JPH0789785B2 - 作物処理装置 - Google Patents

作物処理装置

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JPH0789785B2
JPH0789785B2 JP2218013A JP21801390A JPH0789785B2 JP H0789785 B2 JPH0789785 B2 JP H0789785B2 JP 2218013 A JP2218013 A JP 2218013A JP 21801390 A JP21801390 A JP 21801390A JP H0789785 B2 JPH0789785 B2 JP H0789785B2
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crop
auger bit
cutting
conveyor
bit
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イー・コーデル・ランドール
ローレル・エイチ・ジェンセン
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エズラ・シー・ランドール・インコーポレーテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は作物を処理する装置に関し、特に乾燥用青草や
普通の草の如き生えた状態の作物を切断し、形を整え、
列に並べ、また、とうもろこしやさとうもろこしの如き
生えた状態の作物を切断し、圧縮し、ホーレージハーベ
スタの如き別の作物処理機械へ送るための作物処理装置
に関する。
〔従来の技術〕
生えた状態の作物を切断するためのにオーガビットカッ
タの使用が望ましいことが認識されている。このような
カッタは効率が良く、周知の鎌型カッタに比べて目詰ま
りする可能性が少ない。従来の作物処理装置は種々の目
的を持つ種々の型式のオーガビット型カッタの如き多く
の機構を有している。乾燥用（干し草用）青草のために
特に使用するように開発された従来のカッタは米国特許
第4,550,554号明細書に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
乾燥用青草のための従来のカッタは切断上及び取扱い上
の欠点を有し、またとうもろこしの如き大型の作物を十
分に切断、処理できなかった。
本発明の主目的は、乾燥用青草の如き生えた状態の作物
を切断し、栄養分を損失させずに乾燥処理を迅速化する
ように切断済みの作物の形を整え、乾燥及び引き続きの
処理のために作物を列に並べるようにしたオーガビット
カッタ型の作物処理装置を提供することである。本発明
の別の目的は、とうもろこし又はさとうもろこしの如き
生えた状態の作物を切断し、作物を損失させずにしかも
極めて迅速な速度で作物をホーレージハーベスタの如き
第２の作物処理機構の入口へ送るようにしたオーガビッ
トカッタを提供することである。本発明の他の目的は、
改良した切断機構を利用することにより、（乾燥用青草
であってもとうもろこしであつてもよい）作物の改善し
た切断及び処理を提供することであり、作物処理装置か
ら切断済みの作物を排出する排出機構に改良を加えるこ
とである。
〔課題を解決するための手段並びに作用効果〕
本発明に係る作物処理装置は、原動機に連結された支持
フレーム（以下に述べる実施例においては参照番号12で
示す）と；原動機に接続され同原動機から動力を受け
る、作物処理装置のための駆動機構と；らせん状フラン
ジをそれぞれ有し共通軸線上に位置した少なくとも２つ
のコンベヤオーガビット（27,27a）であって、各コンベ
ヤオーガビットが、それらの外側の端部において支持フ
レームから片持ち梁式に支持され、作物処理装置の幅の
半分の長さより短かく、各コンベヤオーガビットのらせ
ん状フランジが作物を作物処理装置の中央部の方へ動か
すように巻かれているコンベヤオーガビットと；コンベ
ヤオーガビットの周りに設けられ、該コンベヤオーガビ
ットと共働して作物を作物処理装置の中央部の方へ動か
すハウジング（同実施例においては、コンベヤオーガビ
ット底部23及びカバー24から構成）であって、前方部分
が開放されているハウジングと；コンベヤオーガビット
の前記軸線に対して平行で、同軸線に対して前方下方位
置とされた共通軸線上に位置した少なくとも２つの切断
オーガビット（31、32）であって、各切断オーガビット
は、その外側端及び内側端で前記支持フレームに回転可
能に支持されており、且つそのまわりにらせん状フラン
