JPH0791497B2 - 高固体含量で水性ベースの自蔵式印刷用インキ - Google Patents

高固体含量で水性ベースの自蔵式印刷用インキ

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JPH0791497B2
JPH0791497B2 JP3279907A JP27990791A JPH0791497B2 JP H0791497 B2 JPH0791497 B2 JP H0791497B2 JP 3279907 A JP3279907 A JP 3279907A JP 27990791 A JP27990791 A JP 27990791A JP H0791497 B2 JPH0791497 B2 JP H0791497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,高固体含量で水性ベースの自蔵
式(self−contained)印刷用インキ(S
Cインキ)とその製造方法に関する。さらに詳細には本
発明は,前記インキが塗布された無カーボン複写紙シー
トに関する。
【0002】当業者には周知のことであるが,感圧記録
紙(無カーボン複写紙としてよく知られている)は種々
のシステムにおいて有用である。例えば,タイプライタ
ーリボンや別個のインキ供給の必要性をなくすのが有利
であるコンピュータのプリントアウトや他の圧力マーキ
ング用途には,このような無カーボン複写紙が特に適し
ている。さらに,このような無カーボン複写紙システム
は,無カーボン複写紙セットにおける紙のフロントシー
トの裏側に,無色の色素前駆体の溶液を含有した圧力破
裂可能なマイクロカプセルの層を形成することによって
得られる,ということもよく知られている。この被覆さ
れた裏側はCB被膜として知られている。画像又はコピ
ーを生成させるためには,CB被膜を,適切な色現像剤
(色素受容体としても知られている)の被膜をフロント
に有する紙と結び合わせなければならない。この被覆さ
れたフロントの色現像剤被膜はCF被膜と呼ばれる。こ
の色現像剤は,色素前駆体との反応によって色素の色を
形成することのできる物質であって,通常は酸性であ
る。
【0003】感圧記録紙のマーキングは,圧力によって
CB被膜中のカプセルを破裂させて,色素前駆体の溶液
を下側の結び合わさったシートのフロント上に滲出させ
ることによって行われる。次いで,無色又は若干有色の
色素(又は色素前駆体)が,染料含有マイクロカプセル
が破裂された部分において色現像剤と反応し,これによ
って有色のマーキングに作用する。感圧記録紙の製造方
法に関するこうしたメカニズムはよく知られていること
である。
【0004】当業界ではさらに開発が進み,色素前駆体
を含有したマイクロカプセルとカプセル封入されていな
い色現像剤分散液を,一回の塗布操作で紙又は支持体上
に塗被できるようになった。色現像剤,色素前駆体,及
び紙ベースの表面上に隔離して保持されている前記の色
現像剤と色素前駆体に対する通常の溶媒,を含んだ自蔵
式無カーボン複写紙の製造が知られている。このような
自蔵式無カーボン複写シートの例は,米国特許第3,6
63,256号;第3,672,935;及び第3,7
32,120号に記載されている。通常,これらの特許
においては,色素前駆体と色現像剤の一方又は両方がカ
プセル封入されており,単一もしくは別個の塗料として
支持体に塗布される。これらの塗料は,支持体の全表面
に対して水性ベースのビヒクルを使用している。
【0005】上記特許に記載の方法は,水性ベースの塗
料組成物を塗布した後に相当量の水を蒸発させなければ
ならず,従ってかなりのエネルギーが必要になる,とい
う欠点を有する。さらに,このような水性ベースの塗料
組成物を乾燥させなければならないために,複雑で高価
な装置が必要となる。とりわけ問題なのは,水を除去す
る場合,シートのゆがみ,カール,又はしわ等を防止す
るために,塗布・乾燥装置に対して多くの制御器が必要
になることである。さらに,塗布装置にて過剰な浸透や
ウェブの破断が起こるのを避けるために,特殊なグレー
ドの紙が必要とされる。この結果,据え付けや運転に対
してかなりコストのかかる塗布・乾燥装置やそれ付随し
