JPH0788234B2 - 光集束性レンズ - Google Patents
光集束性レンズInfo
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- JPH0788234B2 JPH0788234B2 JP61208026A JP20802686A JPH0788234B2 JP H0788234 B2 JPH0788234 B2 JP H0788234B2 JP 61208026 A JP61208026 A JP 61208026A JP 20802686 A JP20802686 A JP 20802686A JP H0788234 B2 JPH0788234 B2 JP H0788234B2
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- JP
- Japan
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- mol
- glass
- light
- focusing lens
- mgo
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/076—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
- C03C3/078—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing an oxide of a divalent metal, e.g. an oxide of zinc
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光集束性レンズ用ガラス組成物に関する。さら
に詳しくは、屈折率分布を持つ光集束性レンズをイオン
交換法で製造するに適したガラス組成物に関する。
に詳しくは、屈折率分布を持つ光集束性レンズをイオン
交換法で製造するに適したガラス組成物に関する。
修飾酸化物を構成し得る第1の陽イオンを含むガラス体
を、修飾酸化物を構成し得る第2の陽イオンを含む溶融
塩と高温で接触せしめてガラス体中の第1の陽イオンを
溶融塩中の第2の陽イオンで置換するイオン交換法によ
つて、ガラス体中に中心から周辺部に向けて変化する屈
折率分布を形成した光集束性レンズを製造できることは
知られている。
を、修飾酸化物を構成し得る第2の陽イオンを含む溶融
塩と高温で接触せしめてガラス体中の第1の陽イオンを
溶融塩中の第2の陽イオンで置換するイオン交換法によ
つて、ガラス体中に中心から周辺部に向けて変化する屈
折率分布を形成した光集束性レンズを製造できることは
知られている。
Tlを含むガラス体を硝酸カリ溶融塩中でイオン交換する
と、開口角が20〜30度の光集束性レンズが得られる。し
かし、この光集束性レンズは色収差が大きく、従つて単
一波長の光に使用するには適しているが、白色光に使用
するには適していない。
と、開口角が20〜30度の光集束性レンズが得られる。し
かし、この光集束性レンズは色収差が大きく、従つて単
一波長の光に使用するには適しているが、白色光に使用
するには適していない。
一方、Csを含むガラス体を硝酸カリ溶融塩中でイオン交
換すると、色収差が非常に小さい光集束性レンズが得ら
れる。しかし、このレンズは最大開口角が12度程度と小
さい欠点を有している。
換すると、色収差が非常に小さい光集束性レンズが得ら
れる。しかし、このレンズは最大開口角が12度程度と小
さい欠点を有している。
また、Liを含むガラス体を硝酸ナトリウム溶融塩中でイ
オン交換して製造した光集束性レンズも知られている。
イオン交換されたままのレンズの周辺部は、理想屈折分
布から外れた分布を有するため、該周辺部を弗酸処理等
により除去して屈折率分布の良好な部分のみを光集束性
レンズとして使用せざるを得ない。
オン交換して製造した光集束性レンズも知られている。
イオン交換されたままのレンズの周辺部は、理想屈折分
布から外れた分布を有するため、該周辺部を弗酸処理等
により除去して屈折率分布の良好な部分のみを光集束性
レンズとして使用せざるを得ない。
特公昭59−41934号公報には、上記の如き光集束性レン
ズの欠点を改良した光集束性レンズを供給することを目
的として、 SiO2 25〜68、TiO2 2〜16、B2O3 0〜25、Al2O3 0〜10、
SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3 58〜77、MgO 4〜22、PbO 0〜
13、MgO+PbO 4〜22、LiO 2〜18、Na2O3 3〜22各モル%
の主要成分と La2O3 0〜5、Y2O3 0〜5、ZrO2 0〜3、K2O 0〜3、Zn
O 0〜5、CaO 0〜3、SrO 0〜3、BaO 0〜3、SnO2 0〜
1、As2O3 0〜0.5各モル%の安定化剤とからなる集束性
レンズの製造に適したガラス組成物、 が提案されている。しかしながら、特公昭59−41934号
公報には、特に限られた範囲のLiおよびNa含量におい
て、色収差が小さく、開口角が大きくそして有効視野面
積が大きいガラス組成物が得られることは全く記載され
ていない。
ズの欠点を改良した光集束性レンズを供給することを目
的として、 SiO2 25〜68、TiO2 2〜16、B2O3 0〜25、Al2O3 0〜10、
SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3 58〜77、MgO 4〜22、PbO 0〜
13、MgO+PbO 4〜22、LiO 2〜18、Na2O3 3〜22各モル%
の主要成分と La2O3 0〜5、Y2O3 0〜5、ZrO2 0〜3、K2O 0〜3、Zn
O 0〜5、CaO 0〜3、SrO 0〜3、BaO 0〜3、SnO2 0〜
1、As2O3 0〜0.5各モル%の安定化剤とからなる集束性
レンズの製造に適したガラス組成物、 が提案されている。しかしながら、特公昭59−41934号
公報には、特に限られた範囲のLiおよびNa含量におい
て、色収差が小さく、開口角が大きくそして有効視野面
積が大きいガラス組成物が得られることは全く記載され
ていない。
本発明の目的は、色収差が小さく、開口角が大きくしか
も有効視野面積の大きな光集束性レンズを提供すること
にある。
も有効視野面積の大きな光集束性レンズを提供すること
にある。
本発明の他の目的は、上記特性のみならず実用的水準に
ある高い耐候性を備えた光集束性レンズを提供すること
にある。
ある高い耐候性を備えた光集束性レンズを提供すること
にある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。
らかとなろう。
本発明によれば、本発明のかかる目的および利点は、ガ
ラス体をナトリウム化合物の溶融塩に接触せしめるイオ
ン交換に付することによって、ガラス体中に中心から周
辺部に向けて変化する屈折率分布を形成した棒状の光集
束性レンズにおいて、該ガラス体は下記組成: SiO2 25〜68モル%、 Li2O 11〜13モル%、 Na2O 8〜10モル%、 TiO2 2〜16モル%、 B2O3 0〜25モル%、 Al2O3 0〜10モル%、 MgO 4〜22モル%、 PbO 0〜13モル%、 La2O3 0〜5モル%、 Y2O3 0〜5モル%、 ZrO2 0〜3モル%、 K2O 0〜3モル%、 ZnO 0〜5モル%、 CaO 0〜3モル%、 SrO 0〜3モル%、 BaO 0〜3モル%、 SnO2 0〜1モル%、 As2O3 0〜0.5モル% を有し、且つ (i)Li2O/Na2O(モル比) 1.25〜1.5 (ii)SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3 58〜77モル%、および (iii)MgO+PbO 4〜22モル% を満足するガラス組成物からなり、該光集束性レンズ
は、13゜以上の開口角(半角)及び90%以上の有効視野
面積率を有することを特徴とする光集束性レンズによっ
て達成される。
ラス体をナトリウム化合物の溶融塩に接触せしめるイオ
ン交換に付することによって、ガラス体中に中心から周
辺部に向けて変化する屈折率分布を形成した棒状の光集
束性レンズにおいて、該ガラス体は下記組成: SiO2 25〜68モル%、 Li2O 11〜13モル%、 Na2O 8〜10モル%、 TiO2 2〜16モル%、 B2O3 0〜25モル%、 Al2O3 0〜10モル%、 MgO 4〜22モル%、 PbO 0〜13モル%、 La2O3 0〜5モル%、 Y2O3 0〜5モル%、 ZrO2 0〜3モル%、 K2O 0〜3モル%、 ZnO 0〜5モル%、 CaO 0〜3モル%、 SrO 0〜3モル%、 BaO 0〜3モル%、 SnO2 0〜1モル%、 As2O3 0〜0.5モル% を有し、且つ (i)Li2O/Na2O(モル比) 1.25〜1.5 (ii)SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3 58〜77モル%、および (iii)MgO+PbO 4〜22モル% を満足するガラス組成物からなり、該光集束性レンズ
