JPH0787471A - 画面表示制御方式 - Google Patents

画面表示制御方式

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JPH0787471A
JPH0787471A JP5224390A JP22439093A JPH0787471A JP H0787471 A JPH0787471 A JP H0787471A JP 5224390 A JP5224390 A JP 5224390A JP 22439093 A JP22439093 A JP 22439093A JP H0787471 A JPH0787471 A JP H0787471A
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JP
Japan
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screen
screen data
request
data
terminal device
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JP5224390A
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Inventor
Takashi Kawabata
考志 川畑
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は画面表示制御方式に関し、通信会議
における画面切換時の操作性を改善した画面表示制御方
式の提供を目的とする。 【構成】 複数の端末装置10間を通信回線100で接
続すると共に、1の端末装置10からの画面データの要
求に従って他の端末装置10又は多地点制御装置50よ
り対応する画面データを提供する通信会議システムにお
ける画面表示制御方式において、端末装置10は、画面
データの要求開始後所定時間内に前記画面データを受け
取れなかった場合は、該要求した画面データの表示に代
えて自己が有する所定の画面データを表示する。又は、
端末装置10は、画面データの要求開始後、前記画面デ
ータを送信できない旨の情報を受け取った場合は、該要
求した画面データの表示に代えて自己が有する所定の画
面データを表示する。又は、端末装置10は、画面切換
の要求発生後新たな画面データを受信・表示するまでの
間にフレームメモリに記憶している過去の画面データ又
は自己が有する所定の画面データを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画面表示制御方式に関
し、更に詳しくは複数の端末装置間を通信回線で接続す
ると共に、1の端末装置からの画面データの要求に従っ
て他の端末装置又は多地点制御装置より対応する画面デ
ータを提供する通信会議システムにおける画面表示制御
方式に関する。
【0002】近年、マルチメディア通信市場の拡大に伴
いテレコンファレンス(通信会議)システムの開発が活
発に行われている。かかる通信会議システムでは、話し
手の側が一方的に画面を支配するのみならず聞き手の側
も所望の画面を要求してこれを自画面に合成表示できる
ことが望まし。しかし、要求した画面を受け取れなかっ
たり、又は要求した画面の受信・表示が著しく遅れる
等、様々な状態が起こり得る。そこで、このような場合
でもユーザに困惑を生じさせないような画面表示制御方
式の提供が望まれる。
【0003】
【従来の技術】図6は従来のテレビ会議システムのブロ
ック図で、図において301 〜303は端末装置、31
は音声・画像等の多重通信制御を行う通信制御部、32
はP×64Kbit/sのビデオコーデック、33は音声コー
デック、34は端末装置の制御部、351 ,352 はT
Vカメラ、36はディスプレイ(DISP)、37はス
ピーカ、38はマイク、39は操作卓、100は通信回
線、50は多地点制御装置(MCU)である。
【0004】MCU50は会議の進行を管理・制御する
と共に、会議に必要な映像を各端末装置301 〜303
から収集し、これを前景画面及び背景画面等に編集し、
必要に応じて各端末装置301 〜303 に配信する。図
7はCCITT勧告H.261による世界共通のビデオ
信号フォーマット(CIF:Common Intermediate Form
at) を説明する図である。
【0005】CIFの1フレームはフレームヘッダとそ
れに続くGOBデータよりなっている。ここで、PSC
はフレーム開始符号、TRはフレーム番号、PTYPE
はフレームのタイプ情報、PEIは拡張用データ挿入情
報、PSPAREは予備情報、そして、GOB(1)〜
GOB(12)は12個のグループ・オブ・ブロックで
ある。
【0006】なお、図示しないが、低ビットレート(1
×64K bit/s )で動作する簡単な装置のために第2の
