JPH0792498A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JPH0792498A
JPH0792498A JP6017571A JP1757194A JPH0792498A JP H0792498 A JPH0792498 A JP H0792498A JP 6017571 A JP6017571 A JP 6017571A JP 1757194 A JP1757194 A JP 1757194A JP H0792498 A JPH0792498 A JP H0792498A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薄膜トランジスタのオン電流を充分大きな値に
保ち、かつ、オフ時の電流を充分小さくすることのでき
る薄膜トランジスターを提供することを目的とする。 【構成】薄膜トランジスタのチャンネル領域が非単結晶
シリコン薄膜からなり、前記チャンネル領域の膜厚を3
700Å以下とする。 【効果】大オン電流と、低リーク電流とが達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMIS(金属一絶縁物一
半導体)トランジスタアレイを用いたディスプレイのた
めのアクティブマトリックス基板に関するものである。
【0002】従来アクティブマトリックスを用いたデイ
スプレイパネルはダイナミック方式に比しそのマトリツ
クスサィズを非常大きくでき、大型かつドット数の大き
なパネルを実現現可能な方式として注目を浴びている。
特に液晶のような受光型素子ではダイナミック方式での
駆動デューティは限界がありテレビ表示等にはアクテイ
ブマトリツクスの応用が考えられている。図1は従来の
アクティブマトリックスの1セルを示している。アドレ
ス線Xがトランジスタ2のゲートに入力されており、ト
ランジスタをONさせてデータ線Yの信号を保持用コン
デンサ3に電荷として蓄積させる。再びデータを書き込
むまで、このコンデンサ3により保持され、同時に液晶
4を駆動する。ここでVCは共通電極信号である。液晶
のリークは非常に少ないので、短時間の電荷の保持には
十分である。
【0003】ここのトランジスタとコンデンサ1の製造
は通常のICのプロセスと全く向じである。図2は第1
図のセルをシリコングートプロセスにより作成した例で
ある。単結晶シリコンウエハ上にトランジスタ10とコ
ンデンサ11が構成される。アドレス線Xとコンデンサ
の上電極11は多結晶シリコン(ポリンリコン)で、又
データ線Yと液晶駆動電極13Alてできており、コン
ククトホール7・8・9により、基板とAl、ポリシリ
コンとAlが夫々接続される。
【0004】この種の通常のICプロセスに従つたマト
リックス基板は次の大さを欠点をもつ。
【0005】1つはマトリックス基板の製造プロセスが
ICと同一のため、プロセスが複雑であり工程コストが
高いと同時に基板シリコンとの接合リークによる歩留低
下が発生し、総コストが高い。特にシリコン基板とソー
ス・ドレィンとある拡散層との接合部には、単結晶中の
結晶欠陥にかなり左右され通常のセルではこのリーク電
流を10OPA以下にしそければをらず、この構造で数
万個のセル全てのリークを押えることはむずかしい。こ
こで発生する接合リークはコンデンサ3に蓄積された電
荷を放電し、コントラストを低下させる。
【0006】2つにはAl電極のすきまからシリコン基
板に入射した光は、電子−正孔対を生成し拡散して光電
流を生じてコンナンサ3の電荷を放電してしまいコント
ラストが低下する。
【0007】本発明の目的はこの欠点を改善する方式を
提供するものであり、本発明の構成はガラス、石英、又
はシリコンウエハ上にシリコン薄膜をチヤネルとする薄
膜トランジスタを構成するものであつて以下具体例にそ
つて説明する。
【0008】図3は本発明に用いるマトリツクスセルを
示すものてあり、図1の従来とは、容量18のGND配
線を新たに設けること、叉は後述の如く電荷保持用の容
量18とGND配線を省略したことにあり、基本的なデ
ータの書き込み、保持は同じである。この場合のGND
電位は一定のバイアス電圧を意味しバィアスレベル、又
は信号レベルは間わない。又表示データの人力をデータ
線Yがサンプルーホールドする容量として、データ線Y
とGNDラインの真の容量21、又はアドレス線Xとの
間の容量22を利用する。
【0009】図4(A)のセルの平面図、(B)のA−
Bでの断面図をもとにセルの構造例を示す。透明基板3
3上にトランジスタのソース・ドレイン・チヤネルを形
成する第1層目のシリコン薄膜28とトランジスクのゲ
ートとなるゲート線をなす第2層磯目のシリコン薄膜も
しくはそれと何等の配線層26とGNDライン27、更
に透明低抵抗材料、例えばSn02の如くのネサ膜、厚
さ数100Å各以下の金属等よりなるデータ線25と液
晶駆動電極31、及び層間の導通をとるコンタクトホー
ル29が形成されている。又GNDライン27と液晶駆
動電極の重った部分が電荷保持用コンデンサ(図3−1
8)とある。トランジスタのソース・ドレイン34・3
5にはN+拡散(PチヤネルならP+)がなされゲート
電極38に下にはチヤネル30がゲート絶縁膜36を介
して存在し、又ゲート電極囲には更に酸化膜等の絶縁膜
37が形成されている。
【0010】図5に図4に示すアクテイブマトリクスセ
ルの製造プロセスを示す。製造プロセスは基本的には低
温プロセスと高温プロセスの二種類あり、夫々に特徴が
ある。低温プロセスでは透明基板としてガラスもしくは
パイロツクスやコーニングのような高融点ガラスを用
い、6OO℃以下の処理工程であつて、基板自体が安価
であることが特徴である。低温プロセスではまず基板3
3上にシリコン薄膜をプラズマCVD法や減圧CVD法
等のCVA法、スパツタ法等により形成し、必要なな形
状にフオトエッチンクによりする。その後02プラズマ
雰囲気中で表面酸化ヒする。実際にはCVD法で同等の
絶縁膜をデポジットしてもよい。その結果シリコン薄膜
40上にゲート絶縁膜となる酸化膜41が形成される。
(5図(a))その後第2層目のシリコン薄膜を第1層
目のシリコン薄膜と同様の方法でデボジットしフオトエ
ッチンク後、更に第2層目のシリコン薄膜45をマスク
にして酸化膜41をエッチングして、ゲート絶縁膜41
を形成すると同時に拡散の窓開けを行ない、イオン打込
みにより拡散を行なうとソース・ドレイン42・43が
形成される。(図5(b))更にこの後に再度02雰囲
気てプラズマ処理し、表面にプラズマ酸化膜46を形成
し、400℃〜6OO℃でアニールを行う。(図5
(c))このプロセスの特徴はシリコン薄膜をプラズマ
処理により直接酸かを行うことにあり、CVD法の酸化
膜に対してて、トランジスタのゲート絶縁膜、コンデン
サー用の誘導体膜としては、移動度が改善され又信頼性
