JPH0787965A - 内因性サイトカインを高い含有量で含む細胞培養の製造方法 - Google Patents
内因性サイトカインを高い含有量で含む細胞培養の製造方法Info
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- JPH0787965A JPH0787965A JP5352187A JP35218793A JPH0787965A JP H0787965 A JPH0787965 A JP H0787965A JP 5352187 A JP5352187 A JP 5352187A JP 35218793 A JP35218793 A JP 35218793A JP H0787965 A JPH0787965 A JP H0787965A
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K35/00—Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
- A61K35/12—Materials from mammals; Compositions comprising non-specified tissues or cells; Compositions comprising non-embryonic stem cells; Genetically modified cells
- A61K35/14—Blood; Artificial blood
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/52—Cytokines; Lymphokines; Interferons
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 患者自身の血液培養をオゾン−酸素混合
物で処理し、分画することにより内因性サイトカインを
高い含有量で含む細胞培養を製造する方法において、該
細胞培養を通常の方法で培養し、血液又は血液画分及び
/又は尿からオゾン分解及びタンパク質分解により得ら
れた溶解産物を興奮剤として添加することを特徴とする
製造方法。 【効果】 許容性の大きい内因性サイトカインを高
い収量で安価に得ることができる。
物で処理し、分画することにより内因性サイトカインを
高い含有量で含む細胞培養を製造する方法において、該
細胞培養を通常の方法で培養し、血液又は血液画分及び
/又は尿からオゾン分解及びタンパク質分解により得ら
れた溶解産物を興奮剤として添加することを特徴とする
製造方法。 【効果】 許容性の大きい内因性サイトカインを高
い収量で安価に得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内因性サイトカインを
高い含有量で含む細胞培養の製造方法に関する。
高い含有量で含む細胞培養の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サイトカインは、免疫担当細胞間のシグ
ナルを中継するメッセンジャー物質であり、しかも受容
細胞をしてある種の機能を担わせたり、及び/又はそれ
を興奮させて分裂させたりする。ある種の免疫担当細胞
種の成長の高まりは、サイトカインの最も重要な仕事と
みなされている。現在のところ、手頃な市場価格でかな
り大量のサイトカインを製造する方法は一つしかない。
遺伝子技術である。
ナルを中継するメッセンジャー物質であり、しかも受容
細胞をしてある種の機能を担わせたり、及び/又はそれ
を興奮させて分裂させたりする。ある種の免疫担当細胞
種の成長の高まりは、サイトカインの最も重要な仕事と
みなされている。現在のところ、手頃な市場価格でかな
り大量のサイトカインを製造する方法は一つしかない。
遺伝子技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この技術は成熟してお
り、大量生産が現在行なわれているが、この方法は非常
に高くつくので、サイトカインは現在最も高価な薬物の
一つである。これらの構造は公知であり、基本的に純粋
な状態で製造することができるのであるが、サイトカイ
ンの使用には今のところなお深刻な副作用が伴う。さら
に、遺伝子技術で製造されたサイトカインを投与する
と、いかに純粋に製造されたとしても、市販されている
製品が高い率の副作用を時々示すように、異質反応(fo
reign reaction) を避けることができない。さらにこれ
らには基本的に不利な点がある。これらは通常、単一の
細胞型、ないしは細胞群であり、免疫系の他の部分を利
用しないので、遺伝子技術により製造され個別に投与さ
れるサイトカインの有効性は、生理学的に自然ではな
い。
り、大量生産が現在行なわれているが、この方法は非常
に高くつくので、サイトカインは現在最も高価な薬物の
一つである。これらの構造は公知であり、基本的に純粋
な状態で製造することができるのであるが、サイトカイ
ンの使用には今のところなお深刻な副作用が伴う。さら
に、遺伝子技術で製造されたサイトカインを投与する
と、いかに純粋に製造されたとしても、市販されている
製品が高い率の副作用を時々示すように、異質反応(fo
reign reaction) を避けることができない。さらにこれ
らには基本的に不利な点がある。これらは通常、単一の
細胞型、ないしは細胞群であり、免疫系の他の部分を利
用しないので、遺伝子技術により製造され個別に投与さ
