JPH0792718B2 - 静電放電ノイズ防止装置および方法 - Google Patents

静電放電ノイズ防止装置および方法

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JPH0792718B2
JPH0792718B2 JP3191422A JP19142291A JPH0792718B2 JP H0792718 B2 JPH0792718 B2 JP H0792718B2 JP 3191422 A JP3191422 A JP 3191422A JP 19142291 A JP19142291 A JP 19142291A JP H0792718 B2 JPH0792718 B2 JP H0792718B2
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electronic device
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
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  • Filters And Equalizers (AREA)
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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子デバイスおよび該
電子デバイスに接続されているデータバスに影響を及ぼ
す静電放電(ESD)ノイズを防止するための、電子デ
バイス用ノイズ防止方法および回路に関する。
【0002】ESDが抱える問題の多くは、静電帯電さ
れた人体が電子デバイス、そのシャシかまたは外部ケー
ブルに触れ、放電電流をアースに流すこによって惹き起
こされる。例えば、テープカセット、カートリッジまた
はディスケットがデータ記憶デバイス内に挿入されてい
るとき、この問題を解決することは困難である。このよ
うなデバイスは通例、サブアッセンブリーとしてコンピ
ュータシャシに組み込まれている。
【0003】放電事象の期間中、1ナノ秒より短い時
間、数十アンペアが流れる可能性がある。電磁波は、シ
ャシおよびデバイスから出ているケーブルにおいてアー
スに向かって伝搬する。必然的に生じる非常に高い周波
数のため、ESD問題を解決する従来技術の多くは、電
子デバイスを適当にシールドすることおよび接地するこ
とに向けられていた。結合方法は次の4つ、すなわち直
接導電、2次電弧、電界結合および磁界結合に分類する
ことができる。回路と結合している電界に関連した問題
を解決するために、シャシアースに関して信号アースを
フローティングしないことまたは電子デバイスに対する
シャシアースに無関係に外部アース接続部を設けないこ
とが望ましい。それ故に種々の接地形式が、シャシ内部
のデバイスに対して屡々使用される。磁気結合に関する
問題を解決するために、通例シールドすることが望まれ
る。しかしながら、データバスのために使用されるケー
ブルに対して、この種々の接地形式が原因となる問題が
生じる。データバスケーブルの両端の信号アースがシャ
シに接続されているとき、アースループが形成される。
その場合、シャシ電位が両端において異なっているかま
たは磁気結合のためループ内に電圧が誘起されると、ノ
イズ電流が流れる可能性がある。従来の研究として次の
ものが参考になる。Ott, H.W., “Noise Reduction Tec
hniques in Electronic Systems”, 2nd ed. John Wile
y & Sons, New York, 1988; および Hewlett Packard C
ourse No. HP 11949A; “Designing for Electromagnet
ic Compatibility”, Application Support Division,
Mountain View, CA, U. S. A., 1989 。データバスのE
SD保護を、フェライト管または信号ケーブルの回りの
クランプされたフェライトピースを使用することによっ
て実現できることが従来より知られている。このために
は、Murakami, Yuichi, JEEJournal of Electronic Eng
ineering, Vol. 18, No. 174, July 1981, 第49頁、図
8;および Hewlett Packard Course No. HP 11949A, s
upra が参考になる。
【0004】この場合このようなフェライト素子はコモ
ンモードインダクタとして機能する。
【0005】このようなデータバス保護方式に関する問
題は2つの部分に分けることができる。第1に、使用さ
れるコモンモードインダクタの漏れインダクタンスのた
め、差分信号電流の高周波成分は、コモンモードインピ
ーダンスが著しく高ければ、減衰されるかもしれない。
それ故にノイズに対して申し分ない保護を実現すること
は非常に難しい。第2に、データバスは典型的には50
程の多くの信号およびアース線から成りかつこれらすべ
ての信号に対するコモンモードインダクタは非常に高価
になる。別の例によれば、ケーブルの周りのフェライト
クランプ材を使用しているが、それらは高価な部品とな
り易い。
【0006】ここで、コモンモードインダクタに対して
別の形式の使用法が存在することを述べる。それらは、
電導され、放射された電磁ノイズがケーブルを介してデ
バイスから離れることを防止するために使用することが
できる。例えば、Siemens Aktiengesellshaft, “EMC E
MI Suppression Components, Filters”, Data Book198
7/88 が参考になる。信号線に対して、漏れインダクタ
ンスは、ケーブル上に伝送された差動信号波形の帯域幅
を制限するためにも利用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パル
スの形式にしかも特発的にしか生じないが、重大なノイ
ズ電流を形成するおそれがある静電ノイズ放電を、簡単
かつコストのかからない方法で確実に制御することがで
きるようにした、電子デバイスに対するノイズ防止装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】実験室での研究におい
て、強い、主に誘導的な、電磁結合は、通例電子装置内
に含まれている、シャシアースとDC電源との間に存在
することがわかった。その理由は、電源が必ず、AC電
源ケーブルのアース線がシャシに接続されているところ
の近傍に配設されていること、また電源内にあるインダ
クタまたは変圧器の漏れインダクタンスが結合路を形成
することにある。ESD電流は電源ケーブルを介してシ
ャシを出る前にここに集中するので、結合ノイズは非常
