JPH078838A - 遠心分離機のダイバータ制御装置 - Google Patents
遠心分離機のダイバータ制御装置Info
- Publication number
- JPH078838A JPH078838A JP15913793A JP15913793A JPH078838A JP H078838 A JPH078838 A JP H078838A JP 15913793 A JP15913793 A JP 15913793A JP 15913793 A JP15913793 A JP 15913793A JP H078838 A JPH078838 A JP H078838A
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- solid
- discharge port
- diverter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体分の混入しない固体分が搬出されるよう
にした遠心分離機のダイバータ制御装置を提供する。 【構成】 分離液排出管22内に液体検出センサー29
を取付け、液体検出センサー29が液体の排出を検出し
ないときにはダンパー20が固体出口シュート18を閉
じて液体出口配管19を開き、液体検出センサー29が
液体の排出を検出したときにはダンパー20が固体出口
シュート18を開いて液体出口配管19を閉じるように
し、固体出口シュート18には液体分を含まない固体分
のみが送られるようにした。
にした遠心分離機のダイバータ制御装置を提供する。 【構成】 分離液排出管22内に液体検出センサー29
を取付け、液体検出センサー29が液体の排出を検出し
ないときにはダンパー20が固体出口シュート18を閉
じて液体出口配管19を開き、液体検出センサー29が
液体の排出を検出したときにはダンパー20が固体出口
シュート18を開いて液体出口配管19を閉じるように
し、固体出口シュート18には液体分を含まない固体分
のみが送られるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離機における固
体吐出側の液体と固体との排出切換えをするダイバータ
を自動的に制御するようにした遠心分離機のダイバータ
制御装置に関するものである。
体吐出側の液体と固体との排出切換えをするダイバータ
を自動的に制御するようにした遠心分離機のダイバータ
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている遠心分離機の一
例としてスクリューデカンタ形遠心分離機を図2の断面
図によって説明すると、内胴スクリュー1は軸受2,3
で回転自在に支持され、可変速モータ4により内胴スク
リュー1の中心軸線を回転中心として回転駆動されるよ
うになっている。
例としてスクリューデカンタ形遠心分離機を図2の断面
図によって説明すると、内胴スクリュー1は軸受2,3
で回転自在に支持され、可変速モータ4により内胴スク
リュー1の中心軸線を回転中心として回転駆動されるよ
うになっている。
【0003】内胴スクリュー1の外周には外胴ボウル5
が配設されていて、外胴ボウル5は軸受6,7で回転自
在に支持され、モータ8からベルト9、プーリ10を介
し、内胴スクリュー1と同一の中心軸線を回転中心とし
て回転駆動されるようになっている。内胴スクリュー1
の回転方向と外胴ボウル5の回転方向とは同一方向であ
るが、内胴スクリュー1の回転数は、外胴ボウル5の回
転数よりやや遅い回転数になっている。
が配設されていて、外胴ボウル5は軸受6,7で回転自
在に支持され、モータ8からベルト9、プーリ10を介
し、内胴スクリュー1と同一の中心軸線を回転中心とし
て回転駆動されるようになっている。内胴スクリュー1
の回転方向と外胴ボウル5の回転方向とは同一方向であ
るが、内胴スクリュー1の回転数は、外胴ボウル5の回
転数よりやや遅い回転数になっている。
【0004】外胴ボウル5の図2における左の一端側は
傾斜状に縮径されていて、この傾斜状部には、中心軸線
を中心とする固体吐出口配置径11の箇所に、周方向複
数の固体吐出口12が放射方向に穿設されている。
傾斜状に縮径されていて、この傾斜状部には、中心軸線
を中心とする固体吐出口配置径11の箇所に、周方向複
数の固体吐出口12が放射方向に穿設されている。
【0005】また外胴ボウル5の図2における右の他端
は中心軸線に対し直角な面になっていて、ここには、前
