JPH0791885A - 熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブユニット - Google Patents
熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブユニットInfo
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- JPH0791885A JPH0791885A JP5233180A JP23318093A JPH0791885A JP H0791885 A JPH0791885 A JP H0791885A JP 5233180 A JP5233180 A JP 5233180A JP 23318093 A JP23318093 A JP 23318093A JP H0791885 A JPH0791885 A JP H0791885A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28G—CLEANING OF INTERNAL OR EXTERNAL SURFACES OF HEAT-EXCHANGE OR HEAT-TRANSFER CONDUITS, e.g. WATER TUBES OR BOILERS
- F28G1/00—Non-rotary, e.g. reciprocated, appliances
- F28G1/12—Fluid-propelled scrapers, bullets, or like solid bodies
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換器の多数の伝熱管を洗浄ブラシにより
きれいに洗浄でき、かつ洗浄後、伝熱管の内壁を渦流探
傷法により正確に探傷でき、しかも伝熱管の洗浄作業と
探傷作業とを能率良く行い得る熱交換器用伝熱管の洗浄
・点検技術を提供すること。 【構成】 ブラシ供給ホース13内に洗浄ブラシ5を1
本ずつ供給し、この洗浄ブラシ5を圧力流体によりブラ
シ打ち込みノズル21に送り込み、ブラシ自動打ち込み
装置25によりブラシ打ち込みノズル21を熱交換器の
洗浄すべき伝熱管に選択的に位置決めし、ブラシ打ち込
みノズル21から伝熱管3内に洗浄ブラシ5を打ち込ん
で洗浄し、ブラシ打ち込みノズル21内に、洗浄ブラシ
35と渦流探傷用プローブ37とを連結したブラシ・プ
ローブユニット34を配置し、このブラシ・プローブユ
ニット34を、伝熱管3の洗浄後、プローブ操作装置3
8により、渦流探傷し回収するようにした。
きれいに洗浄でき、かつ洗浄後、伝熱管の内壁を渦流探
傷法により正確に探傷でき、しかも伝熱管の洗浄作業と
探傷作業とを能率良く行い得る熱交換器用伝熱管の洗浄
・点検技術を提供すること。 【構成】 ブラシ供給ホース13内に洗浄ブラシ5を1
本ずつ供給し、この洗浄ブラシ5を圧力流体によりブラ
シ打ち込みノズル21に送り込み、ブラシ自動打ち込み
装置25によりブラシ打ち込みノズル21を熱交換器の
洗浄すべき伝熱管に選択的に位置決めし、ブラシ打ち込
みノズル21から伝熱管3内に洗浄ブラシ5を打ち込ん
で洗浄し、ブラシ打ち込みノズル21内に、洗浄ブラシ
35と渦流探傷用プローブ37とを連結したブラシ・プ
ローブユニット34を配置し、このブラシ・プローブユ
ニット34を、伝熱管3の洗浄後、プローブ操作装置3
8により、渦流探傷し回収するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器用伝熱管の洗
浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブユニットに係
り、特に熱交換器用の多数の伝熱管内の洗浄と、洗浄後
の渦流探傷とを自動的にかつ能率良く行うために好適な
熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・
プローブユニットに関する。
浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブユニットに係
り、特に熱交換器用の多数の伝熱管内の洗浄と、洗浄後
の渦流探傷とを自動的にかつ能率良く行うために好適な
熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・
プローブユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種管体の内面の探傷に関する従来技
術としては、例えば特開昭57−69247号公報,特
開昭58−26256号公報,特開昭63−30524
2号公報に記載の技術がある。また、熱交換器の多数の
伝熱管に対して検査,補修または清掃等を行う作業用機
器の位置決めに関する技術としては、例えば特開昭62
−46196号公報に記載の技術がある。さらに、熱交
換器の伝熱管内に洗浄ブラシを打ち込んで洗浄する従来
技術としては、例えば特開平2−82096号公報に記
載の技術がある。
術としては、例えば特開昭57−69247号公報,特
開昭58−26256号公報,特開昭63−30524
2号公報に記載の技術がある。また、熱交換器の多数の
伝熱管に対して検査,補修または清掃等を行う作業用機
器の位置決めに関する技術としては、例えば特開昭62
−46196号公報に記載の技術がある。さらに、熱交
換器の伝熱管内に洗浄ブラシを打ち込んで洗浄する従来
技術としては、例えば特開平2−82096号公報に記
載の技術がある。
【0003】前掲特開昭57−69247号公報に記載
の従来技術では、磁気回路の環状強磁性磁束帰路部材の
外周における軸方向の両端部に、永久磁石を互いに極性
を逆にして取り付け、各永久磁石の外側に強磁性の硬毛
からなる磁束結合組立体を取り付け、環状強磁性磁束帰
路部材の外周における前記磁束結合組立体間に反りユニ
ットを介して検出器を取り付けている。そして、この従
来技術では被検査パイプライン内に強磁性の硬毛からな
る磁束結合組立体により環状強磁性磁束帰路部材を保持
し、被検査パイプラインの検査時に、永久磁石と強磁性
の被検査パイプラインの壁との間の隙間を橋絡して比較
的強い磁場を誘起させ、被検査パイプラインに欠陥が存
在していると、これを検出器により検出し、出力するよ
うにしている。
の従来技術では、磁気回路の環状強磁性磁束帰路部材の
外周における軸方向の両端部に、永久磁石を互いに極性
を逆にして取り付け、各永久磁石の外側に強磁性の硬毛
からなる磁束結合組立体を取り付け、環状強磁性磁束帰
路部材の外周における前記磁束結合組立体間に反りユニ
ットを介して検出器を取り付けている。そして、この従
来技術では被検査パイプライン内に強磁性の硬毛からな
る磁束結合組立体により環状強磁性磁束帰路部材を保持
し、被検査パイプラインの検査時に、永久磁石と強磁性
の被検査パイプラインの壁との間の隙間を橋絡して比較
的強い磁場を誘起させ、被検査パイプラインに欠陥が存
在していると、これを検出器により検出し、出力するよ
うにしている。
【0004】前掲特開昭58−26256号公報に記載
の従来技術では、両側部に配置された履帯を介して走行
可能に構成された自走車の前端部に、マウントおよびサ
ブマウントを介してセンサを装備し、このセンサを前記
マウントを介して180°以下の範囲で回転可能に支持
し、かつ同センサを前記サブマウントを介して上下方向
にスライド可能に支持し、前記センサに、自走車内に設
けられかつブリッジ回路等を使用した平衡部と、変調部
と、光パルス発信部とを有する信号変換部を接続し、こ
の信号変換部に、被検査管体の外部に配置された信号変
換部と、データ表示装置と、データ記録装置とを有する
中央操作装置を光通信ファイバケーブルを介して接続
し、自走車に前記履帯を管体の内壁に押し付ける押圧支
持体を設け、さらに自走車におけるセンサの前方に、管
体の検査面の清掃装置を装備している。
の従来技術では、両側部に配置された履帯を介して走行
可能に構成された自走車の前端部に、マウントおよびサ
ブマウントを介してセンサを装備し、このセンサを前記
マウントを介して180°以下の範囲で回転可能に支持
し、かつ同センサを前記サブマウントを介して上下方向
にスライド可能に支持し、前記センサに、自走車内に設
けられかつブリッジ回路等を使用した平衡部と、変調部
と、光パルス発信部とを有する信号変換部を接続し、こ
の信号変換部に、被検査管体の外部に配置された信号変
換部と、データ表示装置と、データ記録装置とを有する
中央操作装置を光通信ファイバケーブルを介して接続
し、自走車に前記履帯を管体の内壁に押し付ける押圧支
持体を設け、さらに自走車におけるセンサの前方に、管
体の検査面の清掃装置を装備している。
【0005】そして、この従来技術では自走車に装備さ
れたセンサに電流を流して一定の磁界を発生させ、被検
査管体である荷油管の内壁検査面に一定の高さを保って
自走車を移動させる。また、センサは荷油管の内壁の欠
陥を検出すると、電流の変化として出力し、この電流の
変化を自走車の内部に設けられた信号変換部の平衡部に
より検出し、変調部でパルス信号に変調し、光パルス発
信部で発光ダイオードに100ナノ秒程度の点滅信号を
発信し、光通信ファイバケーブルを通じて荷油管の外部
に設置された中央操作装置に送信する。ついで、中央操
作装置では信号変換部により受信光パルス信号を電気信
号に変換し、データ表示装置で表示し、データ記録装置
で記録し、荷油管の検査面を監視する。また、中央操作
装置により清掃装置を回転させ、管底に堆積しているス
ラッジ等を除去するようになっている。
れたセンサに電流を流して一定の磁界を発生させ、被検
査管体である荷油管の内壁検査面に一定の高さを保って
自走車を移動させる。また、センサは荷油管の内壁の欠
陥を検出すると、電流の変化として出力し、この電流の
変化を自走車の内部に設けられた信号変換部の平衡部に
より検出し、変調部でパルス信号に変調し、光パルス発
信部で発光ダイオードに100ナノ秒程度の点滅信号を
発信し、光通信ファイバケーブルを通じて荷油管の外部
に設置された中央操作装置に送信する。ついで、中央操
作装置では信号変換部により受信光パルス信号を電気信
号に変換し、データ表示装置で表示し、データ記録装置
で記録し、荷油管の検査面を監視する。また、中央操作
装置により清掃装置を回転させ、管底に堆積しているス
ラッジ等を除去するようになっている。
【0006】前掲特開昭63−305242号公報に記
載の従来技術では、シールカップ付き牽引ピグ,漏洩磁
束法を用いて被検査管体の外面腐食によって生じる漏洩
磁束を検出するセンサを持った検査ピグおよびシールカ
ップ付き押しピグの3両連結でカプセルを構成し、前記