れるサイトカインの有効性は、生理学的に自然ではな
い。
【0004】本発明の方法は、それが由来する起原の故
に、それら自身の生体内に再度入れられたときに、はる
かに許容度が大きい内因性サイトカインを得ることを可
能にし、またそれらは、生体自体の媒質に置かれるの
で、上述した非生理的作用による問題を示さない。
に、それら自身の生体内に再度入れられたときに、はる
かに許容度が大きい内因性サイトカインを得ることを可
能にし、またそれらは、生体自体の媒質に置かれるの
で、上述した非生理的作用による問題を示さない。
【0005】免疫調整物質を製造する可能性は、まず最
初に、ヨーロッパ特許公報第0,265,548B1 に記載され
た。これによると、解凝集の後に、個々の血液画分並び
に尿からオゾン分解およびタンパク質分解により、溶解
産物(lysates) が得られた。それ以来、自己免疫病に対
するこれらの臨床的有効性が確立されている。この特許
には、細胞培養をオゾンガスにさらすこと、それにより
得られる溶解産物を免疫調整物質として利用することが
すでに記載されている。ところで、1990年に、オゾンガ
スにさらした白血球培養から、γ−インターフェロンを
製造することがビーオーシーシーアイ(Bocci)により実
証された。Bocci は、また、O2 /O3 混合物の濃度に
関するキーフ(Kief)の情報によれば、全血の培養から
γ−インターフェロンを最適収量で確実に得られること
も示した。この仕事からわかるように、この方法で得ら
れる最高収量は約140 ピコグラム/ミリリットルであ
る。全血又は他の画分、たとえば、白血球及びリンパ球
を短期間の培養に一緒に使用すると、ヨーロッパ特許公
報第0,265,548B1により、インターロイキン2のような
他のサイトカインを得ることもでき、このインターロイ
キン2は、この方法によって処理されたこのような培養
の上清(培養容器の底に沈む細胞の上に位置する栄養溶
液の層)溶液中に初期値の40倍も存在する)。しか
し、本発明の方法では、もっと高い収量が得られ、様々
なサイトカイン混合物をも得ることができる。
初に、ヨーロッパ特許公報第0,265,548B1 に記載され
た。これによると、解凝集の後に、個々の血液画分並び
に尿からオゾン分解およびタンパク質分解により、溶解
産物(lysates) が得られた。それ以来、自己免疫病に対
するこれらの臨床的有効性が確立されている。この特許
には、細胞培養をオゾンガスにさらすこと、それにより
得られる溶解産物を免疫調整物質として利用することが
すでに記載されている。ところで、1990年に、オゾンガ
スにさらした白血球培養から、γ−インターフェロンを
製造することがビーオーシーシーアイ(Bocci)により実
証された。Bocci は、また、O2 /O3 混合物の濃度に
関するキーフ(Kief)の情報によれば、全血の培養から
γ−インターフェロンを最適収量で確実に得られること
も示した。この仕事からわかるように、この方法で得ら
れる最高収量は約140 ピコグラム/ミリリットルであ
る。全血又は他の画分、たとえば、白血球及びリンパ球
を短期間の培養に一緒に使用すると、ヨーロッパ特許公
報第0,265,548B1により、インターロイキン2のような
他のサイトカインを得ることもでき、このインターロイ
キン2は、この方法によって処理されたこのような培養
の上清(培養容器の底に沈む細胞の上に位置する栄養溶
液の層)溶液中に初期値の40倍も存在する)。しか
し、本発明の方法では、もっと高い収量が得られ、様々
なサイトカイン混合物をも得ることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、患者自
身の血液培養をオゾン−酸素混合物で処理し、分画する
ことにより内因性サイトカインを高い含有量で含む細胞
培養を製造する方法において、該細胞培養を通常の方法
で培養し、血液又は血液画分及び/又は尿からオゾン分
解及びタンパク質分解により得られた溶解産物を興奮剤
として添加することを特徴とする製造方法が提供され
る。
身の血液培養をオゾン−酸素混合物で処理し、分画する
ことにより内因性サイトカインを高い含有量で含む細胞
培養を製造する方法において、該細胞培養を通常の方法
で培養し、血液又は血液画分及び/又は尿からオゾン分
解及びタンパク質分解により得られた溶解産物を興奮剤
として添加することを特徴とする製造方法が提供され
る。
【0007】この方法に用いられる細胞培養としては、
例えば全血、赤血球、リンパ球又は混合された培養が挙
げられる。すなわち、本発明の方法はヨーロッパ特許公
報第0,265,548B1 の方法を利用して始まる。これの利点
はヨーロッパ特許第0,265,548B1 により得られる溶解産
物を、ヨーロッパ特許第0,265,548B1 に従って最初に処
理された白血球の培養及びリンパ球の培養中で有糸分裂
の刺激のために用いることである。この方法によれば、
血清、白血球、リンパ球、赤血球、及び/又は尿から得
られる溶解産物の選択次第で、様々なスペクトルのサイ
トカインを製造することができる。
例えば全血、赤血球、リンパ球又は混合された培養が挙
げられる。すなわち、本発明の方法はヨーロッパ特許公
報第0,265,548B1 の方法を利用して始まる。これの利点
はヨーロッパ特許第0,265,548B1 により得られる溶解産
物を、ヨーロッパ特許第0,265,548B1 に従って最初に処
理された白血球の培養及びリンパ球の培養中で有糸分裂
の刺激のために用いることである。この方法によれば、
