JPH0794218A - 電線接続器 - Google Patents

電線接続器

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JPH0794218A
JPH0794218A JP23995593A JP23995593A JPH0794218A JP H0794218 A JPH0794218 A JP H0794218A JP 23995593 A JP23995593 A JP 23995593A JP 23995593 A JP23995593 A JP 23995593A JP H0794218 A JPH0794218 A JP H0794218A
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祐 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作用端末器を薄型に形成する。 【構成】偏平円柱状のカバー12に操作用端末器に対し
て機械的に取り付ける引掛突起15及び電気的に接続さ
れる接触子14を設ける。一面が開口する箱状のボディ
11がカバー12の背面側に一体的に連結される。ボデ
ィ11の内部に速結端子13を収める。カバー12内に
収納され速結端子13と接触子14との接続を行うプリ
ント基板19を備える。電線接続器Dを操作用端末器か
ら分離し、操作用端末器の薄型に形成することを可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置に対して機械的及
び電気的に接続されると共に、電線が接続される電線接
続器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠隔監視制御システムでは、複数のスイ
ッチを一体的に備える操作用端末器と、負荷の動作制御
を行う制御用端末器とを、信号線を介して伝送処理装置
に対して接続し、スイッチの操作に応じた監視データを
操作用端末器から伝送処理装置に対して伝送し、その監
視データに基づく制御データを伝送処理装置で作成して
制御用端末器に送り、負荷の動作制御を行うようになっ
ている。
【0003】この種の遠隔監視制御システムの各端末
器、特に操作用端末器は、そのハウジングの外形寸法
を、規格化された既製の配線器具のモジュール寸法に形
成し、上記配線器具と同様にして壁面などに埋設して取
り付けることができるようにしてある。つまりは、壁面
などに埋設された埋込ボックスに取付枠を用いて取り付
け、プレート枠及び化粧プレートを用いて設定できるよ
うにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記遠隔監視制御シス
テムの操作用端末器は、一箇所に複数個連設する形で配
置されることが往々にしてある。この場合においては、
各操作用端末器を既製の配線器具と同様に連設用の埋込
ボックス及び取付枠などを用いて施工される。しかし、
壁面などに埋設してある埋込ボックスが連設用のもので
ない場合には、新たに連設用の埋込ボックスを施工する
必要があり、施工作業が大変になるという問題があっ
た。
【0005】そこで、上記操作用端末器を薄型に形成し
て壁面の表面に露出施工する構造とすることが考えられ
る。しかし、従来のこの種の操作用端末器では、信号線
を接続する線接続器が一体に内蔵されているため、薄型
化できないという問題があった。本発明は上記の点に鑑
みて為されたものであり、その目的とするところは、装
置を薄型に形成することが可能な電線接続器を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、装置に対して機械的に取り付け
る取付部及び装置に電気的に接続される接触子を備える
偏平円柱状のカバーと、カバーの背面側に一体的に連結
される一面が開口する箱状のボディと、このボディ内部
に収納される速結端子と、カバー内に収納され速結端子
と接触子との接続を行うプリント基板とを備えている。
【0007】具体的な構造としては、例えば、請求項2
に示すように、上記固定部を、装置の背面に一対の円弧
状の結合孔を形成すると共に、その結合孔に係合される
引掛突起をカバーの前面に形成し、結合孔の幅広の導入
部に引掛突起を導入し、結合孔に沿って引掛突起を形成
した電線接続器を回転させると、係合孔の幅狭部におい
