JPH0790750A - パイル織機におけるパイル形成装置 - Google Patents
パイル織機におけるパイル形成装置Info
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- JPH0790750A JPH0790750A JP23041593A JP23041593A JPH0790750A JP H0790750 A JPH0790750 A JP H0790750A JP 23041593 A JP23041593 A JP 23041593A JP 23041593 A JP23041593 A JP 23041593A JP H0790750 A JPH0790750 A JP H0790750A
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- Japan
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D39/00—Pile-fabric looms
- D03D39/22—Terry looms
- D03D39/226—Sley control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】筬打ち位置変更方式のパイル織機におけるテリ
ーモーションの動力軽減及び安定した筬打ち作用を達成
する。 【構成】クランク円板17の回転はクランクロッド1
8、スウィグレバー20、リンク21を介してスレイソ
ード14の揺動に変換される。スウィングレバー20は
支持レバー19により支持される。支持レバー19に連
結された蝶番リンク機構23A,23Bは支軸22によ
り支持されている。テリーモーションカム26の回転に
伴うカムレバー25の揺動が引き上げロッド24を介し
て蝶番リンク機構23A,23Bを折曲変位する。
ーモーションの動力軽減及び安定した筬打ち作用を達成
する。 【構成】クランク円板17の回転はクランクロッド1
8、スウィグレバー20、リンク21を介してスレイソ
ード14の揺動に変換される。スウィングレバー20は
支持レバー19により支持される。支持レバー19に連
結された蝶番リンク機構23A,23Bは支軸22によ
り支持されている。テリーモーションカム26の回転に
伴うカムレバー25の揺動が引き上げロッド24を介し
て蝶番リンク機構23A,23Bを折曲変位する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筬の筬打ち位置を変更
してパイルを形成するパイル織機におけるパイル形成装
置に関するものである。
してパイルを形成するパイル織機におけるパイル形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパイル織機が特開平2−154
029号公報に開示されている。このパイル織機では筬
を揺動駆動するためのクランク機構からスレイソードに
到る駆動力伝達経路の途中に略く字形状のリンクプレー
ト(スウィングレバー)が介在されている。スウィング
レバーはウォームホイールの支軸に対する偏心軸に支持
されており、ウォームホイールはモータの出力軸に止着
されたウォームに噛合している。モータの作動によりス
ウィングレバーを支持する偏心軸の位置が変わり、この
位置変位により筬の筬打ち位置がテリーモーション変位
する。
029号公報に開示されている。このパイル織機では筬
を揺動駆動するためのクランク機構からスレイソードに
到る駆動力伝達経路の途中に略く字形状のリンクプレー
ト(スウィングレバー)が介在されている。スウィング
レバーはウォームホイールの支軸に対する偏心軸に支持
されており、ウォームホイールはモータの出力軸に止着
されたウォームに噛合している。モータの作動によりス
ウィングレバーを支持する偏心軸の位置が変わり、この
位置変位により筬の筬打ち位置がテリーモーション変位
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、織布の織前を
直接叩くファーストピック緯糸の筬打ちでは、この筬打
ち反力がウォームホイールの支軸に対してモーメント荷
重として作用する。そのため、このモーメント荷重はウ
ォームホイールを介してウォームで受け止められること
になるが、ウォームとウォームホイールとの間ではバッ
クラッシュがあるためにウォームとウォームホイールと
の噛合部位で損傷を生じやすい。ウォームとウォームホ
イールとの間の滑り抵抗は元々大きいのであるが、噛合
部位の損傷は滑り抵抗をさらに大きくして動力損失を増
やし、しかも摩耗進行を早める。摩耗が進行すれば筬打
ち位置が変化し、適正な筬打ち作用が得られなくなる。
直接叩くファーストピック緯糸の筬打ちでは、この筬打
ち反力がウォームホイールの支軸に対してモーメント荷
重として作用する。そのため、このモーメント荷重はウ
ォームホイールを介してウォームで受け止められること
になるが、ウォームとウォームホイールとの間ではバッ
クラッシュがあるためにウォームとウォームホイールと
の噛合部位で損傷を生じやすい。ウォームとウォームホ
イールとの間の滑り抵抗は元々大きいのであるが、噛合
