JPH0792041A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPH0792041A
JPH0792041A JP26417293A JP26417293A JPH0792041A JP H0792041 A JPH0792041 A JP H0792041A JP 26417293 A JP26417293 A JP 26417293A JP 26417293 A JP26417293 A JP 26417293A JP H0792041 A JPH0792041 A JP H0792041A
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torque
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Makoto Nohara
誠 野原
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 差動装置10の各出力軸13、14の回転速
度検出センサ28、29と、一方の出力軸13に作用す
るトルクを入力電流値に応じ発生可能なトルク発生装置
15とを備える。制御装置40により、そのトルク発生
装置15の入力電流と発生トルクとの関係を記憶し、各
出力軸13、14の回転速度が互いに等しくなるように
トルク発生装置15の入力電流を制御し、各出力軸1
3、14の回転速度が互いに等しい時のトルク発生装置
15の入力電流に基づいて差動装置10の入力軸から他
方の出力軸14に伝達されるトルクを求める。 【効果】 簡単な構造で広範囲に亘るトルクを検出する
ことのできる低コストのトルクセンサを提供することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力軸から出力軸に伝
達されるトルクを検知するためのトルクセンサに関し、
例えば、操舵抵抗に応じた操舵補助力を付与する電動パ
ワーステアリング装置における操舵トルクの検出に適す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パワーステアリング装置において従来か
ら用いられているトルクセンサとして、ハンドルの回転
を操舵用車輪に伝達するようトーションバーを介し連結
される入出力軸と、入出力軸の各々に相対向するように
取り付けられると共に各対向端面に歯が形成されている
一対の磁性体製の検出リングと、両検出リングの対向端
部を覆うように設けられる検出コイルとを備えたものが
ある。このトルクセンサにおいては、その入力軸から出
力軸へのトルク伝達によりトーションバーがねじれる
と、両検出リングが軸中心に相対回転し、一方の検出リ
ングの歯と他方の検出リングの歯が軸方向に関し重合す
る部分の面積が増減して検出コイルのインピーダンスが
変化し、検出コイルに誘起される出力電圧が変化し、そ
の電圧変化により入力軸から出力軸への伝達トルクの大
きさを検出する(実開平4‐43236号公報参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトルクセン
サでは、各検出リング、検出コイル、トーションバー等
の加工や組み付けに高い精度が要求されると共に組み付
け工程も複雑になるため、コストが高くなるという問題
がある。
【0004】また、トーションバーの弾性限界内でしか
トルクを検知することができないため、検知できるトル
クの範囲が制限される。
【0005】本発明は、上記課題を解決することのでき
るトルクセンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のトルクセンサ
は、入力軸と一対の出力軸とを有する差動装置と、各出
力軸の回転速度検出センサと、一方の出力軸に作用する
トルクを入力電流値に応じ発生可能なトルク発生装置
と、そのトルク発生装置の入力電流と発生トルクとの関
係を記憶する手段と、各出力軸の回転速度が互いに等し
くなるようにトルク発生装置の入力電流を制御する手段
と、各出力軸の回転速度が互いに等しい時のトルク発生
装置の入力電流に基づいて前記入力軸から他方の出力軸
に伝達されるトルクを求める手段とを備える。
【0007】
【作用】本発明の構成において、差動装置の各出力軸に
作用するトルクが等しければ、各出力軸の回転速度は互
いに等しくなる。よって、トルク発生装置によって発生
させたトルクを一方の出力軸に作用させて各出力軸の回
転速度を互いに等しくした時、その発生トルクと入力軸
から他方の出力軸に伝達されるトルクとは等しくなる。
その発生トルクはトルク発生装置の入力電流に応じ定ま
