JPH0790970B2 - シート状物品列区分装置 - Google Patents

シート状物品列区分装置

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JPH0790970B2
JPH0790970B2 JP62227133A JP22713387A JPH0790970B2 JP H0790970 B2 JPH0790970 B2 JP H0790970B2 JP 62227133 A JP62227133 A JP 62227133A JP 22713387 A JP22713387 A JP 22713387A JP H0790970 B2 JPH0790970 B2 JP H0790970B2
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健一 長山
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【発明の詳細な説明】 a)産業上の利用分野 この発明は、所定の重なりピッチで搬送路上を移動する
シート状物品、例えば、新聞、折帳その他の印刷物やカ
ードの列(以下、それらを総称してシート状物品列とい
う)を、移動中の過程で上流側と下流側に区分する装置
に関し、より詳言すれば、移動中のシート状物品列に対
し上方から押圧を加え、その押圧部分の列を一時拘束し
て前後の連続を断つ圧下拘束型の区分装置に関する。
b)従来の技術 この圧下拘束型区分装置は、従来、米国特許第4183518
号公報で示されるように、ベルトコンベヤ上を所定のピ
ッチで重なり合うシート状物品列上にその列に沿ってバ
ンドをゆるく横たわらせておき、前記シート状物品列
は、常時はそのバンドの下を通過し、区分時には前記バ
ンドの上方、かつ、それに沿った長手方向の棒に列設さ
れる複数のウエイトが前記バンド上に順次降下し、その
重力負荷によってコンベヤ上の物品列が前記バンドに押
えられ、その一時拘束によって前記列に区分が生ずるよ
うにした装置が公知である。
他方において、特開昭61−55059号公報は、ベルトコン
ベヤ上を所定のピッチで重なり合うシート状物品列の上
方にその列に沿って薄板バネ状の押えプレートを待機さ
せておき、列区分時には、その押えプレートを列上に圧
下すると共に、それに追従してその押えプレート上に降
下する押圧体をその押えプレートの長手方向に沿って変
位させる区分装置を開示する。
特開昭53−32566号公報は、シート状物品列上に降下さ
れるべきバンドにチェーンを使用することを開示する。
c)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、米国特許第4183518号公報に示される技
術は、バンドが常時シート状物品列上にゆるく横たわる
ため、仮にそれが極めて軽量であっても、その下を通過
するシート状物品列への影響、例えば、重なりピッチの
不揃い乃至曲りが生じ易い不利益があった。また、特開
昭61−55059号公報に示される技術は、押えプレート自
体が薄板バネ状であるため自重による押圧力がほとんど
得られず、そのプレート上を変位する押圧体の直下では
大きな押圧力が得られるものの、その押圧体が移動し離
れるにつれて押圧力が小さくなり、全体を一定の力で押
圧することができないから、物品列の重なりピッチに不
揃乃至曲りが生じ、後工程例えば集積工程において4辺
がきれいに揃った集積体を得ることが困難であった。
特開昭53−32566号公報は、シート状物品列を押圧する
バンドにチェーンを使用した結果、チェーンに中弛みが
生じ、とりわけ、シート状物品列からの退去時に生じる
チェーンの中弛み現象がシート状物品列の重なりピッチ
の整列を乱し、後工程の作業を困難にするのでその弊害
を防ぐために、チェーンの両端に常時所望の引張力を負
荷させる手段やチェーンバンドに沿って添え棒を併設す
る手段を設けて、シート状物品列からのチェーンの一斉
退去を可能ならしめた。しかしながら、前述したチェー
ン両端への引張力の負荷は、その引張方向と、チェーン
の昇降方向が90度の角度差を有するために、円滑な作動