部位の損傷は滑り抵抗をさらに大きくして動力損失を増
やし、しかも摩耗進行を早める。摩耗が進行すれば筬打
ち位置が変化し、適正な筬打ち作用が得られなくなる。
【0004】本発明は、テリーモーションを行わせるた
めの動力の損失抑制及び筬打ち作用の安定化を共に達成
し得るパイル織機におけるパイル形成装置を提供するこ
とを目的とする。
めの動力の損失抑制及び筬打ち作用の安定化を共に達成
し得るパイル織機におけるパイル形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1に記
載の発明では、筬を筬打ち揺動させる筬駆動機構から筬
に到る駆動力伝達経路の途中に介在されたスウィングレ
バーと、スウィングレバーを揺動可能に支持する支持体
と、前記支持体を往復変位し、かつこの往復変位方向で
前記支持体に作用する荷重を受け止めるテリーモーショ
ン用駆動リンク機構とを備えたパイル形成装置を構成し
た。
載の発明では、筬を筬打ち揺動させる筬駆動機構から筬
に到る駆動力伝達経路の途中に介在されたスウィングレ
バーと、スウィングレバーを揺動可能に支持する支持体
と、前記支持体を往復変位し、かつこの往復変位方向で
前記支持体に作用する荷重を受け止めるテリーモーショ
ン用駆動リンク機構とを備えたパイル形成装置を構成し
た。
【0006】請求項2に記載の発明では、位置不変な支
軸に揺動可能に支持された第1リンクと、第1リンクに
直列連結されると共に、前記支持体に連結された第2リ
ンクとからなる蝶番リンク機構を備えた駆動リンク機構
を構成した。
軸に揺動可能に支持された第1リンクと、第1リンクに
直列連結されると共に、前記支持体に連結された第2リ
ンクとからなる蝶番リンク機構を備えた駆動リンク機構
を構成した。
【0007】請求項3に記載の発明では、前記蝶番リン
ク機構をカム機構によりテリーモーション駆動するよう
にした。
ク機構をカム機構によりテリーモーション駆動するよう
にした。
【0008】
【作用】支持体は駆動リンク機構の切換動作によりテリ
ー量零位置とテリー量有位置とに切換配置される。支持
体がテリー量零位置にある場合には筬の筬打ち位置は織
布の織前位置に一致する。支持体がテリー量有位置にあ
る場合には筬の筬打ち位置が織前位置から離間する。駆
動リンク機構は支持体に対してその往復変位方向に作用
する荷重を受け止める。
ー量零位置とテリー量有位置とに切換配置される。支持
体がテリー量零位置にある場合には筬の筬打ち位置は織
布の織前位置に一致する。支持体がテリー量有位置にあ
る場合には筬の筬打ち位置が織前位置から離間する。駆
動リンク機構は支持体に対してその往復変位方向に作用
する荷重を受け止める。
【0009】請求項2に記載の駆動リンク機構では、支
持体に対する往復変位方向の荷重が蝶番リンク機構を介
して位置不変な支軸で受け止められる。蝶番リンク機構
をカム機構によりテリーモーション駆動する構成では、
スウィングレバーがカム機構のセルフロック機能により
テリー量零位置及びテリー量有位置に安定支持される。
持体に対する往復変位方向の荷重が蝶番リンク機構を介
して位置不変な支軸で受け止められる。蝶番リンク機構
をカム機構によりテリーモーション駆動する構成では、
スウィングレバーがカム機構のセルフロック機能により
テリー量零位置及びテリー量有位置に安定支持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。図1は織機全体の側面を示
し、1は地織用ワープビームである。図示しない送り出
しモータの作動により地織用ワープビーム1から送り出
される地経糸Tはバックローラ2及びテンションローラ
3を経由して綜絖4及び変形筬5を通される。織布Wは
エキスパンションバー6、サーフェスローラ7及びガイ
ドローラ8,9を経由してクロスローラ10に巻き取ら
れる。
図3に基づいて説明する。図1は織機全体の側面を示
し、1は地織用ワープビームである。図示しない送り出
しモータの作動により地織用ワープビーム1から送り出
される地経糸Tはバックローラ2及びテンションローラ
3を経由して綜絖4及び変形筬5を通される。織布Wは
エキスパンションバー6、サーフェスローラ7及びガイ
ドローラ8,9を経由してクロスローラ10に巻き取ら
れる。
【0011】地織用ワープビーム1の上方にはパイル用
ワープビーム11が支持されている。図示しない送り出
しモータの作動によりパイル用ワープビーム11から送
り出されるパイル用経糸Tpはテンションローラ12を
経由して綜絖4及び変形筬5に通される。
ワープビーム11が支持されている。図示しない送り出
しモータの作動によりパイル用ワープビーム11から送
り出されるパイル用経糸Tpはテンションローラ12を
経由して綜絖4及び変形筬5に通される。
【0012】変形筬5を支持するスレイ13はスレイソ
ード14上に支持され、スレイソード14は揺動軸15
により支持されている。揺動軸15の直下には筬駆動機
構を構成する駆動軸16が配設されており、駆動軸16
にクランク円板17が止着されている。クランク円板1
7にはコネクティングロッド18が連結されている。ク
ランク円板17の前方には支持レバー19が支軸19a