た設備が求められるようになる。さらに,資本経費が高
いことによる生産の集中化により,高いスクラップレベ
ルと高い輸送コストの形でコスト効率の低下を招く。こ
れらのファクターは全て,得られる自蔵式シートのコス
トアップに繋がる。
【0006】色形成用反応物を溶解することができ,色
形成反応を阻害することのない液体溶媒を使用すること
によって高固体含量の塗料が得られることが知られてい
る。米国特許第3,663,256号に開示されている
ように,ある与えられた溶媒が色形成反応を阻害する
か,あるいはマーキングの色の純度を弱める場合,該溶
媒は,色形成用反応物を密に接触させた後に,反応部位
から確実に除去できるよう充分に揮発性でなければなら
ない。しかしながら,これら固体溶液のコンシステンシ
ーが高く,またその溶液に使用される溶媒に対して充分
な揮発性が求められるために,種々の印刷上の問題が生
じ,ゴムプレートやゴムロールの膨潤を引き起こす。さ
らに,溶液の乾燥に対して多くのエネルギーが必要とさ
れ,また溶媒が揮発性であることから環境汚染の問題も
起こっている。
【0007】従って米国特許第4,337,968号に
おいては,水ビヒクルに対する部分的代替物として不揮
発性溶媒を使用すべきであると述べている。該特許によ
れば,フェノール樹脂,脂肪アルコール,及び非晶質の
親油性シリカ等の酸性色現像剤と組み合わせると,不揮
発性溶媒は,塗被形成された被膜の特性を向上させる。
なぜなら,残留溶媒は,これによって生成されたスポン
ジ状の色現像剤被膜の固化したゲル構造物中に存在する
からである。この高沸点溶媒(付着した被膜中に保持)
は可塑剤として作用する傾向があり,付着被膜にフレキ
シビリティを与え,従ってその後に行われる印刷やハン
ドリング時における過剰なダスティング(dustin
g)が防止される。しかしながら,このような不揮発性
溶媒を水の代替物として加えると,乾燥した被膜の画像
強度に対して悪影響を及ぼす。高固体含量の自蔵式塗料
における画像強度の低下は,不揮発性の溶媒を加えるこ
とによって色形成用反応物の希釈が起こるためであると
考えられる。
【0008】さらに当業界においては,カプセル封入さ
れた塗料のレオロジー特性と支持体接着性を改良するた
めにバインダーを使用することが知られている。米国特
許第3,016,308号又は第3,914,511号
に示されているように,塗料が輪転グラビア又はフレキ
ソ印刷によって紙支持体に塗布される場合には,このレ
オロジー特性が極めて重要となる。特に,フレキソ印刷
用の水性自蔵式塗料の場合,固形分は50%未満(すな
わち38〜42%)でなければならないことが知られて
いる。50%未満でないと,粘稠になりすぎて塗布しに
くくなるからである。高固体含量の塗料の印刷適性を改
良するバインダーはさらに,乾燥被膜に高い内部強度を
付与する。しかしながら一方,バインダーは,無色の色
素前駆体と酸性色現像剤との間に皮膜を形成することに
よって画像強度を低下させる。さらに,不揮発性溶媒と
バインダーとの間の相互作用によって色形成用反応物に
対する抑制剤が生じ,このため反応物間の完全な反応が
妨げられる。
【0009】従って当業界においては,支持体に印刷し
たときに画像強度の改良をもたらし,そして無カーボン
複写紙を印刷するための適切なレオロジー特性を有する
高固体含量で水性ベースの自蔵式印刷用インキが要望さ
れている。
【0010】こうした要望は,高固体含量で水性ベース
の自蔵式印刷用インキ(以後SCインキと呼ぶ),及び
SCインキの塗被された支持体シートを含む無カーボン
複写シートを提供する本発明によって満たされる。本発
明のSCインキを使用すると,固形分が多いので,従来
の自蔵式印刷用インキ組成物に比べて画像強度が改良さ
れる。本明細書で言う高固体含有物とは,少なくとも5
0%(湿潤状態での重量%)の固体を含有した自蔵式イ
ンキを意味する。本発明のSCインキはさらに,印刷の
ための適切なレオロジー特性を示し,そして従来の水性
ベースの自蔵式インキに付きもののしわやカールの問題
を生じることがなく,且つ乾燥のためのエネルギー必要
量の少ない無カーボン複写紙を与える。
【0011】本発明の1つの態様にれば、高固体含量で