に強くなることになる。
【0009】本発明によれば、重要なESD問題は、D
C電源に対する結合から派生すること、かつ多様なアー
スループは、DC電源の線路、障害が生じる可能性があ
る電子デバイスにおける局部アースに対する結合、更に
信号が障害を受けているデータバスを介して、かつバス
およびアースまたは同じ信号バスに接続されているその
他のデバイスの接続部を介して再び戻って、シャシ間に
形成されることが認められている。電界結合または2次
電弧を回避するために、信号アースまたはデータバスア
ースはシャシアースに接続されている。それ故に本発明
のESD保護方法および装置は、有利にはそれらのコア
を飽和することなしに動作するコモンモードインダクタ
を挿入しかつそれらを最も効果的であるところ、すなわ
ちDC電源それ自体の中、DC電源接続部の中、または
電子デバイスにおけるDCコネクタの丁度後ろに配設す
ることによって高周波アースループを遮断することから
成る。測定の結果は、本発明の方法および装置により従
来より知られているバス保護方法に比べて著しい改善が
実現されたことを示している。コモンモードインダクタ
のコアの飽和は、コモンモードインダクタにおける電源
電流および帰還電流を等しくしかつDCアース電流が電
源と電子デバイスとの間のシャシを流れないようにする
ことによって有利な方法で防止される。
【0010】
【実施例】図1には、本発明による静電放電ノイズ防止
方法および装置の第1の実施例が示されている。参照番
号10は、アース記号21および22とともに示されて
いる共通のシャシ1内に収容された直流電源である。上
記のアースはこの直流電源と接続され、これによりこの
ような共通のシャシにアースされていることが示されて
いる。もちろん、破線で示された101と102のよう
な2つの別個のシャシが設けられている場合には典型的
には、破線で示されたアース接続線100がそれらの間
に設けられる。しかしこのアース線100を省略しても
よい。電力ユニット自体は参照番号14で示されてい
る。典型的にはこの電力ユニット14内には線形トラン
スまたはスイッチングトランスが設けられている。電力
ユニット14の正の出力側は、導線9を介して電子機器
13の電力入力ピンと接続されている。直流電流は、図
示されていない負荷を介して電子機器13の信号用アー
ス”SGND”へ導かれ、ピン20を介して出力され
る。信号用アースSGNDはシャシアースとは別個のも
のでもよく、例えばシャシ1内に取り付けられたプリン
ト回路基板上の金属箔とすることができる。シャシアー
ス接続部22が導線8と接続されていなければ、直流電
流はピン20から導線8を介して電力ユニット14の負
の側へ帰還する。直流電源10と電子機器13との間
に、それぞれ等しい巻回数でかつ同じ方向で共通のコア
18上に巻かれた巻線16および17を備えたコモンモ
ードインダクタ15が挿入接続されている。2つのコネ
クタアセンブリが参照番号11および12として示され
ており、これによりインダクタ15を直流電源10と電
子機器13の間に簡単に挿入接続することができる。通
常、電子機器13のシャシアース21は、リボンデータ
ケーブルまたは信号ケーブル内の多重アース線を介し
て、電子機器13と類似の他の機器へ導かれている。こ
の構成は図7に詳細に示されている。
【0011】インピーダンス、自己共振周波数、サイズ
およびコストを考慮してコモンモードインダクタを最適
化させるために、電流”I”と”Ir”とは等しくすべ
きである。したがって導線8を22にてアース接続すべ
きではない。導線8が22と接続された場合、図1にお
いて破線で示されたアース電流”Ig”が電流”Ir”
から減じられるので、Ir<Iとなり、コア18が飽和
する危険がある。コア18が飽和すると、機器は波面に
対して意図されたコモンモードインピーダンスを得られ
なくなる。一般に市販されている電源は、アース接続部
22のためであり帰還導線のためでないオプションを備
えている。このオプションは開放位置で示されたスイッ
チ70により示されている。アースされた帰還導線の使
用を強いられている場合、例えばこれが既に装置内に設
計されているのならば、(プリント回路基板の金属箔上
のような)信号用アース”SGND”とシャシアース接
続部21の間に抵抗”Y”を挿入接続すべきであり、あ
るいは別個の信号用アースが設けられていない場合に
は、電子機器13における直流電流帰還線路20と、2
1におけるシャシアースとの間に、抵抗”Y”を挿入接
続すべきである。この抵抗が数オームのオーダの小さな
値を有していれば、ほぼすべての帰還電流は導線8へ戻
り、コア18は飽和しない。何故ならば巻線16と17
の典型的な直流抵抗は0.01Ω以上の範囲にあるから
である。
【0012】静電放電ノイズ電流が流れる交流幹線アー
ス接続部は、シャシアース接続部22近傍に位置する。
迅速に変化する著しく強い磁界により、22、並列に接
続された導線9および8から成るループ内に高い電圧パ
ルスが誘導される。これは15を介して20および”S
GND”へ導かれ、さらに19および減結合コンデン
サ”X”を介して”SGND”へも、さらにはシャシア
ース接続部21へも導かれ、再び第1のシャシアース接
続部22へ戻る。コモンモードインダクタ15は波面に
対して高いインピーダンスを有しており、大きなノイズ
電流が前記ループ内に流れるのを阻止する。
【0013】すべての機器が同じシャシ内に収容されて
いる場合、つまり例えば22と21とが、実線のブロッ
クにより示されているような同じ共通のシャシ上に物理
的に別個に配置された接続部である場合、コモンモード
波を局部的なものとみなすことができる。しかしインダ
クタ15は、放電励振後に生じる、典型的には比較的低
いMHzの範囲の低い周波数の振動に対して高いインピ
ーダンスを有するようにも設計されている。単純なモデ
ルを用いてこの振動を説明することができる。即ち、メ
インケーブル中のアース線は、抵抗と直列のインダクタ
ンスとして表わされ、この回路は、シャシにおける充電
を擬似的に表わすシャシから外部のアースへのキャパシ
タンスと並列である。したがってこの装置は、放電パル
スにより励起されたときに、外部のアースに関して防止
された振動を表わす。外部のアース接続部が、例えばプ
リンタケーブルまたはローカルエリアネットワークケー
ブルを介して、内部のアース点21と接続されていれ
ば、コモンモード波と振動電流とはそれらの導線内で発
生する。静電放電ノイズからの保護のためにここで開示
されている本発明による方法および装置は、比較的低い
MHzの範囲におけるこれらの振動電流を防止するため
にとりわけ適している。何故ならばコモンモードインダ
クタの自己共振周波数を、振動が発生するこの周波数範
囲に簡単に設定できるからである。
【0014】図1には第2のループ、即ち差動ループが
存在する。この場合、帰還導線8が22にアースされて
