JPH0787534A - 交換機の加入者回路におけるループ検出方式 - Google Patents

交換機の加入者回路におけるループ検出方式

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JPH0787534A
JPH0787534A JP23145493A JP23145493A JPH0787534A JP H0787534 A JPH0787534 A JP H0787534A JP 23145493 A JP23145493 A JP 23145493A JP 23145493 A JP23145493 A JP 23145493A JP H0787534 A JPH0787534 A JP H0787534A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は加入者線のT線とR線にそれぞれ接続
されたT線側給電回路とR線側給電回路を備えた交換機
の加入者回路におけるループ検出方式に関し,ダイヤル
パルス時のフライバック電流の誤検出や,線路抵抗の急
激な変化時の誤検出を防止することを目的とする。 【構成】R線への給電電圧をR線給電電圧検出部3aで
検出し,R線への給電電流をR線給電電流検出部3bで
検出し,両検出部3a,3bの出力を加算部3cで求め
てR線の給電電圧とR線の給電電流の和の出力を発生す
る。この加算部の出力信号を一定のスレッショルド電圧
と比較し,その出力をループ検出出力として発生するよ
う構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交換機の加入者回路にお
けるループ検出方式に関する。交換機の加入者回路は交
換機から電話機等の端末に直流給電を行うと共に,加入
者線のループ電流(直流ループ電流)の状態を監視して
端末のオンフック・オフフック(発信時及び着信時の応
答)やダイヤル信号(DP信号,PB信号)を検出して
いる。ところが,ループ検出回路には端末の接続形態
や,線路に誘導される雑音の発生によって正確に検出動
作を行うことができない場合があり,その改善が望まれ
ている。
【0002】
【従来の技術】図11は従来例1及び従来例2の構成
図,図12は従来例3及び従来例4の構成図,図13は
給電回路の具体例を示す図,図14は従来例の動作波形
の例を示す図,図15は同相交流信号時の給電電流また
は電圧の波形を示す図である。
【0003】図11のA.及びB.に示す従来例1及び
従来例2の構成では,加入者端末として電話機(TEL
で表示)が設けられ,チップ線(T線という)とリング
線(R線という)の2本の加入者線により電話機TEL
は交換機と接続されている。交換機の加入者回路には給
電回路が設けられ,T線は地気(Gで表示)を介するT
線側給電回路100に接続され,R線はR線側給電回路
101を介して電源(VBBで表示し,一般には−48
Vが使用される)が接続される。
【0004】A.の例ではR線給電電流検出回路とフィ
ルタ回路とによりループ検出回路102が構成され,そ
の出力は,交換機の制御装置の図示されない走査回路
(SCN)へ供給される。B.の例ではR線給電電圧検
出回路とフィルタ回路とでループ検出回路103が構成
されている。
【0005】給電回路の具体例は図13に示され,その
上側の回路が上記T線側給電回路100,下側の回路が
上記R線側給電回路101に相当する。この回路ではト
ランジスタTR1,TR2がそれぞれの演算増幅器OP
1,OP2(オペレーショナルアンプ)の出力により一
定電流が流れるよう制御される。各演算増幅器OP1,
OP2はそれぞれT線,R線の電圧状態の変化に対して
中点となる電圧を発生して線路への給電電流を制御す
る。また,各コンデンサCや,抵抗RT2〜RT5,R
R2〜RR5等の複数の抵抗を含む回路は,音声信号の
様な差動信号に対しハイインピーダンス,その他の誘導
信号の様な同相信号に対しローインピーダンスになるよ
う構成されている。
【0006】図11のA.のループ検出回路102は,
図13の給電回路のトランジスタTR1のエミッタの電
流に比例する電圧を発生するで示す端子の電圧を取り
出してR線給電電流の検出を行うことができる。また,
B.のループ検出回路103は,図13の給電回路の抵
抗RR3と抵抗RR4による分圧電圧が発生するで示
す端子の電圧を取り出してR線給電電圧の検出を行うこ
とができる。
【0007】図11のA.による電流検出の場合,端末
側に複数の電話機等が並列接続された場合,例えば,複
数の電話機に一つの電話番号が付されているような場
合,その中の1台が直流信号のオン・オフ(メーク・ブ
レーク)によるダイヤル(DPダイヤル)を行うと,並
列に接続された他の電話機のベル回路のインピーダンス
