JPH07909U - 廃棄物処理箱 - Google Patents

廃棄物処理箱

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JPH07909U
JPH07909U JP2978493U JP2978493U JPH07909U JP H07909 U JPH07909 U JP H07909U JP 2978493 U JP2978493 U JP 2978493U JP 2978493 U JP2978493 U JP 2978493U JP H07909 U JPH07909 U JP H07909U
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JP
Japan
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box
box body
plate
shape
waste
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Application number
JP2978493U
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English (en)
Inventor
成弘 姥ケ崎
法男 河村
Original Assignee
ソーラーテクニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境を汚染する廃棄物を箱体内に確実に封じ
るとともに汚染源である液体等の洩れを防止できてしか
も取り扱いやすい廃棄物処理箱を提供すること。 【構成】 上部が開閉可能に形成された箱体2と、箱体
2の内側面2aの形状に沿うように屈曲して前記箱体2
内部に配設される内側板20と、前記箱体2の内部の底
面の形状に沿う底部29とこの底部29の外周縁から立
ち上がり状に屈曲可能に形成された縦壁部30とからな
る内底板28とからなり、内側板20が配設された箱体
2内部の底面にはめ込まれた内底板28が前記内側板2
0を箱体2の内側面2aに密着状に押圧固定してなるこ
と。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、廃棄物処理箱に関し、特に汚染物質が付着した廃棄物を処理する ための処理箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
廃棄物の中でも環境を汚染する物質が付着した廃棄物は、その処理に関し周囲 の安全とともに取扱作業者の安全が確保されなければならない。 かかる廃棄物として、医療行為等に際して患者の血液等が付着することにより 汚染された注射針や注射筒の医療廃棄物がある。これらの医療廃棄物は、使用後 適当な箱に収集され、業者がその箱を集荷し最終的に廃棄処理される。
【0003】 ところで、医療廃棄物には注射針のような鋭利なものもあり、また汚染源であ る液体は箱外へ洩れる可能性もある。したがって、汚染を防止するには、箱体を 頑丈でかつ液体を漏らさない構造にする必要があり、そのため、箱の中にさらに 内箱を設けているものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、汚染防止の完全を期するために内箱を分厚く頑丈なものにすれば、内 箱が不使用時に折り畳みしにくいものとなり、収納場所を取るとともに、組み立 てもしづらく、取扱いが困難となる。 また、防水加工等して液体の洩れを防止できるが、内箱の底部に継ぎ目を無く すためには、複雑な折り目加工が必要となり、かかる折り目加工による箱形成は 頑丈な内箱素材には困難である場合がある。 そこで、本考案は、環境を汚染する廃棄物を箱体内に確実に封じるとともに汚 染源である液体等の洩れを防止できてしかも取り扱いやすい廃棄物処理箱を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するための手段として、本考案者は、汚染された廃 棄物を処理するための箱であって、上部が開閉可能に形成された箱体と、箱体の 内側面の形状に沿うように屈曲して前記箱体内部に配設される内側板と、前記箱 体の内部の底面の形状に沿う底部とこの底部の外周縁から立ち上がり状に屈曲可 能に形成された縦壁部とからなる内底板とからなり、内側板が配設された箱体内 部の底面にはめ込まれた内底板が前記内側板を箱体の内側面に密着状に押圧固定 してなることを特徴とする廃棄物処理箱を創作した。
【0006】
【作用】
本考案の廃棄物処理箱によれば、廃棄物処理箱の内箱を内底板と内側板とに分 離して形成し、内底板を箱体の底部にはめ込み、内側板を外箱の内側面に密着さ せて押圧固定して箱体内に内箱状に壁構造を形成する構成としたため、複雑な折 り目加工を必要とせずにしかも頑丈な構造となる。 特に、箱体側部の下方は、内側板と内底板の縦壁部により3重構造となり、箱 体底部は内底板により継ぎ目がないために液体の洩れない構造となる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案を具体化した一実施例として、図1ないし図5に基づいて説明 する。 図1には、本例の廃棄物処理箱1の構成部品が示されている。 廃棄物処理箱1は、箱体2、内側板20及び内底板28の3個の部材より構成 されている。 箱体2は、段ボール等の板紙を一定の形状に裁断・型抜きして形成され、非使 用時には折り畳み可能となっている。