て引掛突起が係合孔の縁部に係止する引掛シーリング構
造とし、上記接続部を、カバーの前面から突出する方向
にばね付勢された接触片を有する接触子を電線接続器に
設け、この接触子を板材を折り曲げ加工して形成し、接
触片を内部に導入する接続穴と、その接続穴を通して導
入された接触片に電気的に接触する接触部を装置に設け
るようにすればよい。
【0008】なお、請求項3に示すように、複数のスイ
ッチを一体的に備える操作用端末器と、負荷の動作制御
を行う制御用端末器とを、2線式の信号線を介して伝送
処理装置に対して接続し、スイッチの操作に応じた監視
データを操作用端末器から伝送処理装置に対して伝送
し、その監視データに基づく制御データを伝送処理装置
で作成して制御用端末器に送り、負荷の動作を制御し、
操作用端末器が造営面の表面に施工される薄型の露出施
工構造であり、この操作用端末器が信号の入出力部とな
る導電部をケース外面に備え、複数の操作用端末器を一
箇所に施工する場合に、上記操作用端末器の導電部間を
互いに電気接続する配線構造を備える取付装置で壁面に
取り付けられる遠隔監視制御システムにおける操作用端
末器が、電線接続器が機械的及び電気的に接続される装
置である場合に、特に好適なものとなる。
【0009】
【作用】請求項1の発明は、上述のように構成すること
により、装置から電線接続器を分離し、装置の薄型化を
可能する。請求項2の発明の構造とすれば、いわゆる引
掛シーリング方式で装置と電線接続器との連結が容易と
なる。
【0010】請求項3の発明では、一箇所に複数の操作
用端末器を施工する場合に、いずれか1つに操作用端末
器に対して電線接続器を取り付けるだけで、信号線とす
べての操作用端末器との接続が行える。しかも、電線接
続器のみを造営面内に収める構造とすれば良いので、壁
面の施工が容易となる。
【0011】
【実施例】
(実施例)以下の実施例では、装置が遠隔監視制御シス
テムの操作用端末器である場合を示し、この操作用端末
器に対して外部電線である信号線を接続する際に本発明
の電線接続器を用いる例を示す。
【0012】遠隔監視制御システムは、図6に示すよう
に、スイッチSWの操作状態を監視する複数個の操作用
端末器Aと、負荷Lを制御する複数個の制御用端末器B
とを、2線の信号線Lsを介して伝送処理装置Cに接続
し、操作用端末器AでスイッチSWの操作により発生し
た操作データに基づいて制御データを作成し、その制御
データを負荷Lを接続した制御用端末器Bに伝送するこ
とによって、スイッチSWの操作に対応させて負荷Lの
動作を制御する。
【0013】操作用端末器A及び制御用端末器Bには、
夫々固有のアドレスが設定され、このアドレスを用いて
伝送処理装置Cが操作用端末器A及び制御用端末器Bを
個別に認識する。伝送処理装置Cは信号線Lsに対し
て、図7(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送
出する。この伝送信号Vsは、信号送出開始を示すスタ
ートパルスST、信号モードを示すモードデータ信号M
D、操作用端末器Aや制御用端末器Bを各別に呼び出す
ためのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信号A
D、負荷Lを制御する制御データを伝送する制御データ
信号CD、伝送エラーを検出するためのチェックサムデ
ータ信号CS、操作用端末器Aや制御用端末器Bからの
返送信号を受信するために設けられた信号返送期間WT
よりなり、複極(±24V)のパルス幅変調信号で時分
割多重伝送される。
【0014】各操作用端末器A及び各制御用端末器Bで
は、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝
送されたアドレスデータが予め設定されているアドレス
データに一致すると、伝送信号Vsから制御データを取
り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同
期して返信データを電流モード信号(信号線Lsを適当
な低インピーダンスを介して短絡することにより送出さ
れる信号)として返送する。
【0015】また、伝送処理装置Cには、ダミー信号送
信手段及び割り込み信号処理手段が設けられる。ダミー
信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモード
とし、各操作用端末器A及び制御用端末器Bには設定さ
れていない空きアドレスをアドレスデータとして備えた
ダミー伝送信号を常時送出する。また、割り込み信号処
理手段は、いずれかの操作用端末器Aで発生した図7
(c)のような割り込み信号Viを受信したときに、割
り込み信号を発生した操作用端末器Aを検出した後、そ
の操作用端末器Aをアクセスして返信データを返送させ
る。
【0016】すなわち、常時はダミー信号送信手段によ
ってダミー信号を信号線Lsに送出し、スイッチSWの
操作に伴って操作用端末器Aから発生した割り込み信号
Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号STに同期
して検出すると、割り込み処理手段によって伝送処理装
置Cからモードデータ信号MDをアドレス確認モードと
した伝送信号Vsを送出する。アドレス確認モードで
は、アドレスの一部が共通している操作用端末器Aをグ
ループ化し、各グループごとに一括して伝送信号Vsす
る。割り込み信号Viを発生した操作用端末器Aは、モ
ードデータ信号MDがアドレス確認モードである伝送信
号Vsを受信すると、この伝送信号Vsの信号返送期間
WTに同期して操作用端末器Aに設定されているアドレ
スデータを返信データとして返送する。このようにして
伝送処理装置Cでは割り込み信号Viを発生した操作用
端末器Aのアドレスを特定し、特定したアドレスを用い
て操作用端末器Aをアクセスすることによって、操作用
端末器Aに接続されたスイッチSWの操作状態に対応し
た操作データを返信データとして受け取る。
【0017】伝送処理装置Cでは、操作用端末器Aから
返送された操作データに基づいて、スイッチSWに対す
る対応関係が予め設定されている負荷Lを接続した制御
用端末器Bに伝送する制御データを作成するとともに、
その制御データを含む伝送信号Vsを信号線Lsに送出
し、対応する制御用端末器Bに制御データを伝送して負
荷Lを制御する。このようにして、スイッチSWの操作
に対応した負荷Lを制御する。
【0018】以下、電線接続器Dについて具体的に説明
する。電線接続器Dのハウジング10は、図1に示すよ
うに、直方体の箱状であって上面が開口したボディ11
と、ボディ11の上面開口に被着される偏平な円柱状の
カバー12とで構成されている。ボディ11内には、2
組の収納室11aが形成され、夫々の収納室11a内に
は信号線Lsを接続する速結端子13が収納される。ボ
ディ11の両側外面には、カバー12を被嵌する嵌合凸
部11bを形成してある。
【0019】速結端子13は、導電材で形成された端子
板16と、各端子板16内に収納される導電材製の鎖錠
ばね17と、接続された信号線Lsを外す場合に操作さ
れる解除釦18とで構成されている。各端子板16は、
導電材製の平板を水平断面でコ字状に折曲し、さらに上
部の開口を閉塞する形に折曲し、その上部を閉塞する上
面片から一対の接続片16aを立設した構造になってい
る。2個の端子板16を互いに側方の開口を向かい合わ
せてボディ11の夫々の収納部11a内に収められる。
鎖錠ばね17は、ばね性を有する帯状の板ばねの両端部
を略C字状に折曲し、その上端を上方に湾曲させた接触
片17aと、下端を斜め前方に延出させた鎖錠片17b
とが形成してある。なお、この鎖錠ばね17は従来より
周知のものと同じものである。この鎖錠ばね17は、各
端子板16内に接触片17a及び鎖錠片17bを側片の
内面に対向させる形で収められる。解除釦18は、長方
形の平板状で、下端から操作部18aを突出させて形成
してあり、下部両側に解除部18bを形成してある。こ
の解除釦18は収納部11a内に収納される一対の端子
板16の間に介装され、ボディ11の収納部11aの内
壁に上下方向に形成された摺動溝11cに沿って上下に
移動する形で収められる。
【0020】ボディ11の下面の各鎖錠ばね17の鎖錠
片17bと、その鎖錠片17bが対向する各端子板16
の一方の側片との間に対応する位置には、図2(a)に
示すように、信号線Lsを挿入する電線挿入孔11dを
穿孔してある。また、解除釦18の操作部18aを下面
から露出する操作窓11eを穿設してある。カバー12
は、下面が閉塞された有底円筒状のカバー本体12
1 と、カバー本体121 の上面開口を閉塞する補助カバ
ー122 とにより構成されている。上記カバー本体12