が向上する。
【0011】高温プロセスは石英等の6OO℃以上の融
点を有する透明基板を用い、製造プロセスは600℃を
越える工程があり、このプロセスの特徴は高温アニール
等の処理ができるので、トランジスタの移動度や信頼性
の改善ができる。トランジスタの構造は低温プロセスと
同じになるのて再び図5を用いて説明する。(a)まず
透明基板33上に減圧もしくは常圧CVD法等により第
1層目のシリコン薄膜を形成し、パターニングして島部
40を形成後、9OO℃〜110O℃の間で熱酸化して
酸化膜41を形成する。(b)その後第2層目のシリコ
ン薄膜を第1層目と同様にデポジツトして、ゲート電極
45をパターニングして、更にこれをマスクに絶縁膜4
1をエッチングして、N+又はP+不純物をプレデボズ
シヨン又は絶縁膜41はエッチングしないで不純物をイ
オン打込を行ない、ソース・ドレィン42・43を形成
する。(C)その後保持用コンデンサの誘電体膜となる
熱酸化膜46を、ゲート絶縁膜と同様の方法で形成す
る。
【0012】図4に示した構成例の特徴は、トランジス
タのゲート絶縁膜は第1層目のシリコン薄膜を酸化又は
シリコン薄膜上に形成することにより、ゲートセルフア
ラィンになり、単結晶のパルクシリコン素子に対して移
動度が低下とスピードが劣化する分を寄生容量をセルフ
アラィン化して低減することに上りスピードの劣化を防
止することができる。もう1つは電荷保持用の容量(図
3一18)、データ線のサンプルーホールド用の容量
(図3一21・22)を形成する容量の誘電体膜として
第2層目のシリコン薄膜の酸化膜又は、薄膜上の絶縁膜
を用いることにある。従来のパルクシリコンタイブ(図
2)ではトランジスタのゲート絶縁膜及び電荷保持容量
は、全てバルクソリコンの熱酸化膜を用いていたが、不
純物のドーピングが図5(b)に示すゲートセルアラィ
ン方式の場合は容量の一電極となす第2層目のシリコン
薄膜の下は、高濃度不純物が入らないのて、このままで
は容量として不安定となり使用がむずかしく使おうとす
るとバルクシリコンの如く、容量の下電極のみに高濃度
不純物をドープする余分な工程が必要になる。従つて図
4の如く、保持用の容量を形成する誘電体膜を第2層鷹
目のシリコン薄膜上に形成することにより、本発明の目
的てある工程の簡略化及ひ、容量の安定化か可能とな
る。
【0013】図5(c)以降の工程は低温でも高温プロ
セスでもほぼ共通てある。配線部と第1層目、第2層目
とのコンタクトをとるためのコンククトホールを開けて
配線と透明駆動電極を兼ねた材料、ネサ膜、厚さ数10
0Å以下の金脇等をスパッタ又は蒸着によりつけて、フ
オトエッチングする。又ネサ膜等シリコン薄膜に直接コ
ンタクトがむずかしい場合はAu・Ni−Cr等のコン
タクト専用の材料をコンタクト部に付加する。
【0014】本発明の方式に上り形成されるトランジス
タはバルクシリコソ上に形成されたトランジスタに対
し、移動度が低下し、又OFFリークも多いので使用上
支障がないような工夫を要する。
【0015】図6(A)は第1層目のシリコン薄膜を、
デボジション温度を変えて減圧CVD装置で形成し高温
プロセスにて形成したトランジスタの1OVにおける移
動度を表わしている。デボジション温度が6OO℃以下
になると移動度が急激に改善ざれることを実験により見
出した。従つて移動度を改改善し応答を確実にするため
には滅圧CVD装置により6OO℃以下で第1層目のシ
リコン薄膜を形成するとよい。
【0016】図7はトランジスタの1OVにおけるOF
Fリーク電流1Lを第1層目のシリコン薄膜の膜厚を変
えてプロフトしたものである。発明者は実験により、3
700Å以下の膜厚で、使用に問題ないリーク電流50
0PA以下になることがわかつた。
【0017】高温プロセスのみでなく、特に低温プロセ
スでは移動度の低下が激しい。このためのもう1つの改
善手段はレーザや電子ビームにより基板に影響を与えな
ように局部的に第1層目のシリコン薄膜を高温アニール
することが考えられる。図6(B)は前述のような
(A)と同機に形成したシリコン薄膜に更にパルス当り
0.12mJ、パルス幅SonsecのQスイッチによ
るレーザピームを照明して得られてトランジスタの移動
度であり、更に改善されているCとがわかる。又500
℃〜540℃で高融点ガラス上にデポジションしてた後
に同様の条件でレーザアニールして得られた低温プロセ
スによるトランジスタの移動度は、図6(B)のカーブ
とほぼ一致した。このことから、レーザビーム、電子ビ
ーム等による局部アニールは、低温プロセスでも高温プ
ロセスても有効であることがわかる。
【0018】図8にセルの他の機構例を示す。(A)は
平面図であつてアドレス線50はデータ線藤51、駆動
電極及びコンデンサの電極52をソース・ドレインとす
るトランジスタのチヤネル54のゲートになつている。
又GNDライン53はアドレス線50と同時に構成され
電極52との間に客量を構成している。図8(B)は
(A)のAB線での断面を示すもの、製造プロセスの一
例をあげて高温プロセスとして説明すると、石英等の高
融点ガラス基板57にシリコン薄膜としてポリシリコン
を約300OÅ成長させる。但し場合によつては密着性
をよくするため、うすいSiO2をあらかじめ形成する
こともある。更にフオトエツチによりゲート50とコン
デンサ電極53を形成した後に熱酸化により約15O0
ÅのSiO2膜55をゲート絶縁膜及びコンデンサの誘
電体膜として成長させる。その後2層目のポリシリコン
をつけてフオトエツチによりパターンを形成後レジスト
マスクによりチヤネル部54以外にPイオンを打ち込ん
でソースドレイン電極及びデータ線の配線部、コンデン
サの電極を兼ねた液晶の駆動電極を形成する。このまま
でトランジスタの性能(シキイ値、コンダクタンス)が
不十分であるので、特にチャネル部54に局部的、又は
基板全体を均一に、レーザーを照射しポリシリコンを短
時間のうちに溶接、凝固させてグレインを成長すること
によつて、性能の改良を行なう。これはいわゆるレーザ
アニールと言われているものである。
【0019】図9は本発明の他の例として通常のガラス
基板上にセルを構成した低温プロセルによる断面を示
す。ガラス基板70上にスパッタ又はプラズマCVD法
等の低温での膜生成法によりシリコン膜を作成し、全面
にPイオン又はBイオンを打込む。次にフオトエツチン
クによりゲート73とコンデンサ電極72を形成する。
更に絶縁膜74を形成する。これもやはり低温成長に上
るSi02等を用いる。更にトランジスタのソースドレ
イン、コンデンサと駆動電極を兼ねるための2層目のシ
リコン膜をやはり低温で形成する。このポリシリコンは
全くドープしないか、又はシキイ値をエンハンスメント
にするだけに十分な量のBイオンを打込む。その後レー
ザビームを局部的又は全体に照射しアニールをする。レ
