JPH0790503B2 - 裁断装置 - Google Patents
裁断装置Info
- Publication number
- JPH0790503B2 JPH0790503B2 JP11605893A JP11605893A JPH0790503B2 JP H0790503 B2 JPH0790503 B2 JP H0790503B2 JP 11605893 A JP11605893 A JP 11605893A JP 11605893 A JP11605893 A JP 11605893A JP H0790503 B2 JPH0790503 B2 JP H0790503B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cut
- cutting
- data
- parts
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ほぼシート状の被裁断
物を裁断する裁断装置に係り、特に被裁断物の形状が1
枚毎に異なり、しかも、あらかじめ裁断位置を示すマー
キングが困難な被裁断物を裁断するのに好適な裁断装置
に関する。
物を裁断する裁断装置に係り、特に被裁断物の形状が1
枚毎に異なり、しかも、あらかじめ裁断位置を示すマー
キングが困難な被裁断物を裁断するのに好適な裁断装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天然革等の形状が1枚毎に異なる
物から任意形状のパーツを裁断する場合には、マーキン
グが困難なため裁断前に被裁断物上にあらかじめパーツ
の形状を記入するパーツ配置ができず、1パーツ毎に天
然革等の傷、色、血筋、歩留まり等を考慮し、プレスに
て直接裁断していた。
物から任意形状のパーツを裁断する場合には、マーキン
グが困難なため裁断前に被裁断物上にあらかじめパーツ
の形状を記入するパーツ配置ができず、1パーツ毎に天
然革等の傷、色、血筋、歩留まり等を考慮し、プレスに
て直接裁断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の裁断方法によると製品の完成度は作業者の熟練
度に影響され、作業者が判断を誤ると最終的に予定パー
ツ数の不足を招き、歩留まりの低下につながっていた。
さらに1パーツ毎の裁断のため、作業者の労働負担が大
きく、能率の悪さが問題となっていた。
た従来の裁断方法によると製品の完成度は作業者の熟練
度に影響され、作業者が判断を誤ると最終的に予定パー
ツ数の不足を招き、歩留まりの低下につながっていた。
さらに1パーツ毎の裁断のため、作業者の労働負担が大
きく、能率の悪さが問題となっていた。
【0004】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、被裁断物の形態や状況に対応したパーツ配置が
でき、高度な熟練度が不要となり、裁断された裁断物の
精度向上ならびに歩留まりを向上させ、作業者の労力の
軽減を可能とする裁断装置を提供することを目的として
いる。
であり、被裁断物の形態や状況に対応したパーツ配置が
でき、高度な熟練度が不要となり、裁断された裁断物の
精度向上ならびに歩留まりを向上させ、作業者の労力の
軽減を可能とする裁断装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の請求項1の裁断装置は、被裁断物を載置す
る裁断テーブルの裁断部の上方に、移動自在な裁断機本
体を配設してなる裁断装置において、前記裁断テーブル
に、被裁断物を載置するとともに、この載置された被裁
断物のどの部位においてパーツ形状を裁断するかの位置
決めを行う位置決め部を形成し、この位置決め部の上方
に、被裁断物を各パーツ形状に合致するように裁断する
ためのパーツデータを被裁断物上に投影する移動自在な
映写機を配設し、前記映写機に前記パーツデータの向き
を可変に出力し、この映写機の位置ならびに前記被裁断
物上における前記パーツの向きを制御して被裁断物上に
おけるパーツ配置データを設定するとともに、このパー
ツ配置データに基づく裁断制御信号を裁断機本体に出力
する制御手段を配設したことを特徴としている。
ため本発明の請求項1の裁断装置は、被裁断物を載置す
る裁断テーブルの裁断部の上方に、移動自在な裁断機本
体を配設してなる裁断装置において、前記裁断テーブル
に、被裁断物を載置するとともに、この載置された被裁
断物のどの部位においてパーツ形状を裁断するかの位置