血清、白血球、リンパ球、赤血球、及び/又は尿から得
られる溶解産物の選択次第で、様々なスペクトルのサイ
トカインを製造することができる。
【0008】内因性サイトカインの製造方法の主たる手
続はつぎの通りである。まず、全血をオゾン化及びイン
キュベートする。その後、分離剤及びゾーン遠心分離に
よってバフィーコート又はリンパ球を抽出することによ
って白血球を得る。こうして得られた集団は全血内での
酸素ラジカルの蓄積を通して選択を既に経験している。
というのは、この処理の間にラジカル感受性細胞は破壊
され、抵抗性のある細胞だけが生き残っているからであ
る。これらの生き残っている細胞を次に通常のようにし
て培養し、溶解産物を興奮剤(stimulant) として添加す
る。かかる溶解産物は、例えば、ヨーロッパ特許公報第
0,265,548B1 に従って、赤血球、顆粒球、又はリンパ球
単独から、又は患者の血清から得ることができる。
続はつぎの通りである。まず、全血をオゾン化及びイン
キュベートする。その後、分離剤及びゾーン遠心分離に
よってバフィーコート又はリンパ球を抽出することによ
って白血球を得る。こうして得られた集団は全血内での
酸素ラジカルの蓄積を通して選択を既に経験している。
というのは、この処理の間にラジカル感受性細胞は破壊
され、抵抗性のある細胞だけが生き残っているからであ
る。これらの生き残っている細胞を次に通常のようにし
て培養し、溶解産物を興奮剤(stimulant) として添加す
る。かかる溶解産物は、例えば、ヨーロッパ特許公報第
0,265,548B1 に従って、赤血球、顆粒球、又はリンパ球
単独から、又は患者の血清から得ることができる。
【0009】本発明の方法の主たる利点は、内因性の物
質を専ら利用することである。この点は液体細胞培養で
用いられる通常の栄養溶液(ほとんど必ず子ウシ血清を
含有している)と比較すると、非常にはっきりする。本
発明の方法によると、動物蛋白質に対する感作も動物由
来の病気の移転も防止することができる。出発物質の選
択によって、種々のサイトカイン混合物を誘起すること
ができる。例えば、ヨーロッパ特許公報第0,265,548 B1
による血清から得られる溶解産物を使用すると、特に多
量のγ−インターフェロンとインターロイキン2が得ら
れる。この後、細胞培養はヨーロッパ特許第0,265,548B
1 に既に記載されている方法で溶解され、薬学的方法に
より注射可能な溶液が調製される。このような溶解産物
は、1 : 1,000,000の希釈状態で、0.1 mL量の皮下投
与であっても、生体内にγ- インターフェロンの内因性
生産を誘起する。その量は最初のスクリーニングで初期
値の7倍であることが見出された。インターロイキンン
−2の量は平均で標準の7倍であった。一方、溶性イン
ターロイキン−2受容体は最初に記載した技術によって
2分の1ないし3分の1に減少させることができ、この
値は自己免疫病の治療では重要な基準である。
質を専ら利用することである。この点は液体細胞培養で
用いられる通常の栄養溶液(ほとんど必ず子ウシ血清を
含有している)と比較すると、非常にはっきりする。本
発明の方法によると、動物蛋白質に対する感作も動物由
来の病気の移転も防止することができる。出発物質の選
択によって、種々のサイトカイン混合物を誘起すること
ができる。例えば、ヨーロッパ特許公報第0,265,548 B1
による血清から得られる溶解産物を使用すると、特に多
量のγ−インターフェロンとインターロイキン2が得ら
れる。この後、細胞培養はヨーロッパ特許第0,265,548B
1 に既に記載されている方法で溶解され、薬学的方法に
より注射可能な溶液が調製される。このような溶解産物
は、1 : 1,000,000の希釈状態で、0.1 mL量の皮下投
与であっても、生体内にγ- インターフェロンの内因性
生産を誘起する。その量は最初のスクリーニングで初期
値の7倍であることが見出された。インターロイキンン
−2の量は平均で標準の7倍であった。一方、溶性イン
ターロイキン−2受容体は最初に記載した技術によって
2分の1ないし3分の1に減少させることができ、この
値は自己免疫病の治療では重要な基準である。
【0010】このようにして刺激した血液を再び通常の
方法で培養し、ヨーロッパ特許第265,548B1 に従って得
られる溶解産物にさらすと、更に増加させることがで
き、これは更に高濃度のサイトカインを含むある種の培
養カスケードである。しかし、ヨーロッパ特許第0,265,
548B1 に従って得られる溶解産物を興奮剤として内因性
血液培養のために使用すると、溶解産物及び培養細胞の
選択により特定のサイトカインが得られるだけではな
く、マクロファージ及びキラー細胞の発芽が増加させら
れる。これらは、悪性の病気に特別に適用する際に適し
ている。血液培養のオゾン処理には更に別の利点があ
る。対応するドナーの血液に由来する悪性細胞はオゾン
によりその有糸分裂の際に選択的に阻害され( Sweet,
F., Ming-ShienKao,Song-Chien, D. Lee, Science, Vo
l. 209, 932参照)、適当なオゾン量を全体に適用すれ
ば選択的に破壊さえされる。細胞増殖が抑制されるよう
に処理された癌患者の血液に由来する内因性幹細胞培養
の調製に必要であった特別の費用は、上記オゾン処理の
お蔭で大きく取り除かれる。尿には、α−2−グリコプ
ロテインの他に、トランスフェリン、ヘモシデリン、イ
ムノグロブリンA及びイムノグロブリンGが含まれてい
