JP2003531175A - 哺乳動物の尿および血液の化学的変性 - Google Patents

哺乳動物の尿および血液の化学的変性

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Abstract

(57)【要約】 哺乳動物尿および哺乳動物血液の化学的変性のための新規方法が疾患の治療のために開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は哺乳動物尿および哺乳動物血液の化学的変性のための方法に関する。
変性血液または変性尿は哺乳動物に使用する場合、免疫調節効果を有し、免疫障
害の治療のために使用することができる。
【0002】 従来技術 哺乳動物血液は細胞フラクションおよび非細胞フラクションからなることは公
知である。非溶血血液中の非細胞フラクションは血漿と呼ばれ、ミネラルおよび
複雑な生化学的合成生成物、例えば蛋白質(ほとんどの場合、肝臓から、および
免疫系の細胞から免疫グロブリンの形で誘導される)、炭水化物、プロテオグリ
カンなど、の水性溶液である。
【0003】 細胞相は血液細胞成分の遠心分離または自然の沈殿により分離することができ
、主に赤血球および血小板および少量の白血球をもたらす。これは顆粒球および
リンパ球に区別することができる。新たな研究はフローサイトメトリーにより、
特にこのリンパ球のサブ群を調べている。表面抗原の特異的な着色後にこれらの
細胞の異なる群を同定することが可能である。CD4を有する細胞はヘルパーT
細胞(免疫活性を生産しかつ増大させる)と呼ばれ、CD8細胞はサプッレサー
T細胞または細胞障害細胞(免疫活性を減少および制御する)と呼ばれる。Th
1およびTh2へのヘルパーT細胞の更なる識別は可能であった。Th1細胞は
優先的に、インターロイキン2、インターフェロンγおよび腫瘍壊死因子のよう
な炎症前(proinflamatory)サイトカインを生産する。Th1細胞はその細胞毒
活性により、細胞内ターゲット抗原および腫瘍細胞の攻撃に用いられる。Th2
細胞の作用は優先的に抗炎症作用であり、これはインターロイキン(IL)4、
IL10およびIL13を生産する。Th2細胞は細胞外抗原の制御に使用され
る。Th1、Th2および抗原を示す細胞の相互作用により、免疫系のエフェク
ター作用が制御される。インターフェロンγは腫瘍壊死因子、IL1、IL6、
IL12、酸素ラジカルおよびNOのような炎症前物質の生産を増強する。IL
4はこれらの物質の炎症前活性を中和する。疾患の異なる群は、Th1またはT
h2細胞に偏ったバランスの典型的なシフトを示す。Th1細胞に偏ったシフト
は腫瘍患者にプラスである(抗腫瘍活性)が、器官特異性自己免疫疾患を有する
患者(例えば、リュウマチ性関節炎、ブドウ膜炎、甲状腺炎)には有害である。
Th2細胞の優位はアレルギー性疾患(湿疹)、免疫グロブリンを媒介とする疾
患および強皮症に有害である。このことは活性アレルギーおよび神経皮膚炎を有
する患者がガンになりにくいという事実のための可能な説明であると見なされる
。アレルギー性の皮膚または肺の疾患、および他の自己免疫疾患並びに多くの型
のガンを有する患者における免疫システムの病的な活性および過重は原因となる
アンバランスを再均衡化し、生じた疾患に影響を与えることのできる、複雑な免
疫調節剤に関する研究に導いた。
【0004】 哺乳動物尿または選択的に溶血処理物の限外濾過液は蛋白質及びプロテオグリ
カンおよびその他の腎臓フィルターを物理学的に通過する物質のスペクトルを含
有する。これらの物質は複雑であり、サイズおよび生物学的機能において異なっ
ている。多くの尿物質は多分生物学的な効果を有しているが、同じ宿主哺乳動物
の滅菌尿の皮下投与は免疫系の細胞に特記する効果を示していない。同じことを
、同じ個体の白血球培養体への滅菌尿の添加に応用しても、明らかな免疫調節作
用は観察されない。
【0005】 US4632980(Zee 等)は低レベルのオゾンでの処理からなる血液およ
び血液製品のウィルス不活性化のための方法を開示している。ウィルス不活性化
の後、血液成分を更に分離し、意図する目的のために使用することができる。
【0006】 US4684521(Edelson)は外的な血液処置のための方法および装置を
開示している。これは光活性剤の存在下にUV照射で血液を処置することからな
る。
【0007】 US4748120(Wiesehahn)は照射条件下に、ソラレン誘導体で生物学
的な組成物を処置する方法を開示している。EP0265548中にKiefは殺菌
処理をしたか、および/または免疫変調活性を示す物質の製法およびその使用を
開示している。Kiefは酸化のためのオゾンの適用に関しては、GP310969
1に言及している。彼は尿または血液に加圧下にオゾン/酸素混合物の適用を記
載している。彼は血液を遠心分離し、かつ赤血球と血漿フラクションを分離し、
かつ繰り返し酸化剤(オゾン/酸素混合物)で処理し、これは蒸留水を添加する
ことによる溶血の中間工程を伴い、かつその後に酸化を繰り返す方法を開示して
いる。オゾンの所要含量は酸素mlあたり40〜80ngの間にある。特別な場
合には酸化剤での前に尿素濾過液の添加を開示している。アスコルビン酸、選択
的にカルボニル基担持体の添加も提案されている。同様にハロゲンの添加も開示
されている。治療のための適用の前の最終処理である1:10希釈は勧められて
いる。処理物は経口、吸入または局所適用することができる。EP060759
3中で、Kiefは身体自体のサイトカインの上昇した含量を有する細胞培養体を獲