1 と補助カバー122 との間に形成される空間にはプリ
ント基板19が収納される。カバー本体121 の下面か
らは一対の結合片12aが垂設され、その結合片12a
に形成された嵌合穴12bにボディ11の嵌合凸部11
bを嵌合させて、カバー本体121 がボディ11に取り
付けられる。カバー本体121 の開口側の端面には断面
L字状の引掛突起15が一対突設され、底板には夫々の
端子板16の接続片16aを挿通する複数の長孔12c
を穿孔してある。補助カバー122 は、円板状で、引掛
突起15に対応する部分に切欠き12fを形成し、中央
部に接触子14の接触片14aを挿通する挿通孔12g
を形成してある。
【0021】プリント基板19には、端子板16と接触
子14とを半田付けして取り付け、対応する端子板16
と接触子14とを接続する。このプリント基板19に
は、端子板16の接続片16aを半田付けして接続する
挿入孔19aを複数形成してあり、接触子14を取り付
ける切欠き19b及び長孔19cとを形成してある。接
触子14は、導電性を有するばねを有する板材製であ
り、プリント基板19に固定する略コ字状の固定部14
bを備え、その固定部14bの中央片の一側から複数折
り曲げ形成されたばね片部14cを延設し、その先端に
垂直に立設して接触片14aを形成してある。ここで、
接触子14を板材を曲げ加工して形成されるので、接触
子14の製造が簡単になる。接触子14をプリント基板
19に半田付けして固定した状態で、接触片14aを挿
通孔12gから突出させる形で、補助カバー122 がカ
バー本体121 の上面開口に被着される。ここで、補助
カバー122 は凹凸嵌合などによる適宜嵌合によりカバ
ー本体121 に被着される。
【0022】上記電線接続器Dの組立後の断面形状を図
2(b)に示す。なお、この種の操作用端末器Aの詳細
な構造についての説明は省略し、上記電線接続器Dが取
り付けられる操作用端末器Aの構造部分のみについて説
明を行う。操作用端末器Aには、いわゆる天井取付され
る配線器具である引掛シーリングと同様の方式で、電線
接続器Dの引掛突起15による連結が行われる一対の係
合孔22を、図4(a)に示すようにケース20に形成
してある。夫々の係合孔22は円弧状で、その周方向に
おける一端部側に広幅の導入部22aが形成され、他端
部に狭幅の引掛部22bを形成してある。つまり、電線
接続器Dの引掛突起15を導入部22aに導入し、電線
接続器Dを回転させると、引掛突起15が引掛部22b
の内側縁部に係合され、電線接続器Dが操作用端末器A
に連結される。これにより、電線接続器Dが操作用端末
器Aに対して機械的に固定される。
【0023】上述のように引掛突起15を導入部22a
に導入したときに、電線接続器Dの接触片14aが挿入
される円弧状の接続穴23をケース20に形成してあ
り、電線接続器Dを回転させて、電線接続器Dを操作用
端末器Aに接続したとき、上記接触片14aが接触する
導電パターンをケース20に収められた回路基板に形成
してある。ここで、上記接触片14aと導電パターンと
の接触圧は、ばね片14cのばね力による作用で確保
し、安定的な電気接続が行えるようになっている。
【0024】電線接続器Dに対して信号線Lsを結線す
る際には、信号線Lsの被覆を剥がした芯線を電線挿入
孔11dから挿入する。このとき、信号線Lsの芯線
は、鎖錠ばね17の鎖錠片17b及び接触片17aと、
夫々に対向する端子板16の内側面との間に挿入され、
接触片17a及び鎖錠片17bのばね力による押圧力に
より、芯線(つまりは信号線Ls)と端子板16との電
気的接続が行われる。そして、信号線Lsを抜く方向の
力が加わったときには、鎖錠片17bが芯線に食い込む
ことにより、信号線Lsの抜けが防止される。
【0025】信号線Lsを外す場合には、解除釦18の
操作部18aを押し込むように操作すると、解除釦18
の解除部18bが鎖錠片17bと端子板16の側面との
間に挿入され、鎖錠片17bを芯線から引き離す力を作
用させた状態で、信号線Lsを電線挿入孔11dから抜
くことにより行える。ところで、上述したボディ11及
び速結端子13としては、従来より提供されている配線
器具用のものを用いることを可能とし、共用化を達成し
ている。このように、電線接続器Dの一部に従来品の部
品を共用することにより、新たに製造する部品の数を少