ジを有し、該フランジは、その外側から少なくとも一部
の長さにわたって当該切断オーガビットに対応するコン
ベヤオーガビットのフランジと同じ方向にねじられ、残
りの長さにわたって反対方向にねじられている切断オー
ガビットと；前記切断オーガビットのフランジに着脱可
能に装着される複数個の切断歯（37）と；後部縁に沿っ
て支持フレームに枢着され、切断オーガビット及び前記
コンベヤオーガビットの前方を覆う前部カバー（43）
と；前部カバーの後に設けられ、コンベヤオーガビット
の上方を覆う後部カバーと；コンベヤオーガビットハウ
ジングの下方前方縁に取り付けられ、コンベヤオーガビ
ットと切断オーガビットとの間に延出して、当該オーガ
ビットによって搬送される作物の容量を増大させるバッ
フル板（25）と、切断済みの作物を前記作物処理装置の
後部へ排出するための中央排出領域（30）と；地面上方
での前記切断オーガビットの高さを選択し維持する手段
と；を備え、切断オーガビットにより作物を切断し、排
出のために前記コンベヤオーガビットにより作物を中央
排出領域へ送るように構成したことを基本的特徴として
いる。
より具体的には、中央排出領域には、切断された作物を
同中央排出領域から後方へ排出する排出手段を有してお
り、この排出手段は互いに共働する３つのオーガビット
から構成される。これら３つのオーガビットのうちの２
つが、作物を後部上方に導くための羽根を有し、残りの
第３のオーガビットが前記２つのオーガビット間でその
上方にほぼ水平に位置していて、同第３オーガビットと
同２つのオーガビットとの間で作物を前記第１の作物処
理装置の後部の方へ導くようにされる。切断歯は前記切
断オーガビットのフランジの周辺部を越えて突出させる
ようにして着脱可能に装着する。前部カバーは、その後
部縁の周りで枢動可能とされ、該カバーを枢動すること
によってその前部縁の高さを調整する調整手段が設けら
れる。バッフル板は、切断オーガビットと前記コンベヤ
オーガビットとの間で、切断オーガビットに近接しなが
ら、コンベヤオーガビットの軸線と切断オーガビットの
軸線を結ぶ線を越えて延びるように設定される。地面上
方での切断オーガビットの高さを選択し維持する手段
が、支持フレームに取り付けられ前記作物処理装置の少
なくとも一部を地面上で支持するための手段を有する。
切断オーガビットの選択した高さを維持する手段が、地
面の形状の変化を感知し同地面の形状の変化に応答して
前記切断オーガビットの高さを維持するための感知手段
を有する。当該作物処理装置を他の作物処理機構の前方
部分に回動可能に装着するための装着手段を備え、同作
物処理装置を回動させることにより切断オーガビットの
切断高さを制御できるようにすることができる。この作
物処理装置の回動を、同装着手段と前記支持フレームと
を接続する液圧シリンダにより行うことができる。前記
装着手段が、作物処理装置の横方向での切断高さにおけ
る変化を許容するようにすることができる。後部カバー
がコンベヤオーガビットの回転により前記作物処理装置
内に発生した空気圧力を解放する多数の穴を有する。前
部カバー手段が、作物を横方向に動かすようにねじれた
らせん状フランジを有する作物移動オーガビットを別に
備えることができる。前記切断歯は、半円形部分と該半
円形部分から先細り状態に収れんした部分とを有する実
質上馬蹄形の金属ベース板から構成され、該金属ベース
板には前記オーガビットの羽根に取り付けるための穴が
設けられており、該金属ベース板が前記収れんした部分
において当該ベース板の一方の側面に向けて折り曲げら
れており、該折り曲げられた部分の凸状にされた他方の
側面の前記収れんした部分が硬質表面とされることが好
ましい。
本発明に係る作物処理装置は以上の如きものであり、切
断機構は切断及び取扱いの両方の点で従来のものより優
れている。また、作物搬送機構も上記米国特許第4,550,
554号明細書に開示された作物処理装置のものより優れ
ている。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明を説明する。図示の実
施例において、本発明の作物処理装置を10にて示す。作
物処理装置は切断オーガビットと、他の作動素子とを有
する。図示の作物処理装置は原動機及びホーレージハー
ベスタ11として示す第２作物処理機構に取り付けてあ
る。作物処理装置10は、矩形のチューブでできた後方の
頂部レール13を備える端板18、19を有する支持フレーム
12（第７図）を具備する。前方底部レール15及び前方頂
部レール14は支持フレームの一体部分として形成され、
レール14、15間の支持部材16により連結されている。端