により垂立支持されている。支持レバー19の先端には
略く字形状のスウィングレバー20が軸ピン20aを介
して揺動可能に支持されている。スウィングレバー20
の下端部にはコネクティングロッド18が連結されてい
る。スウィングレバー20の上端部とスレイソード14
の基部とはリンク21により連結されている。
ード14上に支持され、スレイソード14は揺動軸15
により支持されている。揺動軸15の直下には筬駆動機
構を構成する駆動軸16が配設されており、駆動軸16
にクランク円板17が止着されている。クランク円板1
7にはコネクティングロッド18が連結されている。ク
ランク円板17の前方には支持レバー19が支軸19a
により垂立支持されている。支持レバー19の先端には
略く字形状のスウィングレバー20が軸ピン20aを介
して揺動可能に支持されている。スウィングレバー20
の下端部にはコネクティングロッド18が連結されてい
る。スウィングレバー20の上端部とスレイソード14
の基部とはリンク21により連結されている。
【0013】駆動軸軸16は図示しない織機駆動モータ
から駆動力を得ており、織機回転に連動するクランク円
板17の回転がコネクティングロッド18、スウィング
レバー20、リンク21という駆動力伝達経路を介して
スレイソード14の揺動に変換される。
から駆動力を得ており、織機回転に連動するクランク円
板17の回転がコネクティングロッド18、スウィング
レバー20、リンク21という駆動力伝達経路を介して
スレイソード14の揺動に変換される。
【0014】支持レバー19の先端の前方には支軸22
が配設されており、支軸22には第1リンク23Aが回
動可能に支持されている。第1リンク23Aの先端には
第2リンク23Bが軸ピン23aを介して直列に連結さ
れている。第2リンク23Bは軸ピン20aを介して支
持レバー19の先端部に連結されており、第2リンク2
3Bは第1リンク23Aと共に蝶番リンク機構を構成す
る。
が配設されており、支軸22には第1リンク23Aが回
動可能に支持されている。第1リンク23Aの先端には
第2リンク23Bが軸ピン23aを介して直列に連結さ
れている。第2リンク23Bは軸ピン20aを介して支
持レバー19の先端部に連結されており、第2リンク2
3Bは第1リンク23Aと共に蝶番リンク機構を構成す
る。
【0015】第1リンク23Aには引き上げロッド24
が軸ピン23aを介して連結されている。引き上げロッ
ド24にはカムレバー25が連結されており、カムレバ
ー25はテリーモーションカム26の回転により消極駆
動される。テリーモーションカム26の回転により引き
上げロッド24が上下動し、蝶番リンク機構23A,2
3Bが折曲変位する。即ち、蝶番リンク機構23A,2
3Bはテリーモーション用駆動リンク機構である。
が軸ピン23aを介して連結されている。引き上げロッ
ド24にはカムレバー25が連結されており、カムレバ
ー25はテリーモーションカム26の回転により消極駆
動される。テリーモーションカム26の回転により引き
上げロッド24が上下動し、蝶番リンク機構23A,2
3Bが折曲変位する。即ち、蝶番リンク機構23A,2
3Bはテリーモーション用駆動リンク機構である。
【0016】図2の変形筬5の実線位置はファーストピ
ック緯糸に対する筬打ち位置であり、変形筬5の鎖線位
置はルーズピック緯糸に対する筬打ち位置である。図3
の変形筬5の鎖線位置はルーズピック緯糸に対する筬打
ち位置であり、変形筬5の実線位置は最後退位置であ
る。ファーストピック緯糸に対する筬打ち状態では第1
リンク23A及び第2リンク23Bからなる蝶番リンク
機構23A,23Bは図2に実線で示すように直線状態
になる。この直線方向は支持レバー19の長さ方向に対
して略直交している。
ック緯糸に対する筬打ち位置であり、変形筬5の鎖線位
置はルーズピック緯糸に対する筬打ち位置である。図3
の変形筬5の鎖線位置はルーズピック緯糸に対する筬打
ち位置であり、変形筬5の実線位置は最後退位置であ
る。ファーストピック緯糸に対する筬打ち状態では第1
リンク23A及び第2リンク23Bからなる蝶番リンク
機構23A,23Bは図2に実線で示すように直線状態
になる。この直線方向は支持レバー19の長さ方向に対
して略直交している。
【0017】筬打ち反力の荷重はリンク21及びスウィ
ングレバー20を介して支持レバー19に作用するが、
支持レバー19に長さ方向に対する荷重成分は支軸19
aにより受け止められる。支持レバー19の長さ方向と
直交する方向の荷重成分、即ちスウィングレバー19の
テリーモーション変位方向の荷重成分は直線状の蝶番リ
ンク機構23A,23Bを介して支軸22により受け止
められる。即ち、ファーストピック緯糸の筬打ちの際に
発生する大きな筬打ち反力は支軸19a,22により確
実に受け止められる。このような受け止め構成では受け
止め衝撃による損傷はなく、損傷に起因する駆動力伝達
効率の低下及び筬打ち位置のずれ発生もない。従って、
テリーモーションを行わせるための動力の損失は少な
く、しかも安定した筬打ち作用が得られる。
ングレバー20を介して支持レバー19に作用するが、
支持レバー19に長さ方向に対する荷重成分は支軸19