いなければ、このループには直流電流が流れる。このル
ープは9から16を介して19へ至り、さらに減結合コ
ンデンサ”X”を介して”SGND”および20へ至
り、17および8を介して電源14へ帰還する。放電発
生中、差動電圧はこのループ内にも誘導される。通常、
この電圧はコモンモード電圧よりもはるかに小さい。何
故ならばこの差動ループはコモンモードループよりもは
るかに小さいからである。コイル16および17ならび
に減結合コンデンサ”X”の漏れインダクタンスにより
この差動電圧は弱められる。この後者のループへの磁気
的な結合も、導線8および9をいっしょに撚り合わせる
ことによりできる限り小さくすることができる。
【0015】図2には、図1に用いられた静電放電ノイ
ズ防止コイルが示されている。コモンモードインダクタ
15は、電源ユニット10と電子機器13との間に挿入
接続されている。これらのユニットは、実線で示された
1つの共通のシャシ構成体内に収容されている。インダ
クタ15を電源ユニット10の一部として、あるいは電
子機器13の一部としても構成できることは自明であ
る。電源ユニット10の一部とする場合、ユニット10
内のコモンモードインダクタの実際の位置に関して、静
電放電シャシ電流からの磁気結合を回避することおよび
15の漏れインダクタンスに対して細心の注意を払う必
要がある。また、著しく低い容量結合を保証するように
注意を払う必要もある。
【0016】図2には、リング形状のコアまたはトロイ
ダルコアの各半部に配置された巻線16および17が示
されている。この場合、巻線16と17との間で、典型
的には0.8である結合係数が得られ、これにより差動
モードの効果的な減衰のために十分な漏れインダクタン
スが供給される。コモンモードの減衰に重点をおく必要
がある場合には、コイル16および17を2本巻の一部
分とするよう考慮すべきである。これにより巻線16と
17のいっそう強固な結合が得られる。さらに、コア1
8の高周波の性能を高める目的で、インダクタ15の入
力側と出力側との間に低いキャパシタンスの経路が提供
されるように特別の注意を払うべきである。他の形式の
コアであっても同様にコモンモードインダクタを形成す
るために使用することができる。
【0017】図3には、本発明による静電放電ノイズ防
止方法および装置の第2の実施例が示されている。参照
番号23は、多くのコンピュータシステムに典型的に設
けられている電源モジュールである。この電源モジュー
ルは、出力側39と帰還入力側40とを備えた+5Vの
電源35と、出力側42と帰還入力側41とを備えた+
12vの電源36とを有している。この実施例の場合、
電源ユニット23内において、帰還入力側40と41は
互いに接続されていないが、いくつかの電源が設けられ
ている場合には、破線4で示されているように、それら
を互いに接続することもできる。図1の場合と同様、開
放されたスイッチ5により示されているように、帰還導
線40と41はシャシと接続されていない。しかしいく
つかのケースでは、このような接続部38も既に設けら
れている。このことはスイッチ5が閉じられていること
により表わされる。これは電源モジュール23からの電
磁放射を低減するために設けられている。電源モジュー
ル23と電子機器26との間に、それぞれコア29上の
巻線30/31とコア32上の巻線33/34とから成
る2つのコモンモードインダクタ27、28が挿入接続
されている。参照番号24および25としてコネクタア
センブリが示されているが、この場合、第1の実施例の
ようにコモンモードインダクタは同様に、細心の注意を
払うならば電源ユニット23の側に同様に配置され、よ
り有利にするならば電子機器26の側に配置される。電
子モジュール26内部では、帰還導線”I1r”と”I
2r”は、ほとんど常に相互に結合されなければならな
い。つまりこれらの帰還導線は、モジュール26内で信
号用アース”SGND”と接続されている。図1の実施
例に関して述べたように、シャシ接続部37はモジュー
ル26における信号用アース”SGND”に対して、図
示されているように直接設けられるか、あるいは26と
類似のサブアセンブリと接続されたデータケーブルまた
は信号ケーブルの多重アース線を介して設けられる。コ
モンモードループの理解を容易にする目的で、減結合コ
ンデンサ”X”および”Z”は、電子機器26内に示さ
れている。この場合、実際の直流負荷は示されていな
い。任意に設けることのできる低い値の抵抗”Y”は、
電源ユニット35および36の帰還導線がシャシ38と
接続されている場合(閉成されたスイッチ5により表わ
される)のために示されている。この抵抗の目的は、第
1の実施例の場合と同じである。つまり直流電流”I
g”を低減し良好な近似でI1r=I2rを実現するた
めである。
【0018】第1の実施例と同様にすべてのユニット
を、実線7で示されており参照番号37および38のア
ース記号を有する1つのシャシ内に収容できることは自
明である。択一的に、アース線200を有する別個のシ
ャシ201、202を設けることもできる。
【0019】第1の実施例を理解すれば、第2の実施例
の動作および防止状態は容易に理解される。したがって
図中で破線4により示されているような、電源モジュー
ル23にて帰還導線40と41とが互いに接続される場
合に関する重要な説明以外はここでは詳細には述べな
い。帰還導線40および41を相互に接続するのは、既
に装置内に設計されている多くの電源が設けられている
場合である。このケースの場合、巻線31および33の
直流抵抗を等しくすることに細心の注意を払う必要があ
る。27および28はコモンモードインダクタの1つの
大きな製造バッチから任意に選択されるかまたは異なる
複数個の製造バッチから取り出されるため直流抵抗を等
しくするのは非常に困難であるので、通常、電流”I1
r”および”I2r”は異なるようにして、巻線31お
よび32の実際のコンダクタンスにしたがってこれらの
巻線を分割するように構成する。それ故図3の実施例が
用いられる場合、40と41との間の直流接続が行なわ
れないようにする必要があり、したがって破線4で示さ
れた接続がなされないようにすべきである。このような
分離に留意すれば、たとえ2つのインダクタの自己共振
周波数のふり分けのためにその設計において最大の自由
度がなくても、インピーダンスレベルおよび直流抵抗に
関して2つのコモンモードインダクタを自由に最適化す
ることができる。
【0020】図4には、図3の実施例で用いられた静電
放電ノイズ防止コイル27および28が示されている。
参照番号29および32はフェライトコアであり、これ
らのコアの上には、I1=I1rとI2=I2rである
場合にだけ、電流I1/I1rおよびI2/I2rによ
り生じる磁界がそれぞれのコアにおいて打ち消されるよ
うに、巻線30/31および33/34が巻回される。
前記のことに細心の注意が払われる場合にはコンポーネ
ント27および28を同じように電源ユニット23内に
