JPH0790134B2 - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JPH0790134B2
JPH0790134B2 JP26538088A JP26538088A JPH0790134B2 JP H0790134 B2 JPH0790134 B2 JP H0790134B2 JP 26538088 A JP26538088 A JP 26538088A JP 26538088 A JP26538088 A JP 26538088A JP H0790134 B2 JPH0790134 B2 JP H0790134B2
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正敏 下田
龍起 五十嵐
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日野自動車工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 発明に関係ある分野 この発明は、フィルタ・エレメントが逆気流で洗浄され
る集塵装置に関し、例えば、自動車の排気系統に使用さ
れる集塵装置に関する。
背景技術 最近、ディーゼル・エンジンを搭載するトラックやバス
では、特開昭64−77715号公報に開示されるように、排
ガスに含まれる塵、すなわち、スス(黒煙)を捕集する
微粒子処理装置、所謂、集塵装置が開発されてきている
が、大型で重量が非常にあって実用化が困難な状況にあ
る。
また、その微粒子処理装置では、捕集されたススを燃焼
させるために電気抵抗加熱ヒータ、すなわち、ニクロム
線が用いられるので、そして、そこではそのニクロム線
がそのススに直接的に接触されるので、電流がそのスス
にも流れてそのススが燃焼されなくなり、そして、その
ススと取除き作業が必要になる。
発明の課題 この発明の課題は、ガス処理量を充分に確保して排ガス
から捕集されたススの取除き作業を長期間にわたって省
き、そして、自動車に搭載可能にするまでに小型・軽量
化を図って自動車の排気系統にも使用可能にするところ
の集塵装置の提供にある。
課題に相応する発明の概要・請求する発明の内容 上述の課題に関連して、この発明の集塵装置は、先ず、
含塵ガス入口が上方に、清浄ガス出口が下方にそれぞれ
位置されるケーシングと、多数のセルのハニカム構造に
形成されてそれらセルの両端をそれぞれ千鳥格子状に閉
塞させ、そして、所定の位置においてそのケーシング内
に前下り傾斜で配置されてその入口に連通される含塵ガ
ス入口室、その出口に連通される清浄ガス出口室、およ
びその出口室から隔絶されてその入口室に連通される集
塵室をそのケーシング内に区画するセラミック・フィル
タと、そのケーシング内でその含塵ガス入口室をその集
塵室に接続する箇所に配置されるフラッパとを含み、そ
して、単位容積当りのフィルタ面の面積を広くさせて充
分なガス処理量を確保し、そして、そのセラミック・フ
ィルタの小型・軽量化に併せて逆気流で洗浄可能にし、
そして、そのセラミック・フィルタから剥離されたスス
をその集塵室にそのフラッパで閉じ込めるところであ
る。
また、この発明の集塵装置は、含塵ガス入口が上方に、
清浄ガス出口が下方にそれぞれ位置されるケーシング
と、多数のセルのハニカム構造に形成されてそれらセル
の両端をそれぞれ千鳥格子状に閉塞させ、そして、所定
の位置においてそのケーシング内に前下り傾斜で配置さ
れてその入口に連通される含塵ガス入口室、その出口に
連通される清浄ガス出口室、およびその出口室から隔絶
されてその入口室に連通される集塵室をそのケーシング
内に区画するセラミック・フィルタと、そのケーシング
内でその含塵ガス入口室をその集塵室に接続する箇所に
配置されるフラッパと、その清浄ガス出口、または、そ
の清浄ガス出口室に清浄ガスの流れ方向に逆らう方向に
向けて配置される洗浄ノズルと、配管でその洗浄ノズル
に接続されるエア・タンクと、その洗浄ノズルをそのエ
ア・タンクに接続するその配管に配置される電気制御弁
とを含み、そして、上述に加えて、流量および流速の大
