JPH0791638A - Pcb廃油燃焼処理方法 - Google Patents
Pcb廃油燃焼処理方法Info
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- JPH0791638A JPH0791638A JP24141993A JP24141993A JPH0791638A JP H0791638 A JPH0791638 A JP H0791638A JP 24141993 A JP24141993 A JP 24141993A JP 24141993 A JP24141993 A JP 24141993A JP H0791638 A JPH0791638 A JP H0791638A
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- Japan
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- pcb
- waste oil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 炉本体での燃焼温度をPCBの酸化分解に必
要な1400℃以上の分解温度で完全に燃焼処理するよ
うにした方法。 【構成】 燃焼油とPCB廃油とを混合して炉本体1内
は噴霧状に拡分散させるPCB混合油燃焼料噴霧工程
と、炉本体1内の高温加熱空気により燃焼領域における
燃焼温度を1400℃以上の分解温度に保持する燃焼工
程と、炉本体1で加熱される空気を前記燃焼領域Lより
炉本体1内に供給して炉本体1内の燃焼温度を上昇させ
る補助加熱空気供給工程とより成ることを特徴とするP
CB廃油燃焼処理方法。
要な1400℃以上の分解温度で完全に燃焼処理するよ
うにした方法。 【構成】 燃焼油とPCB廃油とを混合して炉本体1内
は噴霧状に拡分散させるPCB混合油燃焼料噴霧工程
と、炉本体1内の高温加熱空気により燃焼領域における
燃焼温度を1400℃以上の分解温度に保持する燃焼工
程と、炉本体1で加熱される空気を前記燃焼領域Lより
炉本体1内に供給して炉本体1内の燃焼温度を上昇させ
る補助加熱空気供給工程とより成ることを特徴とするP
CB廃油燃焼処理方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地球環境を破壊する
ものとして各種電気器具などに使用されて来た有害物質
PCBを有効に燃焼させて地球環境の汚染を防止するよ
うにしたPCB廃油燃焼処理方法に関する。
ものとして各種電気器具などに使用されて来た有害物質
PCBを有効に燃焼させて地球環境の汚染を防止するよ
うにしたPCB廃油燃焼処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のPCBなどの汚染物質を
燃焼処理する方法としては、我が国にあっては燃焼温度
1,150℃、滞溜時間2秒、過剰酸素3%でテストを
行い分解効率が99.9999%すなわち、6−ナイン
が確認されることが方法実施のための必要最低限の条件
であった。
燃焼処理する方法としては、我が国にあっては燃焼温度
1,150℃、滞溜時間2秒、過剰酸素3%でテストを
行い分解効率が99.9999%すなわち、6−ナイン
が確認されることが方法実施のための必要最低限の条件
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな条件を満たすためには、燃焼処理方法は装置の大型
化が余儀なくされ、そのため能率的,効果的な方法の開
発が広く望まれていた。
うな条件を満たすためには、燃焼処理方法は装置の大型
化が余儀なくされ、そのため能率的,効果的な方法の開
発が広く望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
燃焼油とPCB廃油とを混合して炉本体内へ噴霧状に拡
分散させるPCB混合油燃焼料噴霧工程と、炉本体内の
高温加熱空気により燃焼領域における燃焼温度を140
0℃以上のPCB分解温度に保持する燃焼工程と、炉本
体1で加熱される空気を前記燃焼領域より炉本体内に供
給して炉本体内の燃焼温度を上昇させる補助加熱空気供
給工程と、より成ることを特徴とするPCB廃油燃焼処
理方法に係り、これにより上記課題を解決することがで
きた。
燃焼油とPCB廃油とを混合して炉本体内へ噴霧状に拡
分散させるPCB混合油燃焼料噴霧工程と、炉本体内の
高温加熱空気により燃焼領域における燃焼温度を140
0℃以上のPCB分解温度に保持する燃焼工程と、炉本
体1で加熱される空気を前記燃焼領域より炉本体内に供
給して炉本体内の燃焼温度を上昇させる補助加熱空気供
給工程と、より成ることを特徴とするPCB廃油燃焼処