配置することができ、あるいはコンポーネント27およ
び28を電子機器26内に配置することができることは
自明である。
【0021】図5には、多数の電源のための第3の好適
な実施例による静電放電ノイズ防止方法および装置を示
す図である。図3の実施例とは異なり、実線3で示すご
とく帰還導線56と57とを互いに自由に接続すること
ができる点で、第2の実施例よりも改善されている。直
流のシャシ電流Igがゼロであれば、つまりシャシ接続
部54が帰還導線56および57と接続されておらず、
I1+I2=I1r+I2rであれば、コア48は直流
磁界により飽和せず、あるいはほとんど飽和せず、本発
明による最大の利点が得られる。電源側における帰還導
線56および57のシャシ接続部54と接続させておく
必要がある場合には、第1の実施例に関して説明したよ
うに、信号用アース”SGND”とシャシ接続点53と
の間に低い値の抵抗”Y”を挿入接続することにより、
直流シャシ電流Igを最低限に抑えることができる。図
示された導線55、56、57、58だけでなくユニッ
ト43、44、47、45、46を、参照番号53、5
4の付されたアース記号とともに示されている同じシャ
シ内にすべて収容されることは自明である。択一的に、
アース接続線300と接続された別個のシャシ301お
よび302を設けることもできる。また、例えばプリン
タケーブルまたはローカルエリアネットワークケーブル
を介した外部のアースへの接続を行なうこともできる。
したがってこのような接続により、主電源のアースケー
ブルとの外部のアースループを形成することができる。
その際この主電源は、安全性の見地から、通常、接続点
54にてシャシと接続しなければならない。
【0022】図5の参照番号43は電源モジュールであ
る。このモジュールは2つの電力ユニット59および6
0を有しており、これらのユニットはそれぞれ+5ボル
トと+12ボルトの電圧を供給する。他の電圧レベルを
使用できることは自明である。また、磁気フェライトコ
ア48に多数の巻線の組みが設けられている場合には、
多数の電力ユニットを用いることもできる。+5Vの電
源ユニット59からの導線55および56は、コネクタ
44を介しそれぞれコア48上の巻線49および50を
通って他のコネクタ45へ導かれ、さらに電子機器46
へ導かれる。導線55には電流I1が流れ、この電流は
信号用アース”SGND”へ戻る。同様に、導線58お
よび57は、コネクタ44を介してそれぞれコア48上
の巻線52および51と接続されており、コネクタ45
を介して電子機器46へ導かれる。導線58には電流I
2が流れ、この電流は図示されていない負荷を介して信
号用アース”SGND”へ導かれる。これらの直流帰還
電流I1rおよびI2rは、いくつかの実際の装置では
低い値の抵抗”Y”を流れるようにしてもよい小さな電
流Igを除いて、巻線の直流コンダクタンスにしたがっ
てそれらの巻線50および51との間で分離される。し
かし4つの巻線49、50、51、52はすべてコア4
8上で同じ方向に巻回されているので、電流Igがゼロ
または無視できるほど小さいと仮定すれば、I1+I2
=I1r+I2rの場合、電流I1rを電流I1と等し
くする必要はなく、さらに電流I2rを電流I2と等し
くする必要はない。
【0023】第1の実施例のために説明したように、コ
モンモードインダクタ47の目的は、高い周波数に対す
るコモンモードインピーダンスのレベルが高い場合に、
静電放電発生中に生ずる、シャシ内部のアース電流と外
部のアース電流の両方の流れを阻止するためである。コ
モンモードインダクタ47は、放電波形の波面に対して
と、さらに第1の実施例のために説明したように通常比
較的低いMHzの範囲内である外部のアース電流の振動
波形との両方に対して著しく効果的である。また一般的
に、導線55、56、57、58は相互に撚り合わせら
れており、ループに対して最も強い磁気結合の生じる電
源側のシャシアース接続点54において始まるメインの
シャシ内部アースループを考慮することができる。この
ループは+5Vの経路と+12Vの経路との並列接続か
ら成る。即ちA)55/56と直列接続された59、お
よびB)57/58と直列接続された60から成る。こ
のループは4つのすべての導線55、56、57、58
上をコモンモードインダクタ47へ導かれ、さらに両方
の帰還導線およびコンデンサ”X”および”Z”を介し
て信号用アース”SGND”へ導かれる。さらにこのル
ープは、択一的に低い値の抵抗”Y”を介して、他方の
シャシ接続部53へ導かれる。この場合、上記抵抗”
Y”は、ノイズ電流がシャシを介して電流ユニット側の
接続部54へ戻るのを阻止できないほど小さな値を有す
る。外部アースループは以下のようであると考えること
もできる。即ち、この外部アースループは磁気結合が最
も強い点54からスタートし、前述の内部アースループ
をとおってシャシ接続部53へ導かれ、さらにこのシャ
シ接続部53と接続された外部信号ケーブルを介してシ
ャシから出力される。さらにこの外部アースループは、
代表的には例えばディスプレイモニタまたはプリンタの
ような他の主電源装置のメインアース接続部に設けられ
た外部のアース接続部へ導かれ、最後にメインアースを
介してスタートしたシャシの接続点54へ導かれてルー
プを閉じる。さらに、図5に示された実施例には副次的
な差動ループが存在する。この差動電圧に対して、回路
の動作は第1の実施例に関するものと同様であるので、
ここでは説明しない。
【0024】図6は、図5の第3の実施例で用いられた
静電放電ノイズ防止コイル47を示す図である。両方の
電源43、導線55、56、57、58、コモンモード
インダクタ47、ならびに電子機器46は同じシャシ6
内に収容されているものとする。一方の電力ユニットか
らの電流I1およびI1rは両方とも一方の巻線対49
および50へ導かれる。他方の電力ユニットからの電流
I2およびI2rは、他方の巻線対51および52へ導
かれる。導線55/56または57/58を流れるコモ
ンモード波に対するインピーダンスのバランスを改善す
る目的で、これらの巻線対は、代表的には2本巻きによ
り構成することができる。電流I1およびI2も導線対
55/56を介して流すことができ、さらに電流I1r
およびI2rは導線対57/58を介して流すことがで
きる。他の巻線構造もあり得る。
【0025】図7は、図5および図6の第3の実施例に
よる、本発明の静電放電ノイズ防止方法および装置の1
つの適用例を詳細に表わした図である。この場合、電子
機器は参照番号63、64および65のようなコンピュ
ータシステムモジュールから成る。しかしモジュールの
個数は、図面に示された3個という個数より多くてもか
まわない。電源モジュール43から導出される1組の出
力直流電圧だけが示されており、この直流電圧はすべて
のモジュール63、64および65に供給される。さら
にたくさんの出力側が設けられていることも多く、その