板18、19は支持フレーム12の端部に固定され、それらの
間の中央の位置には中央板17（第２図，第４図）が図示
しない部材によって当該支持フレームに固定されてい
る。更に、第７図に示すように、軸受ユニット20、21が
端板18、19の孔22内に嵌入してあり、それぞれコンベヤ
オーガビット27、27aを片持梁式に支持するようにされ
ている。また、第７図には、コンベヤオーガビット底部
23、後部から頂部へ延びるコンベヤオーガビット27のた
めのカバー24、及び、中央排出領域のための出口を画定
するための側板24aが示されている。また、第７図に
は、バッフル板25も示してある。第７図はパワー排出ユ
ニットを駆動する駆動ユニットのための支持体26をも示
す。開いた中央排出領域は30にて示し、第７図には開い
た領域が明確に示してある。
第２、３、４図に示すように、一対の切断オーガビット
31、32は端板18、19間で延びている。各オーガビットは
各端板18、19及び中央部17において支承されていて回転
できるシャフトを有し、このシャフトは端板の外部の囲
い63、64内に位置したプーリー及び駆動ベルトにより駆
動せしめられる。プーリー駆動ユニット及びこれに関連
するベルトは詳細に示さないが、当業界で既知のもので
ある。切断オーガビットは作物を中央領域即ち排出領域
の方へ動かすための反対方向にねじれたらせん状フラン
ジ33、33aを有する。また、反対方向にねじれたらせん
状フランジ34、34aが排出領域及びその近傍に位置して
いる。切断オーガビット31、32は、その中央軸線がコン
ベヤオーガビットの中央軸線に対して平行にかつ離間し
て位置するように配置されており、この離間距離は２組
のオーガビットのらせん状フランジ間に十分な間隙を提
供するようなものである。複数個の歯37がフランジ33、
33a、34、34aの周辺縁に取り付けてあり、その周辺縁か
ら突出している。生えた状態の作物を切断し処理するた
めに作物処理装置10が運行する間は、切断オーガビット
はコンベヤオーガビットの下方及び前方に位置する。
従来のオーガビット切断装置においては、切断オーガビ
ットとコンベヤオーガビットとの間に板（バッフル板）
を配置して作物をコンベヤオーガビット内へ案内してい
た。このような板は上述の米国特許第4,550,554号明細
書（第４欄、第48-55行）に開示されている。このよう
な板は、この板上での作物の蓄積を許容し、コンベヤオ
ーガビットのハウジング内に収集された作物を前方へ排
出させることができる。
しかし、作物処理装置を適正に作動させるためには、こ
の板の形状及び位置を厳密に選定しなければならないこ
とが判った。この板の上縁は切断オーガビットに極めて
近接させて配置せねばならず、この板を切断オーガビッ
トの歯から0.5インチ（約12.7mm）より短い距離だけ離
して配置（ただし、歯と衝突してはならない）しなけれ
ば、最適な作動は得られなかった。
一対の地面係合ローラ38、38aはそれぞれ、作物処理装
置の各側部をそれぞれ独立にある所定量だけ昇降させる
ことのできる独立の機構により、制御される。これらの
ローラは作物処理装置の重量の少なくとも一部を支持す
るのに十分な表面積を有さねばならない。作物処理装置
は原動機の液圧機構により昇降せしめられ、この液圧機
構は作物処理装置の重量の一部を支持できる。ローラ3
8、38aはその回転中にローラ自体をきれいに清掃するよ
うにテーパした形状を有する。このテーパ形状は、地面
の土を殆ど乱すことなく作物処理装置が旋回するのを許
容する。清掃作用は、ローラに新たに付着した土その他
の物質が既に付着していた物質をローラのテーパ面に沿
ってローラ端部の方へ押し動かしローラ端部から押し出
すことにより、実施される。テーパ形状とすることによ
り、大半の摩耗はローラの中央部で生じるから、この中
央部がなかなか摩耗しないように硬質にすればよい。ロ
ーラはベルクラン状の板42により支持部材16に連結さ
れ、第６図に示すように、板42はローラ38の中心軸線の
まわりで枢動できる。ローラは液圧シリンダ39に接続し
たバー42a（第３図）を介して板42に取り付けられ、液
圧シリンダ39はスイッチ手段41に接続されていて、ロー
ラ38又は38a地面上にあるときには、シリンダ39に作用
する圧力がスイッチ41を閉じるようになっている。スイ
ッチが閉じたときには、前部ドア43が作動位置へ動き、
これにより運転手は作物処理装置が地面上に位置してい
ることを知ることができる。作物に対する切断位置の高
さは、液圧シリンダ39に関連して作動するこのローラス
イッチ機構により維持される。作物処理装置の傾斜及び