は、13゜以上の開口角(半角)及び90%以上の有効視野
面積率を有することを特徴とする光集束性レンズによっ
て達成される。
上記のとおり、本発明の研究によつて、ガラス組成物中
のLi2OとNa2Oの含量を相互の関連において限られた範囲
に特定することにより、上記の如き種々の優れた性質を
備えた光集束性レンズ用ガラス組成物が得られることが
明らかにされた。
のLi2OとNa2Oの含量を相互の関連において限られた範囲
に特定することにより、上記の如き種々の優れた性質を
備えた光集束性レンズ用ガラス組成物が得られることが
明らかにされた。
例えば、ガラス組成物中のLi2O含量のみをNa2O含量とは
無関係に増加させても開口角の大きい光集束性レンズを
与えるガラス組成物を得ることはできない。開口角の大
きい光集束性レンズを与えるガラス組成物を得ようとし
て、Li2Oのみならず、例えばTiO2あるいはMgO等の含量
を増加させると、ガラスの失透性が増大する結果とな
る。
無関係に増加させても開口角の大きい光集束性レンズを
与えるガラス組成物を得ることはできない。開口角の大
きい光集束性レンズを与えるガラス組成物を得ようとし
て、Li2Oのみならず、例えばTiO2あるいはMgO等の含量
を増加させると、ガラスの失透性が増大する結果とな
る。
複写機、フアクシミリ、液晶シヤツタープリンター等の
光学系として使用可能な光集束レンズは、色収差が低
く、開口角が大きく、好ましくは少くとも13゜の最大入
射角(θmax)を有することが望ましく、加えて有効視
野面積率が大きいことが好ましい。
光学系として使用可能な光集束レンズは、色収差が低
く、開口角が大きく、好ましくは少くとも13゜の最大入
射角(θmax)を有することが望ましく、加えて有効視
野面積率が大きいことが好ましい。
本発明のガラス組成物は、Li2OとNa2Oとを含有し、光集
束性レンズを製造するに当つては、これを硝酸ナトリウ
ム溶融塩浴中でイオン交換するため、ガラス中にナトリ
ウムの濃度分布とリチウムの濃度分布とが形成された光
集束性レンズを与える。そのため、タリウムガラスの場
合のような色収差はなく、色収差が非常に小さい。
束性レンズを製造するに当つては、これを硝酸ナトリウ
ム溶融塩浴中でイオン交換するため、ガラス中にナトリ
ウムの濃度分布とリチウムの濃度分布とが形成された光
集束性レンズを与える。そのため、タリウムガラスの場
合のような色収差はなく、色収差が非常に小さい。
本発明のガラス組成物は、上記組成の範囲内で、Li2O/N
a2Oのモル比1.25〜1.5とすることにより、有効視野面積
率が高く且つ高い開口角を有する光集束性レンズを与え
ることができる。本発明に用いるガラス組成物は、例え
ば90%以上の有効視野面積率および少くとも13゜の開口
角(半角)即ち最大入射角(θmax)を示す光集束性レ
ンズを与える。
a2Oのモル比1.25〜1.5とすることにより、有効視野面積
率が高く且つ高い開口角を有する光集束性レンズを与え
ることができる。本発明に用いるガラス組成物は、例え
ば90%以上の有効視野面積率および少くとも13゜の開口
角(半角)即ち最大入射角(θmax)を示す光集束性レ
ンズを与える。
ガラス組成物中のLi2O含量が13モル%を超えると、ガラ
ス組成物の失透性が大きくなる。
ス組成物の失透性が大きくなる。
また、ガラス組成物中のLi2OとNa2Oの合計量が23モルを
超えると、実用的に問題を生じ易い耐候性を示すものと
なりがちである。Li2OとNa2Oの合計量の下限を18モル%
とし且つLi2O/Na2Oの比を1.25〜1.5とすることが、本発
明のガラス組成物に大きいイオン交換速度を与えてい
る。
超えると、実用的に問題を生じ易い耐候性を示すものと
なりがちである。Li2OとNa2Oの合計量の下限を18モル%
とし且つLi2O/Na2Oの比を1.25〜1.5とすることが、本発
明のガラス組成物に大きいイオン交換速度を与えてい
る。
SiO2はガラスの網目構造を形成する主要成分であり、25
モル%未満では、ガラスの耐失透性、耐久性を著るしく