得するための方法を開示している。彼は患者自体のサイトカインパターンを獲得
するために、EP0265548中に記載された方法の変法を使用している:全
血をオゾンに曝し、培養する。白血球は異なる寸法で分離され、かつ再び培養さ
れる。同じ患者の、いわゆる溶解産物(前記の全血の血液フラクション、例えば
赤血球、リンパ球等)または同じ患者の処理尿をEP0265548により添加
することができる。最終的に、培養細胞の細胞溶解を誘発し、最終生成物を希釈
し、治療のために使用する。
【0008】 発明の概略的な説明 血液および尿を酸化するために記載された方法は、免疫系の障害の治療のため
の信頼できる物質を獲得するために、2つの異なる方向に変更することができる
ということが見いだされた。一つの方向は(第2の実施態様)は軽程度〜中程度
の免疫障害において、効力の損失なしに方法を一般的に単純化することであり、
その他の方法(第3の実施態様)は異なる方法によりより効果的な治療生成物を
獲得するための新規方法である。一方の実施態様においては、本発明は、次の工
程: − 哺乳動物から尿を採取し、 − 容器中で、哺乳動物の尿をゆっくりとした酸化剤(空気)または迅速な酸
化剤(少なくとも酸素約90%〜100%(v/v)のガス雰囲気、選択的に同
様にオゾンも含有)で処理し、 − 低分子量の物質を除去し、哺乳動物の変性尿を獲得する、 からなる、哺乳動物の尿の化学的変性法を提供する。
【0009】 本発明の他の実施態様によれば、次の工程: − 哺乳動物から減少した内部圧を有する容器中に、抗凝固剤、例えばヘパリ
ンの存在下に血液を採取し(工程0)、 − 必要であれば酸化剤の添加下に、酸化雰囲気に保持し(工程1a)、 − 希釈剤、有利には滅菌等張食塩水、を添加し(工程2a)、 − このように得られたフラクションを混合し(工程4)、 − このフラクションを貯蔵して、十分な時間の間フラクションをエージング
し(工程5)、かつ − 引き続き、希釈工程で生理学的に認容性の濃度にする(工程9)、 からなる哺乳動物の血液の化学的変性法を提供する。
【0010】 有利に本発明は以下の工程: − 哺乳動物から減少した内部圧を有する容器中に血液を採取し(工程0)、 − 酸化剤を添加するか(工程1a)または選択的に真空を適用することによ
り溶血を誘発し(工程1b)、 − 希釈剤、有利に滅菌等張食塩水、を添加し(工程2a)、 − 場合により凍結および再加温し(工程2b)、またはエージング工程を強
化し(工程2c)、 − 場合により免疫活性物質を添加し(例えば、γインターフェロン)(工程
3)、 − 手でまたはローラー上で完全に混合し(工程4)、 − +4℃で(有利に光の影響下に)数週間(有利に2週間)貯蔵し(工程5
)、 − 生存血液細胞の培養体を製造し(工程6)、 − インキュベートして、培養生成物を獲得し(工程7)、 − 維持するために、溶液を添加する、 − 保存剤を添加する(工程8)、 − 薬剤の形に最終生成物を希釈または安定化する(工程9) からなる。
【0011】 他の実施態様において本発明は、次の工程: − 哺乳動物から減少した内部圧を有する容器中に、抗凝固剤、例えばヘパリ
ンの存在下に血液を採取し(工程0)、 − 必要であれば酸化剤の添加下に、酸化雰囲気に保持し(工程1a)、 − 少なくとも1種の免疫活性物質を添加し(工程3)および/または請求項
1から12までのいずれか1項記載の方法により得られた哺乳動物の尿を添加し
(工程5)、 − このように得られた最初のフラクションを混合し(工程4)、 − 生存血液細胞の培養体を添加し(工程6)、 − そのように得られた第2のフラクションをインキュベートし、培養生成物
を獲得し(工程7)、 − 引き続き、希釈工程で生理学的に認容性の濃度にする(工程9)、 からなる哺乳動物の血液の化学的変性法を提供する。
【0012】 哺乳動物の血液の化学的変性のための本発明の方法は、有利に次の工程: − 哺乳動物から血液を採取し、 − 血液を血漿相および細胞相に分離し、 − 血漿相、細胞相または両方を酸化剤および酸素約90%〜100%(v/
v)のガス雰囲気で容器中で処理し、 − 血漿相を細胞相と合し、 − 細胞培養培地を添加し、 − 免疫活性物質(例えば、インターフェロン)を添加し、 − 第1の実施態様により製造した哺乳動物変性尿を添加し、 − 約37℃で16〜36時間インキュベートし、 − 保存剤を添加して哺乳動物変性血液を獲得する、 からなる。
【0013】 更なる実施態様において、本発明は本発明の方法により製造した哺乳動物変性
尿を、これを必要とする患者に投与する工程からなる免疫障害を治療するための
方法を提供する。
【0014】 更なる実施態様において、本発明は本発明の方法により製造した哺乳動物変性
血液を、これを必要とする患者に投与する工程からなる免疫障害を治療するため
の方法を提供する。
【0015】 他の実施態様においては、本発明は免疫系を調節することのできる物質を提供
する。
【0016】 発明の詳細な説明 本発明の第1の実施態様は哺乳動物尿の化学的変性のための方法を開示する。
この方法は哺乳動物から尿を採取する工程からなる。この採取を尿の滅菌採取を
可能にする方法で実施するのが有利である。これは膀胱の導尿によりまたは中間
流の尿の採取により実施することができる。尿を滅菌に保持するためには、滅菌
容器を使用するべきである、例えばディスポーザブル滅菌プラスチック製容器を
使用するべきである。尿中の非可溶性成分の存在に依存して、尿を遠心分離し、
沈殿物を廃棄してよい。細菌による汚染のスクリーニングのための従来のテスト
