JPH078869Y2 - 横形ロータリコンプレッサ - Google Patents

横形ロータリコンプレッサ

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JPH078869Y2
JPH078869Y2 JP16730387U JP16730387U JPH078869Y2 JP H078869 Y2 JPH078869 Y2 JP H078869Y2 JP 16730387 U JP16730387 U JP 16730387U JP 16730387 U JP16730387 U JP 16730387U JP H078869 Y2 JPH078869 Y2 JP H078869Y2
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JP
Japan
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phase induction
induction motor
rotary compressor
horizontal rotary
rotor
Prior art date
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Application number
JP16730387U
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English (en)
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JPH0171189U (ja
Inventor
利明 一杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0171189U publication Critical patent/JPH0171189U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、起動特性の向上を図った横形ロータリコンプ
レッサに関する。
(従来の技術) 従来から例えば空気調和機の圧縮機として横形ロータリ
コンプレッサが知られており、この横形ロータリコンプ
レッサには駆動源として単相誘導モータを使用したもの
がある。すなわち、第2図は横形ロータリコンプレッサ
1の概略構成を示すもので、2は横置き状態で設置され
た密閉ケースである。この密閉ケース2内には圧縮機本
体3が内蔵されており、この圧縮機本体3は密閉ケース
2の一端側に配設された圧縮機4と、他端側に配設され
た単相誘導モータ5とから形成されている。また、この
単相誘導モータ5は密閉ケース2の内周面に固定された
円筒状のステータ6と、このステータ6の内周に回転自
在に設けられたロータ7とから形成されている。この場
合、ステータ6は第3図に示すように一対の主巻線8,8
および一対の補助巻線9,9をそれぞれ相対向して巻装し
て成り、主巻線8,8はステータ6に対して水平方向に配
設されているとともに、補助巻線9,9はステータ6に対
して垂直方向に配設されている。つまり、主巻線8,8は
その中心が水平線Aに略沿う位置に配設され、補助巻線
9,9はその中心が垂直線Bに略沿う位置に配設されてい
る。さらに、ロータ7の中心部には回転軸10一端側が嵌
着されており、この回転軸10の他端側は圧縮機4に連結
されている。なお、11は密閉ケース2に連結された吐出
管である。
しかして、単相誘導モータ5の起動時にはステータ6の
主巻線8,8および補助巻線9,9にタイミングをずらして電
流を流すことにより、例えば第3図中時計方向に回転磁
界を発生させ、これによりロータ7に回転磁界と同一方
向の起動トルクを発生させてロータ7を回転させるよう
になっている。そして、このロータ7の回転に伴い回転
軸10を介して圧縮機4を駆動し、これにより冷凍サイク
ルから図示しない吸込管を介して圧縮機4に吸込まれた
冷媒ガスを圧縮し、この圧縮ガスを吐出管11を介して冷
凍サイクルへ吐出するようになっている。
ところで、単相誘導モータ5の起動時にはロータ7が円
滑に回転できるように主巻線8,8に大きな電流が流れる
ようになっており、そのため主巻線8,8の配設方向と略
直交する方向で、かつステータ6とロータ7とのエアギ
ャップの狭い方向にモータプルフォース力F1が発生する
ようになっている。したがって、上記従来の構成では主
巻線8,8がステータ6に対して水平方向に配設されてい
たので、モータプルフォース力F1は略垂直方向に発生
し、しかも横形ロータリコンプレッサ1においてはロー
タ7の自重F2によって第3図中下側のエアギャップが狭
くなるので、モータプルフォース力F1は鉛直方向に発生
するようになっている。そのため、ロータ7には鉛直方
向にモータプルフォース力F1+ロータ7の自重F2が作用
する問題があった。これにより、モータプルフォース力
F1方向でのエアギャップアンバランス量g1−g2が増大
し、これに伴い単相誘導モータ5の起動時における負荷
が著しく増大するため大きな起動トルクを必要とする問
題があった。また、このことから単相誘導モータ5の大
出力化が余儀無くされ、消費電力が増大するなどの問題
があった。
(考案が解決しようとする問題点) 前述したように従来構成の横形ロータリコンプレッサ1
では単相誘導モータ5の起動時における負荷が著しく増
大するため大きな起動トルクを必要とする問題があっ
た。また、このことから単相誘導モータ5の大出力化が
余儀無くされ、消費電力が増大するなど効率が悪いとい
う問題があった。
本考案は、上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、起動トルクを低減することができる