水性ベースの自蔵式印刷用インキが提供され、前記自蔵
式印刷用インキは、 (a) 不揮発性の希釈剤; (b) 酸性の色現像剤; (c) 前記の酸性色現像剤と反応して色を形成するこ
とのできる色素前駆体を含有したマイクロカプセル; (d) バインダー;及び (e) 前記インキ中においては前記バインダーに対し
て相溶性があるが、前記インキが乾燥されたときには前
記バインダーに対して不相溶性となる水溶性界面活性
剤; を含有した水溶性を含む。このとき前記水溶性が少なく
とも50重量%の固体を含有している。
【0012】不揮発性の希釈剤は,インキ中の水に対す
る部分的代替物として作用し,従ってインキの固体含量
が増大する。不揮発性の希釈剤は,インキ中に約15〜
40重量%の量にて存在するのが好ましい。希釈剤は,
水に溶解するか又は水と混和性のあるものでなければな
らず,インキの粘度を過度に増大させるものであっては
ならない。本発明の好ましい実施態様においては,不揮
発性希釈剤は,多価アルコール(例えば,α−メチルグ
ルコシド,ソルビトール,及びエリスリトール等),ポ
リオール(例えばポリオキシエチレングリコール),ア
ミド,及びウレア類(例えばジメチルウレア)からなる
群から選ばれる。
【0013】酸性の色現像剤は,当業界に周知であって
従来使用されている組成物,例えば,サリチル酸亜鉛,
アセチル化フェノール樹脂,サリチル酸変性のフェノー
ル樹脂,亜鉛化フェノール樹脂(zincated p
henolic resins),及びノボラック型フ
ェノール樹脂から選択することができる。酸性色現像剤
は,インキ中に約10〜60重量%の量にて存在するの
が好ましい。
【0014】色素前駆体を含有したマイクロカプセルの
場合,色素前駆体は,当業界で従来使用されている多く
の無色又は若干有色の組成物から選択することができ
る。好ましい色素前駆体としては,トリフェニルメタ
ン,ジフェニルメタン,ロイコ染料,キサンテン化合
物,チアジン化合物,及びスピロピラン化合物等があ
る。色素前駆体は,アルキル化ナフタレン,アルキル化
ビフェニル,塩素化ジフェニル類,ジフェニルメタン
類,ジフェニルエタン類,及びアルキルフタレート等の
油状溶媒中に溶解させるのが好ましい。本発明の高固体
含量インキにおいては,色素前駆体含有マイクロカプセ
ルは約10〜60重量%の量にて存在する。
【0015】油状物と色素前駆体を含有したマイクロカ
プセルは,当該マイクロカプセルが,フレキソ印刷法又
はオフセットグラビア印刷法において加わる圧力に対し
て,早すぎる破裂を起こすことなく耐えられるほど充分
に強固である限り,当業界に周知のいかなる方法によっ
ても造ることができる。マイクロカプセル封入の好まし
い方法は,セイツ(Seitz)による米国特許第4,
889,877号に開示されている。
【0016】SCインキ中にバインダーが存在すると,
インキのレオロジー特性が改良されてより良好な印刷適
性が得られる。バインダーはさらに,SCインキの支持
体への密着性と印刷されたインキ内の内部強度を向上さ
せる。本発明の好ましい実施態様においては,バインダ
ーは約1〜9重量%の量にて存在し,スターチ,カゼイ
ン,ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,カ
ルボキシル化スチレンブタジエンラテックス,及びこれ
らの混合物からなる群から選ぶことができる。最後に,
本発明のSCインキはさらに,インキが湿潤状態のとき
にはバインダーに対して相容性があるが,インキが乾燥
されたときにはバインダーに対して不相容性となるよう
な水溶性アニオン界面活性剤を含む。適切な界面活性剤
は,脂肪族スルホン酸,芳香族スルホン酸,及びアルキ
ル置換の芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩から選択す
ることができる。好ましいのは,アルキル置換芳香族ス
ルホン酸のナトリウム塩とカリウム塩である。本用途に
対する好ましい水溶性界面活性剤はアルキルナフタレン
スルホン酸ナトリウムである。水溶性界面活性剤は,イ
ンキ中に約0.1〜3.0重量%の量にて存在するのが
好ましい。
【0017】本発明の水溶性界面活性剤を使用すると、
