JPH0793451A - バーコードシンボル読取装置 - Google Patents

バーコードシンボル読取装置

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JPH0793451A
JPH0793451A JP5236969A JP23696993A JPH0793451A JP H0793451 A JPH0793451 A JP H0793451A JP 5236969 A JP5236969 A JP 5236969A JP 23696993 A JP23696993 A JP 23696993A JP H0793451 A JPH0793451 A JP H0793451A
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read
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data
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JP5236969A
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Inventor
Yutaka Adachi
豊 安達
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0793451A publication Critical patent/JPH0793451A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】理想的な読み出しラインによってバーコードシ
ンボルをトレースしてバーコード情報を読み出せるよう
にすること。 【構成】リニアセンサ等を用いた画像データ取り込み部
1によって取り込んだ画像情報から、バーコードシンボ
ル傾き角検出部2にてバーコードシンボルの傾き角度を
検出する。メモリへのリードまたはライトのコントロー
ル部3は、メモリ部4に画像データ取り込み部1で取り
込んだ画像情報をそのまま格納し、読み出し時に上記検
出された傾斜角に沿って斜めに読み出してデコーダ部5
に供給する。あるいは、メモリ部4への格納時に、上記
検出された傾斜角に沿って斜めに書込むことによりバー
コードシンボルの傾きがない場合と等価の情報とし、読
み出し時には単純にバーコードシンボルのバーとスペー
スの並び方向に直線的な読み出しを行ってデコーダ部5
に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードシンボルを
リニアセンサを用いて読み取るバーコードシンボル読取
装置に係り、特に、バーコードシンボルの配置方向(傾
き)に影響を受けないバーコードシンボル読取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種のバーコードが知られ、ま
たそのバーコードを読み取るためのバーコード読取装置
も種々開発されている。そのようなバーコードシンボル
読取装置の一つに、リニアセンサによってバーコードシ
ンボルを読み取る装置がある。このようなリニアセンサ
を用いたバーコードシンボル読取装置として、例えば、
特開平4−15774号公報に開示されているような装
置がある。これは、図11の(A)に示すように、ペー
パ101上に印字されたバーコードシンボル107を、
リニアセンサ(公報中ではラインセンサと記されてい
る)102により主走査方向(矢印P方向)に逐次走査
すると共に、この走査と並行して、不図示搬送機構によ
りリニアセンサ102をこの主走査方向と直交する副走
査方向(矢印l方向)に走査することにより、バーコー
ドシンボル107のイメージを2次元に検出する。リニ
アセンサ102の出力は、アンプ103及びA/Dコン
バータ104を介した後、2値化回路105によりバー
コードシンボル107のバーの部分及びスペースの部分
にそれぞれ対応する“1”及び“0”の値に2値化され
る。そして、デコーダ106Aはバーコードシンボル全
体に対応する英数字データを出力する。
【0003】ところで、バーコードシンボル107をラ
インセンサ102で走査して読み取る時、実際には、同
図の(B)に示すようにバーコードシンボル107のバ
ーとスペースの並び方向がリニアセンサ102による主
走査方向(矢印P方向)に対して傾斜してしまうことが
少なくない。その場合、リニアセンサ102の主走査方
向がバーコードシンボル107のバー及びスペースの全
体を走査できる範囲外となっている時、即ちリニアセン
サ102の主走査方向に対するバーコードシンボル10
7の並び方向の傾斜角度が同図の(C)に示す−θ又は
同図の(D)に示す+θの角度を越えてしまっている時
には、もはやバーコードシンボル107の全体を検出す
ることは不可能とってしまう。この結果、バーコードシ
ンボルの傾斜が大きい場合には、読み取り不能となって
しまう。
【0004】そこで、上記公報に開示された読取装置で
は、上記傾斜角度が上記+θ,−θの範囲外であって
も、斜め読み方向がそのバーコードシンボル107のバ
ー及びスペースの全体を走査できる方向となっている時
は、斜め読み手段により取り出された2値データからバ
ーコードシンボル全体のデータを読み取ることができる
ような構成としている。即ち、傾斜角度が+θ超で且つ
+3θ以下であるときには斜め読み回路108が2値化