切断高さは、作動速度や作物の状態や地面の形状が変わ
ったときに、メインコントローラを用いて運転手が設定
できる。
作物処理装置の別の重要な部分は、第６図に示す前部カ
バー43である。この前部カバー43は前方頂部レール14に
ヒンジ枢着され、シリンダ44を制御することにより枢動
せしめられる。地面上方の前部カバー43の高さは、切断
すべき作物が切断オーガビットの歯に衝突する直前に適
正量だけ前方へ曲げられるのを保証するように、運転手
が調整すべきである。この高さは、切断すべき作物の性
質及び密生密度に応じて変わる。乾燥のために列に並べ
ることはしないがホーレージハーベスタの如き第２作物
処理機構へ搬送すべきとうもろこしの如き大きな生えた
状態の作物に対しては、前部カバー43の前方部分に別の
作物移動オーガビット45を取り付けるべきであることが
判った。この作物移動オーガビットは、作物が作物処理
装置内へ入るのを保証し、作物処理装置が作動中を動く
ときに作物が装置の側部から逃げないようにする。第３
図に示す作物移動オーガビット45は複数個の円滑なフラ
イティング即ち羽根を有する。これらの羽根はらせん状
フランジ46で構成される。これらのらせん状フランジは
可変のものでよく、実際、条件が変われば、このオーガ
ビットの全長にわたって別のピッチ（フランジ間の間
隔）が必要となる。これらのフランジは作物を両側から
中心部の方へ移動させるようにらせん状に巻かれてい
る。適正な速度を決定するためには、このオーガビット
45は可変速度駆動子を有する必要がある。それ故、この
オーガビットは、運転席から運転手により制御される液
圧ドライバ47により駆動せしめられる。このオーガビッ
ト45は通常切断オーガビットより遅い速度で回転する。
この速度は制御でき、コンベヤオーガビットの速度には
殆ど関連しないが、作物処理装置の地面速度には緊密に
関連する。
前部カバーは、当該作物処理装置を輸送中にはいつでも
前部カバーを閉じるような自動制御を有する。この自動
カバー操作は、圧力スイッチで原動機の液圧機構の圧力
を決定することにより、またはテーパ状ローラの位置を
監視することにより、達成できる。後者の方法を実現す
る構成を第6a図に示す。この場合、液圧シリンダ39の上
方運動がリミットスイッチ41を作動させる。ローラが下
方位置（地面に係合している位置）にあるか否かに基づ
き、いずれかのローラが前部カバーを作動させる。いず
れかのローラ38又は38aが地面上にある場合には、リミ
ットスイッチ41を作動させ、前部カバーを所定の作動位
置へ移動させる。ローラが両方共地面に接触していない
場合は、リミットスイッチ41は開き、前部カバーは輸送
用位置即ち安全位置へ自動的に閉じる。第２作物処理機
構即ちホーレージハーベスタへ搬送すべきとうもろこし
又はさとうもろこしを処理しているときは、全体的に異
なる問題が生じ、作物処理装置において別の新規な特徴
が必要となる。すなわち、押圧オーガビット即ち搬送オ
ーガビット48を中央排出領域30内に配置する。これらの
オーガビットは着脱可能なユニットとして設置してもよ
いし、中央排出領域に恒久的に設置してもよい。作物処
理装置により切断した大量の作物を第２作物処理機構へ
圧送排出するために排出手段48が必要となる。この排出
手段は３つのオーガビット49a,49b,50からなり、12フィ
ート（約3.6m）又はそれ以上の作物を比較的小さな出口
領域へ圧送できる。これらのオーガビットは作物を圧縮
し、大きな圧力で作物を作物処理装置から、作物の処理
を完成させるに必要な他の処理機構又はユニットへ圧送
する役目を果たす。作物はコンベヤオーガビット27、27
aによって、下方のオーガビット49a、49b内へ集積され
る如く圧送される。これらのオーガビットはらせん状の
フランジを有する。上方のオーガビット50はオーガビッ
ト49a、49bにより押し上げられてきた作物を抑えること
により圧縮しながら後方へ送るように作用する。これら
のオーガビットは、作物処理装置の出口すなわち次の作
物処理機構への入口で終端する３側壁を有する構造、す
なわち、作物を三方向から抑制しながら後方へ送る排出
構造を形成するように配置される。作動において、多量
の作物がコンベヤオーガビットから中央排出領域内へ送
られるときに、下方搬送オーガビット49a、49bは大きな
横方向の力を受ける。通常のオーガビット装着手段は実
験での使用においてはすべて失敗に終わり、しかも失敗
はその殆どが初期に生じた。
新規なオーガビットは使用中すべての荷重に絶えること
ができた。
第16図に示すように、オーガビット49a,49bは、ギアボ
