JPH079226A - 環状カッタ - Google Patents
環状カッタInfo
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- JPH079226A JPH079226A JP5183523A JP18352393A JPH079226A JP H079226 A JPH079226 A JP H079226A JP 5183523 A JP5183523 A JP 5183523A JP 18352393 A JP18352393 A JP 18352393A JP H079226 A JPH079226 A JP H079226A
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Abstract
合した環状カッタだけを選別して穿孔装置に取り付ける
ことができ、また環状カッタの着脱作業も楽な新規な環
状カッタを提案する。 【構成】 アーバーに設けた施錠部材7は常に孔1a内
にその一部7bが突出した状態となっている。一方、環
状カッタ6の挿入部9には、前記アーバー1の孔1a内
に突出状態となっている前記施錠部材7の一部7bの通
過を許容する施錠部材通過部9aが形成されている。施
錠部材通過部9aは図6の(a)示すように挿入部の一
部を面取りした形状のものや、図6の(b)に示すよう
に先端の一部を小径にした形状、あるいは図示せぬが、
施錠部材7にあった凹部を形成したものなど、種々のも
のを採用することができる。施錠部材7の通過を許容す
る施錠部材通過部を有している環状カッタ以外は、この
環状カッタ着脱装置に装着することが出来ず、これによ
り、環状カッタの誤装着を防止することができる。
Description
比較的深い孔を穿孔する作業に使用する穿孔装置装着す
る環状カッタに関し、さらに詳細には、該穿孔装置に簡
単に着脱できるとともに穿孔装置に不適格な環状カッタ
を誤って装着してしまうという不都合を解消できる環状
カッタに関するものである。
一般に、穿孔刃を下端に設けた穿孔体(環状カッタ)を
回転させると共に、一定速度で送りながら穿孔作業を行
う構造となっている。この装置では、穿孔作業の際に硬
質材料に穿孔する孔の直径に合わせて環状カッタを交換
する必要があるため、環状カッタの交換作業を簡単に行
える様、従来より種々の環状カッタ着脱装置が提案され
てきている。こうした環状カッタの着脱装置には環状カ
ッタをアーバー側に取り付けた螺子を使用して固定する
簡易な着脱装置から、ボール等の施錠部材を使用した比
較的複雑の機構のものまで種々のものまで多種多様であ
る。この様な環状カッタ着脱装置の内、代表的な要部構
成を図面を参照して説明すると、図8は該着脱装置の側
面図、図9は同装置の要部拡大図である(特開昭62−
74515号公報参照)。なお、図中着脱装置以外の構
成の詳細な説明についてはここでは省略する。
のアーバー51は図示せぬ穿孔機に装着され、穿孔作業
に必要な回転と送りが穿孔機より伝達されるようになっ
ている。図9においてアーバー51には円筒状をした回
転伝達体52がキー53を介して相互回転不能に取り付
けられており、この回転伝達体52の端部には、環状カ
ッタ取付用ボール57の収容孔52aが中心方向に向か
って複数貫通して穿設されている。
成の環状カッタ56へ回転力を伝達するための回転伝達
用係合子52bが複数突設されている。さらに、回転伝
達体52の周囲には前記収容孔52a内に収容された取
付用ボール57を回転伝達体52の中心部に向かって押
し出すための押出操作用スリーブ54が軸方向に摺動自
在に設けられており、この押出操作用スリーブ54と回
転伝達体52との間には押出操作用スリーブ54を図中
左方に付勢するスプリング55が配置されている。押出
操作用スリーブ54は抜け止めリング58によって回転
伝達体52から抜け落ちないよう支持されている。
側)に図示せぬ多数の刃を植設し、且つ、下端を開口し
た円筒状に形成されており、この環状カッタ56の上端
には前記回転伝達体52の下端開口部内に挿入可能な挿
入部56aが形成されている。そして前記挿入部56a
の上端には前記回転伝達体52に設けられた回転伝達用
係合子52bと相互に係合可能な突起部56bが形成さ
れており、さらに挿入部56aの中間部周囲には、前記
取付用ボール57の挿入用環状溝56cが形成されてい
る。
用センターピン60が貫通して出し入れ自在に配置され
ており、このセンターピン60はセンターピンに形成さ
