JPH0790959B2 - 抄紙機においてターレット式中心巻取りリールを使用して抄造紙を巻取る方法及び装置 - Google Patents

抄紙機においてターレット式中心巻取りリールを使用して抄造紙を巻取る方法及び装置

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JPH0790959B2
JPH0790959B2 JP30110491A JP30110491A JPH0790959B2 JP H0790959 B2 JPH0790959 B2 JP H0790959B2 JP 30110491 A JP30110491 A JP 30110491A JP 30110491 A JP30110491 A JP 30110491A JP H0790959 B2 JPH0790959 B2 JP H0790959B2
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隆治 ▲高▼塚
博 長谷川
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大蔵省印刷局長
株式会社山川機械製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製紙工業における抄
紙機で抄造する抄紙を、ターレット式中心巻取りリール
で巻取る方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、抄紙機における抄造紙巻取り装置
としては、廻転するシリンダー面に巻取りコアを接触加
圧して巻取る方式のサーフェースリール方式と、巻取り
コアを駆動させて直接コアに巻取る多軸中心巻取りリー
ル方式の二方式がある。さらに抄紙機以外の用途として
多軸中心巻取りリールを二軸廻転式としたターレット式
中心巻取りリール方式がある。サーフェースリール方式
は、紙幅方向の紙厚が一定の平面的な一般紙の巻取りに
適していて、一般の抄紙機では全てこの方式の装置が採
用されている。しかしこの方式は紙幣用紙のように定位
置に特別のすき入れがされた用紙や、定位置に凹凸加工
された用紙の巻取りには不向きであって、それらは紙厚
が均一でなく、また厚い部分が定位置であるから、巻取
られて積層されると、その部分が他よりも大径となり、
巻取りシリンダー面に加圧接触されて皺が発生したり、
局部摩擦によって変色したりするなどの欠点を生ずる。
【0003】したがってこのような定位置加工された抄
造紙は、面接触を要しない方式の多軸中心巻取りリール
を採用するのが一般的である。この方式は二ないし三軸
上に巻取りコアを配列し、巻取りコアに巻き取られた抄
造紙が所定径に達したとき抄造紙を切断して他の準備コ
アに巻込むのであるが、その操作は全て手作業の操作で
あるため、低速抄紙機のみに採用されている。
【0004】ターレット式中心巻取りリール方式は、走
行紙の巻取り替えを高速下において自動的に行える機構
であるが、抄紙機においては抄造開始当初、通紙がター
レット動作に影響せずに自動的に行われるには構造的に
甚だ困難なため、紙の走行速度が変化可能の機械、すな
わち当初、通紙速度が5m/min以下、またはコア巻
付け時に一度停止することができるところの、たとえば
紙表面に加工液を塗布する塗布機のような加工機械に採
用されており、抄紙機のように当初の通紙速度が通常抄
造速度と全く同じ機械への採用は、前記した低速で人手
による巻込み式によらざるを得ない現状にある。
【0005】以上のべた理由が前述の特別に加工された
抄造紙が、低速抄造を余儀なくされている理由の一つと
なっている。さらに一般紙を含めた多種類の紙を抄造す
る多目的抄紙機は、一般紙抄造時は生産効率上、高速抄
造を必要とするが、特殊加工紙の巻取り条件があるので
低速抄造しか行われず、このような特殊加工紙の巻取り
において、高速化することへの対応の解決が問題となっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は特殊加工紙
も含めた多種類の紙を抄造する抄紙機において、ターレ
ット式中心巻取りリール方式の利点を生かし、それを高
速度抄紙に使用できるようにし、抄造開始時、抄造紙巻