場合、典型的には各出力側は2つの電子モジュールへ給
電する。この図の場合、図5および図6に示された4つ
の巻線から成る1つのコモンモードインダクタ47は、
電源モジュール43内に収容されている。このようにし
た場合、直流導線により伝わる静電放電ノイズは、それ
が生じた個所で抑止される。この場合、組み込み型の2
本線のまたは4本線の、静電放電に対するコモンモード
保護策を有していない多数のサブアセンブリ63、64
および65を保護することができる。図7には、両方の
電源モジュール43、電子機器63、64、65....、
ならびにデータバス67を含むシャシが参照番号46と
して示されている。電子機器69、70および71の内
部には、減結合コンデンサが”X1”、”X2”、”X
3”、”Z1”、”Z2”、”Z3”として示されてい
る。これにより、53a、53bおよび53cとして示
された局所的な信号用アースへノイズ電流が導かれる前
に、静電放電コモンモード電流の経路には帰還導線だけ
でなく前記のキャパシタンスも含まれていることが示さ
れている。前記の信号用アースは、通常、データバス6
7/68と接続されたアースと同じものである。したが
ってデータバス信号用アースはこれに対応した参照番号
を有する。さらにコモンモードノイズの経路は、このデ
ータバス信号用アースを介してシャシ接続点53へ導か
れる。この場合、前述のように電源が浮動的でない場合
―このことはスイッチ71が閉じられていることにより
表わされる―には、択一的に抵抗”Y”を挿入接続する
ことができる。さらに参照番号80によって、データバ
スを外部の機器へ延ばすことができることも示されてい
る。放電ノイズの経路はやはり外部のアースループを含
み、振動コモンモード電圧(図8参照)が発生する。本
発明による方法および装置は、とりわけこの数MHzの
振動を低減させるのに適している。さらにモジュール自
体は、接続点73、74および75にてシャシと接続さ
れている。内部の漏れ直流電流は”Ig”で表わされて
いる。この電流は理想的には抵抗”Y”によりゼロにあ
るいは最低限に抑えられるべきである。
【0026】図7の実施例の変形において、コモンモー
ドインダクタ47を電源ユニット43から取り出し、各
電子機器63、64、65....内にコモンモードインダ
クタを設けることにより、分散された静電放電保護を行
ってもよい。上記の構成の利点は、各モジュール63、
64、65....により引き込まれる直流電流に対して各
コモンモードインダクタを最適化することができ、した
がってそれが配置されているサブループにおけるインピ
ーダンスを可能なかぎり高くすることができる、という
点にある。この構成に関連して、図示されているように
モジュール63がデータ記憶用のテープカートリッジス
トリーマである場合、このモジュール内で4本線または
2本線のコモンモードインダクタを使用することも本発
明に含まれることは自明である。さらに、例えばモジュ
ール64がハードディスクでありモジュール65がディ
スクドライブであれば、このようなコモンモードインダ
クタを他のデータ記憶用周辺機器において使用すること
も本発明に含まれる。さらに、例えば光学的な記憶装置
のように電子機器モジュールが他のいかなるサブシステ
ムであろうと、本発明は同様に有効である。
【0027】図8には、図7に示されているようなデー
タバスであるが本発明による保護装置の設けられていな
いデータバスのうちの1本の線において測定されたノイ
ズ波形が示されている。この場合、外部のコモンモード
ループにおける放電は擬似的に測定された。最初のパル
スは−4Vのピーク値を有しており、数MHZの振動が
それにつづいている。本発明による4本線のコモンモー
ドインダクタを挿入した後ではこの振動波形は完全に除
去され、負のピーク値はー1Vまで低減した。
【0028】本発明の特許請求の範囲を逸脱することな
く、種々の変更および変形を行うことができる。次に本
発明の有利な構成を要約する。 飽和防止手段は、前記D
C電源電流の大きさと前記DC帰還電流の大きさとの間
の差により前記共通のコアの飽和が惹き起されることが
ないように前記共通のコアを選定して成る。 上記飽和防
止手段は、電源電流および帰還電流を、比較的小さな共
通のコアの飽和を起こすことなく使用することができる
ように実質的に同じであるようする手段から成る。 上記
電源電流および帰還電流を実質的に同じにする手段は、
電源電流のすべてが上記帰還電流として前記第2の巻線
を介して戻るようにアース帰還電流が電子デバイスから
前記シャシグラウンド(アース)を介して前記電源に流
れることを防止する手段から成る。 グラウンド(アー
ス)帰還電流を防止する手段は、前記電源の逆の極性の
DC電圧帰還部を前記電源部においてシャシグラウンド
(アース)に電気的に接続しないようにして成る。 上記
電子デバイスにおける前記DC電圧帰還部は、前記電子
デバイスのある場所においてシャシグラウンド(アー
ス)に電気的に接続されている。 前記アース帰還電流を
防止する手段は、前記電子デバイスのDC帰還部を前記
電子デバイスのある場所においてシャシグラウンド(ア
ース)に直接接続しないようにして成る。 前記アース帰
還電流を防止する手段は、シャシグラウンド(アース)
に直接接続されていない前記電源かまたは前記電子デバ
イスにおけるDC帰還部から成る。 前記アース帰還電流
を防止する手段は、前記電子デバイスにおけるDC帰還
部と前記電子デバイス部におけるシャシグラウンド(ア
ース)との間に抵抗を設けることから成り、前記電源に
おける前記DC帰還部は前記電源部においてシャシグラ
ウンド(アース)に接続されており、かつ前記抵抗の大
きさは、前記コモン のコアの飽和を惹き起こし得る、前
記第1および第2の巻線を流れる電源電流および帰還電
流の差を生じさせるおそれのあるアース電流が流れるの
を実質的に防止するように選択されている。 電子デバイ
スは、前記DC電圧入力側とDC電圧帰還部との間に減
結合容量を有する。 前記電子デバイスにおいて前記DC
帰還部は信号グラウンド(アース)に接続されており、
かつ前記DC帰還部は前記電源部においてフローテイン
グされている。 前記信号グラウンド(アース)は、前記
電子デバイスの一部であるプリント回路上にある。 前記
電子デバイスのシャシグラウンド(アース)から前記シ
ャシ手段を介して前記電源に実質的にアース電流が流れ
ないように、前記電源から電子デバイスへのDC出力電
流を、前記電子デバイスから前記電源への前記帰還路上
の帰還電流に実質的に等しくするように、前記DC帰還
部は電子デバイスにおけるシャシグラウンド(アース)
に接続されているが、前記電源部におけるシャシグラウ
ンド(アース)には接続されていない。 前記シャシ手段
は、前記電源および前記電子デバイスがその中に配設さ
れている1つの共通のシャシから成る。 前記シャシ手段
は、2つの別個のシャシから成っており、そのうち一方