ビデオ信号フォーマット(QCIF:Quater CIF) が規
定されており、QCIFの1フレームは3つのGOB
(1),(3),(5)を備える。QCIFフレームは
全装置が扱えなくてはならない。また、CIFフレーム
とQCIFフレームとは混在可能であり、これらはタイ
プ情報PTYPEの所定ビットにより区別できる。
【0007】GOBデータはGOBヘッダとそれに続く
マクロブロック(MB)データよりなっている。ここ
で、GBSCはGOB開始符号、GNはGOB番号、C
QUANTは量子化特性情報、GEIは拡張用データ挿
入情報GEI、GSPAREは予備情報、そしてMB
(1)〜MB(33)はマクロブロックである。各マク
ロブロックは16画素×16ラインのY信号と、そのY
信号と空間的に対応する8画素×8ラインのCB 及びC
R を含んでいる。また、各GOBは176画素×48ラ
インのY信号と、そのY信号と空間的に対応する88画
素×24ラインのCB 及びCR を含む。
【0008】マクロブロックはMBヘッダとそれに続く
ブロックデータよりなっている。ここで、MBAはマク
ロブロックアドレス、MTYPEはタイプ情報、MQU
ANTは量子化特性情報、MVDは動きベクトル情報、
CBPは有意ブロックパターン、そして、ブロックデー
タは各8×8画素のDCT変換により得られた係数情報
TCOEFFと符号EOBから成っている。
【0009】図8は一例のテレビ会議用画像伝送フレー
ムを説明する図である。テレビ会議における典型的な表
示画面は大きな背景画面の一部に小さな前景画面を合成
表示したものであり、例えば背景画面はCIFフレーム
により、また前景画面はQCIFフレームにより伝送さ
れる。例えば、会議の開始により、端末装置302 が上
記の2画面を要求すると、MCU50からは図示のよう
なシーケンスでフレームデータが送られる。即ち、第1
フレームは前景画面のフレーム内符号データQCIF
であり、端末装置30 2 はこれをフレーム内復号する。
次の第2〜第7フレームは背景画面のフレーム内符号デ
ータCIFであり、端末装置302 はこれらをフレー
ム内復号する。この場合に、第2フレームではGOB
(1),(2)が有効であり、残りのGOBは全て無効
である。また第3フレームではGOB(3),(4)が
有効であり、残りのGOBは全て無効である。以下、同
様にして画面分割伝送される。
【0010】第8フレームは前景画面のフレーム間符号
データQCIFであり、端末装置302 はこれをフレ
ーム間復号する。第9,第10フレームは背景画面のフ
レーム間符号データCIFであり、端末装置302
これらをフレーム間復号する。以降はQCIFとCI
Fとが繰り返し送られる。ところで、このようなテレ
ビ会議は遠隔の端末相互間で行われるから、例えば端末
装置302 より画面データを要求したにも係わらず、端
末装置301 ではカメラやVTR等が故障し、又は電源
の入れ忘れ等により、最終的に端末装置30 2 では所望
の画面データを受け取れない場合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来は、このようなエ
ラー状況が端末装置302 のユーザに対して適当な手段
により知らされていなかった。このため、ユーザは自操
作卓39の故障なのか、MCU50の異常動作なのか、
あるいは相手側端末の故障なのかを切り分けられない。
従って、何度も画面要求を繰り返す以外に方法はなく、
ユーザは困惑していた。
【0012】また、上記の如く大きな背景画面の復号・
表示には数フレームを必要としており、特に低ビットレ
ートの場合は、画面要求後にこれを合成表示するまでの
切換時間は著しく長いものとなっていた。このため、画
面切換時の表示画面が不自然となり、操作性を低下させ
ていた。本発明の目的は、通信会議における画面切換時
の操作性を改善した画面表示制御方式を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明(1)の画面表示制御
方式は、複数の端末装置10間を通信回線100で接続
すると共に、1の端末装置10からの画面データの要求
に従って他の端末装置10又は多地点制御装置50より
対応する画面データを提供する通信会議システムにおけ
る画面表示制御方式において、端末装置10は、画面デ
ータの要求開始後所定時間内に前記画面データを受け取
れなかった場合は、該要求した画面データの表示に代え
て自己が有する所定の画面データを表示するものであ
る。
【0014】また本発明(2)の画面表示制御方式は、
複数の端末装置10間を通信回線100で接続すると共
に、1の端末装置10からの画面データの要求に従って
他の端末装置10又は多地点制御装置50より対応する
画面データを提供する通信会議システムにおける画面表
示制御方式において、端末装置10は、画面データの要
求開始後、前記画面データを送信できない旨の情報を受
け取った場合は、該要求した画面データの表示に代えて