回路105からの出力に基づいて+2θの角度で主走査
を行った場合に得られる2値データ列と同じデータ列を
再構成し、これをデコーダ106Bに送り、同様に、傾
斜角度が−θ超で且つ−3θ以下であるときには斜め読
み回路109が2値化回路105からの出力に基づいて
−2θの角度で主走査を行った場合得られる2値データ
列と同じデータ列を再構成し、これをデコーダ106C
に送るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、図1
1の(E)に示すように、リニアセンサ102の主走査
方向(リニアセンサ読み出しライン110)に対するバ
ーコードシンボル107のバー,スペースの並び方向1
11の傾斜角度がθ+α(ここで、α<θ。θは同図の
(C),(D)に示す角度)の時には、理想的な読み出
しラインは同図に参照番号112に示すようなバー,ス
ペースの並び方向111と平行なラインであるが、上記
公報に開示されたような装置では、参照番号113で示
すような読み取りラインとなってしまう。
【0006】もちろん、このようなバー,スペースの並
び方向111に対して傾いた方向のライン113での読
み取りも可能である。しかし、理想の読み取りライン1
12のようなラインで読み取れば、このライン112と
平行な複数のラインで同一のバーコードシンボル107
を読み取ることが可能となり、読み取りの信頼度が上が
る。特に、読み取るべきバーコードシンボル107が高
密度な2次元バーコードシンボルのような場合には、複
数回、同一の列のバーコードシンボルを読んで信頼性を
上げた方が読み取り誤りが少なくて良い。
【0007】しかし、ライン113のように傾くと、同
一のバーコードシンボル107を読み取れるライン11
3に平行なラインの数は、極端に少なくなり、読み取り
の信頼度が落ちる。従って、理想の読み取りライン11
2のような読み取りラインで読み取る方が好ましい。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、可変な読み出し角度を設定し理想的な読み出しライ
ンによってバーコードシンボルをトレースしてバーコー
ド情報を読み出せるバーコードシンボル読取装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるバーコードシンボル読取装置は、1次
元上の画像情報を読み取るセンサと、バーコードシンボ
ルが印刷された媒体と上記センサとを相対的に移動させ
る相対移動手段と、上記相対移動手段による相対移動に
より上記センサから得られる上記バーコードシンボルの
画像情報を記憶するメモリと、当該バーコードシンボル
読取装置の所定の読み取り方向に対する上記バーコード
シンボルのバーとスペースの並び方向の傾きを検出する
検出手段と、上記検出手段によって検出した上記傾き
を、上記画像情報の上記メモリへの書き込みあるいは上
記メモリからの読み出しで補正する補正手段とを備える
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】即ち、本発明のバーコードシンボル読取装置に
よれば、1次元上の画像情報を読み取るセンサと、バー
コードシンボルが印刷された媒体と上記センサとを相対
的に移動させる相対移動手段と、上記相対移動手段によ
る相対移動により上記センサから得られる上記バーコー
ドシンボルの画像情報を記憶するメモリとを備えるもの
に於いて、検出手段によって、例えば上記センサからの
画像情報より当該バーコードシンボル読取装置の所定の
読み取り方向に対する上記バーコードシンボルのバーと
スペースの並び方向の傾きを検出し、補正手段によっ
て、上記画像情報の上記メモリへの書き込みあるいは上
記メモリからの読み出しで、この検出した傾きを補正す
るようにしている。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、本発明の理
解を助けるために、まず本発明の原理から説明する。
【0012】本発明のバーコードシンボル読取装置は、
バーコードシンボルの傾斜角を測定し、取り込んだ画像
情報をこの測定角度で走査しデコード作業を行う。ただ
し、本発明に於けるバーコードシンボル読取装置は、バ
ーコードシンボルを主走査方向に逐次走査すると共にこ
の走査と並行して、この主走査方向と直交する副走査方
向に走査することによりバーコードシンボルのイメージ
を2次元に検出する。
【0013】本発明の概略の構成図を図1に示す。リニ
アセンサ等を用いた画像データ取り込み部1によって取
り込んだ画像情報から、バーコードシンボル傾き角検出
部2にてバーコードシンボルの傾き角度を検出する。そ
して、この検出した角度で走査する手法として、本発明
では、メモリへのリードまたはライトのコントロール部
3により制御される次の2種類の方法のどちらかを用い
る。即ち、一つの手法は、メモリ部4には画像データ取
り込み部1で取り込んだ画像情報をそのまま格納し、メ
モリ部4からの読み出し時に、コントロール部3は、傾
き角度検出部2にて検出した傾斜角に沿って斜めに読み
出してデコーダ部5に供給する。他の手法は、メモリ部
4への格納時に、コントロール部3は検出した傾斜角に
沿って斜めに書込むことによりバーコードシンボルの傾
きがない場合と等価の情報とし、メモリ部4からの読み
出し時には単純にバーコードシンボルのバーとスペース
