JPH0788642B2 - 舗道敷設用コンクリートブロック - Google Patents
舗道敷設用コンクリートブロックInfo
- Publication number
- JPH0788642B2 JPH0788642B2 JP2326666A JP32666690A JPH0788642B2 JP H0788642 B2 JPH0788642 B2 JP H0788642B2 JP 2326666 A JP2326666 A JP 2326666A JP 32666690 A JP32666690 A JP 32666690A JP H0788642 B2 JPH0788642 B2 JP H0788642B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- concrete block
- pavement
- corners
- horizontal step
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、敷き並べて舗道表面を形成するコンクリート
ブロックに関する。
ブロックに関する。
[従来の技術] 舗道、特に歩道においてその表面の材質やデザインは、
道全体の雰囲気、延いては道を取り巻く家並や商店街の
雰囲気にとって、重要なポイントとなっている。
道全体の雰囲気、延いては道を取り巻く家並や商店街の
雰囲気にとって、重要なポイントとなっている。
そうした中に、石材その他を敷き並べて舗道表面を構成
するものがある。いわゆる「石畳」や「煉瓦敷き」と呼
ばれるものがそうである。このようにして構成された舗
道は、重厚感があり上品でよく好まれるものの一種であ
る。また、コンクリートブロックを敷き並べたものがあ
る。これは、砂材にて間隔調整をしながら多数のコンク
リートブロックを並べて舗道を完成させるもので、構成
単位であるブロック自体の形状に工夫を凝らして種々の
舗道を成し得るので、近年需要が高くなっている。
するものがある。いわゆる「石畳」や「煉瓦敷き」と呼
ばれるものがそうである。このようにして構成された舗
道は、重厚感があり上品でよく好まれるものの一種であ
る。また、コンクリートブロックを敷き並べたものがあ
る。これは、砂材にて間隔調整をしながら多数のコンク
リートブロックを並べて舗道を完成させるもので、構成
単位であるブロック自体の形状に工夫を凝らして種々の
舗道を成し得るので、近年需要が高くなっている。
[発明が解決しようとする課題] そのようなコンクリートブロックの、基本的な形状は直
方体であり、これをわずかに隙間をあけて敷き並べるの
であるが、その間隙は、舗道全体の中では影を構成する
部分であり、その間隙が全体としての舗道の模様となっ
ている。
方体であり、これをわずかに隙間をあけて敷き並べるの
であるが、その間隙は、舗道全体の中では影を構成する
部分であり、その間隙が全体としての舗道の模様となっ
ている。
従って、並べかたを変える以外にこの模様に変化を持た
せようとすると、間隙を変える以外に方法はない。そこ
で、近時直方体の垂直稜線部分を丸みを持たせて切欠し
た形状のブロックが使用されるようになってきた。この
切欠部分は、ブロック同士を突き合わせた場合に、大き
な間隙を現出させることになるので、舗道全体が形成す
る影が該突合せ部分で大きくなり、従来の直方体のブロ
ックとは異なった趣きを見る人に与えることになる。
せようとすると、間隙を変える以外に方法はない。そこ
で、近時直方体の垂直稜線部分を丸みを持たせて切欠し
た形状のブロックが使用されるようになってきた。この
切欠部分は、ブロック同士を突き合わせた場合に、大き
な間隙を現出させることになるので、舗道全体が形成す
る影が該突合せ部分で大きくなり、従来の直方体のブロ
ックとは異なった趣きを見る人に与えることになる。
しかし、切欠部分を大きくしてしまうと、杖先やハイヒ
ール靴のかかと等がこの隙間に嵌り込んでしまって危険
であるため、実際には余り大胆な切欠は設けられないこ
ととなっていた。
ール靴のかかと等がこの隙間に嵌り込んでしまって危険
であるため、実際には余り大胆な切欠は設けられないこ
ととなっていた。
[課題を解決するための手段] そこで本発明者は、上記点に鑑み鋭意研究の結果、見た
目には大きな切欠が設けられているようではあるが、実
際には上述したような問題のないコンクリートブロック
として、概ね直方体であるコンクリート製のブロックで
あり、その上面の稜線部周辺が低くなって段を形成して
おり、且つ該段は4隅部分以外は該稜線部にほぼ平行な
幅であって、4隅部分については、丸く切欠された形で
段を構成することを特徴とする舗道敷設用コンクリート
ブロックを開発した。
目には大きな切欠が設けられているようではあるが、実
際には上述したような問題のないコンクリートブロック
として、概ね直方体であるコンクリート製のブロックで
あり、その上面の稜線部周辺が低くなって段を形成して
おり、且つ該段は4隅部分以外は該稜線部にほぼ平行な
幅であって、4隅部分については、丸く切欠された形で
段を構成することを特徴とする舗道敷設用コンクリート
ブロックを開発した。
ここで、「概ね直方体」とは、正確な直方体以外に稜線
部分に多少の丸みのある直方体、或いは幾分歪んだ直方
体、底面に凹凸その他のある直方体、等々を含むものと
して定義する。なお「直方体」は当然「立方体」もその
