JPH078881Y2 - 圧油装置におけるアキュームレータのブラダ破損検知器 - Google Patents

圧油装置におけるアキュームレータのブラダ破損検知器

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JPH078881Y2
JPH078881Y2 JP16536588U JP16536588U JPH078881Y2 JP H078881 Y2 JPH078881 Y2 JP H078881Y2 JP 16536588 U JP16536588 U JP 16536588U JP 16536588 U JP16536588 U JP 16536588U JP H078881 Y2 JPH078881 Y2 JP H078881Y2
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oil
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▲ひと▼師 山本
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、ブラダ形アキュームレータを接続した圧油装
置におけるアキュームレータのブラダ破損検知器に関す
る。
B.考案の概要 本考案の圧油装置におけるアキュームレータのブラダ破
損検知器は、圧油ポンプの吐出部に逆止弁を接続すると
共に逆止弁よりの油路に給油管,リリーフ弁及びブラダ
形アキュームレータを接続してなる圧油装置において、
前記アキュームレータのブラダ取付ボデイの上部の、該
取付ボデイの通気孔に連通する絞り弁を介して圧力検出
器を接続し、絞り弁を介して遅れて伝達される圧力を検
出することにより、ブラダの破損を知りうるようにした
ものである。
C.従来の技術 従来、ブラダ形アキュームレータを用いた圧油装置は、
第5図に示すように、圧油ポンプ1によって、油タンク
2内の油を逆止弁3を介してリリーフ弁4が接続され、
所定圧力に制限された圧油が給油管5によって、これに
接続された圧油機器、油圧制御回路等に供給されると共
に、アキュームレータ用ブロック7に接続された複数台
のブラダ型アキュームレータ8に送られ、油圧の変動が
吸収されるようになっている。アキュームレータは1本
でもよいが、アキュームレータ自体、あまりに大容量の
ものが製作困難であること及び、用途によって各種容量
の必要があることから、一定容量のアキュームレータを
複数本並列に接続して使用される。
ブラダ型アキュームレータ8は圧力容器9内にゴム製の
袋、即ちブラダ10が設けられ、ブラダ10には、上部に設
けられた空気弁11より給油管5の油圧より低い圧力の窒
素ガスが封入されており、下部に設けられたタベット弁
12を通じて圧油が圧力容器9とブラダ10との間に供給さ
れ、油の圧力が高くなる程この間に多くの油が蓄積され
るようになっている。
ブタダ型アキュームレータ式圧油装置は、圧油の送油量
が機器の消費油量より小さく設定でき、又停電などで、
1時的に送油が停止しても、アキュームレータ8内に蓄
積していた油が給油管5から機器に給油され、必要最少
限の圧油を確保することができる。なお、第5図中6は
排油管を示す。
D.考案が解決しようとする課題 アキュームレータのブラダにはゴム製の袋が使用されて
いるため、経年変化等によりブラダが破損するとブラダ
内部のガスが給油管に洩れ出て、破損したブラダのアキ
ュームレータは所定の働きをしなくなる。このブラダの
破損は外部から見ることができないため、これまで適当
な検知方法がなかった。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、ブラダ
の破損を内部点検することなく、確実に検知しうるよう
にした圧油装置におけるアキュームレータのブラダ破損
検知器を提供することにある。
E.課題を解決するための手段 本考案の圧油装置におけるアキュームレータのブラダ破
損検知器は、圧油ポンプの吐出部に逆止弁を接続すると
共に逆止弁よりの油路に給油管,リリーフ弁及びブラダ
形アキュームレータを接続してなる圧油装置において、
前記アキュームレータのブラダ取付ボデイの上部に、該
取付ボデイの通気孔に連通する絞り弁を介して圧力検出
器を接続してなるものである。
F.作用 ブラダが正常であれば、アキュームレータ内圧力は殆ど
変化しない。
ブラダが破損するとアキュームレータ内圧力が変化す
る。
アキュームレータ内圧の変化は絞り弁により遅れて圧力
検出器に伝達される。
圧力検出器の圧力の追従性はアキュームレータ内ガス量
が少なくなると早くなる。
従って、圧力検出器の検出信号,又は各圧力検出器の検
出信号の差、或は圧力検出器の検出信号と供給管の圧力
信号との差等からブラダの破損を知ることができる。
G.実施例 実施例について図面を参照して説明する。
実施例1 第1図,第2図について、この実施例は、圧力検出器と
して圧力リレーを用いたもので、ブラダ10を圧力容器9
に取付けるためのブラダへの通気孔13を有するブラダ取
付ボデイ14の上部に、側部に充気装置21が設けられると
共に上部に絞り弁22が設けられた分岐ボデイを螺着し、
この分岐ボデイ20の上部に絞り弁22に接続されるように
圧力リレー23が螺合されている。
圧力リレー23は、リレー筐体24の内部に絞り弁22を通じ
てブラダ10内圧力が導入されるベローズ25と、このベロ
ーズ上蓋26とリレー筐体24の上部下面との間に介装され
たばね27と、リレー筐体24に設けた固定接点28及びベロ
ーズの上蓋26に設けた可動接点29とより構成されてい
る。
次に、この実施例の動作について説明する。油圧装置の
各アキュームレータ8a〜8cが正常状態にあるときは、ア
キュームレータ8a〜8c内圧力がリリーフ弁4(第5図)
で設定した圧力まで上昇し、第2図(a)のように、各