従来技術によるバインダー物質を含んだ高固体含量で水
性の自蔵式印刷用インキにおいて見られる好ましくない
レオロジー特性(例えば高粘度)をもつことのないイン
キが得られる。水溶性界面活性剤とバインダーの好まし
い組合わせは、1〜9%(乾量)の範囲のポリビニルピ
ロリドンバインダーと0.1〜3%(乾量)の範囲のア
ルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムとの組合わせで
ある。本発明ではインキ中においてバインダーに対して
相溶性であるが、前記インキが乾燥した時、前記バイン
ダーに対し不相溶性となる水溶性界面活性剤を使用して
レオロジー特性の問題を解決した。又本発明の界面活性
剤は、湿潤状態において、バインダーを溶かしそして画
像強度を低下させることなしに、SC被覆の接着性を改
良する。本願発明の界面活性剤は、潤滑状態ではバイン
ダーと相溶性であるが、乾燥状態ではバインダーに不相
溶性になる。そのためインキが乾燥した時、画像強度を
低下しないようにその界面活性剤は結晶化する。
【0018】本発明による高固体含量の自蔵式印刷用イ
ンキの任意成分は,0〜30%(乾量)の範囲で使用さ
れる充填剤物質である。充填剤は,ケイ酸アルミニウ
ム,炭酸カルシウム,ワックス,ポリエチレン,及びこ
れらの混合物からなる群から選ぶことができる。本発明
において最も好ましい充填剤はポリエチレンである。
【0019】本発明はさらに,支持体シートと前記支持
体シート上の被膜;不揮発性の希釈剤を含んだ塗料;酸
性の色現像剤;前記の酸性色現像剤と反応して色を形成
することのできる色素前駆体を含有したマイクロカプセ
ル;バインダー;及び前記塗料が湿潤状態であるときに
は前記バインダーに対して相容性があるが,前記塗料が
乾燥されたときには前記バインダーに対して不相容性と
なる水溶性界面活性剤;を含んだ自蔵式無カーボン複写
シートを提供する。
【0020】従って本発明の目的は,従来の印刷法を使
用して支持体に塗布することのできる高固体含量のSC
インキ,及びこうした印刷用インキで被覆された無カー
ボン複写紙シートを提供することにある。本発明の他の
目的,特徴,及びそれに付随したいくつかの利点は,以
下に記載の好ましい実施態様の詳細な説明を読めば当業
者には明らかとなろう。
【0021】本発明の好ましい実施態様においては,高
固体含量で水性ベースの自蔵式印刷用インキ(SCイン
キ)を使用して,簡単なフレキソ印刷法やオフセットグ
ラビア印刷法に基づいて自蔵式無カーボン複写シートを
作製することができる。インキを印刷するための好まし
い方法はオフセットグラビア印刷法である。なぜなら,
一定の塗料重量で均一な被膜を施すことができるからで
ある。
【0022】本発明の重要な態様は,不揮発性の希釈剤
をSCインキ中の水ビヒクルに対する部分的代替物とし
て使用することである。これにより,少なくとも50%
(従来技術のインキより大幅に多い)の固体含量を有す
るインキの配合が可能となる。不揮発性希釈剤が発現す
べき特性としては,水に対する溶解度が33%より大き
いこと;低粘度(すなわち50cps)の溶液を与える
ために比較的低分子量であること;非吸湿性(又は若干
吸湿性)であって本質的に粘着性のない状態にまで乾燥
できること;そして環境上の制約条件を受けず,且つ作
業者の安全性を保証するために0.1mmHg未満の蒸
気圧を有すること;などがある。
【0023】好ましい不揮発性希釈剤は多価アルコール
(例えばα−メチルグルコシド)である。α−メチルグ
ルコシドは水溶解性の固体物質であり,水性ベースの自
蔵式印刷用インキ中に組み込まれると液体として作用す
る。α−メチルグルコシドは比較的高い吸湿性(25℃
にて85.5%)を有する。この結果,多価アルコール
で被覆した紙支持体のような支持体シートは,シートの
カール及び/又はゆがみを起こしにくい。本発明におい
て使用することのできる他の多価アルコールとしては,
ソルビトール,ペンタエリスリトール,グリセロール,
スクロース,トリメチロールエタン,及びトリメチロー
ルプロパン等がある。他の不揮発性希釈剤は,ポリオー
ル類,アミド類,ウレア類(例えばジメチルウレア),