検査ピグの前後部に連結されたピグにそれぞれシール性
を持たせて継手部分でも適切な差圧状態を形成してカプ
セルを円滑に走行できるようにし、また検査ピグの後部
にスプリングを介して押しピグを設けることにより、カ
プセルがベンド部に差し掛かっても、容易に乗り越えら
れるようにしている。
載の従来技術では、シールカップ付き牽引ピグ,漏洩磁
束法を用いて被検査管体の外面腐食によって生じる漏洩
磁束を検出するセンサを持った検査ピグおよびシールカ
ップ付き押しピグの3両連結でカプセルを構成し、前記
検査ピグの前後部に連結されたピグにそれぞれシール性
を持たせて継手部分でも適切な差圧状態を形成してカプ
セルを円滑に走行できるようにし、また検査ピグの後部
にスプリングを介して押しピグを設けることにより、カ
プセルがベンド部に差し掛かっても、容易に乗り越えら
れるようにしている。
【0007】前掲特開昭62−46196号公報に記載
の従来技術では、千鳥型に配列された伝熱管群における
伝熱管の管軸方向に移動して管端の内周面に圧着する支
持脚と、この支持脚に支持された移動用レールと、この
移動用レールを伝熱管群の管列方向に移動させる機能お
よび移動用レール上を自走する機能を有する移動体とを
備えている。そして、前記移動体に作業アームを旋回可
能に取り付け、この作業アームの先端部に、伝熱管の検
査,補修または清掃作業等を行う作業用機器を設けてい
る。さらに、前記作業アームの先端部に、伝熱管の管端
部に着脱可能に挿入し固定できる作業用支持脚を設け、
この作業用支持脚に前記作業用機器を支持し、前記作業
用支持脚を中心として作業用機器を、伝熱管の配列ピッ
チの1ピッチを回転半径として旋回できるようにしてい
る。
の従来技術では、千鳥型に配列された伝熱管群における
伝熱管の管軸方向に移動して管端の内周面に圧着する支
持脚と、この支持脚に支持された移動用レールと、この
移動用レールを伝熱管群の管列方向に移動させる機能お
よび移動用レール上を自走する機能を有する移動体とを
備えている。そして、前記移動体に作業アームを旋回可
能に取り付け、この作業アームの先端部に、伝熱管の検
査,補修または清掃作業等を行う作業用機器を設けてい
る。さらに、前記作業アームの先端部に、伝熱管の管端
部に着脱可能に挿入し固定できる作業用支持脚を設け、
この作業用支持脚に前記作業用機器を支持し、前記作業
用支持脚を中心として作業用機器を、伝熱管の配列ピッ
チの1ピッチを回転半径として旋回できるようにしてい
る。
【0008】前掲特開平2−82096号公報に記載の
従来技術につき、図9および図10により説明する。
従来技術につき、図9および図10により説明する。
【0009】まず、洗浄対象である熱交換器の伝熱管3
は、図9に示すように、熱交換器の水室1の管板2に、
例えば数千〜1万本のように、多数配列されている。な
お、図9中符号4は水室に設けられたマンホールであ
る。
は、図9に示すように、熱交換器の水室1の管板2に、
例えば数千〜1万本のように、多数配列されている。な
お、図9中符号4は水室に設けられたマンホールであ
る。
【0010】また、洗浄に使用する洗浄ブラシ5は、針
金を撚り合わせたブラシ軸6にブラシ毛7が多数植え込
まれている。さらに、前記ブラシ軸6の前端部にはゴム
製でキャップ型のガイド部8が設けられており、後端部
には圧力流体を受けて洗浄ブラシ5に推進力を与える推
進部9が設けられている。
金を撚り合わせたブラシ軸6にブラシ毛7が多数植え込
まれている。さらに、前記ブラシ軸6の前端部にはゴム
製でキャップ型のガイド部8が設けられており、後端部
には圧力流体を受けて洗浄ブラシ5に推進力を与える推
進部9が設けられている。
【0011】そして、前記洗浄ブラシ5を使用して洗浄
を行う従来のブラシ洗浄装置は、図9および図10に示
すように、ブラシ供給ロッド11を有するブラシ供給装
置10と、第1,第2の仕切り弁14,15を有するブ
ラシ供給ホース13と、このブラシ供給ホース13の第
1,第2の仕切り弁14,15間に接続された圧力流体
供給装置16と、前記ブラシ供給ホース13の先端部に
取り付けられたブラシ打ち込みノズル21と、このブラ
シ打ち込みノズル21を熱交換器の洗浄すべき伝熱管3
に位置決めして挿入するブラシ自動打ち込み装置25
と、各部を制御する制御装置26とを備えている。
を行う従来のブラシ洗浄装置は、図9および図10に示
すように、ブラシ供給ロッド11を有するブラシ供給装
置10と、第1,第2の仕切り弁14,15を有するブ
ラシ供給ホース13と、このブラシ供給ホース13の第
1,第2の仕切り弁14,15間に接続された圧力流体
供給装置16と、前記ブラシ供給ホース13の先端部に
取り付けられたブラシ打ち込みノズル21と、このブラ
シ打ち込みノズル21を熱交換器の洗浄すべき伝熱管3
に位置決めして挿入するブラシ自動打ち込み装置25
と、各部を制御する制御装置26とを備えている。
【0012】前記ブラシ供給装置10には、図10に示
すように、洗浄ブラシ5が多段に集積されており、ブラ
シ供給ロッド11の作用位置に1本ずつ送り出すように
なっている。前記ブラシ供給ロッド11は、エアシリン
ダ等のロッド駆動装置12に連結されていて、ブラシ供
給装置10から送り出された洗浄ブラシ5をブラシ供給
ホース13の第1,第2の仕切り弁14,15の区間内
に1本ずつ間欠的に送り込むようになっている。
すように、洗浄ブラシ5が多段に集積されており、ブラ
シ供給ロッド11の作用位置に1本ずつ送り出すように
なっている。前記ブラシ供給ロッド11は、エアシリン
ダ等のロッド駆動装置12に連結されていて、ブラシ供
給装置10から送り出された洗浄ブラシ5をブラシ供給
ホース13の第1,第2の仕切り弁14,15の区間内
に1本ずつ間欠的に送り込むようになっている。
【0013】前記ブラシ供給ホース13の第1,第2の
仕切り弁14,15は、洗浄ブラシ5の1本分よりも少
し長い間隔をおいて設けられている。また、前記第1,
第2の仕切り弁14,15は、洗浄ブラシ5の受け入れ
時には第1の仕切り弁14が開、第2の仕切り弁15が
閉に操作され、洗浄ブラシ5の送り出し時には第2の仕
切り弁15が開、第1の仕切り弁14が閉に操作され
る。
仕切り弁14,15は、洗浄ブラシ5の1本分よりも少
し長い間隔をおいて設けられている。また、前記第1,
第2の仕切り弁14,15は、洗浄ブラシ5の受け入れ
時には第1の仕切り弁14が開、第2の仕切り弁15が
閉に操作され、洗浄ブラシ5の送り出し時には第2の仕
切り弁15が開、第1の仕切り弁14が閉に操作され
る。
【0014】前記圧力流体供給装置16は、流体(水)
の貯槽17と、ポンプ18と、圧力流体供給ホース19
と、第3の仕切り弁20とを有している。この圧力流体
供給装置16では、貯槽17よりポンプ18により流体
を汲み上げ、加圧したうえで圧力流体供給ホース19を
通じて第3の仕切り弁20方向に圧送し、前記第1,第
2の仕切り弁14,15間に確保された洗浄ブラシ5の
送り出し時、第3の仕切り弁20が開き、その圧力流体
により前記第1,第2の仕切り弁14,15間の洗浄ブ
ラシ5を第2の仕切り弁15およびブラシ供給ホース1
3を通じてブラシ打ち込みノズル21に向かって送り込
むようになっている。
の貯槽17と、ポンプ18と、圧力流体供給ホース19
と、第3の仕切り弁20とを有している。この圧力流体
供給装置16では、貯槽17よりポンプ18により流体
を汲み上げ、加圧したうえで圧力流体供給ホース19を
通じて第3の仕切り弁20方向に圧送し、前記第1,第
2の仕切り弁14,15間に確保された洗浄ブラシ5の
送り出し時、第3の仕切り弁20が開き、その圧力流体
により前記第1,第2の仕切り弁14,15間の洗浄ブ
ラシ5を第2の仕切り弁15およびブラシ供給ホース1
3を通じてブラシ打ち込みノズル21に向かって送り込
むようになっている。
【0015】前記ブラシ打ち込みノズル21の直上流側
には、洗浄ブラシ用のストッパ22が設けられている。
また、ブラシ打ち込みノズル21には、バイパス弁24
を有するバイパス23が設けられており、ストッパ22
により洗浄ブラシ5が制止されたとき、バイパス弁24
が開き、バイパス23を通じて圧力流体をブラシ打ち込
みノズル21の下流側に逃がすようになっている。
には、洗浄ブラシ用のストッパ22が設けられている。
また、ブラシ打ち込みノズル21には、バイパス弁24
を有するバイパス23が設けられており、ストッパ22
により洗浄ブラシ5が制止されたとき、バイパス弁24
が開き、バイパス23を通じて圧力流体をブラシ打ち込
みノズル21の下流側に逃がすようになっている。
【0016】前記ブラシ自動打ち込み装置25は、予め
編成されたプログラムに従い、管板2と平行な面に沿っ
てブラシ打ち込みノズル21を間欠的に移動させ、ブラ
シ打ち込みノズル21を熱交換器の洗浄すべき伝熱管3
に位置決めしたのち、その伝熱管3にブラシ打ち込みノ
ズル21を挿入するように構成されている。
編成されたプログラムに従い、管板2と平行な面に沿っ
てブラシ打ち込みノズル21を間欠的に移動させ、ブラ
シ打ち込みノズル21を熱交換器の洗浄すべき伝熱管3
に位置決めしたのち、その伝熱管3にブラシ打ち込みノ
ズル21を挿入するように構成されている。
【0017】前記制御装置26は、ブラシ供給ロッド1
1のロッド駆動装置12と、第1,第2,第3の仕切り
弁14,15,20と、洗浄ブラシ用のストッパ22
と、バイパス弁24と、ブラシ自動打ち込み装置25等
と信号線26により結ばれ、予め構築されたシーケンス
に従って各部を制御するように構成されている。
1のロッド駆動装置12と、第1,第2,第3の仕切り
弁14,15,20と、洗浄ブラシ用のストッパ22
と、バイパス弁24と、ブラシ自動打ち込み装置25等
と信号線26により結ばれ、予め構築されたシーケンス
に従って各部を制御するように構成されている。
【0018】而して、前記図9および図10に示す従来
技術では、洗浄ブラシ用のストッパ22をその作用位置
にセットし、第2,第3の仕切り弁15,20およびバ
イパス弁24を閉じた状態で第1の仕切り弁14を開
け、ブラシ供給装置10からブラシ供給ロッド11の作
用位置に洗浄ブラシ5を1個送り、ロッド駆動装置12
によりブラシ供給ロッド11を前進させ、ブラシ供給ホ
ース13内の第1,第2の仕切り弁14,15により区
画された部分に洗浄ブラシ5を1個送り出す。
技術では、洗浄ブラシ用のストッパ22をその作用位置
にセットし、第2,第3の仕切り弁15,20およびバ
イパス弁24を閉じた状態で第1の仕切り弁14を開
け、ブラシ供給装置10からブラシ供給ロッド11の作
用位置に洗浄ブラシ5を1個送り、ロッド駆動装置12