aにより受け止められる。支持レバー19の長さ方向と
直交する方向の荷重成分、即ちスウィングレバー19の
テリーモーション変位方向の荷重成分は直線状の蝶番リ
ンク機構23A,23Bを介して支軸22により受け止
められる。即ち、ファーストピック緯糸の筬打ちの際に
発生する大きな筬打ち反力は支軸19a,22により確
実に受け止められる。このような受け止め構成では受け
止め衝撃による損傷はなく、損傷に起因する駆動力伝達
効率の低下及び筬打ち位置のずれ発生もない。従って、
テリーモーションを行わせるための動力の損失は少な
く、しかも安定した筬打ち作用が得られる。
【0018】ルーズピック緯糸に対する筬打ち状態では
蝶番リンク機構23A,23Bが図2の鎖線及び図3の
実線で示すように折曲状態となり、スウィングレバー1
9のテリーモーション変位方向の荷重成分が引き上げロ
ッド24の長さ方向に分解作用する。しかし、蝶番リン
ク機構23A,23Bの折曲程度は小さいため、前記分
解作用力、即ち分力はスウィングレバー19のテリーモ
ーション変位方向の荷重成分に比して小さい。従って、
消極カム機構を構成するばね27のばね力による消極カ
ム機構のセルフロック機能が前記分力によって不安定に
なることはない。
蝶番リンク機構23A,23Bが図2の鎖線及び図3の
実線で示すように折曲状態となり、スウィングレバー1
9のテリーモーション変位方向の荷重成分が引き上げロ
ッド24の長さ方向に分解作用する。しかし、蝶番リン
ク機構23A,23Bの折曲程度は小さいため、前記分
解作用力、即ち分力はスウィングレバー19のテリーモ
ーション変位方向の荷重成分に比して小さい。従って、
消極カム機構を構成するばね27のばね力による消極カ
ム機構のセルフロック機能が前記分力によって不安定に
なることはない。
【0019】前記分力がスウィングレバー19のテリー
モーション変位方向の荷重成分に比して小さいというこ
とは、蝶番リンク機構23A,23Bを折曲変位するた
めの駆動力が小さくて済むことを意味する。従って、蝶
番リンク機構23A,23Bの存在はテリーモーション
のための動力の軽減をせたらす。
モーション変位方向の荷重成分に比して小さいというこ
とは、蝶番リンク機構23A,23Bを折曲変位するた
めの駆動力が小さくて済むことを意味する。従って、蝶
番リンク機構23A,23Bの存在はテリーモーション
のための動力の軽減をせたらす。
【0020】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、蝶番リンク機構23A,23Bを駆動す
るためのカム機構に代えて図4に示すようにエアシリン
ダ28を用いてもよい。あるいは図5に示すようにサー
ボモータ29の出力軸にボールねじ29aを用い、ボー
ルねじ29aに螺合される被動ナット30と蝶番リンク
機構23A,23Bの軸ピン23aとをリンク31で連
結した実施例も可能である。ボールねじ機構を用いれば
テリー量の無段階調整が可能である。
ものではなく、蝶番リンク機構23A,23Bを駆動す
るためのカム機構に代えて図4に示すようにエアシリン
ダ28を用いてもよい。あるいは図5に示すようにサー
ボモータ29の出力軸にボールねじ29aを用い、ボー
ルねじ29aに螺合される被動ナット30と蝶番リンク
機構23A,23Bの軸ピン23aとをリンク31で連
結した実施例も可能である。ボールねじ機構を用いれば
テリー量の無段階調整が可能である。
【0021】又、本発明は図6に示すように往復直線変
位可能な支持体32によってスウィングレバー20を揺
動可能に支持した実施例も可能である。支持体32は回
転輪32aを介してガイド33により案内され、この案
内経路はファーストピック緯糸を筬打ちする状態にある
直線状の蝶番リンク機構23A,23Bの直線方向に一
致している。従って、支持体32に対する往復直線変位
方向の荷重が蝶番リンク機構23A,23Bにより受け
止められる。
位可能な支持体32によってスウィングレバー20を揺
動可能に支持した実施例も可能である。支持体32は回
転輪32aを介してガイド33により案内され、この案
内経路はファーストピック緯糸を筬打ちする状態にある
直線状の蝶番リンク機構23A,23Bの直線方向に一
致している。従って、支持体32に対する往復直線変位
方向の荷重が蝶番リンク機構23A,23Bにより受け
止められる。
【0022】なお、支持体32をスライドガイドする構
成も可能である。
成も可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、スウィン
グレバーを支持する支持体をテリーモーション用駆動リ
ンク機構によって往復変位し、かつこの往復変位方向で
前記支持体に作用する荷重を受け止めるようにしたの
で、テリーモーションを行わせるための動力の損失抑制
及び筬打ち力の安定化を共に達成し得るという優れた効
果を奏する。
グレバーを支持する支持体をテリーモーション用駆動リ
ンク機構によって往復変位し、かつこの往復変位方向で
前記支持体に作用する荷重を受け止めるようにしたの
で、テリーモーションを行わせるための動力の損失抑制
及び筬打ち力の安定化を共に達成し得るという優れた効