れた係合溝61と係止用ボール62およびスプリング6
3とによってアーバー51の内周面に保持される。セン
ターピン60は、前記ボール62を介してスプリング6
3によって下方に向けて付勢されており、これによって
センターピン60に設けられたシール部材64が環状カ
ッタの肩部に当接して切削油が下方に流入するのを防止
している。しかし、穿孔作業中はセンターピン60は穿
孔されるべき硬質材料と当接し、センターピン60はス
プリング63の付勢力に抗してアーバー51の孔内に押
し込められるため、前記シール部材64が環状カッタ5
6の肩部から離れ、アーバー孔内に注入された切削油は
環状カッタの刃先に供給されることになる。
達体52に取り付けるには、押出操作用スリーブ54を
スプリング55の付勢力に抗して図中右方に移動させて
おき、環状カッタ56の挿入部56aを回転伝達体52
の下端開口部内に挿入し、回転伝達用係合子52bと前
記突起部56bとを係合させる。この時、押出操作用ス
リーブ54の押出部は取付用ボール57と対向する位置
からずれるため、同ボール57は外側に向かって移動で
きるようになり、環状カッタの挿入部56aの挿入動作
には何ら影響を与えない。環状カッタが回転伝達体に完
全に取り付けられた状態で、押出操作用スリーブ54を
離すと、押出操作用スリーブ54はスプリング55の付
勢力で図中左方に移動し、取付用ボール57を挿入部5
6aの環状溝56c内に押し込む。こうして環状カッタ
56は回転伝達体52に一体的に且つ着脱自在に取着さ
れる。
置では、穿孔作業の際に硬質材料に穿孔する孔の直径に
合わせて環状カッタを交換したり、被穿孔材料の質に合
った適当な刃先をもった環状カッタに交換して作業を行
う必要がある。しかし、上記装置では、回転伝達体52
の下端開口部と環状カッタの挿入部の外径および挿入用
環状溝の位置が合えばどのような環状カッタでも取り付
けることができる構造となっているため、時として、穿
孔装置の駆動能力や被穿孔材料に適合しない環状カッタ
を取り付けてしまう場合がある。そして、これに気づか
ずに穿孔作業を続行していると、作業中に予想外の切削
抵抗が生じ、これが原因で穿孔装置側の駆動機構が損傷
したり、環状カッタの刃先が破損すること等の不具合が
発生する。
のであれば環状カッタを交換するだけで直ちに対応する
ことができるが、穿孔装置側の駆動機構が損傷した場合
には長時間にわたって作業を中断しなければならず、生
産計画に狂いが生じてくる恐れがある。また、環状カッ
タが被穿孔材料に適合していない場合には仮に孔が開け
られたとしても穿の周囲にバリがでるなどして精度が低
下する等という不具合が生じることがある。
から、穿孔装置に適合した環状カッタだけを選別して穿
孔装置に取り付けることができ、また環状カッタの着脱
作業も楽な新規な環状カッタを提案し上記諸問題を解決
せんとするものである。
装置に装着されるアーバーに着脱自在に取り付けられる
環状カッタであって、前記環状カッタはアーバーへの挿
入部を有し、該挿入部には、アーバー側の内周に突出し
て設けられた施錠部材の通過を許容する施錠部材通過部
と、該施錠部材と係止する係合部とを連接して形成して
なることを特徴とするものであり、これを課題解決のた
めの手段とするものである。
るにあたって、施錠部材7の一部7bが孔1a内側に突
出した状態となっている。施錠部材7の通過を許容する
施錠部材通過部を有している環状カッタを、孔1a内に
挿入する。環状カッタ6の挿入部9が支承部材2を押し
込みながら、孔1a内に嵌合されると、施錠部材7が連
接して形成した係合部9b内に落ち込む。すると、スリ
ーブ4は復帰スプリング5の付勢力によって図5に示す
位置にまで戻り、施錠部材7を第2制御面4eによって
係合部9bにしっかり係止する。
タ6が取り付けられた状態から、スリーブ4を回転させ
ると、施錠部材7に対するスリーブ4の押さえが無くな
るため、施錠部材7はスリーブ4の第1制御面4b内に
逃げ込みができる状態となる。この結果、環状カッタ6
を下方に引き抜くと、環状カッタ6の施錠部材通過部9
aは施錠部材7を第1制御面4b内に押し込みながら孔
1a内から引き抜かれるため、環状カッタ6を簡単にア
ーバー1の孔1aから取り外すことができる。
すると、図1は本発明の実施例に係る環状カッタ着脱装
置および環状カッタの側断面図、図2はスリーブの正面
図およびそのC−C断面図、図3は図1中のA−A断面
図、図4は図1中のB−B矢視断面図である。図1にお