ーザビームは一部は1層目のシリコンに吸収されるが、
ガラス基板70は透過する。従つて1層目のシリコン中
のイオン打込みされた不純物の活性化、2層目のポリシ
リコンのグレインの成長(特にチャンネル部78)が行
なわれるべく適当なビームのエネルギー適当な時間(パ
ルスレーザであればパルス間隔、CWレーザでは走査ス
ピードに依存)て処理すると、ガラス基板には影響か殆
んどない範囲でアニールが可能である。この方式の特徴
はしーザアニールにより、従来の熱アニールに対しガラ
ス基板に与える影響を非常に少なくできるのでコストの
安いガラスを用いることができること、レーザのアニー
ルは不純物の活性化と共に、チャネル部のシリコン膜の
グレィンを成長させて、トランジスタの特性(特に移動
度)を改良することが同時にできることにある。
【0020】その後Alをつけてフオトエツチンクして
ソースドレイン電極76・77を形成する。Alとシリ
コンはこのままではコンタクトがとれにくいのでこの後
多少熱処理をするか、弱いレーザービームを照射すれば
よい。
【0021】図8に示した構造は、勿論低温プロセスで
も実現可能である。この構造の特徴は図4とは逆にトラ
ンジスタのゲートを第1層目のシリコン薄膜、チャネル
を第2層目のシリコン薄膜を用いていることにあり、こ
の結果両方のシリコン薄膜に任意に高濃度拡散が可能と
なり、第1層目のシリコン薄膜を酸化して得られるゲー
ト酸化膜は第1層目のシリコン膜上のゲート絶縁膜を、
電荷保持用の容量を形成する誘導体膜が使用でき、酸化
膜を形成する工程が一工程で艮いことである。もう一つ
の特徴は図4の如くに配線材料を新たに設けなくても、
第1層目のシリコン膜がアドレス線とGNDライン、第
2層目のシリコン膜がデータ線配線となり、図4の構成
例に対し配線材料をデポジシヨンし、フオトエツチング
する工程が省略でき、更に工程が簡単になる。又この方
式は液晶の透明駆動電極としてシリコン膜を用いるもの
で、シリコン膜も3000Å以下になると十分透明に近
いことから、効果が大きい。
【0022】図10は本発明のマトリックス基板を用い
た液晶ディスプレイ装置の簡単な断面を示す。透明駆動
電極67をのせた透明基板65とネサ膜よりなる共通電
極69をのせたガラス66に液晶体68をはさむ。更に
偏光板62・63でサンドイツチした後下側に反射板6
4をつける。こうすると上から入射した光は電極67を
ほとんど経過し、反射板64で反射し、人体の目に感知
される.この方式は通常のFEツイスト・ネマテイツク
(TN)方式クイプの液晶が使えるので、コントラスト
が高く、同時に視角も広い。図4・図8・図9で示した
具体例は透明基板上に透明な液晶駆動電極を用いるが、
これは図2に示す従来のバルクシリコンタイプでは基板
の不透明性により液晶の中ても最もコントラストの高い
FEタイプ(TN方式)の液晶が使えない重大な欠点が
あつたが、本発明の具体例の方式に上ればバルクシリコ
ンタイプよりコントラストが飛躍的に向上するという大
きな利点がある。もつとも本発明の構造例において、不
透明基板又は不透明駆動電極を用いても、従来のバルク
シリコンでやられているG−Hタイプ、DSMタイプの
液晶を使えばコントラストの向上は余りないが、工程の
簡略化、工程歩留りの向上、光入射によるリークに起因
する表示像の消滅を防ぐという目的は果たせる。
【0023】本発明の如くガラスや石英等の基板を用い
ると従来のバルクシリコンを液晶の片側電極としていた
パネルの構造に対し、パネルの組立てが容易になる。従
来は図10において透明基板65の代りにシリコンウエ
ハである。シリコンウエハは単結晶であるので、組立て
時の圧力に対してへき開面にそつて簡割れてしまう。又
シリコンウエハは熱工程を通すとソリが大きくなり、液
晶体68の厚みが5μm〜15μmに対し、ソリは10
μm以上になることが多く、液晶体の厚みを一定にする
のは組立てがむナかしくなる。
【0024】又液晶体をシールする際高温がかかるが、
上のガラス66と熱膨張率が異なるので、シールが完全
にいかない。一方、下電極の基板として本発明の如くガ
ラス、もしくはガラスに近いものであるとこれらの問題
はことごとく解消し、通常の液晶パネルと同機、組立て
はスムーズに歩留りよ製造できる。
【0025】本発明におけるデーク保持容量はある一定
の期間そのセル部分の表示データを保持するのに用いら
れ、例えばテレビ画像の場合約16msecである。も
しシリコン薄膜トランジスタのリーク電流が1OVで1
00PA以下ならば、この保持用コンデンサの容量は
0.5PF〜1PF必要となる。もし液晶体の比誘電率
の高いもの特に10以上のもので、液晶体の厚みを10
μm以下にすると、液晶体を誘電体とする容量が0.5
PF以上となり、電荷保持用コンデンサがいらなくな
る。すると図3の上ではGNDラインと容量18を省略
でき、実効的な液晶駆動面積が増加し、コントラストが
改善できると共に、余分な素子がなくなり歩留1向上に
つながる。この時データ線Yのサンプルホールド容量は
データ線とアドレス線の交叉する部分の寄生容量22か
主となる。
【0026】本発明により構成されるトランジスクは、
アクティブマトリックス用の外部駆動回路、即ちシフト
レジスクやサンプルホールド回路を同一基板内に作り込
むことを可能にする。
【0027】図11は本発明て用いるゲート線側の駆動
回路の一例てある。シフトレジスタセル80は&つのト
ランジスタ81〜84と1つのプートストラツブ容量8
5より構成される。クロツクはφ1とφ2の2相であり
スタートパルスSP入力により”1”電位が順次クロツ
クに同期して転送してゆく。各シフトレジスタの出力D
1〜Dmがゲート線に入力されて、この結果図12に示
す如く、順次各ゲート線を選択してゆく。ソフトレジス
ク入力には入力トランスファゲートトランジスク81を
用いて、T1〜TNに一蓄えてからブートストラツプ容
量により、D1〜Dmに”1”を書き込む。もしこのト
ランスファゲートを用いないと、D1とT2,D2と
T,・・と短絡され、ブートストラツプ容量をゲート線
容量CGiよりずつと大きくする必要があり、パターン
が大きなって、歩留りを低下させる。又D1〜Dmの”
1”に書き込まれた後”0”に放電するためにはトラン
ジスタ84にT3を接続するのみでよいが、このシフト
レジスタが低周波て動作する場合、わずかのリークに対
しても動作不良となるので、歩留りを向上させ、動作を
安定化させるえめに電位固定トランジスタ83を追加し
て、クロックの半周期毎に”0”レベルにリフレツツユ
してやる。
【0028】図13は本発明によるデータ線側の駆動回
路の一例てある。シフトレジスタセル86はブートスト
ラツプ容量88と動作に必要なトランジスタ89、91
と後述するシフトレジスタ選択のためのリセツトトラン
ジスタ90より構成され、初段へは入力ゲート87を介