及びジメチルヒダントインホルムアルデヒド樹脂からな
る群から選ぶことができる。自蔵式インキに使用される
不揮発性希釈剤の量は,約15〜40重量%の範囲であ
るのが好ましい。
【0024】本発明の酸性色現像剤は,水分散性であっ
て,色素前駆体と結合したときに色を生成する酸性画像
形成剤として機能するような,いかなるタイプの色現像
剤であってもよい。好ましい色現像剤はフェノール樹脂
とサリチル酸亜鉛であり,最も好ましいのはフェノール
樹脂である。インキ組成物中に存在する色現像剤の量
は,約10〜60重量%の範囲であるのが好ましい。
【0025】本発明に使用するための好ましいフェノー
ル樹脂はフェノールホルアルデヒドノボラック樹脂であ
る。いわゆる通常のノボラック樹脂,及び亜鉛と反応さ
せた形のノボラック樹脂のいずれも使用することができ
る。他の適切なカチオンと反応させて反応性を高めた樹
脂も使用することができる。亜鉛化ノボラック樹脂及び
ノボラック樹脂の反応性を高めるのに使用することので
きる他の金属イオンの例が,例えば米国特許第3,37
2,120号に開示されている。ノボラック樹脂は,亜
鉛を結合させるよりむしろ,別個の亜鉛塩の形で存在し
てもよい(米国特許第3,723,156号に開示)。
【0026】従って,フェノール樹脂の発色機能は,フ
ェノール樹脂が亜鉛塩と共に存在しているか,又は亜鉛
化合物と実際に反応して亜鉛化樹脂を生成するような形
で存在しているときに,大きく改良される。好ましいカ
チオンであることから亜鉛が使用されているが,例え
ば,カドミウム(III),ジルコニウム(II),コ
バルト(II),ストロンチウム(II),アルミニウ
ム(III),銅(III),及び錫(II)等の他の
金属カチオンも使用することができる。
【0027】水,不揮発性希釈剤,及び酸性色現像剤
が,本発明による高固体含量で水性ベースの自蔵式印刷
用インキにおける主要な成分を構成しているが,他の重
要な構成成分としては,バインダー,及びインキが湿潤
状態であるときにはバインダーに対して相容性がある
が,インキが支持体に印刷されてから乾燥されたときに
はバインダーに対して不相容性であるような水溶性の界
面活性剤(バインダーに対する拮抗薬剤)がある。
【0028】バインダーは,SCインキの支持体シート
への密着性を改良するために使用され,これにより無カ
ーボン複写紙シート上の被膜は簡単には“剥がれ落ちな
い”ようになる。しかしながら,過剰量のバインダーを
使用すると,色現像剤の画像生成能力に影響を及ぼし,
無色の染料と酸性色現像剤との間に皮膜が形成されるこ
とによって画像強度が低下する。
【0029】一般には,スターチ,カゼイン,ポリビニ
ルアルコール(PVA),ポリビニルピロリドン(PV
P),及びカルボキシル化スチレンブタジエン(SB
R)等の公知の水性バインダー,並びにこれらの混合物
を使用することができる。本発明において使用する好ま
しいバインダーは,生物学的な攻撃を受けることがなく
且つ保存寿命の長いPVPである。本発明による高固体
含量の自蔵式印刷用インキ中には,約1〜9重量%のバ
インダー(例えばPVP)が存在してもよい。
【0030】本発明のSCインキに関してさらに重要な
ことは,SCインキが湿潤状態であるときにはバインダ
ーに対して相容性があるが,支持体に印刷された後にイ
ンキが乾燥されたときにはバインダーに対して不相容性
となるような水溶性の界面活性剤を加えることである。
この水溶性界面活性剤はさらに,高粘度(これはバイン
ダー物質を使用したことが原因)をより低粘度にするこ
とによって,インキのレオロジー特性を改良するのにも
有用である。
【0031】水溶性界面活性剤は,乾燥されたインキに
おけるバインダーの皮膜形成性(これは,印刷された支
持体上で起こる色形成反応を妨げることがある)を低下
させるだけでなく,水性ベースのインキ中に溶解するこ
とによって,前記バインダーが湿潤状態においてその機
能を果たすのを可能にする。しかしながら,SCインキ
が支持体シート上で乾燥すると,水溶性界面活性剤が結
晶化し,従って乾燥状態においてはバインダー物質に対
して不相容性となる。こうした水溶性界面活性剤をイン
キ組成物中に含むことの正味の結果は,湿潤状態の印刷