の並び方向に直線的な読み出しを行ってデコーダ部5に
供給する。
【0014】バーコードシンボル傾き角検出部2として
は、本発明ではバーコードシンボルを読み取るリニアセ
ンサを流用して用いる手法と、傾斜角測定専用の一組み
のセンサを用いる手法のいずれかを採用する。
【0015】まず、図2の(A)を参照して、リニアセ
ンサを用いてバーコードシンボルの傾斜角を測定する手
法を説明する。ここで、測定に用いるバーを基準バー6
と呼ぶものとする。この基準バー6は、バーコードシン
ボル中のどのバーを用いてもよいが、測定のしやすさか
らバーコードシンボルのバーとスペースの並びの始めか
終りの端にあるバーを用いるのが望ましい。図3に各種
バーコードに於ける基準バー6(始め側の基準バー6
A,終わり側の基準バー6B)の一例を示す。また、バ
ーコードシンボル中に基準バーとなるべきバーがない場
合には、新たに基準バーを付け加えて用いる手法を用い
ても良い。例えば、特公平4−13752号公報には、
田形コードに基準バーを付加したバーコードシンボルの
例が開示されている。
【0016】図2の(A)では、基準バー6は、リニア
センサの読み出しラインに対して角度αだけ傾いてい
る。このバーコードシンボルに対して、リニアセンサは
読み出しライン7Aのような方向で画像データを読み出
していく。ここで、バーコードシンボルが印刷された媒
体とリニアセンサがリニアセンサの読み出しライン7A
と直交する方向に相対的に移動することによってバーコ
ード印刷面の全面を読み取っているので、ある時間経過
した後のリニアセンサの読み出しラインは参照番号7B
で示すような上記読み出しライン7Aと平行で距離Cだ
け離れたものとなる。バーコードシンボルの傾斜角の測
定には、このような関係にある読み出しラインであり、
且つ基準バー6を通過している読み出しライン7A,7
Bを用いる。
【0017】基準バー6を通過しているかどうかの判断
は、例えば、リニアセンサからの出力画像信号より読み
取ったバーの幅を計測し、予めわかっている基準バー6
の幅と合致するかどうかを判断すればよい。あるいは、
バーコードシンボルが印刷されている媒体上にバーコー
ド以外のものが印刷されていないとすれば、リニアセン
サが最初に読み取ったバーを基準バーとして判断しても
良い。
【0018】これら各読み出しライン7A,7Bを用い
て、リニアセンサ端(読み出しスタート位置8)から基
準バー6のエッジまでの距離を計測する。計測方法とし
ては、例えば、リニアセンサからデータを読み出し始め
てから、基準バーを読み取るまでのリニアセンサの転送
クロックをカウントし、この値を用いれば良い。
【0019】図2の(A)では、距離a,bとしてこの
距離を表している。これらの数値から、基準バー6のリ
ニアセンサ読み出しライン7A,7Bに対する傾き角度
α、即ち、バーコードシンボルの傾き角度αは、以下の
ように導き出される。
【0020】 α=tan-1{(a−b)/c} …(1) ここで、距離aの方がbよりも短いような基準バー6の
傾きの場合には、αは負の値となる。
【0021】次に、図2の(B)を参照して、傾斜角測
定専用の一組みのセンサを用いてバーコードシンボルの
傾斜角を測定する手法を説明する。この場合も、同図の
(A)の場合と同様に、バーコードシンボルが印刷され
た媒体と傾斜角測定専用の一組みのセンサは、リニアセ
ンサの読み出しラインと直交する方向に相対的に移動す
る。傾斜角測定専用の一組みのセンサは、バーコードシ
ンボルが印刷された媒体の狭い範囲の光の反射強度を測
定し、バーなのか、スペースなのかを判断できるもので
あれば良い。例えば、これらセンサは、発光ダイオード
とフォトダイオードのペアでも良い。これらセンサは2
系統以上配置する。同図では、距離dの間隔を開けてセ
ンサSNS1とセンサSNS2とを配置している。ただ
し、センサSNS2が最初に基準バー6を検知した後、
センサSNS1が基準バー6を検知した場合には距離d
の符号は正とする。この逆に、センサSNS1が最初に
基準バー6を検知した後、センサSNS2が基準バー6
を検知した場合には距離dの符号は負とする。そして、
センサSNS1とセンサSNS2どちらか始めに基準バ
ー6を検知してから他方が基準バーおを検知するまで
に、バーコードシンボルが印刷された媒体と、センサS
NS1及びSNS2が相対的に移動した距離をcとす
る。これらの数値から基準バー6のリニアセンサ読み出
しライン7Cに対する傾き角度α、即ち、バーコードシ
ンボルの傾き角度αは、以下のように導き出される。
【0022】 α=tan-1(d/c) …(2) 以上の説明で用いた基準バー6は、図3に参照番号6A
で示すように、始め側の端にあるバーを用いている。し
かし、センサSNS1の方がセンサSNS2よりも早く
基準バー6を検出するような基準バー6の傾きの場合
に、他のバーがじゃまになり、センサSNS1,SNS
2で基準バー6が検出できないときには、同図に参照番
号6Bで示すような終わり側の端にあるバーを基準バー
6として用いれば良い。このときには、センサSNS
1,SNS2は、基準バー6B側にも設ける必要があ
る。さらには、例えば、バーコードシンボルの印刷され
たシートを置くための載置台に、これらセンサSNS
1,SNS2の位置に対応させて線を引いておき、基準
バー6がこの線とクロスするようにシートを載せるよう
に促す注意書きなどを付けておくことが好ましい。
【0023】また、図2の(A)のように、リニアセン