を保証するのに要する付帯装置の増設とそれらの取付位
置の制約や大がかりなカム案内機構の付設など設備に著
しく場所をとり、他方、添え棒併設手段も各所に圧縮ば
ねを配設するなど、機構が重装備となって、迅速な変位
に適しない憂いがあった。
この発明の目的は、上記の不都合を一掃して、著しく簡
素低廉な構成によってシート状物品列を均等な押圧力で
拘束して確実に区分することができ、重なりピッチの不
揃いや曲りが生じるおそれのないシート状物品列区分装
置を提供することである。
この発明の第2の目的は、上記の不都合を一掃して、鎖
またはそれに類似する連係状構造体をシート状物品列の
押圧に使用する場合に、その構造体の中弛み現象をその
構造体自体の構成において解決し得るべき著しく簡素低
廉にして場所をとらず、変位に対する対応が迅速確実な
物品列区分装置を提供することである。
d)問題点を解決するための手段 この発明は、上記の目的を達するために、前記圧下拘束
型の区分装置において、鎖または多数の短いリンクの連
結節等からなる連係状構造体を、搬送路に沿ったその上
方の待機位置と、シート状物品列の下流から上流へ向け
て順次その列上に降下させる押圧位置との間で、変位可
能に設ける。
連係状構造体をシート状物品列の下流から上流へ向けて
順次その列上へ降下させる手段として、斜降方式、すな
わち、連係状構造体の下流側端部の吊り上げ高さよりも
その上流側端部の吊り上げ高さの方を高く設定し、上流
側端部を上流へ斜降させる方式、または、電磁列方式、
すなわち、搬送路に沿ったその上方に電磁石の極面を下
向きに列設し、その極面の列で前記連係状構造体を励磁
吸着し、各電磁石を順次下流から上流へ向けて消磁させ
る方式を設ける。
前記2つの方式のいずれであっても連係状構造体は鎖ま
たは多数の短いリンクの連結節で構成され、とりわけ、
前記斜降変位方式の場合には、押圧位置から待機位置へ
の移行時に中弛みが生じないように連係状構造体は少く
とも一側への角変位が不能であることを要する。
e)作用 先ず、斜降方式では、第3図で示すように、待機位置に
ある連係状構造体の下流側端部が押下げられてシート状
物品列の下流側が搬送路上に拘束される(第3図b参
照)。それとともに、その上流側端部が上流へ斜降して
いき、それに伴なって、連係状構造体の中間部が順次前
記搬送路上の下流から上流に向けて降下し、かつ、その
構造体の自重により同等の押圧力でシート状物品列が圧
下拘束される(第3図c及びd参照)ので、シート状物
品列の重なりピッチに不揃いや曲りが生じることなく、
重なりピッチが一様均等に密となった状態で拘束され
る。
他方において、その拘束を免れた下流側のシート状物品
列は搬送移動が引き続き継続されるので、拘束されてい
る下流側のシート状物品列との連続が断たれ区分が生じ
(第3図c及びd参照)、その区分が充分に生じると、
前記連係状構造体は一斉にシート状物品列から離れ待機
位置に退去する。その退去時に、連係状構造体は下側へ
の角変位が不能であるため、中弛みせず、従って、シー
ト状物品列に接触することなく、一斉に上方へ退去する
(第3図e参照)。
次に電磁列方式では、第6図で示すように、待機位置に
励磁吸着させられている連係状構造体(第6図a参照)
が、その下流側端部から押し下げられ、それに伴なって
隣接する電磁石の列が順次消磁されていくと、降下する
連係状構造体によってシート状物品列がその下流側から
搬送路上に拘束され(第6図b参照)、その拘束が順次
上流へ及び(第6図c、d及びe参照)、かつ、その構
造体の自重により同等の押圧力でシート状物品列が圧下
拘束されるので、シート状物品列の重なりピッチに不揃
いや曲りが生じることなく、重なりピッチが一様均等に
密となった状態で拘束される。
他方において、その拘束を免れた下流側のシート状物品
列は搬送移動が引き続き継続されるので、拘束中の物品
列との間の連続が断たれ区分が生じ、その区分が明確に
なると、前記電磁列が一斉に励磁され、前記連係状構造
体は待機位置に一斉に退去する(第6図f参照)。
f)実施例 この発明の具体的な実施例を図に従って以下に詳述す
る。