決めを行う位置決め部を形成し、この位置決め部の上方
に、被裁断物を各パーツ形状に合致するように裁断する
ためのパーツデータを被裁断物上に投影する移動自在な
映写機を配設し、前記映写機に前記パーツデータの向き
を可変に出力し、この映写機の位置ならびに前記被裁断
物上における前記パーツの向きを制御して被裁断物上に
おけるパーツ配置データを設定するとともに、このパー
ツ配置データに基づく裁断制御信号を裁断機本体に出力
する制御手段を配設したことを特徴としている。
【0006】また、本発明の請求項2の裁断装置は、被
裁断物を載置する裁断テーブルの裁断部の上方に、移動
自在な裁断機本体を配設してなる裁断装置において、前
記裁断テーブルに、被裁断物を載置するとともに、この
載置された被裁断物のどの部位においてパーツ形状を裁
断するかの位置決めを行う位置決め部を形成し、この位
置決め部の上方に、前記被裁断物の表面の状況を画像と
して得るために、この被裁断物の表面を撮影し、その画
像データを出力する移動自在な撮影機を配設し、前記撮
影機からの被裁断物の表面の画像データを画像として表
示させるとともに、被裁断物を各パーツ形状に合致する
ように裁断するためのパーツデータを画像として表示さ
せる画像表示装置を配設し、前記撮影機の位置ならびに
前記画像表示装置の画面上における前記パーツの向きを
制御して被裁断物上におけるパーツ配置データを設定す
るとともに、このパーツ配置データに基づく裁断制御信
号を裁断機本体に出力する制御手段を配設したことを特
徴としている。
裁断物を載置する裁断テーブルの裁断部の上方に、移動
自在な裁断機本体を配設してなる裁断装置において、前
記裁断テーブルに、被裁断物を載置するとともに、この
載置された被裁断物のどの部位においてパーツ形状を裁
断するかの位置決めを行う位置決め部を形成し、この位
置決め部の上方に、前記被裁断物の表面の状況を画像と
して得るために、この被裁断物の表面を撮影し、その画
像データを出力する移動自在な撮影機を配設し、前記撮
影機からの被裁断物の表面の画像データを画像として表
示させるとともに、被裁断物を各パーツ形状に合致する
ように裁断するためのパーツデータを画像として表示さ
せる画像表示装置を配設し、前記撮影機の位置ならびに
前記画像表示装置の画面上における前記パーツの向きを
制御して被裁断物上におけるパーツ配置データを設定す
るとともに、このパーツ配置データに基づく裁断制御信
号を裁断機本体に出力する制御手段を配設したことを特
徴としている。
【0007】
【作用】前述した構成からなる請求項1の発明によれ
ば、被裁断物を各パーツ形状に合致するように裁断する
ためのパーツデータを制御装置に入力し、そのパーツデ
ータを移動自在な映写機を介して裁断テーブル上に載置
された被裁断物の表面上に画像として投影し、そのパー
ツの画像を被裁断物上で任意に向きを変えて、あるいは
映写機を移動させて、パーツ配置データを設定する。こ
のようにして、1枚のパーツについてのパーツ配置デー
タが設定されたら、他のそれぞれのパーツについて同様
な操作を順次繰り返して被裁断物上におけるパーツ配置
データの設定を完了させる。そのパーツ配置データに基
づく裁断制御信号を制御装置を介して移動自在な裁断機
本体に出力し、パーツ配置データに基づいた被裁断物の
裁断を行う。
ば、被裁断物を各パーツ形状に合致するように裁断する
ためのパーツデータを制御装置に入力し、そのパーツデ
ータを移動自在な映写機を介して裁断テーブル上に載置
された被裁断物の表面上に画像として投影し、そのパー
ツの画像を被裁断物上で任意に向きを変えて、あるいは
映写機を移動させて、パーツ配置データを設定する。こ
のようにして、1枚のパーツについてのパーツ配置デー
タが設定されたら、他のそれぞれのパーツについて同様
な操作を順次繰り返して被裁断物上におけるパーツ配置
データの設定を完了させる。そのパーツ配置データに基
づく裁断制御信号を制御装置を介して移動自在な裁断機
本体に出力し、パーツ配置データに基づいた被裁断物の
裁断を行う。
【0008】また、請求項2の発明によれば、裁断テー
ブル上において移動自在な撮影機で、裁断テーブル上に
載置された被裁断物の表面の状況を画像として得るため
に、この被裁断物の表面を撮影し、その撮影した被裁断
物の画像を画像表示装置の画面上に表示させ、さらに被
裁断物を各パーツ形状に合致するように裁断するための
パーツデータを制御装置から出力して、前記画像表示装
置の画面上に前記所定のパーツデータを画像として表示