サを用いて傾き検出をする場合でも、終わり側の端にあ
るバー6Bを基準バー6として用いても良い。このとき
には、最後のバーを検出した後、リニアセンサ読み出し
データ終了までのリニアセンサの転送クロックをカウン
トし、この値を上記距離a,bとすれば良い。ただし、
この場合には上記(1)式は α=−tan-1{(a−b)/c} …(1)’ として、αの符号をそろえるものとする。
【0024】次に、コントロール部3による斜め走査の
方法を、図4の(A)及び(B)を参照して説明する。
斜め走査を行うタイミングとして、前述したように、本
発明では2種類の方法がある。一つの手法は、メモリ部
4には取り込んだ画像情報をそのまま格納し、メモリ部
4からの読み出し時に、検出した傾斜角に沿って斜めに
読み出すものであり、他の手法は、メモリ部4への格納
時に、検出した傾斜角に沿って斜めに書込み、バーコー
ドシンボルの傾きがない場合と等価の情報とし、メモリ
部4からの読み出し時には単純にバーコードシンボルの
バーとスペースの並び方向に直線的な読み出しを行うと
いうものである。どちらの手法を用いても、バーコード
シンボルの傾きに沿った斜め走査を行なう必要がある。
同図の(A)は傾きαが正の場合、(B)は負の場合を
それぞれ示している。
【0025】基本的には、ライン10Aとライン10B
で挟まれた範囲を斜めに走査していく。これらライン1
0A,10Bは、図11の(E)に於けるシンボル端1
0C,10Dにほぼ平行である。ライン10Aとライン
10Bの間隔は、必要とされている読み取りピッチ11
となる。この読み取りピッチ11は、バーコードシンボ
ルの高さをどの程度に分割して読むかによって変化する
ものであるが、サンプリング定理より、シンボルの高さ
の1/2以下である必要がある。通常は、余裕を見て1
/3以下で用いられる。
【0026】また、これら図4の(A),(B)に於い
て、斜め走査で用いる画像データは、太矢印で示すライ
ン上のデータである。ここで、これらの図に示す距離x
と距離yを求める。x,yを求めることによって、読み
出しスタート点12が決るとx,yの値に従いトレース
することによって、斜め走査が可能となる。この読み取
りピッチ11をm、傾きをαとすると、これらの距離x
と距離yは、 x=(m/sinα)の絶対値 …(3) y=m/cosα :(α>0の時) −m/cosα:(α<0の時) …(4) ここで、「m/sinα」の値は、αの正負によって符
号が変化するが、符号に意味はないので絶対値をとり、
この値をxとしている。このように斜め読み出しするこ
とによって、各リニアセンサの読み出しライン13の間
隔である読み出しピッチ14(距離y)は傾きαによっ
て変化することとなる。このため、傾きαの違いによ
り、バーコードシンボルが印刷された媒体とリニアセン
サの相対的な移動速度を変化させるとか、等速度でもリ
ニアセンサによる読み取り間隔を変えるなどして、読み
出しピッチ14を傾きαによって変化させ、求めたyの
値にする必要がある。
【0027】以下、図面を参照して、本発明の実施例を
説明する。
【0028】図5は、本発明のバーコードシンボル読取
装置の第1の実施例のブロック構成図である。本実施例
は、バーコードシンボルの傾斜角を、図2の(A)を参
照して先に説明したようなバーコードシンボルを読み取
るリニアセンサを流用して用いる手法によって測定する
ものである。
【0029】即ち、リニアセンサ21は、バーコードシ
ンボルのバーとスペースの並び方向とほぼ平行となるよ
うに配置される。また、バーコードシンボルは媒体移動
装置22によって移動される。ここで、このリニアセン
サ21とバーコードシンボル23の位置関係、及び基準
バー24、シンボル移動方向の関係は、図4の(C)に
示すようになる。
【0030】リニアセンサ21は、リニアセンサドライ
ブ回路25によって、読み取り周期,データ転送速度,
露光時間,等が設定され、必要なコントロール信号を与
えられる。リニアセンサ21から出力した画像信号は、
アナログ/デジタル(A/D)コンバータ26とエッジ
検出部27に入力する。エッジ検出部27では、入力さ
れた画像信号から基準バー24のエッジ部を検出する。
本実施例では、図4の(C)のような配置であることか
ら、簡単化のために、最初に現れる(検出される)バー
を基準バー24としている。このエッジ検出部27は、
基準バー24のエッジを検出すると、読み出し画素数カ
ウント部28にトリガ信号を与える。
【0031】また、この読み出し画素数カウント部28
には、上記リニアセンサドライブ回路25から、リニア
センサ21からの読み出しスタート時にリセット信号が
供給される。そして、この読み出し画素数カウント部2
8では、このリセット信号が入力されてから上記トリガ
信号が入るまでの間の、上記リニアセンサドライブ回路
25からリニアセンサ21に与えるコントロール信号の
内の転送クロックをカウントする。このカウント結果
は、図2の(A)に示した距離aとなる。
【0032】また、本実施例では、図2の(A)に於け
る距離cを、傾き演算用移動量設定部29に、予め設定
してある。移動量測定部30は、上記媒体移動装置22
からの移動量とこの傾き演算用移動量設定部29からの
設定移動量とを比較し、両者が同じ値となったときに、
上記エッジ検出部27にイネーブル信号を出力する。こ
のイネーブル信号は、媒体の移動開始時にも出力され
る。この条件以外のときには、移動量測定部30から
