JPH0788165B2 - 鉄道車両用台車 - Google Patents
鉄道車両用台車Info
- Publication number
- JPH0788165B2 JPH0788165B2 JP62139762A JP13976287A JPH0788165B2 JP H0788165 B2 JPH0788165 B2 JP H0788165B2 JP 62139762 A JP62139762 A JP 62139762A JP 13976287 A JP13976287 A JP 13976287A JP H0788165 B2 JPH0788165 B2 JP H0788165B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bogie
- gear
- frame
- motor
- side beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジャーナル軸受が車輪の内側に構成される、
いわゆるインボート式台車に係り、特に軽量化に好適な
鉄道車両用台車に関するものである。
いわゆるインボート式台車に係り、特に軽量化に好適な
鉄道車両用台車に関するものである。
〔従来の技術〕 ジャーナル軸受が車輪の内側に構成される、いわゆるイ
ンボート式台車は公知であるが、当然この方式は、駆動
装置や主電動機に必要なスペースが不足するために、２
段減速を用いた駆動装置や、主電動機を小型化したり、
あるいは、大歯車と主電動機を結合するのに特別なる装
置が不要なつりかけ方式であったり、大歯車と主電動機
の相対的な変位を小さく抑えた半つりかけ方式であっ
た。これらの駆動方式は当然ばね下重量の増加を招き、
高速車両用としては不適当で、せいぜい最高速度が100K
m/h程度の地下鉄車両に用いられていることが多い。な
お、この主の装置として関連するものには例えば特開昭
60−113768号，特開昭59−209958号等が挙げられる。
ンボート式台車は公知であるが、当然この方式は、駆動
装置や主電動機に必要なスペースが不足するために、２
段減速を用いた駆動装置や、主電動機を小型化したり、
あるいは、大歯車と主電動機を結合するのに特別なる装
置が不要なつりかけ方式であったり、大歯車と主電動機
の相対的な変位を小さく抑えた半つりかけ方式であっ
た。これらの駆動方式は当然ばね下重量の増加を招き、
高速車両用としては不適当で、せいぜい最高速度が100K
m/h程度の地下鉄車両に用いられていることが多い。な
お、この主の装置として関連するものには例えば特開昭
60−113768号，特開昭59−209958号等が挙げられる。
上記従来技術は、ばね下重量の低減について配慮がされ
ておらず、車両の最高速度が200Km/h以上の高速車両に
は軌道破壊が大きくなるという問題があった。
ておらず、車両の最高速度が200Km/h以上の高速車両に
は軌道破壊が大きくなるという問題があった。
本発明の目的は、車軸の軽量化や車輪交換の容易なイン
ボート式台車において、ばね下重量がつりかけや半つり
かけ式駆動方式に比べて小さく、かつメンテナンスも良
好なるカルダン式駆動方式を用いた台車構造とし、高速
性能が良好でかつ軽量な鉄道車両用台車を提供すること
にある。
ボート式台車において、ばね下重量がつりかけや半つり
かけ式駆動方式に比べて小さく、かつメンテナンスも良
好なるカルダン式駆動方式を用いた台車構造とし、高速
性能が良好でかつ軽量な鉄道車両用台車を提供すること
にある。
上記目的は、軸箱支持装置をよけて、主電動機を車軸に
対して斜めに設け、大歯車および小歯車にかさ歯車（又
はまがりばかさ歯車）を用いて駆動装置を構成すること
により達成される。また、主電動機のケーシング（固定
子枠）を台車枠と一体溶接構造とすることにより、台車
全体の軽量化が図れる。
対して斜めに設け、大歯車および小歯車にかさ歯車（又
はまがりばかさ歯車）を用いて駆動装置を構成すること
により達成される。また、主電動機のケーシング（固定
子枠）を台車枠と一体溶接構造とすることにより、台車
全体の軽量化が図れる。
駆動装置に用いる歯車をかさ歯車（又はまがりばかさ歯
車）とすることにより、主電動機を車軸に対して斜めに
設置することが可能となり、主電動機は軸箱支持装置を
さけて台車枠の側ばり外側まで有効に利用できるように
なるので、スペースが必要であるたわみ継手を用いたカ
ルダン式駆動装置の適用が可能となる。また、主電動機
のケーシングを台車枠と一体構造とすることにより、主
電動機を台車枠に取付ける際に必要となるブラケットが
不用となるばかりでなく、主電動機のケーシングに側ば
りの強度を負担させることが可能となり、台車枠の軽量
化も図れる。