ックス71に固定された支持チューブ72と、該チューブ上
に回転可能に取り付けられた羽根チューブ73と、該チュ
ーブの周りに固定されたらせん状の羽根74と、ギアボッ
クス71に接続され回転駆動される駆動シャフト75と、該
シャフトを羽根チューブに連結する連結部材76と、駆動
シャフト75を軸受する軸受77とを有する。ギアボックス
71には、入力シャフト53を介して駆動力が入力される。
オーガビット50はＴ字状ギアボックス52及びチューイン
ボックス52aを介して駆動される（第５図）。
重いとうもろこしを処理する作動モードまたは中央排出
領域が大量の作物により占領されるような作動モードに
おいては、密封空間内での切断オーガビットおよびコン
ベヤオーガビットの回転により発生した空気圧力を解放
するための手段を設けるべきである。本発明の一実施例
においては、空気圧力は排出開口のカバー24及び側板24
aを、ほぼ50％の開口を有する適当に強度のあるスクリ
ーン材料で作ることにより解放される。開口は、紫うま
ごやしや燕麦を通過させないように十分小さな寸法を有
し、また、コンベヤオーガビット及び搬送オーガビット
でスクリーンを掃払する。この掃払作用は、コンベヤオ
ーガビットのほぼ三回転毎にスクリーンが完全に清掃さ
れるのを保証する。
本発明の装着手段を第５図に明示する。作物処理装置の
ための装着手段は、作物処理装置が第２作物処理機構に
関して傾斜できる能力を有するようにすることを要す
る。この傾斜のための制御手段は運転席内に位置し、こ
の制御手段を利用して、運転手は運動中に切断高さを変
更することができる。作物処理装置の傾斜中、作物処理
装置の作物排出口と第２作物処理機構の作物入口との間
にギャップが発生するのを阻止する必要がある。装着手
段は、排出手段の搬送オーガビットの終端が第２作物処
理機構の作物入口から離れる動きを制限する手段を提供
しなければならない。更に、上述したようなヘッダ即ち
作物処理装置は、原動機に関していずれの側で上下に撓
むことができ、装着手段に応力を加えずに片側において
のみ地面の隆起部上で前述のローラを運行させるように
しなければならない。装着手段はその着脱を容易に行え
るようにすべきである。
本発明の装着手段は、締結ピン56（第３図）により第２
作物処理機構に固定されフレーム55と、第１の作物処理
装置に溶接した２つの板54を有する。第５図に示すよう
に、板54にはＵ字状の長孔が設けられ、該孔をフレーム
55に設けられたピンに係合させることにより、第１の作
物処理装置を装着する。このフレームに対する第１作物
処理装置への回動力は、フレーム55の下端に接続した２
つのシリンダ57により提供される。シリンダの運動は運
転席から制御され、シリンダは、フレーム部材及び（シ
リンダと下方支持フレーム部材16との間の）連結部を介
してヘッダを強制的に傾斜させることができる。
本発明の別の作動上の形態によれば、ホーレージハーベ
スタ即ち第２作物処理機構は、金属を感知したときに直
ちにホーレージの作動を停止させるようにチョッパヘッ
ダ内の金属を感知する手段を有する。金属を感知した場
合、第２作物処理装置は作動を停止し、この場合、作物
処理装置から作物が送られ続けると、切断された作物が
進まなくなるから、目詰まりが発生する。更に、パワー
搬送オーガビット機構により固定表面に対して大きな力
が作用するため、許容しがたい目詰まりが生じる。この
ような目詰まりを阻止するため、スローアウトカップラ
機構を使用して、第２作物処理機構への動力を断ち、第
２作物処理機構を保護する。金属感知手段は第２作物処
理機構内に位置し、金属を感知した場合には、電気信号
を発生させて第２作物処理機構の作動を停止させる。こ
の電気信号はまた、第１作物処理装置のスローアウトカ
ップラ機構に送られる。
原動機11からの動力源61はユニバーサルシャフト60を介
して作物処理装置の第１ギヤボックス58に接続される
（第３図）。このため、原動機とヘッダ即ち作物処理装
置との間の撓み及び相対運動が可能となる。スローアウ
トカップラ機構59はギヤボックス58とギヤボックス62と
の間に位置し、原動機の搬送機構へのパワーが断たれた
ときに、スローアウトカップラ機構によりパワーが直ち
に断たれる。
作物処理装置に使用する歯37はユニークな形をしてお
り、これについては第11、12、13、14、15図を参照して
説明する。歯は、その使用寿命を長くし、衝撃抵抗を増
大させ、融通性を有するように、いくつかの特徴を備え
ている。
第15図に示すように、歯は半円形部分と該半円形部分か
ら先細り状態に収斂した部分とを有する実質上馬蹄形の
