JPH0787234A - クレジットカード - Google Patents

クレジットカード

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JPH0787234A
JPH0787234A JP6028395A JP2839594A JPH0787234A JP H0787234 A JPH0787234 A JP H0787234A JP 6028395 A JP6028395 A JP 6028395A JP 2839594 A JP2839594 A JP 2839594A JP H0787234 A JPH0787234 A JP H0787234A
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JP
Japan
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credit card
telephone number
button
input
lcd
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JP6028395A
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English (en)
Inventor
Masao Sonoyama
征夫 園山
Masahiro Koura
雅裕 小浦
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BELL SYST 24 KK
Original Assignee
BELL SYST 24 KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DTMF信号を発信して自動ダイヤル可能な
クレジットカードを提供する。 【構成】 2枚の薄いプラスティックボード2、3を貼
り合わせて構成したクレジットカードである。プラステ
ィックボード2には磁気ストライプ11が貼り付けられ
ている。一方、プラスティックボード3には、太陽電池
21、ペーパスピーカ(SP)22、ダイヤル選択キー
23、回路基板25が埋設されている。ダイヤル選択キ
ー23を押下すると、それに割り当てられている電話番
号に基づいてDTMF信号が生成され、ペーパスピーカ
(SP)22から出力される。さらに、EEPROM1
02と3つのボタン101とダイヤル選択キー23とを
用いて、利用者が所望の電話番号を入力して記憶するこ
ともできる。また、太陽電池のかわりにリチウム電池を
用いることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレジットカードに関
し、特に、プッシュボタン信号発信機能を備えたクレジ
ットカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクレジットカードは、その見かけ
上のデザインには多少の差異はあるものの、おおよそ名
刺大の大きさのプラスティックカードにカード番号や利
用者名を刻印し、そのプラスティックカードの一面には
ユーザの暗証番号やその他カードに関する情報を記憶さ
せた磁気テープを貼り付けた構造をしていた。
【0003】特に、クレジットカードの磁気テープの情
報は、POS端末のカード読み取り装置や、銀行のAT
M(自動預金支払い装置)によって読み取られ、物品購
入時の代金支払いの承認や、現金の支払い或は貸出のよ
うなトランザクション処理に用いられていた。
【0004】そして、最近の海外旅行者数の増加を反映
して、クレジットカード会社同士の提携によって、ほと
んどのクレジットカードが海外で利用可能なインタナシ
ョナルカードとなり、その利用範囲も広がっている。
【0005】このようなクレジットカードは、どのよう
なクレジット会社が発行したものであっても、その機能
やクレジットカードに付帯するサービスは、大同小異で
あり、特定のクレジットカードが別のものに比べて特段
に優れているということはなくなってきた。また、クレ
ジットカードを用いることができる加盟店の数も増えて
おり、クレジットカード間の差はますます少なくなって
きている。
【0006】さて、クレジットカードによる新しいサー
ビスの1つとして、クレジットカードを用いて国際電話
を行いその料金をクレジットカードで支払うシステムが
できている。これは高額な国際電話料金を現金で支払う
必要がないので、現金を持ち歩く必要もなく、安全性が
高い面で有利な面がある。さらに、国際電話会社も、海
外からの国際電話であっても特定の電話番号にダイヤル
することにより、利用者が日本語によるオペレータサー
ビスを受けられるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、国際電話料金の支払いをクレジットカードで行
うことは可能でも、また、特定の電話番号にダイヤルし
て日本語サービスを受けることは可能でも、そのサービ
スを受けるためには訪問する国に応じて、特定の電話番
号を間違えずにダイヤルすることが必要なので、たいて
いの海外旅行者にとって、やはり非常にやっかいなもの
であった。従って、海外から国際電話を自由にかけると