(主にインダクタンスL)によりフライバック電流が流
れ,このフライバック電流の誤検出をするという問題が
ある。
【0008】この状態を図14に示す従来例の動作波形
の例を用いて説明すると,図14のA.はDPダイヤル
時のフライバック電流の影響を示し,に従来例1の電
流検出におけるフライバック電流の波形が示され,メー
クからブレークになった時フライバック電流が流れ,そ
の電流値がスレッショルド電圧を越えると,メークした
ものと誤って判定される。
【0009】また,交流誘導等の同相交流信号がT線・
R線に誘導すると,給電回路は同相交流信号に対してロ
ーインピーダンスのため,誘導電流が給電回路に流れル
ープ検出回路が誤検出してしまう。
【0010】この様子は図15に示され,G(地気)と
VBB(−48V)の間のT線とR線の電圧に対し実線
で示す同相交流が重畳されると,ループ検出のスレッシ
ョルド電圧を越える期間(図中太線で示す)が発生して
誤検出が起きる。これを避けるため図11に示す各ルー
プ検出回路内にフィルタ回路が設けられており,フィル
タにより図15の点線で示すように同相交流による影響
を小さくすることができる。
【0011】次に図11のB.に示す従来例2(電圧検
出)の場合,フライバック電流は図14のA.のに示
すように電流のレベルが極めて低いため問題にならな
い。しかし,ループ抵抗の急激な変化の時には,電圧が
落ち込んで誤検出してしまうという問題がある。
【0012】このループ抵抗の急激な変化とは,ダイヤ
ル電話機(DP)の場合,DP送出時は送話器の抵抗が
無くなり0Ωとなってしまうこと,及びPB電話器(D
TMF信号を発生する電話器)の場合は,キーを押して
いる時は直流抵抗が増加すること等である。この場合の
電圧の落ち込みを図14のB.にインピーダンス変化時
の波形として示す。このB.のに示す電流値は,イン
ピーダンスが変化した時に時定数によりゆったり下降す
るが,に示す電圧値はループが断になった時に瞬時に
ドロップしてスレッショルド電圧を越えてしまうため,
ループ断として誤検出が発生する。
【0013】次に図12のA.及びB.に示す従来例3
及び従来例4の構成は,従来例3がT線給電電流検出部
とR線給電電流検出部を備え各回路の出力を加算するル
ープ検出回路104を備え,従来例4がT線給電電圧検
出部とR線給電電圧検出部を備え各回路の出力を加算す
るループ検出回路105を備えている。
【0014】従来例3の場合,T線・R線の給電電流の
和を検出するので,交流誘導等の同相交流が誘導しても
両者の電流の和をとっているのでフィルタを設けないで
もループ検出回路104は誤検出しないが,電流検出の
ためフライバック電流を検出してしまう。
【0015】従来例4の場合,交流誘導等の同相交流が
誘導してもT線とR線の電圧の和をとっているため,フ
ィルタを設けないでもループ検出回路105は誤検出し
ない。しかし,電圧検出のため,ループ抵抗の急激な変
化の時には誤検出してしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように,従来
例1,従来例3はダイヤルパルス時のフライバック電流
による誤検出という問題,従来例2及び従来例4はルー
プ抵抗の急激な変化による誤検出という問題があった。
【0017】本発明はダイヤルパルス時のフライバック
電流の誤検出や,線路抵抗の急激な変化時の誤検出を防
止することができる交換機の加入者回路におけるループ
検出方式を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の基
本構成図,図2は本発明の第2の基本構成図,図3は本
発明の第3の基本構成図,図4は本発明の第4の基本構
成図,図5は本発明の第5の基本構成図である。
【0019】図1において,1は加入者線のT線へ給電
を行うT線側給電回路,2は加入者のR線へ給電を行う
R線側給電回路,3はループ検出回路,3aはR線給電
電圧検出部,3bはR線給電電流検出部,3cは3aと
3bの出力の和を発生する加算部,3dはフィルタ回路
である。
【0020】図2乃至図5に示す各回路において,1,
2は上記図1の各符号と同じ回路であり,4〜7はそれ
ぞれ第2乃至第5の原理による各ループ検出回路であ
る。図2のループ検出回路4において,4aはT線給電
電流検出部,4bはT線給電電圧検出部,4cは加算
部,4dはフィルタ回路である。
【0021】図3のループ検出回路5において,5aは
T線給電電流検出部,5bはR線給電電圧検出部,5c
は加算部である。また,図4のループ検出回路6におい
て,6aはT線給電電圧検出部,6bはR線給電電流検
出部,6cは加算部である。次に図5のループ検出回路
7において,7aはR・T線の給電電圧の和検出部,7
