JPH0791398A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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Publication number
JPH0791398A
JPH0791398A JP23636093A JP23636093A JPH0791398A JP H0791398 A JPH0791398 A JP H0791398A JP 23636093 A JP23636093 A JP 23636093A JP 23636093 A JP23636093 A JP 23636093A JP H0791398 A JPH0791398 A JP H0791398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
gas turbine
cleaning
wet cleaning
cleaning liquid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23636093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Azuma
一也 東
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0791398A publication Critical patent/JPH0791398A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機における動翼の湿式洗浄時に動翼の汚
れが落ち易くなって洗浄効果が向上することを目的とす
る。 【構成】 スピン運転および燃焼用空気の圧縮機におけ
る動翼の湿式洗浄の2条件によりモードスイッチが作動
して圧縮機の可変静翼を開くとともに流量調整弁が作動
して動翼の湿式洗浄を行う洗浄液の供給ラインを開くよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電などに適用さ
れるガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は火力発電などに使用されている従
来のガスタービンの説明図である。図において、一般に
ガスタービンにおける燃焼用空気の圧縮には多段軸流圧
縮機12が使用されており、最近のように大気の汚染が
著しいと、この多段軸流圧縮機12の動翼が早期に汚れ
て性能が低下する。多段軸流圧縮機12の動翼が汚れた
場合の対策として乾式洗浄、或いは湿式洗浄が行われて
おり、乾式洗浄は多段軸流圧縮機12の運転中にナッシ
ュシェル(胡桃の殻の破砕粒)や米穀などを多段軸流圧
縮機12の吸気口から多段軸流圧縮機12内に投入して
行う。また、湿式洗浄はガスタービンにおける起動機に
よる500r.p.m 程度のスピン運転中に、多段軸流圧縮
機12の吸気口近傍に設けられている低圧段の可変静翼
の上流側に噴射ノズル13を設け、この噴射ノズル13
を介して中性の洗浄液を注入して行う。可変静翼は流量
調整を行うために入口角度が可変構造になっており、全
段とも可変構造の場合もあるが、本ガスタービンにおい
ては低圧の4〜5段を可変構造としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のガ
スタービンにおいては、多段軸流圧縮機12における動
翼の湿式洗浄中は可変静翼が全閉状態になっているた
め、多段軸流圧縮機12の吸気口に投入された洗浄液が
全閉状態の可変静翼でブロックされて50%程度しか多
段軸流圧縮機12内に入らず、洗浄液が著しく無駄にな
っている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガスタービ
ンは上記課題の解決を目的にしており、スピン運転およ
び燃焼用空気の圧縮機における動翼の湿式洗浄の2条件
により作動して上記圧縮機の可変静翼を開くモードスイ
ッチを備えた構成を特徴とする。
【0005】また、本発明に係るガスタービンにおいて
は、スピン運転および燃焼用空気の圧縮機における動翼
の湿式洗浄の2条件により作動して上記圧縮機の可変静
翼を開くモードスイッチと、上記2条件により作動して
上記動翼の湿式洗浄を行う洗浄液の供給ラインを開く流
量調整弁とを備えた構成を特徴とする。
【0006】
【作用】即ち、本発明に係るガスタービンにおいては、
スピン運転および燃焼用空気の圧縮機における動翼の湿
式洗浄の2条件によりモードスイッチが作動して圧縮機
の可変静翼を開くようになっており、圧縮機における動
翼の湿式洗浄時にモードスイッチの湿式洗浄及びスピン
運転の両モードを選択してスピン運転を行うとモードス
イッチがONに入って可変静翼を開くことによって圧縮
機内に投入される洗浄液が可変静翼でブロックされるこ
となく、また圧縮機内への吸気流量が増して洗浄液が動
翼に衝突する速度が増加する。
【0007】また、本発明に係るガスタービンにおいて
は、スピン運転および燃焼用空気の圧縮機における動翼
の湿式洗浄の2条件によりモードスイッチが作動して圧
縮機の可変静翼を開くとともに流量調整弁が作動して動
翼の湿式洗浄を行う洗浄液の供給ラインを開くようにな
っており、圧縮機における動翼の湿式洗浄時にモードス
イッチの湿式洗浄及びスピン運転の両モードを選択して
スピン運転を行うとモードスイッチがONに入って可変
静翼を開くとともに洗浄液の供給ラインも自動的に開か
れることによって圧縮機内に投入される洗浄液が可変静
翼でブロックされることなく、また圧縮機内への吸気流
量が増して洗浄液が動翼に衝突する速度が増加する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るガスタービン
の説明図、図2は本発明の他の実施例に係るガスタービ
ンの説明図である。図1において、本実施例に係るガス
タービンは火力発電などに使用されるもので、燃焼用空
気の圧縮には多段軸流圧縮機12が使用されており、最
近のように大気の汚染が著しいと、この多段軸流圧縮機
12の動翼が早期に汚れて性能が低下する。多段軸流圧
縮機12の動翼が汚れた場合の対策として乾式洗浄、或
いは湿式洗浄が行われており、乾式洗浄は多段軸流圧縮
機12の運転中にナッシュシェル(胡桃の殻の破砕粒)
や米穀などを多段軸流圧縮機12の吸気口から多段軸流
圧縮機12内に投入して行う。また、湿式洗浄はガスタ
ービンにおける起動機による500r.p.m 程度のスピン