いう観点からすれば、その不便さを完全に解消している
とは言えなかった。
【0008】このような現状を考えたとき、国際電話に
おける現在のクレジットカード電話をさらに推し進めた
システムが望まれており、さらにクレジットカードを提
供する側の観点からすれば、他のクレジットカードと差
別化できるクレジットカードを提供することが望まれて
いた。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、プッシュボタン信号発信機能を備えたクレジットカ
ードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のクレジットカードは、以下の様な構成からな
る。即ち、薄い樹脂ボードのクレジットカードであっ
て、前記クレジットカードに関する情報を格納した磁気
ストライプと、電話番号を記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に記憶された電話番号に基づいたDTMF信号を
発信するように指示する指示手段と、前記指示手段によ
る指示に基づいてDTMF信号を生成する信号生成手段
と、前記DTMF信号に基づく音を発生させる発音手段
と、少なくとも前記記憶手段と前記信号生成手段に長時
間電力を供給する長時間電源供給手段とを有し、前記樹
脂ボードの一面には前記磁気ストライプが設けられ、前
記樹脂ボードのもう一面には前記指示手段と前記発音手
段とが設けられ、前記樹脂ボード内には前記記憶手段と
前記信号生成手段とが埋設され、前記長時間電源供給手
段は、少なくとも前記クレジットカードの有効期間、電
源を供給することを特徴とするクレジットカードを備え
る。
【0011】
【作用】以上の構成により、本発明は指示手段からの指
示によって記憶手段に格納された電話番号に基づくDT
MF信号が生成されて、発音手段よりDTMF信号に基
づく音が発生するよう動作する。
【0012】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0013】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
に従うプッシュボタン信号発信機能を備えたクレジット
カード1(以下、単にクレジットカードという)の外観
図である。図1(a)は、そのクレジットカードの表面
を、図1(b)は、そのクレジットカードの裏面を示
す。図1(a)〜図1(b)において、11は磁気スト
ライプ、21は太陽電池、22はDTMF信号に基づい
てプッシュトーンを発信するペーパスピーカ、23a〜
23eは圧電式のダイヤル選択キー、24はダイヤル選
択キーに対応する電話番号と宛先名、26はスピーカ孔
である。
【0014】クレジットカード1は、その表面を構成す
るプラスティックボード2と、その裏面を構成するプラ
スティックボード3とを接着剤によって貼り合わせて構
成されている。本実施例のプラスティックボード2と3
は硬質の塩化ビニール系樹脂でできており、その厚さは
各々、0.4mm 程度である。従って、これら2つのプラス
ティックボードが貼り合わされてもクレジットカード1
の厚さは0.8mm 程度となり、ATM(自動預金支払い装
置)やPOS端末のカード読み取り装置が十分に読み取
り可能な厚さとなっている。また、その厚さからある程
度の可撓性をもつようになっている。本実施例で用いる
接着剤としては、被接着材(ここではプラスティックボ
ード2と3)の熱膨張や熱収縮による接着面に発生する
応力に対しても十分に耐久性があり、また、経年変化に
よる接着力劣化が少なく、プラスティックボード2と3
にある程度の可撓性を維持させることが可能なシリル基
含有特殊ポリマを主成分とするようなものを用いる。
【0015】図2はクレジットカード1の立体分解斜視
図である。図2に示すように、プラスティックボード2
には磁気ストライプ11が貼り付けられ、クレジットカ
ード名が印刷され、クレジットカード番号やクレジット
利用者名が刻印されている。この刻印によって、刻印文
字がプラスティックボード2から0.48mm程度突起してい
る。また、プラスティックボード3には、電話の自動ダ
イヤル機能を実現するために必要な構成要素、即ち、太
陽電池21、ペーパスピーカ(SP)22、ダイヤル選
択キー23、及び、DTMF信号を発生させる制御回路
を実装した回路基板25が埋設されている。そして、そ
れぞれの構成要素は、やはりプラスティックボード3に
埋設したリード線によって接続される。
【0016】このように、各構成要素をプラスティック
ボード3の縁部から離して中心部に集中させて埋設実装
し、かつ、各構成要素が重ならないように単層構造とす
ることにより、プラスティックボード3の厚さを抑え、
図2に示す矢印方向a,bからの衝撃から構成要素を保
護するようにしている。矢印方向a,bに対して垂直方
向からの衝撃に対しては、プラスティックボード2と、
プラスティックボード3の底面が保護材の役割を果た
す。
【0017】また、磁気ストライプ11の位置をペーパ
スピーカ22の実装位置からできるだけ離すことによっ
て、ペーパスピーカ22によって発生する磁場が磁気ス
トライプ11に与える影響を少なくしている。