し、その画像表示装置の画面上で任意にパーツの向きを
変えてパーツ配置データを設定する。このようにして、
1枚のパーツについてのパーツ配置データが設定された
ら、他のそれぞれのパーツについて同様な操作を順次繰
り返して画像表示装置の画面上における被裁断物のパー
ツ配置データの設定を完了させる。そのパーツ配置デー
タに基づく裁断制御信号を制御装置を介して移動自在な
裁断機本体に出力し、パーツ配置データに基づいた被裁
断物の裁断を行う。
ブル上において移動自在な撮影機で、裁断テーブル上に
載置された被裁断物の表面の状況を画像として得るため
に、この被裁断物の表面を撮影し、その撮影した被裁断
物の画像を画像表示装置の画面上に表示させ、さらに被
裁断物を各パーツ形状に合致するように裁断するための
パーツデータを制御装置から出力して、前記画像表示装
置の画面上に前記所定のパーツデータを画像として表示
し、その画像表示装置の画面上で任意にパーツの向きを
変えてパーツ配置データを設定する。このようにして、
1枚のパーツについてのパーツ配置データが設定された
ら、他のそれぞれのパーツについて同様な操作を順次繰
り返して画像表示装置の画面上における被裁断物のパー
ツ配置データの設定を完了させる。そのパーツ配置デー
タに基づく裁断制御信号を制御装置を介して移動自在な
裁断機本体に出力し、パーツ配置データに基づいた被裁
断物の裁断を行う。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
する。
【0010】図1は本発明の第1実施例を示すものであ
り、図1において、裁断装置は、位置決め部1と裁断部
2とから形成されている。前記位置決め部1は、被裁断
物3のどの部位において所定のパーツを裁断するかの位
置決めを行う部分であり、前記裁断部2は、位置決め部
1において決定されたパーツ配置データに基づいて被裁
断物3の裁断を行う部分である。
り、図1において、裁断装置は、位置決め部1と裁断部
2とから形成されている。前記位置決め部1は、被裁断
物3のどの部位において所定のパーツを裁断するかの位
置決めを行う部分であり、前記裁断部2は、位置決め部
1において決定されたパーツ配置データに基づいて被裁
断物3の裁断を行う部分である。
【0011】前記被裁断物3を載置する裁断テーブル4
には、図示しない駆動モータにより駆動され、被裁断物
3を位置決め部1と裁断部2との間で移動させる被裁断
物移送ベルト5が配設されている。さらに前記裁断テー
ブル4の上面両側部には、それぞれ裁断テーブル4の長
手方向に延在する1対のガイドレール6(図では片方の
みを示している)が並設されており、両ガイドレール6
には門型をなす1対の移動枠体7A、7B(門型コラ
ム)が図示しないモータ等により前記裁断テーブル4の
長手方向に移動し得るように橋架されている。このう
ち、移動枠体7Aは位置決め部1側に位置され、移動枠
体7Bは裁断部2側に位置されている。
には、図示しない駆動モータにより駆動され、被裁断物
3を位置決め部1と裁断部2との間で移動させる被裁断
物移送ベルト5が配設されている。さらに前記裁断テー
ブル4の上面両側部には、それぞれ裁断テーブル4の長
手方向に延在する1対のガイドレール6(図では片方の
みを示している)が並設されており、両ガイドレール6
には門型をなす1対の移動枠体7A、7B(門型コラ
ム)が図示しないモータ等により前記裁断テーブル4の
長手方向に移動し得るように橋架されている。このう
ち、移動枠体7Aは位置決め部1側に位置され、移動枠
体7Bは裁断部2側に位置されている。
【0012】また、この移動枠体7A、7Bの水平線上
には、それぞれベルト支持ローラ8A、8Bとベルト9
A、9Bがこの移動枠体7A、7Bの長手方向に設置さ
れており、図示しないモータ等の駆動によりベルト9
A、9Bが回転駆動されるようになっている。さらに、
前記移動枠体7A(位置決め部1側)のベルト9Aに
は、被裁断物3を所定のパーツ19a、19b、19
c、…の形状に合致するように切断するためのパーツデ
ータを画像として被裁断物3の表面上に投影する映写機
10が取着されており、また、移動枠体7B(裁断部2
側)のベルト9Bにはパーツ配置データに基づいて裁断
を行うプレス機等の裁断機本体11が取着されている。
これら映写機10と裁断機本体11は、前記移動枠体7
A、7Bの移動および前記ベルト9A、9Bの回転によ
り裁断テーブル4上のX−Y方向へ自由に移動可能とな
っている。