は、ディセーブル信号が出力している。エッジ検出部2
7は、移動量測定部30からイネーブル信号が入力した
時の1ラインの画像信号についてのみ働く。このように
して、媒体が距離cだけ移動した後の読み出しカウンタ
部28出力は、図2の(A)に示した距離bとなる。
【0033】これらのカウント部28でカウントされた
距離a,b及び傾き演算用移動量設定部29に設定され
た距離cは、傾き演算部31に入力される。この傾き量
演算部31では、入力された距離a、b、cを上記
(1)式または(1)’式に代入することによって、傾
き量αを求める。
【0034】一方、読み取りピッチ設定部32には、図
4の(A),(B)に示すような、必要とする読み取り
ピッチmが、予め設定されている。この値は、読み取り
可能なバーコードシンボルの種類によって決められる。
【0035】そして、これらの傾き量演算部31で演算
された傾き量α及び読み取りピッチ設定部32に予め設
定された読み取りピッチmは、x,y演算部33に入力
される。x、y演算部33では、これら入力されたm及
びαを、上記(3)式及び(4)式に代入することによ
って、図4の(A),(B)に示すようなx,yの値を
求める。
【0036】こうして求められたx,yの値は、セレク
トコントロール部34に入力される。セレクトコントロ
ール部34は、この入力されたx,yの値を上記リニア
センサドライブ回路25からの各種信号と共に用いて、
セレクタ35のセレクトコントロールを行う。即ち、与
えられたx,yに従って斜めに走査するように、セレク
タ35によってメモリ部36からデータを選択してい
く。
【0037】メモリ部36は、本実施例ではFIFO
(First In First Out)メモリを5つ、図5に示すよう
に直列に接続し、並列に読み出せるように配置してい
る。この直列接続された5つのFIFOメモリの内の最
初のFIFOメモリ、即ちFIFO−1に、上記A/D
コンバータ26でディジタルデータに変換された画像情
報が入力される。
【0038】ここで、このFIFOメモリへデータが書
込まれていく様子を、図6を参照して説明する。同図の
参照番号36A乃至36Fは、FIFO−1〜5の内部
のデータの様子を時系列に表したものである。ここで3
6Aに注目すると、この升目の横方向はそれぞれのFI
FOメモリ内のデータに対応する。36Aでは、まず、
FIFO−1の左側からデータが「F0,E1,D2,
C3,B4,A5,…」という順序で入力され転送され
ていく。そして、FIFO−1の右端まで達したデータ
はFIFO−1から出力し、セレクタ35に出力される
と共に、FIFO−2にも入力される。こうして、メモ
リ部36内のデータの状況は、36B,36C,36
D,…というように変化していく。
【0039】ここで、図6による説明はあくまでも模式
的なもので、実際のFIFOメモリの動作を正確に説明
したものではない。また、接続するFIFOメモリの段
数も同図では5段であるが、これに限ったものではな
く、バーコードシンボルの傾きが小さい場合には少なく
することも可能である。さらに、FIFOメモリ中のデ
ータ数も同図では6画素となっているが、実際にはリニ
アセンサの画素数と同数かそれ以上の画素数の方が良
い。
【0040】また、図6に於いて、同じアルファベット
の升目は、斜め読みするべきデータであるとする。ま
た、升目上のアルファベットに添えられた数字は、リニ
アセンサ21で取り込んだバーコードシンボルの画像情
報位置を表し、図4の(C)に於いて、0は右側、5は
左側の位置データであるとする。即ち、バーコードシン
ボル23が傾いていない場合には、「F0,F1,F
2,…,Fn」という順番で最初の読み出しライン13
に沿ったデータがFIFOメモリに入力され、次に、
「E0,E1,E2,…,En」と読み出しピッチ14
分ずれた次の読み出しライン13に沿ったデータが入力
されてくることとなる。よって、図6に示すように、
「F0,E1,D2,C3,B4,A5,…」という順
序で入力されてくる場合には、同じアルファベットの升
目を斜め読みすれば、傾きが補正されることとなる。
【0041】このようなメモリ上のデータの選択x、y
の数値が用いられる。なお、図6は、x=1,y=1の
場合、つまり45度バーコードシンボルが傾いた場合を
模式的に示していることとなる。
【0042】ここで、yが負のときには傾き角αは負で
あり、図4の(B)に示すような読み出しをするため
に、図6のようなメモリ部36を升目で考えると、右上
から左下がりに走査して、データを読み出す必要があ
る。このときには、メモリ部36の右上のデータから読
み出しを開始し、x分だけ同一FIFOメモリからデー
タを読み出した後、y分だけ下方に移り、移った先のF
IFOメモリから同様にx分だけデータを読み出す。こ
の繰り返しを行うことによって、左下がりの斜め走査を
行う。
【0043】また、yが正のときには傾き角αは正であ
り、図4の(A)に示すように読み出しをするために、
図6のようなメモリ部36を升目で考えると、右下から
左上がりに走査して、データを読み出す必要がある。こ
のときには、メモリ部36の右下のデータから読み出し
を開始し、x分だけ同一FIFOメモリからデータを読
み出した後、y分だけ上方に移り、移った先のFIFO
メモリから同様にx分だけデータを読み出す。この繰り
返しを行うことによって、左上がりの斜め走査を行う。
