JPH078797U - 予約時刻一覧表示式電子アナログタイマー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 予約時刻を液晶時刻目盛面に一覧表示できる
ようにした電子アナログタイマーに関する。 【構成】 発振回路１からの発振周波数を分周回路２で
分周して順次、秒、分、時をカウントしてそのタイミン
グ信号を作り出す実時刻カウンター６と、該時、分のカ
ウント内容が常時送信される実時刻レジスター７と、そ
の実時刻出力信号により実時刻が表示される実時刻表示
セグメントａと、前記実時刻を予約時刻に合わせた後、
その一以上の予約時刻を記憶する予約時刻記憶レジスタ
ー１１と、それに記憶された各予約時刻信号により各予
約時刻が表示される予約時刻表示セグメントｂと、前記
実時刻表示セグメントａと予約時刻表示セグメントｂと
がＬＣＤ等の表示タイマー８の時刻目盛パネルに一覧表
示され、且つ、予約時刻になるとトリガー信号１４を発
生する機能を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は予約時刻を液晶時刻目盛面に一覧表示できるようにした電子アナログ タイマーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、市販されているタイマーには電子式タイマーと機械式タイマーがある。 前記電子式タイマーは時刻表示をアナログ又はデジタルで表わすだけのタイプで あり、前記機械式タイマーは上記電子式タイマーの機能の他に一以上の予約時刻 を目盛板のそれに対応する時刻位置に一覧的に設定できて、その時刻になるとト リガー信号を発生させる装置を有するタイプもある。

【０００３】 しかし、上記のような機械式タイマーが有する一以上の予約時刻を時刻目盛面 に一覧表示できるような機能を有する電子式タイマーはなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、電子式タイマーでありながら、上記のような機械式タイマーが具有す る一以上の予約時刻を時刻目盛面に一覧表示できる機能を有する予約時刻一覧表 示式電子アナログタイマーを得ようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の如き観点に鑑みてなされたものであって、発振回路からの発振 周波数を分周回路で分周して、その出力を６０進秒カウンター、６０進分カウン ター、２４進時カウンターで順次そのタイミング信号を作り出す実時刻カウンタ ーと、該時カウンターと分カウンターの内容が常時送信される実時刻レジスター と、該実時刻レジスターの実時刻出力信号により実時刻が表示される実時刻表示 セグメントと、前記実時刻を時刻変更ボタン等の操作で予約時刻に合わせた後、 予約時刻設定ボタン等を操作することにより一以上の予約時刻を記憶する予約時 刻記憶レジスターと、前記予約時刻記憶レジスターに記憶された各予約時刻信号 により各予約時刻が表示される予約時刻表示セグメントと、前記実時刻表示セグ メントと予約時刻表示セグメントとがＬＣＤ等の表示タイマーの時刻目盛パネル に一覧表示され、且つ、予約時刻になるとトリガー信号を発生し、これをアラー ム等に利用できる機能を有する予約時刻一覧表示式電子アナログタイマーを提供 しようとするものである。

【０００６】

【作用及び実施例】

以下、本考案一実施例について図面を参照しながらその構成を作用と共に説明 する。 図１は等価回路の構成を示すブロック図であり、時計用集積回路には発振回路 １からの32,768Hzの発振周波数を分周回路２で分周して、その出力を６０進秒カ ウンター３、６０進分カウンター４、２４進時カウンター５で順次そのタイミン グ信号を作り出す実時刻カウンター６が内蔵されている。又、図示されていない が、この時刻を表示するため、通常はＬＣＤ（液晶）表示のための制御回路も内 蔵されている。

【０００７】 この表示は数字４桁で時分を表示し、秒はコロン（：）の点滅で表現するデジ タル方式でもよく、或は、長針、短針をセグメントの組み合せで表示するアナロ グ方式でもよい。

【０００８】 前記実時刻カウンター６のうち、時カウンター５と分カウンター４の内容は、 常時、実時刻レジスター７に送られ、図２に示されているようなＬＣＤ等の表示 タイマー８の実時刻表示セグメントａに現在時刻が表示される。

【０００９】 イベント又はアラーム時刻等の予約時刻を設定するには、前記表示タイマー８ に表示されている時刻を時刻変更ボタン９等の操作で予約時刻に合わせた後、予 約時刻設定ボタン１０等を操作することにより、該予約時刻が予約時刻記憶レジ スター１１に記憶される。以後、同様の操作を繰り返すことによって例えば最大 １２の時刻が記憶される。

【００１０】 また、前記予約時刻記憶レジスター１１に記憶された各予約時刻信号は前記表 示タイマー８の予約時刻表示セグメントｂの各予約時刻を表示する。

【００１１】 そして、前記予約時刻記憶レジスター１１の各予約時刻出力信号はマルチプレ クサ１２を経由して若い時刻から順に一つずつ比較一致回路１３に送られ、又、 前記実時刻レジスター７から現在の実時刻出力信号が該比較一致回路１３に送ら れる。該比較一致回路１３は該両時刻出力信号を比較し、一致した場合にはトリ ガー信号１４を出力する。このトリガー信号１４を使ってブザーを鳴らしたり、 ランプを点灯したり、或はソレノイド等を操作して適当な警報装置を作動するよ うになされている。

【００１２】 一旦、このトリガー時刻が経過すると、この時刻は前記予約時刻記憶レジスタ ー１１の最後尾に回され、次の時刻が前記マルチプレクサ１２に呼び出される。 こうして設定された一以上のアラームが順番に呼び出されていくものである。

【００１３】

【考案の効果】

上記の説明により明らかなように、本考案によれば、従来の電子式タイマーと 予約時刻設定可能な機械式タイマーの機能を兼備すると共に、一以上の予約時刻 が実時刻目盛パネルに一覧表示されて計画的な行動準備ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一実施例の等価回路の構成を示すブロッ
ク図である。

【図２】本考案一実施例のＬＣＤ等の表示タイマーの構
成図である。

【符号の説明】

１ 発振回路 ２ 分周回路 ３ 秒カウンター ４ 分カウンター ５ 時カウンター ６ 実時刻カウンター ７ 実時刻レジスター ８ ＬＣＤ等の表示タイマー ９ 時刻変更ボタン １０ 予約時刻設定ボタン １１ 予約時刻記憶レジスター ａ 実時刻表示セグメント ｂ 予約時刻表示セグメント

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 発振回路１からの発振周波数を分周回路
   ２で分周して、その出力を６０進秒カウンター３、６０
   進分カウンター４、２４進時カウンター５で順次そのタ
   イミング信号を作り出す実時刻カウンター６と、該時カ
   ウンター５と分カウンター４の内容が常時送信される実
   時刻レジスター７と、該実時刻レジスター７の実時刻出
   力信号により実時刻が表示される実時刻表示セグメント
   ａと、 前記実時刻を時刻変更ボタン９等の操作で予約時刻に合
   わせた後、予約時刻設定ボタン１０等を操作することに
   より一以上の予約時刻を記憶する予約時刻記憶レジスタ
   ー１１と、前記予約時刻記憶レジスター１１に記憶され
   た各予約時刻信号により各予約時刻が表示される予約時
   刻表示セグメントｂと、 前記実時刻表示セグメントａと予約時刻表示セグメント
   ｂとがＬＣＤ等の表示タイマー８の時刻目盛パネルに一
   覧表示され、且つ、予約時刻になるとトリガー信号１４
   を発生し、これをアラーム等に利用できる機能を有する
   ことを特徴とする予約時刻一覧表示式電子アナログタイ
   マー。