法は、例えばニトリット(nitrite)上のスティックテストである。
【0017】 次いで、採取した哺乳動物尿を少なくとも約90%(v/v)の酸素のガス雰
囲気で酸化剤で処理する。用語“酸素”は原子および分子的に純粋な形の酸素元
素、特にOおよびOの形の酸素元素からなる。Oがガス雰囲気の主要な成
分である。酸化剤としてはHおよびOが特に有利である。Hは希
釈溶液として尿に添加することができる。好適な量は尿100mlあたり1%H溶液1〜3mlの範囲である。オゾン(O)はガス雰囲気に添加するこ
とができる。
【0018】 オゾンを酸化剤として使用する場合、酸素雰囲気の約50〜100μg/ml
の濃度で存在するべきである。オゾンの発生のための装置は購入することができ
、例えばUS5052382(Waenwright)およびUS5053140(Horste
)中に記載されており、これらは本願に引用されている。少なくともO90%
(v/v)の濃度のガス雰囲気中で酸化を実施することは非常に重要である。本
発明は弱い酸化剤Oと強酸化剤との組合せが哺乳動物尿の信頼できかつ再現性
のある変性を可能にするということを明らかにする。ガス雰囲気中のO濃度が
できるだけ高く、有利には少なくとも95%および更に有利には少なくとも99
%であることは好適である。Oの濃度が購入可能である程度に高いのが最も有
利である。適切なその他のガスはオゾンが酸化剤として使用される場合にオゾン
である。酸素は尿の汚染を回避するために医薬品級の品質であるべきである。容
器中の酸素雰囲気は容器中の尿上の空気雰囲気の除去、または排気された容器の
使用およびO雰囲気の添加により得られる。O雰囲気は大気圧より低い圧力
〜大気圧を約1バール越える圧力の範囲の圧力を有していてよい。容器中の圧力
が大気圧に近いのが、操作を容易にし、かつ容器の密なシーリングのための複雑
な機能を回避するので有利である。酸素雰囲気および尿の間の緊密な接触を提供
するのが有利である。尿を酸素雰囲気で振盪し、尿、酸化剤および酸素雰囲気間
の反応を可能にするのが好適な方法である。酸化剤の濃度は酸化剤の反応速度に
確実に影響を与える広い範囲で変化させることができる。酸化剤の好適な濃度は
尿1mlあたり1〜5μモルの範囲である。酸化剤が尿中に毒性の物質を混入す
べきでないということは当業者には明らかである。ガス雰囲気と尿との緊密な混
合を可能にするためには、ガス雰囲気の体積が尿の体積の少なくとも50%であ
るのが有利である。有利には、尿の体積の50〜200%の範囲であり、尿とほ
ぼ同じ体積がより有利である。
【0019】 酸化剤の添加の後に、1種以上のプロテアーゼを添加することができる。好適
なプロテアーゼはセリンプロテアーゼ、例えばパパイン、トリプシン、キモトリ
プシン、これらの混合物および類似のものからなる。酵素活性は尿mlあたり、
0.1〜2μkat(microkat)の範囲であるべきである。1katは1秒あた
りペプチド結合1モルを切断する酵素の量として定義される。酸化剤および場合
により少なくとも1種のプロテアーゼの添加後に、尿を暗所で有利に37℃の温
度で2〜18時間インキュベートする。より低い温度を使用することもできるが
、このことは酸化剤の量およびプロテアーゼの量を増加させ、または反応速度は
温度および試薬の濃度に依存するので、インキュベーション時間を延長させる。
僅かに高い温度は使用することができるが実質的に高い温度は尿の不安定な成分
を変質させ、変性尿の効果を減少させる。インキュベーションの後、低分子量の
物質は除去することができる。用語“低分子量の物質”とは約6000ダルトン
より低い分子量を有する、より有利には約5000ダルトンより低い分子量を有
する物質を定義するために使用されている。有利な除去法は限外濾過装置の使用
である。好適な限外濾過膜は、例えばUltrafree-15-Biomac-5K(Milipore Inc.
から購入可能)である。限外濾過は、有利に限外濾過の工程をスピードアップす
る遠心分離装置を用いて実施することもできる。更に限外濾過は尿中の水の量も
減少させ、こうして高分子量の成分の濃度を上昇させる。限外濾過の代わりに他
の方法を使用することもできる。好適な方法としては、例えばゲル濾過である。
低分子量物質および場合により水の除去後、哺乳動物変性尿を有利に再び酸化剤
およびガス雰囲気で前記のように処理する。この繰り返しの処理は本発明の方法
により変性される成分の割合を増加させ、こうして処理の効果を増加させる。得
られた哺乳動物変性尿は4℃を下回る温度で貯蔵するべきであり、凍結してもよ
い。
【0020】 本発明の第2の実施態様としては、哺乳動物から減圧した内部圧を有する容器
中に血液を採取し、場合により採取した血液を放置または遠心分離により血漿相
および細胞相に分離し、採取した血液を空気、酸素またはオゾンを添加すること
により処理し(容器に酸素1mlあたりオゾン6〜70μl)(工程1a)、そ
の際主な溶血は回避され、容器中の内部圧は保持され、または内部圧を減少させ
(工程1b)、その際溶血は達せられる。
【0021】 工程1aまたは1bにより処理された血液を更に次の工程により処理するのが
有利である: (工程2a)血液100mlあたり滅菌等張(0.9%)食塩溶液約110m
lを添加する、 他の有利な実施態様においては事例AおよびBにより処理した血液を、更に次
の工程で処理する (工程2b)酸化雰囲気下での凍結: 容器を酸化雰囲気下に−5℃を下回る温度で凍結し、少なくとも1時間経過し
た後に再加温する。
【0022】 第3の有利な実施態様においては、開示された工程により処理した血液を更に