には、それぞれベルト支持ローラ8A、8Bとベルト9
A、9Bがこの移動枠体7A、7Bの長手方向に設置さ
れており、図示しないモータ等の駆動によりベルト9
A、9Bが回転駆動されるようになっている。さらに、
前記移動枠体7A(位置決め部1側)のベルト9Aに
は、被裁断物3を所定のパーツ19a、19b、19
c、…の形状に合致するように切断するためのパーツデ
ータを画像として被裁断物3の表面上に投影する映写機
10が取着されており、また、移動枠体7B(裁断部2
側)のベルト9Bにはパーツ配置データに基づいて裁断
を行うプレス機等の裁断機本体11が取着されている。
これら映写機10と裁断機本体11は、前記移動枠体7
A、7Bの移動および前記ベルト9A、9Bの回転によ
り裁断テーブル4上のX−Y方向へ自由に移動可能とな
っている。
【0013】なお、前記映写機10および前記裁断機本
体11を走行可能にするための前記ベルト支持ローラ8
A、8Bと前記ベルト9A、9Bに代えて、ラックとピ
ニオンおよびガイドレール等の移動構造、あるいはアー
ム継ぎ手と連結して裁断テーブル上を3次元的に移動す
る構造に適宜変更してもかまわない。
体11を走行可能にするための前記ベルト支持ローラ8
A、8Bと前記ベルト9A、9Bに代えて、ラックとピ
ニオンおよびガイドレール等の移動構造、あるいはアー
ム継ぎ手と連結して裁断テーブル上を3次元的に移動す
る構造に適宜変更してもかまわない。
【0014】また、前記位置決め部1には、所定のパー
ツ配置を容易かつ正確に行うために、前記映写機10を
裁断テーブル4上でX−Y方向に自由に移動させるため
の操作スイッチ12を備えた設定・制御手段であるパー
ツ配置用制御装置13が接続されている。さらに、前記
位置決め部1には、被裁断物3の位置を座標で表示し、
かつ所定のパーツ形状を表示する画像表示装置であるC
RT等のディスプレイ14と、そのディスプレイ14の
画面22上ですでに配置設定されたパーツ19aの位置
を確認しつつ、被裁断物3上で新たなパーツ19b、1
9c…を回転、移動させて配置を決定し、そのパーツ配
置データを設定させるマウス15とを備えたパーツ配置
用コンピュータ16が接続されている。
ツ配置を容易かつ正確に行うために、前記映写機10を
裁断テーブル4上でX−Y方向に自由に移動させるため
の操作スイッチ12を備えた設定・制御手段であるパー
ツ配置用制御装置13が接続されている。さらに、前記
位置決め部1には、被裁断物3の位置を座標で表示し、
かつ所定のパーツ形状を表示する画像表示装置であるC
RT等のディスプレイ14と、そのディスプレイ14の
画面22上ですでに配置設定されたパーツ19aの位置
を確認しつつ、被裁断物3上で新たなパーツ19b、1
9c…を回転、移動させて配置を決定し、そのパーツ配
置データを設定させるマウス15とを備えたパーツ配置
用コンピュータ16が接続されている。
【0015】前述のパーツ配置を完了したパーツ配置デ
ータは、前記パーツ配置用コンピュータ16内に、図2
に示すようなパーツ19、19a、19b、19c…の
配置データとして記憶されるとともにその一部が映写機
10を通して被裁断物3上に投影される。従って、前記
パーツ配置データは、フロッピーディスクなどの記憶媒
体20として前記パーツ配置用コンピュータ16から取
出すことができる。
ータは、前記パーツ配置用コンピュータ16内に、図2
に示すようなパーツ19、19a、19b、19c…の
配置データとして記憶されるとともにその一部が映写機
10を通して被裁断物3上に投影される。従って、前記
パーツ配置データは、フロッピーディスクなどの記憶媒
体20として前記パーツ配置用コンピュータ16から取
出すことができる。
【0016】一方、前記裁断部2には、前記位置決め部
1において設定を完了したパーツ配置データを記憶媒体
20から受け、その裁断制御信号を裁断機本体11に出
力する裁断機用コンピュータ17が接続されており、ま
た、前記裁断部2は、そのパーツ配置データに基づいた
被裁断物3の裁断を指示し、制御する手段としての裁断
機用制御装置18が接続されている。
1において設定を完了したパーツ配置データを記憶媒体
20から受け、その裁断制御信号を裁断機本体11に出
力する裁断機用コンピュータ17が接続されており、ま
た、前記裁断部2は、そのパーツ配置データに基づいた
被裁断物3の裁断を指示し、制御する手段としての裁断
機用制御装置18が接続されている。
【0017】なお、図1に示す裁断装置においては、裁