きな逆気流でそのセラミック・フィルタを瞬間的に洗浄
可能にするところである。
さらに、この発明の集塵装置は、含塵ガス入口および清
浄ガス出口を有するケーシングと、多数のセルのハニカ
ム構造に形成されてそれらセルの両端をそれぞれ千鳥格
子状に閉塞させ、そして、所定の位置において、そのケ
ーシング内に配置されてその入口に連通される含塵ガス
入口室、その出口に連通される清浄ガス出口室、およ
び、その出口室から隔絶されてその入口室に連通される
集塵室をそのケーシング内に区画するセラミック・フィ
ルタと、その清浄ガス出口、または、その清浄ガス出口
室に清浄ガスの流れ方向に逆らう方向に向けて配置され
る洗浄ノズルと、配管でその洗浄ノズルに接続されるエ
ア・タンクと、その洗浄ノズルをそのエア・タンクに接
続するその配管に配置される電気制御弁と、その含塵ガ
ス入口室側の圧力を感知する圧力センサからの信号に応
じて、その電気制御弁に流れる電流を制御し、その電気
制御弁を所定の時間開くコントローラとを含み、そし
て、そのセラミック・フィルタの目詰まり状態をその含
塵ガス入口室側の圧力で感知して流量および流速の大き
な逆気流でそのセラミック・フィルタを瞬間的に洗浄す
るところである。
またさらに、この発明の集塵装置は、含塵ガス入口およ
び清浄ガス出口を有するケーシングと、多数のセルのハ
ニカム構造に形成されてそれらセルの両端をそれぞれ千
鳥格子状の閉塞させ、そして、所定の位置において、そ
のケーシング内に配置されてその入口に連通される含塵
ガス入口室、その出口に連通される清浄ガス出口室、お
よび、その出口室から隔絶されてその入口室に連通され
る集塵室をそのケーシング内に区画するセラミック・フ
ィルタと、その清浄ガス出口、または、その清浄ガス出
口室に清浄ガスの流れ方向に逆らう方向に向けて配置さ
れる洗浄ノズルと、配管でその洗浄ノズルに接続される
エア・タンクと、その洗浄ノズルをそのエア・タンクに
接続するその配管に配置される電気制御弁と、そのケー
シング内に区画されてあるその集塵室に配置されるシー
ズ・ヒータとを含み、そして、そのセラミック・フィル
タの捕集されたススを流量および流速の大きな逆気流で
剥離してそのセラミック・フィルタから剥離されたスス
をその集塵室に集め、そして、その集塵室に集められた
ススをそのシーズ・ヒータで燃焼させてガス化させると
ころである。
具体例の説明 以下、この発明の集塵装置の特定された具体例につい
て、図面を参照して説明する。
第1および2図は、マフラ機能を備えて、トラック(図
示せず)に搭載されたディーゼル・エンジン(図示せ
ず)の排気系統に組み込まれたこの発明の集塵装置の具
体例10を示している。
その集塵装置10は、ケーシング11と、セラミック・フィ
ルタ12と、洗浄ノズル13と、エア・タンク14と、電気制
御弁15と、コンロトローラ16と、シーズ・ヒータ17とを
含んだ構造に製作された。
そのケーシング11は、前方端壁21に含塵ガス入口24を、
後方端壁22に清浄ガス出口25をそれぞれ備えた横置型の
筒形に製作された。
さらに詳述するに、このケーシング11は、筒形胴壁20の
前端をその前方端壁21で、その筒形胴壁20の後端をその
後方端壁22でそれぞれ塞がれて製作され、そして、この
ケーシング11では、その含塵ガス入口24が、その胴壁20
の軸線よりも上方に位置されてその前方端壁21に取り付
けられ、また、その清浄ガス出口25が、そのガス入口24
よりも低い位置において、その後方端壁22に取り付けら
れてある。勿論、そのガス入口24は、そのディーゼル・
エンジンの排気マニホルド(図示せず)に接続された排
気管(図示せず)に接続され、また、そのガス出口25
は、テール・パイプ(図示せず)に接続されてある。
このケーシング11は、また、その後方端壁22側からその
前方端壁21側に前下りの傾斜取付け面30を備えたブラケ
ット29が、その胴壁20の上方内壁面23に取り付けられ、
そして、そのケーシング11とそのブラケット29との間の
空間にセラミック・ファイバ31が充填されてあり、さら
には、仕切り壁32が、そのガス出口25およびブラケット
29に関連して、その後方端壁22からそのケーシング11内