は前記電源のためのものであり、もう一方は前記電子デ
バイスのためのものである。 アース電流が一方のシャシ
から他方のシャシに流れることができるようにする電気
接続手段が設けられている。 前記電気接続手段は、一方
のシャシを他方のシャシに電気的に接続する線材から成
る。 前記電子デバイスは、少なくとも1つのコンピュー
タモジュールまたはコンピュータ周辺モジュールから成
る。 前記電子デバイスは、コンピュータに対するテープ
駆動手段から成る。 前記コモンモードインダクタ手段上
の2つの巻線は、同じ方向に巻き付けられている。 前記
コモンモードインダクタ手段は、トロイダルコアから成
る。 前記コモンモードインダクタ手段の2つの巻線は、
差動モード干渉電流が打ち消されるように巻き付けられ
ている。 前記電源のDC電圧出力側およびDC電圧帰還
部は、第1のDC電圧出力側および第1のDC電圧帰還
部から成り、かつ前記第1の極性の第2のDC電圧出力
側および前記逆の第2の極性の第2のDC電圧帰還部が
設けられており、前記第1および第2のDC電圧出力側
における電圧は異なっており、前記電子デバイスの前記
DC電圧入力側および関連のDC電圧帰還部は第1のD
C電圧入力側および第1のDC電圧帰還部から成ってお
り、かつ相応の第2のDC電圧帰還部を備えた第2のD
C電圧入力側が、前記電子デバイスに設けられており、
かつ前記コモンモードインダクタ手段は、前記電源の前
記第1のDC電圧出力側および第1のDC電圧帰還部を
前記電子デバイスの相応の第1のDC電圧入力側および
第1のDC電圧帰還部に接続する第1のコモンモード誘
導体と、第1の巻線が前記電源の第2の電圧DC出力側
および第2のDC電圧帰還部を前記電子デバイスの前記
第2のDC電圧入力側および第2のDC電圧帰還部に接
続する第2のコモンモードインダクタとから成り、かつ
前記電源において第1および第2のDC電圧帰還部は該
電源部においてシャシグラウンド(アース)に接続され
ておらずかつ前記電源において相互に接続されていない
が、前記電子デバイスにおいて前記第1および第2のア
ース帰還部はともに、該電子デバイスにおけるシャシグ
ラウンド(アース)に接続されている。 前記電源のDC
電圧出力側およびDC電圧帰還部は、第1のDC電圧出
力側および第1のDC電圧帰還部から成り、かつ前記第
1の極性の第2のDC電圧出力側および前記逆の第2の
極性の第2のDC電圧帰還部が設けられており、前記第
1および第2のDC電圧出力側における電圧は異なって
おり、前記電子デバイスの前記DC電圧入力側および関
連のDC電圧帰還部は第1のDC電圧入力側および第1
のDC電圧帰還部から成っており、かつ相応の第2のD
C電圧帰還部を備えた第2のDC電圧入力側が、前記電
子デバイスに設けられており、かつ前記コモンモードイ
ンダクタ手段は、前記電源の前記第1のDC電圧出力側
および第1のDC電圧帰還部を前記電子デバイスの相応
の第1のDC電圧入力側および第1 のDC電圧帰還部に
接続する第1のコモンモードインダクタと、第1の巻線
が前記電源の第2のDC電圧出力側および第2のDC電
圧帰還部を前記電子デバイスの前記第2のDC電圧入力
側および第2のDC電圧帰還部に接続する第2のコモン
モードインダクタとから成り、かつ前記電源において第
1および第2のDC電圧帰還部は該電源において相互に
接続されているが、前記電源部においてシャシグラウン
ド(アース)に接続されておらず、前記電子デバイスに
おいて前記第1および第2のアース帰還部はともに、該
電子デバイスにおける前記シャシグラウンド(アース)
に接続されており、かつ前記第1および第2のインダク
タは、前記電源から前記電子デバイスに流れる電流が前
記電子デバイスから前記電流に流れる帰還電流に比較し
て等しくないことから生じる飽和を防止するのに十分な
大きさに選定されているコアを有しており、ただし前記
このような電流は、シャシグラウンド(アース)を介す
るアース電流の観点では異なっている。 第1および第3
の巻線は、共通のコア上の第1のバイファイラ巻線から
成りかつ第2および第4の巻線は上記共通のコア上の第
2のバイファイラ巻線から成る。 上記第1および第2の
巻線は前記コア上の第1のバイファイラ巻線から成りか
つ上記第3および第4の巻線は前記コア上の第2のバイ
ファイラ巻線から成る。 前記電子デバイスにおける第1
および第2のDC帰還部は該電子デバイス部において電
気的に接続されている。 前記電源の前記第1および第2
のDC帰還部は該電源部において相互に接続されてい
る。 前記第1および第2の帰還部は前記電源部において
シャシグランド(アース)に接続されておりかつ前記電
子デバイスにおける第1および第2の帰還部はシャシグ
ラウンド(アース)に抵抗を介して接続されており、該
抵抗は、前記電子デバイスから前記電源に戻って流れる
アース電流を最小化することによって前記コアの飽和を
防止し、前記コアの相応の巻線を介して前記第1および
第2のDC線路を流れる電源電流の和が、前記コアの相
応の巻線において前記電源に戻る前記第1および第2の
帰還部を流れる帰還電流の和に等しくなるように前記D
C電流の均衡を維持するように選定されている。 コモン
モードインダクタ手段は、電源部において配設されてい
る。 前記電源における前記帰還部は、電気的に相互に接
続されているが、前記電源部においてシャシグラウンド
(アース)に接続されておらずかつ前記電子デバイスに
おける帰還部は、前記電子デバイス部においてシャシグ
ラウンド(アース)に接続されている。 前記電子デバイ
スにおける前記第1および第2の帰還線路に、信号グラ
ウンド(アース)が設けられている。 前記飽和防止手段
は、前記コアの相応の巻線において前記電源に戻る、前
記第1および第2の帰還部を流れる帰還電流の和に等し
い、前記コアの相応の巻線を介して前記第1および第2
のDC線路を流れる電源電流の和を形成する手段から成
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による静電放電ノイズ防
止装置を示す図である。
【図2】図1の第1の実施例で用いられた静電放電ノイ
ズ防止コイルアセンブリを示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例による静電放電ノイズ防
止装置を示す図である。
【図4】図3の第2の実施例で用いられた静電放電ノイ
ズ防止コイルアセンブリを示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例による静電放電ノイズ防
止装置を示す図である。
【図6】図5の第3の実施例で用いられた静電放電ノイ
ズ防止コイルアセンブリを示す図である。
【図7】図5の実施例を示す図であるが、電子機器が電
子コンピュータモジュールを含むようにした本発明の方
法および装置の適用例を拡張して示す図である。
【図8】本発明による装置が設けられていないときに図
