第4高調波の
出力レベル関係を示すグラフである。
出力レベル関係を示すグラフである。
【図7】本発明に係る半導体露光装置の変形例の構成を
示す図である。
示す図である。
10、A・・・・・・紫外レーザ光源射出部 11・・・・・・・・照明光学系 12・・・・・・・・レティクル 13・・・・・・・・縮小投影レンズ 14・・・・・・・・ウエーハ 15・・・・・・・・XYステージ 16・・・・・・・・アライメント機構部 17・・・・・・・・合成光学系
Claims (4)
- 【請求項1】 露光光源からの照射光でレティクルの半
導体の回路パターンをウエーハに露光する半導体露光装
置において、 ダイオードレーザ励起により発光されるレーザ光を第1
の共振器内部で波長変換し、上記第1の共振器からの出
射光を外部共振形の第2の共振器で波長変換された光が
照明光学系を介してレティクルを照明する光源手段と、 該光源手段から上記レティクルに照射して得られる照明
光学像をウエーハ上に結像させる結像手段と、 上記ウエーハを移動させる移動手段と、 上記結像手段による像の上記ウエーハに対する位置を検
出して位置合わせを行うアライメント手段とを有するこ
とを特徴とする半導体露光装置。 - 【請求項2】 上記光源手段の第1の共振器は、共振器
内部に設けられたレーザ媒質と第1の非線形光学素子と
を有することを特徴とする請求項1記載の半導体露光装
置。 - 【請求項3】 上記光源手段の第2の共振器は、少なく
とも一対の反射手段の間に第2の非線形光学素子を設
け、上記一対の反射手段の少なくとも一方の反射手段を
光軸方向に移動させる制御手段を有することを特徴とす
る請求項1記載の半導体露光装置。 - 【請求項4】 上記光源手段における第1の共振器と第
2の共振器の間に第1の共振器から出射される基本波レ
ーザ光を位相変調する位相変調手段を有することを特徴
とする請求項1記載の半導体露光装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5234720A JPH0794389A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 半導体露光装置 |
US08/309,874 US5473409A (en) | 1993-09-21 | 1994-09-20 | Semiconductor light exposure device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5234720A JPH0794389A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 半導体露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0794389A true JPH0794389A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=16975323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5234720A Pending JPH0794389A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 半導体露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794389A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018517278A (ja) * | 2015-04-08 | 2018-06-28 | サイマー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 光源のための波長安定化 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP5234720A patent/JPH0794389A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018517278A (ja) * | 2015-04-08 | 2018-06-28 | サイマー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 光源のための波長安定化 |
JP2019179935A (ja) * | 2015-04-08 | 2019-10-17 | サイマー リミテッド ライアビリティ カンパニー | 光源のための波長安定化 |
US10816905B2 (en) | 2015-04-08 | 2020-10-27 | Cymer, Llc | Wavelength stabilization for an optical source |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020528 |