bはR・T線の給電電流の和検出部,7cは加算部であ
る。
【0022】本発明はR線側の給電回路とT線側の給電
回路からその何れか一方の線路への給電電圧と給電電流
の和を発生してループ検出を行うものである。また,一
方の線路への給電電流と他方の線路の給電電圧の和を発
生してループ検出を行うものである。更に,一方の線路
への給電電圧と他方の線路への給電電流の和と,他方の
線路の給電電流と一方の線路への給電電流の和とを求
め,両者の和を発生してループ検出を行うものである。
【0023】
【作用】図1の構成では,R線への給電電圧をループ検
出回路3のR線給電電圧検出部3aで検出し,R線への
給電電流をR線給電電流検出部3bで検出し,両検出部
3a,3bの出力の和を加算部3cで発生する。この加
算部3cの出力信号は,電圧と電流の和に対応する一定
の閾値(スレッショルド電圧)と比較(比較器は図示省
略)されてループ検出出力となる。その閾値は,電流ま
たは電圧の一方の場合のレベルに比べて高くする(約2
倍にする)ため,ダイヤルパルス時のフライバック電流
は検出しない。また,ループ抵抗の急激な変化時も電流
と電圧の和のため,抵抗が小から大になる時は打ち消し
合って誤検出しない。フィルタ回路3dは,交流誘導に
よる同相交流信号の影響を除去する場合に加算部3cの
後段に付加され,その出力がスレッショルド電圧と比較
される。
【0024】図2の構成は,上記図1の構成がR線への
給電電圧と給電電流を検出しているのに対し,T線への
給電電圧と給電電流を検出する点が相違し,ループ検出
回路4の作用は図1と同様である。すなわち,T線給電
電流検出部4aとT線給電電圧検出部4bの各出力の和
を加算部4cで発生し,一定の閾値と比較される。フィ
ルタ回路4dも,図1の場合と同様に同相交流信号の影
響を除去する時に付加される。
【0025】次に図3の構成の場合,ループ検出回路5
はT線給電電流検出部5aでT線の給電電流を検出し,
R線給電電圧検出部5bでR線の給電電圧を検出し,両
検出部5a,5bの出力の和を加算部5cで発生する。
この加算部5cの出力信号は図1と同様に高い一定の閾
値と比較される。この場合も,ダイヤルパルス時のフラ
イバック電流及びループ抵抗の急激な変化に対しても誤
検出が起きない。また,T線の電流とR線の電圧の和の
ため交流誘導による同相交流信号は打ち消し合って検出
されない。
【0026】また,図4の構成は,ループ検出回路6
は,T線給電電圧検出部6aとR線給電電流検出部6b
を備え,両検出部6a,6bの出力の和を加算部6cで
発生し,一定の高い閾値と比較される。このループ検出
回路6は上記図3のループ検出回路5とはR線とT線の
電圧,電流の関係が逆である点を除き,同様の作用を行
う。
【0027】更に,図5の構成は,ループ検出回路7
は,T線の給電電圧とR線の給電電圧の和をR・T線給
電電圧の和検出部7aで求め,T線の給電電流とR線の
給電電流の和をR・T線給電電流の和検出部7bで求め
て,両検出部の和を加算部7cで発生する。この場合,
ダイヤル発生時のフライバック電流及びループ抵抗の急
激な変化時にも上記図1の場合と同様に誤検出をしな
い。また,交流誘導時には,片線の電流と他方の片線の
和だけ電流と電圧の位相のズレにより完全に同相信号を
除去できないが,TR線の電流和とTR線の電圧和によ
り電流と電圧の同相信号を完全に打ち消した後に和をと
るため,交流誘導による影響がなくなる。
【0028】
【実施例】図6は実施例1の構成図,図7は実施例1の
動作波形を示す図である。この図6の構成は,上記本発
明の第1の基本構成図のループ検出回路の実施例であ
る。図中,OP3,OP4はそれぞれ演算増幅器,TR
3,TR4はトランジスタ,CMPはコンパレータ(比
較器)であり,フィルタはバッファ,抵抗R4とコンデ
ンサCとで構成する。
【0029】また,グランドから抵抗R3を介してトラ
ンジスタTR3のコレクタとトランジスタTR4のコレ
クタが接続され,フィルタへ入力される。フィルタを使
用しないで構成することもできるが,その場合はコンパ
レータCMPへ入力する。トランジスタTR3のエミッ
タは抵抗R1を介して負電源(VBB)に接続され,ト
ランジスタTR4のエミッタは抵抗R2を介して負電源
(VBB)に接続される。
【0030】図6の構成により図1のループ検出回路3
を構成する場合,演算増幅器OP3ので示す入力とし
てR線の供給電流に対応する電圧が供給され,演算増幅
器OP4ので示す入力としてR線の供給電圧を表す信
号が供給される。
【0031】の信号は演算増幅器(オペアンプ)のイ
マジナリショートにより,演算増幅器OP3の−端子に
発生し,の信号はV1(抵抗R1の両端の電圧)と等
しくなり,I1(抵抗R1を流れる電流)=V1/R1