に突き出されてある。
その仕切り壁32は、そのケーシング11内に所定の位置に
配置され、そして、そのガス入口24に連通された含塵ガ
ス入口室26、そのガス出口25に連通された清浄ガス出口
室27、および、その出口室27が隔絶されてその入口室26
に連通された集塵室28をそのケーシング11内に区画した
ところのそのセラミック・フィルタ12を支える。
また、その仕切り壁32は、そのように、そのセラミック
・フィルタ12の後端を支える台を提供すると同時に、そ
のセラミック・フィルタ12の下方に区画されたその集塵
室28をその清浄ガス出口25から隔絶する。
さらに、このケーシング11は、その仕切り壁32の下方に
おいて、その後方端壁22にガス抜き口33および取出し口
34を開口し、そして、そのガス抜き口33はフィルタ35を
嵌め込み、一方、その取出し口34は、通常、ガスケット
(図示せず)を介在させてねじ止めされた盲蓋36で閉じ
られてある。
またさらに、このケーシング11は、そのセラミック・フ
ィルタ12の前端の下方に関連して、その含塵ガス入口室
26をその集塵室28に接続させる箇所にフラッパ37を配置
してある。勿論、このフラッパ37は、その前方端壁21の
内壁面に取り付けられ、通常、そのセラミックス・フィ
ルタ12の前端の下方側に先端を接触されてあって、その
ガス入口室26とその集塵室28とを互いに遮断し、そし
て、そのセラミッス・フィルタ12の洗浄時、その洗浄ノ
ズル13から瞬間的に噴流され、そのセラミッス・フィル
タ12を逆流した多量の圧縮空気で開かれ、その空気の逆
流をその集塵室28に流す。
そのセラミック・フィルタ12は、多数のセル38のハニカ
ム構造で、しかも、それらセル38の両端が、それぞれ千
鳥格子状に塞がれて成形され、その際、その多数のセル
38には、触媒39が担持され、乾燥された後に焼成され
た。
そのように焼成されて製作されたそのセラミック・フィ
ルタ12は、予め、前方端および後方端にフィルタ枠40,4
1を嵌め合わせ、そのブラケット29の傾斜取付け面30の
沿わせて後、そのフィルタ枠40,41をそのブラケット29
にねじ止めして、そのケーシング11内に支持された。
特に、そのフィルタ枠40は、下方に偏向板42を備え、そ
の偏向板42にそのフラッパ37の先端を受けさせると同時
に、その空気の逆流をその集塵室28に案内させる。
その洗浄ノズル13は、そのケーシング11の清浄ガス出口
25に配置され、そして、噴口が、その清浄ガス出口室27
に清浄ガスの流れ方向に逆らう方向に向けられてある。
そのエア・タンク14は、その洗浄ノズル13の近傍で、ブ
ラケット(図示せず)を介してそのトラックのフレーム
の取り付けられた。
また、このエア・タンク14は、入口43をエア・コンプレ
ッサ(図示せず)に配管45で接続され、そして、出口44
をその洗浄ノズル13に配管46で接続させてある。
そのように、このエア・タンク14は、洗浄ノズル13に近
傍されて配置されたことから、その配管46が短くされ、
その結果、その配管46は、細くでき、加えて、その電気
制御弁15も小型化できて、流量および流速の大きい圧縮
空気をその洗浄ノズル13に噴流可能にさせる。
その電気制御弁15は、本体部分と駆動部分とより構成さ
れるもので、この場合には、電磁弁が使用された。
その電磁弁15は、その洗浄ノズル13をそのエア・タンク
14に接続したところのその配管46に配置され、そして、
ソレノイド・コイル47をそのコントローラ16の出口側に
電気的に接続させてある。
そのコントローラ16は、入力側をその圧力センサ18に電
気的に接続させ、そして出力側をその電磁弁15のソレノ
イド・コイル47に電気的に接続させてある。
このコントローラ16は、その圧力センサ18からの信号に
応じて、そのソレノイド・コイル47に電流を流し、その
電磁弁15を所定の時間の間、開いて再び閉じる。
そのように、そのコントローラ16は、そのセラミック・
フィルタ12が目詰まりされたことを条件に、換言するな
らば、その目詰まりに相当する条件であって、そのディ
ーゼル・エンジンから排出された排ガスの背圧が所定の
