JPH0792381B2 - 三次元測定機用プローブ - Google Patents

三次元測定機用プローブ

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JPH0792381B2
JPH0792381B2 JP31989791A JP31989791A JPH0792381B2 JP H0792381 B2 JPH0792381 B2 JP H0792381B2 JP 31989791 A JP31989791 A JP 31989791A JP 31989791 A JP31989791 A JP 31989791A JP H0792381 B2 JPH0792381 B2 JP H0792381B2
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潔 高増
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元測定機用プロー
ブに係り、特にプローブと被測定物とを互いに接触させ
た状態で被測定物の表面に倣って相対移動させ、三次元
曲面等を有する被測定物表面の座標や形状を求める三次
元測定機の倣いプローブ等に利用できる。
【0002】
【背景技術】被測定物表面の座標や形状、特に、三次元
曲面を有する被測定物表面の座標や形状を測定する三次
元測定機として、例えば図7に示すように、プローブ本
体71に先端が球状のスタイラス72を三次元方向へ変
位可能に保持し、つまり、プローブ本体71に対してZ
軸方向へ変位可能な一対の平行ばね73、Y軸方向へ変
位可能な一対の平行ばね74およびX軸方向へ変位可能
な一対の平行ばね75を介してスタイラス72を保持
し、この各平行ばね73,74,75の変位量つまりス
タイラス72のX,Y,Z軸方向への変位量をそれぞれ
差動トランス等の変位検出器76(ただし、図7では
Y,Z軸方向の検出器を省略してある。)で検出するよ
うに構成したプローブ70を備え、このプローブ70を
予め設定されたプログラムに従って被測定物の表面に倣
って移動させながら被測定物の座標や形状を測定する三
次元測定機が知られている。
【0003】この三次元測定機で三次元曲面を有する被
測定物表面の座標や形状を測定する場合、プローブ本体
71に対してスタイラス72が変位するように、プロー
ブ本体71を所定の測定力で被測定物側に押し込んだ状
態でプローブ70を被測定物表面に倣って移動させる。
【0004】もし、スタイラス72と被測定物との間に
摩擦が生じなければ、スタイラス72の変位方向つまり
スタイラス72に働く変位ベクトルの方向は、被測定物
表面の法線方向にほかならない。従って、スタイラス7
2と接触する被測定物表面の接点位置C(Cx,Cy,Cz
)は、スタイラス72の球の中心位置を原点とすると
数1に示すようになる。
【0005】
【数1】
【0006】ただし、rはスタイラス72の球の半径、
Px,Py,Pz はプローブ本体71に対するスタイラス7
2の各軸方向変位量、eは(Px2+Py2+Pz21/2
ある。
【0007】従って、プローブ70(プローブ本体7
1)の各軸方向変位量(座標)をX1,Y1,Z1 とする
と、三次元測定機全体の座標からみた場合の接点位置C
(Cx,Cy,Cz )は数2に示すようになる。
【0008】
【数2】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような考
え方は、被測定物表面とスタイラス72との間に摩擦が
生じない場合にのみ成り立つものであって、現実には摩
擦の影響によってスタイラス72に働く変位ベクトルの
方向が被測定物表面の法線方向からずれてしまうので、
測定誤差を生じる。
【0010】例えば、図8に示すように、三次元測定機
のX−Z軸平面においてX軸に対して角度θの斜面を有
する被測定物に、Z軸に沿って上方からプローブ70を
下降させて被測定物に接触させた場合、最初スタイラス
72の球は中心座標Oの位置にあるが、プローブ70を
測定力PでZ軸方向から被測定物に押しつけけて測定す
ると、もし球と被測定物との間に摩擦がなければ、プロ
ーブ70内のばね73,75が撓み、球の中心はO1
位置となる(なお、図8ではプローブ70およびスタイ
ラス72はY軸方向に変位しないものとし、平行ばね7