車）とすることにより、主電動機を車軸に対して斜めに
設置することが可能となり、主電動機は軸箱支持装置を
さけて台車枠の側ばり外側まで有効に利用できるように
なるので、スペースが必要であるたわみ継手を用いたカ
ルダン式駆動装置の適用が可能となる。また、主電動機
のケーシングを台車枠と一体構造とすることにより、主
電動機を台車枠に取付ける際に必要となるブラケットが
不用となるばかりでなく、主電動機のケーシングに側ば
りの強度を負担させることが可能となり、台車枠の軽量
化も図れる。
以下、本発明の一実施例を第１図から第２図により説明
する。第１図は本発明の台車の平面図を示し、第２図は
第１図の正面図である。
する。第１図は本発明の台車の平面図を示し、第２図は
第１図の正面図である。
本台車は２対の隣軸1,軸箱支持装置2,台車枠3,主電動機
4,駆動装置5,引張装置６および車体支持ばね７等で構成
される。
4,駆動装置5,引張装置６および車体支持ばね７等で構成
される。
輪軸１は、両端に車輪８を持っており、該車輪８の両内
側には、ジャーナル軸受９が嵌合されている。上記車輪
８の内側方向に、側ばり10を設け、該側ばり10は、台車
中央部で横ばり11と溶接結合されて台車枠３を構成し該
側ばり10の両端部において、上記ジャーナル軸受９を有
する軸箱支持装置２と結合されている。上記ジャーナル
軸受９の内側には、大歯車12が輪軸１に設けられてお
り、該大歯車12をまがりばかさ歯車又はかさ歯車とし、
台車枠３には主電動機４が設けられている。該主電動機
４の電機子軸13には、歯車形継手16が嵌合されて、まが
りばかさ歯車又はかさ歯車でなる小歯車14と結合され
て、該小歯車14と上記大歯車12がかみ合っている。ま
た、大歯車12と小歯車14を内蔵する駆動装置５は、吊り
リンク装置15により台車枠３に吊られている。
側には、ジャーナル軸受９が嵌合されている。上記車輪
８の内側方向に、側ばり10を設け、該側ばり10は、台車
中央部で横ばり11と溶接結合されて台車枠３を構成し該
側ばり10の両端部において、上記ジャーナル軸受９を有
する軸箱支持装置２と結合されている。上記ジャーナル
軸受９の内側には、大歯車12が輪軸１に設けられてお
り、該大歯車12をまがりばかさ歯車又はかさ歯車とし、
台車枠３には主電動機４が設けられている。該主電動機
４の電機子軸13には、歯車形継手16が嵌合されて、まが
りばかさ歯車又はかさ歯車でなる小歯車14と結合され
て、該小歯車14と上記大歯車12がかみ合っている。ま
た、大歯車12と小歯車14を内蔵する駆動装置５は、吊り
リンク装置15により台車枠３に吊られている。
主電動機４は、保守がほとんど不要な誘導電動機とし、
その固定子枠を台車枠３に溶接することにより、従来必
要としていた取付ブラケットを省略でき、かつ台車枠３
の強度部材としても、利用できる。
その固定子枠を台車枠３に溶接することにより、従来必
要としていた取付ブラケットを省略でき、かつ台車枠３
の強度部材としても、利用できる。
上述のような構成とすることにより、主電動機４の中心
線と輪軸１の中心線がある角度θ（０゜＜θ＜90゜）を
有するようにして、主電動機４を側ばり10の外側までも
ってくることができ、歯車形継手16のようにスペースが
必要な継手や大容量の主電動機４も、インボート式（イ
ンサイドジャーナル方式）の台車に適用可能となり、輪
軸１の軽量化ができる。従って、車輪８を１〜２回の研
削で交換する場合、保守性が向上でき、かつばね下重量
を大幅に低減できる。
線と輪軸１の中心線がある角度θ（０゜＜θ＜90゜）を
有するようにして、主電動機４を側ばり10の外側までも
ってくることができ、歯車形継手16のようにスペースが
必要な継手や大容量の主電動機４も、インボート式（イ
ンサイドジャーナル方式）の台車に適用可能となり、輪
軸１の軽量化ができる。従って、車輪８を１〜２回の研
削で交換する場合、保守性が向上でき、かつばね下重量
を大幅に低減できる。
本発明によれば、歯車形継手や大容量主電動機を用いた
特に必要な軌間方向スペースを大きくとることが可能と
なり、インボート式（インサイドジャーナル方式）の台
車にこれら装置が適用できる。この結果、車輪を１〜２
回の研削で交換する場合、保守性が向上し、車輪の軽量
化が可能となるばかりでなく、インサイドジャーナルに
よる車軸の軽量化および高速性能にすぐれたカルダン式
駆動装置によるばね下重量の軽量化が図れるものであ
る。
特に必要な軌間方向スペースを大きくとることが可能と
なり、インボート式（インサイドジャーナル方式）の台
車にこれら装置が適用できる。この結果、車輪を１〜２
回の研削で交換する場合、保守性が向上し、車輪の軽量
化が可能となるばかりでなく、インサイドジャーナルに