によりブラシ供給ロッド11を前進させ、ブラシ供給ホ
ース13内の第1,第2の仕切り弁14,15により区
画された部分に洗浄ブラシ5を1個送り出す。
【0019】ついで、第1の仕切り弁14を閉じ、第
2,第3の仕切り弁15,20を開け、圧力流体供給装
置16の貯槽17、ポンプ18、圧力流体供給ホース1
9および第3の仕切り弁20を通じて第1,第2の仕切
り弁14,15により区画された部分に圧力流体(水)
を圧送し、この部分に送り込まれている洗浄ブラシ5
を、圧力流体を利用して第2の仕切り弁15およびブラ
シ供給ホース13を通じてストッパ22に当接する位置
まで送り込む。
2,第3の仕切り弁15,20を開け、圧力流体供給装
置16の貯槽17、ポンプ18、圧力流体供給ホース1
9および第3の仕切り弁20を通じて第1,第2の仕切
り弁14,15により区画された部分に圧力流体(水)
を圧送し、この部分に送り込まれている洗浄ブラシ5
を、圧力流体を利用して第2の仕切り弁15およびブラ
シ供給ホース13を通じてストッパ22に当接する位置
まで送り込む。
【0020】前記洗浄ブラシ5がストッパ22に当接し
たとき、バイパス弁24を開き、圧力流体をバイパス2
3を通じてブラシ打ち込みノズル21の下流側に逃が
す。
たとき、バイパス弁24を開き、圧力流体をバイパス2
3を通じてブラシ打ち込みノズル21の下流側に逃が
す。
【0021】洗浄ブラシ5を送り込んでいる間に、ブラ
シ自動打ち込み装置25によりブラシ打ち込みノズル2
1を熱交換器の洗浄すべき伝熱管3に位置決めし、その
伝熱管3にブラシ打ち込みノズル21を挿入する。その
後、ストッパ22を作用位置から退却させ、かつバイパ
ス弁24を閉じ、圧力流体を利用して図10に示すよう
に、洗浄ブラシ5をブラシ打ち込みノズル21より伝熱
管3内に打ち込んで洗浄する。
シ自動打ち込み装置25によりブラシ打ち込みノズル2
1を熱交換器の洗浄すべき伝熱管3に位置決めし、その
伝熱管3にブラシ打ち込みノズル21を挿入する。その
後、ストッパ22を作用位置から退却させ、かつバイパ
ス弁24を閉じ、圧力流体を利用して図10に示すよう
に、洗浄ブラシ5をブラシ打ち込みノズル21より伝熱
管3内に打ち込んで洗浄する。
【0022】洗浄すべき伝熱管3内に洗浄ブラシ5を打
ち込んだのち、第2,第3の仕切り弁15,20を閉
じ、第1の仕切り弁14を開け、以下前述の動作を繰り
返して行い、伝熱管3を次々に洗浄して行く。
ち込んだのち、第2,第3の仕切り弁15,20を閉
じ、第1の仕切り弁14を開け、以下前述の動作を繰り
返して行い、伝熱管3を次々に洗浄して行く。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術はそのいずれも、熱変換器の例えば数千〜1万本
のごとく多数の伝熱管の各々にブラシ打ち込みノズルを
位置決めし、圧力流体を利用して洗浄ブラシを打ち込ん
で洗浄したのち、その洗浄された伝熱管内に渦流探傷用
プローブを挿入し、渦流探傷することについて配慮され
ていない。
来技術はそのいずれも、熱変換器の例えば数千〜1万本
のごとく多数の伝熱管の各々にブラシ打ち込みノズルを
位置決めし、圧力流体を利用して洗浄ブラシを打ち込ん
で洗浄したのち、その洗浄された伝熱管内に渦流探傷用
プローブを挿入し、渦流探傷することについて配慮され
ていない。
【0024】したがって、従来技術では熱交換器の多数
の伝熱管の各々の内部を洗浄ブラシによりきれいに洗浄
する作業と、洗浄後、伝熱管の内壁全体を渦流探傷する
作業とを能率良く行うことができないという問題があっ
た。
の伝熱管の各々の内部を洗浄ブラシによりきれいに洗浄
する作業と、洗浄後、伝熱管の内壁全体を渦流探傷する
作業とを能率良く行うことができないという問題があっ
た。
【0025】本発明の目的は、熱交換器の多数の伝熱管
の各々の内周面を洗浄ブラシによりきれいに洗浄でき、
かつ洗浄後、伝熱管の内壁全体を渦流探傷法により正確
に探傷でき、しかも伝熱管の洗浄作業と探傷作業とを能
率良く行い得る熱交換器用伝熱管の洗浄・点検技術を提
供することにある。
の各々の内周面を洗浄ブラシによりきれいに洗浄でき、
かつ洗浄後、伝熱管の内壁全体を渦流探傷法により正確
に探傷でき、しかも伝熱管の洗浄作業と探傷作業とを能
率良く行い得る熱交換器用伝熱管の洗浄・点検技術を提
供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記目的は、ブラシ供給
装置からブラシ供給ホース内に洗浄ブラシを1本ずつ供
給し、この洗浄ブラシを圧力流体供給装置から圧送され
る圧力流体によりブラシ打ち込みノズルに送り込み、ブ
ラシ自動打ち込み装置によりブラシ打ち込みノズルを熱
交換器の洗浄すべき伝熱管に選択的に位置決めし、ブラ
シ打ち込みノズルから前記伝熱管内に洗浄ブラシを打ち
込んで洗浄するブラシ洗浄装置において、前記ブラシ打
ち込みノズル内に、洗浄ブラシの後方に渦流探傷用プロ
ーブを連結したブラシ・プローブユニットを配置し、こ
のブラシ・プローブユニットを、伝熱管の洗浄後、渦流
探傷しながら前記ブラシ・プローブユニットを回収する
プローブ操作装置に接続したことにより、達成される。
装置からブラシ供給ホース内に洗浄ブラシを1本ずつ供
給し、この洗浄ブラシを圧力流体供給装置から圧送され
る圧力流体によりブラシ打ち込みノズルに送り込み、ブ
ラシ自動打ち込み装置によりブラシ打ち込みノズルを熱
交換器の洗浄すべき伝熱管に選択的に位置決めし、ブラ
シ打ち込みノズルから前記伝熱管内に洗浄ブラシを打ち
込んで洗浄するブラシ洗浄装置において、前記ブラシ打
ち込みノズル内に、洗浄ブラシの後方に渦流探傷用プロ
ーブを連結したブラシ・プローブユニットを配置し、こ
のブラシ・プローブユニットを、伝熱管の洗浄後、渦流
探傷しながら前記ブラシ・プローブユニットを回収する
プローブ操作装置に接続したことにより、達成される。
【0027】また、前記目的は前記ブラシ洗浄装置にお
いて、前記ブラシ自動打ち込み装置に、洗浄後の伝熱管
内に渦流探傷用プローブを挿入し渦流探傷を行うプロー
ブ挿入用ノズルを設け、前記渦流探傷用プローブを回収
するプローブ操作装置を設置するとともに、前記ノズル
自動打ち込み装置に、伝熱管1本当たりの洗浄時間と渦
流探傷時間の比にほぼ対応させて、ブラシ打ち込みノズ
ルとプローブ挿入ノズルとを取り付けたことにより、達
成される。
いて、前記ブラシ自動打ち込み装置に、洗浄後の伝熱管
内に渦流探傷用プローブを挿入し渦流探傷を行うプロー
ブ挿入用ノズルを設け、前記渦流探傷用プローブを回収
するプローブ操作装置を設置するとともに、前記ノズル
自動打ち込み装置に、伝熱管1本当たりの洗浄時間と渦
流探傷時間の比にほぼ対応させて、ブラシ打ち込みノズ
ルとプローブ挿入ノズルとを取り付けたことにより、達
成される。
【0028】さらに、前記目的は少なくとも軸の周りに
ブラシ毛を植え込んで形成された洗浄ブラシと、この洗
浄ブラシよりも小径に形成されかつ洗浄ブラシの後部中
心に連結された渦流探傷用プローブとを備えて構成した
ブラシ・プローブユニットを用いることにより、達成さ
れる。
ブラシ毛を植え込んで形成された洗浄ブラシと、この洗
浄ブラシよりも小径に形成されかつ洗浄ブラシの後部中
心に連結された渦流探傷用プローブとを備えて構成した
ブラシ・プローブユニットを用いることにより、達成さ
れる。
【0029】
【作用】本発明では、ブラシ洗浄装置におけるブラシ打
ち込みノズル内に、洗浄ブラシの後方に渦流探傷用プロ
ーブを連結したブラシ・プローブユニットを配置し、こ
のブラシ・プローブユニットをプローブ操作装置に接続
している。
ち込みノズル内に、洗浄ブラシの後方に渦流探傷用プロ
ーブを連結したブラシ・プローブユニットを配置し、こ
のブラシ・プローブユニットをプローブ操作装置に接続
している。
【0030】そこで、まず熱交換器の伝熱管の内周面の
洗浄を行う。伝熱管の洗浄を行うには、ブラシ自動打ち
込み装置により、ブラシ打ち込みノズルを熱交換器の洗
浄すべき伝熱管に選択的に位置決めする。また、ブラシ
供給装置からブラシ供給ホース内に洗浄ブラシを1本ず
つ供給し、この洗浄ブラシを圧力流体供給装置から圧送
される圧力流体によりブラシ打ち込みノズルに送り込
み、このブラシ打ち込みノズルから前記伝熱管内に圧力
流体を利用して洗浄ブラシを打ち込み、伝熱管の内周面
を洗浄する。
洗浄を行う。伝熱管の洗浄を行うには、ブラシ自動打ち
込み装置により、ブラシ打ち込みノズルを熱交換器の洗
浄すべき伝熱管に選択的に位置決めする。また、ブラシ
供給装置からブラシ供給ホース内に洗浄ブラシを1本ず
つ供給し、この洗浄ブラシを圧力流体供給装置から圧送
される圧力流体によりブラシ打ち込みノズルに送り込
み、このブラシ打ち込みノズルから前記伝熱管内に圧力
流体を利用して洗浄ブラシを打ち込み、伝熱管の内周面
を洗浄する。
【0031】前記伝熱管内の洗浄後、伝熱管の内壁の渦
流探傷を行う。伝熱管の内壁を渦流探傷する場合には、
前記ブラシ打ち込みノズル内に配置されているブラシ・
プローブユニットを、プローブ操作装置を介して、圧力
流体の作用位置に繰り出す。ついで、洗浄ブラシとその
後方に連結された渦流探傷用プローブとで構成されてい
るブラシ・プローブユニットの前記洗浄ブラシを、圧力
流体供給装置から圧送される圧力流体により押し込み、
渦流探傷用プローブをいったん伝熱管内の他端部まで挿
入する。このとき、ブラシ・プローブユニットの洗浄ブ
ラシにより伝熱管の内周面から掻き取られた付着物は、
伝熱管の他端部から排出される。その後、圧力流体の供
給を停止させ、プローブ操作装置によりブラシ・プロー
ブユニットの前記渦流探傷用プローブを、プローブ操作
装置により所定の速度で牽引し、伝熱管の内壁を渦流探
傷する。このとき、渦流探傷用プローブはブラシ・プロ
ーブユニットの洗浄ブラシにより伝熱管の中心軸上に支
持され、伝熱管の内周面に非接触で移動する。そして、
渦流探傷を行いつつ前記ブラシ・プローブユニットを原
位置に回収する。
流探傷を行う。伝熱管の内壁を渦流探傷する場合には、
前記ブラシ打ち込みノズル内に配置されているブラシ・
プローブユニットを、プローブ操作装置を介して、圧力
流体の作用位置に繰り出す。ついで、洗浄ブラシとその
後方に連結された渦流探傷用プローブとで構成されてい
るブラシ・プローブユニットの前記洗浄ブラシを、圧力
流体供給装置から圧送される圧力流体により押し込み、
渦流探傷用プローブをいったん伝熱管内の他端部まで挿
入する。このとき、ブラシ・プローブユニットの洗浄ブ
ラシにより伝熱管の内周面から掻き取られた付着物は、
伝熱管の他端部から排出される。その後、圧力流体の供
給を停止させ、プローブ操作装置によりブラシ・プロー