してスタートパルスSPを印加する。又各シフトレジス
タ出力81〜SmはサンプルホールドトランジスタH1
〜Hmに入力され、走査信号に同期してビデオ入力V、
S(映像信号又はデータ書き込み信号)をデータ線に寄
生する容量CD1〜CDmにサンプルホールドさせる。
データ線側駆動回路は一走査線内で全ての処理を行った
め高速であり、リーク電流の考慮は余りしなくてよい
が、逆に高速動作を確保することと、高速のために増大
する消費電力を押えることを考慮する必要がある。
【0029】このシフトレジスタはmビット中1ビット
しか”1”になつていないのでクロック以外での電力消
費は少ない。又サンプル・ホールドトランジスタH1〜
Hmのかなりの高速スイツチンクが要求されるが、その
ゲート入力にはプートストラツプ動作により、図14に
示す如くクロツク信号の2倍近い振幅で印加されるの
で、非常に高速でスイツチングできるとう利点がある。
【0030】図15はこれらを実際にアクティブ・マト
リツク基板に配置した場合を示している。データ側シフ
トレジスタ90、91と及び最終段の帰還信号を形成す
るダミーセル94・、95とサンプルホールド用トラン
ジスタH1〜Hmがあり上下対照に配列される。又ゲー
ト側シフトレジスク92・93とダミー96、97は左
右対称に配置される。本来周辺回路は両側対照でなく、
片方のみでよいが、歩留を考慮してシフトレジスタ列を
複数用意する。当然4列でも、8列でもよいが、ここで
は2列の例を示す。
【0031】図15に示した駆動回路を本発明の如くシ
リコン薄膜を用いたトランジスタで形成することにより
次の利点がある。まず特にデータ線側はクロツク周波数
が数MHzと高いのでシフトレジスタの内部消費電力よ
りクロツクラィンの寄生容量で消費する分が大きい。特
にバルクシリコンではクロツクラィンの配線容量と、基
板との接合容量が10OPF以上もありクロツクのスピ
ードを低下させ、10mA以上の電力消費となる。とこ
ろが本発明の奴く絶縁性基板上ではこの寄生容量が数P
Fであり、消費電力を極端に低減化できると共に、スピ
ードも向上する。次にバルクシリコンでは例えば図11
のトランジスタ82のソース量電位が上がるとバツクゲ
ート効果によりシキイ値が上昇してしまう。この結果必
要な信号電つを得るためにはトランジスタ82のゲート
T1の電圧を高くする必要があり、結局クロツクの信号
レベルを大きくするか、プートストラツブ容量85の面
積をかなり大さくする。ところが、本発明の構造ではト
ランジスタのサブストレートがフローテインクとなり、
従つてバツクグート効果はな〈従つて、クロツク振幅は
小さくてよいので消費電力が下がり又ブートストラツブ
容客量は小さくてよい小面積で実現できる。本発明の周
辺駆動回路におけるブートストラップ容量は電荷保持用
のコンデンサと異なり、基本的にはトランジスタを形成
するゲートとチャネル間の絶縁膜を用いる。これはブー
トストラップ容量は上電極であるゲート電圧により電極
間容量が可変である必要があり、そのため容量の下電極
は低濃度、又はノンドーブのシリコン膜とする。
【0032】このように絶縁性基板上にシリコン薄膜を
用いてアクテイブマトリツクスのセル部と、周辺駆動部
を同時に形成すると結線が楽になり、全体のコストが下
げられる。又周辺駆動回路は図11図、図13の如く非
反転型のレイショレスーシフトレジスタて構成したこと
と、寄生容量がずつと低くなることと等考慮すると、全
体の消費電力の低減化が可能であり、同時に歩留り向
上、コストの低減化が実現できる。
【0033】本発明は以上述べた如く基板上にシリコン
トランジスタとシンリコンコンデンサを有するアクテイ
ブマトリツクスを提供するものであり、従来に比し次の
利点がある。
【0034】更に透明基板に透明液晶駆動を用いると、
最もコントラストの高いFEタイプの液晶を用いること
ができ、画面の明るさも向上し、表示品質を飛躍的に改
善できる。
【0035】同時に基板にガラスやそれに準ずる材料を
用いるとパネルの組立が容易となり従来のバルクシリコ
ンタイプに対し、組立て歩留りが向上し、又工程が簡単
になる。
【0036】そして、アクティブマトリックスの周辺駆
動回路を搭載した場合は大幅な消費電力の低減化を可能
とする。
【0037】上述の如く本発明は、一対の基板内に液晶
が封入され、該基板は石英又はガラス基板てあり、該基
板上に設けられた第1導電層、該第1導電層上に設けら
れたられた絶縁膜、該絶縁膜層上に設けられたシリコン
半導体膜、該シリコン半導体膜内に設けられたソース及
びドレィン拡散領域、該絶縁層に設けられた該半導体膜
に電気的に接続されてなる画素電極を有し、該画素電極
と該第1導電層とにより電荷保持容量を形成してなるか
ら、画素電極に入力される画像信号をを確実に保持する
ことができ、液晶材料の変化により液晶の抵抗が変化し
液晶の時定数が変したとしても、この変化とは無関係に
映像信号の保持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアクティブマトリックスに用いたセルの
回路図。
【図2】バルクシリコンを用いたセルの平面図。
【図3】本発明のセル図。
【図4】その実現例の平面図と断面図。
【図5】その製造プロセスを示す図。
【図6】シリコン薄膜の特性を示す図。
【図7】シリコン薄膜の特性を示す図。
【図8】本発明の他の実現例を示す図。
【図9】本発明の他の実現例を示す図。
【図10】本発明のアクティブマトリックスパネルに組
立てた際の断面図。
【図11】本発明に用いる周辺駆動回路の1例を示す
図。
【図12】その動作波形図。
【図13】本発明に用いる周辺駆動回路の1例を示す
図。
【図14】その動作波形図。
【図15】本発明に用いる周辺駆動回路の1例を示す
図。
【符号の説明】
11…コンデンサ3のポリシリコンの上部電極 10…ポリシリコンゲート 7、8、9…コンタクトホール 13…Alによる駆動電極 30、40、51、53、72、73…1層目のシリコ
ン薄膜 26、45、50、52、75…2層目のシリコン薄膜 30、44、54、78…チヤネル 33、57、70…基板 62、635…偏光板 64…反射板 65、66…透明基板 69…ネサ膜 67…ボリシリコン駆動電極 68…液晶体 76、77…Al 36、41、55、74…ゲート絶縁膜 37、46…容量用絶縁膜 25、31…透明低抵抗体 85・88…ブートストラツプ容量 89 …アクテイブマトリツク 90、91、92、93…シフトレジスタ
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】 薄膜トランジスタの製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリック
ス型液晶表示装置に関するものであり、絶縁物質上に形