第1図及び第2図の斜降方式において、搬送路10は、例
えば、3本併設されたエンドレスのコンベヤベルト11
と、それらの両端を回転支持するプーリー12、13と、前
記ベルトの間に設けた支持板14とから成り、シート状物
品の列1(第3図参照)は、この搬送路10上を所定の重
なりピッチで矢印方向に搬送移動させられ、一方のプー
リー12の側が下流、他方のプーリー13の側が上流とな
る。
本発明に使用される連係状構造体は、鎖または多数の短
いリンクの連結節から成り、斜降方式では、少なくとも
一側への角変位はアゴ乃至ストッパー等により機構上不
可能な構造のもの、市販品では鎖タイプとしてキャプフ
レックス及びトッププレートチェン(いずれも商品
名)、リンクタイプとしてケーブルベア(商品名)等が
該当する。それが前記支持板14、14に沿ったそれらの上
方に、角変位不能側を下へ向けてそれぞれ配置される。
各構造体が露出した状態ではシート状物品を汚損する場
合には、適宜、布乃至樹脂性フィルムのシートを介し
て、または、チューブ状に被覆されて使われる。
連係状構造体20の一実施例として、リンクタイプのケー
ブルベア(商品名)の構成を第7〜10図に示す。このケ
ーブルベアは、多数の短い単節リンク70、70、70・・・
の連結から成り、その1ブロックは、第10図で示すよう
に、一対の側壁71、71が、その一側中間部をスペーサ兼
用ストッパー72で連結され、更に、その側壁71、71はそ
の中間部にそれぞれ段差ストッパー73、73を有し、その
段差によって前記一対の側壁71、71は、広間隔側壁71
a、71aと狭間隔側壁71b、71bに区分され、そしてその狭
間隔側壁71b、71bの方にそれぞれ外方へ向けて短軸74、
74(一方は図示せず)が突設されている一方、広間隔側
壁71a、71aの面にそれぞれ孔75、75があけられており、
第8図で示すように、隣接するリンクの短軸がそれらの
孔に嵌入される一方、前記短軸74、74が他に隣接するリ
ンクの孔に嵌入され、かくして、各リンクは、第7図で
示すように、互いに連係した鎖状の構造体20を形成す
る。
ところで、この短リンクの連係体20は、それぞれ短軸7
4、74を中心にして、直状位から一側へのみ(第7図で
は左方へのみ)角変位による屈折が自由であるが、他側
すなわち第7図において右方へは角変位による屈折不能
に作成されており、この一側への屈折自由、他側への屈
折不能の現象を生ぜしめる構成は、例えば、次の通りで
ある。
まず、広間隔側壁71a、71aの端縁部は、その一側、すな
わち、ストッパー72が設けられている側にはアゴが存在
せず、他側にアゴ76、76が突設されている。従って、隣
接するリンクの側壁における段差ストッパー73、73に対
して、一側の方はなんら抵抗なく円滑に角変位が自由で
あっても、他側の方は、あご76、76が段差ストッパー7
3、73に当って角変位を妨げられる。
更に、狭間隔側壁71b、71bの端縁部の一側、すなわち、
ストッパー72が設けられている側にあご78、78が突設さ
れている反面、その端縁部の他側にはアゴが存在しな
い。従って、一側への角変位は、アゴ78、78のストッパ
ー72への衝突が生じて不能であるのに対して、他側の角
変位は自由である。
各構造体20の一端部20a、20aは、次のように支持され
る。すなわち、その一端部20a、20aの上面が共通のプレ
ート21の下面に固定され、更に、そのプレート20の上面
中央部が第1シリンダ22のロッド23の下端部に固定さ
れ、前記第1シリンダ22はアッパーフレーム24上に固定
される。従って、各構造体20の一端部20a、20aは第1シ
リンダ22のロッド23の伸長によってその下面が支持板1
4、14上へ押しつけられ(第1図、第2図参照)、その
間にシート状物品の列1が存在するとき(第3図b参
照)にはその列1が拘束される。他方、第1シリンダ22
のロッド23の短縮によって、各構造体20の一端部20a、2
0aは、支持板14、14の上方へ吊り上げられる。
各構造体20の他端部20b、20bは次のように支持される。
すなわち、それらの端面からそれぞれ支持棒25、25が突
出し、各支持棒の中間部はスライダーリング26、26でそ