低下する。また、SiO2が68モル%を超えると屈折率形成
酸化物及びその他の修飾酸化物等の含有量が限定され、
屈折率差が小さくなり実用に充分な明るさのレンズを得
ることができなくなり、ときにはガラスの溶融温度の上
昇をもたらし、ガラスの成型を困難にする。
モル%未満では、ガラスの耐失透性、耐久性を著るしく
低下する。また、SiO2が68モル%を超えると屈折率形成
酸化物及びその他の修飾酸化物等の含有量が限定され、
屈折率差が小さくなり実用に充分な明るさのレンズを得
ることができなくなり、ときにはガラスの溶融温度の上
昇をもたらし、ガラスの成型を困難にする。
TiO2は、適正な屈折率分布を形成する上で重要な成分で
あり、最低2モル%、最高16モル%のTiO2を含有させる
ことができ、良好な屈折率分布を得ることができるが、
それを越えると失透しやすくなり、ガラスの成型が困難
となる。
あり、最低2モル%、最高16モル%のTiO2を含有させる
ことができ、良好な屈折率分布を得ることができるが、
それを越えると失透しやすくなり、ガラスの成型が困難
となる。
TiO2の好ましい範囲は6〜10モル%である。
Al2O3、B2O3はそれぞれ10モル%、25モル%まで含有さ
せうるがこれを越えると失透性が増大する。
せうるがこれを越えると失透性が増大する。
また、SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3の合計量は58〜77モル
%である。
%である。
MgO、PbOはガラスの修飾酸化物として含有させるが、中
心と周辺の屈折率差も最も大きくする点において他の2
価金属の酸化物より優れている。MgO 4モル%未満では
屈折率差が小さくなり、又22モル%を越える良好な分布
が得られなくなる。
心と周辺の屈折率差も最も大きくする点において他の2
価金属の酸化物より優れている。MgO 4モル%未満では
屈折率差が小さくなり、又22モル%を越える良好な分布
が得られなくなる。
PbOは、屈折率差を小さくすることなく、失透性を改善
する上で最も優れており、0〜13モル%の範囲で含みう
る。これ以上含有させるとイオン交換速度の低下及びイ
オン交換中の変形、化学的耐久性を低下させる。
する上で最も優れており、0〜13モル%の範囲で含みう
る。これ以上含有させるとイオン交換速度の低下及びイ
オン交換中の変形、化学的耐久性を低下させる。
従つて、MgO+PbOは4〜22モル%、望ましくは5〜20モ
ル%の範囲に抑える。
ル%の範囲に抑える。
前記特公昭59−41934号に述べてあるとおり、本発明で
も、その他安定化剤として光集束性レンズとしての特性
を失わせない範囲でLa2O3:0〜5、Y2O3:0〜5、ZrO2:0
〜3、K2O:0〜3、ZnO:0〜5、CaO:0〜3、SrO:0〜3、
BaO:0〜3、SnO2:0〜1、As2O3:0〜0.5、Sb2O3:0〜0.5
各モル%を加えることができる。
も、その他安定化剤として光集束性レンズとしての特性
を失わせない範囲でLa2O3:0〜5、Y2O3:0〜5、ZrO2:0
〜3、K2O:0〜3、ZnO:0〜5、CaO:0〜3、SrO:0〜3、
BaO:0〜3、SnO2:0〜1、As2O3:0〜0.5、Sb2O3:0〜0.5
各モル%を加えることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 1〜6および比較例 1〜4 第1表に記載の組成のガラスを、ガラス棒(直径1.1m
m)として準備し、各ガラス棒を硝酸ナトリウム溶融塩
浴中で第1表に記載した条件下で処理してイオン交換せ
しめた。
m)として準備し、各ガラス棒を硝酸ナトリウム溶融塩
浴中で第1表に記載した条件下で処理してイオン交換せ
しめた。
なお、第1表中のモル%はSiO2、MgO、BaO、PbO、Ti
O2、Li2O、Na2O3およびLa2O3の合計モル数を基準とする
ものであり、また重量%は上記と同じ各成分の合計重量
を基準とするものである。
O2、Li2O、Na2O3およびLa2O3の合計モル数を基準とする
ものであり、また重量%は上記と同じ各成分の合計重量
を基準とするものである。
第1表から明らかなとおり、本発明のガラス組成物(実
施例1〜6)はいずれも13度以上の最大入射角(θmax
半角)すなわち26度以上の開口角(全角)を有し、しか
も有効視野面積率が70%以上を示すことがわかる。
施例1〜6)はいずれも13度以上の最大入射角(θmax