ることから、その入力電流とトルクとの関係を記憶して
おけば、その入力電流に基づいて入力軸から他方の出力
軸に伝達されるトルクを求めることができる。
【0008】
【実施例】図1に示すパワーステアリング装置1は、操
舵用ハンドル2に差動装置10を介し接続されるピニオ
ン4と、このピニオン4に噛み合うラックが形成された
ラックバー5とを備え、そのラックバー5の両端に図示
しないボールジョイント、タイロッド、ナックルアーム
等を介し操舵用車輪7が連結され、そのハンドル2の回
転操作によりピニオン4が回転してラックバー5が移動
することで車両の操舵がなされる。
【0009】その差動装置10は、ハウジング11にベ
アリングを介し支持される入力軸12と一対の同軸心の
出力軸13、14とを有し、その入力軸12の一端に前
記ハンドル2が接続され、一方の出力軸13の一端にト
ルク発生装置15が接続され、他方の出力軸14の一端
に前記ピニオン4が接続される。その入力軸12の他端
に取り付けられたベベルギヤ17に噛み合うリングギヤ
18がベアリングを介し一方の出力軸13により支持さ
れ、そのリングギヤ18に取り付けられたギヤホルダー
19にベアリングを介し支持された一対のベベルギヤ2
0、21に、各出力軸13、14の他端に取り付けられ
たベベルギヤ22、23が噛み合う。
【0010】各出力軸13、14に歯車25、26が同
行回転するよう取り付けられ、各歯車25、26の外周
にセンサ28、29が配置され、各センサ28、29は
各歯車25、26の回転速度に対応した数の歯を検知す
ることで各出力軸13、14の回転速度を検知する。
【0011】前記トルク発生装置15は、一方の出力軸
13に作用するトルクを入力電流値に応じ発生するもの
で、電磁パウダーブレーキにより構成されている。この
電磁パウダーブレーキは、一方の出力軸13を覆うハウ
ジング31と、このハウジング31に取り付けられた電
磁コイル32と、この電磁コイル32の径方向内方にお
いて一方の出力軸13に取り付けられるロータ33と、
ハウジング31に収納される磁性粉体34とを有する。
その電磁コイル32が入力電流に応じ励磁されると、磁
性粉体34が電磁コイル32とロータ33との間で固体
化し、一方の出力軸13の回転阻止トルクを入力電流値
に応じ発生する。図2の(1)に示すように、その入力
電流Iと発生トルクTとは略比例する。その発生トルク
Tは図2の(2)に示すように入力電流I(i1 >i2
>i3 )に応じ変化するが、出力軸13の回転速度が変
化しても変動しない。
【0012】上記各センサ28、29とトルク発生装置
15は制御装置40に接続されている。その制御装置4
0は、中央処理装置40aと記憶装置40bと入出力イ
ンタフェイス40cとトルク発生装置15の駆動回路4
1とトルク発生装置15の電流検出回路42とモータ5
4の駆動回路55とモータ54の電流検出回路56と電
磁クラッチ53の駆動回路58により構成することがで
きる。この制御装置40は、各出力軸13、14の回転
速度が互いに等しくなるようにトルク発生装置15の入
力電流を駆動回路41を介し制御する。そのトルク発生
装置15の駆動回路41に電流検出回路42が接続さ
れ、この電流検出回路42は駆動回路41からトルク発
生装置15に入力された電流値に対応する信号を中央処
理装置40aに入力し、また、制御装置40はトルク発
生装置15の入力電流と発生トルクとの関係を記憶し、
各出力軸13、14の回転速度が互いに等しい時の電流
検出回路42からの信号と記憶した関係とに基づき、入
力軸12から他方の出力軸14に伝達されるトルクを演
算する。
【0013】その他方の出力軸14にはギヤ51が取り
付けられ、このギヤ51に噛み合うギヤ52が電磁クラ
ッチ53を介し操舵補助力付与用モータ54により駆動
され、その電磁クラッチ53とモータ54は駆動回路5
8、55に接続され、そのモータ54の駆動回路55に
接続される電流検出回路56が駆動回路55からモータ
54に入力された電流値に対応する信号を中央処理装置
40aに入力する。また、制御装置40に車速の検知セ
ンサ57が接続され。これにより、制御装置40は入力
軸12から他方の出力軸14に伝達されるトルクと車速
とに応じ、モータ54の駆動電流と電磁クラッチ53と
を制御する。すなわち、図3に示すように、その入力軸
12から他方の出力軸14に伝達されるトルクが大きく
なる程にモータ54の駆動電流を大きくして操舵補助力
を大きくし、車速が小さい範囲ではモータ駆動電流の増
加割合を大きくし、車速が大きな範囲ではモータ駆動電
流の増加割合を小さくする。また、車速が一定以上にな
ると電磁クラッチ53によるモータ54とギヤ52との