述した固体吐出口配置径11よりも小さな寸法で中心軸
線を中心とする分離液吐出口配置径13の箇所に、複数
の分離液吐出口14が穿設されている。
は中心軸線に対し直角な面になっていて、ここには、前
述した固体吐出口配置径11よりも小さな寸法で中心軸
線を中心とする分離液吐出口配置径13の箇所に、複数
の分離液吐出口14が穿設されている。
【0006】外胴ボウル5の外側はケーシング15で覆
われていて、ケーシング15は垂直の隔壁16により固
体吐出口12側の区画と分離液吐出口14側の区画とに
分割されている。そして固体吐出口12側の区画の下方
には、ダイバータ(切換装置)17が接続されている。
われていて、ケーシング15は垂直の隔壁16により固
体吐出口12側の区画と分離液吐出口14側の区画とに
分割されている。そして固体吐出口12側の区画の下方
には、ダイバータ(切換装置)17が接続されている。
【0007】ダイバータ17の内部は縦方向の2つの区
画に分かれていて、一方の区画の下方には固体出口シュ
ート18が取付けられており、他方の区画の下方は液体
出口配管19が取付けられている。そしてダイバータ1
7内部の2つの区画に分かれる箇所にはダンパー20が
取付けてあって、ダンパー20は実線で示すように固体
出口シュート18側を開いて液体出口配管19側を閉じ
る位置か、あるいは二点鎖線で示すように固体出口シュ
ート18側を閉じて液体出口配管19側を開く位置かの
いずれかに選択的に切換えられるようになっている。上
述した固体出口シュート18の下方には、コンベア21
が設けられている。
画に分かれていて、一方の区画の下方には固体出口シュ
ート18が取付けられており、他方の区画の下方は液体
出口配管19が取付けられている。そしてダイバータ1
7内部の2つの区画に分かれる箇所にはダンパー20が
取付けてあって、ダンパー20は実線で示すように固体
出口シュート18側を開いて液体出口配管19側を閉じ
る位置か、あるいは二点鎖線で示すように固体出口シュ
ート18側を閉じて液体出口配管19側を開く位置かの
いずれかに選択的に切換えられるようになっている。上
述した固体出口シュート18の下方には、コンベア21
が設けられている。
【0008】外側はケーシング15の隔壁16で区画さ
れている分離液吐出口14側の区画の下方には、分離液
排出管22が接続されている。
れている分離液吐出口14側の区画の下方には、分離液
排出管22が接続されている。
【0009】このスクリューデカンタ形遠心分離機で固
体と液体とを分離しようとするスラリー状の混合物は、
内胴スクリュー1の端部に設けられている混合物注入口
23から内胴スクリュー1の図示しない中心孔に注入さ
れ、内胴スクリュー1の中間部に開口している混合物吐
出口24から外胴ボウル5内に吐出されるようになって
いる。
体と液体とを分離しようとするスラリー状の混合物は、
内胴スクリュー1の端部に設けられている混合物注入口
23から内胴スクリュー1の図示しない中心孔に注入さ
れ、内胴スクリュー1の中間部に開口している混合物吐
出口24から外胴ボウル5内に吐出されるようになって
いる。
【0010】外胴ボウル5を高速回転させ、内胴スクリ
ュー1を外胴ボウル5の回転数よりやや遅い回転数で回
転させると、混合物吐出口24から吐出された混合物は
遠心力で外胴ボウル5の内周面に飛散し、外胴ボウル5
の内周面に沿って滞積すると共に固体分は内胴スクリュ
ー1の回転によって固体吐出口12の方に送られる。
ュー1を外胴ボウル5の回転数よりやや遅い回転数で回
転させると、混合物吐出口24から吐出された混合物は
遠心力で外胴ボウル5の内周面に飛散し、外胴ボウル5
の内周面に沿って滞積すると共に固体分は内胴スクリュ
ー1の回転によって固体吐出口12の方に送られる。
【0011】内胴スクリュー1及び外胴ボウル5を回転
し始めた当初は、外胴ボウル5の内周面に沿って滞積す
る混合物の固体分と液体分との分離はまだ十分に行なわ
れておらず、しかも分離液吐出口配置径13より固体吐
出口配置径11が大きいので、固体吐出口12からは固
体分と共に液体分も吐出する状態となる。
し始めた当初は、外胴ボウル5の内周面に沿って滞積す
る混合物の固体分と液体分との分離はまだ十分に行なわ
れておらず、しかも分離液吐出口配置径13より固体吐
出口配置径11が大きいので、固体吐出口12からは固
体分と共に液体分も吐出する状態となる。
【0012】液体分を含んだ固体が固体貯留用ホッパー
に混入することは避けなければならないため、内胴スク