半角)すなわち26度以上の開口角(全角)を有し、しか
も有効視野面積率が70%以上を示すことがわかる。
これに対し、比較例1および2のガラス組成物は、いず
れも実施例1および2のガラス組成物と同じ割合でLi2O
を含有するけれども、Li2O/Na2Oの比が本発明で規定す
る範囲を外れているため、開口角が大きいが有効視野面
積率が低く(比較例1)、あるいは有効視野面積率が大
きいが開口角が小さい(比較例2)。
れも実施例1および2のガラス組成物と同じ割合でLi2O
を含有するけれども、Li2O/Na2Oの比が本発明で規定す
る範囲を外れているため、開口角が大きいが有効視野面
積率が低く(比較例1)、あるいは有効視野面積率が大
きいが開口角が小さい(比較例2)。
また、比較例3および4のガラス組成物はLi2Oを本発明
で規定する割合よりも多く含有し且つ本発明で規定する
範囲外のLi2O/Na2Oの比を有している。比較例3および
4のガラス組成物はいずれも開口角が充分に大きくな
く、さらに失透性が高い。さらに、比較剤1、3および
4のガラス組成物はイオン交換に非常に長い時間を必要
とする。
で規定する割合よりも多く含有し且つ本発明で規定する
範囲外のLi2O/Na2Oの比を有している。比較例3および
4のガラス組成物はいずれも開口角が充分に大きくな
く、さらに失透性が高い。さらに、比較剤1、3および
4のガラス組成物はイオン交換に非常に長い時間を必要
とする。
実施例 7〜11 第2表に示したガラス組成物について、同様に、イオン
交換処理を行つた。第2表のガラス組成物は、第1表の
ガラス組成物と特にLa2O3及び/又はZrO2の含量が相違
する点に注目されたい。第2表から、このようなガラス
組成物にあつても、LI2OおよびNa2Oを本発明で規定する
範囲とすれば、第1表のガラス組成物の場合と同様に大
きい開口角と大きい有効視野面積率を与えることがわか
る。La2O3はガラス組成物の屈折率を上げ、またZrO2は
ガラス組成物の耐候性を上げる。
交換処理を行つた。第2表のガラス組成物は、第1表の
ガラス組成物と特にLa2O3及び/又はZrO2の含量が相違
する点に注目されたい。第2表から、このようなガラス
組成物にあつても、LI2OおよびNa2Oを本発明で規定する
範囲とすれば、第1表のガラス組成物の場合と同様に大
きい開口角と大きい有効視野面積率を与えることがわか
る。La2O3はガラス組成物の屈折率を上げ、またZrO2は
ガラス組成物の耐候性を上げる。
Claims (1)
- 【請求項1】ガラス体をナトリウム化合物の溶融塩に接
触せしめるイオン交換に付するにとによって、ガラス体
中に中心から周辺部に向けて変化する屈折率分布を形成
した棒状の光集束性レンズにおいて、該ガラス体は下記
組成: SiO2 25〜68モル%、 Li2O 11〜13モル%、 Na2O 8〜10モル%、 TiO2 2〜16モル%、 B2O3 0〜25モル%、 Al2O3 0〜10モル%、 MgO 4〜22モル%、 PbO 0〜13モル%、 La2O3 0〜5モル%、 Y2O3 0〜5モル%、 ZrO2 0〜3モル%、 K2O 0〜3モル%、 ZnO 0〜5モル%、 CaO 0〜3モル%、 SrO 0〜3モル%、 BaO 0〜3モル%、 SnO2 0〜1モル%、 As2O3 0〜0.5モル% を有し、且つ (i)Li2O/Na2O(モル比) 1.25〜1.5 (ii)SiO2+TiO2+B2O3+Al2O3 58〜77モル%、および (iii)MgO+PbO 4〜22モル% を満足するガラス組成物からなり、該光集束性レンズ
は、13゜以上の開口角(半角)及び90%以上の有効視野
面積率を有することを特徴とする光集束性レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61208026A JPH0788234B2 (ja) | 1986-09-05 | 1986-09-05 | 光集束性レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61208026A JPH0788234B2 (ja) | 1986-09-05 | 1986-09-05 | 光集束性レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6364941A JPS6364941A (ja) | 1988-03-23 |