4を省略してある)。そして、この時のスタイラス72
の球と被測定物との接触位置Cは、プローブ本体71の
位置つまり三次元測定機の各スケールの読み取り位置
(X1,Y1,Z1)と、ばね73,75の撓み量(Px,Pz
)を前記数1に代入することで求められる。
【0011】しかしながら、実際にはスタイラス72の
球と被測定物との間に摩擦が生じるため、球は中心座標
がO2 の位置までしか移動しない。この際、摩擦力がな
ければスタイラス72に働く力のベクトルP1 の方向
は、被測定物表面の法線方向つまり球の中心O1 を通る
方向となるが、摩擦力が生じるとその影響により、スタ
イラス72に働く力のベクトルP2 の方向は、摩擦力が
働く方向にずれて球の中心O2 から外れてしまい、数1
を用いて接触位置C1 を求めると測定誤差が生じる。
【0012】そこで、摩擦係数μを0にすることができ
る状態、つまり摩擦が測定に影響しないような状態で測
定する方法として、例えばスタイラスに振動を加えて摩
擦係数を等価的に減少させる測定方法が知られている
が、スタイラスの振動制御が難しく、実用的ではなかっ
た。また、被測定物に対して常に直交方向からプローブ
を当接させることで摩擦の影響を無くす方法も考えられ
るが、被測定物の測定面が三次元曲面の場合には常時プ
ローブを被測定物の直交方向から当接させることは困難
であり、実用的ではなかった。このように、特に被測定
物の測定面が三次元曲面の場合には、従来のプローブを
用いた三次元測定機では高精度の測定を行うことができ
なかった。
【0013】本発明の目的は、プローブと被測定物との
間に発生する摩擦を無くすことができ、三次元曲面を有
する被測定物であっても高精度に測定することができる
三次元測定機用プローブを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の三次元測定機用
プローブは、プローブ本体と、このプローブ本体に対し
三次元方向に変位可能に保持されたスタイラスと、この
スタイラスの先端部に配置された磁性体からなる球と、
この球をスタイラスに近づく方向に磁気的に吸引する吸
引手段と、前記球に向かって空気を噴出して球をスタイ
ラスから離れる方向に付勢する付勢手段と、前記吸引手
段の吸引力および付勢手段の付勢力の少なくとも一方を
調整して球をスタイラスから所定間隔離れた位置に保持
する間隔調整手段と、を備えることを特徴とするもので
ある。
【0015】
【作用】本発明においては、スタイラスの先端に配置さ
れた球は、吸引手段の吸引力と付勢手段の付勢力の釣り
合いによってスタイラスから所定間隔離れた位置に保持
される。このため、スタイラスを被測定物の測定面に押
下してもスタイラスと球とが離れているため、球は自由
に回動でき、これにより被測定物との間に摩擦力が生じ
ず、被測定物を高精度に測定することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1および図2
に基づいて説明する。図1および図2に示すように、本
実施例の三次元測定機用プローブ1は、図示しないプロ
ーブ本体に平行ばねを介して三次元方向に変位可能に支
持されたスタイラス2と、このスタイラス2の先端に配
置された磁性体からなる球3とを備えている。スタイラ
ス2の先端部には、中心軸にエア供給孔4が形成された
エア供給部5が設けられている。エア供給孔4の一端側
は、管6を介してポンプ等のエア供給源7に接続されて
いる。なお、管6の途中には、空気圧検知器8および空
気圧調整弁9が配置されている。
【0017】このエア供給部5の周囲には、エア供給孔
4を中心とする円周方向に巻回されたコイル10を保持
するコイル保持部材11が取付けられている。コイル1
0は、コイル10に所定電圧を印加して磁気回路を形成
する駆動回路12に接続されている。また、コイル10
の先端側には、球3の位置変化を検出するためのコイル
13が巻回されている。コイル13には、スタイラス2
に対する球3の位置によって変化するコイル13のイン
ダクタンスを検出し、コイル10に印加される電圧の大
きさを変えるように駆動回路12を制御する制御回路1
4が接続されている。なお、駆動回路12は、空気圧調
整弁9の制御も行うように構成されている。
【0018】エア供給部5およびコイル保持部材11の