【0018】図3は、電話のダイヤル機能を実現するた
めの回路構成を示すブロック図である。図3において、
31は回路全体を制御する1チップのMPU、32はM
PU31が実行する制御プログラムやDTMF信号を発
生させるための電話番号が格納されたROM、33は制
御プログラム実行のための作業領域などとして用いられ
るRAM、34はMPU31が指定した電話番号に対応
するDTMF信号を発生するDTMF生成部、35は発
生したDTMF信号を増幅してペーパスピーカ22に出
力するアンプ、36はダイヤル選択キー23の押下をM
PU31に通知するキーインタフェース(I/F)であ
る。また、回路基板25には、図3の点線で囲まれた領
域に含まれる要素が実装される。
【0019】ROM32に格納される電話番号は任意の
もので良いが、例えば、国際電話を扱うことができ、か
つ、海外からの呼び出しに応じて日本語でオペレータサ
ービスを提供している会社の電話番号などが考えられ
る。ROM32に格納された電話番号は、ダイヤル選択
キー23a〜23eの1つ1つと、1対1に対応してい
る。
【0020】以上の構成のクレジットカードを用いて、
例えば、日本語でオペレータサービスを受けて海外から
日本へ国際電話をしたい場合には、クレジットカード1
のペーパスピーカ22のある面を電話機のハンドセット
の送話器に当てて、ダイヤル選択キー23a〜23eの
内の所望の1つを押下する。
【0021】ROM32に格納された電話番号は、ダイ
ヤル選択キー23a〜23eの1つ1つと、1対1に対
応しているので、その押下によってキーに割り付けられ
た電話番号をMPU31はROM32から読み出す。次
に、MPU31はその電話番号に対応するDTMF信号
を発生させるようDTMF生成部34に指示する。DT
MF生成部34はこれに応じてDTMF信号を発生し、
その信号はアンプ35で増幅されペーパスピーカ22を
経てハンドセットの送話器に伝えられる。
【0022】従って本実施例によれば、例え、電話番号
を覚えていなくても、クレジットカードのペーパスピー
カのある面をハンドセットの送話器に当ててダイヤル選
択キーを押下するならば、そのキーに対応したDTMF
信号が生成されハンドセットの送話器に伝えられるの
で、電話をかけることができる。特に、その電話番号と
して日本語オペレータサービスを行う国際電話会社の電
話番号を記憶しておくなら、海外から日本へ電話をかけ
るときに、現地の言語を用いることなく、また、現地特
有の不慣れなで煩わしい手順を経ることなく国際電話を
することができるという利点がある。
【0023】[第2実施例]第1実施例では、電話番号
は予めROMに格納しておくこととして説明したが本発
明はこれに限定されるものではない。例えば、クレジッ
トカードに液晶のディスプレイや10キー或はプッシュ
ボタンなどを設け、カード利用者が所望の電話番号を記
憶できるように構成しても良い。本実施例では、カード
利用者が所望の電話番号を記憶できるように構成したク
レジットカードについて説明する。
【0024】なお、本実施例の説明において、第1実施
例ですでに説明した構成要素は同じ参照番号で言及する
ものとし、その説明は省略する。
【0025】図4は本実施例に従う電話番号の入力機構
を備えたクレジットカードの裏面図である。図4におい
て、100は入力する電話番号を表示するLCD、10
1aはクレジットカードを電話番号入力モードに切り替
える入力モードボタン、101bは0〜9のディジット
から所望の数字を選択するディジット選択ボタン、10
1cは入力した電話番号を確定する確定ボタン、101
dはLCD100に表示する数字の表示桁を変更を指示
するシフトボタンである。また、100′は表示数字列
の例、100″は表示桁のインジケータである。図4に
示すインジケータ100″は表示数字列100′が9〜
16桁の数字であることを示す。
【0026】LCD100は本実施例のクレジットカー
ドが国際ダイヤル直通電話のために使用されることを考
慮して、電話番号のすべての桁或はその一部の桁の数字
を表示できる。入力モードボタン101a、ディジット
選択ボタン101b、確定ボタン101cは、及び、シ
フトボタン101dは、電話番号の入力時以外はほとん
ど用いることがないので、クレジットカードの表面から
少し窪んだ状態で埋設されている。これによって、誤っ
てこれらのボタンが押されることを防いでいる。また、
入力モードボタン101a、ディジット選択ボタン10
1b、確定ボタン101c、及び、シフトボタン101
dの内径は数ミリ程度であり、実際の使用にあたって
は、ボールペンの先端や爪楊枝の先端などを利用して、
そのボタンをプッシュする。本実施例ではシフトボタン
101dを1回プッシュすると表示桁が8桁つづシフト
されてLCD100に表示され、最終表示桁(下1桁)
が表示された後に、このボタンがプッシュされると入力
電話番号の最上位桁から8桁が再び表示される。
【0027】図5は本実施例に従うクレジットカード1
の立体分解斜視図である。図5に示すように、LCD1
00や入力モードボタン101a、ディジット選択ボタ
ン101b、確定ボタン101c、及び、シフトボタン
101dが、プラスティックボード3に埋設されてい
る。