なくし、コストの低減を図り、部品管理を容易としてあ
る。
【0026】本発明の電線接続器Dが取り付けられる操
作用端末器Aは、図5に示すように、金属製の取付枠3
0に取着される。取付枠30は、2個の取付窓31が形
成され、夫々の取付窓31に個別に操作用端末器Aが取
り付けられる。各取付窓31の側縁には、操作用端末器
Aのケース20の側面に突設した爪部25(図4参照)
を係合する受け部32を形成してあり、操作用端末器A
が取付枠30に取り付けられる。
【0027】取付枠30の各取付窓31の上下には、夫
々ボックスねじが挿通される各一対の左右に長い長孔状
の取付孔34が形成され、上下の取付孔34の距離は、
JIS規格等によって規格化されている埋込型配線器具
の施工時に用いる埋込ボックス4の舌片4aに螺合する
ボックスねじを挿通することができるように設定されて
いる。つまりは、上下の取付孔34の間隔は、規格化さ
れた単位寸法の埋込型配線器具を3個まで取り付けるこ
とができる大角形3個用の取付枠と等しく設定されてい
る。従って、配線器具用の既製の埋込ボックス4に取付
枠31を取着することができる。
【0028】また、取付枠30の各取付窓31の上下に
は、夫々プレートねじが螺合するプレート用ねじ孔35
が形成され、規格化された埋込型配線器具の施工時に用
いる化粧プレート5を取付枠30に取着できるようにな
っている。ここで、取付枠30にはプレート用ねじ孔3
5に螺合するプレートねじが挿通される貫通孔6aを有
した中枠6がプレートねじによって取着され、中枠6に
対して爪によって化粧プレート5が着脱自在に係合され
る。化粧プレート5には操作用端末器Aのケース20の
前部を挿通することができる露出窓5aを開口し、操作
用端末器AのスイッチSWを配置した操作面を化粧プレ
ート5の露出窓5aから露出させる。このように埋込型
の配線器具に用いられている既製の化粧プレート5を取
付枠30に取着できるようにしているから、埋込ボック
ス4だけではなく化粧プレート5についても既製のもの
を流用することができ、施工に要する部材の製造コスト
の増加を抑えることができる。取付枠30における各取
付窓31の上下には各一対の引掛孔36が形成され、こ
の引掛孔36に挟み金具を取り付け、挟み金具を用いて
壁パネルなどに形成した取付用穴に取り付けることがで
きるようにもなっている。
【0029】取付枠30の両取付窓31の間に切り残さ
れた片部の2箇所には取付枠30とは絶縁された導電片
33が配設されている。導電片33は、取付枠30にケ
ース20を取着した状態でケース20の側面に露出して
いるリード板3に接触するように設けられている。この
リード板3は、ケース20に内蔵された回路部、及び電
線接続器Dを介して信号線Lsに接続されており、2個
の操作用端末器Aの一方に信号線Lsを接続すれば、他
方の操作用端末器Aに対してはリード板3と導電片33
とを介して信号線Lsが送り配線される。つまりは、2
個の操作用端末器Aを一箇所に配置する場合にも、電線
接続器Dは1個だけ設ければよい。このため、複数の操
作用端末器Aを同一箇所に施工する場合の施工を容易に
行える。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、装置に
対して機械的に取り付ける取付部及び装置に電気的に接
続される接触子を備える偏平円柱状のカバーと、カバー
の背面側に一体的に連結される一面が開口する箱状のボ
ディと、このボディ内部に収納される速結端子と、カバ
ー内に収納され速結端子と接触子との接続を行うプリン
ト基板とを備えているので、装置から電線接続器を分離
し、装置を薄型化できる。
【0031】また、請求項2の発明では、上記固定部
を、装置の背面に一対の円弧状の結合孔を形成すると共
に、その結合孔に係合される引掛突起をカバーの前面に
形成し、結合孔の幅広の導入部に引掛突起を導入し、結
合孔に沿って引掛突起を形成した電線接続器を回転させ
ると、係合孔の幅狭部において引掛突起が係合孔の縁部
に係止する引掛シーリング構造とし、上記接続部を、カ
バーの前面から突出する方向にばね付勢された接触片を
有する接触子を電線接続器に設け、この接触子を板材を
折り曲げ加工して形成し、接触片を内部に導入する接続
穴と、その接続穴を通して導入された接触片に電気的に
接触する接触部を装置に設けてあるので、ば、いわゆる
引掛シーリング方式で装置と電線接続器との連結を容易
