JPH078974Y2 - 温度制御吹出口 - Google Patents

温度制御吹出口

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JPH078974Y2
JPH078974Y2 JP1988166688U JP16668888U JPH078974Y2 JP H078974 Y2 JPH078974 Y2 JP H078974Y2 JP 1988166688 U JP1988166688 U JP 1988166688U JP 16668888 U JP16668888 U JP 16668888U JP H078974 Y2 JPH078974 Y2 JP H078974Y2
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temperature
contraction
fluid pressure
fluid
pressure expansion
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JPH01163756U (ja
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治郎 柿崎
正彦 西室
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、空気調和装置における温度制御吹出口に係る
ものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 最近、ビルの空気調和に、VAV空気調和システムと称さ
れる可変風量空気調和システムが用いられるようになっ
ている。このシステムは、部屋の熱負荷に応じて給気量
を調節して、定めた温度を保ったり、使用しない部屋の
給気を停止したりするものであり、システムとしては甚
だ優れている。
しかし、これまでの設備は、各階各部屋における天井の
送風ダクトの途中に風量調整函を介在させ、これを電気
的制御手段または制御空気により自動的に制御してお
り、従って、設備が複雑となり、工事が容易でなく、か
なり高価となっている。
また、特開昭49-82161号公報及び特開昭54-146444号公
報には、吹出口を備えた終端ボックスに同様に風量(風
圧)調整手段を講じたものが示されている。
しかし、これらとて電気的に複雑な制御手段を要し、か
なりのコスト高となる欠点がある。
加えて、上述のいずれの場合にあっても、風向について
は自動的に制御されないため、急速な冷房又は暖房を要
する際には風向の変更による効率のよい適切な対応がで
きない欠点がある。
本考案は、これらの欠点を除去しようとするものであ
る。
「課題を解決するための手段」 本考案は、天井Aの吹出口本体1の上部に拡開通風路14
を設け、該拡開通風路内に可動風量調整コーン3を昇降
自在に内装し、該可動風量調整コーンに、部屋の温度を
検出して該温度に応じて昇降させる感熱駆動装置4を装
備させると共に、送風ダクト6内の送風温度から冷・暖
房のモードを検出して該検出に基づきその昇降を正逆反
転させる熱応動反転装置5を装備させ、上記感熱駆動装
置4は、上記吹出口本体1内の適所に、外周がテーパで
該テーパ外周が膨縮する流体圧膨縮雄筒45と、内周がテ
ーパで該テーパ内周がその流体圧膨縮雄筒のテーパ外周
に嵌合し且つ膨縮する流体圧膨縮雌筒47とを配して、両
者の内いずれか一方を吹出口本体1の側に、他方を上記
可動風量調整コーン3に連係させ、また、両者を流体制
御ユニット48を介してエア、油圧等の圧力流体源へ接続
し、該流体制御ユニットを部屋の適所に配した室温感知
センサT2に従動させるよう構成し、上記熱応動反転装置
5は、上記流体圧膨縮雄筒45、上記流体圧膨縮雌筒47
と、上記流体制御ユニット48との間に流路切換え手段を
講じ、該流路切換え手段を吹出口本体1乃至送風ダクト
6内の適所に配した送風温度検知用センサT1に従動させ
るよう構成して成る。
「作用」 如上の構成であるから、送風が冷房モードの際は、その
送風温度を送風温度検知用センサT1が感知して、流路切
換え手段が働き、設定された流体圧膨縮雌筒47(又は流
体圧膨縮雄筒45)へ圧力流体を供給する態勢となる。
この状態で、室温感知用センサT2が部屋の温度を検知
し、流体制御ユニット48がこれに従動して、流体圧膨縮
雌筒47(又は流体圧膨縮雄筒45)に供給される圧力流体
が部屋の温度に応じて増減し、流体圧膨縮雌筒47のテー
パ内周(又は流体圧膨縮雄45のテーパ外周)が膨縮す
る。
これにより、可動風量調整コーン3が部屋の温度の高低
に応じて昇降し、温度の高い時は、送風中の冷風の風量
を適宜に増量し、低い時は、その風量を適宜に減量す
る。
また、暖房モードの際は、その送風温度を送風温度検知
用センサT1が感知して、流路切換え手段が切換わり、他