先端側には、ノズル部材15が取付けられている。ノズ
ル部材15は、エア供給孔4に連通しかつエア供給孔4
側が面取りされたノズル16を備え、ノズル16の先端
側には、球3の周面に合わせて半球状の凹部17が形成
されている。この凹部17は、球3との隙間がノズル1
6が設けられた中心側が外周側に比べて大きくなるよう
に形成されており、ノズル16から放出された圧縮空気
が広がって外周全てに向かって供給されるように構成さ
れている。
【0019】このような本実施例では、駆動回路12に
よりコイル10に電圧を印加して磁気回路を形成し、球
3をスタイラス2に近づく方向に吸引するとともに、エ
ア供給源7から、空気圧調整弁9、管6、エア供給孔
4、ノズル16を介して球3に向かって圧縮空気を噴出
して球3をスタイラス2から離れる方向に付勢し、球3
を凹部17から所定間隔離れた位置に保持する。この
際、球3が被測定物に接触してもスタイラス2に対する
球3の位置関係が変わることがないように、薄く高圧の
エアフィルムによって非接触に保持する必要がある。こ
のため、空気圧検知器8でエア供給源7から供給される
空気圧の変化を検出し、空気圧変化に応じて駆動回路1
2により空気圧調整弁9を調整して供給空気圧を一定に
保つ。この時、球3の凹部17に対する位置が変化する
と、コイル13のインダクタンスも変化し、この変化は
制御回路14にフィードバックされる。制御回路14
は、駆動回路12を制御してコイル10に印加する電圧
を変化させ、これにより磁気回路の吸引力が調整される
ため、球3は常時凹部17から一定間隔離れた位置に保
持される。従って、供給される圧縮空気によって球3お
よびスタイラス2間に設けられるエアフィルムの厚さが
一定に保たれ、エアフィルムの強度も維持される。ま
た、駆動回路12は、空気圧が切れたり、一定以下にな
った場合にはランプ等で警報するとともに球3が落下し
ないように磁力を付与しているように構成されている。
【0020】なお、球3の保持は、前述のように空気圧
を一定とし、磁気回路の吸引力を調整する方法に限ら
ず、磁気回路の吸引力を一定として球3の位置変化に応
じて空気圧を調整してもよいし、磁気回路および空気圧
の両方を適宜調整してもよい。さらに、エアフィルムの
厚さを測定して一定に保つためにフィルム圧検知装置を
設け、その信号を制御回路14で処理して駆動回路12
にフィードバックし、空気圧または磁力を調整してもよ
い。
【0021】従って、コイル10、駆動回路12により
本発明の吸引手段が構成され、エア供給源7、空気圧調
整弁9、空気圧検知器8、エア供給孔4、ノズル16等
により本発明の付勢手段が構成され、コイル13、制御
回路14により本発明の間隔調整手段が構成される。
【0022】このようなプローブ1を所定の測定力を加
えて被測定物に当接させ、表面に倣って移動させると、
球3が被測定物の表面形状に応じて変位し、この球3の
変位に伴い球3および凹部17間の空気層を介してスタ
イラス2も変位する。この際、球3はスタイラス2の凹
部17から離れて保持されているのでプローブ1を移動
させた場合に自由に回転し、球3と被測定物との間では
摩擦力が生じない。このため、プローブ本体に対するス
タイラス2の変位を従来と同様にプローブ本体内に各軸
毎に設けられた変位検出器で検出し、このプローブ本体
に対するスタイラス2の変位量と、三次元測定機の座標
系でのプローブ1の変位量とを前記数1に代入すること
で、球3と被測定物との接触位置が高精度に求められ
る。
【0023】このような本実施例によれば、プローブ1
の被測定物に当接される球3をスタイラス2に近づく方
向に磁気的に吸引する吸引手段と、球3に向かって空気
を噴出して球3をスタイラス2から離れる方向に付勢す
る付勢手段とを設けたので、球3をスタイラス2から所
定間隔離れた状態で保持できる。このため、球3を被測
定物に当接させた状態でプローブ1を移動させても、球
3は自由に回転して球3および被測定物間に摩擦力が発
生しないので、被測定物の形状等を高精度に測定するこ
とができる。
【0024】また、球3の位置変化を検出して駆動回路
12を制御するコイル13および制御回路14を設けた
ので、球3を常にスタイラス2の凹部17から一定間隔
離して保持することができる。このため、球3がスタイ