【0044】ここで、本実施例では、x,y演算部33
からyの値を媒体移動装置22にフィードバックさせて
いる。そして、リニアセンサ21によって取り込まれる
各読み取りライン13の距離間隔cがyとなるように、
媒体移動装置22は、傾き量を検出した後の媒体移動速
度を制御する。これにより、x分だけ同一FIFOメモ
リからデータを読み出した後、y分だけ上方または下方
に移り、移った先のFIFOメモリから同様にx分だけ
データを読み出す場合、一つ上方または下方のFIFO
メモリに移れば良いようになり、FIFOメモリの段数
を少なくすることが可能となる。
【0045】もし、本実施例のようなyの値の媒体移動
装置22へのフィードバックを行わず、常に等速度で媒
体を移動させるとすれば、媒体移動速度とリニアセンサ
によって取り込まれる各読み取りラインの時間間隔を鑑
み、x分だけ同一FIFOメモリからデータを読み出し
た後、y分だけ上方または下方に移り、移った先のFI
FOメモリから同様にx分だけデータを読み出す場合、
幾つかのFIFOメモリを読み飛ばして移る場合もあ
る。
【0046】図6の例は、傾き角αが正の場合であるの
で、図のように左上がりに走査しデータを読み出してい
く必要がある。図6に於ける36Eの状態のときにFI
FO−1からのデータを選択するようにセレクタ35は
働き、データ「A1」をデコーダ部37に転送する。図
6に於ける36Eの次の段階として、FIFO−2から
データ「A2」が出力されるので、セレクタ35はFI
FO−2からの出力を選択する。図6に於ける36Fは
FIFO−5からデータ「A5」が出力された状況を表
し、このときにはFIFO−5からのデータを選択する
ようにセレクタ35は働く。以上で「An」のデータの
トレースは終了する。後は、この繰り返しで、図6に於
いては「Gn」のデータ,「Hn」のデータ,「in」
のデータ,…というように、斜め走査を行っていく。
【0047】図7は、傾き角αが負のときのFIFO−
1乃至5のメモリ内容を、図6と同様に表したものであ
る。図中の升目のアルファベット、数字の意味は図6と
同様である。
【0048】図7に於ける36Eの状態のときには、セ
レクタ35はFIFO−5を選択し、データ「A0」を
デコーダ部37に送る。そして、データが転送されるの
に合わせてFIFO−4,3,2,…とセレクタ35は
選択していき、データ「A1」,「A2」,「A3」,
…をデコーダ部37に送る。データ「An」の転送が終
了したら、次はデータ「Gn」のデータ転送を「An」
の時と同様に行う。図7に於ける36Hの状態のときに
は、セレクタ35はFIFO−5を選択し、データ「G
0」をデコーダ部37に送るというように、同様の作業
を繰り返していく。
【0049】デコーダ部37は通常、DSPなどのMP
Uで構成され、エンコードされたバーコード情報をデコ
ードするものである。ある種のバーコードシンボル読取
装置は、このデコーダ部37を持たず、その読取装置に
接続されたホストコンピュータ等が、このデコーダ部3
7の作業を行うというものもある。デコード結果は、デ
コード結果表示部38に送られ、操作者に示されるなど
して利用される。
【0050】図8の(A)は、傾き角αが負で、しか
も、図7の場合よりも傾き角が小さいときのFIFO−
1乃至5のメモリ内容を、図7と同様に表したものであ
る。この図から明らかなように、この場合に用いている
メモリ部36はFIFO−5,4,3である。
【0051】図9は、本発明の第2の実施例を示すブロ
ック構成図である。本実施例は、バーコードシンボルの
傾斜角を、図2の(B)を参照して前述したような傾斜
角測定専用の一組みのセンサを用いる手法によって測定
している。なお、同図に於いて、図5と同じ内容の構成
には図5と同じ参照番号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0052】まず、本第2の実施例に於いて、センサS
NS1 41,SNS2 42のどちらかが基準バー6
のエッジを検出してから、他方のセンサが基準バー6の
エッジを検出するまでの間に媒体が移動した距離を、距
離cとしている。なお、本実施例では、媒体を移動させ
ているが、センサSNS1 41,SNS2 42をリ
ニアセンサ21の読み出し方向と直交する方向に移動さ
せ、この移動距離を測定し距離cとしても良い。
【0053】センサSNS1 41とセンサSNS2
42の間の距離dは予めわかっており、この距離dがS
NS1,SNS2間距離データ設定部43に格納されて
いる。この距離dは、SNS1,SNS2間距離データ
設定部43から傾き量演算部44に入力される。傾き量
演算部44では、上記(2)式に距離c,dを代入し、
傾き角αを得る。この値は、x,y演算部33に入力す
る。x,y演算部33では、読み取りピッチm、傾き角
αを上記(3)式及び(4)式に代入することによっ
て、図4の(A),(B)に示すようなx,yの値を求
める。求められたx,yの値は、読み出しコントローラ
45に入力される。この読み出しコントローラ45は、
アドレス制御部などを含み、メモリ部46からのデータ
の読み出しをコントロールをする。
【0054】メモリ部46からの読み出しの説明の前
に、メモリ部46への書き込みの説明を行う。メモリ部
46は、本実施例ではデュアルポートRAM46Aを用
いている。デュアルポートRAM46Aは、フレームメ
モリを構成する素子の一種であるが、通常のSRAM等