れぞれスラスト変位自由に遊嵌支持され、各スライダー
リング26、26は共通のアーム27に固定され、そして、各
支持棒25、25の頭部にツバ28、28を設ける。従って、各
構造体20の他端部20b、20bは、アーム27の各スライダー
リング26、26に対し、その支持棒25、25が、その長さの
分だけスラスト方向に変位する自由が許された状態で、
ツバ28、28があるため、抜去脱落することなく、アーム
27の高さに吊り下げられる。
次に、前記構造体20の他端部20b、20bが搬送路10の上流
方向へ向けて斜め下方へ引き降ろされるその斜降機構30
について説明する。サイドフレーム31、32の一方のフレ
ーム31上の2点すなわち、コンベヤベルト11の下流側プ
ーリー12に近い位置及び上流側プーリー13に近い位置か
ら上方へ支柱33及び34をそれぞれ直立させ、しかして、
下流側の支柱33の高さは前記連係状構造体20の長さに匹
敵する程度の高さを有せしめる一方、上流側の支柱34の
高さは極めて低いもので足りる。これら高低2つの支柱
33、34の上端間に傾斜案内棒35を架設し、その傾斜案内
棒35に沿ってスラスト変位可能なスライダーブロック36
をその棒に遊嵌し、そのスライダーブロック36の側面に
前記アーム27の基端部を固定する。他方、前記傾斜案内
棒35に沿って、斜方向にロッド38が変位するように第2
シリンダ37を前記サイドフレーム31の側面に固定し、そ
のロッド38の先端部を前記スライダーブロック36の上面
に固定する。従って、第2シリンダ37のロッド38の伸長
時には、第1図及び第2図で示すように、一対の連係状
構造体20、20はその他端部20b、20bを最も高い高さに吊
り下げられる一方、ロッド38が短縮するに伴なって前記
高さが徐々に低くされ、構造体20、20の中間部が順次下
流から上流に向けて搬送路10上のシート状物品列1上に
横たわり(第3図c参照)、前記ロッド38の短縮極限時
には構造体20、20の中間部のほとんどがシート状物品列
1上に横たわる(第3図d参照)。
その間においてもコンベヤベルト11の搬送駆動が継続し
ているので、それらのベルトの前進力によって、各シー
ト状物品は構造体圧下に至るまで前進させられる。従っ
て、構造体20、20に圧下されたシート状物品列の重なり
ピッチは均等に密となった状態で拘束される。
第1シリンダ22のロッド23の降下は、シート状物品の所
定数n番目が通過し、次のn+1番目が真下に搬送され
る時に合わせて実行される。その制御機構の一例は次の
通りである。すなわち、シート状物品はコンベヤベルト
11の上流に設けた例えば図示しない折畳装置から所定の
重なりピッチの列となって排出され、途中、図示を省略
した計数手段によってカウントされ、その計数手段か
ら、あらかじめ設定された所定の計数を完了するごと
に、完了信号が発せられる。この完了信号が、例えば、
コンベヤベルト11の下流側プーリー12の軸12aの端部に
設けたパルスジェネレータ40に入力し、その信号によっ
て、パルスジェネレータがパルスをカウントし始め、カ
ウントされたパルス数によってコンベヤベルト11の進み
量が検出される。つまり、前記計数手段でカウントされ
た所定数に相当するn番目のシート状物品が前記計数位
置から当該連係状構造体の一端部20aの真下に達する搬
送進み量、そして、その進み量に相当するパルス数が前
記パルスジェネレータから発せられたときに、第1シリ
ンダ22へ作動指令信号が発せられる。この作動指令信号
は、具体的には、図示しない第1バルブの切換を動作せ
しめ、その切換動作によって第1シリンダ22のロッド23
が伸長し、前記連係状構造体20の一端部20aを支持板14
上に降下せしめ、前記n番目のシート状物品の直後に続
くn+1番目のシート状物品を支持板14上に押圧拘束す
る。この連係状構造体20の一端部20aの降下に伴なっ
て、その他端部20bの支持棒25は、スライダーリング26
に対して下方へスラスト変位する(第3図a及びb参
照)。
次に、第1シリンダ22と第2シリンダ37の連動を整合す
る手段の一例として、第1シリンダ22の側面に例えばセ