断テーブル4を位置決め部1と裁断部2に分けるととも
に、制御手段もそれぞれパーツ配置用制御装置13およ
びパーツ配置用コンピュータ16または裁断用コンピュ
ータ17および裁断用制御装置18に分けて説明した
が、パーツ配置用制御装置13、パーツ配置用コンピュ
ータ16、裁断用コンピュータ17、裁断用制御装置1
8の機能を1つの制御装置にまとめてもかまわない。
断テーブル4を位置決め部1と裁断部2に分けるととも
に、制御手段もそれぞれパーツ配置用制御装置13およ
びパーツ配置用コンピュータ16または裁断用コンピュ
ータ17および裁断用制御装置18に分けて説明した
が、パーツ配置用制御装置13、パーツ配置用コンピュ
ータ16、裁断用コンピュータ17、裁断用制御装置1
8の機能を1つの制御装置にまとめてもかまわない。
【0018】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
作用について説明する。
【0019】本実施例の裁断装置においては、あらかじ
めパーツ配置用コンピュータ16に入力されていたパー
ツデータを図2に示すように、画像(パーツ19)とし
てディスプレイ14の画面22上に呼び出すと同時に、
そのパーツ19の画像を映写機10により被裁断物3上
にも投影する。その被裁断物3上に投影されたパーツ1
9の形状と天然革等の被裁断物3の傷、血筋23、色等
を考慮しつつ、パーツ配置用コンピュータ16に配設さ
れたマウス15を操作する事により、投影範囲内でパー
ツ19を移動あるいは回転させ任意の部位へ配置する。
さらに、映写機10の操作スイッチ12を操作すれば、
映写機10をX−Y方向に自由に移動させる事ができ、
投影範囲を変えてパーツ19を配置したり、再配置や削
除も可能となる。一方、ディスプレイ14の画面22上
では、前記映写機10の移動と同期してパーツ19の裁
断テーブル4上における座標表示も移動し、すでに配置
決定されたパーツ19a、19b、19c…の画像も表
示されており、その位置を確認しながら、パーツ配置を
設定することによりパーツ配置の重複をさけ、より正確
な配置を行うことができる。
めパーツ配置用コンピュータ16に入力されていたパー
ツデータを図2に示すように、画像(パーツ19)とし
てディスプレイ14の画面22上に呼び出すと同時に、
そのパーツ19の画像を映写機10により被裁断物3上
にも投影する。その被裁断物3上に投影されたパーツ1
9の形状と天然革等の被裁断物3の傷、血筋23、色等
を考慮しつつ、パーツ配置用コンピュータ16に配設さ
れたマウス15を操作する事により、投影範囲内でパー
ツ19を移動あるいは回転させ任意の部位へ配置する。
さらに、映写機10の操作スイッチ12を操作すれば、
映写機10をX−Y方向に自由に移動させる事ができ、
投影範囲を変えてパーツ19を配置したり、再配置や削
除も可能となる。一方、ディスプレイ14の画面22上
では、前記映写機10の移動と同期してパーツ19の裁
断テーブル4上における座標表示も移動し、すでに配置
決定されたパーツ19a、19b、19c…の画像も表
示されており、その位置を確認しながら、パーツ配置を
設定することによりパーツ配置の重複をさけ、より正確
な配置を行うことができる。
【0020】このようにして被裁断物3上における1つ
のパーツ19のパーツ配置が終了したら、順次新たなパ
ーツ19を呼び出し、前述したと同様な操作を行うこと
によりマーキングに相当する被裁断物3の全体における
パーツ配置が完了する。このパーツ配置の完了した被裁
断物3は、被裁断物移送ベルト5により裁断テーブル4
の裁断部2側へ移送される。
のパーツ19のパーツ配置が終了したら、順次新たなパ
ーツ19を呼び出し、前述したと同様な操作を行うこと
によりマーキングに相当する被裁断物3の全体における
パーツ配置が完了する。このパーツ配置の完了した被裁
断物3は、被裁断物移送ベルト5により裁断テーブル4
の裁断部2側へ移送される。
【0021】パーツ配置を完了したパーツ配置データ
は、フロッピーディスク等の記憶媒体20を介して裁断
用コンピュータ17に入力され、裁断開始を指示する事
により裁断用制御装置18にパーツ配置データに基づく
裁断制御信号が出力され、裁断機本体11がそのパーツ
配置データに基づいた裁断を行う。
は、フロッピーディスク等の記憶媒体20を介して裁断
用コンピュータ17に入力され、裁断開始を指示する事
により裁断用制御装置18にパーツ配置データに基づく
裁断制御信号が出力され、裁断機本体11がそのパーツ