いて、1はアーバーであり、このアーバー1は図示せぬ
穿孔機に装着され、穿孔作業に必要な回転と送りが穿孔
機より伝達されるようになっている。アーバー1の中心
部にはその下端側(図中左方側)から所定深さに渡って
孔1aが形成されており、この孔1aには図示せぬ流路
より切削油が供給できるようになっている。
ング10によって取り付けられており、このシール部材
12には、流路開閉弁体11が装着されている。該流路
開閉弁体11は、アーバー1の孔1a内に配置されたス
プリング13によってシール部材12に向けて(図中左
方)に押圧されており、これらが協働して弁を形成して
いる。図1は、弁体11とシール部材12とによって流
路が閉じられた状態を示しており、孔1a内に供給され
た切削油は下方に流下しないようになっている。この弁
体11は環状カッタがアーバーに取付けられている穿孔
作業時に(詳細は後述する)、アーバー1が被穿孔材料
に向かって移動してゆくと、環状カッタ6のセンターピ
ン8が被加工物(図示せず)に当接して押上げられ、こ
のセンターピン8によって弁体11がスプリング13の
付勢力に抗して押し上げられて流路を開き、切削油が下
方へ流下できるようになる。
施錠部材(本実施例ではボールであり、以下施錠部材と
いう)7の収容孔7aが孔1aの中心方向に向かって穿
設されており、この収容孔7a内には施錠部材7が配置
されている。該収容孔7aは孔1aの円周方向に複数孔
設されている。一方、この施錠部材7に対応して、孔1
a内には、前記施錠部材7が孔1a内側に突出した時の
支承部材2が配置されている。この支承部材2は施錠部
材7を半突出させた状態で受けるための凹部2aを有し
ており、前記係止リング10との間に配置されたスプリ
ング3によって下方に付勢されている。そして、この支
承部材2は、環状カッタの挿入部がアーバー1の孔1a
内に進入してくると、環状カッタの挿入部によって前記
スプリング3の付勢力に抗して図1に示す状態から上方
に押され、環状カッタ挿入時の邪魔に成らない構成とな
っている。
1の下端外周面には外径が小さくなった段部1bが形成
されており、この段部には環状カッタ係止用のスリーブ
4が嵌合される。スリーブ4は図2に示すようなリング
形状をしており、その一面側全周には復帰スプリング5
を収納する凹部4aが形成されている。またスリーブ4
の内周面には施錠部材7を収容する第1制御面4bと施
錠部材7を求心方向に押し出す作用をする第2制御面4
eが形成されている。この第1制御面4bは、施錠部材
7を第1制御面4b内に収容する機能をもっている。前
記第1制御面4bの深さ4cは、図3に示すように、前
記第1制御面4b内に施錠部材7を収容した状態でも、
施錠部材7の一部7bが孔1a内側に突出するような深
さに形成してある。
如く略C形をした復帰スプリング5が収納されており、
その復帰スプリング5の一端はアーバー側に固定され、
他端はスリーブ4側に固定されている。図中5aは側板
であり、5bは側板5aをアーバーに取付けるための係
止リングである。そして、スリーブ4はアーバー1の段
部1bに嵌合された状態で復帰スプリング5によって常
時は図3中A矢印方向に(施錠部材7をアーバーの孔1
a内に押し出す状態)に付勢維持されている。このた
め、図3に示す状態の時(即ち、環状カッタをアーバー
に取り付けていない状態の時)には、前記図3中A矢印
方向に付勢されているスリーブ4の第1制御面部4bか
ら施錠部材7は孔1a内に押し出されようとしている
が、施錠部材7は孔1a内に配置された前記支承部材2
によって施錠部材7の一部7bが孔1a内に半突出した
状態となっている。この結果、この施錠部材7の通過を
許容する施錠部材通過部を有している環状カッタ以外
は、この環状カッタ着脱装置に装着することが出来ず、
これにより、環状カッタの誤装着を防止することができ
る。以上のように上記スリーブ4および施錠部材7等に
より、環状カッタをアーバーに結合する施錠機構が構成
されている。
けるための環状カッタの構成を図6を参照して説明す
る。図6において、環状カッタ6は下端に図示せぬ多数
の刃を植設し、且つ、下端を開口した円筒状に形成され
ている。環状カッタ6の挿入部9には、前記アーバー1
の孔1a内に突出状態となっている前記施錠部材7の一
部7b(図3参照)の通過を許容する施錠部材通過部9
aが形成されている。この施錠部材通過部9aは図6の
(a)示すように挿入部の一部を面取りした形状のもの
や、図6の(b)に示すように先端の一部を小径にした
