JPH07898Y2 - レベルゲージ - Google Patents
レベルゲージInfo
- Publication number
- JPH07898Y2 JPH07898Y2 JP1988053628U JP5362888U JPH07898Y2 JP H07898 Y2 JPH07898 Y2 JP H07898Y2 JP 1988053628 U JP1988053628 U JP 1988053628U JP 5362888 U JP5362888 U JP 5362888U JP H07898 Y2 JPH07898 Y2 JP H07898Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- level
- temperature
- appropriate
- level gauge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のオイルパン内の油量をチェックするた
めのレベルゲージに関する。
めのレベルゲージに関する。
(従来の技術) 従来、第3図に示すように、車両のオイルパン1内のオ
イル2の容量(以下、油量という)をチェックする手段
として、レベルゲージ3が使用されている。レベルゲー
ジ3は、通常、オイルパン1内に差し込まれる棒状の検
知部3aと、オイルパン1に対してレベルゲージ本体を保
持させるための蓋を兼ねた保持部3bと、レベルゲージ本
体を抜き差しするための取手部3cとを有している。
イル2の容量(以下、油量という)をチェックする手段
として、レベルゲージ3が使用されている。レベルゲー
ジ3は、通常、オイルパン1内に差し込まれる棒状の検
知部3aと、オイルパン1に対してレベルゲージ本体を保
持させるための蓋を兼ねた保持部3bと、レベルゲージ本
体を抜き差しするための取手部3cとを有している。
従来のレベルゲージ3は、オイルパン1内の検知部3aを
抜き差しすることにより、この検知部3aに付着したオイ
ル2の上縁の位置(以下、検知レベルという)によっ
て、オイルパン1内の油量を検知するものであった。す
なわち、上記の検知レベルと、オイルパン1内のオイル
2の油面の高さ(以下、オイルレベルという)とは、常
に対応するので、上記の検知レベルからオイルパン1内
の油量の適・否をチェックすることができる。
抜き差しすることにより、この検知部3aに付着したオイ
ル2の上縁の位置(以下、検知レベルという)によっ
て、オイルパン1内の油量を検知するものであった。す
なわち、上記の検知レベルと、オイルパン1内のオイル
2の油面の高さ(以下、オイルレベルという)とは、常
に対応するので、上記の検知レベルからオイルパン1内
の油量の適・否をチェックすることができる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、オイルパン、特に、AT車のオイルパン内には
バルブボディなどが配設されているため、オイル2の温
度(以下、油温という)により、油面が著しく変位する
ため、レベルゲージ3の検知レベルが必ずしも常温時の
オイルレベルと対応しないことがある。
バルブボディなどが配設されているため、オイル2の温
度(以下、油温という)により、油面が著しく変位する
ため、レベルゲージ3の検知レベルが必ずしも常温時の
オイルレベルと対応しないことがある。
このため、従来のレベルゲージ3では、その検知部3a
に、たとえば高温時における適正な検知レベルを示す
“H(HOT)",および低温時における適正な検知レベル
を示す“C(COLD)”などの刻印を標記して、油温に応
じてレベルゲージ3の検知レベルを選択できるようにし
ていた。
に、たとえば高温時における適正な検知レベルを示す
“H(HOT)",および低温時における適正な検知レベル
を示す“C(COLD)”などの刻印を標記して、油温に応
じてレベルゲージ3の検知レベルを選択できるようにし
ていた。
しかしながら、この種のレベルゲージでは、油温に対す
る規定が曖昧なため、一般のユーザによる適正油量のチ
ェックや調整が困難であった。なお、こうした不具合を
解消すべく、サービスマニュアル等で、HOT=70〜80℃,
COLD=30〜40℃などと、チェック時の対象となる油温を
規定しているものもあるが、実際のオイルレベルチェッ
ク時に、油温をその都度計測することはなく、計測者の
適当な判断に任せられているのが実情である。
る規定が曖昧なため、一般のユーザによる適正油量のチ
ェックや調整が困難であった。なお、こうした不具合を
解消すべく、サービスマニュアル等で、HOT=70〜80℃,
COLD=30〜40℃などと、チェック時の対象となる油温を
規定しているものもあるが、実際のオイルレベルチェッ
ク時に、油温をその都度計測することはなく、計測者の
適当な判断に任せられているのが実情である。
このように、従来のレベルゲージは、油温の変化による
オイルレベルの変位に対応したチェックが困難なため、
その検知レベルに正確さを欠き、オイルパン内の油量過
多によるブリーザーからのオイルの吹き出しや、油量不
足による空吹かしなどを防止するための事前のチエック
ができなかった。
オイルレベルの変位に対応したチェックが困難なため、
その検知レベルに正確さを欠き、オイルパン内の油量過
多によるブリーザーからのオイルの吹き出しや、油量不
足による空吹かしなどを防止するための事前のチエック
ができなかった。
(課題を解決するための手段) 本考案によるレベルゲージは、上述の課題を解決するた
めに、適正レベル範囲を、オイルパン内の油温に応じて
変位する適正レベルに対応した複数の適正レベル部に分
割し、同分割された適正レベル部に各々対応する油温以
上のときに発色する感熱発色部材を設けた構成である。
めに、適正レベル範囲を、オイルパン内の油温に応じて