取りを高速下でそして自動的に行える方法と装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来の抄造紙における一
般の通紙方法をのべると、抄造当初の通紙は、抄造紙全
幅では通紙が不可能であり、そのためテールと称する抄
造紙の一部を紙端より約10cm程度を細く帯状にして
それを通し、それが巻取りコアに巻取られてから全幅に
広げて巻取るのが通常である。したがって当初の巻取り
はテールが巻付いているため損紙とし、全幅紙になった
時点で他の準備する巻取りコアに製品となる良紙を巻替
えることになる。
【0008】この発明の装置においては用紙を巻取る通
常のコアとは別に、抄造当初のテールを巻付ける巻付け
専用コアをターレット式中心巻取りリールに設け、これ
とスイング動作するライダーロールとを接触させて挟圧
し、その間にテールを強制通紙させる。巻付け専用コア
はテールを完全に挟み込んで通紙することが重要で、そ
のために表面をゴム巻きとして摩擦力をもたせ、このゴ
ム硬度は挟圧に適切な硬度とし、表面の真円度や円筒度
が完全な形状とする。また運搬やターレット式中心巻取
りリールに装着させることが人手で容易にできるように
軽量であり、あわせて高速で廻転する巻取り紙の重量に
耐えられる強度を有するものとする。ライダーロールと
巻取り専用コアの間をテールが通紙したならば、つぎは
巻付け専用コアにテールを巻付けることになる。そのた
め巻付け専用コアにテールを巻付ける部分に小径の孔を
あけて、これより吸気し、ライダーロールとの間に挟圧
通紙されたテールを巻取り専用コアに密着させて自動的
に巻付ける。ライダーロールと巻付け専用コアの間にテ
ールを送り込む前段の装置は、ターレット式中心巻取り
リールのターレット動作に支障のないようにしなければ
ならない。そのため固定設置された一体構造のエアシュ
ート方式でなく、固定式エアシュート方式とそれと分離
した移動式のエァシュート方式とする。テールは一段目
の固定式エァシュートから二段目の移動式エァシュート
に風送させ、この二段目の移動式エァシュート端末のエ
ァノズルで、ライダーロールと巻取り専用コアの間にテ
ールを噴き上げて通紙させる。両エァシュートはテール
の紙質によって気流角度を調節できるようにする。
【0009】
【作用】抄紙機の各パートを経てターレット式中心巻取
りリール直前まで来たテールは、一段目の固定式エァシ
ュートからジェット気流で二段目の移動式エァシュート
に移り、その端末のエァジェットでライダーロールとタ
ーレット式中心巻取りリールの巻付け専用コア間に噴き
上げられ、両者の挟圧廻転によってそれらの間を通紙
し、巻付け専用コアの吸気によってその表面に密着して
巻付けられる。各エァシュートのエァノズル噴気動作お
よび巻付け専用コアの吸気動作は連動して行われる。
【0010】
【実施例】図1において固定式エアシュート(1) に到達
した抄造紙のテール(t) は、エアノズル(2) から噴出さ
れる気流によって移動式エアシュート(3) に転送され、
つぎに移動式エアシュート(3) の端末ノズル(4) から噴
出する気流によって、ライダーロール(9) とターレット
式中心巻き取りリールの巻き付け専用コア(10)の間に噴
き上げられて通紙する。移動式エアシュート(3) はライ
ダーロール(9) が設置されているライダーアーム(11)に
固着されており、両者の動作は同一であるから、ライダ
ーロール(9) との相対位置も常に同一である。図2およ
び図3における固定式エアシュート(1) と移動式エアシ
ュート(3) はテール(t) の紙質によって搬送角度が調節
できるように、各サポート(5),(6) および各ロッド(7),
(8) によって、角度調節が可能とする。各シュートの各
ノズル(2),(4) の給気用電磁弁(21)の開閉動作と、後述
する図5のターボブロア(17)用電動機の運転動作は同一
押しボタンスイッチで行われ、巻き付け専用コア(10)に
テール(t) の巻き付け終了をもって電磁弁(21)は閉じ、
ターボブロア(17)用電動機は停止する。図4は巻き付け
専用コア(10)[一部を断面]を示すもので、ポリエチレ
ン管で軽量に製作し、外周に挟圧を維持するに適切な硬
度のゴム(g) を貼り、その表面を真円に仕上げ、テール
(t) 巻き付け部には小径の吸気孔(a) をテール(t) を吸