リュー1及び外胴ボウル5の回転当初はダイバータ17
内のダンパー20を二点鎖線で示すように固体出口シュ
ート18側を閉じて液体出口配管19側を開く位置に切
換えておいて、固体吐出口12からの吐出物を液体出口
配管19に排出する。
に混入することは避けなければならないため、内胴スク
リュー1及び外胴ボウル5の回転当初はダイバータ17
内のダンパー20を二点鎖線で示すように固体出口シュ
ート18側を閉じて液体出口配管19側を開く位置に切
換えておいて、固体吐出口12からの吐出物を液体出口
配管19に排出する。
【0013】内胴スクリュー1及び外胴ボウル5の回転
を継続していると、内胴スクリュー1の回転によって固
体吐出口12の方に送られて来た固体分が外胴ボウル5
内の固体吐出口12の手前の縮径された傾斜状部に圧密
されて充満し、固形物の堰25が形成されるようにな
る。
を継続していると、内胴スクリュー1の回転によって固
体吐出口12の方に送られて来た固体分が外胴ボウル5
内の固体吐出口12の手前の縮径された傾斜状部に圧密
されて充満し、固形物の堰25が形成されるようにな
る。
【0014】堰25の高さが次第に高くなると、液体分
26は堰25を越えることができなくなって液面が次第
に上昇し、液面が分離液吐出口配置径13に達すると、
液体分は分離液吐出口14から外胴ボウル5の外に吐出
して落下し、分離液排出管22を通って排出されるよう
になる。
26は堰25を越えることができなくなって液面が次第
に上昇し、液面が分離液吐出口配置径13に達すると、
液体分は分離液吐出口14から外胴ボウル5の外に吐出
して落下し、分離液排出管22を通って排出されるよう
になる。
【0015】このように分離液吐出口14から液体分が
吐出する状態になると、固体吐出口12からの吐出物は
液体分が分離された固体分のみになるので、ダイバータ
17内のダンパー20を実線で示すように固体出口シュ
ート18側を開いて液体出口配管19側を閉じる位置に
切換え、固体吐出口12から吐出される固体分をコンベ
ア21に乗せて搬出する。
吐出する状態になると、固体吐出口12からの吐出物は
液体分が分離された固体分のみになるので、ダイバータ
17内のダンパー20を実線で示すように固体出口シュ
ート18側を開いて液体出口配管19側を閉じる位置に
切換え、固体吐出口12から吐出される固体分をコンベ
ア21に乗せて搬出する。
【0016】このようにスクリューデカンタ形遠心分離
機においては、運転開始当初はダイバータ17内のダン
パー20を固体出口シュート18側を閉じて液体出口配
管19側を開く位置に切換えておき、運転開始後分離液
吐出口14から液体分が吐出する状態になると、ダンパ
ー20を固体出口シュート18側を開いて液体出口配管
19側を閉じる位置に切換える必要がある。
機においては、運転開始当初はダイバータ17内のダン
パー20を固体出口シュート18側を閉じて液体出口配
管19側を開く位置に切換えておき、運転開始後分離液
吐出口14から液体分が吐出する状態になると、ダンパ
ー20を固体出口シュート18側を開いて液体出口配管
19側を閉じる位置に切換える必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来ダイバータ17内
のダンパー20の切換は、作業者が直接目で見ながら切
換時機を判断して切換操作を行なうか、またはタイマー
により運転開始から一定時間経過後自動的に切換えてい
た。
のダンパー20の切換は、作業者が直接目で見ながら切
換時機を判断して切換操作を行なうか、またはタイマー
により運転開始から一定時間経過後自動的に切換えてい
た。
【0018】しかし固体吐出口12から液体分が吐出す
る時間は、処理物の性状、濃度、供給量や、内胴スクリ
ュー1、外胴ボウル5の回転数等の運転条件で異なり、
ダンパー20の切換が早すぎると、液体分が混入した固
体分が搬出されるようになり、ダンパー20の切換が遅
すぎると、液体出口配管19を閉塞させる等の問題が発
生する。
る時間は、処理物の性状、濃度、供給量や、内胴スクリ
ュー1、外胴ボウル5の回転数等の運転条件で異なり、
ダンパー20の切換が早すぎると、液体分が混入した固
体分が搬出されるようになり、ダンパー20の切換が遅
すぎると、液体出口配管19を閉塞させる等の問題が発
生する。
【0019】液体の存在を検出する液体検出センサーを
固体吐出口12の下方に設け、液体検出センサーが液体
を検出しなくなった時にダンパー20を自動的に切換え