7に示されたデータバスの1本の線路において測定され
た静電放電ノイズ振動を示す典型的なパルスのダイアグ
ラムである。
【符号の説明】
1,7 共通のシャシ 10 直流電源 11,12 コネクタアセンブリ 13 電子機器 14 電力ユニット 15 コモンモードインダクタ 16,17 巻線 18 コア 23 電源モジュール 24,25 コネクタアセンブリ 26 電子機器 27,28 コモンモードインダクタ 29 コア 30,31,32,33,34 巻線 43 電源モジュール 44,45 コネクタアセンブリ 46 電子機器 47 コモンモードインダクタ 48 コア 49,50,51,52 巻線 63,64,65 電子機器 101,102,201,202,301,302 別
個のシャシ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子デバイスと該電子デバイス用電源
    と、該電源および前記電子デバイスを収容しかつシャシ
    グラウンド(アース)を形成する手段とを備え前記電源
    は前記シャシ手段の或一部分に配設されておりかつ第1
    の極性のDC電圧出力側および逆の第2の極性のDC電
    圧帰還部(リターン回路)を有しており前記電子デバイ
    スは前記シャシ手段の別の部分に配設されておりかつ第
    1の極性のDC電圧入力側および逆の第2の極性のDC
    電圧帰還部(リターン回路)を有しており、 共通のコアおよびその上の第1および第2の巻線を有し
    ている、前記電源から発する静電放電ノイズ防止のため
    のコモンモードインダクタ手段を備え、前記第1の巻線
    は前記電源のDC電圧出力側を前記電デバイスのDC
    電圧入力側に接続しかつ前記第2の巻線は前記電源のD
    C電圧帰還部を前記電子デバイスのDC電圧帰還部に接
    続し、かつ 前記電源から前記第1の巻線を介して前記電子デバイス
    に流れるDC電源電流と前記電子デバイスから前記第2
    の巻線を介して前記電源に戻るDC帰還電流との大きさ
    の差を最少化することによって前記共通のコアの飽和を
    防止するための手段を備え、前記最少化は、前記電子デ
    バイスから前記シャシグラウンドを介して前記電源に流
    れるDCグラウンド帰還電流を最少化することによって
    行なうのであり、該飽和を防止するための手段は、前記
    電源の逆の極性のDC電圧帰還部を前記電源の場所にお
    けるシャシグラウンドからDC分離することを特徴とす
    る静電放電ノイズ防止装置。
  2. 【請求項2】 電子デバイスと該電子デバイス用電源
    と、該電源および前記電子デバイスを収容しかつシャシ
    グラウンド(アース)を形成するためのシャシ手段とを
    備え、 前記電源は前記シャシ手段の或一部分に配設されており
    かつ第1の極性のDC電源電圧出力側および逆の第2の
    極性のDC電源電圧帰還部を有しており、 前記電子デバイスは前記シャシ手段の別の部分に配設さ
    れておりかつ第1の極性のDC電圧入力側および逆の第
    2の極性のDC電圧帰還部(リターン回路)を有してお
    り、 共通のコアおよびその上の第1および第2の巻線を有し
    ている、前記電源から発する静電放電ノイズ防止のた
    めのコモンモードインダクタ手段を備え、前記第1の巻
    線は前記電源のDC電圧出力側を前記電子デバイスのD
    C電圧入力側に接続しかつ前記第2の巻線は前記電源の
    DC電圧帰還部を前記電子デバイスのDC電圧帰還部に
    接続し、かつ 前記電源から前記第1の巻線を介して前記電子デバイス
    に流れるDC電源電流と前記電子デバイスから前記第2
    の巻線を介して前記電源に戻るDC帰還電流との大きさ
    の差を最少化することによって前記共通のコアの飽和を
    防止するための手段を備え、前記最少化は、前記電子デ
    バイスから前記シャシグラウンドを介して前記電源に流
    れるDCグラウンド帰還電流を最少化することによって
    行なうのであり、該飽和を防止するための手段は、前記
    デバイスDC電圧帰還部を該電子デバイスの場所におけ
    るシャシグラウンドからDC分離する ことを特徴とする
    静電放電ノイズ防止装置。
  3. 【請求項3】 電子デバイスと該電子デバイス用電源
    と、該電源および前記電子デバイスを収容しかつシャシ
    グラウンド(アース)を形成するためのシャシ手段とを
    備え、 前記電源は前記シャシ手段の或一部分に配設されており
    かつ第1の極性のDC電源電圧出力側および逆の第2の
    極性のDC電源電圧帰還部を有しており、 前記電子デバイスは前記シャシ手段の別の場所に配設さ
    れておりかつ前記第1の極性のDC電圧入力側および前
    記逆の第2の極性のDC電圧帰還部を有しており第1お
    よび第2の共通のコアおよびそれぞれその上の第1およ
    び第2の巻線を有している、前記電源から発する静電放
    電ノイズ防止のためのコモンモードインダクタ手段を
    備え、前記第1のコアの第1の巻線は前記電源の第1の
    DC電圧出力側を前記電圧デバイスの第1のDC電圧入
    力側に接続し、前記第1のコアの第2の巻線は前記電源
    第1のDC電圧帰還部を前記電子デバイスの第1の
    C電圧帰還部に接続し、前記第2のコアの第1の巻線は
    前記電源の第2のDC電圧出力側を前記電子デバイスの
    第2のDC電圧入力側に接続し、かつ前記第2のコアの
    第2の巻線は前記電源の第2の電圧帰還部を前記電子装
    置の第2のDC電圧帰還部に接続し、かつ 前記電源から前記第1および第2のコアの前記第1の巻
    線を介して前記電子デバイスに流れるそれぞれのDC電
    源電流と前記電子デバイスから前記第2の巻線を介して
    前記電源に戻るそれぞれのDC帰還電流との大きさの差
    を最少化することによって、前記第1および第2の共通
    のコアの飽和を防止するための手段を備え、前記最少化
    は、前記電子デバイスから前記シャシグラウンドを介し
    て前記電源に流れるDCグラウンド帰還電流を最少化す
    ることによって行なうのであり、前記飽和を防止するた
    めの手段は、前記電源の逆の極性の第1および第2のD
    C電圧帰還部を前記電源の場所におけるシャシグラウン
    ドからDC分離する ことを特徴とする静電放電ノイズ防
    止装置。
  4. 【請求項4】 電子デバイスと該電子デバイス用電源
    と、該電源および前記電子デバイスを収容しかつシャシ
    グラウンド(アース)を形成するためのシャシ手段とを
    備え、 前記電源は前記シャシ手段の或一部分に配設されており
    かつ第1の極性の第1および第2のDC電源電圧出力側