果を奏する。
【図1】 織機全体の側面図である。
【図2】 ファーストピック時の要部拡大側面図であ
る。
る。
【図3】 ルーズピック時の要部拡大側面図である。
【図4】 別例を示す要部拡大側面図である。
【図5】 別例を示す要部拡大側面図である。
【図6】 別例を示す要部拡大側面図である。
5…変形筬、16…筬駆動機構を構成する駆動軸、17
…筬駆動機構を構成するクランク円板、18…駆動力伝
達経路を構成するコネクティングロッド、19…支持体
となる支持レバー、20…スウィングレバー、21…駆
動力伝達経路を構成するリンク、22…支持レバー19
を支持する支軸、23A…蝶番リンク機構を構成する第
1リンク、23B…蝶番リンク機構を構成する第2リン
ク、25…カムレバー、26…テリーモーションカム。
…筬駆動機構を構成するクランク円板、18…駆動力伝
達経路を構成するコネクティングロッド、19…支持体
となる支持レバー、20…スウィングレバー、21…駆
動力伝達経路を構成するリンク、22…支持レバー19
を支持する支軸、23A…蝶番リンク機構を構成する第
1リンク、23B…蝶番リンク機構を構成する第2リン
ク、25…カムレバー、26…テリーモーションカム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】筬の筬打ち位置を変更してパイルを形成す
るパイル織機において、 筬を筬打ち揺動させる筬駆動機構から筬に到る駆動力伝
達経路の途中に介在されたスウィングレバーと、 スウィングレバーを揺動可能に支持する支持体と、 前記支持体を往復変位し、かつこの往復変位方向で前記
支持体に作用する荷重を受け止めるテリーモーション用
駆動リンク機構とを備えたパイル織機におけるパイル形
成装置。 - 【請求項2】前記駆動リンク機構は、位置不変な支軸に
揺動可能に支持された第1リンクと、第1リンクに直列
連結されると共に、前記支持体に連結された第2リンク
とからなる蝶番リンク機構を備えている請求項1に記載
のパイル織機におけるパイル形成装置。 - 【請求項3】前記蝶番リンク機構はカム機構によりテリ
ーモーション駆動される請求項2に記載のパイル織機に
おけるパイル形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23041593A JPH0790750A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | パイル織機におけるパイル形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23041593A JPH0790750A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | パイル織機におけるパイル形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0790750A true JPH0790750A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16907532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23041593A Pending JPH0790750A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | パイル織機におけるパイル形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790750A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6186187B1 (en) * | 1999-05-06 | 2001-02-13 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Cloth moving type pile forming apparatus |
CN103966736A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-08-06 | 江苏宋和宋智能科技有限公司 | 一种筘动式喷气毛巾织机 |
CN104018282A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-09-03 | 吴江万工机电设备有限公司 | 后心区停顿角大于150°的六杆打纬机构的设计方法 |
CN106480588A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-03-08 | 浙江越剑机械制造有限公司 | 一种高速剑杆毛巾织机的起毛装置 |
CN114990765A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-09-02 | 天津工业大学 | 一种间隔织物用钢筘运动路径规划及其驱动控制方法 |
-
1993
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