成される薄膜トランジスタの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アクティブマトリックスを用いた
デイスプレイパネルは、ダイナミック方式に比しそのマ
トリックスサイズを非常に大きくでき、大型かつドット
数の大きなパネルを実現可能な方式として注目を浴びて
いる。特に液晶のような受光型素子では、ダイナミック
方式での駆動デューティには限界があり、テレビ表示等
にはアクティブマトリックスの応用が考えられている。
図1は従来のアクティブマトリックスの1セルを示して
いる。アドレス線Xは、トランジスタ2のゲートに接続
され、アドレス信号が入力されてトランジスタがON
し、データ線Yに印加されたデータ信号が保持用コンデ
ンサ3に電荷として蓄積される。そして、再びデータが
書き込まれるまで、このコンデンサ3によりデータ信号
が保持され、液晶4を駆動する。ここで、Vは共通電
極信号である。
【0003】このトランジスタとコンデンサの製造方法
は、通常のICのプロセスと全く同じである。図2は、
図1のセルをシリコンゲートプロセスにより作成した例
である。単結晶シリコンウェハ上にトランジスタ10と
コンデンサ11が構成される。アドレス線Xおよびコン
デンサの上電極11は多結晶シリコン(ポリシリコン)
で形成され、データ線Yおよび液晶駆動電極13はアル
ミニウム(Al)で形成されている。コンククトホール
7、8、9により、基板とAl、ポリシリコンとAlが
夫々接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のICプロセスに
より形成されるマトリックス基板は、次の大きな欠点を
有する。
【0005】第1は、マトリックス基板の製造プロセス
がICと同一のため、プロセスが複雑であり工程コスト
が高くなる同時に、シリコン基板との接合リークによる
歩留低下が発生し、総コストが高くなることである。特
にシリコン基板とソース・ドレインとなる拡散層との接
合部は、単結晶中の結晶欠陥にかなり影響を受けるが、
通常のセルではこのリーク電流を100pA以下にしな
ければならず、この構造で数万個のセル全てのリークを
押えることは困難である。そして、接合リークが発生す
ると、コンデンサ3に蓄積された電荷が放電され、コン
トラストが低下する。
【0006】第2には、Al電極のすきまからシリコン
基板に入射した光が、電子−正孔対を生成、拡散して光
電流を発生させ、コンデンサ3の電荷を放電させてコン
トラストを低下させてしまうことである。
【0007】本発明の目的は、この欠点を改善する薄膜
トランジスタの製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁性物質上
に形成される薄膜トランジスタの製造方法において、該
絶縁物質上にシリコン薄膜を600℃以下の温度で堆積
する第1の工程と、酸化性雰囲気下にて熱処理を施し、
該シリコン薄膜表面に酸化シリコン膜を形成する第2の
工程とを含むことを特徴とする。
【0009】
【実施例】図3は本発明の薄膜トランジスタを用いたマ
トリツクスセルの一例を示すものてあり、図1の従来例
とは、容量18のGND配線を新たに設けたこと、叉は
後述の如く電荷保持用の容量18とGND配線を省略し
たことにあり、基本的なデータの書き込み及び保持の方
法は同じである。この場合のGND電位は一定のバイア
ス電圧を意味しバイアスレベル、あるいはその信号レベ
ルは間わない。それから、表示データの入力をデータ線
Yがサンプルーホールドする容量として、データ線Yと
GNDラインの間の容量21、データ線Yとアドレス線
Xの間の容量22を利用する。
【0010】図4(A)はセルの平面図、(B)は図4
(A)のA−B断面図を示したものである。透明基板3
3上にトランジスタのソース・ドレイン・チヤネルを形
成する第1層目のシリコン薄膜28と、トランジスタの
ゲートとなるゲート線をなす第2層磯目のシリコン薄膜
もしくはそれと同等の配線層26と、GNDライン2
7、透明抵抗材料、例えばSの等のネサ膜で厚さ
数百Å以下の金属等よりなるデータ線25、と液晶駆動
電極31と、層間の導通をとるコンタクトホール29が
形成されている。それから、GNDライン27と液晶駆
動電極の重った部分は、電荷保持用コンデンサ(図3−
18)となる。トランジスタのソース・ドレイン34・
35にはN拡散(PチヤネルならP)がなされ、ゲ
ート電極38の下にはチヤネル30がゲート絶縁膜36
を介して形成され、ゲート電極周囲には更に酸化膜等の
絶縁膜37が形成されている。
【0011】図5は、本発明の薄膜トランジスタの製造
方法を示したもので、図4に示す薄膜トランジスタの製
造プロセスを示したものである。製造プロセスには、基
本的に低温プロセスと高温プロセスの二種類があり、夫
々に特徴がある。本発明の低温プロセスでは、透明基板
としてガラスもしくはパイレックスやコーニングのよう
な高融点ガラスを用い、600℃以下の処理工程であつ
て、基板自体が安価であることが特徴である。低温プロ
セスでは、図5(a)に示すとおり、まず基板33上に
シリコン薄膜をプラズマCVD法や減圧CVD法等のC
VA法、スパツタ法等により形成し、必要な形状にフオ
トエッチングする。その後、Oプラズマ雰囲気中で表
面を酸化させる。別の方法としては、CVD法で同等の
絶縁膜をデポジットしてもよい。その結果、シリコン薄
膜40上にゲート絶縁膜となる酸化膜41が形成され
る。その後、図5(b)に示すように、第2層目のシリ
コン薄膜を第1層目のシリコン薄膜と同様の方法でデボ
ジットし、フオトエッチングした後、更に第2層目のシ
リコン薄膜45をマスクとして酸化膜41をエッチング
してゲート絶縁膜41を形成すると同時に、拡散の窓開
けを行ない、イオン打込みにより拡散を行ないソース・
ドレイン42・43を形成する。更にこの後に、再度O
雰囲気てプラズマ処理し、表面にプラズマ酸化膜46
を形成し、400℃〜600℃でアニールを行う(図5
(c)参照)。このプロセスの特徴は、プロセス温度が
600℃以下となるため安価なガラスを用いて薄膜トラ
ンジスタを形成することができ、かつ、シリコン薄膜を
プラズマ処理により直接酸化することにより、CVD法
の酸化膜等に対して、トランジスタのゲート絶縁膜とし
て移動度が改善され、信頼性が向上することにある。
【0012】また、本発明とは逆の高温プロセスは、石
英等の600℃以上の融点を有する透明基板を用い、製
造プロセスも600℃を越える工程がある。このプロセ
スの特徴は高温アニール等の処理ができるので、トラン
ジスタの移動度や信頼性の改善ができる点にある。トラ
ンジスタの構造は低温プロセスと同じになるのて再び図
5を用いて説明する。(a)まず透明基板33上に減圧
もしくは常圧CVD法等により第1層目のシリコン薄膜