るようにしても、固体吐出口12から吐出される固体分
が液体検出センサーに付着して液体検出を不能にした
り、あるいは固体分の衝突によって液体検出センサーを
破損してしまうため、固体吐出口12の下方に液体検出
センサーを設けることにも問題がある。
固体吐出口12の下方に設け、液体検出センサーが液体
を検出しなくなった時にダンパー20を自動的に切換え
るようにしても、固体吐出口12から吐出される固体分
が液体検出センサーに付着して液体検出を不能にした
り、あるいは固体分の衝突によって液体検出センサーを
破損してしまうため、固体吐出口12の下方に液体検出
センサーを設けることにも問題がある。
【0020】本発明はこのような問題を解決し、分離液
吐出口から吐出される液の有無によりダイバータを切換
えるようにして、液体分の混入しない固体分が搬出され
るようにした遠心分離機のダイバータ制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
吐出口から吐出される液の有無によりダイバータを切換
えるようにして、液体分の混入しない固体分が搬出され
るようにした遠心分離機のダイバータ制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心分離機のダ
イバータ制御装置は、中心軸線を回転中心として回転駆
動される内胴スクリューと、該内胴スクリューの外周に
該内胴スクリューと同一中心軸線を回転中心として回転
駆動されるように配設され一端側が傾斜状に縮径された
外胴ボウルと、該外胴ボウルの一端側の傾斜状部におい
て中心軸線から一定の固体吐出口配置径の箇所に穿設さ
れた固体吐出口と、前記外胴ボウルの他端側において前
記固体吐出口配置径よりも小さな寸法の分離液吐出口配
置径の箇所に穿設された分離液吐出口と、前記固体吐出
口に接続され固体出口シュートと液体出口配管とを有す
るダイバータと、該ダイバータの内部に設けられ固体出
口シュートと液体出口配管とを選択的に開くダンパー
と、前記分離液吐出口に接続された分離液排出管とを備
えた遠心分離機のダイバータ制御装置であって、前記分
離液排出管内に液体検出センサーを取付け、該液体検出
センサーが液体の排出を検出しないときには前記ダンパ
ーが固体出口シュートを閉じて液体出口配管を開き、前
記液体検出センサーが液体の排出を検出したときには前
記ダンパーが固体出口シュートを開いて液体出口配管を
閉じるようにしたダイバータ制御器を備えたことを特徴
とするものである。
イバータ制御装置は、中心軸線を回転中心として回転駆
動される内胴スクリューと、該内胴スクリューの外周に
該内胴スクリューと同一中心軸線を回転中心として回転
駆動されるように配設され一端側が傾斜状に縮径された
外胴ボウルと、該外胴ボウルの一端側の傾斜状部におい
て中心軸線から一定の固体吐出口配置径の箇所に穿設さ
れた固体吐出口と、前記外胴ボウルの他端側において前
記固体吐出口配置径よりも小さな寸法の分離液吐出口配
置径の箇所に穿設された分離液吐出口と、前記固体吐出
口に接続され固体出口シュートと液体出口配管とを有す
るダイバータと、該ダイバータの内部に設けられ固体出
口シュートと液体出口配管とを選択的に開くダンパー
と、前記分離液吐出口に接続された分離液排出管とを備
えた遠心分離機のダイバータ制御装置であって、前記分
離液排出管内に液体検出センサーを取付け、該液体検出
センサーが液体の排出を検出しないときには前記ダンパ
ーが固体出口シュートを閉じて液体出口配管を開き、前
記液体検出センサーが液体の排出を検出したときには前
記ダンパーが固体出口シュートを開いて液体出口配管を
閉じるようにしたダイバータ制御器を備えたことを特徴
とするものである。
【0022】
【作用】液体検出センサーが液体の排出を検出したとき
には、外胴ボウル内の固体吐出口の手前に固体分が圧密
されて充満し、固形物の堰が形成されていて、固体吐出
口から液体分は吐出しなくなって液体分が分離された固
体分のみが吐出される状態になっている。
には、外胴ボウル内の固体吐出口の手前に固体分が圧密
されて充満し、固形物の堰が形成されていて、固体吐出
口から液体分は吐出しなくなって液体分が分離された固
体分のみが吐出される状態になっている。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
る。
【0024】図1は本発明の一実施例の断面図であっ
て、従来と同一部分には同一符号を付し、従来と異なる