ブユニットの前記渦流探傷用プローブを、プローブ操作
装置により所定の速度で牽引し、伝熱管の内壁を渦流探
傷する。このとき、渦流探傷用プローブはブラシ・プロ
ーブユニットの洗浄ブラシにより伝熱管の中心軸上に支
持され、伝熱管の内周面に非接触で移動する。そして、
渦流探傷を行いつつ前記ブラシ・プローブユニットを原
位置に回収する。
【0032】以上の洗浄作業と渦流探傷作業とを各伝熱
管について実行する。その結果、圧力流体を利用して伝
熱管内に打ち込まれた洗浄ブラシにより、伝熱管の内周
面をきれいに洗浄することができる。また、洗浄ブラシ
とその後部に連結された渦流探傷用プローブとからなる
ブラシ・プローブユニットを用いており、このブラシ・
プローブユニットは伝熱管内での移動時に、渦流探傷用
プローブが洗浄ブラシにより伝熱管の中心軸に沿ってガ
イドされ、伝熱管の内周面に非接触で移動すること、お
よび前記ブラシ・プローブユニットの洗浄ブラシを介し
て圧力流体により渦流探傷用プローブを伝熱管内の他端
部まで挿入し、ついでプローブ操作装置により所定の速
度で牽引し、探傷するようにしていることとにより、伝
熱管の内壁を正確に渦流探傷することができる。しか
も、ブラシ打ち込みノズル内に、ブラシ・プローブユニ
ットを配置しているので、熱交換器の多数の伝熱管のう
ちの、洗浄すべき伝熱管にブラシ自動打ち込み装置によ
りブラシ打ち込みノズルを位置決め後、その伝熱管内に
洗浄ブラシを打ち込んで洗浄したのち、直ちにブラシ・
プローブユニットを挿入し、渦流探傷を行うことができ
るため、伝熱管の洗浄作業と渦流探傷作業とを能率良く
遂行することができる。
管について実行する。その結果、圧力流体を利用して伝
熱管内に打ち込まれた洗浄ブラシにより、伝熱管の内周
面をきれいに洗浄することができる。また、洗浄ブラシ
とその後部に連結された渦流探傷用プローブとからなる
ブラシ・プローブユニットを用いており、このブラシ・
プローブユニットは伝熱管内での移動時に、渦流探傷用
プローブが洗浄ブラシにより伝熱管の中心軸に沿ってガ
イドされ、伝熱管の内周面に非接触で移動すること、お
よび前記ブラシ・プローブユニットの洗浄ブラシを介し
て圧力流体により渦流探傷用プローブを伝熱管内の他端
部まで挿入し、ついでプローブ操作装置により所定の速
度で牽引し、探傷するようにしていることとにより、伝
熱管の内壁を正確に渦流探傷することができる。しか
も、ブラシ打ち込みノズル内に、ブラシ・プローブユニ
ットを配置しているので、熱交換器の多数の伝熱管のう
ちの、洗浄すべき伝熱管にブラシ自動打ち込み装置によ
りブラシ打ち込みノズルを位置決め後、その伝熱管内に
洗浄ブラシを打ち込んで洗浄したのち、直ちにブラシ・
プローブユニットを挿入し、渦流探傷を行うことができ
るため、伝熱管の洗浄作業と渦流探傷作業とを能率良く
遂行することができる。
【0033】次に、本発明では前記ブラシ洗浄装置にお
けるブラシ自動打ち込み装置に、ブラシ打ち込みノズル
とプローブ挿入用ノズルとを設けている。そして、前記
ブラシ打ち込みノズルとプローブ挿入用ノズルとを、伝
熱管1本当たりの洗浄時間と渦流探傷時間の比にほぼ対
応させて、つまり例えばブラシ打ち込みノズル1本に対
してプローブ挿入用ノズルを4本等の割合で取り付けて
いる。
けるブラシ自動打ち込み装置に、ブラシ打ち込みノズル
とプローブ挿入用ノズルとを設けている。そして、前記
ブラシ打ち込みノズルとプローブ挿入用ノズルとを、伝
熱管1本当たりの洗浄時間と渦流探傷時間の比にほぼ対
応させて、つまり例えばブラシ打ち込みノズル1本に対
してプローブ挿入用ノズルを4本等の割合で取り付けて
いる。
【0034】本発明者等が洗浄,点検の対象とした熱交
換器では、実験の結果、伝熱管内に洗浄ブラシを打ち込
んで洗浄する伝熱管1本当たりの洗浄時間は約15秒で
あり、渦流探傷用プローブを伝熱管内の他端部まで挿入
し、引き戻して渦流探傷する伝熱管1本当たりの探傷時
間は約60秒であった。そこで、本発明ではブラシ自動
打ち込み装置に、ブラシ打ち込みノズルとプローブ挿入
用ノズルを例えば1対4の割合で取り付け、伝熱管の1
本1本を洗浄後、その伝熱管内に最寄りのプローブ挿入
用ノズルより渦流探傷用プローブを次々に挿入し、渦流
探傷を実施する。これにより、伝熱管内の洗浄ブラシに
よる洗浄作業と、渦流探傷用プローブによる渦流探傷作
業とを短時間で行うことができる。
換器では、実験の結果、伝熱管内に洗浄ブラシを打ち込
んで洗浄する伝熱管1本当たりの洗浄時間は約15秒で
あり、渦流探傷用プローブを伝熱管内の他端部まで挿入
し、引き戻して渦流探傷する伝熱管1本当たりの探傷時
間は約60秒であった。そこで、本発明ではブラシ自動
打ち込み装置に、ブラシ打ち込みノズルとプローブ挿入
用ノズルを例えば1対4の割合で取り付け、伝熱管の1
本1本を洗浄後、その伝熱管内に最寄りのプローブ挿入
用ノズルより渦流探傷用プローブを次々に挿入し、渦流
探傷を実施する。これにより、伝熱管内の洗浄ブラシに
よる洗浄作業と、渦流探傷用プローブによる渦流探傷作
業とを短時間で行うことができる。
【0035】さらに、本発明では前記ブラシ・プローブ
ユニットを、少なくとも軸の周りにブラシ毛を植え込ん
で形成された洗浄ブラシと、この洗浄ブラシよりも小径
に形成されかつ洗浄ブラシの後部中心に連結された渦流
探傷用プローブとで構成している。その結果、洗浄ブラ
シにより渦流探傷用プローブを伝熱管内の中心軸に沿っ
てガイドできるので、伝熱管の内壁を正確に渦流探傷で
きるし、渦流探傷用プローブを伝熱管の内周面と非接触
で移動させ得るので、渦流探傷用プローブに損傷を与え
ずに使用することができる。また、ブラシ・プローブユ
ニットの洗浄ブラシを圧力流体により推進させることに
よって伝熱管内を洗浄できるし、ブラシ・プローブユニ
ット全体を伝熱管内の他端部まで高速で推進できるの
で、渦流探傷作業の能率の向上を図ることができる。
ユニットを、少なくとも軸の周りにブラシ毛を植え込ん
で形成された洗浄ブラシと、この洗浄ブラシよりも小径
に形成されかつ洗浄ブラシの後部中心に連結された渦流
探傷用プローブとで構成している。その結果、洗浄ブラ
シにより渦流探傷用プローブを伝熱管内の中心軸に沿っ
てガイドできるので、伝熱管の内壁を正確に渦流探傷で
きるし、渦流探傷用プローブを伝熱管の内周面と非接触
で移動させ得るので、渦流探傷用プローブに損傷を与え
ずに使用することができる。また、ブラシ・プローブユ
ニットの洗浄ブラシを圧力流体により推進させることに
よって伝熱管内を洗浄できるし、ブラシ・プローブユニ
ット全体を伝熱管内の他端部まで高速で推進できるの
で、渦流探傷作業の能率の向上を図ることができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0037】図1〜図5は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は全体の概要を示す斜視図、図2は系統
図、図3は図2のA−A線拡大断面図、図4はブラシ・
プローブユニットを送り出した状態の作用説明図、図5
はブラシ・プローブユニットの拡大側面図である。
もので、図1は全体の概要を示す斜視図、図2は系統
図、図3は図2のA−A線拡大断面図、図4はブラシ・
プローブユニットを送り出した状態の作用説明図、図5
はブラシ・プローブユニットの拡大側面図である。
【0038】これらの図に示す本発明の第1の実施例に
おいて、図9および図10に示す従来技術と同じ部材に
は同じ符号を付けて示し、これ以上の説明を省略する。
おいて、図9および図10に示す従来技術と同じ部材に
は同じ符号を付けて示し、これ以上の説明を省略する。
【0039】ところで、この第1の実施例では図1およ
び図2に示すように、ブラシ自動打ち込み装置25に取
り付けられたブラシ打ち込みノズル21に、圧力流体通
過部30と、第4の仕切り弁31と、ブラシ・プローブ
ユニット用の回収部32とが設けられている。前記回収
部32には、ブラシ・プローブユニット34が配置され
ている。このブラシ・プローブユニット34は、ブラシ
打ち込みノズル21の外部に設置されたプローブ巻き取
り装置38に連結されている。
び図2に示すように、ブラシ自動打ち込み装置25に取
り付けられたブラシ打ち込みノズル21に、圧力流体通
過部30と、第4の仕切り弁31と、ブラシ・プローブ
ユニット用の回収部32とが設けられている。前記回収
部32には、ブラシ・プローブユニット34が配置され
ている。このブラシ・プローブユニット34は、ブラシ
打ち込みノズル21の外部に設置されたプローブ巻き取
り装置38に連結されている。
【0040】前記圧力流体通過部30は、図9および図
10に示す従来技術のバイパスおよびバイパス弁に代わ
って設けられたもので、図2および図3に示すように、
大径のドラム型に形成されている。この圧力流体通過部
30には、その内部における底部に多孔円筒29が設置
されている。この多孔円筒29は、金網や多孔板により
形成されていて、洗浄ブラシ5およびブラシ・プローブ
ユニット34よりも大径に形成され、これら洗浄ブラシ
5やブラシ・プローブユニット34を通過させ得るよう
になっている。
10に示す従来技術のバイパスおよびバイパス弁に代わ
って設けられたもので、図2および図3に示すように、
大径のドラム型に形成されている。この圧力流体通過部
30には、その内部における底部に多孔円筒29が設置
されている。この多孔円筒29は、金網や多孔板により
形成されていて、洗浄ブラシ5およびブラシ・プローブ
ユニット34よりも大径に形成され、これら洗浄ブラシ
5やブラシ・プローブユニット34を通過させ得るよう
になっている。
【0041】前記圧力流体通過部30の直下流側には、
洗浄ブラシ用のストッパ28が設けられている。このス
トッパ28は、洗浄ブラシ5を停止させる位置と通過さ
せる位置とに出没自在に設けられており、また信号線2
7を通じて制御装置26に結ばれている。
洗浄ブラシ用のストッパ28が設けられている。このス
トッパ28は、洗浄ブラシ5を停止させる位置と通過さ
せる位置とに出没自在に設けられており、また信号線2
7を通じて制御装置26に結ばれている。
【0042】前記第4の仕切り弁31は、信号線27を
通じて制御装置26に結ばれており、洗浄ブラシ5によ
る伝熱管3の内部の洗浄時に閉じ、ブラシ・プローブユ
ニット34による伝熱管3の内壁の渦流探傷時には開く
ようになっている。
通じて制御装置26に結ばれており、洗浄ブラシ5によ
る伝熱管3の内部の洗浄時に閉じ、ブラシ・プローブユ
ニット34による伝熱管3の内壁の渦流探傷時には開く
ようになっている。
【0043】前記ブラシ・プローブユニット用の回収部
32は、図2に示すように、前記第4の仕切り弁31に