金属ベース板から構成されている。該金属ベース板は、
その周縁の傾斜表面37aと、当該板の一方の表面37bと、
その反対側の表面37b′と、当該歯を装着するための穴3
7cとを有している。該金属ベース板は、先細り状態に収
斂した部分において、表面37bの側に約45度に曲げられ
ており、凸状とされた表面37b′及び傾斜表面37aは硬質
となるよう処理されている。
この歯のための装着手段は、第11、12、13、14図に示す
ような複数の装着形状を提供する。第11図において、歯
37は、この歯37の穴37cを貫通するボルト37dとナット37
eとにより、羽根33aに装着される。切断オーガビットチ
ューブ32も示してある。各図において、歯は、作物を切
断するように準備された状態でその前方から見た図とし
て示してある。装着ボルトは傾斜表面37aと同じ角度を
有し、切断済みの作物の付着を阻止しボルトの摩耗を減
少させるような傾斜表面を提供する。歯37は対照的な形
に設計されている。この対照的な形状のため、各歯に２
つの切断縁が得られる。一方の切断縁が摩耗した場合、
他方の切断縁を使用できるように、歯をいずれかのオー
ガビット上の新たな位置に設置し直しせばよい。
この歯の特徴は、第11、12、13、14図に示すように、羽
根の前側及び後側のいずれにも装着できることである。
第12、13、14図に示すように、係止ワッシャ37fを使用
して歯を固定位置に保持する。これにより、作物等に対
して所望の一定の切断角度を確立できる。第14図の係止
ワッシャをボルト37dから取り除いて歯を揺動できるよ
うにしてもよい。第11図に示すような前側揺動装着を行
えば、最も積極的な切断作用が得られ、大半の切断条件
において有効である。歯はまた、第12、14図に示すよう
に、フランジの後側に装着することもできる。しかし、
第12図においては、剛直に装着しなければならない。後
側装着を行えば、切断作用の強さは減少し、従って、比
較的軟弱な作物を処理するのに使用される。とうもろこ
しの如く一層肉厚で剛直な作物に対しては、前側装着が
好ましい。
【図面の簡単な説明】
第１図は第２作物処理機構であるホーレージハーベスタ
に取り付けた本発明の作物処理装置の側立面図、 第２図は第１図の2-2線における断面図、 第３図は作物処理装置の上面図、 第４図は排出開口及びローラ素子を示す作物処理装置の
後面図、 第５図は第３図の5-5線における断面図、 第６図は第４図の6-6線における断面図、 第７図はカバー及びバッフル板を含むフレームの分解部
品斜視図、 第８図は切断オーガビットを示す図、 第９図は第８図の9-9線における断面図、 第10図は第８図の10-10線における断面図、 第11図、第12図、第13図及び第14図は、切断オーガビッ
トのフランジに対する歯の装着方法を示す図、 第15図は第14図の15-15線にそって見た図、 第16図はパワーオーガビット組立体の側面図である。 符号の説明 10:作物処理装置、11:作物処理機構 12:支持フレーム、23、24:コンベヤオーガビットハウジ
ング 25:バッフル板、27、27a:コンベヤオーガビット 30:中央処理領域、31、32:切断オーガビット 37:歯、39:液圧シリンダ 43:カバー、48:排出手段

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】作物処理装置において、 原動機に連結された支持フレームと； 前記原動機に接続され同原動機から動力を受ける、前記
    作物処理装置のための駆動機構と； らせん状フランジをそれぞれ有し共通軸線上に位置した
    少なくとも２つのコンベヤオーガビットであって、各コ
    ンベヤオーガビットが、それらの外側の端部において前
    記支持フレームから片持ち梁式に支持され、前記作物処
    理装置の幅の半分の長さより短かく、各コンベヤオーガ
    ビットのらせん状フランジが作物を前記作物処理装置の
    中央部の方へ動かすように巻かれているコンベヤオーガ
    ビットと； 前記コンベヤオーガビットの周りに設けられ、該コンベ
    ヤオーガビットと共働して作動を作物処理装置の中央部
    の方へ動かすハウジングであって、前方部分が開放され
    ているハウジングと； 前記コンベヤオーガビットの前記軸線に対して平行で、
    同軸線に対して前方下方位置とされた共通軸線上に位置
    した少なくとも２つの切断オーガビットであって、各切
    断オーガビットは、その外側端及び内側端で前記支持フ
    レームに回転可能に支持されており、且つそのまわりに
    らせん状フランジを有し、該フランジは、その外側から