形状、あるいは図示せぬが、施錠部材7にあった凹部を
形成したものなど、種々のものを採用することができ
る。また、挿入部9の中間部には、前記施錠部材7と係
合する係合部9bが連接して形成されている。さらに環
状カッタ6の中心部には穿孔位置決め用センターピン8
(図1参照)が出し入れ自在に貫通配置されており、こ
のセンターピン8は上部に形成されてた頭部8a(図1
参照)によって環状カッタ6からの下方への脱落が防止
されている。センターピン8は必要に応じて環状カッタ
6から取り外し交換することができる。
動を説明する。 〔環状カッタ6の取り付け作動〕環状カッタ6を取り付
けるにあたって、施錠部材7の一部7bが孔1a内側に
突出した状態となっている。そこで、施錠部材7の通過
を許容する施錠部材通過部9aを有している環状カッタ
を、孔1a内に挿入する。環状カッタ6の挿入部9が支
承部材2を押し込みながら、孔1a内に嵌合されると、
施錠部材7が連接して形成した係合部9b内に落ち込
む。すると、スリーブ4は復帰スプリング5の付勢力に
よって図5に示す位置にまで戻り、施錠部材7を第2制
御面4eによって係合部9bにしっかり係止する。こう
して環状カッタ6は、アーバー1内のガタツキが無い状
態で図7に示す如くアーバー1に取り付けられる。
ーバー1に適合した環状カッタのみを多くの環状カッタ
の中から選択してワンタッチで装着することができるた
め、環状カッタの誤装着を防止することができる。ま
た、必要な回転と送りがアーバー1を介して穿孔機より
環状カッタ6に伝達されることになる。穿孔作業中は、
センターピン8は上方に押し込められ、シール部材12
から弁体11を離して、切削油が環状カッタの刃先に供
給される。
タ6が取り付けられた状態(図5および図7)から、ス
リーブ4を図3に示す状態に回転させると、施錠部材7
と第1制御面4bとが一致するので施錠部材7に対する
スリーブ4の第2制御面4eによる押さえが無くなるた
め、施錠部材7はスリーブ4の第1制御面4b内に逃げ
込み、環状カッタ6を下方に引き抜くことができる。こ
の時、環状カッタ6の施錠部材通過部9aによって施錠
部材7の一部7bを半突出させた状態で環状カッタ6が
孔1a内から引き抜かれ支承部材2の凹部2aで係止さ
れるため施錠部材7は支承部材2によって再び孔1a内
にその一部7bが突出した初期状態となって保持され
る。一方、スリーブ4は施錠部材7が第1制御面4b内
に嵌合状態となるので、該スリーブ4がばねの弾発力に
抗して抑止されて保持される。
一つであり、環状カッタの挿入部を多角形にしたり、ア
ーバー側と環状カッタ側に位置決めの凹凸を形成したり
するなどした選択機能をもつ他の種々の形態のものを採
用することができる。さらに、アーバー側に取り付ける
施錠部材の数も適宜設定することができ、これによっ
て、環状カッタ側の形状を合わせることにより、一層き
め細かな環状カッタの選択作業を実施することができ
る。また、この施錠部材通過部9aを図6の(a)示す
ように挿入部の一部を面取りした形状のものを採用した
場合には、この環状カッタを従来からの螺子式環状カッ
タ着脱装置にも適用することができる。等々、本発明の
精神または主要な特徴から逸脱することなく他の色々な
形で実施することができる。そのため、前述の実施例は
あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈しては
ならない。
常に穿孔装置の駆動能力や被穿孔材料に適合した環状カ
ッタを、多くの環状カッタの中から選択することがで
き、不適当な環状カッタを穿孔装置に誤装着することに
よる不具合を防止することができる。この結果、穿孔装
置側の駆動機構が損傷したり、環状カッタの刃先が破損
すること等の不具合を確実に防止することができる。等
々のすぐれた効果を奏するものである。
び環状カッタの側断面図である。
部分の拡大断面図である。
図および平面図である。
面図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 穿孔装置に装着されるアーバーに着脱自
在に取り付けられる環状カッタであって、前記環状カッ
タはアーバーへの挿入部を有し、該挿入部には、アーバ
ー側の内周に突出して設けられた施錠部材の通過を許容
する施錠部材通過部と、該施錠部材と係止する係合部と
を連接して形成してなることを特徴とする環状カッタ。
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