部分のみを説明する。
て、従来と同一部分には同一符号を付し、従来と異なる
部分のみを説明する。
【0025】ダイバータ17内のダンパー20は、駆動
モータ27の作動によって実線で示すように固体出口シ
ュート18側を開いて液体出口配管19側を閉じる位置
か、あるいは二点鎖線で示すように固体出口シュート1
8側を閉じて液体出口配管19側を開く位置かのいずれ
かに選択的に切換えられるようになっており、駆動モー
タ27はダイバータ制御器28からの制御信号で作動す
るようになっている。
モータ27の作動によって実線で示すように固体出口シ
ュート18側を開いて液体出口配管19側を閉じる位置
か、あるいは二点鎖線で示すように固体出口シュート1
8側を閉じて液体出口配管19側を開く位置かのいずれ
かに選択的に切換えられるようになっており、駆動モー
タ27はダイバータ制御器28からの制御信号で作動す
るようになっている。
【0026】分離液排出管22の内部には液体の有無を
検出する液体検出センサー29が取付けてあって、液体
の有無の検出信号をダイバータ制御器28に入力するよ
うになっている。
検出する液体検出センサー29が取付けてあって、液体
の有無の検出信号をダイバータ制御器28に入力するよ
うになっている。
【0027】そして液体検出センサー29が液体を検出
しているときには、ダイバータ制御器28からの制御信
号で駆動モータ27は、ダンパー20を二点鎖線で示す
ように固体出口シュート18側を閉じて液体出口配管1
9側を開く位置に切換え、液体検出センサー29が液体
を検出しないときには、ダイバータ制御器28からの制
御信号で駆動モータ27は、ダンパー20を実線で示す
ように固体出口シュート18側を開いて液体出口配管1
9側を閉じる位置に切換えるようになっている。
しているときには、ダイバータ制御器28からの制御信
号で駆動モータ27は、ダンパー20を二点鎖線で示す
ように固体出口シュート18側を閉じて液体出口配管1
9側を開く位置に切換え、液体検出センサー29が液体
を検出しないときには、ダイバータ制御器28からの制
御信号で駆動モータ27は、ダンパー20を実線で示す
ように固体出口シュート18側を開いて液体出口配管1
9側を閉じる位置に切換えるようになっている。
【0028】次に、図1の装置の作用を説明する。
【0029】固体と液体とを分離しようとするスラリー
状の混合物を内胴スクリュー1の端部に設けられている
混合物注入口23から内胴スクリュー1の図示しない中
心孔に注入し、外胴ボウル5を高速回転させ、内胴スク
リュー1を外胴ボウル5の回転数よりやや遅い回転数で
回転させると、混合物吐出口24から吐出された混合物
は遠心力で外胴ボウル5の内周面に飛散し、外胴ボウル
5の内周面に沿って滞積すると共に固体分は内胴スクリ
ュー1の回転によって固体吐出口12の方に送られる。
状の混合物を内胴スクリュー1の端部に設けられている
混合物注入口23から内胴スクリュー1の図示しない中
心孔に注入し、外胴ボウル5を高速回転させ、内胴スク
リュー1を外胴ボウル5の回転数よりやや遅い回転数で
回転させると、混合物吐出口24から吐出された混合物
は遠心力で外胴ボウル5の内周面に飛散し、外胴ボウル
5の内周面に沿って滞積すると共に固体分は内胴スクリ
ュー1の回転によって固体吐出口12の方に送られる。
【0030】外胴ボウル5の内周面に沿って滞積する混
合物の表面が固体吐出口配置径11に達すると、外胴ボ
ウル5の内周面に沿って滞積している混合物は液体分を
多く含んだ状態で固体吐出口12から外胴ボウル5の外
に吐出して落下するようになる。このときには、分離液
吐出口14からは未だ混合物は吐出されないため、液体
検出センサー29は液体を検出していない。従ってダイ
バータ制御器28からの制御信号は駆動モータ27によ
りダンパー20を二点鎖線で示すように固体出口シュー
ト18側を閉じて液体出口配管19側を開く位置に切換
えているため、固体吐出口12から外胴ボウル5の外に
吐出して落下した混合物は全て液体出口配管19に排出
され、液体分を多く含む混合物がコンベア21上に排出
されることはない。
合物の表面が固体吐出口配置径11に達すると、外胴ボ
ウル5の内周面に沿って滞積している混合物は液体分を
多く含んだ状態で固体吐出口12から外胴ボウル5の外
に吐出して落下するようになる。このときには、分離液
吐出口14からは未だ混合物は吐出されないため、液体
検出センサー29は液体を検出していない。従ってダイ
バータ制御器28からの制御信号は駆動モータ27によ