次の工程で処理する: (工程2c)日光、UV光または暗所で0〜45℃でエージングする。
【0023】 工程3:(免疫系の重い障害のための製品を獲得するための任意工程) γ−インターフェロン(例えば血液100mlあたりガンマフェロン溶液5m
l)および/または顆粒球刺激因子(例えば、ドイツで入手可能な製品:Neupog
en(R), g-csfを血液100mlあたり5ml)および/またはβ−インター
フェロン(例えば、血液100mlあたりベータフェロン5ml)を添加する。
【0024】 工程4:容器を0〜45℃の温度で、手で、または2〜24時間ロールミキサ
ー上で完全に混合する − 工程5a:容器を数日間から数週間の間、好適な冷蔵庫中で+4℃で貯蔵
する。行程の全期間、ガラス容器を日光または紫外線に曝す。
【0025】 工程5b:(任意):第1の実施態様において記載された工程により変性され
た哺乳動物尿を添加することが有利である。
【0026】 工程6:増殖を可能にするために、細胞培養に慣用的に使用される塩およびア
ミノ酸を含有する細胞培養培地を添加する。好適な培地は購入可能である。有利
ではあるが、それに限定されない細胞培養培地の例は例中に記載されている。4
.2%(v/v)NaHCO溶液をpHを調節するために添加することができ
る。更に、場合により1種以上の好適なプロテアーゼの量を添加することができ
る。好適なプロテアーゼおよび量はすでに前記のとおりであり。
【0027】 工程7:この混合物を暗所で約30℃で約16〜36時間インキュベートする
。慣用のロールミキサーまたはシェーカーを使用することができる。明らかに高
い温度条件または低い温度条件は細胞の増殖効果に強く影響を与える。従って、
35〜40℃の範囲に温度を維持することは重要なことである。この条件下に細
胞は増殖を開始し、または疾患に特異的な物質パターンを生産すると信じられて
いる。免疫障害を有する個体の白血球は特別な医薬品の生産のための特別な情報
を有しているか、またはもしこの障害に関する白血球のドナーに投与する場合、
機能を誘発する医薬品の生産のための特別な情報を有している。
【0028】 工程8:好適な保存剤を添加する。血液の保存のための多くの保存剤は公知で
ある。好適な溶液は略語ACD(anticogulant citrate/dextrose solution)お
よびCPD(anticogulant citrate phosphate dextrose solution)下に公知で
ある。これらの溶液はクエン酸緩衝剤システム、グルコースおよび場合によりリ
ン酸ナトリウム塩からなる。これらの保存剤は4〜6の弱い酸性pHを有する。
好適な保存剤の前混合物はACD安定化剤FonA(Fresenius,Germanyから購
入可能)である。
【0029】 工程9:最終生成物は治療される個体のオーバーシュート開始反応を回避する
ために有利に対数的段階で希釈することができる。通常の治療は約10- また
は10- で開始する。
【0030】 第3の実施態様として本発明は第1の実施態様ににより製造した哺乳動物変性
尿で血液を処理することからなる哺乳動物血液の化学的変性のための有利な方法
を開示している。この方法は中程度〜重い免疫障害、例えば重いアトピー性湿疹
の治療のための、ガンおよび重いリューマチ性の疾患のアジュバント治療におけ
る、生成物を獲得するために有利である。この方法は哺乳動物から血液を採取す
る工程からなる。この血液は通常の医学的方法で集められ、血液の凝固を回避す
るためのヘパリンを有する容器中に移される。6000IUの滅菌ヘパリンナト
リウム(体積2〜5ml)または当量の低分子量ヘパリンが約200mlの血液
のために十分である。選択的に、骨髄アスピレートまたは白血球を含有する均質
化組織を使用することができる。前記のように滅菌条件は血液の採取の間も更な
る工程の間も維持するべきである。層流条件は有利に更なる工程の間使用される
。実験者の保証された安全のために、採取血液の試料はHIV、B型肝炎および
C型肝炎に関して通常の方法でチェックする。
【0031】 次いで血液を血漿相および細胞相に分離する。このことは約750gでの遠心
分離により、または選択的に容器中で細胞区分(赤血球、血小板および白血球か
らなる)が分離するままにすることにより、行うことができる。
【0032】 細胞相および血漿相の分離の後、容器中で血漿相、細胞相または両方の相を酸
化剤および少なくとも90%(v/v)の酸素含量のガス雰囲気で処理する。前
記の酸化工程は血漿相及び細胞相の処理にも同様に適用する。
【0033】 理論と結びつけることを望むことなく、白血球が酸化条件での処理の結果とし
て増殖し、または免疫抗原性の生成物の生産が増大するということは認められて
いる。増殖を可能にするために、細胞培養に慣用的に使用される塩およびアミノ
酸を含有する細胞培養培地を添加する。好適な培地は購入可能である。有利では
あるが、制限はしない細胞培養培地の例は実施例中に記載されている。4.2%
(v/v)NaHCO溶液をpH調節のために添加することができる。更に、
1種以上のプロテアーゼの好適な量を場合により添加することができる。好適な
プロテアーゼおよび量はすでに記載されている。
【0034】 その後、本発明の第1実施態様により製造した哺乳動物変性尿、有利には同じ
哺乳動物からの変性尿を、添加する。この混合物を約30℃で暗所に約16〜3
6時間インキュベートする。常用のロールミキサーまたはシェーカーを使用する
ことができる。著しく高い温度または低い温度条件は細胞の増殖効果に強く影響