ラス2の凹部17に密着したり、球3がスタイラス2か
ら落下するなどの事故を防止でき、常に高精度の測定を
行うことができる。さらに、球3は上面側にスタイラス
2が設けられているだけで、その他の部分は露出されて
いるので、被測定物が球3の下面に当接する場合だけで
なく、球3の側面に当接する場合でも測定することがで
きる。このため、三次元曲面等を有する複雑な形状の被
測定物でも高精度に測定することができる。
【0025】図3および図4には、本発明の第2実施例
が示されている。本実施例の三次元測定機用プローブ2
0は、前記第1実施例とスタイラス2の先端部分の構成
のみが異なるものであり、その他の部分、例えばエア供
給源7、駆動回路12、制御回路14等の構成は前記第
1実施例と同一である。
【0026】図3に示すように、プローブ20のスタイ
ラス2の先端部分の中心には円筒21が設けられ、この
円筒21の周囲にエア供給孔4が設けられている。円筒
21には、永久磁石22が組み込まれ、円筒21の外周
にはコイル10およびコイル13が巻回されている。ま
た、スタイラス2の先端には、球3の外周面に合わせて
半球状の凹部23が形成されている。
【0027】このような本実施例においても、前記第1
実施例と同様の作用効果を得ることができる。すなわ
ち、コイル10による磁気回路および永久磁石22の磁
力により球3がスタイラス2に近づく方向に吸引され、
エア供給孔4から噴出される空気により球3がスタイラ
ス2から離れる方向に付勢されるため、球3をスタイラ
ス2の凹部23から一定間隔離して保持できる。このた
め、球3および被測定物間に摩擦力が生じず、被測定物
を高精度に測定できる。
【0028】また、永久磁石22を設けたので、前記第
1実施例のように、コイル10による磁気回路のみで球
3の自重分と付勢手段の付勢力とに応じた吸引力を得る
必要がなく、例えば永久磁石22に球3の自重分と球3
をスタイラス2の凹部23から一定間隔離すための空気
の付勢力との和に応じた吸引力を持たせれば、コイル1
0は球3が正しい位置から変動した時の補正分の吸引力
のみを発生すればよく、このためコイル10に流す実効
電力を低減することができるという効果もある。さら
に、円筒21に巻回されたコイル10部分を通して空気
が供給されるため、コイル10が空冷されてコイル10
の発熱を抑えることができる。
【0029】図5には、本発明の第3実施例が示されて
いる。本実施例の三次元測定機用プローブ30は、前記
第1および第2実施例が、球3の位置変化をコイル13
のインダクタンス変化により検出していたのに対し、ス
タイラス2の中心軸部分に複数の光ファイバからなる光
ファイバ束31を配置し、この光ファイバ束31により
球3の位置変化を検出するものである。
【0030】光ファイバ束31は、中心に配置された光
ファイバ32と、その周囲に配置された光ファイバ郡3
3とで構成される。この光ファイバ32から光を入射
し、球3で反射されて光ファイバ郡33により戻ってく
る光の光量変化を検出することで球3の位置変化が検出
され、光量変化を所定の制御回路により電気信号に変換
し、コイル10の駆動回路にフィードバックすることで
球3の位置を一定に保つことができる。このような本実
施例においても前記各実施例と同様の作用効果を奏する
ことができる。また、光ファイバ束31を利用している
ので、電気的あるいは磁気的な影響がなく、球3の位置
変化を高精度に検出することができるという効果もあ
る。
【0031】図6には、本発明の第4実施例が示されて
いる。本実施例の三次元測定機用プローブ40は、前記
各実施例が球3の位置を検出してコイル10の駆動回路
12をフィードバック制御することで球3の位置を一定
に保持していたのに対し、スタイラス2の先端の構成を
工夫することでフィードバック制御を行わずに球3の位
置を一定に保持するものである。
【0032】すなわち、スタイラス2に永久磁石41を
組み込むとともに、エア供給孔4の先端開口部分にポー
ラス状の金属あるいはセラミックからなる空気圧調整部
材42を設けたものである。この調整部材42によりエ
ア供給孔4を介して供給される空気がまんべんなくかつ
一定圧力で球3に向かって噴出されるため、その噴出圧
および球3の自重分を支持するように永久磁石41の磁
力を設定すれば、球3をスタイラス2から一定間隔離れ