ンサースイッチの如き検出器41を付設し、第1シリンダ
22のロッド23の伸長極限時を検出させ、その検出信号で
図示しない第2バルブを切換え、第2シリンダ37のロッ
ド38を短縮させる。
ロッド38の短縮に伴なってスライダーブロック36が傾斜
案内棒35に沿って変位し、連係状構造体20の中間部が順
次下流から上流に向けて搬出路10の支持板14上に横たわ
り、支持板14との間のシート状物品列1を圧下拘束す
る。その間、コンベヤベルト11は引き続き矢印方向に駆
動させられているので、後続のシート状物品間の重なり
ピッチは全体的に均等に縮められ密となる(第3図c及
びd参照)。
他方において、シート状物品nを最後尾とする下流側の
シート状物品は、拘束されず、コンベヤベルト11の作動
に従って搬送され、下流に設けられた例えば図示を省略
した集積装置に引き渡される。
さて、前記検出器41からの検出信号は、図示しないタイ
マーにも入力して、所望の時間の経過、すなわち、前記
シート状物品列の区分に要する充分な時間を経過したと
きに信号を発し、その信号によって、前記第1バルブ及
び第2バルブの切換を復帰させると、第1シリンダ22と
第2シリンダ37の各ロッド23及び38が一斉に作動し始
め、前者は短縮し、後者は伸長する。この第1及び第2
シリンダの一斉作動により連係状構造体20の一端部20a
及び他端部20bは一斉に引き上げられる。このとき、連
係状構造体20は、第3図(e)で示すように、その一端
部20aが、第1シリンダ22のロッド23と一体のプレート2
1により、しっかりと水平方向に支持されており、しか
も、一側すなわち下方への角変位は元来不可能であるよ
うに構成されているので、連係状構造体20の中間部は、
他側すなわち上方へ角変位が自由であるにも拘らず上方
へ角変位されず、結果的に、水平方向の直状を保ってシ
ート状物品列1から一瞬にして一紙乱れることなく上方
へ退去することができ、(第3図e参照)、そして、待
機位置に復帰する(第3図f参照)。
第2シリンダ37のロッド38の伸長と短縮に係る所要時間
は、短縮時すなわち連係状構造体20の作動時には、前記
図示しないタイマーの設定時間範囲内において、全スト
ロークの短縮が完了するように、図示を省略したスピー
ドコントローラを第2シリンダ作動用流体回路(図示せ
ず)中に設けて時間調整を行なうことが望ましく、それ
に対し、前記ロッド38の伸長時すなわち連係状構造体20
の退去時には、シート状物品列1からの押圧を一瞬のう
ちに解除する必要から、素早く作動するように調整する
ことが望まれる。
押圧解除の作動指令は、前記パルスジェネレータ40の発
信するパルスの計数値から得た検出信号によることも可
能である。
第4図は前記第1の実施例の変形、すなわち、第2シリ
ンダ37に代えてパルスモーター371を使用することも可
能なことを示し、この場合に、パルスモーター371の回
転速度はコンベヤベルト11の搬送速度と整合するように
制御されることが要求される。
第5図は前記第1の実施例の他の変形を示し、それは押
圧手段50を第1シリンダ22の下流側に併設したものであ
って、それを前記連係状構造体20、20と併用することに
より、区分が一層確実に行なわれる。
第6図は、本発明を電磁列方式によって達成させた実施
例の作動順説明図を示すものであって、この方式におけ
る連係状構造体20は双方の側への角変位が自由な鎖また
は多数の短いリンクの連結節が使用される。その連係状
構造体の下流側端部20aは、前記第1実施例と同様に、
第1シリンダ22によってその昇降が管理され、その上流
側端部20bは垂直昇降用の第3シリンダ60のロッド61に
連結したブラケット63に接続してその昇降が管理され、
しかして、その中間部は、前記ブラケット63により搬送
路10に沿ったその上方に列設された電磁石62、62a、62
b、62c‥の下向き極面に励磁吸着されることによって、
その待機位置における姿勢が保たれる(第6図a参
照)。
第1シリンダ22による下流側端部20aの下降に同期し
て、その第1シリンダ22に隣接する電磁石62から62a、6
2b、62c‥の順に列設された電磁石を順々に消磁してい