ブラダ10a〜10c内のガスは圧縮されて各ブラダ10a〜10c
は半ばつぶれた状態となり、内部ガス圧は油圧と同じ圧
力まで上昇して、各圧力リレー23a〜23cのベローズ25は
ばね27に抗して伸長し、接点28,29を閉じている。
次に、アキュームレータ8cのブラダ10cが破損したとき
は、第2図(b)のように、ブラダ10c内のガスは圧力
容器9c内に出る。しかし、未だ圧油ポンプ1(第5図)
から送油されているので、このガスは圧縮されており、
アキュームレータとして働き、圧力リレー23cの接点28,
29も閉じたままとなっている。
圧油ポンプ1が停止し、給油管5内油圧が低下すると、
第2図(c)のように健全なアキュームレータ8a,8bで
はブラダ10a,10b内ガスが膨張し、そのブラダ10a,10bの
下端がポペット弁12a,12bを押圧してアキュームレータ8
a,8bの入口が閉ざされるが、破損したブラダ10cのアキ
ュームレータ8cの内圧は低下しポペット弁12cは開いた
ままとなっているのでその内部ガスはブロック7を通っ
て給油管5に抜け出てしまう。このため、圧力リレー23
cのベローズ25内圧力が低下し、ばね27によりベローズ
上蓋26は下方に押下げられ、接点28,29が開くので、ブ
ラダ10cの破損を知ることができる。なお、接点28,29
は、ベローズ25内圧力が下がったとき閉じる常開型とし
てもよい。
実施例2 第2図乃至第4図について、この実施例は、圧力検出器
に圧力−電気信号変換器を用いたもので、圧力検出器30
a〜30cがベローズ26(第1図)に圧力−電気信号変換器
(図示せず)を取付けて構成され、上記実施例1と同様
に絞り弁22を介して圧油装置の各アキュームレータ8a〜
8cの頭部に取付けられる。
このアキュームレータ8a〜8cに取付けられた圧力検出器
30a〜30cよりの信号は、増幅器31a〜31cにより夫々増幅
され、比較器32に入力される。また比較器33は、予め給
油管5の圧力許容値及び負荷作動時の圧力の変動量が設
定されており、増幅器31a〜31bよりの信号と給油管5に
設けた給油管圧力検出器35及び給油管圧力変動検出器36
よりの信号が入力されている。
次に、この実施例の動作について説明する。吐出圧が第
4図(a)の曲線cのように比較的緩やかなときは、圧
力検出器30a〜30bのベローズ25内圧力が絞り22のため、
曲線aのようにアキュームレータ内圧の変化に遅れて追
従するが、ブラダの破損等によってガス量が減っている
と追従速度が曲線bのように早くなり、正常と異常の圧
力検出器30a〜30cの信号に差違を生ずるので、増幅器31
a〜31bの信号を比較的32で比較することによりアキュー
ムレータの異常を検出することができる。
また、吐出圧の変化が第4図(b)の曲線cのように急
激な脈動のときは、絞り22のため正常のアキュームレー
タの圧力検出器の信号は曲線aのように殆ど変化しない
が、異常のアキュームレータの圧力検出器の信号は曲線
bのように変化するので、増幅器31a〜31bの信号を比較
器32で比較することによりアキュームレータの異常を検
出することができる。
また、比較器33は、圧力検出器30a〜30c信号を増幅した
増幅器31a〜31bよりの信号,給油管圧力検出器35信号及
び給油管圧力変動検出器36信号を予め比較器33に設定さ
れているライン圧の許容値及び負荷作動時の圧力変動量
と各々比較し、ブラダの異常によりアキュームレータか
らの油補給が不足した場合に生ずる瞬時に油圧低下を監
視して異常を検知するものである。
しかして、比較器32,33により検知された異常信号はOR
回路34より出力される。
H.考案の効果 本考案は、上述のとおり構成されているので次に記載す
る効果を奏する。
ブラダの破損をアキュームレータ内部点検をすること
なく検知できる。
検出信号は電気信号であるので、負荷の自動停止或は
制限を容易に行うことができる。
検出信号を比較器で相互比較或は給油管圧などと比較
することにより、異常の初期の段階の検出,或は運転系
統の他の異常も検出可能になる。
アキュームレータの定期点検,又はブラダの定期交換
の必要がなくなるので、経済的である。
破損検知器に使用される圧力検出器、コンパレータ等
は安価であるので、予分のアキュームレータを設けてア
キュームレータが破損しても圧油装置が使用しうるよう
に予め構成するよりも、本考案のようにブラダ検知器を
設けた方が経済的であり、信頼性も高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第2図
(a)〜(c)は動作説明図、第3図は本考案の他の実
施例を示す回路図、第4図は圧力変化曲線図、第5図は
従来圧油装置の構成図である。 1…ポンプ、8…アキュームレータ、10…ブラダ、22…
絞り弁、23,30…圧力検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧油ポンプの吐出部に逆止弁を接続すると
    共に逆止弁よりの油路に給油管,リリーフ弁及びブラダ
    形アキュームレータを接続してなる圧油装置において、
    前記アキュームレータのブラダ取付ボデイの上部に、該
    取付ボデイの通気孔に連通する絞り弁を介して圧力検出
    器を接続してなることを特徴とする圧油装置におけるア
    キュームレータのブラダ破損検知器。
JP16536588U 1988-12-21 1988-12-21 圧油装置におけるアキュームレータのブラダ破損検知器 Expired - Lifetime JPH078881Y2 (ja)

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JPH0285001U JPH0285001U (ja) 1990-07-03
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