JPH0788234B2 true JPH0788234B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=16549443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61208026A Expired - Lifetime JPH0788234B2 (ja) | 1986-09-05 | 1986-09-05 | 光集束性レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788234B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7858546B2 (en) | 2007-02-19 | 2010-12-28 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Mother glass composition for gradient-index lens, gradient-index lens, manufacturing method thereof, optical product, and optical device |
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JP3983322B2 (ja) * | 1996-11-06 | 2007-09-26 | 日本板硝子株式会社 | コア/クラッド構造の屈折率分布型光学素子のガラス組成物 |
US6145343A (en) * | 1998-05-02 | 2000-11-14 | Westinghouse Savannah River Company | Low melting high lithia glass compositions and methods |
JP4507135B2 (ja) * | 1998-09-11 | 2010-07-21 | Hoya株式会社 | ガラス組成物、それを用いた情報記録媒体用基板および情報記録媒体 |
JP4488555B2 (ja) * | 1998-09-22 | 2010-06-23 | Hoya株式会社 | ガラス組成物およびその製造方法、ならびにそれを用いた情報記録媒体用基板、情報記録媒体および情報記録装置 |
DE19917921C1 (de) | 1999-04-20 | 2000-06-29 | Schott Glas | Gläser und Glaskeramiken mit hohem spezifischen E-Modul und deren Verwendung |
JP4013913B2 (ja) | 2004-04-05 | 2007-11-28 | 日本板硝子株式会社 | 鉛フリーの屈折率分布型レンズ用母材ガラス組成物、屈折率分布型レンズ、屈折率分布型レンズの製造方法、光学製品及び光学機器 |
WO2018051754A1 (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 旭硝子株式会社 | 強化レンズおよび強化レンズの製造方法 |
Citations (1)
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-
1986
- 1986-09-05 JP JP61208026A patent/JPH0788234B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7858546B2 (en) | 2007-02-19 | 2010-12-28 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Mother glass composition for gradient-index lens, gradient-index lens, manufacturing method thereof, optical product, and optical device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6364941A (ja) | 1988-03-23 |
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