る。更に、セルロプラスミン、アプトグロブリン断片、
及び極く少量のα−2−マクログロブリンの他に、様々
な量のイムノグロブリンの鎖又は鎖断片を検出すること
ができる。これらの成分は、腎臓の受動的ろ過及び能動
的ろ過の発現である。従って、尿あるいは従来技術の方
法によって濃縮された蛋白混合物でさえ、このような細
胞を興奮させる可能性がある。しかしこれらは実験室の
技術では血液から選択することは殆どできなかった。こ
れは尿中に自然に検出され得るカイトカイン濃度によ
り、そして腎臓病が存在する場合に示される(Sweet,
F., Ming-Shien Kao, Song-Chien D. Lee, Science, Vo
l. 209, 932参照) 。
方法で培養し、ヨーロッパ特許第265,548B1 に従って得
られる溶解産物にさらすと、更に増加させることがで
き、これは更に高濃度のサイトカインを含むある種の培
養カスケードである。しかし、ヨーロッパ特許第0,265,
548B1 に従って得られる溶解産物を興奮剤として内因性
血液培養のために使用すると、溶解産物及び培養細胞の
選択により特定のサイトカインが得られるだけではな
く、マクロファージ及びキラー細胞の発芽が増加させら
れる。これらは、悪性の病気に特別に適用する際に適し
ている。血液培養のオゾン処理には更に別の利点があ
る。対応するドナーの血液に由来する悪性細胞はオゾン
によりその有糸分裂の際に選択的に阻害され( Sweet,
F., Ming-ShienKao,Song-Chien, D. Lee, Science, Vo
l. 209, 932参照)、適当なオゾン量を全体に適用すれ
ば選択的に破壊さえされる。細胞増殖が抑制されるよう
に処理された癌患者の血液に由来する内因性幹細胞培養
の調製に必要であった特別の費用は、上記オゾン処理の
お蔭で大きく取り除かれる。尿には、α−2−グリコプ
ロテインの他に、トランスフェリン、ヘモシデリン、イ
ムノグロブリンA及びイムノグロブリンGが含まれてい
る。更に、セルロプラスミン、アプトグロブリン断片、
及び極く少量のα−2−マクログロブリンの他に、様々
な量のイムノグロブリンの鎖又は鎖断片を検出すること
ができる。これらの成分は、腎臓の受動的ろ過及び能動
的ろ過の発現である。従って、尿あるいは従来技術の方
法によって濃縮された蛋白混合物でさえ、このような細
胞を興奮させる可能性がある。しかしこれらは実験室の
技術では血液から選択することは殆どできなかった。こ
れは尿中に自然に検出され得るカイトカイン濃度によ
り、そして腎臓病が存在する場合に示される(Sweet,
F., Ming-Shien Kao, Song-Chien D. Lee, Science, Vo
l. 209, 932参照) 。
【0011】尿をヨーロッパ特許第0,265,548 B1に従っ
て処理し抗原としてこのような培養に添加すると、イン
ターロイキン3,4,5及び6の収量は実質的に高ま
る。一方同時に好酸球の生成数は非常に多くなる。
て処理し抗原としてこのような培養に添加すると、イン
ターロイキン3,4,5及び6の収量は実質的に高ま
る。一方同時に好酸球の生成数は非常に多くなる。
【0012】内因性物質がその大きな許容性の故に提供
する上述した利点と共に、このように製造される内因性
サイトカインが非常に安価であることが容易に理解され
る。これらサイトカインを純粋な状態で調製することは
まったく必要ではない。というのは、サイトカイン混合
物、培地の内因性タンパク質、細胞のヌクレオチド、及
びプラズマ成分の相互作用によって、サイトカイン単独
の場合よりも強力な免疫調節作用が及ぼされるからであ
る。
する上述した利点と共に、このように製造される内因性
サイトカインが非常に安価であることが容易に理解され
る。これらサイトカインを純粋な状態で調製することは
まったく必要ではない。というのは、サイトカイン混合
物、培地の内因性タンパク質、細胞のヌクレオチド、及
びプラズマ成分の相互作用によって、サイトカイン単独
の場合よりも強力な免疫調節作用が及ぼされるからであ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明の方法によれば、許容性の大きい
内因性サイトカインを高い収量で安価に得ることができ
る。この内因性サイトカインには従来の遺伝子技術で得
られたサイトカインのような非生理的作用による問題は
ない。
内因性サイトカインを高い収量で安価に得ることができ
る。この内因性サイトカインには従来の遺伝子技術で得
られたサイトカインのような非生理的作用による問題は
ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/00 L 9282−4B // A61K 38/00 38/21 (C12P 21/00 C12R 1:91) A61K 37/66 A
Claims (2)
- 【請求項1】 患者自身の血液培養をオゾン−酸素混合
物で処理し、分画することにより内因性サイトカインを
高い含有量で含む細胞培養を製造する方法において、該
細胞培養を通常の方法で培養し、血液又は血液画分及び
/又は尿からオゾン分解及びタンパク質分解により得ら
れた溶解産物を興奮剤として添加することを特徴とする
製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、細胞培
養が全血、赤血球、リンパ球又は混合された培養である