よる車軸の軽量化および高速性能にすぐれたカルダン式
駆動装置によるばね下重量の軽量化が図れるものであ
る。
また、主電動機は台車の側ばりの下方において該側ばり
に対して斜めに交差して主電動機の端部が側ばりの外側
まで突出しており、主電動機は誘導電動機であってその
固定子枠を前記側ばりに溶接しているので、台枠の強度
向上が図れるものである。
に対して斜めに交差して主電動機の端部が側ばりの外側
まで突出しており、主電動機は誘導電動機であってその
固定子枠を前記側ばりに溶接しているので、台枠の強度
向上が図れるものである。
また、一対の前記側ばりを接続する横ばりは直線状に設
けているので、横ばりを安価に製作できるものである。
けているので、横ばりを安価に製作できるものである。
第１図は本発明の台車の平面図、第２図は第１図の正面
図である。 １……輪軸、３……台車枠、４……主電動機、５……駆
動装置、６……引張装置、７……車体支持ばね、９……
ジャーナル軸受、10……側ばり、12……大歯車、14……
小歯車、16……歯車形継手
図である。 １……輪軸、３……台車枠、４……主電動機、５……駆
動装置、６……引張装置、７……車体支持ばね、９……
ジャーナル軸受、10……側ばり、12……大歯車、14……
小歯車、16……歯車形継手
Claims (5)
- 【請求項１】ジャーナル軸受が車輪の内側に設置されて
いる鉄道車両用台車において、大歯車および小歯車にか
さ歯車を用いて駆動装置を構成し、車軸の中心線と主電
動機の中心線とがなす角度θを０゜＜θ＜90゜に設け、
前記主電動機は前記台車の側ばりの下方において該側ば
りに対して斜めに交差して主電動機の端部が側ばりの外
側まで突出しており、該主電動機は誘導電動機であって
その固定子枠を前記側ばりに溶接しており、一対の前記
側ばりを接続する横ばりは直線状に設けていること、を
特徴とする鉄道車両用台車。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項において、かさ歯車
をまがりばかさ歯車としたことを特徴とする鉄道車両用
台車。 - 【請求項３】特許請求の範囲第１項又は第２項におい
て、主電動機を台車枠の側ばり外側まで出して構成した
ことを特徴とする鉄道車両用台車。 - 【請求項４】特許請求の範囲第１項又は第２項又は第３
項において、動力伝達装置として歯車形継手を用いたこ
とを特徴とする鉄道車両用台車。 - 【請求項５】特許請求の範囲第１項又は第２項又は第３
項又は第４項において、主電動機を誘導電動機とし、固
定子支え枠を台車枠と一体としたことを特徴とする鉄道
車両用台車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62139762A JPH0788165B2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | 鉄道車両用台車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62139762A JPH0788165B2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | 鉄道車両用台車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63305071A JPS63305071A (ja) | 1988-12-13 |
| JPH0788165B2 true JPH0788165B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=15252798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62139762A Expired - Lifetime JPH0788165B2 (ja) | 1987-06-05 | 1987-06-05 | 鉄道車両用台車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788165B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5532698Y2 (ja) * | 1973-07-25 | 1980-08-04 |
-
1987
- 1987-06-05 JP JP62139762A patent/JPH0788165B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63305071A (ja) | 1988-12-13 |
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