    少なくとも一部の長さにわたって当該切断オーガビット
    に対応するコンベヤオーガビットのフランジと同じ方向
    にねじられ、残りの長さにわたって反対方向にねじられ
    ている切断オーガビットと； 前記切断オーガビットのフランジに着脱可能に装着され
    る複数個の切断歯と； 後部縁に沿って支持フレームに枢着され、前記切断オー
    ガビット及び前記コンベヤオーガビットの前方を覆うカ
    バーと； 前記コンベヤオーガビットハウジングの下方前方縁に取
    り付けられ、前記コンベヤオーガビットと切断オーガビ
    ットとの間に延出して、当該オーガビットによって搬送
    される作物の容量を増大させるバッフル板と； 切断済みの作物を前記作物処理装置の後部へ排出するた
    めの中央排出領域と； 地面上方での前記切断オーガビットの高さを選択し維持
    する手段と；を備え、 前記切断オーガビットにより作物を切断し、排出のため
    に前記コンベヤオーガビットにより作物を前記中央排出
    領域へ送るように構成した作物処理装置。
  2. 【請求項２】請求項１に記載の作物処理装置において、
    前記切断歯を前記切断オーガビットの前記フランジの周
    辺部を越えて突出させるように装着している作物処理装
    置。
  3. 【請求項３】請求項２に記載の作物処理装置において、
    前記カバーが、その後部縁の周りで枢動可能で、その前
    部縁の高さを調整する調整手段を有する作物処理装置。
  4. 【請求項４】請求項１に記載の作物処理装置において、
    前記バッフル板が、前記切断オーガビットと前記コンベ
    ヤオーガビットとの間で、切断オーガビットに近接しな
    がら、コンベヤオーガビットの軸線と切断オーガビット
    の軸線を結ぶ線を越えて延びる作物処理装置。
  5. 【請求項５】請求項１に記載の作物処理装置において、
    前記地面上方での前記切断オーガビットの高さを選択し
    維持する手段が、前記支持フレームに取り付けられ前記
    作物処理装置の少なくとも一部を地面上で支持するため
    の手段を有する作物処理装置。
  6. 【請求項６】請求項１に記載の作物処理装置において、
    前記切断オーガビットの選択した高さを維持する手段
    が、地面の形状の変化を感知し同地面の形状の変化に応
    答して前記切断オーガビットの高さを維持するための感
    知手段を有する作物処理装置。
  7. 【請求項７】作物処理装置において、 原動機に連結された支持フレームと； 前記原動機に接続され同原動機から動力を受ける、前記
    作物処理装置のための駆動機構と； らせん状フランジをそれぞれ有し共通軸線上に位置した
    少なくとも２つのコンベヤオーガビットであって、各コ
    ンベヤオーガビットが、それらの外側の端部において前
    記支持フレームから片持ち梁式に支持され、前記作物処
    理装置の幅の半分より短かく、各コンベヤオーガビット
    のらせん状フランジが作物を前記作物処理装置の中央部
    の方へ動かすように巻かれているコンベヤオーガビット
    と； 該コンベヤオーガビットの周りに設けられ、同コンベヤ
    オーガビットと共働して作動を作物処理装置の中央部の
    方へ動かすハウジングであって、前方部分が開放されて
    いるハウジングと； 前記コンベヤオーガビットの前記軸線に対して平行で、
    同軸線に対して前方下方位置とされた共通軸線上に位置
    した少なくとも２つの切断オーガビットであって、各切
    断オーガビットは、その外側端及び内側端で前記支持フ
    レームに回転可能に支持されており、且つそのまわりに
    らせん状フランジを有し、該フランジは、その外側から
    少なくとも一部の長さにわたって当該切断オーガビット
    に対応するコンベヤオーガビットのフランジと同じ方向
    にねじられ、残りの長さにわたって反対方向にねじられ
    ている切断オーガビットと； 前記切断オーガビットのフランジに着脱可能に装着され
    る複数個の切断歯と； 後部縁に沿って支持フレームに枢着され、前記切断オー
    ガビット及び前記コンベヤオーガビットの前方を覆うカ
    バーと； 前記コンベヤオーガビットハウジングの下方前方縁に取
    り付けられ、前記コンベヤオーガビットと切断オーガビ
    ットとの間に延出して、当該オーガビットによって搬送
    される作物の容量を増大させるバッフル板と； 前記中央排出領域内に位置し、切断された作物を同中央