引できるように所要の数だけ開ける。このポリエチレン
管の表面には螺旋状に浅い溝を設け、ゴム(g) の接着力
を増強させる。
【0011】図5は巻付け専用コア(10)の吸気装置を示
すもので、吸気は伝動側固定チャック(12)の中心に開け
られた孔から、チャック軸端のロータリージョイント(1
3)を経てターレット中心軸(14)の軸端のロータリージョ
イント(15)に連結された排気管(16)を通して機外に排気
される。この排気はターボブロア(17)によって行い、ま
た巻付け専用コア(10)により構成される各巻取り軸(A),
(B) の吸引選択は、吸気管路上の各電磁弁(18),(19) の
切り替え動作により、その動作はターレット式中心巻取
りリール運転時の各巻取り軸(A),(B) の巻取り選択機構
と連動させて自動的に行う。各巻取り軸(A),(B) 及びタ
ーレット中心軸(14)の吸気管路上の各フレキシブルホー
ス(20)は、万一、各ロータリージョイント(13),(15) が
故障したときに、それらのフレキシブルホース(20)が破
断して被害の遡及を防止させるために設けてある。なお
(M) はターレット中心軸に設ける電動機、(m),(m')はそ
れぞれ巻取り軸(A),(B) の電動機である。
【0012】
【発明の効果】この発明は特殊加工紙も含めた多種類の
紙を抄造する抄紙機において、従来、抄紙機において不
可能であったターレット式中心巻取りリール方式を採用
して、抄造開始時のテール自動巻取りが高速抄造時にお
いても可能としたことにより、生産性、作業性、安全性
が大幅に向上できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における通紙の状態を説明する図。
【図2】固定式エアシュートの平面図。
【図3】移動式エアシュートの平面図。
【図4】巻付け専用コアの一部断面図。
【図5】巻付け専用コアの吸気装置を示す図。
【符号の説明】
(1) 固定式エアシュート (2) エアノズル (3) 移動式エアシュート (t) テール (4) 端末ノズル (5) サポート (6) サポート (7) ロッド (8) ロッド (9) ライダーロール (10) 巻付け専用コア (11) ライダーアーム (12) 伝動側固定チャック (13) ロータリージョイント (14) ターレット中心軸 (15) ロータリージョイント (16) 排気管 (17) ターボブロア (18) 吸気管路上の電磁弁 (19) 吸気管路上の電磁弁 (20) フレキシブルホース (21) 給気用電磁弁 (a) 吸気孔 (g) ゴム (M) 電動機 (m) 電動機 (m') 電動機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テールを一段目の固定式エァシュートか
    ら二段目の移動式エァシュートに風送させ、移動式エァ
    シュート端末のエァノズルで、ライダーロールとターレ
    ット式中心巻取りリールの巻取り専用コアの間に抄紙テ
    ールを噴き上げ、両者の挟圧廻転によってそれらの間を
    通紙し、巻付け専用コアの吸気によって、その表面にテ
    ールが密着して巻付けられるようにしたことを特徴とす
    る巻取り方法。
  2. 【請求項2】 固定式エァシュートと移動式エァシュー
    トを設け、抄造当初のテールを巻付ける中心巻き取りリ
    ールの巻付け専用コアを設け、巻付け専用コアにテール
    を巻付ける部分に小径の孔をあけてこれより吸気し、ラ
    イダーロールとの間に挟圧通紙されたテールを密着させ
    て自動的に巻付け通紙するようにしたことを特徴とする
    巻取り装置。
  3. 【請求項3】 表面を挟圧に適切なゴム硬度を有するゴ
    ム巻きとして摩擦力をもたせ、表面の真円度、円筒度を
    充分な形状とし、軽量であり、高速廻転する巻取り紙の
    重量に耐えられる強度を有するようにし、テールを巻付
    ける部分に小径の孔をあけて、これより吸気し、ライダ
    ーロールとの間に挟圧通紙されるテープを密着させて自
    動的に巻付けるようにしたことを特徴とする請求項2記
    載の巻取り装置に用いる巻付け専用コア。
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