概念に含む。
部分に多少の丸みのある直方体、或いは幾分歪んだ直方
体、底面に凹凸その他のある直方体、等々を含むものと
して定義する。なお「直方体」は当然「立方体」もその
概念に含む。
「段」は、概ね直方体である本体の上面のうちの低くな
っている部分を指し、上面の周辺側、即ち上面の稜線部
周辺に位置するものである。段を設けることによって、
外観上のブロック同士の間隔が広く見えることになる。
そうした目的にかなう範囲であれば段の構造は限定しな
い。通常は、段は本体の上面に平行な面を形成するが、
当然平行でなくとも良いものとする。また段は、4隅部
分以外は本体上面の稜線にほぼ平行に沿う形で設けら
れ、4隅部分では丸く切欠された形で構成される。丸く
切欠とは、矩形で言う頂点をアール状又はそれに類した
形状で切欠することを意味し、これによって、本発明コ
ンクリートブロックを敷き並べるとその隅部分の突合せ
箇所の間隙が大きく見えるという効果を奏することにな
る。
っている部分を指し、上面の周辺側、即ち上面の稜線部
周辺に位置するものである。段を設けることによって、
外観上のブロック同士の間隔が広く見えることになる。
そうした目的にかなう範囲であれば段の構造は限定しな
い。通常は、段は本体の上面に平行な面を形成するが、
当然平行でなくとも良いものとする。また段は、4隅部
分以外は本体上面の稜線にほぼ平行に沿う形で設けら
れ、4隅部分では丸く切欠された形で構成される。丸く
切欠とは、矩形で言う頂点をアール状又はそれに類した
形状で切欠することを意味し、これによって、本発明コ
ンクリートブロックを敷き並べるとその隅部分の突合せ
箇所の間隙が大きく見えるという効果を奏することにな
る。
[実施例] 以下図面に示す実施例に基づいて本発明を更に詳細に説
明する。
明する。
第1図(a)(b)は、本発明に係る舗道敷設用コンク
リートブロック1(以下「本発明ブロック1」という)
の実施例の一つを示すものであり、図より明らかなよう
に本発明ブロック1は、縦・横・高さがそれぞれ178×1
78×60mmである概ね直方体であり、その上面4に段2が
設けられている。この段2の内側稜線6は、辺部分では
直線状であるが、4隅部分では円弧状となっており、従
って各隅部分で広くなっている。なお、本発明ブロック
1の垂直面5のところどころに鉛直方向に設けられてい
る凸条は、スペーサー3であり、これによって各ブロッ
クは間隔をおいて敷設されることになる。勿論この間隙
には、通常のコンクリートブロックの場合と同様、砂材
が入れられる。
リートブロック1(以下「本発明ブロック1」という)
の実施例の一つを示すものであり、図より明らかなよう
に本発明ブロック1は、縦・横・高さがそれぞれ178×1
78×60mmである概ね直方体であり、その上面4に段2が
設けられている。この段2の内側稜線6は、辺部分では
直線状であるが、4隅部分では円弧状となっており、従
って各隅部分で広くなっている。なお、本発明ブロック
1の垂直面5のところどころに鉛直方向に設けられてい
る凸条は、スペーサー3であり、これによって各ブロッ
クは間隔をおいて敷設されることになる。勿論この間隙
には、通常のコンクリートブロックの場合と同様、砂材
が入れられる。
なお、第1図で示したブロックは、その段2を形成する
上で上面4側が切り立ったものとなっているが、強度
面、或いは安全性で問題があるとも言えるので、第2図
のように上面4と段2間が緩やかなカーブで連続するよ
うにしても良い。
上で上面4側が切り立ったものとなっているが、強度
面、或いは安全性で問題があるとも言えるので、第2図
のように上面4と段2間が緩やかなカーブで連続するよ
うにしても良い。
第3図は、第1図で示した本発明ブロック1を実際に多
数敷き並べた状態を示しており(但し、間隙部分は誇張
して描いている)、段2の存在によって、見た目の間隙
A(試作したもので6mm)が、実際の間隙S(試作した
もので2mm)よりも広くなっているのが明らかとなって
いる。
数敷き並べた状態を示しており(但し、間隙部分は誇張
して描いている)、段2の存在によって、見た目の間隙
A(試作したもので6mm)が、実際の間隙S(試作した
もので2mm)よりも広くなっているのが明らかとなって
いる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明に係る舗道敷設用コ
ンクリートブロックは、概ね直方体であるコンクリート
製のブロックであり、その上面の稜線部周辺が低くなっ
て段を形成しており、且つ該段は4隅部分以外は該稜線
部にほぼ平行な幅であって、4隅部分については、丸く
切欠された形で段を構成することを特徴とするものであ
り、ブロック同士の間隔をあけずとも見た目の間隔は、
段が設けられていることにより広いので、コントラスト
が明瞭な舗道が得られる、また間隔が実際には見た目よ
りも狭いので、ハイヒール靴のかかとや、傘や杖の先が
嵌り込んだりする危険性が小さくなるため安全である、
等々の効果を有する極めて高度な発明である。
ンクリートブロックは、概ね直方体であるコンクリート
製のブロックであり、その上面の稜線部周辺が低くなっ
て段を形成しており、且つ該段は4隅部分以外は該稜線
部にほぼ平行な幅であって、4隅部分については、丸く
切欠された形で段を構成することを特徴とするものであ
り、ブロック同士の間隔をあけずとも見た目の間隔は、
段が設けられていることにより広いので、コントラスト
が明瞭な舗道が得られる、また間隔が実際には見た目よ
りも狭いので、ハイヒール靴のかかとや、傘や杖の先が
嵌り込んだりする危険性が小さくなるため安全である、
等々の効果を有する極めて高度な発明である。
第1図(a)(b)は本発明に係る舗道敷設用コンクリ
ートブロックの実施例の一つを示すものであり同図
(a)は平面図、同図(b)は正面図である。第2図は
本発明の他の実施例の一部を示す断面図、そして第3図
は本発明に係る舗道敷設用コンクリートブロックを実際
に敷設した状態を一部誇張して示した平面図である。 1……舗道敷設用コンクリートブロック 2……段 3……スペーサー 4……上面 5……垂直面 6……内側稜線 A……見た目の間隙 S……実際の間隙
ートブロックの実施例の一つを示すものであり同図
(a)は平面図、同図(b)は正面図である。第2図は
本発明の他の実施例の一部を示す断面図、そして第3図
は本発明に係る舗道敷設用コンクリートブロックを実際
に敷設した状態を一部誇張して示した平面図である。 1……舗道敷設用コンクリートブロック 2……段 3……スペーサー 4……上面 5……垂直面 6……内側稜線 A……見た目の間隙 S……実際の間隙
Claims (1)
- 【請求項1】概ね直方体であるコンクリート製のブロッ
クであり、その上面の稜線部周辺が低くなって水平段を
形成しており、且つ該水平段は4隅部分以外は該稜線部
にほぼ平行幅であり、また該4隅部分については、上面
側を更に丸く切欠する形とすることで該水平段を広く形
成し、且つ該水平段箇所においては、ブロック上面と該
水平段との段差が、該ブロック上面からなだらかな曲面
を形成しながら該水平段の内側稜線に至るように形成さ
れたものであることを特徴とする舗道敷設用コンクリー
トブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326666A JPH0788642B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 舗道敷設用コンクリートブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2326666A JPH0788642B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 舗道敷設用コンクリートブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04194202A JPH04194202A (ja) | 1992-07-14 |
JPH0788642B2 true JPH0788642B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=18190311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2326666A Expired - Fee Related JPH0788642B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 舗道敷設用コンクリートブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788642B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2509064A1 (en) | 2005-06-02 | 2006-12-02 | Rinox Inc. | Multi-station block-texture modifying system and block spacer |
CA2518188A1 (en) | 2005-06-02 | 2006-12-02 | Rinox Inc. | A method and apparatus for modifying the surface texture of a block before curing thereof |
JP5053147B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2012-10-17 | 西日本高速道路株式会社 | トンネル内装板 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61159403U (ja) * | 1985-03-25 | 1986-10-02 | ||
JPH0613763B2 (ja) * | 1988-11-29 | 1994-02-23 | 秩父セメント株式会社 | 舗装ブロックとその製造方法 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP2326666A patent/JPH0788642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04194202A (ja) | 1992-07-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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