方の流体圧膨縮雄筒45(又は流体圧膨縮雌筒47)へ圧力
流体を供給する態勢となる。
この状態で、室温感知用センサT2が部屋の温度を検知
し、流体制御ユニット48が従動して、流体圧膨縮雄筒45
(又は流体圧膨縮雌筒47)へ供給される圧力流体が部屋
の温度に応じて増減し、流体圧膨縮雄筒45のテーパ外周
(又は流体圧膨縮雌筒47)のテーパ内周が膨縮する。
これにより、可動風量調整コーン3が部屋の温度の高低
の応じて逆昇降し、温度の高い時は、送風中の温度の風
量を適宜に減量し、低い時は、その風量を適宜に増量す
る。
「実施例」 以下、本考案の実施例について説明する。
図において、1は、天井Aに設けた吹出口本体、2は、
該吹出口本体の口部中央に設けたセンターコーン、3
は、吹出口本体の上部に昇降自在に内装した可動風量調
整コーン、4は、該可動風量調整コーンに設けた感熱駆
動装置、5は、可動風量調整コーンに設けた熱応動反転
装置、6は、吹出口本体に連ねた送風ダクトである。
吹出口本体1は、下部の口部11をラッパ状に形成し、該
口部の上に連なる胴12の上部121を外方へ拡げて拡開通
風路14を形成し、胴12の中途にテーパ部122を形成して
いる。
センターコーン2は、吹出口本体1の口部11に対応する
小さなラッパ状に形成したセンターコーン本体21を設
け、該センターコーン本体をその口部11の中央に配して
吹出口本体1における胴12の頂部から垂設したセンター
ロッド7の下端に連結固定している。
可動風量調整コーン3は、吹出口本体1の胴12下部123
内の通風路13に対応する適宜外周の算盤球状の可動風量
調整コーン本体31を設けて上記センターロッド7に上下
慴動自在に嵌合させている。
感熱駆動装置4は、センターコーン2の上面にボス24を
起立し、該ボスの周りに側面形状が台形で且つテーパ外
周が膨縮する流体圧膨縮雄筒45を設け、ボス24の上方で
昇降盤46をセンターロッド7に可動に挿通させて設け、
該昇降盤を可動風量調整コーン本体31の下面に連結し、
該昇降盤とボス24との間をスプリング43で連係すると共
に、該スプリングの中間点をセンターロッド7へ連結
し、その昇降盤46の下面に、内周がテーパで上記流体圧
膨縮雄筒45のテーパ外周に嵌合し且つ該テーパ内周が膨
縮する流体圧膨縮雌筒47を設け、該流体圧膨縮雌筒と流
体圧膨縮雄筒45とを流体制御ユニット48を介してエア、
油圧等の圧力流体源へ接続し、該流体制御ユニットを部
屋の適所に配した室温感知用センサT2に従動させるよう
にしている。
また、熱応動反転装置5は、上記流体圧膨縮雌筒47、流
体圧膨縮雄筒45と、上記流体制御ユニット48との間に流
路切換え手段を講じ、該流路切換え手段は、その間に三
方弁57を介在させると共に、該三方弁にこれを切換える
三方弁作動用熱膨張ユニット58を機械的に連係し、該三
方弁作動用熱膨張ユニットを吹出口本体1乃至送風ダク
ト6内の適所に配した送風温度検知用センサT1に従動さ
せるようにしている。
なお、流体制御ユニット48、三方弁作動用熱膨張ユニッ
ト58、並びに、送風温度検知用及び室温感知用のセンサ
T1,T2は、機械的なものでも、流体によるものでもよ
い。
如上の構成であるから、送風ダクト6からの送風が冷房
モードの際は、その送風温度を送風温度検知用センサT1
が感知して、三方弁作動用熱膨張ユニット58が作動し、
三方弁57が流体圧膨縮雌筒47へ圧力流体を供給する態勢
となる。
この状態で、室温感知用センサT2が部屋の温度を検知
し、流体制御ユニット48がこれに従動して、流体圧膨縮
雌筒47に供給される圧力流体が部屋の温度に応じて増減
し、流体圧膨縮雌筒47のテーパ内周が膨縮する。
その結果、可動風量調整コーン3が、部屋の温度の高い
ときにはその温度に応じて上昇し、また、部屋の温度の
低いときにはその温度に応じて下降し、従って、部屋が
最良の温度条件に、しかも、迅速に自動制御される。
次いで、暖房モードの際は、その送風温度を送風温度検
知用センサT1が感知して、三方弁作動用熱膨張ユニット
58が前回と逆に作動し、三方弁57が流体圧膨縮雄筒45へ
圧力流体を供給する態勢となる。この状態で、室温感知
用センサT2が部屋の温度を検知し、流体制御ユニット48
が従動して、流体圧膨縮雄筒45に供給される圧力流体が
部屋の温度に応じて増減し、流体圧膨縮雄筒45のテーパ
外周が膨縮する。
その結果、可動風量調整コーン3が、部屋の温度の高い
ときにはその温度に応じて下降し、部屋の温度の低いと
きにはその温度に応じて上昇し、従って、部屋が最良の
温度条件に、しかも、迅速に自動制御される。
「考案の効果」 本考案によれば、次の効果を奏する。
天井Aの吹出口本体1の上部に拡開通風路14を設
け、該拡開通風路内に可動風量調整コーン3を昇降自在
に内装し、該可動風量調整コーンに、部屋の温度を検出