を形成し、パターニングして島部40を形成後、900
℃〜1100℃の間で熱酸化して酸化膜41を形成す
る。(b)その後第2層目のシリコン薄膜を第1層目と
同様にデポジットして、ゲート電極45をパターニング
し、更にこれをマスクに絶縁膜41をエッチングして、
又はP不純物をプレデボジションする、又は絶縁
膜41をエッチングしないで不純物をイオン打込し、ソ
ース・ドレイン42・43を形成する。(C)その後保
持用コンデンサの誘電体膜となる熱酸化膜46を、ゲー
ト絶縁膜と同様の方法で形成する。
【0013】図4に示した構成例の特徴は、トランジス
タのゲート絶縁膜は第1層目のシリコン薄膜を酸化又は
シリコン薄膜上に形成することにより、ゲートセルフア
ラィンになり、単結晶のバルクシリコン素子に比べて移
動度が低下しスピードが劣化する分を、寄生容量をセル
フアライン化して低減することによりスピードの劣化を
防止することができる。
【0014】図5(c)以降の工程は低温でも高温プロ
セスでもほぼ共通である。配線部と第1層目、第2層目
とのコンタクトをとるため、コンククトホールを開けて
配線と透明駆動電極を兼ねた材料、ネサ膜、厚さ数10
0Å以下の金属等をスパッタまたは蒸着によりつけて、
フオトエッチングする。また、ネサ膜等シリコン薄膜に
直接コンタクトがむずかしい場合はAu・Ni−Cr等
のコンタクト専用の材料をコンタクト部に付加する。
【0015】本発明の方式により形成されるトランジス
タは、バルクシリコソ上に形成されたトランジスタに対
し、移動度が低下し、OFFリークも多いので使用上支
障がないような工夫を要する。
【0016】図6(A)は第1層目のシリコン薄膜を、
デボジション温度を変えて減圧CVD装置で形成し、高
温プロセスにて形成したトランジスタの10Vにおける
移動度を表わしている。デボジション温度が600℃以
下になると移動度が急激に改善されることを実験により
見出した。従つて移動度を改善し応答を確実にするため
には滅圧CVD装置により600℃以下で第1層目のシ
リコン薄膜を形成するとよい。
【0017】図7はトランジスタの10VにおけるOF
Fリーク電流Iを第1層目のシリコン薄膜の膜厚を変
えてプロットしたものである。発明者は実験により、3
700Å以下の膜厚で、実使用上に問題ないリーク電流
500PA以下になることがわかつた。
【0018】特に、本発明の特徴である低温プロセスで
は移動度の低下が激しい。このためのもう1つの改善手
段はレーザや電子ビームにより基板に影響を与えなよう
に局部的に第1層目のシリコン薄膜を高温アニールする
ことが考えられる。図6(B)は前述のような(A)と
同様に形成したシリコン薄膜に、パルス当り0.12m
J、パルス幅SonsecのQスイッチによるレーザビ
ームを照明して得られてトランジスタの移動度であり、
(A)が更に改善されていることがわかる。500℃〜
540℃で高融点ガラス上にデポジションしてた後に同
様の条件でレーザアニールして得られた低温プロセスに
よるトランジスタの移動度は、図6(B)のカーブとほ
ぼ一致した。このことから、レーザビーム、電子ビーム
等による局部アニールは、低温プロセスでも高温プロセ
スても有効であることがわかる。図8にセルの他の構成
例を示す。(A)は平面図で、51はアドレス線及びト
ランジスタのゲート電極、50はデータ線及びトランジ
スタのソース領域、52は駆動電極及びコンデンサの電
極、54はトランジスタのチヤネルを示す。GNDライ
ン53はアドレス線50と同時に形成され、電極52と
の間に容量を構成している。図8(B)は図8(A)の
AB断面図であり、製造プロセスの一例をあげて高温プ
ロセスとして説明すると、石英等の高融点ガラス基板5
7上に、シリコン薄膜としてポリシリコンを約3000
Å成長させる。但し場合によつては密着性をよくするた
め、予め基板上にS薄膜を形成することもある。
その後、フオトエッチによりゲート50とコンデンサ電
極53を形成し、熱酸化により約1500ÅのS
膜55をゲート絶縁膜及びコンデンサの誘電体膜として
成長させる。その後、2層目のポリシリコンを形成し、
フオトエッチによりパターンを形成後、レジストマスク
によりチヤネル部54以外にPイオンを打ち込んでソー
スドレイン電極及びデータ線の配線部、コンデンサの電
極を兼ねた液晶の駆動電極を形成する。このままでトラ
ンジスタの性能(シキイ値、コンダクタンス)が不十分
である場合は、特にチャネル部54に局部的に、あるい
は基板全体を均一にレーザーで照射し、ポリシリコンを
短時間のうちに溶接、凝固させてグレインを成長するこ
とによつて性能の改良を行なう。これはいわゆるレーザ
アニールと言われているものである。もちろん、本発明
の特徴である、低温プロセスによってもこのトランジス
タが形成可能なことは言うまでもない。
【0019】図9は、本発明のトランジスタの製造方法
を用いた他の例として、通常のガラス基板上にセルを構
成した低温プロセスによる断面を示す。ガラス基板70
上に、スパッタ又はプラズマCVD法等の生膜方法によ
り、600℃以下の温度でシリコン膜を形成し、全面に
Pイオン又はBイオンを打込む。次に、フオトエッチン
グによりゲート73とコンデンサ電極72を形成する。
更に絶縁膜74を形成する。これは、酸化性雰囲気下の
熱処理によってSを形成する。更にトランジスタ
のソース、ドレイン、コンデンサと駆動電極を兼ねるた
めの2層目のシリコン膜をやはり低温で形成する。この
ポリシリコンは全くドープしないか、またはシキイ値を
エンハンスメントにするだけに十分な量のBイオンを打
込む。その後レーザビームを局部的または全体に照射し
アニールをする。レーザビームは、一部は1層目のシリ
コンに吸収されるが、ガラス基板70は透過する。従つ
て、1層目のシリコン中のイオン打込みされた不純物の
活性化、2層目のポリシリコンのグレインの成長(特に
チャンネル部78)が行なわれるべく適当なビームのエ
ネルギー及び時間(パルスレーザであればパルス間隔、
CWレーザでは走査スピードに依存)で処理すると、ガ
ラス基板には影響が殆んどない範囲でアニールが可能で
ある。この方式の、特徴はレーザアニールにより、従来
の熱アニールに対しガラス基板に与える影響を非常に少
なくできるのでコストの安いガラスを用いることができ
ること、レーザアニールは不純物の活性化と共に、チャ
ネル部のシリコン膜のグレィンを成長させて、トランジ
スタの特性(特に移動度)を改良することが同時にでき
ることにある。
【0020】その後、Alをつけてフォトエッチング
し、ソースドレイン電極76・77を形成する。Alと
シリコンは、このままではコンタクトがとれにくいの
で、この後多少熱処理をするか、弱いレーザービームを
照射すればよい。
【0021】図8に示した構造は、勿論低温プロセスで
も実現可能である。この構造の特徴は図4とは逆にトラ