た位置に保持することができる。このような本実施例に
おいても、前記各実施例と同様の作用効果を奏すること
ができる。また、フィードバック回路やコイル10等が
不要であるので、プローブ40の構成を簡単にでき、安
価に提供することができるという効果もある。
【0033】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
発明の間隔調整手段は、前記第1〜3実施例のように磁
気回路を制御して吸引力を調整して球3の位置調整を行
うものに限らず、エア供給源7や空気圧調整弁9を制御
して付勢力を調整して球3の位置調整を行うものや、吸
引力および付勢力の両方を制御して調整するものでもよ
い。さらに、吸引力や付勢力を測定中に調整するものに
限らず、第4実施例のように吸引力や付勢力が常に一定
となるように設定して測定前に調整するものでもよい。
要するに、本発明の間隔調整手段は、吸引力または付勢
力の少なくとも一方を、測定前あるいは測定中に調整し
て球3をスタイラス2から所定間隔離れた位置に保持で
きるものであればよい。
【0034】また、本発明のスタイラス2の形状は、前
記第1実施例のように段差を有する凹部17を備えたも
のでもよいし、前記第2〜4実施例のように半球状の凹
部23を備えたものでもよく、実施にあたって適宜設定
すればよい。さらに、磁力を付与する手段は、前記実施
例に限らず種々の変形が考えられるが、球3の自重に耐
え、球3が被測定物に接触しても十分耐えられるだけの
吸引力を有し、しかも圧縮空気による薄く高圧のエアフ
ィルムによって非接触に保持されるような磁気の付与方
法であれば適宜選択され得る。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、プローブ
と被測定物との間に発生する摩擦を無くすことができ、
三次元曲面を有する被測定物であっても高精度に測定す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の三次元測定機用プローブ
を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った平断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の三次元測定機用プローブ
を示す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った平断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の三次元測定機用プローブ
を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施例の三次元測定機用プローブ
を示す縦断面図である。
【図7】本発明の従来例の三次元測定機用プローブを示
す縦断面図である。
【図8】本発明の従来例の三次元測定機用プローブを示
す概略模式図である。
【符号の説明】
1,20,30,40 三次元測定機用プローブ 2 スタイラス 3 球 4 エア供給孔 7 エア供給源 8 空気圧検知器 9 空気圧調整弁 10,13 コイル 12 駆動回路 14 制御回路 22,41 永久磁石 31 光ファイバ束 42 空気圧調整部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブ本体と、このプローブ本体に対
    し三次元方向に変位可能に保持されたスタイラスと、こ
    のスタイラスの先端部に配置された磁性体からなる球
    と、この球をスタイラスに近づく方向に磁気的に吸引す
    る吸引手段と、前記球に向かって空気を噴出して球をス
    タイラスから離れる方向に付勢する付勢手段と、前記吸
    引手段の吸引力および付勢手段の付勢力の少なくとも一
    方を調整して球をスタイラスから所定間隔離れた位置に
    保持する間隔調整手段と、を備えることを特徴とする三
    次元測定機用プローブ。
JP31989791A 1991-11-07 1991-11-07 三次元測定機用プローブ Expired - Lifetime JPH0792381B2 (ja)

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