よりブラシ打ち込みノズル21と仕切られており、ブラ
シ・プローブユニット34を収容し、待機させるように
なっている。このブラシ・プローブユニット用の回収部
32における第4の仕切り弁31の反対側の端部には、
シール部材33が装着されている。
32は、図2に示すように、前記第4の仕切り弁31に
よりブラシ打ち込みノズル21と仕切られており、ブラ
シ・プローブユニット34を収容し、待機させるように
なっている。このブラシ・プローブユニット用の回収部
32における第4の仕切り弁31の反対側の端部には、
シール部材33が装着されている。
【0044】前記ブラシ・プローブユニット34は、図
5に示すように、洗浄ブラシ35と渦流探傷用プローブ
37とを連結して構成されている。前記洗浄ブラシ35
は、洗浄専用の前記洗浄ブラシ5とほぼ同じ形状,構造
に形成されている。前記渦流探傷用プローブ37は、洗
浄ブラシ35よりも小径に形成され、かつ洗浄ブラシ3
5の軸36を介して洗浄ブラシ35の後部中心に連結さ
れている。そして、ブラシ・プローブユニット34はケ
ーブル39を介してプローブ操作装置38に連結され、
しかもケーブル39の内部に設けられた通信ケーブル
(図示せず)を通じて制御装置26に探傷データを送り
込むようになっている。
5に示すように、洗浄ブラシ35と渦流探傷用プローブ
37とを連結して構成されている。前記洗浄ブラシ35
は、洗浄専用の前記洗浄ブラシ5とほぼ同じ形状,構造
に形成されている。前記渦流探傷用プローブ37は、洗
浄ブラシ35よりも小径に形成され、かつ洗浄ブラシ3
5の軸36を介して洗浄ブラシ35の後部中心に連結さ
れている。そして、ブラシ・プローブユニット34はケ
ーブル39を介してプローブ操作装置38に連結され、
しかもケーブル39の内部に設けられた通信ケーブル
(図示せず)を通じて制御装置26に探傷データを送り
込むようになっている。
【0045】前記プローブ操作装置38は、信号線27
を通じて制御装置26に結ばれており、伝熱管3内の渦
流探傷時に始めはケーブル39を介してブラシ・プロー
ブユニット34を繰り出し、伝熱管3内の他方の端部ま
でブラシ・プローブユニット34を挿入したのちは所定
の速度でブラシ・プローブユニット34を引き戻すよう
になっている。
を通じて制御装置26に結ばれており、伝熱管3内の渦
流探傷時に始めはケーブル39を介してブラシ・プロー
ブユニット34を繰り出し、伝熱管3内の他方の端部ま
でブラシ・プローブユニット34を挿入したのちは所定
の速度でブラシ・プローブユニット34を引き戻すよう
になっている。
【0046】この第1の実施例では、制御装置26に各
部を予め決められたプログラムに沿って順序動作させる
機能の外に、ブラシ・プローブユニット34の渦流探傷
用プローブ37から送り込まれる探傷データを処理し,
出力する機能を持たせている。
部を予め決められたプログラムに沿って順序動作させる
機能の外に、ブラシ・プローブユニット34の渦流探傷
用プローブ37から送り込まれる探傷データを処理し,
出力する機能を持たせている。
【0047】前記構成の第1の実施例における熱交換器
用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブ
ユニットは、次のように使用され、作用する。
用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブ
ユニットは、次のように使用され、作用する。
【0048】まず、熱交換器の多数の伝熱管3のうち
の、洗浄すべき当該伝熱管3に、ブラシ自動打ち込み装
置25を介してブラシ打ち込みノズル21を位置決め
し、その伝熱管3にブラシ打ち込みノズル21の端部を
挿入する。
の、洗浄すべき当該伝熱管3に、ブラシ自動打ち込み装
置25を介してブラシ打ち込みノズル21を位置決め
し、その伝熱管3にブラシ打ち込みノズル21の端部を
挿入する。
【0049】ついで、洗浄ブラシ5により伝熱管3内の
洗浄を行う。この洗浄ブラシ5による洗浄時には、ブラ
シ・プローブユニット用の回収部32内にブラシ・プロ
ーブユニット34を収容し、第4の仕切り弁31を閉じ
ておく。
洗浄を行う。この洗浄ブラシ5による洗浄時には、ブラ
シ・プローブユニット用の回収部32内にブラシ・プロ
ーブユニット34を収容し、第4の仕切り弁31を閉じ
ておく。
【0050】この状態で図9および図10に示す前記従
来技術と同様、圧力流体によりブラシ打ち込みノズル2
1に洗浄ブラシ5を1本ずつ送り込み、圧力流体を利用
してブラシ打ち込みノズル21から伝熱管3内に洗浄ブ
ラシ5を打ち込み、この洗浄ブラシ5により伝熱管3の
内部を洗浄する。かかる洗浄時には、洗浄ブラシ5と、
この洗浄ブラシ5により掻き取られた付着物とを一緒に
伝熱管3の他端部に排出する。
来技術と同様、圧力流体によりブラシ打ち込みノズル2
1に洗浄ブラシ5を1本ずつ送り込み、圧力流体を利用
してブラシ打ち込みノズル21から伝熱管3内に洗浄ブ
ラシ5を打ち込み、この洗浄ブラシ5により伝熱管3の
内部を洗浄する。かかる洗浄時には、洗浄ブラシ5と、
この洗浄ブラシ5により掻き取られた付着物とを一緒に
伝熱管3の他端部に排出する。
【0051】この洗浄ブラシ5による洗浄時に、ブラシ
打ち込みノズル21に送り込まれた後続の洗浄ブラシ5
を待機させる必要がある場合には、制御装置26により
ストッパ28をブラシ打ち込みノズル21内に突出させ
る。これにより、洗浄ブラシ5はストッパ28により制
止され、多孔円筒29内で停止する。このとき、圧力流
体は図2および図3に矢印で示すように、多孔円筒29
の内部から外部へ出て圧力流体通過部30内を通り、流
出する。したがって、ストッパ28により強制的に制止
されている洗浄ブラシ5に過大な圧力が作用しないの
で、洗浄ブラシ5は全く正常な状態に保たれる。
打ち込みノズル21に送り込まれた後続の洗浄ブラシ5
を待機させる必要がある場合には、制御装置26により
ストッパ28をブラシ打ち込みノズル21内に突出させ
る。これにより、洗浄ブラシ5はストッパ28により制
止され、多孔円筒29内で停止する。このとき、圧力流
体は図2および図3に矢印で示すように、多孔円筒29
の内部から外部へ出て圧力流体通過部30内を通り、流
出する。したがって、ストッパ28により強制的に制止
されている洗浄ブラシ5に過大な圧力が作用しないの
で、洗浄ブラシ5は全く正常な状態に保たれる。
【0052】なお、先行の洗浄ブラシ5が伝熱管3内に
打ち込まれ、後続の洗浄ブラシ5を制止しておく必要が
なくなったときは、制御装置26によりストッパ28を
退却させる。
打ち込まれ、後続の洗浄ブラシ5を制止しておく必要が
なくなったときは、制御装置26によりストッパ28を
退却させる。
【0053】洗浄ブラシ5による伝熱管3内の洗浄後、
直ちに渦流探傷を行う。この渦流探傷時には、制御装置
26により第1,第2,第3の仕切り弁14,15,2
0を閉じ、第4の仕切り弁31を開ける。ついで、制御
装置26によりプローブ操作装置38によりケーブル3
9を介してブラシ・プローブユニット34をブラシ供給
ホース13の接続位置、つまりブラシ・プローブユニッ
ト34に圧力流体が作用する位置まで繰り出す。その
後、第2,第3の仕切り弁15,20を開け、ブラシ打
ち込みノズル21内に圧力流体(水)を導入し、ブラシ
・プローブユニット34の洗浄ブラシ35に圧力流体を
作用させ、この圧力流体を利用してブラシ・プローブユ
ニット34を伝熱管3内に推進させ、これに同調させて
ケーブル39を繰り出し、ブラシ・プローブユニット3
4を伝熱管3内の他端部まで挿入する。
直ちに渦流探傷を行う。この渦流探傷時には、制御装置
26により第1,第2,第3の仕切り弁14,15,2
0を閉じ、第4の仕切り弁31を開ける。ついで、制御
装置26によりプローブ操作装置38によりケーブル3
9を介してブラシ・プローブユニット34をブラシ供給
ホース13の接続位置、つまりブラシ・プローブユニッ
ト34に圧力流体が作用する位置まで繰り出す。その
後、第2,第3の仕切り弁15,20を開け、ブラシ打
ち込みノズル21内に圧力流体(水)を導入し、ブラシ
・プローブユニット34の洗浄ブラシ35に圧力流体を
作用させ、この圧力流体を利用してブラシ・プローブユ
ニット34を伝熱管3内に推進させ、これに同調させて
ケーブル39を繰り出し、ブラシ・プローブユニット3
4を伝熱管3内の他端部まで挿入する。
【0054】このとき、ブラシ・プローブユニット34
の洗浄ブラシ35により掻き取られた付着物のみ伝熱管
3外に排出する。
の洗浄ブラシ35により掻き取られた付着物のみ伝熱管
3外に排出する。
【0055】このように、ブラシ・プローブユニット3
4を伝熱管3内の他端部まで送り出したのち、制御装置
26によりプローブ操作装置38を巻き取り側に制御
し、ケーブル39を介してブラシ・プローブユニット3
4を所定の速度で牽引する。このとき、ブラシ・プロー
ブユニット34の渦流探傷用プローブ37を働かせ、伝
熱管3の内壁を渦流探傷し、その探傷データをケーブル
39内に設けられた通信ケーブルを通じて制御装置26
に送り込む。制御装置26では、渦流探傷用プローブ3
7から送り込まれた探傷データを処理し、データ記録装
置やデータ表示装置(いずれも図示せず)等に出力す
る。
4を伝熱管3内の他端部まで送り出したのち、制御装置
26によりプローブ操作装置38を巻き取り側に制御
し、ケーブル39を介してブラシ・プローブユニット3
4を所定の速度で牽引する。このとき、ブラシ・プロー
ブユニット34の渦流探傷用プローブ37を働かせ、伝
熱管3の内壁を渦流探傷し、その探傷データをケーブル
39内に設けられた通信ケーブルを通じて制御装置26
に送り込む。制御装置26では、渦流探傷用プローブ3
7から送り込まれた探傷データを処理し、データ記録装
置やデータ表示装置(いずれも図示せず)等に出力す
る。
【0056】当該伝熱管3内の渦流探傷終了後は、ブラ
シ・プローブユニット34をブラシ打ち込みノズル21
を通じてブラシ・プローブユニット用の回収部32に引
き込み、ここに収容し、第4の仕切り弁31を閉じる。
シ・プローブユニット34をブラシ打ち込みノズル21
を通じてブラシ・プローブユニット用の回収部32に引
き込み、ここに収容し、第4の仕切り弁31を閉じる。
【0057】前述のごとく、ブラシ自動打ち込み装置2
5による伝熱管3へのブラシ打ち込みノズル21の位置
決め、洗浄ブラシ5の打ち込みによる伝熱管3内の洗
浄、洗浄後ブラシ・プローブユニット34による伝熱管
3の内壁の渦流探傷を、熱交換器の伝熱管3の1本1本
について行う。
5による伝熱管3へのブラシ打ち込みノズル21の位置
決め、洗浄ブラシ5の打ち込みによる伝熱管3内の洗