工程においてインキの過度の粘度上昇をこうむることな
く,印刷された支持体上の画像強度が向上するというこ
とである。
【0032】水溶性の界面活性剤は,通常はアルキル置
換芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩から選ばれる強ア
ニオン性の塩である。好ましいバインダー,すなわちポ
リビニルピロリドン(PVP)を使用する場合,これに
関連した好ましい水溶性界面活性剤はアルキルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウムであり,その好ましい使用量は
約0.1〜3%(乾量)の範囲である。アルキルナフタ
レンスルホン酸ナトリウムをPVPと共に使用すると,
湿潤状態のインキ中においてアルキルナフタレンスルホ
ン酸ナトリウムがバインダー物質(PVP)と結びつい
て粘度の低下が起こるが,PVPは,SCインキの支持
体シートへの密着性を改良するのにその機能を果たすこ
とができる。
【0033】最後に,SCインキにおける任意の成分は
充填剤である。この充填剤成分は,本発明のSCインキ
の最大30重量%まで組み込むことができる。しかしな
がら,本発明に有用な充填剤物質は,インキと無カーボ
ン複写紙シートの両方に対して本質的に化学的に不活性
であり,従ってその使用は任意である,ということに留
意しなければならない。充填剤は,単にSCインキにバ
ルクを加えるために,そしてインキのハンドリング特性
と印刷特性を向上させるために使用される。使用するこ
とのできる充填剤としては,ケイ酸アルミニウム(クレ
ー),炭酸カルシウム,他の添加剤(例えばワックスや
ポリエチレンエマルジョン),及びこれらの混合物等が
ある。
【0034】当業界において従来行われているように,
少量(最大5重量%まで)の種々の成分をSCインキに
加えてもよい。これらの成分としては,水酸化ナトリウ
ムやテトラホウ酸ナトリウム(ホウ砂)当の塩基があ
る。同様に,前述したように生物学的攻撃によって保存
寿命が影響を受けている場合,弱塩基を加えてSCイン
キをより簡単に印刷できるようにすることができる。
【0035】好ましい実施態様においては,本発明のS
Cインキは,早すぎる破裂を起こすことなく,フレキソ
印刷法又はオフセットグラビア印刷法にて加わる圧力に
耐えられる程度に強固な油状物含有マイクロカプセルを
含む。これらのマイクロカプセルは,SCインキの約1
0〜60重量%の量にて存在するのが好ましい。
【0036】好ましいマイクロカプセル化方法が米国特
許第4,889,877号に記載されている。しかしな
がら,界面重合法,界面架橋法,又は他の公知のマイク
ロカプセル化方法も使用することができる。米国特許第
4,889,877号に開示されているように,色素前
駆体と架橋剤を含有した油状溶液が,弱塩基を使用して
溶解されたカゼイン又は他のポリアニオンの水溶液中に
乳化される。好ましくは3以上の官能価を有し,且つ好
ましくは1200未満の分子量を有するポリアミンが,
乳化の前もしくは後に加えられる。
【0037】好ましいポリアミンはさらに,3つのアミ
ノ基のうちの少なくとも2つにおいて少なくとも1つの
活性水素を有する。適切なポリアミンの例としては,ジ
エチレントリアミン,ビス(ヘキサメチレン)トリアミ
ン,ポリオキシプロピレントリアミン,ポリオキシプロ
ピレンポリアミン,及びアミンエポキシ付加物(ヒドロ
キシアルキル置換のポリアミン)等がある。
【0038】ポリアニオンとポリアミンは,架橋剤に対
する共反応物として作用する錯体又は高分子塩を形成す
る。架橋剤は,ポリアミン−ポリアニオン錯体の両方の
セグメントと同時に反応するか,又はポリアミンセグメ
ントと反応してポリアニオンセグメントを析出させる反
応物である。適切な架橋剤反応物の例としては,ポリイ
ソシアネート,ポリ酸塩化物,ポリ無水物,ポリエポキ
シド,ポリクロロホルメート,及びポリアルデヒド等が
ある。架橋剤は,少なくとも3の官能価を有するとき
に,本発明の系において最も良く機能する。
【0039】上記の目的に対して適切なイソシアネート
は,ポリイソシアネートとポリイソシアソートプレポリ
マーである。本明細書で言う“ポリイソシアネート”と