くと、その消磁された位置における連係状構造体20の中
間部分が順次降下していき、図示を省略したシート状物
品列がその下流側から上流へ向けて順次搬送路10上に拘
束され(第6図b、c及びd参照)、最後に連係状構造
体20の上流側端部20bが第3シリンダ60のロッド61の下
降によりブラケット63とともに降下し、圧下拘束が完了
する(第6図e参照)。
前記上流側端部20bの下降完了により、前記電磁石の列6
2、62a、62b、62c‥の下向き極面が連係状構造体20の上
面に接触するので、前記電磁石の列をすべて励磁してそ
の極面に連係状構造体20を吸着させた上で、前記第1及
び第3のシリンダ22及び60を一斉に作動させて、各ロッ
ドを短縮させると、連係状構造体20は一斉に図示しない
シート状物品列への押圧を解除して上方へ退去する(第
6図f参照)。
この発明は、上記記載の実施例に限定されるものではな
く、例えば、第6図の実施態様において電磁石の列を真
空吸引手段の列に代える等実質上均等なあらゆる設計上
の改変を含むものである。
g)発明の効果 以上詳述したように、本発明は、斜降方式では、少なく
とも一側への角変位が不能な鎖または多数の短いリンク
の連結節等からなる特殊な連係状構造体20を利用して、
それを、その角変位不能側を下方に向けて、搬送路10に
沿ったその上方の待機位置からシート状物品列1上へ降
下させる際に、そのシート状物品列1の下流から上流へ
向けて順次降下させ、かつ、その構造体の自重により同
等の押圧力で当該列を拘束する。また、電磁列方式で
は、双方の側への角変位が自由な鎖または多数の短いリ
ンクの連結節等からなる連係状構造体20を利用して、そ
れを電磁石列62、62a、62b、62c‥にて励磁吸着させ、
その下流側端部から上流側端部に向けて順次消磁させ、
その消磁により順次降下させてシート状物品を拘束す
る。従って、シート状物品列の重なりピッチに不揃いや
曲りが生ずることなく、一様均等に密となった状態でシ
ート状物品列が拘束され、拘束されない下流側のシート
状物品列との間に区分が生じる。
前記連係状構造体20のシート状物品列1上からの退去時
に、前記斜降方式では、その構造体は、前記特性すなわ
ち下側への角変位不能の特性によって、しっかりと水平
方向直状に支持された状態で一瞬のうちにシート状物品
列の拘束を解いて離れ、以後の接触を生じない退去位置
に戻り、また、前記電磁列方式では、それらの一斉励磁
上昇により連係状構造体20の全体がシート状物品列1上
から上方へ退去するので、搬送移動が再開されたシート
状物品列の重なりピッチに不揃いや曲りが生じるおそれ
が皆無となり、後工程の作業において4辺がきれいに揃
った集積体を得ることが可能となった。
更に、この発明は、連係状構造体の中弛み現象、とりわ
け、シート状物品列からの退去時に生じる中弛みを、そ
の連係状構造体自体の構成において、すなわち、直状位
から一側への角変位不能他側への角変位可能な構成を採
用することによって、解決したので、従来の公知例と対
比して、機構が著しく簡素低廉で場所をとらず、しか
も、変位に対する対応が迅速確実であるなど性能の大幅
な向上を達成することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1実施例(斜降方式)を略示す
る右側面図、 第2図は、第1図2−2線に沿った縦断正面図、そし
て、 第3図(a)乃至(f)は、順次示すその作動説明図、 第4図及び第5図は、それぞれ第1実施例の変形を略示
する右側面図である。 第6図は、この発明の第2実施例(電磁列方式)を作動
順に略示する説明図である。 第7図は、第1〜3図で示したこの発明の第1実施例
(斜降方式)における連係状構造体20の被覆をはがし
て、その内部の構成を例示する拡大右側面図、 第8図は、第7図の左側から見た要部の拡大正面図、 第9図は、第8図の9−9線に沿った一部縦断右側面
図、 第10図は、第7〜9図で示す連係状構造体20の1ブロッ
ク(短リンク)を示す斜視図である。 1……シート状物品の列、10……搬送路、11……コンベ
ヤベルト、12……下流側プーリー、12a……その軸、13