となる。の信号は演算増幅器のイマジナリショートに
より演算増幅器OP4の−端子に発生し,の信号はV
2(抵抗R2の両端の電圧)と等しくなり,I2(抵抗
R2を流れる電流)=V2/R2となる。
【0032】抵抗R3に流れる電流I3は,上記電流の
和(I1+I2)となり,R1=R2=R3の場合,R
3の電圧は,のR線の供給電流とのR線の供給電圧
の和に相当する電圧が発生する。
【0033】この信号は,同相交流信号を除去する必要
がある場合,フィルタを通って,必要が無い場合は,直
接コンパレータCMPへ供給される。ここで電圧または
電流の一方だけで検出する場合に比べて2倍の値を持つ
スレッショルド電圧(Vthで示す)と比較して,比較
結果は図示されない走査回路(SCN)へ出力される。
【0034】この構成によりダイアルパルス時の電流と
電圧の和の特性は,図7のA.に示され,スレッショル
ド電圧(Vth)も高く設定されるため,上記図14の
A.に示す従来例に比べてフライバック電流による誤検
出が発生しない。
【0035】また,ループ抵抗の急激な変更に対して
も,図7のB.に示すように,電流と電圧の和の出力に
より上記図14のB.に示す従来のような誤検出を起こ
さない。
【0036】次に図8は実施例2の構成図であり,上記
本発明の第2の基本構成図のループ検出回路4の実施例
である。この構成では,負電源(VBB)が抵抗R7を
介してトランジスタTR5,TR6のコレクタの接続点
(フィルタへの入力)へ供給されている。
【0037】上記実施例1の構成と異なり,演算増幅器
OP5のの入力にT線の供給電流に対応する電圧が供
給され,演算増幅器OP6のの入力にT線の供給電圧
を表す信号が供給される。の信号は,演算増幅器のイ
マジナリショートにより演算増幅器OP5の−端子に発
生し,の信号が電圧V5と等しくなって,電流I5
(抵抗R5を流れる電流)=V5/R5となる。の信
号は,演算増幅器のイマジナリショートにより演算増幅
器OP6の−端子に発生し,の信号は電圧V6と等し
くなって,電流I6(抵抗R6を流れる電流)=V6/
R6となる。
【0038】また,抵抗R7に流れる電流I7は上記の
電流の和(=I5+I6)となり,R5=R6=R7の
場合,抵抗R7の電圧は,のT線の供給電流とのT
線の供給電圧の和に相当する電圧が発生する。
【0039】この信号が,同相交流信号を除去する必要
がある場合は,図8に示すフィルタを通って,必要がな
い場合は直接コンパレータCOPへ供給され,ここで電
圧または電流の一方だけで検出する場合に比べて2倍の
値を持つスレッショルド電圧(Vth)と比較して,比
較結果は図示されない走査回路(SCN)へ出力され
る。
【0040】次に図9は実施例3の構成図である。この
構成は上記本発明の第3の基本構成(図3)のループ検
出回路5及び上記第4の基本構成(図4)のループ検出
回路6の実施例である。
【0041】図9の回路により第3のループ検出回路5
(図3)を構成する場合,入力1にT線の供給電流に対
応する電圧が供給され,入力2にR線の供給電圧を表す
信号が供給される。入力1の信号は演算増幅器OP7の
出力に発生し(電圧V8で表す),入力2の信号は演算
増幅器のイマジナリショートにより演算増幅器OP8の
−端子に発生し,入力2=電圧V9となり,I9=V9
/R9となる。R8=R9の場合,抵抗R8の両端電圧
はV9となり,この結果,トランジスタTR3のコレク
タには,入力1のT線の供給電流と入力2のR線の供給
電圧の和に相当する電圧が発生する。
【0042】このループ検出回路5の場合は,フィルタ
を介すること無く直接コンパレータCMPへ入力してス
レッショルド電圧(Vth)と比較される。次に図9の
回路により第4のループ検出回路6(図4)を構成する
場合,入力1にT線の供給電圧を表す信号が供給され,
入力2にR線の供給電流に対応する電圧が供給される。
この場合,上記のループ検出回路5と同様に動作し,T
線供給電圧とR線の供給電流の和に相当する電圧が発生
する。和の出力はフィルタを介すること無く直接コンパ
レータCMPへ入力してスレッショルド電圧(Vth)
と比較される。
【0043】図10は実施例4の構成図である。この構
成は上記図5に示す本発明の第5の基本構成のループ検
出回路7の実施例である。図10において,演算増幅器
OP7〜OP10は,それぞれ上記13に示す給電回路
から給電電圧に対応する電圧または給電電流に対応する
電圧が入力される演算増幅器である。すなわち,演算増
幅器OP7の入力には図13ので表す端子からT線の
給電電流に対応する電圧が供給され,演算増幅器OP8
の入力には図13ので表す端子からR線の給電電圧に
対応する電圧が供給され,2つの給電電圧の和を表す信