に行える。
【0032】請求項3の発明は、複数のスイッチを一体
的に備える操作用端末器と、負荷の動作制御を行う制御
用端末器とを、2線式の信号線を介して伝送処理装置に
対して接続し、スイッチの操作に応じた監視データを操
作用端末器から伝送処理装置に対して伝送し、その監視
データに基づく制御データを伝送処理装置で作成して制
御用端末器に送り、負荷の動作を制御し、操作用端末器
が造営面の表面に施工される薄型の露出施工構造であ
り、この操作用端末器が信号の入出力部となる導電部を
ケース外面に備え、複数の操作用端末器を一箇所に施工
する場合に、上記操作用端末器の導電部間を互いに電気
接続する配線構造を備える取付装置で壁面に取り付けら
れる遠隔監視制御システムにおける操作用端末器が、電
線接続器が機械的及び電気的に接続される装置であるの
で、一箇所に複数の操作用端末器を施工する場合に、い
ずれか1つに操作用端末器に対して電線接続器を取り付
けるだけで、信号線とすべての操作用端末器との接続が
行える。しかも、電線接続器のみを造営面内に収める構
造とすれば良いので、壁面の施工が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】(a),(b)は同上の底面図及び側面断面図
である。
【図3】操作用端末器への取付状態を示す断面図であ
る。
【図4】(a)〜(d)は、操作用端末器の背面図、側
面図、正面図及び底面図である。
【図5】操作用端末器の壁面への取付方法を示す説明図
である。
【図6】遠隔監視制御システムのシステム構成図であ
る。
【図7】同上の伝送信号の説明図である。
【符号の説明】
11 ボディ 12 カバー 13 速結端子 14 接触子 15 引掛突起 19 プリント基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置に対して機械的及び電気的に接続さ
    れると共に、電線が接続される電線接続器であって、装
    置に対して機械的に取り付ける取付部及び装置に電気的
    に接続される接触子を備える偏平円柱状のカバーと、カ
    バーの背面側に一体的に連結される一面が開口する箱状
    のボディと、このボディ内部に収納される速結端子と、
    カバー内に収納され速結端子と接触子との接続を行うプ
    リント基板とを備えて成ることを特徴とする電線接続
    器。
  2. 【請求項2】 上記固定部を、装置の背面に一対の円弧
    状の結合孔を形成すると共に、その結合孔に係合される
    引掛突起をカバーの前面に形成し、結合孔の幅広の導入
    部に引掛突起を導入し、結合孔に沿って引掛突起を形成
    した電線接続器を回転させると、係合孔の幅狭部におい
    て引掛突起が係合孔の縁部に係止する引掛シーリング構
    造とし、上記接続部を、カバーの前面から突出する方向
    にばね付勢された接触片を有する接触子を電線接続器に
    設け、この接触子を板材を折り曲げ加工して形成し、接
    触片を内部に導入する接続穴と、その接続穴を通して導
    入された接触片に電気的に接触する接触部を装置に設け
    て成ることを特徴とする請求項1記載の電線接続器。
  3. 【請求項3】 複数のスイッチを一体的に備える操作用
    端末器と、負荷の動作制御を行う制御用端末器とを、2
    線式の信号線を介して伝送処理装置に対して接続し、ス
    イッチの操作に応じた監視データを操作用端末器から伝
    送処理装置に対して伝送し、その監視データに基づく制
    御データを伝送処理装置で作成して制御用端末器に送
    り、負荷の動作を制御し、操作用端末器が造営面の表面
    に施工される薄型の露出施工構造であり、この操作用端
    末器が信号の入出力部となる導電部をケース外面に備
    え、複数の操作用端末器を一箇所に施工する場合に、上
    記操作用端末器の導電部間を互いに電気接続する配線構
    造を備える取付装置で、壁面に取り付けられる遠隔監視
    制御システムにおける操作用端末器が上記装置であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電線接続器。
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