りダンパー20を二点鎖線で示すように固体出口シュー
ト18側を閉じて液体出口配管19側を開く位置に切換
えているため、固体吐出口12から外胴ボウル5の外に
吐出して落下した混合物は全て液体出口配管19に排出
され、液体分を多く含む混合物がコンベア21上に排出
されることはない。
【0031】内胴スクリュー1及び外胴ボウル5の回転
が継続され、内胴スクリュー1の回転によって固体吐出
口12の方に送られて来た固体分が外胴ボウル5内の固
体吐出口12の手前に圧密されて充満し、固形物の堰2
5が形成されて堰25の高さが次第に高くなると、液体
分26は堰25を越えることができなくなって液面が次
第に上昇し、液面が分離液吐出口配置径13に達する
と、液体分は分離液吐出口14から外胴ボウル5の外に
吐出して落下し、分離液排出管22を通って排出される
ようになり、固体吐出口12からの吐出物は液体分が分
離された固体分のみになる。
が継続され、内胴スクリュー1の回転によって固体吐出
口12の方に送られて来た固体分が外胴ボウル5内の固
体吐出口12の手前に圧密されて充満し、固形物の堰2
5が形成されて堰25の高さが次第に高くなると、液体
分26は堰25を越えることができなくなって液面が次
第に上昇し、液面が分離液吐出口配置径13に達する
と、液体分は分離液吐出口14から外胴ボウル5の外に
吐出して落下し、分離液排出管22を通って排出される
ようになり、固体吐出口12からの吐出物は液体分が分
離された固体分のみになる。
【0032】分離液排出管22を通って排出される液体
分は液体検出センサー29によって検出されるため、ダ
イバータ制御器28からの制御信号で駆動モータ27は
ダンパー20を実線で示すように固体出口シュート18
側を開いて液体出口配管19側を閉じる位置に切換え
る。従って固体吐出口12から外胴ボウル5の外に吐出
して落下する液体分が分離された固体分は、固体出口シ
ュート18を通ってコンベア21上に乗せられ、搬出さ
れる。
分は液体検出センサー29によって検出されるため、ダ
イバータ制御器28からの制御信号で駆動モータ27は
ダンパー20を実線で示すように固体出口シュート18
側を開いて液体出口配管19側を閉じる位置に切換え
る。従って固体吐出口12から外胴ボウル5の外に吐出
して落下する液体分が分離された固体分は、固体出口シ
ュート18を通ってコンベア21上に乗せられ、搬出さ
れる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、分離液吐出口から液体分が吐
出していないときには、ダンパーが固体出口シュートを
閉じて液体出口配管を開き、固体吐出口からの吐出物を
液体出口配管に排出し、固体吐出口からの吐出物が固体
分のみになって液体分が分離液吐出口から吐出されるよ
うになると、これを液体検出センサーが検出してダンパ
ーは固体出口シュートを開いて液体出口配管を閉じるの
で、固体出口シュートには液体分を含まない固体分のみ
が送られることになって、液体分の混入を確実に防ぐこ
とができる。
出していないときには、ダンパーが固体出口シュートを
閉じて液体出口配管を開き、固体吐出口からの吐出物を
液体出口配管に排出し、固体吐出口からの吐出物が固体
分のみになって液体分が分離液吐出口から吐出されるよ
うになると、これを液体検出センサーが検出してダンパ
ーは固体出口シュートを開いて液体出口配管を閉じるの
で、固体出口シュートには液体分を含まない固体分のみ
が送られることになって、液体分の混入を確実に防ぐこ
とができる。
【0034】また液体検出センサーは液体分のみが落下
する分離液排出管内に取付けてあるので、固体分が液体
検出センサーに付着して液体検出が不能になったり、あ
るいは液体検出センサーが固体分の衝突によって破損し
てしまうことがない。
する分離液排出管内に取付けてあるので、固体分が液体
検出センサーに付着して液体検出が不能になったり、あ
るいは液体検出センサーが固体分の衝突によって破損し
てしまうことがない。
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】従来装置の断面図である。
1 内胴スクリュー 5 外胴ボウル 11 固体吐出口配置径 12 固体吐出口 13 分離液吐出口配置径 14 分離液吐出口 17 ダイバータ 18 固体出口シュート 19 液体出口配管 20 ダンパー 22 分離液排出管 28 ダイバータ制御器 29 液体検出センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 中心軸線を回転中心として回転駆動され