ンジスタのゲートを第1層目のシリコン薄膜、チャネル
を第2層目のシリコン薄膜を用いていることにあり、こ
の結果両方のシリコン薄膜に任意に高濃度拡散が可能と
なり、第1層目のシリコン薄膜を酸化して得られるゲー
ト酸化膜は第1層目のシリコン膜上のゲート絶縁膜を、
電荷保持用の容量を形成する誘導体膜が使用でき、酸化
膜を形成する工程が一工程で艮いことである。もう一つ
の特徴は図4の如くに配線材料を新たに設けなくても、
第1層目のシリコン膜がアドレス線とGNDライン、第
2層目のシリコン膜がデータ線配線となり、図4の構成
例に対し配線材料をデポジションし、フォトエッチング
する工程が省略でき、更に工程が簡単になる。またこの
方式は、液晶の透明駆動電極としてシリコン膜を用いる
もので、シリコン膜も3000Å以下になると十分透明
に近いことから、効果が大きい。
【0022】図10は、本発明の薄膜トランジスタをマ
トリックス基板上に形成した液晶ディスプレイ装置の簡
単な断面を示す。透明駆動電極67をのせた透明基板6
5と、ネサ膜よりなる共通電極69をのせたガラス66
とで液晶物質68を挟持する。更に、偏光板62・63
でサンドイツチした後、下側に反射板64をつける。こ
うすると上から入射した光は電極67をほとんど経過
し、反射板64で反射し、人体の目に感知される。この
方式は、通常のFEツイスト・ネマティック(TN)方
式タイプの液晶が使えるので、コントラストが高く、同
時に視角も広い。図4・図8・図9で示した具体例は、
透明基板上に透明な液晶駆動電極を用いるが、これは図
2に示す従来のバルクシリコンタイプでは、基板の不透
明性により液晶の中でも最もコントラストの高いFEタ
イプ(TN方式)の液晶が使えない重大な欠点があつた
が、本発明の方式によれば、バルクシリコンタイプより
コントラストが飛躍的に向上するという大きな利点があ
る。もっとも、本発明の構造例において、不透明基板ま
たは不透明駆動電極を用いても、従来のバルクシリコン
でやられているG−Hタイプ、DSMタイプの液晶を使
えばコントラストの向上は余りないが、工程の簡略化、
工程歩留りの向上、光入射によるリークに起因する表示
像の消滅を防ぐという目的は果たせる。
【0023】本発明の如くガラスや石英等の基板を用い
ると、従来のバルクシリコンを液晶の片側電極としてい
たパネルの構造に対し、パネルの組立てが容易になる。
従来は、図10において透明基板65がシリコンウェハ
となる。シリコンウェハは単結晶であるので、組立て時
の圧力に対してへき開面にそつて簡単に割れてしまう。
また、シリコンウェハは熱工程を通すとソリが大きくな
り、液晶体68の厚みが5μm〜15μmに対し、ソリ
は10μm以上になることが多く、液晶体の厚みを一定
にして組立るのは非常に困難になる。
【0024】また、液晶体をシールする際高温がかかる
が、上のガラス66と熱膨張率が異なるので、シールが
完全にいかない。一方、下電極の基板として本発明の如
くガラス、もしくはガラスに近いものであると、これら
の問題はことごとく解消し、通常の液晶パネルと同様
に、組立てはスムーズに歩留りよく製造できる。
【0025】本発明で説明したデータ保持容量は、ある
一定の期間そのセル部分の表示データを保持するのに用
いらる。例えばテレビ画像の場合約16msecであ
る。もしシリコン薄膜トランジスタのリーク電流が10
Vで100pA以下ならば、この保持用コンデンサの容
量は0.5pF〜1pF必要となる。もしも、液晶物質
の比誘電率の高いもの、特に10以上のもので液晶層の
厚みを10μm以下にすると、液晶物質を誘電体とする
容量が0.5pF以上となり、電荷保持用コンデンサが
いらなくなる。すると、図3の上ではGNDラインと容
量18を省略でき、実効的な液晶駆動面積が増加し、コ
ントラストが改善できると共に、余分な素子がなくなり
歩留り向上につながる。この時、データ線Yのサンプル
ホールド容量は、データ線とアドレス線の交叉する部分
の寄生容量22か主となる。
【0026】本発明により構成されるトランジスタは、
アクティブマトリックス用の外部駆動回路、即ちシフト
レジスタやサンプルホールド回路を同一基板内に作り込
むことを可能にする。
【0027】図11は、本発明の薄膜トランジスタを用
いたゲート線側の駆動回路の一例てある。シフトレジス
タセル80は、4つのトランジスタ81〜84と1つの
ブートストラップ容量85より構成される。クロツクは
φ1とφ2の2相であり、スタートパルスSP入力によ
り”1”電位が順次クロツクに同期して転送される。各
シフトレジスタの出力D〜Dがゲート線に入力され
て、この結果図12に示す如く、順次各ゲート線を選択
してゆく。シフトレジスク入力には、入力トランスファ
ゲートトランジスタ81を用いて、T1〜TNに一度蓄
えてからブートストラツプ容量により、D〜Dに”
1”を書き込む。もしこのトランスファゲートを用いな
いと、D1とT2、D2とT3、・・と短絡され、ブー
トストラツプ容量をゲート線容量CGiよりずっと大き
くする必要があり、パターンが大くきなって、歩留りを
低下させる。また、D〜Dの”1”に書き込まれた
後”0”に放電するためには、トランジスタ84にT3
を接続するのみでよいが、このシフトレジスタが低周波
で動作する場合、わずかのリークに対しても動作不良と
なるので、歩留りを向上させ、動作を安定化させるえめ
に電位固定トランジスタ83を追加して、クロックの半
周期毎に”0”レベルにレフレッシュしてやる。
【0028】図13は本発明のトランジスタを用いたデ
ータ線側の駆動回路の一例てある。シフトレジスタセル
86は、ブートストラツプ容量88と動作に必要なトラ
ンジスタ89、91と後述するシフトレジスタ選択のた
めのリセットトランジスタ90より構成され、初段へは
入カゲート87を介してスタートパルスSPを印加す
る。また、各シフトレジスタ出力S〜Sはサンプル
ホールドトランジスタH〜Hに入力され、走査信号
に同期してビデオ入力V、S(映像信号又はデータ書き
込み信号)をデータ線に寄生する容量CD〜CD
サンプルホールドさせる。データ線側駆動回路は、一走
査線内で全ての処理を行うため高速動作が必要となる
が、リーク電流に関しては余り考慮しなくて良い。つま
り、高速動作を確保して、かつ高速のために増大する消
費電力を押えることが必要となる。
【0029】しかしながら、このシフトレジスタはmビ
ット中1ビットしか”1”になつていないのでクロック
以外での電力消費は少ない。また、サンプル・ホールド
トランジスタH〜Hは、かなりの高速スイツチング
が要求されるが、そのゲート入力にはブートストラツプ
動作により、図14に示す如くクロック信号の2倍近い
振幅で印加されるので、非常に高速でスイッチングでき
るとう利点がある。
【0030】図15はこれらを実際にアクティブ・マト
リツク基板に配置した場合を示している。データ側シフ