配置データに基づいた裁断を行う。
【0022】従って、本実施例によると1枚毎に形状の
異なる被裁断物3の傷や血筋23、色等を考慮しなが
ら、さらにディスプレイ画面22上ですでに配置決定さ
れたパーツ19の位置を確認しつつ、それぞれの形態や
状況に応じた無駄のない正確なパーツ配置が可能とな
り、歩留りの向上が望める。
異なる被裁断物3の傷や血筋23、色等を考慮しなが
ら、さらにディスプレイ画面22上ですでに配置決定さ
れたパーツ19の位置を確認しつつ、それぞれの形態や
状況に応じた無駄のない正確なパーツ配置が可能とな
り、歩留りの向上が望める。
【0023】また、簡単なコンピュータ操作により、1
度に多数のパーツ配置および裁断がなされるため、高度
な熟練度が不要となり作業効率が向上するし労力が軽減
される。
度に多数のパーツ配置および裁断がなされるため、高度
な熟練度が不要となり作業効率が向上するし労力が軽減
される。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
る。なお、前述した第1実施例と同様の構成について
は、図面中に同じ番号を付し、再度の説明は省略する。
る。なお、前述した第1実施例と同様の構成について
は、図面中に同じ番号を付し、再度の説明は省略する。
【0025】図3の裁断装置は、所定のパーツ19の形
状を被裁断物3上に投影する前記映写機10に代えて、
被裁断物3上を自在に移動し、その表面を撮影するCC
Dカメラ等の撮影機21を門型の移動枠体7Aに取着し
たものであり、また、位置決め部1には、前記撮影機2
1からの映像を映しだす画像表示装置に相当するディス
プレイ14が接続されている。
状を被裁断物3上に投影する前記映写機10に代えて、
被裁断物3上を自在に移動し、その表面を撮影するCC
Dカメラ等の撮影機21を門型の移動枠体7Aに取着し
たものであり、また、位置決め部1には、前記撮影機2
1からの映像を映しだす画像表示装置に相当するディス
プレイ14が接続されている。
【0026】このような構成によれば、撮影機21によ
り撮影された被裁断物3をディスプレイ14の画面22
上に映しだすとともに、あらかじめパーツ配置用コンピ
ュータ16に入力されていたパーツデータを画像(パー
ツ19)としてディスプレイ14の画面22上に呼び出
し、前記撮影機21により撮影された被裁断物3に重ね
合わせる。このことで、第1実施例では、直接被裁断物
3を見ながらパーツ配置していたのに対し、本第2実施
例では、ディスプレイ14の画面22上で被裁断物3の
傷や血筋23、色等を確認しつつ、それぞれの形態や状
況に合わせたパーツ配置が行える。
り撮影された被裁断物3をディスプレイ14の画面22
上に映しだすとともに、あらかじめパーツ配置用コンピ
ュータ16に入力されていたパーツデータを画像(パー
ツ19)としてディスプレイ14の画面22上に呼び出
し、前記撮影機21により撮影された被裁断物3に重ね
合わせる。このことで、第1実施例では、直接被裁断物
3を見ながらパーツ配置していたのに対し、本第2実施
例では、ディスプレイ14の画面22上で被裁断物3の
傷や血筋23、色等を確認しつつ、それぞれの形態や状
況に合わせたパーツ配置が行える。
【0027】従って、本実施例によると、被裁断物のパ
ーツ配置をすべてディスプレイ14の画面22上で制御
操作することが可能となり、被裁断物3の傷や血筋2
3、色等を考慮し、各パーツ19の形態や状況に応じた
無駄のない正確なパーツ配置が可能となり、歩留りの向
上が望める。
ーツ配置をすべてディスプレイ14の画面22上で制御
操作することが可能となり、被裁断物3の傷や血筋2
3、色等を考慮し、各パーツ19の形態や状況に応じた
無駄のない正確なパーツ配置が可能となり、歩留りの向
上が望める。
【0028】また、簡単なコンピュータ操作により、1
度に多数のパーツ配置および裁断がなされるため、高度
な熟練度が不要となり作業効率の向上と労力が軽減され
る。なお、本発明は、前記各実施例に限定されるもので
はなく、必要に応じて変更することができる。
度に多数のパーツ配置および裁断がなされるため、高度
な熟練度が不要となり作業効率の向上と労力が軽減され
る。なお、本発明は、前記各実施例に限定されるもので
はなく、必要に応じて変更することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
裁断物上または画像表示装置上で、被裁断物の形態や状
況に応じて任意のパーツ配置ができるので、1枚毎異な