【0028】図6は本実施例に従う電話番号の入力機能
を実現するための回路構成を示すブロック図である。図
6において、102は入力した電話番号の情報を格納す
るEEPROM、103はLCD100への表示を制御
するLCDコントローラである。EEPROM102に
格納される情報は、入力される電話番号に従って、MP
U102により書き換えられる。なお、キーインタフェ
ース(I/F)36には、入力モードボタン101a、
ディジット選択ボタン101b、及び、確定ボタン10
1cが接続され、これらのボタンからの指示がキーイン
タフェース(I/F)36を経てMPU31に伝えられ
る。また、ダイヤル選択キー23a〜23eはEEPR
OM102のデータ格納アドレスに関係づけられ、ダイ
ヤル選択キー23a〜23eの押下によって、EEPR
OM102の対応するアドレスから格納された電話番号
が読み出されて、第1実施例と同様にその電話番号に基
づいてDTMF信号が生成される。このDTMF信号生
成と同時にLCD100には読み出された電話番号が所
定時間表示される。これによって、入力電話番号の確認
をすることができる。このとき、読み出された電話番号
の桁がLCD100の表示桁より多くて表示できないと
きは、所定時間間隔を置いて、8桁づつ表示を行う。
【0029】また、ROM32には以下に説明する電話
番号入力処理を実行するプログラムが格納される。
【0030】次に、以上の構成のクレジットカードにお
いて本実施例の特徴的な処理である電話番号入力手順に
ついて、図7に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0031】まず、ステップS10で入力モードボタン
101aを押下すると、クレジットカードが電話番号の
入力モードに入り、ステップS20において、LCD1
00の右端の1桁に数字“0”が点滅して表示される。
【0032】次に、処理はステップS30において、デ
ィジット選択ボタン101bを押して、入力したい電話
番号の数字を選択する。ディジット選択ボタン101b
が1回押されると、点滅表示される数字は+1される。
例えば、現在点滅表示されている数字が“0”であるな
ら、ディジット選択ボタン101bの1回押下によって
点滅表示される数字は“1”に、2回押下によって点滅
表示される数字は“2”に変化する。そして、点滅表示
数字が“9”に達した後、そのボタンを押下すると点滅
表示数字は“0”に戻る。
【0033】このようにして、所望の数字がLCD10
0に表示されると、処理はステップS40に進み、確定
ボタン101cを押して入力する数字を確定する。確定
ボタン101cが押されると、処理はステップS50に
進み、確定された数字が1桁繰り上って表示される。例
えば、現在まで確定した数字が何もないなら、その確定
した数字はLCD100の右端から2桁目に表示され
る。また、現在まで確定した数字が4つあるなら、その
4つの数字はLCD100でそれぞれ1桁つづ左にシフ
トされて表示され、そして今確定した数字はLCD10
0の右端から2桁目に表示される。
【0034】次に処理はステップS60に進み、ダイヤ
ル選択キー23a〜23eのいづれかか押下されたかど
うかを調べる。ここで、そのキーが押されたならば、電
話番号の入力が終了し、押されたキーがその入力電話番
号の読み出しキーに対応づけられると判断して、処理は
ステップS70に進む。ステップS70では、押下され
たダイヤル選択キーに対応するEEPROM102のア
ドレスに入力電話番号を書き込む。これに対して、ダイ
ヤル選択キー23a〜23eのどれも押下されなかった
場合、処理はステップS20に戻り、LCD100の右
端の1桁に数字“0”が点滅して表示され、ダイヤル選
択キーが押下されるまで、電話番号入力を繰り返す。
【0035】最後に処理はステップS80において、再
び入力モードボタン101aが押下されたかどうかを調
べる。ここで、そのボタンが押下されないなら、処理は
ステップS20に戻るが、押下されたなら処理を終了す
る。
【0036】以上の処理において、入力モードボタン1
01aが押下後、任意のタイミングで再び入力モードボ
タン101aが押下されたなら、電話番号入力処理は終
了する。また、LCD100の右端の1桁に数字“0”
が点滅表示中にディジット選択ボタン101bを押下せ
ずに、そのまま確定ボタン101cを押下すると、数字
“0”が確定数字となることは言うまでもない。
【0037】従って本実施例によれば、クレジットカー
ド利用者は所望の電話番号をダイヤル選択キーと関係づ
けて最大5つEEPROMに格納し、この情報に基づい
てプッシュボタン信号を発信することができる。
【0038】なお本実施例では電話番号入力にダイヤル
選択キーとその他4つのボタンを用いたが本発明はこれ
に限定されるものではない。例えば、入力電話番号の選
択に表示数字が+1づつUPするUPボタンと表示数字
が−1づつDOWNするDOWNボタンを用いることも
できるし、シフトボタンの1回押下げごとにLCDへの
表示桁が1桁づつシフトするようにそのボタンの機能を
構成しても良い。さらに、EEPROMに格納される電
話番号の数は、クレジットカードに設けられるダイヤル
選択キーの数によって、5つに限定されるものではない