浄、洗浄後ブラシ・プローブユニット34による伝熱管
3の内壁の渦流探傷を、熱交換器の伝熱管3の1本1本
について行う。
【0058】以上説明した第1の実施例によれば、圧力
流体を利用して伝熱管3内に洗浄ブラシ5を打ち込んで
洗浄するようにしているので、伝熱管3の内周面をきれ
いに洗浄することができる。
流体を利用して伝熱管3内に洗浄ブラシ5を打ち込んで
洗浄するようにしているので、伝熱管3の内周面をきれ
いに洗浄することができる。
【0059】また、洗浄ブラシ35とこれの後方に連結
された渦流探傷用プローブ37とからなるブラシ・プロ
ーブユニットを用いており、このブラシ・プローブユニ
ット34は伝熱管3内での移動時に、渦流探傷用プロー
ブ37が洗浄ブラシ35により伝熱管3の中心軸に沿っ
てガイドされ、伝熱管3の内周面に非接触で移動するこ
と、および前記ブラシ・プローブユニット34をその洗
浄ブラシ35を介して圧力流体によりいったん伝熱管3
内の他端部まで挿入し、ついでプローブ操作装置38に
より所定の速度で牽引し、探傷するようにしていること
とにより、伝熱管3の内壁を正確に渦流探傷することが
できる。さらに、ブラシ・プローブユニット34の洗浄
ブラシ35によっても伝熱管3内を洗浄できるし、渦流
探傷用プローブ37を洗浄ブラシ35よりも小径に形成
し、かつ洗浄ブラシ35の後方中心部に連結しているの
で、ブラシ・プローブユニット34の移動中に、伝熱管
3の内壁に接触することによる渦流探傷用プローブ37
への損傷を防止し、正常な状態で探傷することが可能と
なる。
された渦流探傷用プローブ37とからなるブラシ・プロ
ーブユニットを用いており、このブラシ・プローブユニ
ット34は伝熱管3内での移動時に、渦流探傷用プロー
ブ37が洗浄ブラシ35により伝熱管3の中心軸に沿っ
てガイドされ、伝熱管3の内周面に非接触で移動するこ
と、および前記ブラシ・プローブユニット34をその洗
浄ブラシ35を介して圧力流体によりいったん伝熱管3
内の他端部まで挿入し、ついでプローブ操作装置38に
より所定の速度で牽引し、探傷するようにしていること
とにより、伝熱管3の内壁を正確に渦流探傷することが
できる。さらに、ブラシ・プローブユニット34の洗浄
ブラシ35によっても伝熱管3内を洗浄できるし、渦流
探傷用プローブ37を洗浄ブラシ35よりも小径に形成
し、かつ洗浄ブラシ35の後方中心部に連結しているの
で、ブラシ・プローブユニット34の移動中に、伝熱管
3の内壁に接触することによる渦流探傷用プローブ37
への損傷を防止し、正常な状態で探傷することが可能と
なる。
【0060】しかも、ブラシ打ち込みノズル21の一端
部に第4の仕切り弁31を介してブラシ・プローブユニ
ット用の回収部32を設け、この回収部32にブラシ・
プローブユニット34を配置し、待機させておくように
しているので、熱交換器の多数の伝熱管3のうちの、洗
浄すべき伝熱管3にブラシ自動打ち込み装置25により
ブラシ打ち込みノズル21を位置決め後、その伝熱管3
内に洗浄ブラシ5を打ち込んで洗浄したのち、直ちに第
4の仕切り弁31を開け、ブラシ・プローブユニット3
4を繰り出し、伝熱管3内に送り込んで渦流探傷を行う
ことができるため、伝熱管3の洗浄作業と渦流探傷作業
とを能率良く行うことができる。
部に第4の仕切り弁31を介してブラシ・プローブユニ
ット用の回収部32を設け、この回収部32にブラシ・
プローブユニット34を配置し、待機させておくように
しているので、熱交換器の多数の伝熱管3のうちの、洗
浄すべき伝熱管3にブラシ自動打ち込み装置25により
ブラシ打ち込みノズル21を位置決め後、その伝熱管3
内に洗浄ブラシ5を打ち込んで洗浄したのち、直ちに第
4の仕切り弁31を開け、ブラシ・プローブユニット3
4を繰り出し、伝熱管3内に送り込んで渦流探傷を行う
ことができるため、伝熱管3の洗浄作業と渦流探傷作業
とを能率良く行うことができる。
【0061】さらに、制御装置26に各部を順序動作さ
せる機能と、ブラシ・プローブユニット34の渦流探傷
用プローブ37から送り込まれた探傷データを処理し、
出力する機能とを持たせているので、ロボット全体を単
一の制御装置で制御することが可能となる。
せる機能と、ブラシ・プローブユニット34の渦流探傷
用プローブ37から送り込まれた探傷データを処理し、
出力する機能とを持たせているので、ロボット全体を単
一の制御装置で制御することが可能となる。
【0062】続いて、図6〜図8は本発明の第2の実施
例を示すもので、図6は概要を示す系統図、図7は図6
のB−B矢視図、図8(A)〜(E)はこの実施例の動
作を模式的に示した説明図である。
例を示すもので、図6は概要を示す系統図、図7は図6
のB−B矢視図、図8(A)〜(E)はこの実施例の動
作を模式的に示した説明図である。
【0063】この第2の実施例は、熱交換器の伝熱管3
内に洗浄ブラシ5を打ち込んで洗浄するために要する時
間と、同伝熱管3内に渦流探傷用プローブを挿入し、渦
流探傷を行うために要する時間とを実験により求め、そ
の割合が例えば1対4の場合について適用した実施例で
ある。
内に洗浄ブラシ5を打ち込んで洗浄するために要する時
間と、同伝熱管3内に渦流探傷用プローブを挿入し、渦
流探傷を行うために要する時間とを実験により求め、そ
の割合が例えば1対4の場合について適用した実施例で
ある。
【0064】そこで、この第2の実施例ではブラシ自動
打ち込み装置25に、1本のブラシ打ち込みノズル40
と、4本のプローブ挿入用ノズル44a〜44dとを配
備している。
打ち込み装置25に、1本のブラシ打ち込みノズル40
と、4本のプローブ挿入用ノズル44a〜44dとを配
備している。
【0065】前記ブラシ打ち込みノズル40は、ブラシ
自動打ち込み装置25にアーム41を介して回動可能に
取り付けられている。このブラシ打ち込みノズル40の
入口側には、仕切り弁42が設けられている。この仕切
り弁42は、信号線27により制御装置26に接続され
ている。また、前記仕切り弁42にはブラシ供給ホース
43が接続されている。そして、前記ブラシ打ち込みノ
ズル40は前記仕切り弁42およびブラシ供給ホース4
3を通じて、図1および図2に示す第1の実施例のブラ
シ打ち込みノズル21と同様、ブラシ供給装置10およ
び圧力流体供給装置16に接続されている。さらに、ブ
ラシ打ち込みノズル40には前記第1の実施例と同様、
洗浄ブラシ用のストッパや、多孔円筒および圧力流体通
過部が設けられているが、これらの部材は図面では省略
されている。
自動打ち込み装置25にアーム41を介して回動可能に
取り付けられている。このブラシ打ち込みノズル40の
入口側には、仕切り弁42が設けられている。この仕切
り弁42は、信号線27により制御装置26に接続され
ている。また、前記仕切り弁42にはブラシ供給ホース
43が接続されている。そして、前記ブラシ打ち込みノ
ズル40は前記仕切り弁42およびブラシ供給ホース4
3を通じて、図1および図2に示す第1の実施例のブラ
シ打ち込みノズル21と同様、ブラシ供給装置10およ
び圧力流体供給装置16に接続されている。さらに、ブ
ラシ打ち込みノズル40には前記第1の実施例と同様、
洗浄ブラシ用のストッパや、多孔円筒および圧力流体通
過部が設けられているが、これらの部材は図面では省略
されている。
【0066】前記プローブ挿入用ノズル44a〜44d
のうち、プローブ挿入用ノズル44a,44cは連結棒
45により連結されかつアーム46を介してブラシ自動
打ち込み装置25に回動可能に取り付けられている。他
のプローブ挿入用ノズル44b,44dも、連結棒45
により連結されかつアーム46を介してブラシ自動打ち
込み装置25に回動可能に取り付けられている。なお、
プローブ挿入用ノズル44a〜44dにつき、図6では
代表して符号44で示している。そして、プローブ挿入
用ノズル44は図6に示すように、一方の端部が閉じら
れたスリーブ型に形成されている。また、プローブ挿入
用ノズル44には、閉じられている一方の端部にシール
部材47が装着されており、この端部側寄りの位置に仕
切り弁48が設けられ、内部には渦流探傷用プローブ5
1が配置されている。前記仕切り弁48は、信号線27
を通じて制御装置26に接続されている。また、仕切り
弁48には圧力流体供給ホース49が接続され、さらに
この圧力流体供給ホース49はポンプ50に接続されて
おり、プローブ挿入用ノズル44はこれら仕切り弁4
8、圧力流体供給ホース49およびポンプ50を通じて
圧力流体供給装置16の貯槽17に接続されている。前
記渦流探傷用プローブ51は、ケーブル53を介してプ
ローブ操作装置52に連結されている。さらに、渦流探
傷用プローブ51はケーブル53の内部に設けられた通
信ケーブル(図示せず)を通じて制御装置26に接続さ
れていて、この制御装置26に探傷データを送り込むよ
うになっている。
のうち、プローブ挿入用ノズル44a,44cは連結棒
45により連結されかつアーム46を介してブラシ自動
打ち込み装置25に回動可能に取り付けられている。他
のプローブ挿入用ノズル44b,44dも、連結棒45
により連結されかつアーム46を介してブラシ自動打ち
込み装置25に回動可能に取り付けられている。なお、
プローブ挿入用ノズル44a〜44dにつき、図6では
代表して符号44で示している。そして、プローブ挿入
用ノズル44は図6に示すように、一方の端部が閉じら
れたスリーブ型に形成されている。また、プローブ挿入
用ノズル44には、閉じられている一方の端部にシール
部材47が装着されており、この端部側寄りの位置に仕
切り弁48が設けられ、内部には渦流探傷用プローブ5
1が配置されている。前記仕切り弁48は、信号線27
を通じて制御装置26に接続されている。また、仕切り
弁48には圧力流体供給ホース49が接続され、さらに
この圧力流体供給ホース49はポンプ50に接続されて
おり、プローブ挿入用ノズル44はこれら仕切り弁4
8、圧力流体供給ホース49およびポンプ50を通じて
圧力流体供給装置16の貯槽17に接続されている。前
記渦流探傷用プローブ51は、ケーブル53を介してプ
ローブ操作装置52に連結されている。さらに、渦流探
傷用プローブ51はケーブル53の内部に設けられた通
信ケーブル(図示せず)を通じて制御装置26に接続さ
れていて、この制御装置26に探傷データを送り込むよ
うになっている。
【0067】前記ブラシ打ち込みノズル40のアーム4
1と、プローブ挿入用ノズル44a,44cの組および
44b,44dの組の各アーム46は、それぞれ回転駆
動用のアクチュエータ(図示せず)に連結されている。
各アクチュエータは、信号線を通じて制御装置26に接
続されている。
1と、プローブ挿入用ノズル44a,44cの組および