自己が有する所定の画面データを表示するものである。
【0015】また本発明(4)の画面表示制御方式は、
複数の端末装置10間を通信回線100で接続すると共
に、1の端末装置10からの画面データの要求に従って
他の端末装置10又は多地点制御装置50より対応する
画面データを提供する通信会議システムにおける画面表
示制御方式において、端末装置10は、画面切換の要求
発生後新たな画面データを受信・表示するまでの間にフ
レームメモリに記憶している過去の画面データ又は自己
が有する所定の画面データを表示するものである。
【0016】
【作用】本発明(1)においては、例えば端末装置10
1 はタイマを備えており、ユーザの指示に基づく新たな
画面データの要求と共に前記タイマを付勢する。そし
て、該タイマがタイムアウトするまでに要求した画面デ
ータを受け取れなかった場合は、該要求した画面データ
の表示に代えて自己のメモリが有する所定の画面データ
をディスプレイに表示する。ユーザは、予め所定の画面
データがどのように画面表示されるかを知っているか
ら、画面を見れば直ちに要求画面を受け取れない状況で
あることを認識できる。
【0017】また本発明(2)においては、例えば端末
装置101 は新たな画面データを要求する。一方、この
画面要求を受けた多地点制御装置50(又は他の端末装
置102 )は要求された画面を提供できないことにより
その旨の情報フレームを端末装置101 に返送する。そ
して、端末装置101 はこの情報フレームを受けたこと
により前記要求した画面データの表示に代えて自己が有
する所定の画面データをディスプレイに表示する。従っ
て、ユーザはこの画面を見れば直ちに要求画面を受け取
れない状況であることを認識できる。
【0018】好ましくは、自己が有する所定の画面デー
タは特定の色、模様及び又は文字情報を含んでいる。ま
た本発明(3)においては、例えば端末装置101 は、
画面切換の要求発生後新たな画面データを受信・表示す
るまでの間にフレームメモリに記憶している過去の画面
データ又は自己が有する所定の画面データをディスプレ
イに表示する。従って、もしフレームメモリに記憶して
いる過去の画面データが今回要求した画面データと同種
のものであれば、ユーザは画面切換要求の発生と同時に
同種の画面を見ることができる。又は自己が有する所定
の画面データをディスプレイに表示することで、画面切
換時に発生する表示画面の不自然さを緩和することもで
きる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例の画面表
示制御方式の構成を示す図で、図は実施例の端末装置1
0の一部を示している。図において、11は音声・画像
等の多重通信制御を行う通信制御部、12はビデオコー
デック、13はP×64Kbit/sのビデオ符号部、14は
P×64Kbit/sのビデオ復号部、15は符号用のフレー
ムメモリ(FM)、16は復号用のフレームメモリ(F
M)、17は加算器、18はデータセレクタ(SE
L)、19はFIFOバッファ(FIFO)、20はビ
デオ合成部、21は端末装置の制御部、22はCPU、
23はタイマ、24はCPU22が実行する図3又は図
4のプログラムを記憶すると共に、所定の画面データを
記憶しているメモリ、25はCPUの共通バス、26,
27はラッチ回路(L)、28はラッチデコーダ回路
(LD)である。
【0020】上記構成により図8の伝送フレームを受信
した場合の動作を説明する。第1フレームの前景画面の
フレーム内符号データQCIFはビデオ復号部14で
復号されて後FIFOバッファdに記憶される。その際
にはセレクタ18は付勢されず、復号データはそのまま
FIFOバッファdに記憶される。そして、ビデオ合成
部20でFIFOバッファdの出力を選択し、前景画面
を表示する。第2〜第7フレームの背景画面のフレーム
内符号データCIFはビデオ復号部14で復号されて
後FIFOバッファaに順次蓄積される。この場合もセ
レクタ18は付勢されず、各復号データはそのままFI
FOバッファaに順次蓄積される。そして、第7フレー
ムの復号が終了すると、ビデオ合成部20によりFIF
Oバッファdの前景画面とFIFOバッファaの背景画
面とを合成し、これをディスプレイ36に表示する。
【0021】第8フレームの前景画面のフレーム間符号
データQCIFはビデオ復号部14で復号されて後F
IFOバッファeに記憶される。その際にはセレクタ1
8はFIFOバッファdの前回の前景画面データを選択
出力しており、これに今回の復号データが加算されてF
IFOバッファeに記憶される。そして、ビデオ合成部
20は今度はFIFOバッファeの前景画面とFIFO
バッファaの背景画面とを合成し、これをディスプレイ
36に表示する。更に、第9,第10フレームの背景画
面のフレーム間符号データCIFはビデオ復号部14
で復号されて後FIFOバッファbに順次蓄積される。