【0008】 すなわち、箱体2は、組み立て時には直方体形状となるように裁断形成されて おり、その底部4はほぼ正方形状であり、4個のフラップが所定の方法で折り畳 まれて、組み立て時にはフラップが組み合わさって底部を構成するようになって いる。
【0009】 箱体2の上部の開口部6は、3個のフラップ8、12により開閉可能に形成さ れている。 箱体2の開口部6を形成する4個の開口辺のうち、対向する2個の開口辺8a から一対のインナフラップ8が延出形成されている。このインナフラップ8は、 基部となる開口辺8a間を平行にほぼ2分するような大きさに形成されており、 開口辺8aを基部として開口部6を開閉可能に折り目加工され、開口部6の中心 において対向する端縁9が突き合わされるようになっている。 そしてこの端縁9のほぼ中央には、それぞれ同じ形状の把手部材10が取り付 けられている。
【0010】 把手部材10は、手を差し込んで握ることができる程度の略コの字状であり、 箱体2の型抜きと同時にインナフラップ8に一体に形成されており、さらに、イ ンナフラップ8の表面に対して外側方向に屈曲するような折り目が付けられてい る。 したがって、インナフラップ8の端縁9を開口部6上で突き合わせて、把手部 材10の裏面側同士を重ね合わせればインナフラップ8に対して直角状に立設さ れたような一体の把手が構成されるようになっている。
【0011】 また、このインナフラップ8が形成された開口辺8a以外の対向する辺のうち 一方の開口辺8bを基部としてアウタフラップ12が延出形成されている。 アウタフラップ12は、開口部6全体を遮蔽することができる大きさを有して 、前記開口辺8bで折り目加工され、開口部6を開閉となっている。さらに、こ のフラップ12のほぼ中央にはインナフラップ8に形成された把手部材10を挿 通可能な把手用スリット18が貫設されている。 そして、開口辺8bの反対側の端縁に沿って箱体2内へ折り込み可能な折り込 み部13が設けられている。この折り込み部13の折り目13aのほぼ中央には 、箱体2の側部上端縁に形成したアウタフラップ固定片14を差し込み可能なス リット16が形成されている。
【0012】 このように、箱体2の開口部6は一対のインナフラップ8により遮蔽され、重 ね合わせた把手部材10を上方に向けた状態でアウタフラップ12に設けた把手 用スリット18に把手部材10を挿通させることにより閉じるようになっている 。
【0013】 次に、内側板20について説明する。内側板20は、箱体2の4個の内側面2 aに沿って配設され、所定の厚みの丈夫な板紙の表面をポリエチレン加工等して 防湿性や防水性を付与した加工紙を、裁断加工及び折り目加工されて形成されて いる。 内側板20の形状は、箱体2の側部の4面を展開した形状にほぼ一致する長方 形状に形成されており、内側板20が箱体2内に配設される際には、内側板20 の片面21が箱体2の内側面2aに沿うように所定の位置に4本の折り目22が 加工がなされている。 この折り目22により、内側板20は4個の側板部材24a、24b及び1個 の継ぎ目部材25に分割されている。
【0014】 3個の側板部材24aと一個の側板部材24bは、内側板20の端部から4個 連設され、端部に形成される側板部材24bを除いては、それぞれほぼ箱体2の 3個の内側面2aの形状に一致している。 また、端部の側板部材24bは、内側面2aよりもやや幅狭に形成されている 。そして、反対側の端部にある継ぎ目部材25は折り目22に沿って平行な幅狭 部分として形成され、前記した端部の側板部材24bとともに1個の内側面2a に対応するものとなっている。
【0015】 このように形成された内側板20は、各折り目22によって折り曲げられてそ の下端縁が箱体2の底面に達するまで挿入され、3個の側板部材24aの外面2 1は3個の内側面2aに沿うとともに1個の内側板部材24bと継ぎ目部材25 とが重なって1個の内側面2aに沿っている(図2及び図4参照)。 さらに箱体2の内部には内底板28がはめ込まれている。
【0016】 内底板28は、内側板20と同様所定の厚みで防水加工が施された丈夫な加工 紙を裁断加工することにより形成されており、箱体2の内部の底面の形状にほぼ 一致する正方形状の底部29とその4辺から延出形成された4個の縦壁部30か らなる構造よりなる。 縦壁部30は、底部29の1辺を長辺とする長方形に形成され、各縦壁部30 は折り目加工により底部29の4辺を基部として底部29に対して直角に屈曲可 能であり、底部29に対して立ち上がり状となっている。したがって、箱体2の 底部において底の浅い容器状となることができる。 なお、本例の内底板28を展開した状態においては、となり合う縦壁部30間 が四角に切欠され、縦壁部30が立ち上がり状になったときに、縦壁部30の端 縁同士が干渉しないようになっている。
【0017】 そして、図4及び図5に示すようにこの内底板28が内側板20が配設された 箱体2の底部にはめ込み固定されていることにより、底部29が、箱体2の底部 に密着し、箱体2の内部形状に沿って屈曲された縦壁部30が内側板20の下端 付近を強く箱体内側面2a方向に押圧した状態となっている。 この結果、内側板20全体が確実に箱体内側面2aに密着状に配設され、箱体 側部が密着した2重構造となって箱体全体が頑丈な構造となっている。 また、特に、箱体底部においては、頑丈な内底板28によって2重構造となっ ているとともに、箱体2の側部の下方は箱体側部を内側板20及び内底板28の 縦壁部30により3重構造となっている。