44b,44dの組の各アーム46は、それぞれ回転駆
動用のアクチュエータ(図示せず)に連結されている。
各アクチュエータは、信号線を通じて制御装置26に接
続されている。
【0068】前記制御装置26は、第1の実施例と同
様、各部を順序動作させる機能と、渦流探傷用プローブ
51から送り込まれた探傷データを処理し,出力する機
能とを有している。
様、各部を順序動作させる機能と、渦流探傷用プローブ
51から送り込まれた探傷データを処理し,出力する機
能とを有している。
【0069】前記第2の実施例における熱交換器用伝熱
管の洗浄・点検ロボットは、次のように使用され、動作
する。
管の洗浄・点検ロボットは、次のように使用され、動作
する。
【0070】まず、洗浄すべき伝熱管3の列のほぼ中央
部にブラシ自動打ち込み装置25を設置し、その周辺の
伝熱管3のうちの最初に洗浄すべき例えば図8の伝熱管
3aの位置にブラシ打ち込みノズル40を移動させ、位
置決めし、仕切り弁42を開け、前記第1の実施例と同
じ要領で、ブラシ打ち込みノズル40から伝熱管3a内
に圧力流体を利用して洗浄ブラシ5を打ち込み、洗浄
し、洗浄後、仕切り弁42を閉める。前記伝熱管3aの
洗浄後、伝熱管3b,3c,3d,…の順に、前述した
ところと同じ要領で、1本1本洗浄して行く。
部にブラシ自動打ち込み装置25を設置し、その周辺の
伝熱管3のうちの最初に洗浄すべき例えば図8の伝熱管
3aの位置にブラシ打ち込みノズル40を移動させ、位
置決めし、仕切り弁42を開け、前記第1の実施例と同
じ要領で、ブラシ打ち込みノズル40から伝熱管3a内
に圧力流体を利用して洗浄ブラシ5を打ち込み、洗浄
し、洗浄後、仕切り弁42を閉める。前記伝熱管3aの
洗浄後、伝熱管3b,3c,3d,…の順に、前述した
ところと同じ要領で、1本1本洗浄して行く。
【0071】ついで、洗浄後の伝熱管3aに最寄りの例
えばプローブ挿入用ノズル44aを移動させ、前記伝熱
管3aにプローブ挿入用ノズル44aを位置決めする。
続いて、仕切り弁48を開け、プローブ挿入用ノズル4
4a内に圧力流体を導入し、かつプローブ操作装置52
によりケーブル53を繰り出し、圧力流体により渦流探
傷用プローブ51をいったん伝熱管3a内の他端部まで
挿入する。ついで、仕切り弁48を閉め、プローブ操作
装置52によりケーブル53を巻き取り、渦流探傷用プ
ローブ51を所定の速度で牽引し、洗浄後の伝熱管3a
内の渦流探傷を行う。
えばプローブ挿入用ノズル44aを移動させ、前記伝熱
管3aにプローブ挿入用ノズル44aを位置決めする。
続いて、仕切り弁48を開け、プローブ挿入用ノズル4
4a内に圧力流体を導入し、かつプローブ操作装置52
によりケーブル53を繰り出し、圧力流体により渦流探
傷用プローブ51をいったん伝熱管3a内の他端部まで
挿入する。ついで、仕切り弁48を閉め、プローブ操作
装置52によりケーブル53を巻き取り、渦流探傷用プ
ローブ51を所定の速度で牽引し、洗浄後の伝熱管3a
内の渦流探傷を行う。
【0072】ところで、実験の結果、伝熱管内に洗浄ブ
ラシ5を打ち込んで行う洗浄に要する時間が約15秒、
洗浄後その伝熱管内に渦流探傷用プローブ51を挿入
し、引き戻して行う渦流探傷に要する時間が約60秒の
伝熱管を多数配列した熱交換器に適用するこの第2の実
施例では、前述のごとく、ブラシ自動打ち込み装置25
にブラシ打ち込みノズル40を1本、プローブ挿入用ノ
ズル44を4本配備している。
ラシ5を打ち込んで行う洗浄に要する時間が約15秒、
洗浄後その伝熱管内に渦流探傷用プローブ51を挿入
し、引き戻して行う渦流探傷に要する時間が約60秒の
伝熱管を多数配列した熱交換器に適用するこの第2の実
施例では、前述のごとく、ブラシ自動打ち込み装置25
にブラシ打ち込みノズル40を1本、プローブ挿入用ノ
ズル44を4本配備している。
【0073】そこで、図8(A),(B),(C),
(D)および(E)から分かるように、1本のブラシ打
ち込みノズル40をブラシ自動打ち込み装置25の周り
の伝熱管3a,3b,3c,3d,…に順次位置決め
し、その伝熱管3a,3b,3c,3d,…を洗浄して
行く。この伝熱管3a,3b,3c,3d,…の洗浄に
並行して、洗浄後の伝熱管3a,3b,3c,3d,…
に、4本のプローブ挿入用ノズル44a,44b,44
c,44dのうちの最寄りのプローブ挿入用ノズルを次
々に位置決めし、渦流探傷用プローブ51を挿入し、渦
流探傷を行う。
(D)および(E)から分かるように、1本のブラシ打
ち込みノズル40をブラシ自動打ち込み装置25の周り
の伝熱管3a,3b,3c,3d,…に順次位置決め
し、その伝熱管3a,3b,3c,3d,…を洗浄して
行く。この伝熱管3a,3b,3c,3d,…の洗浄に
並行して、洗浄後の伝熱管3a,3b,3c,3d,…
に、4本のプローブ挿入用ノズル44a,44b,44
c,44dのうちの最寄りのプローブ挿入用ノズルを次
々に位置決めし、渦流探傷用プローブ51を挿入し、渦
流探傷を行う。
【0074】その結果、この第2の実施例によれば、1
本の伝熱管を洗浄後、渦流探傷を行い、その渦流探傷
後、次の伝熱管の洗浄を行うバッチ操作方式に比較し
て、作業時間を約1/5に短縮することができる。
本の伝熱管を洗浄後、渦流探傷を行い、その渦流探傷
後、次の伝熱管の洗浄を行うバッチ操作方式に比較し
て、作業時間を約1/5に短縮することができる。
【0075】なお、この第2の実施例において、渦流探
傷用プローブ51に代えて、図5に示すようなブラシ・
プローブユニット34を用いても良い。
傷用プローブ51に代えて、図5に示すようなブラシ・
プローブユニット34を用いても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1記載の発
明によれば、熱交換器の伝熱管内にそれぞれ圧力流体を
利用して洗浄ブラシを打ち込んで洗浄するようにしてい
るので、各伝熱管の内周面をきれいに洗浄し得る効果が
あり、また洗浄ブラシとその後部に連結された渦流探傷
用プローブとからなるブラシ・プローブユニットを用い
ており、このブラシ・プローブユニットは伝熱管内での
移動時に、渦流探傷用プローブが洗浄ブラシにより伝熱
管の中心軸に沿ってガイドされ、伝熱管の内周面に非接
触で移動すること、および前記ブラシ・プローブユニッ
トの洗浄ブラシを介して圧力流体により渦流探傷用プロ
ーブを伝熱管内の他端部まで挿入し、ついでプローブ操
作装置により所定の速度で牽引し、探傷するようにして
いることとにより、伝熱管の内壁を正確に渦流探傷し得
る効果があり、しかもブラシ打ち込みノズル内に、ブラ
シ・プローブユニットを配置しているので、熱交換器の
多数の伝熱管のうちの、洗浄すべき伝熱管にブラシ自動
打ち込み装置によりブラシ打ち込みノズルを位置決め
後、その伝熱管内に洗浄ブラシを打ち込んで洗浄したの
ち、直ちにブラシ・プローブユニットを挿入し、渦流探
傷を行うことができるため、伝熱管の洗浄作業と渦流探
傷作業とを能率良く遂行し得る効果もある。
明によれば、熱交換器の伝熱管内にそれぞれ圧力流体を
利用して洗浄ブラシを打ち込んで洗浄するようにしてい
るので、各伝熱管の内周面をきれいに洗浄し得る効果が
あり、また洗浄ブラシとその後部に連結された渦流探傷
用プローブとからなるブラシ・プローブユニットを用い
ており、このブラシ・プローブユニットは伝熱管内での
移動時に、渦流探傷用プローブが洗浄ブラシにより伝熱
管の中心軸に沿ってガイドされ、伝熱管の内周面に非接
触で移動すること、および前記ブラシ・プローブユニッ
トの洗浄ブラシを介して圧力流体により渦流探傷用プロ
ーブを伝熱管内の他端部まで挿入し、ついでプローブ操
作装置により所定の速度で牽引し、探傷するようにして
いることとにより、伝熱管の内壁を正確に渦流探傷し得
る効果があり、しかもブラシ打ち込みノズル内に、ブラ
シ・プローブユニットを配置しているので、熱交換器の
多数の伝熱管のうちの、洗浄すべき伝熱管にブラシ自動
打ち込み装置によりブラシ打ち込みノズルを位置決め
後、その伝熱管内に洗浄ブラシを打ち込んで洗浄したの
ち、直ちにブラシ・プローブユニットを挿入し、渦流探
傷を行うことができるため、伝熱管の洗浄作業と渦流探
傷作業とを能率良く遂行し得る効果もある。
【0077】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、ブラシ自動打ち込み装置に、洗浄後の伝熱管内に渦
流探傷用プローブを挿入し渦流探傷を行うプローブ挿入
用ノズルを設け、前記渦流探傷用プローブを回収するプ
ローブ操作装置を設置するとともに、前記ノズル自動打
ち込み装置に、伝熱管1本当たりの洗浄時間と渦流探傷
時間の比にほぼ対応させて、ブラシ打ち込みノズルとプ
ローブ挿入ノズルとを取り付けており、伝熱管の1本1
本を洗浄後、その伝熱管内に最寄りのプローブ挿入用ノ
ズルより渦流探傷用プローブを次々に挿入し、渦流探傷
を実施し得るようにしているので、伝熱管内の洗浄ブラ
シによる洗浄と、渦流探傷用プローブによる渦流探傷と
を行う作業時間を大幅に短縮できる効果がある。
ば、ブラシ自動打ち込み装置に、洗浄後の伝熱管内に渦
流探傷用プローブを挿入し渦流探傷を行うプローブ挿入
用ノズルを設け、前記渦流探傷用プローブを回収するプ
ローブ操作装置を設置するとともに、前記ノズル自動打
ち込み装置に、伝熱管1本当たりの洗浄時間と渦流探傷
時間の比にほぼ対応させて、ブラシ打ち込みノズルとプ
ローブ挿入ノズルとを取り付けており、伝熱管の1本1
本を洗浄後、その伝熱管内に最寄りのプローブ挿入用ノ
ズルより渦流探傷用プローブを次々に挿入し、渦流探傷
を実施し得るようにしているので、伝熱管内の洗浄ブラ
シによる洗浄と、渦流探傷用プローブによる渦流探傷と
を行う作業時間を大幅に短縮できる効果がある。
【0078】そして、本発明の請求項3記載の発明によ
れば、少なくとも軸の周りにブラシ毛を植え込んで形成
された洗浄ブラシと、この洗浄ブラシよりも小径に形成
されかつ洗浄ブラシの後部中心に連結された渦流探傷用
プローブとを備えて構成しており、洗浄ブラシにより渦
流探傷用プローブを伝熱管内の中心軸に沿ってガイドで
きるので、伝熱管の内部を正確に渦流探傷し得る効果が
あり、渦流探傷用プローブを伝熱管の内周面と非接触で
移動させ得るので、渦流探傷用プローブに損傷を与えず
に使用できる効果があり、またブラシ・プローブユニッ
トの洗浄ブラシを圧力流体により推進させることによ
り、このブラシ・プローブユニットによっても伝熱管内
を洗浄できる効果があり、ブラシ・プローブユニット全
体を伝熱管内の他端部まで高速で推進できるので、渦流
探傷作業の能率の向上を図り得る効果もある。
れば、少なくとも軸の周りにブラシ毛を植え込んで形成