は,ポリイソシアネート類とポリイソチオシアネート類
を含む。適切な親油性ポリイソシアネートの例として
は,m−フェニレンジイソシアネート,p−フェニレン
ジイソシアネート,2,6−トリレンジイソシアネー
ト,2,4−トリレンジイソシアネート,ナフタレン−
1,4−ジイソシアネート,ジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート,3,3’−ジメトキシ−4,
4’−−ビフェニルジイソシアネート,3,3’−ジメ
チルジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート,
キシレン−1,4−ジイソシアネート,キシレン−1,
3−ジイソシアネート,4,4’−ジフェニルプロパン
ジイソシアネート,トリメチレンジイソシアネート,ヘ
キサメチレンジイソシアネート,プロピレン−1,2−
ジイソシアネート,ブチレン−1,2−ジイソシアネー
ト,エチリジンジイソシアネート,シクロヘキシレン−
1,2−ジイソシアネート,シクロヘキシレン−1,4
−ジイソシアネート,キシレン−1,4−ジイソチオシ
アネート,エチリジンジイソチオシアネート,及びヘキ
サメチレンジイソチオシアネート等のジイソシアネート
類; 4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシ
アネートやトルエン−2,4,6−トリイソシアネート
等のトリイソシアネート類; 及び4,4’−ジメチル
ジフェニルメタン−2,2’,5,5’−テトライソシ
アネート等のテトライソシアネート類;などがある。特
に好ましいのは,ヘキサメチレンジイソシアネートとヘ
キサントリオールの付加物,2,4−トルエンジイソシ
アネートとピロカテコールの付加物,トルエンジイソシ
アネートとヘキサントリオールの付加物,トルエンジイ
ソシアネートとトリメチロールプロパンの付加物,テト
ラメチルキシレンジイソシアネートとトリメチロールプ
ロパンの付加物,ヘキサメチレンジイソシアネートとト
リメチロールプロパンの付加物,又は上記化合物に対す
る適切なポリイソシアネート類縁体〔すなわち,メチレ
ン(ポリフェニルイソシアネート)〕等である。
【0040】使用可能な他の変性イソシアネートとして
は,1分子当たり少なくとも2つのイソシアネート官能
基を有するヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネー
ト,m−キシレンジイソシアネート,4,4’−ジイソ
シアナート−ジシクロヘキシルメタン,及びイソホロン
ジイソシアネート等をベースとしたものがある。ビウレ
ット構造を有するヘキサメチレン−1,6−ジイソシア
ネート誘導体(米国特許第4,051,165号に開
示),あるいはイソシアヌレート構造を有するヘキサメ
チレン−1,6−ジイソシアネート誘導体をベースとし
たポリイソシアネート類も使用することができる。
【0041】反応物を溶解した油状溶液は,自蔵式シス
テムに通常使用される染料前駆体用溶媒のような油状溶
媒を含むのが好ましい。適切な油状溶媒物質としては,
アルキル化ナフタレン,アルキル化ビフェニル,塩素化
ジフェニル,ジフェニルメタン類,ジフェニルエタン
類,及びアルキルフタレート等がある。使用することの
できる他の油状溶媒物質としては,ケロシン,ミネラル
スピリット,ナフサ,キシレン,及びトルエン等の脂肪
族・芳香族炭化水素油がある。
【0042】同様に,SCインキの場合には通常の色素
前駆体を使用することができる。これらの色素前駆体と
しては,トリフェニルメタン化合物,ジフェニルメタン
化合物,ロイコ染料,キサンテン化合物,チアジン化合
物,及びスピロピラン化合物等がある。
【0043】本発明のSCインキは,従来のグラビア印
刷装置又はフレキソ印刷装置を使用して,約45g/m
2 〜120g/m2 の重量を有する紙支持体等の支持体
シート,あるいはポリエステルフィルム等のプラスチッ
クフィルムに容易に塗布することができる。前述したよ
うに,SCインキを塗布するための好ましい方法は,オ
フセットグラビア印刷法である。なぜなら,3g/m2
未満という低重量の均一な被膜を施すことができるから
である。