号がトランジスタTR9のコレクタ側から発生し,バッ
ファ1に入力する。
【0044】また,演算増幅器OP9の入力には,図1
3ので表す端子からT線の給電電流に対応する電圧が
供給され,演算増幅器OP10の入力には図13ので
表す端子からR線の給電電流に対応する電圧が供給さ
れ,2つの給電電流の和を表す信号がトランジスタTR
10のコレクタ側から発生し,バッファ2に入力する。
【0045】バッファ1とバッファ2の2つの信号は,
トランジスタTR1を含む加算回路において加算され,
加算結果を表す信号はトランジスタTR11のコレクタ
側からコンパレータCMPへ入力され,ここで電圧また
は電流の値を単独で比較する場合に比べて約4倍のレベ
ルを持つスレッショルド電圧(Vth)と比べられる。
この比較結果は,走査回路(SCN)へ供給される。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば交換機の加入者回路にお
けるループ検出において,ダイヤルパルス時のフライバ
ック電流の誤検出や,線路抵抗の急激な変化時における
誤検出を防止することができる。また,本発明の第3及
び第4の構成(上記の図3,図4の構成)により更に同
相交流信号による誤検出を防止することができる。更
に,第5の構成により同相交流信号による影響を完全に
除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の基本構成図である。
【図2】本発明の第2の基本構成図である。
【図3】本発明の第3の基本構成図である。
【図4】本発明の第4の基本構成図である。
【図5】本発明の第5の基本構成図である。
【図6】実施例1の構成図である。
【図7】実施例1の動作波形を示す図である。
【図8】実施例2の構成図である。
【図9】実施例3の構成図である。
【図10】実施例4の構成図である。
【図11】従来例1及び従来例2の構成図である。
【図12】従来例3及び従来例4の構成図である。
【図13】給電回路の具体例を示す図である。
【図14】従来例の動作波形の例を示す図である。
【図15】同相交流信号時の給電電流または電圧の波形
を示す図である。
【符号の説明】 1 T線側給電回路 2 R線側給電回路 3 ループ検出回路 3a R線給電電圧検出部 3b R線給電電流検出部 3c 加算部 3d フィルタ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者線のT線とR線にそれぞれ接続さ
    れたT線側給電回路とR線側給電回路を備えた交換機の
    加入者回路において, R線の給電電流とR線の給電電圧の和を発生する回路を
    設け,該回路の和の値を指定された閾値と比較してルー
    プ検出信号を出力することを特徴とする交換機の加入者
    回路におけるループ検出方式。
  2. 【請求項2】 請求項1の加入者回路において, T線の給電電流とT線の給電電圧の和を発生する回路を
    設け,該回路の和の値を指定された閾値と比較してルー
    プ検出信号を出力することを特徴とする交換機の加入者
    回路におけるループ検出方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において, 前記給電電圧の和を発生する回路の後段に誘導交流成分
    を減衰させるフィルタを設け,同相交流信号による誤検
    出を防止することを特徴とする交換機の加入者回路にお
    けるループ検出方式。
  4. 【請求項4】 請求項1の加入者回路において, T線の給電電圧とR線の給電電流の和を発生する回路を
    設け,該回路の和の値を指定された閾値と比較してルー
    プ検出信号を出力することを特徴とする交換機の加入者
    回路におけるループループ検出方式。
  5. 【請求項5】 請求項1の加入者回路において, T線の給電電流とR線の給電電圧の和を発生する回路を
    設け,該回路の和の値を指定された閾値と比較してルー
    プ検出信号を出力することを特徴とする交換機の加入者
    回路におけるループ検出方式。
  6. 【請求項6】 請求項1の加入者回路において, T線の給電電流とR線の給電電流の和を発生する電流和
    発生回路と, T線の給電電圧とR線の給電電圧の和を発生する電圧和
    発生回路と, 前記電流和発生回路と前記電圧和発生回路の2つの回路
    の出力の和を発生する回路とを設け,該2つの回路の出
    力の和の値を指定された閾値と比較してループ検出信号
    を出力することを特徴とする交換機の加入者回路におけ
    るループ検出方式。
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