この場合はセレクタ18はFIFOバッファaの前回の
背景画面データを選択出力しており、これに今回の復号
データが加算されてFIFOバッファbに順次蓄積され
る。以下、同様である。
【0022】図3は第1実施例の画面表示制御処理のフ
ローチャートであり、図は画面データの要求開始後所定
時間内に画面データを受け取れなかった場合、又は画面
データの要求開始後、画面データを送信できない旨の情
報を受け取った場合に、該要求した画面データの表示に
代えて自己が有する所定の画面データを表示する制御を
示している。
【0023】即ち、ステップS1で操作卓39から背景
画面の要求があるとステップS2に進み、MCU50に
背景画面の要求を行う。ステップS3ではタイマ23を
スタートする。ステップS4ではフレーム受信か否かを
調べ、フレーム受信でなければステップS5でタイムア
ウトか否かを調べる。タイムアウトでなければステップ
S1に戻る。なお、この例では一つの画面要求処理を終
了するまでは次の画面要求処理を受け付けない。
【0024】やがて、ステップS4でフレームを受信す
るとステップS7で今回要求の背景画面か否かを調べ
る。最初はこれしか送られないのでステップS8に進み
タイマ23をリセットする。ステップS9では該フレー
ム中のエラーフラグ(即ち、当該画面データを送れない
旨のフラグ)がONか否かを調べ、ONでなければステ
ップS10で背景画面用にアサインしたフレームメモリ
(FIFOバッファ)aにフレーム内復号データを記憶
する。ステップS11では今回要求の画面を受信したこ
とにより、画面要求中のフラグ(不図示)を解除すると
共に、次回からはこの続きの背景画面のフレームはステ
ップS7の判別で今回要求の画面ではないと判別される
ように処理をシフトする。ステップS12ではフレーム
メモリaの背景画面を表示するようにビデオ合成部20
をセットする。
【0025】次に、ステップS1で操作卓39から前景
画面の要求があるとステップS2に進み、MCU50に
前景画面の要求を行う。ステップS3ではタイマ23を
スタートする。ステップS4ではフレーム受信か否かを
調べ、フレームを受信するとステップS7で今回要求の
前景画面か否かを調べる。今回要求の前景画面でない場
合、即ち、既に送られている背景画面の場合はステップ
S13でフレーム間復号を行い、得られた復号データを
フレームメモリbに記憶する。そして、1画面分の背景
画面を復号すると、テップS12ではフレームメモリb
の背景画面を表示するようにビデオ合成部20をセット
する。
【0026】CPU22は、引き続き前景画面の受信を
待つと共に、MCU50では、もし前景画面の送信に関
する何らかの障害を検出できた場合には、前景画面用の
フレームをその所定のエラーフラグ(例えば、予備情報
PSPAREの所定ビット)をONにして本端末装置1
0に送る。CPU22はステップS9の判別でこのエラ
ーフラグONを検出するとステップS6に進みメモリ2
4の所定の前景画面データをフレームメモリc上に展開
する。そして、ステップS12ではフレームメモリcの
前景画面をその時点のフレームメモリa又はbの背景画
面に合成してディスプレイ36に表示する。
【0027】また、MCU50が上記障害を検出でき
ず、又は障害を検出してもエラーフラグ付きの前景画面
用フレームを送るように構成されていなかった場合に
は、本端末装置10ではそのまま時間が経過することに
なる。この場合は、やがてステップS5の判別でタイム
アウトを検出し、ステップS6に進む。ステップS6で
はメモリ24の例えば所定の前景画面データをフレーム
メモリc上に展開する。ステップS12ではフレームメ
モリcの前景画面をその時点のフレームメモリa又はb
の背景画面に合成してディスプレイ36に表示する。
【0028】メモリ24の所定の画面データは、好まし
くは特定の色、模様、及び又は文字等を含んでいる。従
って、ユーザは合成画面を見れば、この場合は前景画面
を受け取れない状況であることを容易に認識できる。な
お、上記とは逆に前景画面を受信できて、背景画面を受
信できない場合も同様である。また前景の単独画面から
背景の単独画面に又は背景の単独画面から前景の単独画
面に画面切換表示するような場合も同様である。
【0029】図4は第2実施例の画面表示制御処理のフ
ローチャートであり、図は画面切換の要求発生後新たな
画面データを受信・表示するまでの間にフレームメモリ
16に記憶している過去の画面データを表示する制御を
示している。即ち、ステップS21では操作卓39から
の画面切換要求か否かを判別する。操作卓39からの画
面切換要求の場合はステップS22に進みMCU50に
画面切換要求を行う。ステップS23では例えばフレー
ムメモリ16に記憶している画面データの内、上記の画
面切換要求により新たに供給されるべき画面データに最
も適する(例えば、類似する)画面データと他の通常の
画面データとの合成表示に切り換える。従って、この例