理方法に係り、これにより上記課題を解決することがで
きた。
【0005】
【作用】PCB混合油燃料噴霧工程で燃料油とPCB廃
油とが予め適正な状態に混合されて炉本体内に噴射分散
され、燃焼領域内に供給されている高温加熱空気によっ
て噴霧状態のPCB混合油は急激に燃焼作用を呈し、燃
焼領域の全域において1400℃以上の高温高熱で燃焼
が進行し、PCBは完全に酸化分解できる。
油とが予め適正な状態に混合されて炉本体内に噴射分散
され、燃焼領域内に供給されている高温加熱空気によっ
て噴霧状態のPCB混合油は急激に燃焼作用を呈し、燃
焼領域の全域において1400℃以上の高温高熱で燃焼
が進行し、PCBは完全に酸化分解できる。
【0006】ところで、炉本体内の燃焼加熱によって炉
本体に設けられる補助加熱空気供給工程を経て高熱空気
が炉本体に再供給されることにより炉本体内の燃焼処理
温度を、より高く上昇させ、これによりPCBの分解効
率を向上できる。
本体に設けられる補助加熱空気供給工程を経て高熱空気
が炉本体に再供給されることにより炉本体内の燃焼処理
温度を、より高く上昇させ、これによりPCBの分解効
率を向上できる。
【0007】
【実施例】図面に基づいて、この発明の一実施例を装置
と共に説明する。
と共に説明する。
【0008】1は燃焼炉本体、2は、炉本体1の一端中
央に開口接続したPCB混合油燃料噴霧用の廃油ノズル
で、燃料の灯油の供給管3とPCB廃油の供給管4とが
それぞれ流量を調節する制御弁5,6を介して混合され
る混合管7が接続されている。そして、それぞれの供給
管3,4に介在させた流量計3a,4aの流量を検知計
数して常に炉本体1の燃焼温度が1400℃以上のPC
B分解温度を保持できるように前記制御弁3a,4aの
流量をコントロールして比例流量制御できる構成となっ
て、所謂、PCB混合油燃焼噴霧工程を形成できるよう
になっている。
央に開口接続したPCB混合油燃料噴霧用の廃油ノズル
で、燃料の灯油の供給管3とPCB廃油の供給管4とが
それぞれ流量を調節する制御弁5,6を介して混合され
る混合管7が接続されている。そして、それぞれの供給
管3,4に介在させた流量計3a,4aの流量を検知計
数して常に炉本体1の燃焼温度が1400℃以上のPC
B分解温度を保持できるように前記制御弁3a,4aの
流量をコントロールして比例流量制御できる構成となっ
て、所謂、PCB混合油燃焼噴霧工程を形成できるよう
になっている。
【0009】8は炉本体1内に供給される高温高熱空気
の供給口であって、所望の燃焼で加熱される加熱炉9内
にポンプなどのコンプレッサ10で加圧される空気の配
管11を設け、この配管11の出口側の加熱空気供給管
12を前記供給口8と接続して燃焼領域L内において高
温加熱空気により燃焼工程を構成できる。そして、この
燃焼工程には、供給する高温加熱空気の温度を検出する
検出部13と加熱炉9への燃料を調節する調節部14と
を備えており、常時炉本体1内の温度を適正状態に保持
できるように配慮している。
の供給口であって、所望の燃焼で加熱される加熱炉9内
にポンプなどのコンプレッサ10で加圧される空気の配
管11を設け、この配管11の出口側の加熱空気供給管
12を前記供給口8と接続して燃焼領域L内において高
温加熱空気により燃焼工程を構成できる。そして、この
燃焼工程には、供給する高温加熱空気の温度を検出する
検出部13と加熱炉9への燃料を調節する調節部14と
を備えており、常時炉本体1内の温度を適正状態に保持
できるように配慮している。
【0010】15は補助加熱空気供給工程の空気補助加
熱配管で、前記炉本体1の排煙側に蛇行状に設けられポ
ンプなどのコンプレッサ16および調節弁17を介して
前記配管の端部が炉本体1の燃焼領域L内に臨まれて炉
本体1内の高温加熱を助長している。
熱配管で、前記炉本体1の排煙側に蛇行状に設けられポ
ンプなどのコンプレッサ16および調節弁17を介して
前記配管の端部が炉本体1の燃焼領域L内に臨まれて炉
本体1内の高温加熱を助長している。
【0011】図1において、燃焼領域Lの前部、中間お
よび後部の少なくとも3点には、温度検出部TA,TB
およびTCが設けられ、検知計測される温度を温度コン
トローラ18において、前記灯油燃料用の制御弁5、お
よびPCB廃油用の制御弁6の開度を調節できるように
なっている。
よび後部の少なくとも3点には、温度検出部TA,TB
およびTCが設けられ、検知計測される温度を温度コン
トローラ18において、前記灯油燃料用の制御弁5、お
よびPCB廃油用の制御弁6の開度を調節できるように
なっている。
【0012】ところで、前記炉本体1の具体的構成につ
いて以下にその詳細を説明するが、必ずしも、この構成
に限るものではない。