値を越えて高くなったことを条件に、その電磁弁15を所
定の時間の間開いて後、再び閉じさせるもので、入力お
よび出力回路、記憶回路、演算回路、制御回路、および
電源回路から構成され、その電源回路は、また、そのト
ラックのバッテリ(図示せず)を共用している。
その圧力センサ18は、そのケーシング11の含塵ガス入口
24に配置され、そのディーゼル・エンジンから排出され
た排ガスの背圧を感知し、そして、電気信号に変換し
て、その信号をそのコントローラ16に与える。すなわ
ち、この圧力センサ18は、そのセラミック・フィルタ12
が目詰まりされたかどうかを検出するものである。勿
論、この圧力センサ18は、そのケーシング11内に区画さ
れた含塵ガス入口室26、若しくは、その排気管に配置さ
れてもよい。
そのシーズ・ヒータ17は、焼却手段であって、その集塵
室28に配置され、そして、そのコントローラ16の出力回
路に電気的に接続されてある。
次に、そのディーゼル・エンジンの排ガスからススを捕
集するその集塵装置10の動作について、説明する。
そのディーゼル・エンジンから排出された排ガスは、そ
の排気マニホルドおよび排気管を流れて、その含塵ガス
入口24からその含塵ガス入口室26に流れ込む。
次いで、その含塵ガス入口室26に流れたその排ガスは、
そのセラミック・フィルタ12において、その含塵ガス入
口室26に開口されたそのセル38内に流れながら、そのセ
ル38に隣接されてその清浄ガス出口室27に開口された他
のセル38内に流れる。
そのようにして、その排ガスがそのセル38からその他の
セル38に流れる際、その排ガスに含まれたススがそのセ
ル38に捕集され、そして、清浄排ガスは、その他のセル
38の開口からその清浄ガス出口室27に流れ、さらに、そ
の清浄ガス出口25からそのテール・パイプを流れて大気
中に排出される。
その場合、そのセル38に捕集されたススは、その排ガス
の温度で、そのセル38に担持された触媒39で相当量が燃
焼される。そのようにして、その触媒39は、そのセラミ
ッス・フィルタ12の目詰時間を長くするに加えて、その
洗浄ノズル13から噴流される逆気流によるそのセラミッ
ク・フィルタ12の洗浄効果を図る。
そのような状態が、続くにつれて、そのセラミック・フ
ィルタ12は、そのススで目詰まりされて行き、その排気
管および含塵ガス入口室26内の圧力が上昇されて行き、
そのセラミック・フィルタ12の目詰まり状態に相当する
所定の値を越えて高くなる。
その所定の値を越えて高くなった圧力は、その圧力セン
サ18で感知され、電気信号に変換されてそのコントロー
ラ16に与えられるので、そのコントローラ16は、その電
気信号に基づいて演算し、予め記憶された所定の圧力値
と比較処理し、その演算値が、その所定の圧力値を越え
ているので、一定の時間(非常に短い時間)の間、その
ソレノイド・コイル47に電流を流す。
その電磁弁15は、そのソレノイド・コイル47が通電され
ている間、開かれ、その配管を経てそのエア・タンク14
からその洗浄ノズル13に多量に圧縮空気を瞬間的に流
す。
その多量の圧縮空気は、その洗浄ノズル13から瞬間的に
噴流され、その清浄ガス出口室27に流れ、さらに、その
清浄ガス出口室27に開口されたその他のセル38内に流れ
る、すなわち、その清浄排ガスの流れ方向に逆らう方向
に吹き込まれる。
そのセラミック・フィルタ12においては、その逆方向に
吹き込まれた圧縮空気は、その他のセル38に隣接されて
その含塵ガス入口室26に開口されたセルに流れ、その際
に、そのススをそのセルのフィルタ面から剥離し、さら
に、そのセル38内をその排ガスの流れ方向に逆らう方向
に流れてそのススをその含塵ガス入口室26に運ぶ。
その逆方向に吹き込まれた圧縮空気、所謂、逆気流は、
そのフラッパ37を押し下げ、その含塵ガス入口室26から
その集塵室28に流れ、そのススをその集塵室28に運ぶ。
特に、その集塵室28には、そのフィルア35を嵌め込んだ
そのガス抜き口33が開口されているので、その逆気流
は、その含塵ガス入口室26からその集塵室28に円滑に流
れ、そのススをその集塵室28に堆積させる。
その瞬間的な通電時間が経過されると、そのソレノイド