を用いたフレームメモリとの大きな違いはシリアルでの
インプット/アウトプットが可能であるということであ
る。シリアルで入力されたデータは一旦シリアルの転送
ゲート46Bに格納される。1ライン分のデータの格納
が終了次第、デュアルポートRAM46Aで成るフレー
ムメモリ部に一括で転送される。本実施例のような場合
には、このようなデュアルポートRAMが適している。
もちろん、デュアルポートRAMを用いず、SRAMや
DRAM等を用いて、フレームメモリを構成してもよ
い。
【0055】リニアセンサドライブ回路25によってド
ライブされたリニアセンサ21から読み出された信号
は、A/Dコンバータ26によってディジタル量に変換
されメモリ部46に入力する。この入力は、アドレス制
御部などを含む書き込みコントローラ47がコントロー
ルする。この書き込みコントローラ47は、単純に、リ
ニアセンサ21で読み取ったデータを各ライン毎にフレ
ームメモリ上に順番を変えずに書き込むためのものであ
る。
【0056】こうしてメモリ部46に書き込まれたデー
タは、上記読み出しコントローラ45によって斜め読み
出しされ、デコーダ部37に入力する。斜め読み出しの
ための走査手法は、前述の第1の実施例の場合と同様
に、x,yの値を用いて行う。ただし、この場合の斜め
読み出しは、FIFOメモリを用いていないので、図4
の(A),(B)の太矢印の方向に限定されるものでは
なく、逆方向でも読み出し可能である。読み出されたデ
ータは、デコーダ部37でデコードされ、デコード結果
表示部38で結果が表示される。
【0057】次に、図10を参照して、本発明の第3の
実施例を説明する。同図に於いて、図9と同じ内容の構
成には図9と同じ番号を付し、その説明を省略する。こ
の第3の実施例と上記第2の実施例の違いは、上記第2
の実施例がメモリ部46からの読み出し時に斜め走査を
行ったのに対し、本第3の実施例では、メモリ部51へ
の書き込み時に斜め書き込みを行い、メモリ部51から
の読み出し時には斜め走査を行わずそのまま読み出す。
従って、図9の書き込みコントローラ47は単純にリニ
アセンサ21からのデータをそのままメモリ部46に書
き込むだけであったが、本実施例に於けるアドレス制御
部を含む書き込みコントローラ52は、そのまま書き込
むのではなく、傾き量αに即して斜めにメモリ部51に
書き込んでいく。
【0058】メモリ部51に書き込まれたデータの様子
を模式的に図8の(B)に示す。同図に示すように、メ
モリ部51の水平方向に、バーコードシンボル23のバ
ーとスペースの並び方向の情報が並べ替えられて格納さ
れる。メモリ部51はSRAMやDRAM等を用いたフ
レームメモリでも良い。
【0059】そして、メモリ部51からの読み出しは、
斜め読み出しせずに、水平方向に各メモリ部51のライ
ンを読み出していく。例えば、図8の(B)では、まず
「An」のデータを読み出した後で、「Bn」,「C
n」,…と順番に読み出していく。読み出され後は、第
2実施例と同様に、デコーダ部37でデコードされた
後、デコード結果表示部38で表示される。
【0060】なお、以上の第1乃至第3の実施例に於い
て、バーコードシンボル23の読み取りにリニアセンサ
21を用いたが、もちろんこの限りではなく、フォトダ
イオードのように小さな円形内の画像情報を読み取るよ
うなものでも可能である。この場合、フォトダイオード
はバーコードシンボル23のバーとスペースの並び方向
に動かされ、バーコードシンボル23の画像情報を読み
取るので、この情報をリニアセンサ21の出力信号に置
き換えれば良い。また、レーザスキャナのようなレーザ
スポットをスキャンしてバーコードシンボル23を読み
取るような場合にも、フォトダイオードの場合と同様に
ビームスポットからの反射光による信号をリニアセンサ
21の出力信号に置き換えれば良い。また、エリアセン
サをリニアセンサ21の代わりに用いてもよい。エリア
センサを用いることによって、読み取りセンサとバーコ
ードが印刷された媒体との相対移動を行なう必要がなく
なる。
【0061】また、上記実施例に於ける傾き量の検出手
段とメモリの種類の組み合わせは、実施例の組み合せに
限定されるものではない。
【0062】なお、読み取るバーコードシンボル23の
種類は、JANコードに代表される1次元バーコードで
も、PDF417バーコードに代表される2次元バーコ
ードでも良い。
【0063】さらに、バーコードシンボル23の傾き検
出は、読み取り始めに一度行えば十分であるが、媒体の
搬送時に媒体の傾きが徐々に変化するような場合には、
適当な時間間隔をあけて傾き検出をして斜め走査に補正
を加えることもできる。
【0064】また、上記実施例中ではバーコードシンボ
ル23が印刷された媒体を媒体移動装置22で移動して
いるが、もちろんこの限りではなく、リニアセンサ側を
移動しても良いし、媒体,リニアセンサ双方を移動して
も良い。さらに、移動装置等を用いた自動搬送以外の例
えば、カード状の媒体にバーコードシンボル23が存在
するようなものの場合、操作者が手でカード状の媒体を
動かしてバーコードシンボル23を読ませることが多い
が、このようなシステムにも本発明が適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0065】以上のようにして、バーコードシンボルが
読み取り方向に対して傾いた場合でも、傾き角に忠実に
斜め走査をすることによって、バーコード情報を読み取
