JPH07907A - 塗工方法 - Google Patents

塗工方法

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Publication number
JPH07907A
JPH07907A JP14762293A JP14762293A JPH07907A JP H07907 A JPH07907 A JP H07907A JP 14762293 A JP14762293 A JP 14762293A JP 14762293 A JP14762293 A JP 14762293A JP H07907 A JPH07907 A JP H07907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
roll
gravure roll
ultrasonic
soln
Prior art date
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Pending
Application number
JP14762293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tada
博士 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP14762293A priority Critical patent/JPH07907A/ja
Publication of JPH07907A publication Critical patent/JPH07907A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種塗工液を塗工ロール特にグラビアロール
で塗工する時、凹部(セル部)に目詰まりが生じた後に
洗浄するのではなく、塗工液に超音波振動を与えること
により、塗工中の塗工ロール特にグラビアロールの凹部
(セル部)の目詰まりを未然に防止して、安定した塗工
量を得る塗工方法を提供することを目的とする。 【構成】 塗工液2に超音波振動子6から発する超音波
振動を与えながら塗工することを特徴とする塗工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷インキや接着剤等
をグラビアロールなどの塗工ロールで塗工する時の塗工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷インキや接着剤等の塗工に
は、グラビアロールなどの塗工ロールが一般的に使用さ
れているが、特にグラビアロールで塗工する場合、時間
経過とともに塗工中のグラビアロールの凹部(セル部)
に目詰まりが生じ、塗工量が徐々に減少して安定した塗
工量が得られないという品質上の問題があった。この
為、一定時間毎にグラビアロールの洗浄を行わなければ
ならず、作業上の問題もあった。
【0003】グラビアロール等の塗工ロールに付着した
印刷インキや接着剤等の塗工液を除去する洗浄方法とし
ては、有機溶剤、アルカリ洗剤、界面活性剤などを洗剤
として使用し、布やブラシで塗工液を拭き取ったり、擦
り取ったりする方法が採られていた。
【0004】しかし、上記の布やブラシで拭き取った
り、擦り取ったりする方法では、塗工ロール特にグラビ
アロールでは、その凹部(セル部)に付着した塗工液は
完全に除去できずに残ってしまうことが多かった。さら
に、使用後グラビアロールを放置して時間が経過した場
合には、塗工液が固着してしまうため、グラビアロール
の凹部(セル部)に付着した塗工液は拭き取ることや擦
り取ることが一層難しくなり、どうしても残ってしまう
という問題があった。
【0005】また、塗工後の塗工ロール特にグラビアロ
ールの洗浄を完全に行っても、塗工中に時間経過ととも
にグラビアロールの凹部(セル部)に目詰まりが生じ、
塗工量が徐々に減少して安定した塗工量が得られないと
いう品質上の問題は依然として残る。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解消するため、各種塗工液を塗工ロール特にグ
ラビアロールで塗工する時、凹部(セル部)に目詰まり
が生じた後に洗浄するのではなく、塗工中の塗工液に超
音波振動を与えることにより、塗工中の塗工ロール特に
グラビアロールの凹部(セル部)の目詰まりを未然に防
止して、安定した塗工量を得る塗工方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷インキや
接着剤等の各種塗工液を塗工する時、塗工液に超音波振
動を与えながら塗工することにより、上記目的が達成さ
れることを見出して成されたものである。
【0007】本発明の塗工方法は、印刷インキや接着剤
等の塗工液を塗工ロール特にグラビアロールで塗工する
時、好適に採用される。
【0008】グラビアロールは、塗工量の安定化や高速
塗工が可能で、操作面でも扱い易い塗工ロールなので、
印刷インキ、離型剤、下塗り剤(プライマー)、接着
剤、粘着剤等の各種塗工液の塗工に一般的に使用されて
いるものであり、、所望の塗工パターンや塗工量に応じ
て、グラビア彫刻のパターンやメッシュ及び凹部(セル
部)の深さ等が種々選択される。
【0009】グラビアロールのメッシュは、50〜30
0メッシュ程度であり、一般的には100〜200メッ
シュ程度のものが使用される。また、凹部(セル部)の
深さは、10〜80μm程度であり、一般的には30〜
60μm程度のものが使用される。
【0010】本発明の塗工方法に使用される塗工液は、
特に限定されるものではなく、印刷インキ、離型剤、下
塗り剤(プライマー)、接着剤、粘着剤等の各種塗工液
が対象となり得る。
【0011】塗工液の形態別の種類は、特に限定される
ものではなく、水溶液型、エマルジョン型、有機溶剤型
等のいずれであっても良い。また、塗工液の粘度は、2
000cps(25℃)以下が好ましい。
【0012】超音波振動は超音波発振装置によって与え
られる。超音波発振装置は、超音波発振機と超音波振動
子を主要機器として構成され、超音波振動子は塗工槽の
底部に配置されて、上方に向け超音波が発振されるよう
にされている。
【0013】超音波発振機から発振される超音波の周波
数や出力については特に限定されないが、一般的に、発
振周波数は20〜50kHz、出力は100〜2000
Wの範囲とされる。
【0014】そして、グラビアロールなどの塗工ロール
は超音波振動子の超音波振動放射面の直交面に位置する
ように配置するのが超音波の振動作用が大きく作用し、
目詰まり防止効果が大きいので好ましい。また、超音波
の振動作用は超音波振動放射面の直交面から40度くら
いの角度まで効果があるとされているので、塗工ロール