    および逆の第2の極性の第1および第2のDC電圧帰還
    部を有しており、 前記電子デバイスは前記シャシ手段の別の部分に配設さ
    れておりかつ第1の極性の第1および第2のDC電圧入
    力側および逆の第2の極性の第1および第2のDC電圧
    帰還部を有しており、第1および第2の 共通のコアおよびそれぞれその上の第
    および第2の巻線を有している、前記電源から発生す
    静電放電ノイズ防止のためのコモンモードインダクタ
    手段を備え、前記第1のコアの第1の巻線は前記電源の
    第1のDC電圧出力側を前記電子デバイスの第1のDC
    電圧入力側に接続し、前記第1のコアの第2の巻線は前
    記電源の第1のDC電圧帰還部を前記電子デバイスの第
    1のDC電圧帰還部に接続し、前記第2のコアの第1の
    巻線は前記電源の第2のDC電圧出力側を前記電子デバ
    イスの第2のDC電圧入力側に接続しかつ前記第2のコ
    アの第2の巻線は前記電源の第2のDC電圧帰還部を前
    記電子デバイスの第2のDC電圧帰還部に接続し、かつ前記電源から前記第1および第2のコアの前記第1の巻
    線を介して前記電子デバイスに流れるそれぞれのDC電
    源電流と前記電子デバイスから前記第1および第 2のコ
    アの前記第2の巻線を介して前記電源に戻るそれぞれの
    DC帰還電流との大きさの差を最少化することによって
    前記第1および第2の共通のコアの飽和を防止するため
    の手段を備え、前記最少化は、前記電子デバイスから前
    記シャシグラウンドを介して前記電源に流れるDCグラ
    ウンド帰還電流を最少化することによって行なうのであ
    り、前記飽和を防止するための手段は、前記電子デバイ
    スの第1および第2のDC電圧帰還部を前記電子デバイ
    スの場所におけるシャシグラウンドからDC分離する
    とを特徴とする静電放電ノイズ防止装置。
  5. 【請求項5】 電子デバイスおよび該電子デバイス用電
    源を設け、 前記電源および前記電流デバイスを収容しかつシャシグ
    ラウンド(アース)を形成するためのシャシ手段を
    け、 前記シャシ手段の或一部分に前記電源を配設しかつ該
    源は第1の極性の第1および第2のDC電源電圧出力側
    および逆の第2の極性の第1および第2のDC電源電圧
    帰還部を有しており、 前記シャシ手段の別の部分に前記電子デバイスを配設し
    かつ該電子デバイスは、前記第1の極性の第1および第
    2のDC電圧入力側および前記逆の第2の極性の第1お
    よび第2のDC電圧帰還部を有し、前記電源から発生する 静電放電ノイズを防止するための
    コモンモードインダクタ手段を設け、該コモンモードイ
    ンダクタ手段は1つの共通のコアおよびその上の第1お
    よび第2のバイファイラ巻線を有し、前記第1のバイフ
    ァイラ巻線は前記電源の第1のDC電圧出力側を前記電
    子デバイスの第1のDC電圧入力側に接続する第1の巻
    線と前記電源の第1のDC電圧帰還部を前記電子デバイ
    スの第1のDC電圧帰還部に接続する第2の巻線とを有
    前記第2のバイファイラ巻線は前記電源の第2のDC電
    圧出力側を前記電子デバイスの第2のDC電圧入力側に
    接続する第1の巻線と前記電源の第2のDC電圧帰還部
    を前記電子デバイスの第2のDC電圧帰還部に接続する
    第2の巻線とを有し、かつ 前記電源から前記第1および第2のバイファイラ巻線の
    第1の巻線を介して前記電子デバイスに流れるそれぞれ
    のDC電源電流と前記電子デバイスから前記第2 の巻線
    を介して前記電源に戻るそれぞれのDC帰還電流との大
    きさの差を最少化することによって前記第1および第2
    の共通のコアの飽和を防止するための手段を備え、前記
    最少化は、前記電子デバイスから前記シャシグラウンド
    を介して前記電源に流れる前記第1および第2のDCグ
    ラウンド帰還電流を最少化することによって行なうので
    あり、前記飽和を防止するための手段は、前記電源の逆
    の極性の第1および第2の電圧帰還部を前記電源の場所
    におけるシャシグラウンドからDC分離する ことを特徴
    とする静電放電ノイズ防止方法。
  6. 【請求項6】 電子デバイスおよび該電子デバイス用電
    源を設け、 前記電源および前記電流デバイスを収容しかつシャシグ
    ラウンド(アース)を形成するためのシャシ手段を
    け、 前記シャシ手段の或一部分に前記電源を配設し、該電源
    第1の極性の第1および第2のDC電源電圧出力側お
    よび逆の第2の極性の第1および第2のDC電源電圧帰
    還部を有し、 前記シャシ手段の別の部分に前記電子デバイスを配設
    し、該電子デバイスは前記第1の極性の第1および第2
    のDC電圧入力側および前記逆の第2の極性の第1およ
    び第2のDC電圧帰還部を有前記電源から発する 静電放電ノイズを防止するためのコ
    モンモードインダクタを設け、該コモンモードインダク
    タは、1つの共通のコアおよびその上の第1および第2
    バイファイラ巻線を有し、前記第1のバイファイラ巻
    線は、前記電源の第1のDC電圧出力側を前記電子デバ
    イスの第1の電圧入力側に接続する第1の巻線と、前記
    電源の第1の電圧帰還部を前記電子デバイスの第1の電
    圧帰還部に接続する第2巻線とを有し、前記第2のバイ
    ファイラ巻線は、前記電源の第2のDC電圧出力側を前
    記電子デバイスの第2のDC電圧入力側に接続する第1
    の巻線と、前記電源の第2のDC電圧帰還部を前記電子
    デバイスの第2のDC電圧帰還部に接続する第2の巻線
    とを有し、かつ 前記電源から前記第1および第2のバイファイラ巻線の
    第1の巻線を介して前記電子デバイスに流れるそれぞれ
    のDC電源電流と前記電子デバイスから前記第1および
    第2のバイファイラ巻線の前記第2の巻線を介して、前
    記電源に戻るそれ ぞれのDC帰還電流との大きさの差を
    最少化することによって前記共通のコアの飽和を防止す
    るための手段を備え、前記最少化は、前記電子デバイス
    から前記シャシグラウンドを介して前記電源に流れるD
    Cグラウンド帰還電流を最少化することによって行なう
    のであり、前記飽和を防止するための手段は、前記電子
    デバイスの第1および第2のDC電圧帰還部を前記電子
    デバイスの場所におけるシャシグラウンドからDC分離
    する ことを特徴とする静電放電ノイズ防止方法。
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