された洗浄ブラシと、この洗浄ブラシよりも小径に形成
されかつ洗浄ブラシの後部中心に連結された渦流探傷用
プローブとを備えて構成しており、洗浄ブラシにより渦
流探傷用プローブを伝熱管内の中心軸に沿ってガイドで
きるので、伝熱管の内部を正確に渦流探傷し得る効果が
あり、渦流探傷用プローブを伝熱管の内周面と非接触で
移動させ得るので、渦流探傷用プローブに損傷を与えず
に使用できる効果があり、またブラシ・プローブユニッ
トの洗浄ブラシを圧力流体により推進させることによ
り、このブラシ・プローブユニットによっても伝熱管内
を洗浄できる効果があり、ブラシ・プローブユニット全
体を伝熱管内の他端部まで高速で推進できるので、渦流
探傷作業の能率の向上を図り得る効果もある。
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、全体の概
要を示す斜視図である。
要を示す斜視図である。
【図2】同第1の実施例の系統図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】同第1の実施例において、ブラシ・プローブユ
ニットを送り出した状態の作用説明図である。
ニットを送り出した状態の作用説明図である。
【図5】同第1の実施例におけるブラシ・プローブユニ
ットの拡大側面図である。
ットの拡大側面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の概要を示す系統図であ
る。
る。
【図7】図6のB−B矢視図である。
【図8】同第2の実施例の動作を模式的に示した説明図
である。
である。
【図9】従来技術を示す斜視図である。
【図10】同従来技術の系統図である。
2…伝熱管の管板、3…伝熱管、5…洗浄ブラシ、10
…ブラシ供給装置、11…ブラシ供給ロッド、13…ブ
ラシ供給ホース、16…圧力流体供給装置、19…圧力
流体供給ホース、21…ブラシ打ち込みノズル、25…
ブラシ自動打ち込み装置、26…制御装置、31…ブラ
シ打ち込みノズルとブラシ・プローブユニット用の回収
部間の第4の仕切り弁、32…ブラシ・プローブユニッ
ト用の回収部、34…ブラシ・プローブユニット、35
…ブラシ・プローブユニットの洗浄ブラシ、36…同洗
浄ブラシの軸、37…ブラシ・プローブユニットの渦流
探傷用プローブ、38…プローブ操作装置、39…プロ
ーブ操作用のケーブル、40…ブラシ打ち込みノズル、
42…ブラシ打ち込みノズル用の仕切り弁、43…ブラ
シ供給ホース、44,44a〜44d…プローブ挿入用
ノズル、48…プローブ挿入用ノズルの仕切り弁、49
…圧力流体供給ホース、50…圧力流体供給用のポン
プ、51…渦流探傷用プローブ、52…プローブ操作装
置、53…プローブ操作用のケーブル。
…ブラシ供給装置、11…ブラシ供給ロッド、13…ブ
ラシ供給ホース、16…圧力流体供給装置、19…圧力
流体供給ホース、21…ブラシ打ち込みノズル、25…
ブラシ自動打ち込み装置、26…制御装置、31…ブラ
シ打ち込みノズルとブラシ・プローブユニット用の回収
部間の第4の仕切り弁、32…ブラシ・プローブユニッ
ト用の回収部、34…ブラシ・プローブユニット、35
…ブラシ・プローブユニットの洗浄ブラシ、36…同洗
浄ブラシの軸、37…ブラシ・プローブユニットの渦流
探傷用プローブ、38…プローブ操作装置、39…プロ
ーブ操作用のケーブル、40…ブラシ打ち込みノズル、
42…ブラシ打ち込みノズル用の仕切り弁、43…ブラ
シ供給ホース、44,44a〜44d…プローブ挿入用
ノズル、48…プローブ挿入用ノズルの仕切り弁、49
…圧力流体供給ホース、50…圧力流体供給用のポン
プ、51…渦流探傷用プローブ、52…プローブ操作装
置、53…プローブ操作用のケーブル。
フロントページの続き (72)発明者 数藤 充 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 住谷 吉男 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 織田 繁夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 是石 安喜 神奈川県横須賀市船越町一丁目284番地の 5 日立機械エンジニアリング 株式会社 内 (72)発明者 森谷 幸司 神奈川県横須賀市船越町一丁目284番地の 5 日立機械エンジニアリング 株式会社 内 (72)発明者 西川 武弘 神奈川県横須賀市船越町一丁目284番地の 5 日立機械エンジニアリング 株式会社 内 (72)発明者 小久保 隆 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力 株式会社内 (72)発明者 鈴木 伸洋 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力 株式会社内 (72)発明者 黒木 雅彦 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 ブラシ供給装置からブラシ供給ホース内
に洗浄ブラシを1本ずつ供給し、この洗浄ブラシを圧力
流体供給装置から圧送される圧力流体によりブラシ打ち
込みノズルに送り込み、ブラシ自動打ち込み装置により
ブラシ打ち込みノズルを熱交換器の洗浄すべき伝熱管に
選択的に位置決めし、ブラシ打ち込みノズルから前記伝
熱管内に洗浄ブラシを打ち込んで洗浄するブラシ洗浄装
置において、前記ブラシ打ち込みノズル内に、洗浄ブラ
シの後方に渦流探傷用プローブを連結したブラシ・プロ
ーブユニットを配置し、このブラシ・プローブユニット
を、伝熱管の洗浄後、渦流探傷しながら前記ブラシ・プ
ローブユニットを回収するプローブ操作装置に接続した
ことを特徴とする熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボッ
ト。 - 【請求項2】 ブラシ供給装置からブラシ供給ホース内
に洗浄ブラシを1本ずつ供給し、この洗浄ブラシを圧力
流体供給装置から圧送される圧力流体によりブラシ打ち
込みノズルに送り込み、ブラシ自動打ち込み装置により
ブラシ打ち込みノズルを熱交換器の洗浄すべき伝熱管に
選択的に位置決めし、ブラシ打ち込みノズルから前記伝
熱管内に洗浄ブラシを打ち込んで洗浄するブラシ洗浄装
置において、前記ブラシ自動打ち込み装置に、洗浄後の
伝熱管内に渦流探傷用プローブを挿入し渦流探傷を行う
プローブ挿入用ノズルを設け、前記渦流探傷用プローブ
を回収するプローブ操作装置を設置するとともに、前記
ノズル自動打ち込み装置に、伝熱管1本当たりの洗浄時
間と渦流探傷時間の比にほぼ対応させて、ブラシ打ち込
みノズルとプローブ挿入ノズルとを取り付けたことを特
徴とする熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボット。 - 【請求項3】 少なくとも軸の周りにブラシ毛を植え込
んで形成された洗浄ブラシと、この洗浄ブラシよりも小
径に形成されかつ洗浄ブラシの後部中心に連結された渦
流探傷用プローブとを備えて構成したことを特徴とする
ブラシ・プローブユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5233180A JPH0791885A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5233180A JPH0791885A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0791885A true JPH0791885A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=16950992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5233180A Pending JPH0791885A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 熱交換器用伝熱管の洗浄・点検ロボットおよびブラシ・プローブユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0791885A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100408276C (zh) * | 2006-09-22 | 2008-08-06 | 湖南大学 | 大型冷凝设备水下智能清洗机器人 |
WO2013171090A1 (de) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Vorrichtung zum zwischenspeichern von betriebsflüssigkeit |
CN109557171A (zh) * | 2017-09-26 | 2019-04-02 | 中国石油天然气股份有限公司 | 油气储运容器检测装置 |
KR20230151755A (ko) * | 2022-04-26 | 2023-11-02 | 한국수력원자력 주식회사 | 증기발생기의 전열관을 세척 및 검사하는 장치 및 이를 이용한 세척 및 검사 방법 |
CN118328592A (zh) * | 2024-06-07 | 2024-07-12 | 江苏世林博尔制冷设备有限公司 | 一种具备自维护调节处理功能的蒸发器 |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP5233180A patent/JPH0791885A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100408276C (zh) * | 2006-09-22 | 2008-08-06 | 湖南大学 | 大型冷凝设备水下智能清洗机器人 |
WO2013171090A1 (de) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Vorrichtung zum zwischenspeichern von betriebsflüssigkeit |
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CN118328592A (zh) * | 2024-06-07 | 2024-07-12 | 江苏世林博尔制冷设备有限公司 | 一种具备自维护调节处理功能的蒸发器 |
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