変位する適正レベルに対応した複数の適正レベル部に分
割し、同分割された適正レベル部に各々対応する油温以
上のときに発色する感熱発色部材を設けた構成である。
(作用) 本考案によるレベルゲージは、その検知部に設けられた
感熱発色部材の発色の有無によって、チェック時の油温
および適正なオイルレベルを提示する。
感熱発色部材の発色の有無によって、チェック時の油温
および適正なオイルレベルを提示する。
(実施例) 本考案によるレベルゲージ30は、第1図および第2図に
示すように、従来のそれと略同様に形成された、オイル
パン1内の差し込まれる棒状の検知部30aと、オイルパ
ン1に対してレベルゲージ本体を保持する蓋を兼ねた保
持部30bと、レベルゲージ本体を抜き差しするための取
手部30cとを有している。検知部30aは、オイルパン1内
の油温に応じて変位する適正レベルに対応した複数の適
正レベル部に分割されている。適正レベル部は、オイル
パン1内の油温に応じて変位する適正レベルを所定の範
囲で区分したものである。
示すように、従来のそれと略同様に形成された、オイル
パン1内の差し込まれる棒状の検知部30aと、オイルパ
ン1に対してレベルゲージ本体を保持する蓋を兼ねた保
持部30bと、レベルゲージ本体を抜き差しするための取
手部30cとを有している。検知部30aは、オイルパン1内
の油温に応じて変位する適正レベルに対応した複数の適
正レベル部に分割されている。適正レベル部は、オイル
パン1内の油温に応じて変位する適正レベルを所定の範
囲で区分したものである。
また、検知部30aには、感熱発色部材40が設けられてい
る。この感熱発色部材40は、たとえば、雰囲気温度が上
昇した場合に等方的液体状となり、また、固化点以下の
温度では固体状となって変色する熱的な液晶を使用した
液晶板、あるいは温度変化に応じて色彩、もしくは輝度
が変化する塗料(以下この塗料を感熱発色塗料という)
などで構成されている。
る。この感熱発色部材40は、たとえば、雰囲気温度が上
昇した場合に等方的液体状となり、また、固化点以下の
温度では固体状となって変色する熱的な液晶を使用した
液晶板、あるいは温度変化に応じて色彩、もしくは輝度
が変化する塗料(以下この塗料を感熱発色塗料という)
などで構成されている。
図示のレベルゲージ30は、その検知部30aに、発色温度
の異なる複数種の感熱発色塗料40a,40b,40c,40d,40eを
塗布して感熱発色部材40を構成した例を示している。
の異なる複数種の感熱発色塗料40a,40b,40c,40d,40eを
塗布して感熱発色部材40を構成した例を示している。
ここで、各感熱発色塗料は、たとえば、40aは0〜30
℃、40bは30〜40℃、40cは40〜70℃、40dは70〜80℃、4
0eは80〜120℃の温度で、それぞれ発色するように設定
されている。また、各感熱発色塗料は、油温に応じて変
位する適正レベルに対応した検知部30aの適正レベル部
に、それぞれ塗布されている。すなわち、感熱発色塗料
40aは、油温が0〜30℃の場合の適正レベルに対応する
適正レベル部に塗布され、同様に40bは、油温が30〜40
℃の場合、40cは、油温が40〜70℃の場合、40dは、油温
が70〜80℃の場合、40eは、油温が80〜120℃の場合の各
適正レベルに対応する適正レベル部に、それぞれ塗布さ
れている。
℃、40bは30〜40℃、40cは40〜70℃、40dは70〜80℃、4
0eは80〜120℃の温度で、それぞれ発色するように設定
されている。また、各感熱発色塗料は、油温に応じて変
位する適正レベルに対応した検知部30aの適正レベル部
に、それぞれ塗布されている。すなわち、感熱発色塗料
40aは、油温が0〜30℃の場合の適正レベルに対応する
適正レベル部に塗布され、同様に40bは、油温が30〜40
℃の場合、40cは、油温が40〜70℃の場合、40dは、油温
が70〜80℃の場合、40eは、油温が80〜120℃の場合の各
適正レベルに対応する適正レベル部に、それぞれ塗布さ
れている。
このレベルゲージ30による、オイルレベルのチェック
は、従来のそれと同様、オイルパン1内に検知部30aを
抜き差しすることによって行なわれる。また、このレベ
ルゲージ30による、オイルレベルの適・否の判断は次の
ようにしてなされる。
は、従来のそれと同様、オイルパン1内に検知部30aを
抜き差しすることによって行なわれる。また、このレベ
ルゲージ30による、オイルレベルの適・否の判断は次の
ようにしてなされる。
すなわち、第2図において、オイルパン1内のオイル2
の温度が、たとえば50℃であったとすると、検知部30a
の感熱発色塗料40cが発色した状態となる。そして、こ
のときの検知レベルがL2〜L3の範囲内であった場合にの
み、オイルパン1内の油温は適正となり、検知レベルが
L3を越えている場合L4,L5などは油量過多、検知レベル
がL2に達しない場合(L0,L1など)は油量不足となる。
の温度が、たとえば50℃であったとすると、検知部30a
の感熱発色塗料40cが発色した状態となる。そして、こ
のときの検知レベルがL2〜L3の範囲内であった場合にの
み、オイルパン1内の油温は適正となり、検知レベルが
L3を越えている場合L4,L5などは油量過多、検知レベル
がL2に達しない場合(L0,L1など)は油量不足となる。
したがって、このレベルゲージ30によれば、チェック時
に発色している感熱発色塗料の種類によってチェックさ
れるオイルの温度を知ることができ、かつ、この油温時
のオイルレベルの適・否を、検知部30aに付着したオイ
ル2の検知レベルが発色している部位に達しているか否
かにより知ることができる。
に発色している感熱発色塗料の種類によってチェックさ
れるオイルの温度を知ることができ、かつ、この油温時
のオイルレベルの適・否を、検知部30aに付着したオイ
