JPH079097U - レ−ザ管点灯電源装置における保護回路 - Google Patents
レ−ザ管点灯電源装置における保護回路Info
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- JPH079097U JPH079097U JP3919093U JP3919093U JPH079097U JP H079097 U JPH079097 U JP H079097U JP 3919093 U JP3919093 U JP 3919093U JP 3919093 U JP3919093 U JP 3919093U JP H079097 U JPH079097 U JP H079097U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 DC/DCコンバ−タ方式のレ−ザ管点灯電
源装置において、レ−ザ管等が故障した場合に高圧電源
が非制御状態になることを防止し、且つ電源装置を自動
停止するための保護回路の提供にある。 【構成】 DC/DCコンバ−タおよびその制御回路そ
して高圧電圧検出回路、比較回路、判定回路およびその
制御部よりなる保護回路によって構成される。
源装置において、レ−ザ管等が故障した場合に高圧電源
が非制御状態になることを防止し、且つ電源装置を自動
停止するための保護回路の提供にある。 【構成】 DC/DCコンバ−タおよびその制御回路そ
して高圧電圧検出回路、比較回路、判定回路およびその
制御部よりなる保護回路によって構成される。
Description
【0001】
本考案はDC/DCコンバ−タ方式のレ−ザ管点灯電源装置の保護回路に関 するもの。
【0002】
図1は、この種の保護回路の従来例の一例である。 1はバッテリ−等の直流電源、今起動スイッチ2を閉じるとスイッチング素 子4のベ−スに起動抵抗6を経由してベ−ス電流が供給され、スイッチング 素子はオンして、高圧発生トランス3の一次巻線3−1に直流電源1の電圧 Eが加わり、高圧発生トランス3の一次巻線3−1のインダクタンスをL3-1 とすると、(E/L3-1)×tの電流が流れ、それによって高圧発生トラン ス3の一次巻線3−1の巻線数をN3-1、帰還巻線3−2の巻線数をN3-2、 帰還巻線3−2にE×(N3-2/N3-1)の電圧が発生する。 この帰還巻線3−2の電圧によって、スイッチング素子のベ−スにベ−ス抵 抗7を経由してベ−ス電流が供給される為スイッチング素子4はオン状態を 持続するが、スイッチング素子の電流増巾率をhfeとすればベ−ス電流×h fe<(E/L3-1)×tとなるとスイッチング素子はオフして、二次巻線3 (2) −3に二次巻線の巻線数をN3-3とするとダイオ−ド11を順バイアスする 方向にE×(N3-3/N3-1)の高電圧が発生する。この電圧が、レ−ザ管に 加わり、図2および図4のトリガ電圧Vtを超えると、レ−ザ管は点灯する。 レ−ザ管は点灯すると安定した電流を供給しないと、安定光が得られないこ とや寿命低下になることもある為、レ−ザ管と直列に挿入した電流検出抵抗 9に流れるレ−ザ電流が一定になる様、電流検出抵抗9の端子電圧をツェナ −ダイオ−ド12で検出し、レ−ザ電流が増え(減)ればツェナ−ダイオ− ドはオン(オフ)してトランジスタ5がオン(オフ)してスイッチング素子 4をオフ(オン)させ、出力電圧を下げ(上げ)る。 このようにして、レ−ザ管に加わる電圧を制御する。 一方、レ−ザ管のガス抜け、或いは高圧回路の配線断線時にはレ−ザ管およ び電流検出抵抗9に電流が流れないので電流検出抵抗9に端子電圧が発生せ ず、よってツェナ−ダイオ−ド12はオンせずトランジスタ5もオンせず、 従ってスイッチング素子4はオフせず高電圧が制御されず、いわゆるでっぱ なしの異常高電圧状態となり、感電や高圧発生トランス3の絶縁破壊による 漏電火災をひきおこす危険性があった。
【0003】
従来技術ではレ−ザ管等の不具合によって異常高電圧が連続して発生するこ とがあり、感電や火災事故につながる危険性があった。本考案では、レ−ザ 管の不具合による異常高電圧を検出し出力を遮断する保護回路をもうけるこ とによって感電や火災を防止することを目的とする。
【0004】
図3は本考案の一実施例である。 図3において、図1と同一符号は同一部品を表わす。 図4のt0−t1間において、電源動作スタ−トスイッチ48をオフし、電流 投入スイッチ2をオンすると、トランジスタ46がオフである為、Dフリッ (3) プフロップIC45のセット端子S2はハイレベル「H」、リセット端子R2 はロ−レベル「L」であるから出力Q2は「H」となり、トランジスタ47 はオンでスイッチング素子はオフとなる。それにつれて、アナログスイッチ 43がオンとなる為オペアンプ40の出力はVref電圧となる。Vref電圧は 図4の(Vc+Vd)/2の電圧に設定されているのでオペアンプ41、42 の出力は「L」、したがってDフリップフロップIC44のセット端子S1 は「L」となる。また、DフリップフロップIC44のリセット端子R1は 電源投入スイッチ2がオンの時、コンデンサ34と抵抗28の微分回路によ ってリセットがかかるので、出力端子Q1は「L」となる。次に、t1−t2間 でスタ−ト信号スイッチ48をオンするとトランジスタ46はオンとなり、 DフリップフロップIC45のR2は「H」、S2は「L」でQ2は「L」と なる。従ってトランジスタ47はオフになるので、スイッチング素子はオン となり、スイッチング作用によってトランスの2次側に所定の高電圧が発生 し、図2および図4のトリガ電圧Vtを超えるとレ−ザ管が点灯する。この 時レ−ザ管に加わる電圧は電圧検出抵抗10、15で分圧され、さらにオペ アンプ39とオペアンプ40の積分回路に導かれる。積分時定数は抵抗18 とコンデンサ33の積で与えられ、電圧検出抵抗10、15で分圧された電 圧Vaとオペアンプ40の積分出力Vbがつり合った点で積分動作を停止する 構成になっている。また、積分動作の開始とりセットはコンデンサ33と並 列に挿入されているアナログスイッチ43によって行われる。すなわちアナ ログスイッチ43がオンであればVaに係わらず積分出力はVref=(VC+ Vd)/2であり、オフになるとVrefを起点としてVa値まで積分を行う。 次にスタ−ト信号スイッチ48をオンすると、前述した様にDFF IC4 4、45のQ1、Q2は共に「L」になるのでアナログスイッチ43はオフと なって積分を開始する。ここで積分時定数を適当に選ぶと、レ−ザ管点灯時 に発生する高電圧は通常状態では時間的には数mSであり、これを積分して も図4のaの様にわずかに変化するだけである。積分された電圧Vbはコン パレ−タ41、42で比較され、VcとVd内にあればレ−ザ管は正常と判定 (4) される。