った形状の物やマーキング困難な物でも容易にマーキン
グに相当する被裁断物上のパーツ配置ができ、高度な熟
練度が不要となる。従って、作業者の労力が軽減され、
裁断物の精度および歩留まりが向上する。また、制御装
置によりパーツデータの入出力および操作を行っている
ため作業効率も向上する。
裁断物上または画像表示装置上で、被裁断物の形態や状
況に応じて任意のパーツ配置ができるので、1枚毎異な
った形状の物やマーキング困難な物でも容易にマーキン
グに相当する被裁断物上のパーツ配置ができ、高度な熟
練度が不要となる。従って、作業者の労力が軽減され、
裁断物の精度および歩留まりが向上する。また、制御装
置によりパーツデータの入出力および操作を行っている
ため作業効率も向上する。
【図1】本発明の裁断装置の第1実施例を示す概略構成
図
図
【図2】パーツ配置用コンピュータ内のデータを示す概
略図
略図
【図3】本発明の裁断装置の第2実施例を示す概略構成
図
図
1 位置決め部 2 裁断部 3 被裁断物 4 裁断テーブル 5 被裁断物移送ベルト 6 ガイドレール 7A、7B 移動枠体 8A、8B ベルト支持ローラ 9A、9B ベルト 10 映写機 11 裁断機本体 12 操作スイッチ 13 パーツ配置用制御装置 14 ディスプレイ 15 マウス 16 パーツ配置用コンピュータ 17 裁断機用コンピュータ 18 裁断機用制御装置 19、19a、19b、19c… パーツ 20 記憶媒体 21 撮影機 22 ディスプレイの画面 23 傷、血筋
Claims (2)
- 【請求項1】 被裁断物を載置する裁断テーブルの裁断
部の上方に、移動自在な裁断機本体を配設してなる裁断
装置において、前記裁断テーブルに、被裁断物を載置す
るとともに、この載置された被裁断物のどの部位におい
てパーツ形状を裁断するかの位置決めを行う位置決め部
を形成し、この位置決め部の上方に、被裁断物を各パー
ツ形状に合致するように裁断するためのパーツデータを
被裁断物上に投影する移動自在な映写機を配設し、前記
映写機に前記パーツデータの向きを可変に出力し、この
映写機の位置ならびに前記被裁断物上における前記パー
ツの向きを制御して被裁断物上におけるパーツ配置デー
タを設定するとともに、このパーツ配置データに基づく
裁断制御信号を裁断機本体に出力する制御手段を配設し
たことを特徴とする裁断装置。 - 【請求項2】 被裁断物を載置する裁断テーブルの裁断
部の上方に、移動自在な裁断機本体を配設してなる裁断
装置において、前記裁断テーブルに、被裁断物を載置す
るとともに、この載置された被裁断物のどの部位におい
てパーツ形状を裁断するかの位置決めを行う位置決め部
を形成し、この位置決め部の上方に、前記被裁断物の表
面の状況を画像として得るために、この被裁断物の表面
を撮影し、その画像データを出力する移動自在な撮影機
を配設し、前記撮影機からの被裁断物の表面の画像デー
タを画像として表示させるとともに、被裁断物を各パー
ツ形状に合致するように裁断するためのパーツデータを
画像として表示させる画像表示装置を配設し、前記撮影
機の位置ならびに前記画像表示装置の画面上における前
記パーツの向きを制御して被裁断物上におけるパーツ配
置データを設定するとともに、このパーツ配置データに
基づく裁断制御信号を裁断機本体に出力する制御手段を
配設したことを特徴とする裁断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11605893A JPH0790503B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 裁断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11605893A JPH0790503B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 裁断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06320486A JPH06320486A (ja) | 1994-11-22 |