・コイル47に流れている電流が、そのコントローラ16に
よって切られるので、その電磁弁15は、閉じられ、洗浄
が終わる。
その集塵室28に運ばれたそのススは、そのシーズ・ヒー
タ17でほゞ燃え尽され、ガス化される。
そして、そのトラックが、走行されるために、そのディ
ーゼル・エンジンが運転される間、その集塵装置10は、
上述の動作を繰り返す。
第3図は、トラックに搭載されるディーゼル・エンジン
の排気系統に組み込むのに適するように特定されたこの
発明の集塵装置の他の具体例50を部分的に示している。
この集塵装置50は、前述の集塵装置10におけるケーシン
グ11を構造的に変えたものである。
その集塵装置50では、ケーシング51が、たて置型の筒形
に製作され、具体的には、筒形胴壁52の下端に含塵ガス
入口室を連結し、その筒形胴壁52の上端を頂壁54で塞
ぎ、そして、その含塵ガス入口室53の上方において、そ
の筒形胴壁52内にそのセラミック・フィルタ12を組み込
んで、そのセラミック・フィルタ12の上方にその頂壁54
で囲まれた空間を清浄ガス出口室55に使用する構造に製
作された。
また、そのケーシング51では、含塵ガス入口56がその含
塵ガス入口室53に、清浄ガス出口57がその頂壁54にそれ
ぞれ取り付けられた。
その含塵ガス入口室53は、底壁58に集塵室59を連結し、
その底壁58の開口60でその集塵室59に連絡されてある。
勿論、その集塵室59には、そのシーズ・ヒータ17が配置
されてある。
また、その含塵ガス入口室53は、容積が大きくされてあ
って、ススの分離を図っている。
その清浄ガス出口57には、前述の集塵装置10と同様に、
その洗浄ノズル13が配置されてある。
さらに、このケーシング51では、そのフィルタ枠40,41
を対応するフランジ61およびブラケット62にねじ止めさ
せて、そのセラミック・フィルタ12がその筒形胴壁52内
に支持され、そのセラミック・フィルタ12とその筒形胴
壁52との間の空間にセラミック・ファイバ63が充填され
た。
上述の集塵装置50は、前述の集塵装置10と同様にして、
そのディーゼル・エンジンの排気系枠に組み込まれ、そ
して、その集塵装置10の動作と同様にして、そのディー
ゼル・エンジンから排出された排ガスからススを捕集す
る。
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定
された具体例から明らかであるように、この発明の属す
る技術の分野における通常の知識を有する者にとって、
この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本
質(substance)に由来し、そして、それらを内在させ
ると客観的に認められる別の態様に容易に具体化され
る。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し
(be commensurate with)、そして、その発明の成立に
必須である。
発明の便益 上述から理解されるように、この発明の集塵装置は、含
塵ガス入口が上方に、清浄ガス出口が下方にそれぞれ位
置されるケーシングと、多数のセルのハニカム構造に形
成されてそれらセルの両端をそれぞれ千鳥格子状に閉塞
させ、そして、所定の位置においてそのケーシング内に
前下り傾斜で配置されてその入口に連通される含塵ガス
入口室、その出口に連通される清浄ガス出口室、および
その出口室から隔絶されてその入口室に連通される集塵
室をそのケーシング内に区画するセラミック・フィルタ
と、そのケーシング内でその含塵ガス入口室をその集塵
室に接続する箇所に配置されるフラッパとを含むので、
この発明の集塵装置では、単位容積当りのフィルタ面が
広くなって、充分なガス処理量が確保され、そして、そ
のセラミック・フィルタが小型・軽量化され、その結
果、装置全体が自動車に搭載可能にする程度まで小型・
軽量化が図られて逆気流で洗浄可能になり、そして、そ
の逆気流でそのセラミック・フィルタから剥離されたス
スがそのフラッパでその集塵室に閉じ込め可能になる。
また、この発明の集塵装置は、含塵ガス入口が上方に、