【0044】低いプレス速度においては,本発明のSC
インキは周囲温度で自然乾燥する。より高いプレス速度
(200フィート/分を越える)においては,赤外線ヒ
ーター,小型の補助的高温空気乾燥器,又は加熱ロール
を使用して,塗布された支持体シートを乾燥することが
できる。印刷プレス機を大幅に再構築することなく,現
行の印刷プレス機に市販のユニットを組み込むことがで
きる。
【0045】本発明の理解を深めるために,以下に実施
例を挙げて本発明を説明するが,実施例は本発明を例証
するためのものであって,これによって本発明の範囲が
限定されるものではない。
【0046】実施例1 以下に記載の物質を撹拌しながら混合して,いつでも使
用可能で,保存安定性が良く,高固体含量で水性ベース
の自蔵式印刷用インキを作製した。
【0047】
【0048】当業者にとっては,特許請求の範囲に規定
した本発明の範囲を逸脱することなく,種々の変形が可
能であることは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲーリー・ダブリュー・ドール アメリカ合衆国オハイオ州45322,イング ルウッド,フィリップスバーグ・ロード 4900 (56)参考文献 特公 昭62−10271(JP,B2) 特公 昭63−7160(JP,B2) 米国特許4889877(US,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高固体含量で水性ベースの自蔵式印刷用
    インキであって、 (a) 不揮発性の希釈剤; (b) 酸性の色現像剤; (c) 前記の酸性色現像剤と反応して色を形成するこ
    とのできる色素前駆体を含有したマイクロカプセル; (d) バインダー;及び (e) 前記インキ中においては前記バインダーに対し
    て相溶性があるが、前記インキが乾燥されたときには前
    記バインダーに対して不相溶性となる水溶性界面活性
    剤; を含有した水溶性を含み、このとき前記水溶性が少なく
    とも50重量%の固体を含有している、前記自蔵式印刷
    用インキ。
  2. 【請求項2】 前記の不揮発性希釈剤が,多価アルコー
    ル,ポリオール,アミド,及びウレア類からなる群から
    選ばれる,請求項1記載の自蔵式印刷用インキ。
  3. 【請求項3】 前記の酸性色現像剤が,サリチル酸亜
    鉛,アセチル化フェノール樹脂,サリチル酸変性のフェ
    ノール樹脂,亜鉛化フェノール樹脂,及びノボラック型
    フェノール樹脂からなる群から選ばれる,請求項1記載
    の自蔵式印刷用インキ。
  4. 【請求項4】 前記バインダーが,スターチ,カゼイ
    ン,ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,カ
    ルボキシル化スチレンブタジエンラテックス,及びこれ
    らの混合物からなる群から選ばれる,請求項1記載の自
    蔵式印刷用インキ。
  5. 【請求項5】 前記水溶性界面活性剤がアルキルナフタ
    レンスルホン酸ナトリウムである,請求項1記載の自蔵
    式印刷用インキ。
  6. 【請求項6】 前記水溶液がさらに充填剤を含む,請求
    項1記載の自蔵式印刷用インキ。
  7. 【請求項7】 前記充填剤が,ケイ酸アルミニウム,炭
    酸カルシウム,ワックス,ポリエチレン,及びこれらの
    混合物からなる群から選ばれる,請求項6記載の自蔵式
    印刷用インキ。
  8. 【請求項8】 前記充填剤がポリエチレンである,請求
    項7記載の自蔵式印刷用インキ。
  9. 【請求項9】 前記色素前駆体が,トリフェニルメタン
    類,ジフェニルメタン類,ロイコ染料,キサンテン化合
    物,チアジン化合物,及びスピロピラン化合物からなる
    群から選ばれる,請求項1記載の自蔵式印刷用インキ。
  10. 【請求項10】 前記インキをペーパーシートに塗布し
    て無カーボン複写シートを得る,請求項1記載の自蔵式
    印刷用インキ。
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