JPH0790503B2 true JPH0790503B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=14677668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11605893A Expired - Lifetime JPH0790503B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 裁断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790503B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4592808B1 (ja) * | 2009-06-24 | 2010-12-08 | 有限会社ナムックス | 裁断装置 |
JP5414505B2 (ja) * | 2009-12-18 | 2014-02-12 | 株式会社島精機製作所 | 裁断装置 |
JP5816058B2 (ja) * | 2011-11-11 | 2015-11-17 | 富士重工業株式会社 | 作業支援装置 |
JP6198990B2 (ja) * | 2015-04-01 | 2017-09-20 | 三菱電機株式会社 | 作業指示システム |
CN105908473B (zh) * | 2016-05-20 | 2019-03-29 | 南通富之岛寝具发展有限公司 | 家纺面料用精准化双层同步裁剪系统 |
CN108018703A (zh) * | 2016-11-02 | 2018-05-11 | 天津太卡科技发展有限公司 | 一种高效自动裁剪机 |
CN114672984B (zh) * | 2022-03-15 | 2023-06-13 | 海澜之家集团股份有限公司 | 基于智能计算坐标定位的工序合规性暗计算系统、方法以及设备 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11605893A patent/JPH0790503B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06320486A (ja) | 1994-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4498404A (en) | Automatic sewing apparatus | |
US4905159A (en) | Method and apparatus for cutting out pieces from a fabric having a repetitive design thereon | |
CN1671310B (zh) | 自动裁剪机的示教处理装置 | |
JPH0790503B2 (ja) | 裁断装置 | |
KR102609524B1 (ko) | 절단 궤적을 정렬하는 방법 및 장치 | |
JP2009278029A (ja) | ダイシング装置 | |
JPH08120561A (ja) | 色および柄合わせシート状部材裁断方法およびその装置 | |
JPH07210222A (ja) | 位置決め制御装置 | |
JP2961341B2 (ja) | 柄合せ生地などシート状部材に対するマーカー補正システム及び方法 | |
KR0129784B1 (ko) | 인쇄 회로 기판용 육안 검사 지원 시스템 | |
JP7326012B2 (ja) | 加工装置 | |
JP2591634B2 (ja) | 被加工物の位置合わせ装置 | |
JPS63105787A (ja) | ミシン | |
JPH01223882A (ja) | フィルムせん孔方法とその装置 | |
WO2017022314A1 (ja) | 切断データ作成装置及び切断データ作成プログラム | |
JP5854934B2 (ja) | 表面実装機、基板固定位置の認識方法 | |
JP2749704B2 (ja) | ミシンの自動サイズ調整装置 | |
JPH06170786A (ja) | 柄合せ生地などシート状部材のマーカー作成システム | |
JPH01232046A (ja) | スクリーンとプリント基板の自動位置合わせ装置 | |
JPH06170787A (ja) | シート状部材に対するマーカーの相対位置補正システム | |
JPH0562980B2 (ja) | ||
JPS6383830A (ja) | 計算機の対話型パラメ−タ指定装置 | |
JPS6310825B2 (ja) | ||
JPH0538833A (ja) | 電子部品のボンデイング装置 | |
JPH03106346A (ja) | X線断層撮影装置の制御装置 |