JPH079437U - 慣性円錐破砕機 - Google Patents

慣性円錐破砕機

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JPH079437U
JPH079437U JP3838093U JP3838093U JPH079437U JP H079437 U JPH079437 U JP H079437U JP 3838093 U JP3838093 U JP 3838093U JP 3838093 U JP3838093 U JP 3838093U JP H079437 U JPH079437 U JP H079437U
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JP
Japan
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crusher
crusher shell
cone
spherical support
air inlet
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Application number
JP3838093U
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Inventor
明司 小林
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Rasa Industries Ltd
Original Assignee
Rasa Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は慣性円錐破砕機に関し、潤滑油の温
度上昇を抑え、且つ環状シールと円錐ヘッドとの隙間か
らダストが侵入するのを防止した慣性円錐破砕機を実現
することを目的とする。 【構成】 クラッシャシェル3と、該クラッシャシェル
3に装着されたコーンケーブ4と、該クラッシャシェル
3の内側に設けられた球面支持体6と、該球面支持体6
上に載置され且つ下部に主軸9が取り付けられた円錐ヘ
ッド7と、該主軸9に遊嵌し且つ不釣合錘11を有する
軸受スリーブ10と、該軸受スリーブ10を回転駆動す
る駆動機構と、前記球面支持体6と円錐ヘッド7との間
に設けられた環状シール19とを具備した慣性円錐破砕
機において、前記クラッシャシェル3の外壁に、該クラ
ッシャシェル3の内部に冷却用空気を送入するための空
気送入口22を設け、該空気送入口22に空気送入手段
を接続するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は慣性円錐破砕機に関する。詳しくは、その遠心力発生部の冷却と、球 面支持体に取付けられたダストシールからダストが流入しないように空気流でシ ールするようにした慣性円錐破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の慣性円錐破砕機は図4に示すように、ベース1上に防振ダンパ2を介し てクラッシャシェル3が取付けられ、該クラッシャシェル3の上部にはコーンケ ーブ4を装着したボウル5が取付けられ、クラッシャシェル3の内側には球面支 持体6が設けられ、該球面支持体6の上には上部にマントル8を取付けた円錐ヘ ッド7が載置され、該円錐ヘッド7の下側に取付けられた主軸9には不釣合錘1 1が軸受スリーブ10を介して遊嵌されており、該軸受スリーブ10には回転駆 動機構により回転力が伝達される。
【0003】 回転駆動機構は、モータ17と該モータ17からベルト16を介して回転され るVプーリ15と、該Vプーリ15に弾性カップリング14で連結された中間軸 12と、該中間軸12に一端を連結したボールスピンドル13とよりなり、該ボ ールスピンドル13の他端が軸受スリーブに結合されている。
【0004】 球面支持体6の外側には、原石破砕物のダストを球面支持体6等の軸受面に侵 入させないようにするダストシール装置18が配設されている。ダストシール装 置18の詳細は、図5に示すように、球面支持体6側に環状シール19を固定す るための環状取付部20が形成され、該環状取付部20に環状シール19が固定 されている。一方円錐ヘッド7側には上記環状シール19のリップ部が当接する 環状当接面21が形成されている。
【0005】 そして、回転駆動機構により軸受スリーブ10を回転させると、不釣合錘11 による遠心力が発生して主軸9を振り回すため、球面支持体6上の円錐ヘッド7 は揺れ動きながら回転する。これによって該円錐ヘッド7に取付けられたマント ル8がコーンケーブ4の内面を転がるように転動してクラッシャシェル3の上方 から供給される原石を破砕することになる。このとき環状シール19はその弾性 によって揺れながら回転する円錐ヘッド7の環状当接面21に追従してクラッシ ャシェル3の内部にダストが侵入するのを防止している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような、従来の慣性円錐破砕機においては、主軸9及びボールスピンド ル13と軸受スリーブ10の各摺動面は油により潤滑しているが、慣性円錐破砕 機の稼動中に潤滑油の温度上昇が止まらず運転が停止するという問題があった。