の底部と超音波振動子の間隔は30mm以上あけるのが
好ましい。
【0015】
【作用】本発明の塗工方法は、塗工液に超音波振動を与
えながら塗工することにより、塗工液の細かい振動作用
とキャビテーション現象が惹起され、塗工中の塗工ロー
ル特にグラビアロールの凹部(セル部)の目詰まりを防
止し、安定した塗工量が得られるものである。また、塗
工中の塗工液の発泡も抑制できるものである。
【0016】
【実施例】この発明をさらに詳しく説明するため、以下
に実施例をあげる。
【0017】(実施例)
【0018】図1は本発明の塗工方法に用いる装置の正
面図であり、1は塗工槽、2は塗工液、3はグラビアロ
ール、4はバックアップロール、5は超音波発振機、6
は超音波振動子である。超音波振動子6は塗工層1の底
部に配置され、上方に向けて超音波が発振されるように
されている。グラビアロール3は超音波振動子6の上部
に置かれている。
【0019】絆創膏用の軟質塩化ビニルシートの原反2
0000mを基材とし、エマルジョン型下塗り剤「JS
R PR−36」(日本合成ゴム社製、粘度200cp
s(25℃)、固形分22%)を塗工液として、上記装
置で塗工実験を行った。
【0020】グラビアロール3は、150メッシュ、凹
部(セル部)の深さ55μm、ロール径500mmのも
のを使用し、塗工速度50m/分、塗工量(ウエット)
の設定7〜8g/m2 、乾燥条件70℃−30秒を塗工
条件とした。
【0021】超音波発振機5(UT−604R、シャー
プ社製)を作動させて、超音波振動子6(UI−604
R、シャープ社製)から、出力500Wで36〜42k
Hzの超音波を塗工中継続的に発振して塗工を行った。
【0022】軟質塩化ビニルシートの原反20000m
の塗工中、100m、10000m及び19900m塗
工された時点で、塗工、乾燥された塗工物から10cm
×10cmのサンプルを採取し、塗工量(ドライ)を測
定した。又、その時点での塗工液の発泡量を目視で観察
した。
【0023】次式により、塗工量(ウエット)を算出し
た。 A=〔(B−C)÷D〕×100 ここに、A:ウエットの塗工量(g/m2 ) B:10cm角の塗工物の重量(g) C:10cm角の原反の重量(g) D:塗工液の固形分/100(本実施例の場合、0.2
2)
【0024】得られた塗工物の塗工量(ウエット)及び
塗工液の発泡量を評価した結果は表1に示す通りであっ
た。
【0025】(比較例)
【0026】超音波発振機5を作動させなかったこと以
外は、実施例と同様にして塗工、乾燥された塗工物を得
た。
【0027】得られた塗工物の塗工量(ウエット)及び
塗工液の発泡量を実施例と同様にして評価した結果は表
1に示す通りであった。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の塗工方法に
あっては、塗工液に超音波振動を与えながら塗工を行う
ので、超音波による塗工液の細かい振動作用とキャビテ
ーション現象により、塗工ロール特にグラビアロールの
凹部(セル部)の目詰まりを未然に防止して、安定した
塗工量を得ることができる。また、塗工中の塗工液の発
泡を抑制することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗工方法に用いられる装置例の正面図
である。
【符号の説明】
1 塗工槽 2 塗工液 3 グラビアロール 4 バックアップロール 5 超音波発振機 6 超音波振動子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗工液に超音波振動を与えながら塗工す
    ることを特徴とする塗工方法。
JP14762293A 1993-06-18 1993-06-18 塗工方法 Pending JPH07907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14762293A JPH07907A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 塗工方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14762293A JPH07907A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 塗工方法

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JPH07907A true JPH07907A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15434494

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JP14762293A Pending JPH07907A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 塗工方法

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JP (1) JPH07907A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080184904A1 (en) * 2007-02-06 2008-08-07 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Roller apparatus, printing method and method of faricating liquid crystal display device using the same
JP2009082821A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujifilm Corp 塗布装置及びこれを用いるインクジェット記録装置
US10141555B2 (en) 2014-10-15 2018-11-27 Sumitomo Chemical Company, Limited Multi-layered porous film and nonaqueous-electrolyte secondary battery
US10403873B2 (en) 2013-10-16 2019-09-03 Sumitomo Chemical Company, Limited Gravure roll, method of fabricating a separator, and separator

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