れるバーコード読取装置を提供することができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
可変な読み出し角度を設定し理想的な読み出しラインに
よってバーコードシンボルをトレースしてバーコード情
報を読み出せるバーコードシンボル読取装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれバーコードシンボ
ル傾き角検出の手法を説明するための図である。
【図3】各種バーコードに於ける基準バーを示す図であ
る。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ斜め走査の手法を
説明するための図であり、(C)は第1の実施例に於け
るリニアセンサとバーコードシンボルの位置関係を示す
図である。
【図5】本発明の第1の実施例のブロック構成図であ
る。
【図6】第1の実施例に於けるメモリ部を構成するFI
FOメモリへバーコードシンボルの傾き角が正のときの
データが書込まれていく様子を時系列に表した模式図で
ある。
【図7】第1の実施例に於けるメモリ部を構成するFI
FOメモリへバーコードシンボルの傾き角が負のときの
データが書込まれていく様子を時系列に表した模式図で
ある。
【図8】(A)は図7に比べバーコードシンボルの傾き
角が小さい場合のデータが書込まれていく様子を時系列
に表した模式図であり、(B)は本発明の第3実施例に
於けるメモリ部に書き込まれたデータの様子を模式的に
示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例のブロック構成図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施例のブロック構成図であ
る。
【図11】(A)は従来のバーコードシンボル読取装置
のブロック構成図、(B)はバーコードシンボルが傾い
た状態を示す図、(C)及び(D)はリニアセンサの主
走査方向がバーコードシンボルのバー及びスペースの全
体を走査できる傾斜角度を示す図であり、(E)は従来
装置の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1…リニアセンサ等を用いた画像データ取り込み部、2
…バーコードシンボル傾き角検出部、3…メモリへのリ
ードまたはライトのコントロール部、4…メモリ部、5
…デコーダ部、6…基準バー、7A,7B,13…リニ
アセンサ読み出しライン、8…読み出しスタート位置、
10A,10B…ライン、10C,10D…シンボル
端、11…読み取りピッチ、12…読み出しスタート
点、14…読み出しピッチ(距離y)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】なお、読み取るバーコードシンボル23の
種類は、JANコードに代表される1次元バーコードで
も、PDF417バーコードに代表される2次元バーコ
ードでも良い。また、これらバーコードは、赤外光や紫
外光等を用いないと、人間には認識できない不可視バー
コードでも良い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次元上の画像情報を読み取るセンサ
    と、 バーコードシンボルが印刷された媒体と前記センサとを
    相対的に移動させる相対移動手段と、 前記相対移動手段による相対移動により前記センサから
    得られる前記バーコードシンボルの画像情報を記憶する
    メモリと、 当該バーコードシンボル読取装置の所定の読み取り方向
    に対する前記バーコードシンボルのバーとスペースの並
    び方向の傾きを検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出した前記傾きを、前記画像情
    報の前記メモリへの書き込みあるいは前記メモリからの
    読み出しで補正する補正手段と、 を具備することを特徴とするバーコードシンボル読取装
    置。
JP5236969A 1993-09-22 1993-09-22 バーコードシンボル読取装置 Withdrawn JPH0793451A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6332574B1 (en) 1998-11-16 2001-12-25 Denso Corporation Method of reading bar code
CN1133132C (zh) * 1995-12-25 2003-12-31 富士通株式会社 对条形码译码的方法和条形码读出器
JP2018056781A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
KR20200016015A (ko) * 2018-08-06 2020-02-14 주식회사 나경 터치감이 우수한 롤스크린용 암막직물의 제조방법

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KR20200016015A (ko) * 2018-08-06 2020-02-14 주식회사 나경 터치감이 우수한 롤스크린용 암막직물의 제조방법

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