いて以下にその詳細を説明するが、必ずしも、この構成
に限るものではない。
【0013】19はこの廃油ノズル2の外周に環状に配
設される環状筒で、高温高熱空気の前記供給口8が設け
てある。20は前記環状筒19の前部に斜め中心方向に
向かう多数の突出小筒20aを有する渦巻高熱空気送風
部であって、廃油ノズル2の前方に渦巻高熱燃焼領域A
を形成している。21は、この領域Aを補償しかつこの
領域A内の燃焼気体をさらに前方の燃焼炉本体1内で旋
回流を付勢させることができる放射状の傾斜フィン22
を有する旋回翼体であって、図示では中央に前記領域A
に向かう膨出部23を備えるが、この構成はなくても良
い。
設される環状筒で、高温高熱空気の前記供給口8が設け
てある。20は前記環状筒19の前部に斜め中心方向に
向かう多数の突出小筒20aを有する渦巻高熱空気送風
部であって、廃油ノズル2の前方に渦巻高熱燃焼領域A
を形成している。21は、この領域Aを補償しかつこの
領域A内の燃焼気体をさらに前方の燃焼炉本体1内で旋
回流を付勢させることができる放射状の傾斜フィン22
を有する旋回翼体であって、図示では中央に前記領域A
に向かう膨出部23を備えるが、この構成はなくても良
い。
【0014】なお、図において、24は燃焼炉道、25
は排煙筒部である。
は排煙筒部である。
【0015】公害物質としての廃油としてのPCBは、
ポリ塩化ビフェニルと呼ばれる化学組成物であって、物
理的性質の優れ、化学的に安定であることから各種電気
部品、例えばトランス,コンデンサーなどの絶縁油とか
熱媒体などにかって広く利用されたことがある。
ポリ塩化ビフェニルと呼ばれる化学組成物であって、物
理的性質の優れ、化学的に安定であることから各種電気
部品、例えばトランス,コンデンサーなどの絶縁油とか
熱媒体などにかって広く利用されたことがある。
【0016】ところが、このPCBは、体内で取り込ま
れると分解が遅く長期間残留して毒性を発揮し、ことに
動物への投与は、肝臓において種々の薬物を代謝する酵
素を誘導することが分っており、所謂、地球環境を破壊
する汚染物質して、不用品中のPCBを燃焼して分解さ
せるなどの処理が必要であると云われている。
れると分解が遅く長期間残留して毒性を発揮し、ことに
動物への投与は、肝臓において種々の薬物を代謝する酵
素を誘導することが分っており、所謂、地球環境を破壊
する汚染物質して、不用品中のPCBを燃焼して分解さ
せるなどの処理が必要であると云われている。
【0017】例えば、テトラクロロビフェニルの高温加
熱による酸化分解は 2C12H6 Cl4 +25O2 →24CO2 +8HCl+2H2 O……(1) で示される。
熱による酸化分解は 2C12H6 Cl4 +25O2 →24CO2 +8HCl+2H2 O……(1) で示される。
【0018】そして、この(1)式に示される分解過程
を有効に行わせるためには、PCBの噴霧粒径は、体面
積平均径で40〜60μmで最大径は200μmをこえ
ないものが好ましいとされ、炉内に噴霧された液状のP
CB廃油の微粒子は、高温雰囲気で蒸発,分解,燃焼す
ると考えられる。したがって、最大粒径の蒸発分解速度
が炉の大きさを決定する因子となり、液滴の火炎中にお
ける粒子の変化式として次式が経験的に使用されてい
る。
を有効に行わせるためには、PCBの噴霧粒径は、体面
積平均径で40〜60μmで最大径は200μmをこえ
ないものが好ましいとされ、炉内に噴霧された液状のP
CB廃油の微粒子は、高温雰囲気で蒸発,分解,燃焼す
ると考えられる。したがって、最大粒径の蒸発分解速度
が炉の大きさを決定する因子となり、液滴の火炎中にお
ける粒子の変化式として次式が経験的に使用されてい
る。
【0019】Xt 2=XO 2−Ct ……(2) XO :最初の粒径(mm) Xt :t時間の粒径(mm) t:時間(s) C:燃焼速度定数0.7〜1.0(mm2 /s) この(2)式から、廃油PCBの噴霧最大粒径200μ
m=XO としてXt =0、すなわち完全に気化する時間
を求めてみると、1,400℃で0.04〜0.06s
の短時間に完了することになる。
m=XO としてXt =0、すなわち完全に気化する時間
を求めてみると、1,400℃で0.04〜0.06s
の短時間に完了することになる。
【0020】また、気化したPCBの熱分解に関し目的
とする分解効率ηを得るのに必要な分解時間tは t=−1n(1−η)/Ku ……(3) で示されることが分っている。
とする分解効率ηを得るのに必要な分解時間tは t=−1n(1−η)/Ku ……(3) で示されることが分っている。
【0021】そしてこの(3)式に基づいて計算したP
CBの温度と目的とする分解効率に達するまでの時間と
の関係を表1に示す。
CBの温度と目的とする分解効率に達するまでの時間と