【0007】 また、上記した環状シール19のリップ部は摩擦熱で加熱されているうちに次 第に劣化し、当初の弾性が失なわれていく。このため、慣性円錐破砕機の稼動中 、含水率や泥分混入率等産物の性質が変化して円錐ヘッド7の動きに変動を生じ たとき、環状シール19は円錐ヘッド7の動きに確実に追従できず、環状シール 19の先端のリップ部と円錐ヘッド7の環状当接面21との間に隙間ができ、そ の隙間から外部のダストが侵入し、球面支持体6や軸受スリーブ10の軸受面を 磨耗させるという問題があった。
【0008】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、潤滑油の温度上昇を抑え、且つ環状シー ルと円錐ヘッドとの隙間からダストが侵入するのを防止した慣性円錐破砕機を実 現しようとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の慣性円錐破砕機に於いては、クラッシャシェル3と、該クラッシャシ ェル3の上部に装着されたコーンケーブ4と、該クラッシャシェル3の内側に設 けられた球面支持体6と、該球面支持体6の上に載置され且つ下部に主軸9が取 り付けられた円錐ヘッド7と、該主軸9に遊嵌し且つ不釣合錘11を有する軸受 スリーブ10と、該軸受スリーブ10を回転駆動する回転駆動機構と、前記球面 支持体6と円錐ヘッド7との間に設けられた環状シール19とを具備し、前記コ ーンケーブ4と偏心回転する円錐ヘッド7との間で砕石を行う慣性円錐破砕機に おいて、前記クラッシャシェル3の外壁に、該クラッシャシェル3の内部に冷却 空気を送入するための空気送入口22を設け、該空気送入口22に空気送入手段 を接続したことを特徴とする。
【0010】 また、それに加えて、前記クラッシャシェル3内に送入された冷却用空気が球 面支持体6に設けられた穴27を通り環状シール19のリップ部と該リップ部が 当接する円錐ヘッド7の環状当接面21との間から外部に放出されることを特徴 とする。この構成を採ることにより、潤滑油の温度上昇を抑え、且つ環状シール と円錐ヘッドとの隙間からダストが侵入するのを防止した慣性円錐破砕機が得ら れる。
【0011】
【作用】
クラッシャシェル3に設けた空気送入口22からブロア又はコンプレッサー等 の空気送入手段によりクラッシャシェル3内部に空気を送り込むことにより、主 軸9及び軸受スリーブ10とボールスピンドル13を冷却し、これらの摺動面を 潤滑する潤滑油の温度上昇を抑えることができる。またクラッシャシェル3内に 送入された空気は、環状シール19のリップと円錐ヘッド7の環状当接面21と の間から外部に逃れ出るため、該部からダストがクラッシャシェル3内に侵入す るのを防止することができる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す図である。 本実施例は、同図に示すように、コーンケーブ4を有するボウル5が上部に装 着され、且つ内部に球面支持体6が設けられたクラッシャシェル3と、該球面支 持体6の上に載置され、且つ上面にマントル8が取り付けられ下部に主軸9が設 けられた円錐ヘッド7と、該主軸9に遊嵌し且つ不釣合錘11を有する軸受スリ ーブ10と、該軸受スリーブを回転駆動する回転駆動機構(モータ17、Vベル ト16、Vプーリ15、弾性カップリング14、中間軸12、ボールスピンドル 13等よりなる)と、球面支持体6と円錐ヘッド7との間に設けられた環状シー ル19とを具備して構成されている。
【0013】 以上は図4及び図5で説明した従来例と同様であり、本実施例の要点はクラッ シャシェル3の内部に空気を送入することができる空気送入口22を該クラッシ ャシェル3の壁に設け、該空気送入口22に空気送入手段を接続したことである 。空気送入手段はブロア23に逃がし弁24と調整弁25が配管されたもので、 調整弁25からゴム等のホース26で空気送入口22に接続している。なおブロ ア23はコンプレッサーでも良い。またクラッシャシェル3に設けた空気送入口 22は遠心力調整窓に設ければ簡単である。
【0014】 このように構成された本実施例の作用を図2により説明する。 図2において、モータ17を回転することにより、Vベルト16、Vプーリ1 5、弾性カップリング14、中間軸12、ボールスピンドル13を順次介して軸 受スリーブ10が回転される。軸受スリーブ10が回転すると、その不釣合錘1 1による遠心が主軸9に加わるため、該主軸9は振れ回り、円錐ヘッド7を球面 支持体6の上で偏心回転させる。
【0015】 円錐ヘッド7が偏心回転すると、その上に取り付けられたマントル8とコーン ケーブ4とのすきまが円周上で順次変化し、該すきまで原石を破砕することがで きる。同時にブロア23から発生する圧縮空気が一部は逃がし弁24から大気に 放出され、調整弁25から所要の空気量が空気送入口22からクラッシャシェル 3内に送り込まれる。