を与える。従って、35〜40℃の範囲に温度を保持することは重要である。こ
の条件下に細胞は増殖を開始し、疾患に特異的な物質パターンを生産する。免疫
障害を有するヒトの白血球は特異的な治療薬またはこの障害に関する白血球のド
ナーに投与する場合機能を誘発する治療薬の生産のための特異的な情報を有して
いると信じられている。インキュベーションの後に好適な保存剤を添加する。血
液を保存するための多数の保存剤が公知である。好適な溶液はACD(anticogu
lant citrate/dextrose solution)およびCPD(anticogulant citrate phosp
hate dextrose solution)下に公知である。これらの溶液はクエン酸緩衝液シス
テム、グルコースおよび場合によりリン酸ナトリウム塩からなる。これらの保存
剤は4〜6の弱い酸性pHを有する。好適な保存剤の前混合物はACD安定化剤
FonA(Fresenius,Germanyから購入可能)である。
【0035】 本発明の変性尿および変性血液は一般に、免疫障害を治療するために使用する
ことができる。この処置により、アレルギー性疾患、リュウマチ性疾患、自己免
疫疾患および免疫欠損疾患を十分に治療することができるか、または少なくとも
この治療により改善される。アレルギー性疾患は、例えば枯草熱(アレルギー性
鼻結膜炎)、アレルギー性喘息、神経皮膚炎(湿疹)等を含む。リューマチ性疾
患は、例えば慢性多発性関節炎、全身性エリテマトーデス等を含む。他の自己免
疫疾患は免疫性脈管炎、免疫性腎炎等を含む。免疫欠損疾患とは、例えば後天性
免疫欠損、慢性ウィルス感染を含む。投与の前に、当業者は変性尿または変性血
液を滅菌性に関して、およびエンドトキシンの不存在に関してチェックすること
が必要であることは気が付く。好適なテストは従来の培養における医療用尿、例
えばuricult、または従来の医療用血液培養からなる。エンドトキシンの不在は
リムルス・アメーバ様細胞溶解物テスト(Bio Whittakker Inc., Walkersville, USA)でチェックする。本発明により製造した物質は経口、経皮、吸入または非
経口適用により投与することができる。変性した血液または変性した尿はこの変
性した尿または変性した血液で処置すべき患者の尿または血液から製造するのが
有利である。
【0036】 更なる実施態様によれば、本発明は免疫調節効果を有する物質を提供する。例
えば重いアレルギー性疾患を有する患者からの尿の処理は2つのピークの消失と
新たな2つのピークの出現を示す。この効果は健康な個体においては示されない
。これらの2つの新規物質を単離することができ、これは免疫調節物質として使
用することができると信じられている。
【0037】 有利な方法: − 軽度〜中程度の免疫系の障害の処置において効果的であることが知られて
いる有利な最も簡単な方法は以下のものである: 血液を採取し、工程1a、2a、4、5a、8、9により処置する。
【0038】 − 中程度〜重度の免疫系の障害の処置のために有利な方法は以下のものであ
る:工程1a、3、4、5b、6、7、8、9または選択的に第3の実施態様に
記載された方法。
【0039】 特に、乾癬のための治療薬を製造するために有利な選択的な方法は以下の通り
である: 血液を排気した200〜500mlの体積の滅菌容器中に抗凝固剤と共に集め
る。
【0040】 実験室において:血液の量をボトル中で100mlに調節する。血液を室温で
1〜2時間放置し、赤血球が沈降し、場合よってはこの沈降を短時間の遠心分離
により行うこともできる。次いで、このボトル中の雰囲気を酸素mlあたりオゾ
ン6〜13μg含有する医療用酸素で満たす。次いでボトルをインキュウベータ
ー中に放置し、37℃でインキュベートする。次いで、血液100mlあたり前
記の溶液20ml、プラス滅菌4.2%NaHCO溶液15ml、プラス次い
で前記の変性尿5mlを添加し、ボトルを37℃で3〜4日間ローラー装置上で
インキュベートする。毎日ボトルの雰囲気中のpOをコントロールし、毎日酸
素1mlあたりオゾン6〜13μgを含有する医療用酸素を添加する。インキュ
ベーション工程の後、ボトル100mlあたり6%または10%ヒドロキシエチ
リックデンプン(hydroxy-aethylic-starch)20mlおよび血液製品安定化剤
(例えば、FON A , Freseniusから)20mlを添加する。更なる工程は前記の
希釈法による。乾癬の治療のためには、治療を10- の希釈で、湿疹またはそ
の他の疾患においては10- の希釈で開始する。
【0041】 実験の詳細 哺乳動物尿の変性 1個体の哺乳動物ホストの尿200mlを通常の医療法により滅菌プラスチッ
ク容器中に集め、滅菌尿を獲得する。通常のニトリット上のスティックテストを
重大な細菌汚染のためのスクリーニングに使用した。50mlの4分割部分を2
0℃で、2000倍重量で遠心分離する。沈殿物上の透明な溶液を滅菌シリンジ
中に取りだし、滅菌細菌フィルター(0.2μm、例えばMilliporeから)を介し
て、体積500mlの排気ガラスボトル中に移す。残りの沈殿物を細菌に関して
顕微鏡によりチェックする。OmlあたりO含量75μgを有する100%
酸素のガス雰囲気を好適な装置中に作り、一定の手による振盪下に排気ボトル中
に尿を通過させて減圧が平衡化されるまで投与する。選択的にオゾン/酸素雰囲
気の混合物の代わりに、純粋な酸素をHの1%溶液2ml添加後に投与す
ることができる。
【0042】 引き続き、尿20mlあたり混合した滅菌酵素溶液(パパイン3mg−8F.