る内胴スクリューと、該内胴スクリューの外周に該内胴
スクリューと同一中心軸線を回転中心として回転駆動さ
れるように配設され一端側が傾斜状に縮径された外胴ボ
ウルと、該外胴ボウルの一端側の傾斜状部において中心
軸線から一定の固体吐出口配置径の箇所に穿設された固
体吐出口と、前記外胴ボウルの他端側において前記固体
吐出口配置径よりも小さな寸法の分離液吐出口配置径の
箇所に穿設された分離液吐出口と、前記固体吐出口に接
続され固体出口シュートと液体出口配管とを有するダイ
バータと、該ダイバータの内部に設けられ固体出口シュ
ートと液体出口配管とを選択的に開くダンパーと、前記
分離液吐出口に接続された分離液排出管とを備えた遠心
分離機のダイバータ制御装置であって、前記分離液排出
管内に液体検出センサーを取付け、該液体検出センサー
が液体の排出を検出しないときには前記ダンパーが固体
出口シュートを閉じて液体出口配管を開き、前記液体検
出センサーが液体の排出を検出したときには前記ダンパ
ーが固体出口シュートを開いて液体出口配管を閉じるよ
うにしたダイバータ制御器を備えたことを特徴とする遠
心分離機のダイバータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15913793A JPH078838A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 遠心分離機のダイバータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15913793A JPH078838A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 遠心分離機のダイバータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078838A true JPH078838A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15687064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15913793A Pending JPH078838A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 遠心分離機のダイバータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078838A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8665411B2 (en) | 1995-12-21 | 2014-03-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having particular conductive layer |
JP2018079454A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 株式会社鶴見製作所 | 固液分離装置 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15913793A patent/JPH078838A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8665411B2 (en) | 1995-12-21 | 2014-03-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device having particular conductive layer |
US9316880B2 (en) | 1995-12-21 | 2016-04-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal display device |
JP2018079454A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 株式会社鶴見製作所 | 固液分離装置 |
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