【0018】 次に、この廃棄物処理箱1の使用の一例として、医療廃棄物を処理する場合に ついて説明する。 まず、インナフラップ8及びアウタフラップ12を開けた状態で、廃棄物用の ビニール袋を開口した状態で挿入し、その開口端縁を内側板20の上端縁と箱体 2の側部との間に差し込んで固定し、この状態で注射針や注射筒が捨てられる。
【0019】 この際、注射針のように突出するものやガラスの破片等の鋭利なものも、箱体 2の側部及び底部が2重構造及び3重構造となって頑丈となっているために突き 出る心配がない。 また、廃棄物に付着した汚染源である液体がビニール袋内を下方に蓄積し、突 起のある廃棄物により袋が一部破れることにより液体がしみ出ても、2重あるい は3重の強固な壁構造により液洩れが防止される。 さらに、箱体底部が、板紙の継ぎ目の無い内底板28で密着されており、かつ 防水加工等が施されているために、底部付近で液洩れが発生しても継ぎ目を伝っ て箱体外部へ液洩れが拡大することはない。
【0020】 このように、箱体2の内部に別個に形成した内箱を挿入する構造としなくても 、内側板20と内底板28とにより、容易に底部に加工紙の継ぎ目がなくして、 しかも頑丈な加工紙によって内箱状の壁構造を形成することができる。 また、廃棄物の種類によって加工紙の厚みや材質を変更することができ、多様 な廃棄物処理箱1の形状に合わせて容易に内箱構造を付与することができる。 さらに、特殊な折り目加工を施さなくても常に折り畳み可能で使用前の運搬保 存にも便利であり、組み立ても簡便である。
【0021】 そして、廃棄物の入った箱を集荷して処理する場合には、ビニール袋を閉じ、 左右のインナフラップ8を閉じて把手部材10を重ね合わせた後、把手用スリッ ト18に挿通させるとともにアウタフラップ12を被せ、固定片14をアウタフ ラップ12のスリット16に差し込むことにより箱体2の開口部6が閉じられる 。 さらに、箱体2の上部端縁をテープ材で処理することにより、完全に密閉され る。
【0022】 そしてアウタフラップ12の把手用スリット18から突出した把手を持って集 荷作業を行い、トラック等への積み込みの際には、箱の上に積み重ねることによ り、上に載せた箱体の底部により把手をスリットを下方に押し下げられるため、 把手に妨げられずに箱体の積み上げが可能となっている(図3参照)。
【0023】 なお、廃棄箱1として使用中における開口部6が、その廃棄物の関係から周囲 の汚染の可能性がある場合には、箱体2の高さに対して、内側板20の高さを低 くし、さらに、内側板20の上縁部に沿って箱体内にはめ込み可能な廃棄等開口 部が貫設された板状体を載置固定するようにすることもできる(図示せず)。 また、前記板状体にあっては廃棄物の開口部は、アウタフラップ12の把手用 スリット18とずらした位置になるように貫設して、箱体2を密閉した際に把手 用スリット18からの細かい廃棄物の排出を防止することができる(図示せず) 。
【0024】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、箱体内側を内側板と内底板とによって 2重あるいは3重構造としたことにより、環境を汚染する廃棄物を集荷処理する 場合において、危険な廃棄物で周囲を汚染することなく、かつ作業者の安全を確 保することができる。 特に、箱体内部を一体の内箱でなく、内底板と内側板からなる別構造としたの で、内箱組み立ての手間を省き、また使用前には、容易に折り畳んで収納するこ とができる。さらに、必要に応じて内側板及び内底板の厚み及び素材等を変える ことにより、多様な廃棄物処理箱の内部構造として適用しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃棄物処理箱の構成部品を示した図である。
【図2】廃棄物処理箱の分解構造図である。
【図3】廃棄物処理箱の開口部を閉じた状態図である。
【図4】廃棄物処理箱の内部構造を示す一部破断図であ
る。
【図5】廃棄物処理箱内部の内底板による内側板の押圧
の状態を示す図である。
【符号の説明】
1…廃棄物処理箱 2…箱体 2a…箱体の内側面 20…内側板 28…内底板 29…底部 30…縦壁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染された廃棄物を処理するための箱で
    あって、 上部が開閉可能に形成された箱体と、 箱体の内側面の形状に沿うように屈曲して前記箱体内部
    に配設される内側板と、 前記箱体の内部の底面の形状に沿う底部とこの底部の外
    周縁から立ち上がり状に屈曲可能に形成された縦壁部と
    からなる内底板、 とからなり、内側板が配設された箱体内部の底面にはめ
    込まれた内底板が前記内側板を箱体の内側面に密着状に
    押圧固定してなることを特徴とする廃棄物処理箱。
JP2978493U 1993-06-03 1993-06-03 廃棄物処理箱 Pending JPH07909U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6178954B1 (ja) * 2016-06-27 2017-08-09 拓馬 野口 ゴミ箱

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3105419B2 (ja) * 1995-02-13 2000-10-30 大同工業株式会社 シールチェーン装置

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