とともに、効率を向上することができる横形ロータリコ
ンプレッサを提供することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、単相誘導モータの主巻線を略垂直方向に配設
したものである。
(作用) このような構成によれば、主巻線を略垂直方向に配設し
たので、単相誘導モータの起動時に発生するモータプル
フォース力は主巻線の配設方向と略直交する方向、つま
り略水平方向に生じるものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図に基づき説明するが、
基本的構成は前述した従来例と同様なため、同一構成部
分には同一符号を付して説明を省略し、本考案に係わる
部分のみを説明する。
第1図中、ステータ6に巻装された主巻線18,18はステ
ータ6に対して垂直方向に配設されているとともに、補
助巻線19,19はステータ6に対して水平方向に配設され
ている。つまり、主巻線18,18はその中心が垂直線B′
に略沿う位置に配設され、補助巻線19,19はその中心が
水平線A′に略沿う位置に配設されている。
このような構成の横形ロータリコンプレッサ1によれ
ば、主巻線18,18がステータ6に対して垂直方向に配設
されているので、モータプルフォース力F1′は主巻線1
8,18の配設方向に対して略90°を成す方向、つまりロー
タ7の自重F2′に対して90°を成す方向に発生する。し
たがって、ロータ7にはロータ7の自重F2が鉛直方向に
作用するが、モータプルフォース力F1′は略水平方向に
作用するので、モータプルフォース力F1′方向でのエア
ギャップアンバランス量g1′−g2′はロータ7の自重
F2′の影響を受けなくなり、最大電磁的吸引力F1′方向
でのエアギャップアンバランス量g1′−g2′を減少する
ことができる。これにより、単相誘導モータ5の起動時
における負荷を低減することができ、これに伴い起動ト
ルクを低減することができる。また、このことから単相
誘導モータ5の出力を低減することができ、電力消費量
を減少することができるなど横形ロータリコンプレッサ
1の効率の向上に寄与する。さらに、単相誘導モータ5
の出力を低減できることからこの単相誘導モータ5の小
形化を図ることができる。
なお、本考案は上記一実施例に限定されるものではな
い。例えば上記一実施例では主巻線18,18を垂直方向に
配設したが、この主巻線18,18を垂直方向に対して±10
°程度ずらして配設するようにしても、本考案の所期の
目的を達成することができる。その他、本考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、単相誘導モータの
起動時において発生するモータプルフォース力方向での
エアギャップアンバランス量を減少することができ、こ
れにより単相誘導モータの起動時における負荷を低減し
て起動トルクを低減することができる。また、このこと
から単相誘導モータの出力を低減することができ、電力
消費量を減少することができるなど横形ロータリコンプ
レッサの効率を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す単相誘導モータの縦断
正面図、第2図および第3図は従来例を示すもので、第
2図は横形ロータリコンプレッサの縦断側面図、第3図
は第2図中III-III線断面図である。 5……単相誘導モータ、18,18……主巻線、19,19……補
助巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横置き状態で設置される密閉ケース内に、
    主巻線と補助巻線とから成る単相誘導モータを駆動源と
    して内蔵した横形ロータリコンプレッサにおいて、上記
    単相誘導モータの主巻線を略垂直方向に配設したことを
    特徴とする横形ロータリコンプレッサ。
JP16730387U 1987-10-31 1987-10-31 横形ロータリコンプレッサ Expired - Lifetime JPH078869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16730387U JPH078869Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31 横形ロータリコンプレッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16730387U JPH078869Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31 横形ロータリコンプレッサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0171189U JPH0171189U (ja) 1989-05-12
JPH078869Y2 true JPH078869Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31455471

Family Applications (1)

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JP16730387U Expired - Lifetime JPH078869Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31 横形ロータリコンプレッサ

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JPH0171189U (ja) 1989-05-12

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