清浄ガス出口が下方にそれぞれ位置されるケーシング
と、多数のセルのハニカム構造に形成されてそれらセル
の両端をそれぞれ千鳥格子状に閉塞させ、そして、所定
の位置においてそのケーシング内に前下り傾斜で配置さ
れてその入口に連通される含塵ガス入口室、その出口に
連通される清浄ガス出口室、およびその出口室から隔絶
されてその入口室に連通される集塵室をそのケーシング
内に区画するセラミック・フィルタと、そのケーシング
内でその含塵ガス入口室をその集塵室に接続する箇所に
配置されるフラッパと、その清浄ガス出口、または、そ
の清浄ガス出口室に清浄ガスの流れ方向に逆らう方向に
向けて配置される洗浄ノズルと、配管でその洗浄ノズル
に接続されるエア・タンクと、その洗浄ノズルをそのエ
ア・タンクに接続するその配管に配置される電気制御弁
とを含むので、この発明の集塵装置では、小型・軽量化
およびそのセラミック・フィルタから剥離されたススが
そのフラッパでその集塵室に閉じ込め可能になるに加え
て流量および流速の大きな逆気流でそのセラミック・フ
ィルタが瞬間的に洗浄可能になり、そして、洗浄効果が
向上される。
さらに、この発明の集塵装置は、含塵ガス入口および清
浄ガス出口を有するケーシングと、多数のセルのハニカ
ム構造に形成されてそれらセルの両端をそれぞれ千鳥格
子状に閉塞させ、そして、所定の位置において、そのケ
ーシング内に配置されてその入口に連通される含塵ガス
入口室、その出口に連通される清浄ガス出口室、およ
び、その出口室から隔絶されてその入口室に連通される
集塵室をそのケーシング内に区画するセラミック・フィ
ルタと、その清浄ガス出口、または、その清浄ガス出口
室に清浄ガスの流れ方向に逆らう方向に向けて配置され
る洗浄ノズルと、配管でその洗浄ノズルに接続されるエ
ア・タンクと、その洗浄ノズルをそのエア・タンクに接
続するその配管に配置される電気制御弁と、その含塵ガ
ス入口室側に圧力を感知する圧力センサからの信号に応
じて、その電気制御弁に流れる電流を制御し、その電気
制御弁を所定の時間開くコントローラとを含むので、こ
の発明の集塵装置では、小型・軽量化に加えて、そのセ
ラミック・フィルタの目詰まり状態に合わせて流量およ
び流速の大きな逆気流でそのセラミック・フィルタが瞬
間的に洗浄され、そのようにして、無駄な洗浄が省かれ
る。
またさらに、この発明の集塵装置は、含塵ガス入口およ
び清浄ガス出口を有するケーシングと、多数のセルのハ
ニカム構造に形成されてそれらセルの両端をそれぞれ千
鳥格子状に閉塞させ、そして、所定の位置において、そ
のケーシング内に配置されてその入口に連通される含塵
ガス入口室、その出口に連通される清浄ガス出口室、お
よび、その出口室から隔絶されてその入口室に連通され
る集塵室をそのケーシング内に区画するセラミック・フ
ィルタと、その清浄ガス出口、または、その清浄ガス出
口室に清浄ガスの流れ方向に逆らう方向に向けて配置さ
れる洗浄ノズルと、配管でその洗浄ノズルに接続される
エア・タンクと、その洗浄ノズルをそのエア・タンクに
接続するその配管に配置される電気制御弁と、そのケー
シング内に区画されてあるその集塵室に配置されるシー
ズ・ヒータとを含むので、この発明の集塵装置では、小
型・軽量化が図られて効果的な洗浄が可能になるに加え
てそのセラミック・フィルタに捕集され、その逆気流で
そのセラミック・フィルタから剥離されてその集塵室に
集められたススがそのシーズ・ヒータでほぼ燃え尽され
てガス化され、それに伴って、その集塵室からススを取
り除く作業が長期間にわたって省かれ、特に、電流がス
スに流れる虞れが回避されて安全性が確保される。
上述から明らかであるように、この発明の集塵装置は、
自動車にとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トラックに搭載されたディーゼル・エンジン
の排気系統に適用されたこの発明の集塵装置の具体例を
示す概説図、第2図は、第1図の集塵装置に使用された
セラミック・フィルタの部分拡大断面図、および、第3
図は、ディーゼル・エンジンの排気系統に適用されたこ