ル2の検知レベルが発色している部位に達しているか否
かにより知ることができる。
また、ここで、明らかなように、実際の計測では、オイ
ルパン1内のオイル2の温度に関係なく、感熱発色部材
40の発色している部位と、オイル2の検知レベルと合致
させるだけの操作で、適正油温の調整やチェックを容易
に行うことができる。
ルパン1内のオイル2の温度に関係なく、感熱発色部材
40の発色している部位と、オイル2の検知レベルと合致
させるだけの操作で、適正油温の調整やチェックを容易
に行うことができる。
なお、感熱発色部材40の色は、同一色であってもよく、
油温に応じて異なった色が提示されるように複数の色で
色分けするようにしてもよい。また、感熱発色部材40
は、特定された温度範囲内だけで発色するタイプのもの
でもよく、あるいは一定温以上で発色を維持するタイプ
のものでもよい。ここで、後者の感熱発色部材40を使用
した場合には、最高位の発色範囲がオイルの適正検知レ
ベルとなる。
油温に応じて異なった色が提示されるように複数の色で
色分けするようにしてもよい。また、感熱発色部材40
は、特定された温度範囲内だけで発色するタイプのもの
でもよく、あるいは一定温以上で発色を維持するタイプ
のものでもよい。ここで、後者の感熱発色部材40を使用
した場合には、最高位の発色範囲がオイルの適正検知レ
ベルとなる。
(考案の効果) 本考案によるレベルゲージは、オイルパン内の油量のチ
ェック時に、発色している適正レベル部を目視すること
で、現油温における適正レベルを正確に把握でき、現在
のオイルレベルが適正レベル部にあるか否かを目視する
だけで、オイルパン内のオイルの過不足を油温に影響さ
れることなく正確に検知できる。
ェック時に、発色している適正レベル部を目視すること
で、現油温における適正レベルを正確に把握でき、現在
のオイルレベルが適正レベル部にあるか否かを目視する
だけで、オイルパン内のオイルの過不足を油温に影響さ
れることなく正確に検知できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案による実施例の正面図、第2図は上記実
施例の使用態様を示す断面図、第3図は従来のオイルゲ
ージの使用態様を示す断面図である。 1……オイルパン、2……オイル、30……レゲルゲー
ジ、30a……検知部、30b……保持部、30c……取手部、4
0……感熱発色部材、40a,40b,40c,40d,40e……感熱発色
塗料、L0,L1,L2,L3,L4,L5……検知レベル。
施例の使用態様を示す断面図、第3図は従来のオイルゲ
ージの使用態様を示す断面図である。 1……オイルパン、2……オイル、30……レゲルゲー
ジ、30a……検知部、30b……保持部、30c……取手部、4
0……感熱発色部材、40a,40b,40c,40d,40e……感熱発色
塗料、L0,L1,L2,L3,L4,L5……検知レベル。
Claims (1)
- 【請求項1】オイルパン内の油量をチェックするための
適正レベル範囲が設定された棒状の検知部を有するレベ
ルゲージであって、 上記適正レベル範囲を、上記オイルパン内の油温に応じ
て変位する適正レベルに対応した複数の適正レベル部に
分割し、同分割された適正レベル部に各々対応する油温
以上のときに発色する感熱発色部材を設けたことを特徴
とするレベルゲージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988053628U JPH07898Y2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 | レベルゲージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988053628U JPH07898Y2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 | レベルゲージ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01156426U JPH01156426U (ja) | 1989-10-27 |
JPH07898Y2 true JPH07898Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31279595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988053628U Expired - Lifetime JPH07898Y2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 | レベルゲージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07898Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4890941U (ja) * | 1972-01-20 | 1973-11-01 | ||
JPS4954488U (ja) * | 1972-08-17 | 1974-05-14 | ||
JPS5510905Y2 (ja) * | 1974-03-23 | 1980-03-10 | ||
JPS5484969U (ja) * | 1977-11-28 | 1979-06-15 |
-
1988
- 1988-04-21 JP JP1988053628U patent/JPH07898Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01156426U (ja) | 1989-10-27 |
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