【0016】 クラッシャシェル3内に送り込まれた空気は矢印の如く進み、ボールスピンド ル13、主軸9、軸受スリーブ10等を冷却し、それらの摺動面にある潤滑油も 冷却する。その後は、図3の一部拡大図に示すように球面支持体6に設けられた 複数の通気孔27を通り、環状シール19のリップと、そのリップが当接する環 状当接面21の間から破砕物通路に放出される。従って破砕物通路に浮遊するダ ストは環状シール19の内側には入らない。これにより環状シールの寿命は延長 し、その交換時間は従来の600〜700時間に対し1500〜2000時間と 約3倍になった。
【0017】 なお、クラッシャシェル3内に送入する空気所要量は、実験の結果、300形 (マントル直径300mm)の場合は0.2〜0.6m3/min 、600形(マント ル直径600mm)の場合は0.4〜1.0m3/min 、900形(マントル直径9 00mm)の場合は1.0〜2.0m3/min 、1200形(マントル直径1200 mm)の場合は1.5〜2.5m3/min が最適であった。
【0018】
【考案の効果】
本考案に依れば、クラッシャシェル内に空気を送入することができるようにし たことにより、回転駆動機構を構成するボールスピンドル、主軸、軸受スリーブ 等を冷却し潤滑油の温度上昇を抑えることができる。また球面支持体に取り付け られた環状シールが流出する空気流で、いわゆるエアシールできるので外部から のダストの侵入を防止することができる。これらにより故障発生率を低下するこ とが可能となる。このため、従来山間僻地のダム工事現場などに据付けられた破 砕機に生じた故障に対する修理に多大な時間と労力を要したものを、本考案では 故障発生率の低下により軽減することができ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す図である。
【図2】本考案の実施例の作用を説明するための図であ
る。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】従来の慣性円錐破砕機を示す図である。
【図5】図4の一部拡大図である。
【符号の説明】
3…クラッシャシェル 4…コーンケーブ 5…ボウル 6…球面支持体 7…円錐ヘッド 8…マントル 9…主軸 10…軸受スリーブ 11…不釣合錘 12…中間軸 13…ボールスピンドル 19…環状シール 21…環状当接面 22…空気送入口 23…ブロア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッシャシェル(3)と、該クラッシ
    ャシェル(3)の上部に装着されたコーンケーブ(4)
    と、該クラッシャシェル(3)の内側に設けられた球面
    支持体(6)と、該球面支持体(6)上に載置され且つ
    下部に主軸(9)が取り付けられた円錐ヘッド(7)
    と、該主軸(9)に遊嵌し且つ不釣合錘(11)を有す
    る軸受スリーブ(10)と、該軸受スリーブ(10)を
    回転駆動する回転駆動機構と、前記球面支持体(6)と
    円錐ヘッド(7)との間に設けられた環状シール(1
    9)とを具備し、前記コーンケーブ(4)と偏心回転す
    る円錐ヘッド(7)との間で砕石を行う慣性円錐破砕機
    において、 前記クラッシャシェル(3)の外壁に、該クラッシャシ
    ェル(3)の内部に冷却用空気を送入するための空気送
    入口(22)を設け、該空気送入口(22)に空気送入
    手段を接続したことを特徴とする慣性円錐破砕機。
  2. 【請求項2】 前記クラッシャシェル(3)内に送入さ
    れた冷却用空気が球面支持体(6)に設けられた穴(2
    7)を通り環状シール(19)のリップ部と該リップ部
    が当接する円錐ヘッド(7)の環状当接面(21)との
    間から外部に放出されることを特徴とする請求項1の慣
    性円錐破砕機。
JP3838093U 1993-07-13 1993-07-13 慣性円錐破砕機 Pending JPH079437U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005087816A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 National Food Research Institute 粉砕物の製造方法、装置および粉砕物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005087816A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 National Food Research Institute 粉砕物の製造方法、装置および粉砕物
JP4583739B2 (ja) * 2003-09-12 2010-11-17 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 粉砕物の製造方法および装置

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