接続を切断する。また、電流検出回路56から送られる
モータ54に入力された電流値に対応する信号により、
モータ駆動電流が予めプログラムされた所定値か否か判
断し、所定値になるようフィードバック制御を行なう。
これにより、モータ54により付与される操舵補助力を
操舵抵抗が大きくなる程に大きくでき、また、低速での
操舵の高応答性と高速での操舵の安定性を満足させる。
【0014】図4、図5は、上記制御装置40による制
御手順を示すフローチャートであって、まず、車速検知
センサ57から車速を読み込み(ステップ1)、その車
速が一定以上か否かを判断し(ステップ2)、車速が一
定以上であれば電磁クラッチ53によるモータ54とギ
ヤ52との接続を切断し(ステップ3)、ステップ1に
戻る。また、ステップ2において車速が一定以上でなけ
れば電磁クラッチ53によりモータ54とギヤ52とを
接続し(ステップ4)、各出力軸13、14の回転速度
θa、θbをセンサ28、29から読み込み(ステップ
5)、両回転速度θa、θbが互いに等しいか否かを判
断し、等しくなければ、予め設定した単位量だけトルク
発生装置15の入力電流を両回転速度θa、θbが互い
に等しくなるよう変化させ、これを両回転速度θa、θ
bが互いに等しくなるまで繰り返し(ステップ6、
7)、両回転速度θa、θbが互いに等しくなれば入力
軸12から他方の出力軸14に伝達されるトルクを演算
し(ステップ8)、演算したトルクと読み込んだ車速に
応じ図3の特性が得られるようにモータ駆動電流を演算
し(ステップ9)、その演算値に応じモータ駆動回路5
5からモータ54に送られる電流を制御し(ステップ1
0)、電流検出回路56から実際のモータ駆動電流を読
み込み、前記演算したモータ駆動電流との偏差を求め、
その偏差の有無を判断し、偏差があれば偏差がなくなる
ようにモータ駆動回路55からモータ54に送られる電
流を制御し、これをその偏差がなくなるまで繰り返し
(ステップ11〜14)、偏差がなくなればステップ1
に戻る。
【0015】上記実施例によれば、トルク発生装置15
の入力電流に基づいて差動装置10の入力軸12から他
方の出力軸14に伝達される操舵トルクを求めるトルク
センサを構成することができる。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、上記実施例では本発明のトルクセンサを電
動パワーステアリング装置におけるトルク検出に用いた
が、用途は特に限定されない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造で広範囲に
亘るトルクを検出することのできる低コストのトルクセ
ンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のパワーステアリング装置の構
成説明図
【図2】本発明の実施例のトルク発生装置の(1)は入
力電流と発生トルクとの関係を示す図、(2)は出力軸
の回転速度と発生トルクとの関係を示す図
【図3】本発明の実施例のパワーステアリング装置のモ
ータ駆動電流と検出トルクとの関係を示す図
【図4】本発明の実施例のパワーステアリング装置の制
御手順を示すフローチャート
【図5】本発明の実施例のパワーステアリング装置の制
御手順を示すフローチャート
【符号の説明】 10 差動装置 12 入力軸 13、14 出力軸 15 トルク発生装置 28、29 センサ 40 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と一対の出力軸とを有する差動装
    置と、各出力軸の回転速度検出センサと、一方の出力軸
    に作用するトルクを入力電流値に応じ発生可能なトルク
    発生装置と、そのトルク発生装置の入力電流と発生トル
    クとの関係を記憶する手段と、各出力軸の回転速度が互
    いに等しくなるようにトルク発生装置の入力電流を制御
    する手段と、各出力軸の回転速度が互いに等しい時のト
    ルク発生装置の入力電流に基づいて前記入力軸から他方
    の出力軸に伝達されるトルクを求める手段とを備えるト
    ルクセンサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108918010A (zh) * 2018-09-11 2018-11-30 曹晋 一种插紧件检测装置及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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