の場合は比較的多くのFIFOバッファを備えることが
好ましい。ステップS24ではカウンタIをリセットす
る。
【0030】ステップS25ではフレーム受信を待ち、
フレーム受信するとステップS26で今回要求のフレー
ムか否かを調べる。今回要求のフレームでない場合(即
ち、この表示切換の前後で引き続き表示される画面のフ
レームの場合)はステップS32でその復号データを対
応するフレームメモリに展開し、ステップS31で表示
を該フレームメモリの画面データと前記要求画面に最も
適する画面データとの合成表示に切り換える。
【0031】また、ステップS26の判別で今回要求の
フレームの場合は、ステップS27でこれを復号すると
共に、得られた復号データを上記以外のフレームメモリ
のカウンタIで指す部分に展開する。ステップS28で
はIに+1し、ステップS29ではI=Kか否かを調べ
る。要求画面が背景画面(CIFフレーム)の場合はK
=6である。即ち、GOB(1,2)、GOB(3,
4)の如く計12GOB分を6回で復号・展開するとす
るとI=Kになる。また要求画面が前景画面(QCIF
フレーム)の場合はK=1である。即ち、GOB(1,
3,5)の如く3GOB分を1回で復号・展開するとす
るとI=Kになる。I=Kでない場合はステップS21
に戻る。そして、やがてI=Kになると、ステップS3
0では処理をシフトし、ステップS31では過去の画面
データで代用していた部分の表示を今回復号・展開され
た画面データの表示により切り換える。
【0032】なお、フレームメモリ16に記憶している
過去の画面データを使用する代わりに、メモリ24の所
定の画面データを使用しても良い。図5は第2実施例の
表示制御の具体例を説明する図である。図5の(A)は
時刻t2 における前景画面Aの単画面表示から時刻t4
における前景画面A及び背景画面Bの合成表示へ切り換
える場合を示している。
【0033】この例では、以前の時刻t1 において前景
画面A及び背景画面Bの画面合成表示を行っていたため
その画面データ(この例では背景画面B)がフレームメ
モリに残っている。そこで、CPU22は時刻t2 でM
CU50に画面切換要求(この例では新たな背景画面B
を要求することになる)を行うと共に続く時刻t3 では
フレームメモリ中の背景画面B´を前景画面Aに合成表
示する。この背景画面B´はフリーズされており、かつ
新たに提供されるべき背景画面Bは動画像であるために
必ずしも同一ではないが、人物やその配列等が一致又は
類似しており、よってユーザに背景画面Bの雰囲気を予
め伝えるのに十分である。そして、時刻t4 で新たな背
景画面Bが受信・復号されると、背景画面B´の表示の
部分を背景画面Bの表示に切り換える。
【0034】図5の(B)は時刻t2 における背景画面
Bの単画面表示から時刻t4 における前景画面C及び背
景画面Dの合成表示へ切り換える場合を示している。こ
の例では、以前の時刻t1 において前景画面C及び背景
画面Bの画面合成表示を行っていたためその画面データ
(この例では前景画面C)がフレームメモリに残ってい
る。そこで、CPU22は時刻t2 でMCU50に画面
切換要求(この例では新たな前景画面C及び背景画面D
を要求することになる)を行うと共に続く時刻t3 では
それまでの背景画面Bのフリーズ背景画面B´にフレー
ムメモリの前景画面C´を合成表示する。この例では要
求画面は2画面であるので、続く時刻t3 の区間にフリ
ーズ背景画面B´を表示しておくことはユーザに早く2
画面の雰囲気を与える意味で効果がある。そして、時刻
4 で新たな前景画面C及び背景画面Dが受信・復号さ
れると、前景画面C´及び背景画面B´の表示を夫々前
景画面C及び背景画面Dの表示に切り換える。
【0035】なお、図示しないが、時刻t2 における背
景画面Bの単画面表示から時刻t4における前景画面C
の単画面表示に切り換えるような場合は、中間の時刻t
3 においてそれまでの背景画面Bのフリーズ画面B´を
単画面表示しておくと、画面の切り換えを空白なしにス
ムーズに行える効果がある。この逆の場合も同様であ
る。
【0036】図5の(C)は時刻t2 における前景画面
A及び背景画面Bの合成表示から時刻t4 における背景
画面Dの単画面表示へ切り換える場合を示している。こ
の例では、以前の時刻t1 において背景画面Dの単画面
表示を行っていたためその背景画面データDがフレーム
メモリに残っている。そこで、CPU22は時刻t2
MCU50に画面切換要求(この例では新たな背景画面
Dを要求することになる)を行うと共に続く時刻t3
はフレームメモリの背景画面D´を単画面表示する。そ
して、時刻t4 で新たな背景画面Dが受信・復号される
と、背景画面D´の表示を背景画面Dの表示に切り換え
る。
【0037】また、図示しないが、過去の背景画面(又
は全景画面)を中間の時刻t3 における前景画面表示に
利用しても良いし、過去の前景画面を中間の時刻t3