    排出領域から後方へ排出する排出手段と； 地面上方での前記切断オーガビットの高さを選択し維持
    する手段と；を備え、 前記切断オーガビットにより作物を切断し、該作物を排
    出のために前記コンベヤオーガビットにより前記中央排
    出領域へ送るように構成した作物処理装置。
  8. 【請求項８】請求項７に記載の作物処理装置において、
    前記カバーが、その後部縁の周りで枢動可能で、その前
    部縁の高さを調整する調整手段を有する作物処理装置。
  9. 【請求項９】請求項７に記載の作物処理装置において、
    前記切断歯を前記切断オーガビットの前記フランジの周
    辺部を越えて突出させるように装着している作物処理装
    置。
  10. 【請求項１０】請求項７に記載の作物処理装置におい
    て、前記バッフル板が、前記切断オーガビットと前記コ
    ンベヤオーガビットとの間で、切断オーガビットに近接
    しながら、コンベヤオーガビットの軸線と切断オーガビ
    ットの軸線を結ぶ線を越えて延びる作物処理装置。
  11. 【請求項１１】請求項７に記載の作物処理装置におい
    て、前記支持フレームに取り付けられ、前記作物処理装
    置の少なくとも一部を地面上で支持するための手段を有
    する作物処理装置。
  12. 【請求項１２】請求項７に記載の作物処理装置におい
    て、前記排出手段が、中央排出領域に送られた作物をコ
    ンベヤオーガビットから後方へ排出するように互いに共
    働する３つのオーガビットを有する作物処理装置。
  13. 【請求項１３】請求項12に記載の作物処理装置におい
    て、前記排出手段の３つのオーガビットのうちの２つ
    が、作物を後部上方に導くための羽根を有し、残りの第
    ３のオーガビットが前記羽根を有する前記２つのオーガ
    ビット間でその上方にほぼ水平に位置していて、同第３
    オーガビットと同２つのオーガビットとの間で作物を前
    記第１の作物処理装置の後部の方へ導く作物処理装置。
  14. 【請求項１４】請求項７に記載の作物処理装置におい
    て、当該作物処理装置を他の作物処理機構の前方部分に
    回動可能に装着するための装着手段を備え、同作物処理
    装置を回動させることにより前記切断オーガビットの切
    断高さを制御できるようにした作物処理装置。
  15. 【請求項１５】請求項14に記載の作物処理装置におい
    て、前記作物処理装置の回動が、同装着手段と前記支持
    フレームとを接続する液圧シリンダを有する手段により
    制御される作物処理装置。
  16. 【請求項１６】請求項14に記載の作物処理装置におい
    て、前記装着手段が、前記作物処理装置の横方向での切
    断高さにおける変化を許容する手段を有する作物処理装
    置。
  17. 【請求項１７】請求項７に記載の作物処理装置におい
    て、前記コンベヤハウジングが前記コンベヤオーガビッ
    トの回転により前記作物処理装置内に発生した空気圧力
    を解放する手段を有する作物処理装置。
  18. 【請求項１８】請求項７に記載の作物処理装置におい
    て、前記カバー手段が、前記切断オーガビットに関して
    作物を横方向に動かすようにねじれたらせん状フランジ
    を有する作物移動オーガビットを備えた作物処理装置。
  19. 【請求項１９】作物処理装置において、 まわりに羽根を有するオーガビットと； 前記オーガビットのための支持手段と； 前記オーガビットを回転させるための駆動手段と； 前記オーガビットの羽根に取り付けるための歯と； 前記羽根に前記歯を取り付けるための手段と； を備え、 前記各歯が、半円形部分と該半円形部分から先細り状態
    に収れんした部分とを有する実質上馬蹄形の金属ベース
    板から構成され、該金属ベース板には前記オーガビット
    の羽根に取り付けるための穴が設けられており、該金属
    ベース板が前記収れんした部分において当該ベース板の
    一方の側面に向けて折り曲げられており、該折り曲げら
    れた部分の凸状にされた他方の側面の前記収れんした部
    分が硬質表面とされている作物処理装置。
  20. 【請求項２０】請求項19に記載の作物処理装置におい
    て、前記歯を前記羽根に取り付ける手段が実質上円錐形
    のヘッドを備えたボルトを有する作物処理装置。
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