【0005】 一方t2においてレ−ザ管等の異常で高電圧が連続的に発生したと仮定する と、図−4のbの様に積分され、ついには上限設定値Vcを超えてしまう。 すると、コンパレ−タ41の出力が「H」になりD−FFIC44S1を「 H」とし、Q1は「H」にラッチされ、トランジスタ47がオン、スイッチ ング素子4がオフになって異常高圧出力を遮断して不慮の事故を未然に防止 する。 それにあわせて同時にD−FFIC44のQ1は「H」であるから、アナロ グスイッチ43をオンさせ積分回路をリセットして次の点灯の為の待機状態 になる。この待機状態を解除し、レ−ザ管を再点灯するには、スタ−ト信号 スイッチ48を一度オフし、その後再びオンするいわゆるリセットを行うこ とによって達成される。すなわち、その詳細はD・FFIC45のQ2が「 L」から「H」にシフトし、同時にD・FFIC44CL1端子も「L」か ら「H」にシフトし、IC44のQ1端子は「L」になり、トランジスタ4 7がオフとなり、スイッチング素子4はオンとなり再点灯するものである。
【0006】 次に、一例として、何らかの原因によって出力電圧が低下した場合において は、図4cの様に積分されVdを超えて低下すると、コンパレ−タ42が「 H」になりD・FFIC44S1が「H」、そしてQ1も「H」にラッチされ トランジスタ47がオン、スイッチング素子4をオフして出力電圧を遮断し てレ−ザ管及び電源装置を保護する。 結論として、レ−ザ管に印加された電圧を分圧した電圧Vaを積分すること によって、点灯時に発生する高電圧は、異常と判定せず、レ−ザ−管の不具 合にもとずく連続した異常電圧のみ異常と判定できる。
【0007】
以上の説明から明らかなように本考案によればレ−ザ管点灯電源装置におい (5) て、その負荷であるレ−ザ管のガス抜け或いは高圧回路の配線断線時等にお ける異常高電圧に起因する感電事故および火災を未然に防止することができ る。
【図1】従来のレ−ザ管点灯電源装置の一例
【図2】レ−ザ管点灯トリガ電圧波形
【図3】本考案の一実施例
【図4】本考案の一実施例にもとずく動作波形図
1 直流電源 2 電源投入スイッチ 3 高圧発生トランス 4 スイッチング素子 5 トランジスタ 6 抵抗 7 抵抗 8 抵抗 9 抵抗(レ−ザ管電流検出用) 10 抵抗(電圧検出用) 11 整流ダイオ−ド 12 ツェナ−ダイオ−ド 13 平滑用コンデンサ 14 レ−ザ管 15 抵抗(電圧検出用) (6) 16 抵抗 17 抵抗 18 抵抗 19 抵抗 20 抵抗 21 抵抗 22 抵抗 23 抵抗 24 抵抗 25 抵抗 26 抵抗 27 抵抗 28 抵抗 29 抵抗 30 抵抗 31 抵抗 32 抵抗 33 コンデンサ 34 コンデンサ 35 ダイオ−ド 36 ダイオ−ド 37 ダイオ−ド 38 ダイオ−ド 39 オペレ−ショナルアンプ回路 40 オペレ−ショナルアンプ回路 41 コンパレ−タ回路 42 コンパレ−タ回路 43 ダイオ−ド (7) 44 フリップフロップ回路 45 フリップフロップ回路 46 トランジスタ 47 トランジスタ 48 スタ−ト信号用スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 入力巻線側と出力巻線側が絶縁されたト
ランスの前記入力巻線にスイッチング素子を接続し、前
記出力巻線側に整流用ダイオ−ドを接続したDC/DC
コンバ−タ方式のレ−ザ管点灯電源装置において、該電
源装置の制御回路にレ−ザ管故障判定回路を内蔵しレ−
ザ管の故障時に発生する異常高電圧を検出し該電源装置
を自動停止することを特徴とするレ−ザ管点灯電源装置
における保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3919093U JP2586862Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | レ−ザ管点灯電源装置における保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3919093U JP2586862Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | レ−ザ管点灯電源装置における保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079097U true JPH079097U (ja) | 1995-02-07 |
JP2586862Y2 JP2586862Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12546202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3919093U Expired - Fee Related JP2586862Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | レ−ザ管点灯電源装置における保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586862Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP3919093U patent/JP2586862Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586862Y2 (ja) | 1998-12-14 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |