JPH0788641A - 溶断機器 - Google Patents

溶断機器

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Publication number
JPH0788641A
JPH0788641A JP23692693A JP23692693A JPH0788641A JP H0788641 A JPH0788641 A JP H0788641A JP 23692693 A JP23692693 A JP 23692693A JP 23692693 A JP23692693 A JP 23692693A JP H0788641 A JPH0788641 A JP H0788641A
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JP
Japan
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coating
torch
electrodeposition coating
oxygen
improved
Prior art date
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Pending
Application number
JP23692693A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takeda
隆志 武田
Tadashi Kushima
正 九島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐候性および耐蝕性が向上し、しかも、外観
も良好となる溶断機を提供する。 【構成】 少なくとも吹管1の外表面に電着塗装が施さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可燃性ガスと酸素とを
吹管に導き、該吹管の先端から燃焼ガスを噴出させて金
属を溶断する溶断機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吹管の先端から燃焼ガスを噴出さ
せて金属を溶断する溶断機器にあっては、吹管の外表面
に鍍金や塗装により表面処理が施されていることが一般
的である。前記鍍金には、ニッケル系が多様されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような溶断機器の場合、吹管の耐候性および耐蝕性に不
満があり、錆びや、耐久性が低いといった問題がある。
すなわち、吹管の特に火口付近は、火炎の噴射時には高
温になる上、時折水冷するために温度変化が激しく、し
かも、切断作業中に飛散するスパッタ等が衝突して、鍍
金や塗装が剥離して地金が露出して腐食しやすくなる。
その上、吹管は、工場内での使用においては、特にレー
ザ切断に用いられるアシストガス等の酸性の雰囲気に接
触しやすく、前記鍍金や塗装が剥離した部分がこの酸性
雰囲気に接触すれば、急速に腐食され、耐久性が低下す
る。
【0004】一方、一般に前記ニッケル系やその他の簡
便な鍍金は、耐蝕性に不満があり、長期保管すれば錆び
が出て商品価値が低下するので、保管のコストがかかる
とともに、取り扱いが不便であるといった問題もある。
前記問題に鑑みて、クロムを鍍金することも考えられる
が、コストが大幅に上昇して、問題の根本的な解決に至
らない。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、耐候性および耐蝕性が向上し、しかも、外観も良
好となる溶断機器を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、可燃性ガス
と酸素とを吹管に導き、該吹管の先端から燃焼ガスを噴
出させて金属を溶断する場合に使用する機器類であっ
て、少なくとも吹管の外表面に電着塗装が施されている
ことを特徴とする溶断機器を前記課題の解決手段とし
た。
【0007】
【作用】本発明の溶断機器によれば、外表面の電着塗装
が、溶断機器を構成する各機器の耐候性および耐蝕性を
向上する。また、電着塗装部分は、表面美観が向上する
とともに、色の選択が可能である。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1を参照して説
明する。図中符号1は本発明の溶断機器に備えられた吹
管である。図1に示すように、吹管1は、作業者が手で
握る握り管2と、該握り管2の一端から切断酸素弁3を
介して握り管2の長さ方向に突出延在する切断酸素管4
と、該握り管2の一端から予熱酸素弁5を介して握り管
2の長さ方向に突出延在し、前記切断酸素管4と略平行
になっている混合ガス6と、前記切断酸素管4および混
合ガス6のそれぞれの先端が連結され、双方の管から供
給されるガスを噴射する火口7とで構成され、外表面に
電着塗装が施されている。
【0009】握り管2の他側端部には、酸素ホースが接
続される酸素ホース継手8および燃料ガスホースが接続
される燃料ガスホース継手9が設けられている。握り管
2の燃料ガスホース継手8の基部には、燃料ガスの導入
量を調整する燃料ガス弁10が設けられている。握り管
2の内部には、切断酸素弁3に設けられた分岐室11に
酸素ホース継手8の酸素を導入する酸素導管12と、混
合ガス6に設けられたミキサー13に燃料ガスホース継
手9の燃料ガスを導入する燃料ガス導管14とが、とも
に、握り管2の長さ方向に略沿って配設されている。
【0010】分岐室11は、切断酸素弁3の下部に連続
して設けられた空間である。分岐室11と予熱酸素弁5
との間には、分岐室11から予熱酸素弁5に予熱酸素を
供給する細管15が設けられている。前記予熱酸素弁5
は、下流側に接続された混合ガス6に、前記細管15か
ら供給された予熱酸素を流量調節して流出させるように
なっている。前記混合ガス6は、インゼクタであって、
前記燃料ガス導管14から供給される燃料ガスと予熱酸
素弁5から供給される予熱酸素とを混合して、前記火口
7に供給する。
【0011】吹管1は、アセチレン等を燃料ガスに用
い、燃料ガスホースから供給された該燃料ガスを燃料ガ
スホース継手9から燃料ガス弁10で流量調整して燃料
ガス導管14に取り込み、吹管1切断酸素弁3に供給す
る。一方、吹管1は、酸素ホース継手8を介して酸素導
管12に酸素を取り込み、該取り込んだ酸素を分岐室1
1で切断酸素弁3と細管15とに分流する。切断酸素弁
3に供給された酸素は、切断酸素弁3で流量調節されて
切断酸素として火口7に供給されるようになっている。
細管15に供給された酸素は、予熱酸素弁5で流量調節
されて混合ガス6に供給され、燃料ガスと混合された
後、火口7に供給されるようになっている。なお、吹管
1は、管や弁の位置が前記と異なる構造であっても構わ
ない。
【0012】本発明の溶断機器にあっては、吹管1の外
表面のみに電着塗装が施されているが、火口,圧力調整
器,バルブ,逆火防止装置,ストレーナ,ガス配管,ポ
ータブルガス切断機等にも、電着塗装を施してもよい。
前記電着塗装は、水溶性塗料の入ったタンクに被塗物を
浸漬し、被塗物を溶性として適当な陰極との間に直流電
流を通じて塗装するものである。電着塗料は、乾性油の
α,βエチレン性不飽和二塩基酸またはその無水物付加
物を主骨格とするものや、樹脂状ポリオールの乾性油脂
肪酸エステルを主骨格とするものの2種に大別される
が、本発明の吹管1においては、いづれも適用可能であ
る。乾性油のα,βエチレン性不飽和二塩基酸またはそ
の無水物付加物を主骨格とするものとしては、マレイン
化油を塗膜性能,電着性能の向上を目的とする変性を行
なったものが主流である。樹脂状ポリオールの乾性油脂
肪酸エステルを主骨格とするものとしては、エポキシ樹
脂やスチレン-アリルアルコール共重合体のような比較
的高分子量の樹脂状ポリオールに乾性油脂肪酸を反応さ
せたエステル化物を主骨格とし、これを種々の方法でカ
ルボキシル基を導入して水分散化したものが主流であ
る。また、近年では、多成分複雑組成の塗料が多数開発
されるとともに、石油化学誘導体を原料とする重合系合
成樹脂-アクリル樹脂系,ポリオレフィン系,ポリブタ
ジエン系などの応用が進んでいる。さらに、カルボキシ
ル基以外の親水基として、無酸塩基の利用や、カソード
析出型樹脂の利用、粉末樹脂を配合した水性電着塗料等
も開発されている。本発明の吹管1においては、前記し
たいづれの塗料も適用可能である。
【0013】一方、電着塗装の方法としては、電着プラ
イマーを利用したものであってもよい。また、水洗工程
の省略や、水洗水の電着浴への還元利用を行なえば、工
程の短縮となる。なお、電着塗装は、色調も多数ある。
【0014】以下、本発明の作用および効果を説明す
る。吹管1は、外表面が電着塗装されているので、外表
面の耐蝕性、耐摩耗性、耐候性が向上し、しかも、美観
も優れたものとなる。したがって、本発明の吹管1は、
表面の腐食等が防がれ、しかも、天候等に対する性状の
変化が少ないので、耐久性が向上し、寿命が延長すると
ともに、美観の向上や、色彩の多様性により商品価値が
向上する。また、電着塗装は、一般の塗装に比して、塗
装膜厚の均一性が高く、吹管1の加工精度が向上する。
なお、特に使用環境の厳しい、火口7の近傍に、耐蝕
性、耐摩耗性の高い塗料で塗装する等、部分的に異なる
塗料を用いてもよい。また、吹管1の配管系によって、
色調の異なる塗料を用いれば、溶断機器の製造時等に部
品の位置が分かりやすくなり便利である。
【0015】本発明の溶断機器においては、電着塗装
を、溶断機器を構成する火口,圧力調整器,バルブ,逆
火防止装置,ストレーナ,ガス配管,ポータブルガス切
断機といった吹管以外の各機器や、前記した以外の構成
の吹管に適用した場合にも、耐蝕性、耐候性、美観の向
上が可能で、溶断機器全体の商品価値が向上するほか、
寿命の延長や、メンテナンスの簡略化等の利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の溶
断機器によれば、可燃性ガスと酸素とを吹管に導き、該
吹管の先端から燃焼ガスを噴出させて金属を溶断する場
合に使用する機器類であって、少なくとも吹管の外表面
に電着塗装が施されていることを特徴とするから、
(1)外表面の耐蝕性、耐摩耗性、耐候性が向上するの
で、表面の腐食等が防がれ、しかも、天候等に対する性
状の変化が少なく、耐久性が向上して、寿命が延長す
る、(2)美観の向上や、色彩の多様性により商品価値
が向上する、(3)塗装膜厚が均一性が高いので、溶断
機器器の加工精度が向上する、といった優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶断機器の吹管を示す断面図である。
【符号の説明】
1 吹管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性ガスと酸素とを吹管に導き、該吹
    管の先端から燃焼ガスを噴出させて金属を溶断する場合
    に使用する機器類であって、少なくとも該機器の外表面
    に電着塗装が施されていることを特徴とする溶断機器。
JP23692693A 1993-09-22 1993-09-22 溶断機器 Pending JPH0788641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23692693A JPH0788641A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 溶断機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23692693A JPH0788641A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 溶断機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0788641A true JPH0788641A (ja) 1995-04-04

Family

ID=17007805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23692693A Pending JPH0788641A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 溶断機器

Country Status (1)

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JP (1) JPH0788641A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024008321A (ja) * 2022-07-08 2024-01-19 岩谷瓦斯株式会社 吹管及びガス溶断方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2024008321A (ja) * 2022-07-08 2024-01-19 岩谷瓦斯株式会社 吹管及びガス溶断方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323