I.P.Eに相当、トリプシン1.5mg−1.1microkatに相当、キモトリプシン
2mg−10microkatに相当、総蛋白分解活性はパパイン法により64F.I.P
.Eに相当)1mlをボトル中に添加する。この混合物を酸素オゾンまたは純粋
酸素雰囲気と共に、垂直かつ暗所で37℃で2〜18時間インキュベートする。
このインキュベーションの後、処理した尿の10ml部分量を5000ダルトン
を越える大きさの全ての粒子を保持する濃縮器フィルター(例えば、ultrafree-
15-biomax-5k)中で20℃で3000倍重量で遠心分離する(溶液“A”)。
【0043】 この工程は液体の量を約50%に減少させる。この溶液“A”を滅菌フィルタ
ー(millipore, 0.2μm)を介して他の排気した清浄な滅菌ボトル中に濾過す
る。再び、OmlあたりO含量75μgの濃度を有する100%酸素のガス
雰囲気を好適な装置中で製造し(選択的に混合オゾン/酸素雰囲気の代わりに、
純粋な酸素をHの1%溶液2mlの添加の後に一定の振盪下に尿を介して
投与することもできる)、かつ一定の手による振盪下に排気ボトル中に尿を介し
て減圧が平衡化されるまで投与する。溶液2mlを滅菌を保証するために慣用の
医療用尿培地(例えば、uricult)に曝す。他の試料はエンドトキシンの不在を
保証するためにリムルス・アメーバ様細胞溶解物テスト(Bio Whittakker Inc.,
Walkersville, USA)でチェックする。これらのテストを通過した後、この溶液
を含有される生物学的に活性な物質の更なる単離のために使用することも、また
は患者の免疫活性を調節するための複合剤として使用することもできる。
【0044】 生成物の同定 前記方法の前または後のヒト尿試料のHPLC分析は変性尿中の25.0分お
よび33.5分の保持時間を有する2つのピークの消失を示す。開始後19.8お
よび20.6分の位置に2つの新規ピークが見られる。両方のピークはダブルピ
ークであり、再現性がある。ジスルフィド結合を明示するためのジチオトライト
ールでの還元処置は、これらのピークを生成する物質を変えることはできなかっ
た。両方の性の健康な成人の対照尿HPLCは33.5分にピークを示すが、1
9.8、20.6および25.0分にはピークを示さない。これは尿の十分な変性
を定義するための可能性を提供する。
【0045】 選択的に、次の実験報告に従うことができる: 免疫活性尿生成物を獲得するための方法: この方法は温血動物種からの尿を集める工程からなる。この採取は有利に尿の
滅菌採取を可能にする方法で実施することができる。このことは膀胱の導尿によ
りまたは中間流の尿の採取により実施することができる。尿を滅菌に保持するた
めには、滅菌容器を使用するべきである、例えばディスポーザブル滅菌プラスチ
ック製容器を使用するべきである。尿中の非可溶性成分の存在に依存して、尿を
遠心分離し、沈殿物を廃棄してよい。細菌による汚染のスクリーニングのための
従来のテスト法は、例えばニトリット上のスティックテストである。次いで、採
取した尿を酸化剤、例えば少なくとも約90%(v/v)の酸素のガス雰囲気に
曝すか、または曝さない。用語“酸素”は原子および分子的に純粋な形の酸素元
素、特にOおよびOの形の酸素元素からなる。Oがガス雰囲気の主要な成
分である。酸化剤としてはHおよびOが特に有利である。Hは希
釈溶液として尿に添加することができる。好適な量は尿100mlあたり1%H溶液1〜3mlの範囲である。オゾン(O)はガス雰囲気に添加するこ
とができる。オゾンを酸化剤として使用する場合、酸素雰囲気の約70〜80μ
g/mlの濃度で存在するべきである。1種または数種のプロテアーゼを添加し
てもよいし、または添加しなくともよい。生じた生成物を0〜41℃の間の温度
で1〜36時間インキュベートしてもよいし、しなくともよい。
【0046】 臨床結果 生成物の生理学的食塩水中への滅菌1:10000〜1:10希釈の上昇する
投与量での反復的な経口または皮下投与はアトピー性湿疹(神経皮膚炎)を有す
る子供および成人に急激な回復を示す。幾つかの場合には、12000より多く
の患者が記載された方法の種々の変法により処置されたということが記載されて
いる。
【0047】 哺乳動物の変性の例(詳細) 工程1:予め排気した全容積250mlの滅菌ガラスボトル(医療用液体のた
めに好適な通常の形のもの)を滅菌ヘパリンナトリウム6000IU(体積2〜
5ml)または当量の低分子量ヘパリンを後の凝血を回避するために満たす。滅
菌血液を獲得するために通常の医療法で、哺乳動物ホストの血液200mlをボ
トル中にサンプル採取する。その後の全ての工程は汚染を回避するために滅菌条
件下に、かつ層流で実施しなければならない。
【0048】 工程2:血液7〜9mlを該分野で通常の方法でHIV、B型肝炎およびC型
肝炎に対する抗体をチェックするために使用する。(実験者の安全を保証するた
め)。残りの血液の体積を、血液除去(rimoving blood)により120mlに減
少させる。
【0049】 工程3:ボトルを20℃で20分間、750倍重量で遠心分離することにより
、血漿(上層)および細胞部分(赤血球、血小板、白血球−下層)が得られる。
【0050】 工程4:視覚的に認識できる細胞成分上の血漿をオリジナルなボトル(いわゆ
る“細胞ボトル”)から吸引により、他の体積250mlの滅菌排気ガラスボト
ル(いわゆる“血漿ボトル”)中に移す。
【0051】 工程5において、血漿ボトル中の残留真空はOmlあたりO含量40〜6
0μgを有する100%酸素のガス雰囲気(前記の好適な装置中で製造)を投与
することにより平衡化される、これは一定の手による振盪下に排気されたボトル
中に血漿を介してボトルの真空が平衡になるまで投与される。選択的に混合オゾ
ン/酸素雰囲気の代わりに、液体を介して一定の振盪下にHの1%溶液1
mlを添加下に純粋な酸素を適用することもできる。
【0052】 工程6:血漿(血漿ボトル)を残りの血液細胞沈殿物(細胞ボトル)と合して
、穏やかな振盪により混合する。
【0053】 工程7:ガラスボトルの100ml内容物あたり、以下の溶液の定められた量
を添加し混合する:以下の成分からなる前混合した細胞培養培地30mlが添加
され:
【0054】
【外1】
【0055】 滅菌4.2%NaHCO溶液15mlをプラスし、混合滅菌酵素溶液(前記)
2mlをプラスする。
【0056】 選択的に、細胞相を処理することができる: 選択的工程5:細胞ボトル中の残留真空をOmlあたりO含量6〜12μ
gを有する100%酸素のガス雰囲気(好適な装置中で製造)を投与することに
より平衡化し、この雰囲気は一定の手による振盪下に細胞富化液体を介して排気
ボトル中に、ボトルの真空が平衡化するまで投与される。混合オゾン/酸素雰囲
気の代わりに、選択的にHの0.1%溶液1mlの添加後に、純粋な酸素
を一定の振盪下に液体を介して投与することもできる。
【0057】 選択的な工程6a:混合滅菌酵素溶液(前記)2mlを血漿ボトルに添加する
【0058】 選択的な工程6b:このように変更した血漿を一定の振盪下に37℃で1〜2