トレジスタ90、91と及び最終段の帰還信号を形成す
るダミーセル94・95と、サンプルホールド用トラン
ジスタH〜Hがあり、上下対称に配列される。ま
た、ゲート側シフトレジスタ92・93と、ダミー96
・97は左右対称に配置される。本来、周辺回路は両側
対称でなく、片方のみでよいが、歩留を考慮してシフト
レジスタ列を複数用意する。当然4列でも、8列でもよ
いがここでは2列の例を示す。
【0031】図15に示した駆動回路を、本発明のシリ
コン薄膜トランジスタの製造方法によって得られたトラ
ンジスタで形成することにより次の利点がある。まず、
特にデータ線側はクロツク周波数が数MHzと高いの
で、シフトレジスタの内部消費電力よりクロックライン
の寄生容量で消費する分が大きい。特に、バルクシリコ
ンでは、クロックラインの配線容量と、基板との接合容
量が100pF以上もありクロックのスピードを低下さ
せ、10mA以上の電力消費となる。ところが本発明の
奴く、絶縁性物質上では、この寄生容量が数PFであり
消費電力を極端に低減化できると共にスピードも向上す
る。次に、バルクシリコンでは、例えば図11のトラン
ジスタ82のソース電位が上がると、バックゲート効果
によりシキイ値が上昇してしまう。この結果、必要な信
号電圧を得るためにはトランジスタ82のゲートT
電圧を高くする必要があり、結局クロックの信号レベル
を大きくするか、ブートストラップ容量85の面積をか
なり大きくしなければならない。ところが、本発明の構
造では、トランジスタのサブストレートがフローティン
グとなり、バックゲート効果はなくなり、クロツク振幅
は小さくてもよくなり、消費電力も下がり、ブートスト
ラツブ容量も小面積で実現できる。本発明の周辺駆動回
路におけるブートストラップ容量は、電荷保持用のコン
デンサと異なり、基本的にはトランジスタを形成するゲ
ートとチャネル間の絶縁膜を用いる。これはブートスト
ラップ容量は上電極であるゲート電圧により電極間容量
が可変である必要があり、そのため容量の下電極は低濃
度、又はノンドーブのシリコン膜とする。
【0032】このように、絶縁性基板上にシリコン薄膜
を用いてアクテイブマトリツクスのセル部と周辺駆動部
を同時に形成すると、結線が楽になり全体のコストが下
げられる。また、周辺駆動回路は、図11、図13の如
く非反転型のレイショレスーシフトレジスタて構成した
ことと、寄生容量がずっと低くなることと等考慮する
と、全体の消費電力の低減化が可能であり、同時に歩留
り向上、コストの低減化が実現できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上述べた如く、絶縁物質上
に600℃以下のプロセスで製造可能な薄膜トランジス
タを提供するものであり、従来に比し次の利点がある。
すなわち、低温プロセスで薄膜トランジスタの形成が可
能となるため、透過型の液晶表示装置を形成する際、安
価なガラス基板を用いることができ、液晶表示パネルを
大幅にコストダウンすることができる。また、シリコン
薄膜を酸化性雰囲気中で熱酸化してシリコン膜表面に酸
化膜を形成する工程を有することにより、密着性のよい
良質な絶縁膜を得ることができ、信頼性の高い薄膜トラ
ンジスタを得ることができる。また、製造プロセス全体
として比較すると、従来のバルクシリコンタイプでは、
6回のフォトエッチング工程を必要としたが、本発明の
方式では3回または4回で良く、工程コストが安くなる
と共に、バルクシリコンと比べてP−N接合断面積が非
常に少なく、接合リークが少なく歩留まり向上が望め
る。また、上方から入射した光は90%以上透過し、ま
た、シリコン薄膜中のキャリアの拡散長も短いので、光
電流はほとんど発生せず、光に対するリーク値は1万ル
ックス下でも1.0pA以下となり、光の入射による表
示像の消滅を防ぐことができる。
【0034】更に透明基板に透明液晶駆動を用いると、
最もコントラストの高いFEタイプの液晶を用いること
ができ、画面の明るさも向上し、表示品質を飛躍的に改
善できる。
【0035】同時に基板にガラスやそれに準ずる材料を
用いるとパネルの組立が容易となり従来のバルクシリコ
ンタイプに対し、組立て歩留りが向上し、又工程が簡単
になる。
【0036】そして、アクティブマトリックスの周辺駆
動回路を搭載した場合は大幅な消費電力の低減化を可能
とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアクティブマトリックスに用いたセルの
回路図。
【図2】バルクシリコンを用いたセルの平面図。
【図3】本発明のセル図。
【図4】その実現例の平面図と断面図。
【図5】その製造プロセスを示す図。
【図6】シリコン薄膜の特性を示す図。
【図7】シリコン薄膜の特性を示す図。
【図8】本発明の他の実現例を示す図。
【図9】本発明の他の実現例を示す図。
【図10】本発明のアクティブマトリックスパネルに組
立てた際の断面図。
【図11】本発明に用いる周辺駆動回路の1例を示す
図。
【図12】その動作波形図。
【図13】本発明に用いる周辺駆動回路の1例を示す
図。
【図14】その動作波形図。
【図15】本発明に用いる周辺駆動回路の1例を示す
図。
【符号の説明】 11…コンデンサ3のポリシリコンの上部電極 10…ポリシリコンゲート 7、8、9…コンタクトホール 13…Alによる駆動電極 30、40、51、53、72、73…1層目のシリコ
ン薄膜 26、45、50、52、75…2層目のシリコン薄膜 30、44、54、78…チヤネル 33、57、70…基板 62、635…偏光板 64…反射板 65、66…透明基板 69…ネサ膜 67…ポリシリコン駆動電極 68…液晶体 76、77…Al 36、41、55、74…ゲート絶縁膜 37、46…容量用絶縁膜 25、31…透明低抵抗体 85、88…ブートストラツプ容量 89 …アクテイブマトリツク 90、91、92、93…シフトレジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板内に液晶が封入され、該基板
    は石英又はガラス基板であり、該基板上に設けられた第
    1導電層、該第1導電層上に設けられた絶縁膜、該絶縁
    層上に設けられたシリコン半導体膜、該シリコン半導体
    膜内に設けられたソース及びドレイン拡散領域、該絶縁
    層に設けられ該半導体膜に電気的に接続されてなる画素
    電極を有し、該画素電極と該第1導電層とにより電荷保
    持容量を形成してなることにより電荷保持容量形成して
    なることを特徴とする薄膜トランジスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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