おける背景画面(又は全景画面)表示に利用しても良
い。更に、上記以外にも様々な画面表示切換の態様が考
えられ、これに応じたフレームメモリ16又はメモリ2
4の様々な画面データの利用が考えられることは言うま
でもない。
【0038】なお、上記実施例は動画像コーデックを利
用したテレビ通信会議システムについて述べたが、本発
明は静止画像通信会議システムにも適用可能である。ま
た、上記実施例ではMCU50が介在する多地点通信会
議システムについて述べたが、本発明は2つの端末装置
間で直接会議を行うようなシステムにも適用可能であ
る。
【0039】また、上記複数の特徴的な実施例を述べた
が、本発明思想を逸脱しない範囲内で構成要素の様々な
変更、及び構成要素の様々な組み合わせの変更を行え
る。
【0040】
【発明の効果】以上のべた如く本発明の画面表示制御方
式は、上記構成であるので、通信会議における画面切換
時に何らかの異常があり、このために要求画面が受け取
れなくても、その旨をユーザに分かり易く適切に知らせ
ることができる。また、特に低ビットレートにより、通
信会議における画面の切換にかなりの時間がかかって
も、その中間の画面表示を適当な他の画面データにより
補完でき、もって表示の不連続性が緩和され、操作性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施例の画面表示制御方式の構成を示す
図である。
【図3】図3は第1実施例の画面表示制御処理のフロー
チャートである。
【図4】図4は第2実施例の画面表示制御処理のフロー
チャートである。
【図5】図5は第2実施例の表示制御の具体例を説明す
る図である。
【図6】図6は従来のテレビ会議システムのブロック図
である。
【図7】図7はCCITT勧告H.261による世界共
通のビデオ信号フォーマット(CIF) を説明する図で
ある。
【図8】図8は一例のテレビ会議用画像伝送フレームを
説明する図である。
【符号の説明】
101 〜103 端末装置 50 多地点制御装置 100 通信回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置(10)間を通信回線
    (100)で接続すると共に、1の端末装置(10)か
    らの画面データの要求に従って他の端末装置(10)又
    は多地点制御装置(50)より対応する画面データを提
    供する通信会議システムにおける画面表示制御方式にお
    いて、 端末装置(10)は、画面データの要求開始後所定時間
    内に前記画面データを受け取れなかった場合は、該要求
    した画面データの表示に代えて自己が有する所定の画面
    データを表示することを特徴とする画面表示制御方式。
  2. 【請求項2】 複数の端末装置(10)間を通信回線
    (100)で接続すると共に、1の端末装置(10)か
    らの画面データの要求に従って他の端末装置(10)又
    は多地点制御装置(50)より対応する画面データを提
    供する通信会議システムにおける画面表示制御方式にお
    いて、 端末装置(10)は、画面データの要求開始後、前記画
    面データを送信できない旨の情報を受け取った場合は、
    該要求した画面データの表示に代えて自己が有する所定
    の画面データを表示することを特徴とする画面表示制御
    方式。
  3. 【請求項3】 自己が有する所定の画面データは特定の
    色、模様及び又は文字情報を含んでいることを特徴とす
    る請求項1又は2の画面表示制御方式。
  4. 【請求項4】 複数の端末装置(10)間を通信回線
    (100)で接続すると共に、1の端末装置(10)か
    らの画面データの要求に従って他の端末装置(10)又
    は多地点制御装置(50)より対応する画面データを提
    供する通信会議システムにおける画面表示制御方式にお
    いて、 端末装置(10)は、画面切換の要求発生後新たな画面
    データを受信・表示するまでの間にフレームメモリに記
    憶している過去の画面データ又は自己が有する所定の画
    面データを表示することを特徴とする画面表示制御方
    式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010212947A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Sony Corp 情報処理装置および方法、情報処理システム、並びにプログラム
JP2013197800A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 伝送端末、伝送システム、表示制御方法、及びプログラム

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