して該温度に応じて昇降させる感熱駆動装置4を装備さ
せると共に、送風ダクト6内の送風温度から冷・暖房の
モードを検出して該検出に基づきその昇降を正逆反転さ
せる熱応動反転装置5を装備させているので、室温に対
応させて可動風量調整コーン3を昇降させると共に、冷
房と暖房のモードにおいてその昇降を正逆反転させるこ
とができて、冷房モードでの室温が高いときにも、暖房
モードでの室温が低いときにも、それぞれの室温に相応
させて同様に可動風量調整コーン3を下降させることが
でき、冷風又は温風の風量の増大と風向の下向化とを同
時に得ることができる。従って、急速な冷房又は暖房を
要するときにその風量と風向により適切且つ迅速に効率
よく自動制御できる。
而して、上記感熱駆動装置4は、上記吹出口本体1
内の適所に、外周がテーパで該テーパ外周が膨縮する流
体圧膨縮雄筒45と、内周がテーパで該テーパ内周がその
流体圧膨縮雄筒のテーパ外周に嵌合し且つ膨縮する流体
圧膨縮雌筒47とを配して、両者の内いずれか一方を吹出
口本体1の側に、他方を上記可動風量調整コーン3に連
係させ、更に、両者を流体制御ユニット48を介してエ
ア、油圧等の圧力流体源へ接続し、該流体制御ユニット
を部屋の適所に配した室温感知センサT2に従動させるよ
う構成し、また、上記熱応動反転装置5は、上記流体圧
膨縮雄筒45、上記流体圧膨縮雌筒47と、上記流体制御ユ
ニット48との間に流路切換え手段を講じ、該流路切換え
手段を吹出口本体1乃至送風ダクト6内の適所に配した
送風温度検知用センサT1に従動させるよう構成したの
で、吹出口に風量調整手段とこれを自動制御する簡単な
制御手段を簡潔に装備させることができ、従来のよう
に、各階各部屋の送風ダクトの途中に風量調整函を介在
させる等の必要はなく、また、複雑な電気的制御手段も
必要なく、従って、設備も工事も工期も簡素化でき、コ
ストを低減でき、簡単且つ容易に施工することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示す縦断側面図である。 1……吹出口本体、2……センターコーン 3……可動風量調整コーン、4……感熱駆動装置 5……熱応動反転装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井Aの吹出口本体1の上部に拡開通風路
    14を設け、該拡開通風路内に可動風量調整コーン3を昇
    降自在に内装し、該可動風量調整コーンに、部屋の温度
    を検出して該温度に応じて昇降させる感熱駆動装置4を
    装備させると共に、送風ダクト6内の送風温度から冷・
    暖房のモードを検出して該検出に基づきその昇降を正逆
    反転させる熱応動反転装置5を装備させ、上記感熱駆動
    装置4は、上記吹出口本体1内の適所に、外周がテーパ
    で該テーパ外周が膨縮する流体圧膨縮雄筒45と、内周が
    テーパで該テーパ内周がその流体圧膨縮雄筒のテーパ外
    周に嵌合し且つ膨縮する流体圧膨縮雌筒47とを配して、
    両者の内いずれか一方を吹出口本体1の側に、他方を上
    記可動風量調整コーン3に連係させ、また、両者を流体
    制御ユニット48を介してエア、油圧等の圧力流体源へ接
    続し、該流体制御ユニットを部屋の適所に配した室温感
    知センサT2に従動させるよう構成し、上記熱応動反転装
    置5は、上記流体圧膨縮雄筒45、上記流体圧膨縮雌筒47
    と、上記流体制御ユニット48との間に流路切換え手段を
    講じ、該流路切換え手段を吹出口本体1乃至送風ダクト
    6内の適所に配した送風温度検知用センサT1に従動させ
    るよう構成したことを特徴とする温度制御吹出口。
JP1988166688U 1988-12-23 1988-12-23 温度制御吹出口 Expired - Lifetime JPH078974Y2 (ja)

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JPH01163756U JPH01163756U (ja) 1989-11-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3837571A (en) * 1972-11-15 1974-09-24 Dynamics Corp America Self-controlled air distribution system
US4182484A (en) * 1978-04-24 1980-01-08 The Trane Company Temperature control for variable volume air conditioning system

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