……上流側プーリー、14……支持板、20……連係状構造
体、20a……その一端部、20b……その他端部、21……プ
レート、22……第1シリンダ、23……そのロッド、24…
…アッパーフレーム、25、25……支持棒、26、26……ス
ライダーリング、27……アーム、28……ツバ、30……斜
降機構、31、32……サイドフレーム、33……高支柱、34
……低支柱、35……傾斜案内棒、36……スライダーブロ
ック、37……第2シリンダ、371……パルスモータ、38
……そのロッド、40……パルスジェネレータ、41……検
出器、50……押圧手段、60……第2シリンダ、61……そ
のロッド、62、62a、62b、62c……電磁石の列、63……
ブラケット。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の重なりピッチで搬送路上を移動する
    シート状物品列に対し、上方から押圧を加え、その押圧
    部分の列を一時拘束することにより、前記シート状物品
    列を上流側と下流側に区分する装置において、直状位か
    ら一側への角変位が不能であり他側への角変位が可能な
    連係状構造体を前記搬送路に沿ったその上方の待機位置
    と前記シート状物品列の下流から上流へ向けて順次その
    列上に降下させる押圧位置との間で変位可能に設け、更
    に、前記連係状構造体をその押圧位置において前記一側
    が下方へ向き前記他側が上方へ向くように取り付けて成
    るシート状物品列区分装置。
  2. 【請求項2】連係状構造体をシート状物品列の下流から
    上流へ向けて順次その列上に降下させる手段として、連
    係状構造体の下流側端部の吊り上げ高さよりもその上流
    側端部の吊り上げ高さの方を高く設定し、前記上流側端
    部を上流へ斜降させる案内駆動手段を設けた特許請求の
    範囲第1項記載の区分装置。
  3. 【請求項3】連係状構造体が少なくとも一側への角変位
    が不能な鎖で構成される特許請求の範囲第1項、または
    第2項記載の区分装置。
  4. 【請求項4】連係状構造体が少なくとも一側への角変位
    が不能な多数の短いリンクの連結節で構成される特許請
    求の範囲第1項、または第2項記載の区分装置。
  5. 【請求項5】所定の重なりピッチで搬送路上を移動する
    シート状物品列に対し、上方から押圧を加え、その押圧
    部分の列を一時拘束することにより、前記シート状物品
    列を上流側と下流側に区分する装置において、連係状構
    造体を前記搬送路に沿ったその上方の待機位置と前記シ
    ート状物品列の下流から上流に向けて順次その列上に降
    下させる押圧位置との間で変位可能に設け、前記連係状
    構造体をシート状物品列の下流から上流へ向けて順次そ
    の列上に降下させる手段として、搬送路に沿ったその上
    方に電磁石の極面を下向きに列設し、その極面の列で前
    記連係状構造体を励磁吸着し、前記各電磁石を順次下流
    から上流へ向けて消磁させることを特徴とするシート状
    物品列区分装置。
  6. 【請求項6】連係状構造体が鎖で構成される特許請求の
    範囲第5項記載の区分装置。
  7. 【請求項7】連係状構造体が多数の短いリンクの連結節
    で構成される特許請求の範囲第5項記載の区分装置。
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DE2640032C2 (de) * 1976-09-06 1982-11-25 Windmöller & Hölscher, 4540 Lengerich Vorrichtung zum gruppenweisen Abtrennen einer vorbestimmten Anzahl von sich schuppenartigen überdeckenden flachen Gegenständen

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