の発明の集塵装置の他の具体例を示す概説図である。 11……ケーシング、12……セラミック・フィルタ、13…
…洗浄ノズル、14……エア・タンク、15……電気制御
弁、16……コントローラ、17……シーズ・ヒータ、38…
…セル、39……触媒。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含塵ガス入口が上方に、清浄ガス出口が下
    方にそれぞれ位置されるケーシングと、 多数のセルのハニカム構造に形成されてそれらセルの両
    端をそれぞれ千鳥格子状に閉塞させ、そして、所定の位
    置においてそのケーシング内に前下り傾斜で配置されて
    その入口に連通される含塵ガス入口室、その出口に連通
    される清浄ガス出口室、およびその出口室から隔絶され
    てその入口室に連通される集塵室をそのケーシング内に
    区画するセラミック・フィルタと、 そのケーシング内でその含塵ガス入口室をその集塵室に
    接続する箇所に配置されるフラッパ とを含む集塵装置。
  2. 【請求項2】含塵ガス入口が上方に、清浄ガス出口が下
    方にそれぞれ位置されるケーシングと、 多数のセルのハニカム構造に形成されてそれらセルの両
    端をそれぞれ千鳥格子状に閉塞させ、そして、所定の位
    置においてそのケーシング内に前下り傾斜で配置されて
    その入口に連通される含塵ガス入口室、その出口に連通
    される清浄ガス出口室、およびその出口室から隔絶され
    てその入口室に連通される集塵室をそのケーシング内に
    区画するセラミック・フィルタと、 そのケーシング内でその含塵ガス入口室をその集塵室に
    接続する箇所に配置されるフラッパと、 その清浄ガス出口、または、その清浄ガス出口室に清浄
    ガスの流れ方向に逆らう方向に向けて配置される洗浄ノ
    ズルと、 配管でその洗浄ノズルに接続されるエア・タンクと、 その洗浄ノズルをそのエア・タンクに接続するその配管
    に配置される電気制御弁 とを含む集塵装置。
  3. 【請求項3】含塵ガス入口および清浄ガス出口を有する
    ケーシングと、 多数のセルのハニカム構造に形成されてそれらセルの両
    端をそれぞれ千鳥格子状に閉塞させ、そして、所定の位
    置において、そのケーシング内に配置されてその入口に
    連通される含塵ガス入口室、その出口に連通される清浄
    ガス出口室、および、その出口室から隔絶されてその入
    口室に連通される集塵室をそのケーシング内に区画する
    セラミック・フィルタと、 その清浄ガス出口、または、その清浄ガス出口室に清浄
    ガスの流れ方向に逆らう方向に向けて配置される洗浄ノ
    ズルと、 配管でその洗浄ノズルに接続されるエア・タンクと、 その洗浄ノズルをそのエア・タンクに接続するその配管
    に配置される電気制御弁と、 その含塵ガス入口室側の圧力を感知する圧力センサから
    の信号に応じて、その電気制御弁に流れる電流を制御
    し、その電気制御弁を所定の時間開くコントローラ とを含む集塵装置。
  4. 【請求項4】含塵ガス入口および清浄ガス出口を有する
    ケーシングと、 多数のセルのハニカム構造に形成されてそれらセルの両
    端をそれぞれ千鳥格子状に閉塞させ、そして、所定の位
    置において、そのケーシング内に配置されてその入口に
    連通される含塵ガス入口室、その出口に連通される清浄
    ガス出口室、および、その出口室から隔絶されてその入
    口室に連通される集塵室をそのケーシング内に区画する
    セラミック・フィルタと、 その清浄ガス出口、または、その清浄ガス出口室に清浄
    ガスの流れ方向に逆らう方向に向けて配置される洗浄ノ
    ズルと、 配管でその洗浄ノズルに接続されるエア・タンクと、 その洗浄ノズルをそのエア・タンクに接続するその配管
    に配置される電気制御弁と、 そのケーシング内に区画されてあるその集塵室に配置さ
    れるシーズ・ヒータ とを含む集塵装置。
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