運転中に、多段軸流圧縮機12の吸気口近傍に設けられ
ている低圧段の可変静翼の上流側に噴射ノズル13を設
け、この噴射ノズル13を介して中性の洗浄液を注入し
て行う。可変静翼は流量調整を行うために入口角度が可
変構造になっており、全段とも可変構造の場合もある
が、本ガスタービンにおいては低圧の4〜5段を可変構
造としている。
【0009】本ガスタービンにおいては図に示すように
多段軸流圧縮機12における動翼の湿式洗浄時にこの可
変静翼が自動的に開動作を行うように、多段軸流圧縮機
12における動翼の湿式洗浄及びガスタービンにおける
スピン運転の2つの条件によってスイッチONとなるモ
ードスイッチ3が電源回路4に設けられており、この2
つの条件によって電源が入ると可変静翼機構5の駆動部
6が作動して最前列の可変入口案内翼を含む可変静翼が
総て全開するようになっている。なお、湿式洗浄を行う
洗浄液の供給は図に示すように洗浄液ライン7に手動仕
切弁8を設けておき、湿式洗浄時にはこの手動仕切弁8
を開いて洗浄液を供給するようにしてもよく、また図2
に示すように洗浄液ライン7に洗浄液の流量調整弁9を
設けておくとともにモードスイッチ3の下流側に電空変
換器10を介して流量調節器11を設けておき、モード
スイッチ3が出力するON,OFF信号により適量の洗
浄液が供給されるようにしてもよい。このように、ガス
タービンにおけるスピン運転時に多段軸流圧縮機12に
おける可変静翼が全開の状態で動翼の湿式洗浄が行われ
ることにより、多段軸流圧縮機12の吸気口に投入され
る洗浄液が可変静翼でブロックされずに無駄なく多段軸
流圧縮機12内の動翼に衝突し、動翼の洗浄が完全に行
われる。
【0010】従来のガスタービンにおいては、多段軸流
圧縮機における動翼の湿式洗浄中は可変静翼が全閉状態
になっているため、多段軸流圧縮機の吸気口に投入され
た洗浄液が全閉状態の可変静翼でブロックされて50%
程度しか多段軸流圧縮機内に入らず、洗浄液が著しく無
駄になっているが、本ガスタービンにおいては多段軸流
圧縮機12における動翼の湿式洗浄(コールドウォッシ
ュ)及びガスタービンにおけるスピン運転の2つの条件
でONとなるモードスイッチ3を設け、両モードを選択
した上でガスタービンにスピン運転を行わせると可変静
翼が自動的に総て全開となるようになっており、洗浄液
ライン7の手動仕切弁8を手動で、或いは流量調整弁9
を自動的に開として最適量の洗浄液を吸気口に投入する
ことによって吸気口に投入された洗浄液が可変静翼でブ
ロックされず、また可変静翼が全開することによって吸
気流量が増加して洗浄液が動翼に衝突する速度が増す。
これにより、汚れが落ち易くなって動翼の洗浄効果が向
上し、多段軸流圧縮機12における性能、機械的な安全
性が保持される。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るガスタービンは前記のよう
に構成されており、圧縮機における動翼の湿式洗浄時に
洗浄液が可変静翼でブロックされることなく、また洗浄
液が動翼に衝突する速度が増加するので、動翼の汚れが
落ち易くなって洗浄効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るガスタービンに
おける多段軸流圧縮機の断面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例に係るガスタービン
における多段軸流圧縮機の断面図である。
【図3】図3は従来のガスタービンにおける多段軸流圧
縮機の断面図である。
【符号の説明】
3 モードスイッチ 4 電源回路 5 可変静翼機構 6 駆動部 7 洗浄液ライン 8 手動仕切弁 9 流量調整弁 10 電空変換器 11 流量調節器 12 多段軸流圧縮機 13 噴射ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピン運転および燃焼用空気の圧縮機に
    おける動翼の湿式洗浄の2条件により作動して上記圧縮
    機の可変静翼を開くモードスイッチを備えたことを特徴
    とするガスタービン。
  2. 【請求項2】上記2条件により作動して上記動翼の湿式
    洗浄を行う洗浄液の供給ラインを開く流量調整弁を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のガスタービン。
JP23636093A 1993-09-22 1993-09-22 ガスタービン Withdrawn JPH0791398A (ja)

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JP23636093A JPH0791398A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 ガスタービン

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JP23636093A JPH0791398A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 ガスタービン

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JPH0791398A true JPH0791398A (ja) 1995-04-04

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ID=16999650

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184714A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Hitachi Ltd 軸流圧縮機及びその改造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184714A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Hitachi Ltd 軸流圧縮機及びその改造方法
US9903389B2 (en) 2011-03-07 2018-02-27 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Axial-flow compressor and modification method

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