の関係を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】上述に示す特殊なPCBの燃焼環境に立脚
して、以下にこの一実施例について、その作用を説明す
る。
して、以下にこの一実施例について、その作用を説明す
る。
【0024】廃油としてのPCBを、まず灯油と混合し
てPCB混合油燃料噴霧工程を経て廃油ノズル2より炉
本体1内に噴射分散させる。
てPCB混合油燃料噴霧工程を経て廃油ノズル2より炉
本体1内に噴射分散させる。
【0025】なお、炉本体1内は、予め400℃〜80
0℃に加熱された高温加熱空気流で十分加熱されてお
り、この高温加熱空気流がノズルより噴射されたPCB
混合油と作用して燃料工程に当たる渦巻高熱燃焼領域A
で蒸発,燃焼分解処理される。
0℃に加熱された高温加熱空気流で十分加熱されてお
り、この高温加熱空気流がノズルより噴射されたPCB
混合油と作用して燃料工程に当たる渦巻高熱燃焼領域A
で蒸発,燃焼分解処理される。
【0026】そして、さらに補助加熱供給工程によって
炉本体1内で加熱された空気の重畳的な作用でPCB廃
油の酸化分解に必要な高温を確保できる。
炉本体1内で加熱された空気の重畳的な作用でPCB廃
油の酸化分解に必要な高温を確保できる。
【0027】その時の温度は前記表1で示されるように
分解効率ηが6−nine,7−nine,8−nin
eによって異なるが例えば分解効率が6−nineであ
れば、1400℃の時、約6/1000秒の滞溜時間で
あることが必要であり、また同じ分解効率の場合、10
00℃では約1.2秒,1200℃では6/100秒の
滞溜時間を必要とすることがわかる。
分解効率ηが6−nine,7−nine,8−nin
eによって異なるが例えば分解効率が6−nineであ
れば、1400℃の時、約6/1000秒の滞溜時間で
あることが必要であり、また同じ分解効率の場合、10
00℃では約1.2秒,1200℃では6/100秒の
滞溜時間を必要とすることがわかる。
【0028】ところで燃焼用加熱空気の量と、高温燃焼
炉の温度とが変動すると炉の燃焼ガスの滞在時間に変動
がありPCBの分解が不能となる。
炉の温度とが変動すると炉の燃焼ガスの滞在時間に変動
がありPCBの分解が不能となる。
【0029】炉本体1のTA,TB,TCの各点の温度
が1400℃を1ヶ所でも下がると、PCBの供給を止
めてすぐ燃焼(灯油)に切替なければならない。
が1400℃を1ヶ所でも下がると、PCBの供給を止
めてすぐ燃焼(灯油)に切替なければならない。
【0030】炉本体1がTC点に於て1400℃を越え
るまで、即ち灯油(又はガス)燃料を燃やして炉温を1
400℃以上に上昇させなければならない。この時のT
Aは2000℃以上にも昇る。そしてTCが1450℃
になって初めて灯油燃料と、予め調整したPCB混合油
燃料との切替を(ON,OFF動作で)行う様に制御し
て、セットしておく必要がある。
るまで、即ち灯油(又はガス)燃料を燃やして炉温を1
400℃以上に上昇させなければならない。この時のT
Aは2000℃以上にも昇る。そしてTCが1450℃
になって初めて灯油燃料と、予め調整したPCB混合油
燃料との切替を(ON,OFF動作で)行う様に制御し
て、セットしておく必要がある。
【0031】灯油の燃料と、空気の供給量制御について
は炉温を上げるためには、温度コントローラ18および
制御弁5,6によって有効に行わせることができる。
は炉温を上げるためには、温度コントローラ18および
制御弁5,6によって有効に行わせることができる。
【0032】この炉本体1内の全温度および滞溜時間
は、炉本体1内に設けた3箇所の温度センサTA,T
B,TCおよび炉本体1の口径および高温加熱空気の送
風量および流体抵抗値などより検知計測できるので、表
1の条件を設定して有効な燃焼作用を行うものである。
は、炉本体1内に設けた3箇所の温度センサTA,T
B,TCおよび炉本体1の口径および高温加熱空気の送
風量および流体抵抗値などより検知計測できるので、表
1の条件を設定して有効な燃焼作用を行うものである。
【0033】このような渦巻高熱燃焼領域Aを含む燃焼
工程での有効な燃焼処理を受けた気体は、燃焼炉道25
より排煙筒部25を経て大気中に放出される。
工程での有効な燃焼処理を受けた気体は、燃焼炉道25
より排煙筒部25を経て大気中に放出される。
【0034】そして、大気中には前式(1)の通りに酸
化分解されて放出されるのでCO2およびHClはこれ
を既存の回収手段で有効に捕捉できる。
化分解されて放出されるのでCO2およびHClはこれ
を既存の回収手段で有効に捕捉できる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、PCBのような分解