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4244437A DE4244437A1 (de) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | Verfahren zur Gewinnung körpereigener Zytokine |
DE4244437.3 | 1992-12-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0787965A true JPH0787965A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=6476762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5352187A Pending JPH0787965A (ja) | 1992-12-29 | 1993-12-28 | 内因性サイトカインを高い含有量で含む細胞培養の製造方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0607593B1 (ja) |
JP (1) | JPH0787965A (ja) |
AT (1) | ATE196088T1 (ja) |
AU (1) | AU672449B2 (ja) |
CA (1) | CA2112314A1 (ja) |
DE (2) | DE4244437A1 (ja) |
ES (1) | ES2151895T3 (ja) |
ZA (1) | ZA939718B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003531175A (ja) * | 2000-04-26 | 2003-10-21 | ブライフォーゲル ボリス | 哺乳動物の尿および血液の化学的変性 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19903876B4 (de) * | 1999-02-01 | 2006-09-28 | Orthogen Gentechnologie Gmbh | Verfahren zur in-vitro-Bildung und Anreicherung von Interleukin-1 Rezeptor-Antagonisten |
US6303154B1 (en) | 1999-09-24 | 2001-10-16 | Boris Breivogel | Chemical alteration of mammal urine and mammal blood |
EP1555026A3 (en) * | 2000-04-26 | 2005-12-07 | Breivogel, Boris | Chemical modification of mammalian blood |
DE102006005016A1 (de) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Orthogen Ag | Konditionierte Blutzusammensetzung und Verfahren zu deren Herstellung |
EP2120975B1 (de) * | 2006-12-22 | 2015-09-23 | Horst Kief | Vollblutkulturen mit stimulierten immunzellen und deren verwendung als heilmittel |
EP2829278A1 (de) | 2013-07-23 | 2015-01-28 | Scientific BioTech GmbH | Serum zur Behnandlung von Krankheiten |
ITMI20131667A1 (it) * | 2013-10-09 | 2015-04-10 | Ind Paolo Gobbi Frattini | Metodo per pre-trattare le cellule ematiche prima della separazione. |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2017618B3 (es) * | 1986-10-30 | 1991-03-01 | Horst Kief | Procedimiento para producir sustancias que tengan sus germenes matados o que estan debilitadas en su virulencia, asi como el empleo de las mismas |
CA2015294A1 (en) * | 1989-04-28 | 1990-10-28 | John J. Rinehart | Generation and expansion of lak cells |
-
1992
- 1992-12-29 DE DE4244437A patent/DE4244437A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-12-20 ES ES93120536T patent/ES2151895T3/es not_active Expired - Lifetime
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