時間インキュベートし、次いで細胞ボトルと合し、穏やかな振盪下に混合する。
(“共通”ボトル) 選択的な工程7:“共通”ボトルの100ml内容物あたり、前混合した細胞
培養培地(前記)20mlを添加する。
【0059】 工程8:更に、一定のローラー装置上での次の4時間のインキュベーションの
間に、実施例の変性尿をボトル内容物100mlあたり5ml添加する。
【0060】 工程9:完全な細胞培養をロールミキサー上でまたはシェーカー上で、暗所で
、37℃でインキュベートする。
【0061】 工程10:インキュベートボトル中の100ml含量あたりACD 安定化剤 Fon
A グルコース(・1HO23.9g、クエン酸・1HO7.9g、クエン酸
ナトリウム・2HO21.8gからなり、これを水で体積1lまで満たす)1
5mlを添加する。この溶液2mlを滅菌性を証明するために慣用の医療用血液
培養を行う。他の試料はエンドトキシンの不在を保証するために、リムルス・ア
メーバ様細胞溶解物テスト(Bio Whittakker Inc., Walkersville, USA)を行う
。有効性を保存するために、この溶液を4℃以下で貯蔵または衝撃冷凍しなけれ
ばならない。これは、変性した生物学的物質を単離し、研究するために、または
経験に基づき経口的に、経皮的に、吸入によりまたは腸管外適用により免疫系の
障害に免疫調節効果を獲得するために使用される。
【0062】 臨床結果 生成物の生理学的食塩水中への滅菌1:10000〜1:10希釈の上昇する
投与量での反復的な経口または皮下投与はアトピー性湿疹(神経皮膚炎)および
類似の免疫障害に関する他の疾患を有する子供および成人に急激な回復を示す。
801件より多くの件数に関して長期間にわたって記録され、統計的に明らかな
改善を示している。記載した方法の最終生成物は強力な免疫調節効果を有してい
る。
【0063】 記載した方法での実験は異なる疾患単位(例えば、乾癬)に関する記載した変
法を示した。あまり重症でないアトピー性湿疹およびその他のアレルギー性疾患
のためには、次の方法がその容易性および有効性により有利である: 個々の患者の血液40〜60mlを滅菌容器中に採取する。容器の予めの排気
はその後の方法を簡単にする。標準等張医療用リンガー・ラクテート溶液50m
lを添加し、穏やかな振盪により混合する。ボトル中の真空は滅菌室内空気また
は添加する酸素mlあたりオゾン2〜30μgを含有する酸素ガスにより緩和さ
れる。3つの溶液全ては所望の工程、血液物質の酸化に達するが、スピードのみ
異なる。迅速な酸化対緩慢な酸化の優位性は示されなかった。従来の技術とは異
なり全くプロテアーゼを添加せず、かつ方法および酸化剤の濃度はその順序、適
用および詳細な記載において著しく異なっている。
【0064】 血液は容器中に包含されるガス雰囲気と接触することを可能にするために穏や
かな揺動により振盪される。容器を34〜38℃の間の温度で、またはこの血液
を採取した動物の通常の体温の範囲で、シェーカーまたはロールミキサー上で2
0〜30時間の間インキュベートする。血液をインキュベートする代わりに、選
択的に数日間冷凍庫中で日光のアクセス下に4〜8℃で貯蔵することができる。
2つの方法の間の可能な差異を示すために、研究を行う。臨床実験は類似であり
、主要な原理は血液の酸化/エージングから誘導される物質のパターンであって
よいということを示唆する。
【0065】 その他の工程は前記の繰り返し記載された方法と同様である。
【0066】 得られた生成物は前記のように使用するか、または同じ個体、同じ種または異
なる種に経口、経皮または腸管外適用することができる。これらは希釈せずに、
または、例えば滅菌食塩溶液、滅菌水またはその他の腸管外または経口薬剤の希
釈のために好適な他の溶液で希釈することにより、10- 23までの希釈で投与
することができる。保存剤として、例えばベンジルアルコール(例えば0.1%
)を添加することができる。これらは有利に4℃を下回る温度で貯蔵するかまた
は凍結すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 37/02 A61P 37/06 37/06 37/08 37/08 A61K 37/66 G (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C084 AA02 AA17 DA23 DA24 MA21 NA14 ZB071 ZB081 ZB131 ZB151 4C087 AA01 BB34 CA03 MA21 NA14 ZB03 ZB07 ZB08 ZB09 ZB13 ZB15

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程: − 哺乳動物から尿を採取し、 − 哺乳動物の尿を、容器中で酸化剤/酸素約90%〜100%(v/v)の
    ガス雰囲気で処理し、 − 低分子量の物質を除去し、哺乳動物の変性尿を獲得する、 からなる、哺乳動物の尿の化学的変性法。
  2. 【請求項2】 哺乳動物がヒトである、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 酸化剤がH、Oおよびこれらの組合せからなる群か
    ら選択されている、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 酸化剤が尿1mlあたり、1〜5μモルの濃度で存在する、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 ガス雰囲気の体積が尿の体積の50%以上である、請求項1
    から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 ガス雰囲気は大気圧を0〜1バール越えた圧力を有する、請
    求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 ガス雰囲気が酸素を95%(v/v)以上有している、請求
    項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 ガス雰囲気が酸素を99%(v/v)以上有している、請求
    項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 5000ダルトン未満の分子量を有する物質の除去のために
    限外濾過を使用する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 5000ダルトン未満の分子量を有する物質の除去の後に
    、哺乳動物の変性尿を容器中で酸化剤および酸素約90%〜100%(v/v)
    のガス雰囲気で処理する、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 哺乳動物の変性尿を水または滅菌0.9%食塩水で対数的
    段階で希釈する、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 低分子量を有する物質が分子量約5000ダルトン未満の