しにくい廃油を、PCB混合油燃料噴霧工程で微少粒に
噴霧状に拡分散させると共に1400℃以上の燃焼工程
による高熱空気による燃焼作用と、補助加熱空気供給工
程による加熱空気の重畳的な作用を受けて所望時間蒸
発,分解,燃焼を効率よく行わせているので完全な熱分
解が行われ、ここに完全な無害化状態にすることができ
る。
しにくい廃油を、PCB混合油燃料噴霧工程で微少粒に
噴霧状に拡分散させると共に1400℃以上の燃焼工程
による高熱空気による燃焼作用と、補助加熱空気供給工
程による加熱空気の重畳的な作用を受けて所望時間蒸
発,分解,燃焼を効率よく行わせているので完全な熱分
解が行われ、ここに完全な無害化状態にすることができ
る。
【図1】 この発明に係るPCB廃油燃焼処理方法の一
実施例を示す装置の断面説明図
実施例を示す装置の断面説明図
【図2】 同上要部の拡大断面図
1 燃焼炉本体 2 廃油ノズル 3a,4a 流量計 5,6 制御弁 8 供給口 9 加熱炉 11 空気配管 12 加熱空気供給管 14 調節部 15 空気補助加熱配管 18 温度コントローラ TA,TB,TC 温度検出部 L 燃焼領域
Claims (1)
- 【請求項1】 燃焼油とPCB廃油とを混合して炉本体
内へ噴霧状に拡分散させるPCB混合油燃焼料噴霧工程
と、炉本体内の高温加熱空気により燃焼領域における燃
焼温度を1400℃以上のPCB分解温度に保持する燃
焼工程と、炉本体で加熱される空気を前記燃焼領域より
炉本体内に供給して炉本体内の燃焼温度を上昇させる補
助加熱空気供給工程と、より成ることを特徴とするPC
B廃油燃焼処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24141993A JPH0820066B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Pcb廃油燃焼処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24141993A JPH0820066B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Pcb廃油燃焼処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0791638A true JPH0791638A (ja) | 1995-04-04 |
JPH0820066B2 JPH0820066B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=17074018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24141993A Expired - Fee Related JPH0820066B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | Pcb廃油燃焼処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820066B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215700A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Fujita Seisakusho:Kk | 廃油燃焼装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106369614A (zh) * | 2016-10-25 | 2017-02-01 | 天津渤化永利化工股份有限公司 | 一种高温气化环保耦合燃烧装置 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP24141993A patent/JPH0820066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215700A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Fujita Seisakusho:Kk | 廃油燃焼装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0820066B2 (ja) | 1996-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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