    分子量を有する物質である、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 次の工程: − 哺乳動物から減少した内部圧を有する容器中に、抗凝固剤、例えばヘパリ
    ンの存在下に血液を採取し(工程0)、 − 必要であれば酸化剤の添加下に、酸化雰囲気に保持し(工程1a)、 − 希釈剤、有利には滅菌等張食塩水を添加し(工程2a)、 − このように得られたフラクションを混合し(工程4)、 − このフラクションを貯蔵して、十分な時間の間フラクションをエージング
    し(工程5)、かつ − 引き続き、希釈工程で生理学的に認容性の濃度にする(工程9)、 からなる哺乳動物の血液の化学的変性法。
  14. 【請求項14】 エージングを少なくとも2時間〜数週間、有利に2週間実
    施する(工程5)、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 エージングを約+4℃で実施する、請求項13または14
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 エージングを露光下に実施する、請求項13から15まで
    のいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 保存剤を添加する(工程8)、請求項13から16までの
    いずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 安定剤を添加する(工程9)、請求項13から17までの
    いずれか1項記載の方法。
  19. 【請求項19】 次の工程: − 哺乳動物から減少した内部圧を有する容器中に、抗凝固剤、例えばヘパリ
    ンの存在下に血液を採取し(工程0)、 − 必要であれば酸化剤の添加下に、酸化雰囲気に保持し(工程1a)、 − 少なくとも1種の免疫活性物質を添加し(工程3)および/または請求項
    1から12までのいずれか1項記載の方法により得られた哺乳動物の尿を添加し
    (工程5)、 − このように得られた最初のフラクションを混合し(工程4)、 − 生存血液細胞の培養体を添加し(工程6)、かつ − そのように得られた第2のフラクションをインキュベートし、培養生成物
    を獲得し(工程7)、 − 引き続き、希釈工程で生理学的に認容性の濃度にする(工程9)、 からなる哺乳動物の血液の化学的変性法。
  20. 【請求項20】 溶血を内部圧を更に減少させることにより行う、請求項1
    9記載の方法。
  21. 【請求項21】 免疫活性物質がγ−インターフェロン、β−インターフェ
    ロンまたはGCSFである、請求項19または20記載の方法。
  22. 【請求項22】 保存剤を添加する(工程8)、請求項19から21までの
    いずれか1項記載の方法。
  23. 【請求項23】 安定剤を添加する(工程9)、請求項19から22までの
    いずれか1項記載の方法。
  24. 【請求項24】 哺乳動物から採取した血液の処理の前に、血液を血漿相お
    よび細胞相に分離し、血漿相を酸化剤で処理し、その後そのように処理された血
    漿相および細胞相を合して、合したフラクションにし、これを更に請求項13ま
    たは20項の残りの工程により処理する、請求項13から23までのいずれか1
    項記載の方法。
  25. 【請求項25】 細胞培養培地を添加し、かつこの混合物を細胞培養培地の
    存在で、および場合により請求項1から12までのいずれか1項により処理され
    た尿の存在で十分な時間インキュベートする、請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 哺乳動物がヒトである、請求項13から25までのいずれ
    か1項記載の方法。
  27. 【請求項27】 酸化剤が空気、O、H、Oおよびこれらの組合
    せからなる群から選択されている、請求項13から26項までのいずれか1項記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 酸化剤が血液1mlあたり1〜5μモルの濃度で存在する
    、請求項13から27までのいずれか1項記載の方法。
  29. 【請求項29】 ガス雰囲気の体積が血液の体積の少なくとも75%である
    、請求項13から28までのいずれか1項記載の方法。
  30. 【請求項30】 ガス雰囲気が大気圧を0〜1バール越える圧力を有する、
    請求項13から29までのいずれか1項記載の方法。
  31. 【請求項31】 ガス雰囲気が酸素を少なくとも95%(v/v)有する、
    請求項13から30までのいずれか1項記載の方法。
  32. 【請求項32】 ガス雰囲気が酸素を少なくとも99%(v/v)有してい
    る、請求項13から31までのいずれか1項記載の方法。
  33. 【請求項33】 請求項1から12までのいずれか1項記載の方法により製
    造された哺乳動物変性尿をそれを必要とする患者に投与する工程を含む免疫障害
    の治療法。
  34. 【請求項34】 哺乳動物変性尿が患者の尿から製造されている、請求項3
    3記載の方法。
  35. 【請求項35】 免疫系の障害が、アレルギー性疾患、リューマチ性疾患、
    自己免疫疾患および免疫不全からなる群から選択される請求項33または34記
    載の方法。
  36. 【請求項36】 請求項13から32までのいずれか1項記載の方法により
    製造された哺乳動物変性血液をそれを必要とする患者に投与する工程を含む免疫
    障害の治療法。
  37. 【請求項37】 哺乳動物変性血液が患者の血液から製造されている、請求
    項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 免疫系の障害が、アレルギー性疾患、リューマチ性疾患、
    自己免疫疾患および免疫不全からなる群から選択される、請求項36または37
    記載の方法。
  39. 【請求項39】 請求項1から12までのいずれか1項記載の方法により得
    られる哺乳動物変性尿。
  40. 【請求項40】 請求項13から32までのいずれか1項記載の方法により
    得られる哺乳動物変性血液。
  41. 【請求項41】 次の工程: − 哺乳動物から血液を採取し、 − 血液を血漿相および細胞相に分離し、 − 血漿相、細胞相または両方を容器中で酸化剤および酸素約90%〜100
    %(v/v)のガス雰囲気で処理し、 − 血漿相を細胞相と合し、 − 細胞培養培地および少なくとも1種のプロテアーゼを添加し、 − 請求項1の方法により製造した哺乳動物変性尿を添加し、 − 約37℃で16〜36時間インキュベートし、 − 保存剤を添加して哺乳動物変性血液を獲得する、 からなる、白血球の増殖法または疾患に特異的な物質パターンを製造するための
    方法。
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