ことは言うまでもない。
【0039】さらに本実施例ではクレジットカードに格
納しておく電話番号はすべてユーザによって登録するも
のとして説明したが本発明はこれによって限定されるも
のではない。例えば、第1実施例と組み合わせることに
よって、1つ以上いくつかの電話番号を予めクレジット
提供会社がROMに格納しておくように、クレジットカ
ードを提供することができる。
【0040】なお、第1〜第2実施例では、クレジット
カードの電源として太陽電池を用いたが本発明はこれに
限定されるものではない。プッシュボタン信号発信機能
はクレジットカードの有効期限(1年〜3年)程度動作
すれば良いことと、太陽電池の露出受光面が外部からの
衝撃などに対して弱いことを考慮すると、長寿命の電
池、例えば、リチウム電池をクレジットカードのプラス
ティックボード内に完全に埋設して実装するようにクレ
ジットカードを構成しても良い。これによって、回路の
耐衝撃性を高め、プッシュボタン信号発信機能の信頼性
を高めることができる。
【0041】図8はリチウム電池をプラスティックボー
ド内に実装したクレジットカードの立体分解斜視図であ
る。図8において、110はリチウム電池であり、1日
2回DTMF信号を発信すると仮定して、約3年間、ク
レジットカードに実装された回路を動作させる寿命をも
つ。また、111はセラミックスピーカ、112a〜1
12dはダイヤル選択キー、113はクロックを供給す
る水晶発振子(Xtal)である。なお、リチウム電池11
0はクレジットカードのプラスティックボード内に完全
に埋設するためにペーパバッテリの形状をしており、そ
のサイズは29.3mm(横)×22.5mm(縦)×0.5mm (最大
厚)である。さらに、リチウム電池の長寿命性とクレジ
ットカード内の回路の単純化を考慮して、リチウム電池
からの電源供給をオン/オフするためのスイッチは設け
られておらず、その電池がカードに実装された時点より
回路に対して電源供給を開始する。このようにスイッチ
を設けず回路構成を単純化することでも回路の信頼性を
高めることができる。
【0042】なお、図8に示した構成には第2実施例で
説明した電話番号の入力機構を備えてはいないが、この
構成に電話番号の入力機構を付加したクレジットカード
を構成できることは言うまでもない。
【0043】また、第1〜第2実施例ではDTMF信号
の発音体としてペーパスピーカを、ダイヤル選択キーと
して圧電式キーを用いたが本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、圧電式スピーカやセラミックスピ
ーカ、また、静電容量式キーや導電ゴム式キーを用いる
こともできる。
【0044】上述の説明では、本発明の好適な実施例の
みが示された。様々な態様が、本明細書に記載の特許請
求の範囲によつてのみ限定される本発明の範囲から逸脱
することなく、当業者には明らかである。それ故に、本
発明はここで示され説明された実施例のみに限定される
ものではない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
レジットカードが有効である限り、そのクレジットカー
ドから記憶手段に記憶された電話番号に基づいてDTM
F信号を発信できるというできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に従うプッシュボタン信号
発信機能を備えたクレジットカードの外観図である。
【図2】第1実施例に従うクレジットカードの立体分解
斜視図である。
【図3】第1実施例に従う電話のダイヤル機能を実現す
るための回路構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例に従うプッシュボタン信号
発信機能を備えたクレジットカードの裏面図である。
【図5】第2実施例に従うクレジットカードの立体分解
斜視図である。
【図6】第2実施例に従う電話のダイヤル機能を実現す
るための回路構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施例に従う電話番号入力手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】リチウム電池をプラスティックボード内に実装
したクレジットカードの立体分解斜視図である。
【符号の説明】
1 クレジットカード 2、3 プラスティックボード 11 磁気ストライプ 21 太陽電池 22 ペーパスピーカ(SP) 23 ダイヤル選択キー 25 回路基板 100 LCD 101a 入力モードボタン 101b ディジット選択ボタン 101c 確定ボタン 101d シフトボタン 102 EEPROM 103 LCDコントーラ 110 リチウム電池

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い樹脂ボードのクレジットカードであ
    って、 前記クレジットカードに関する情報を格納した磁気スト
    ライプと、 電話番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された電話番号に基づいたDTMF
    信号を発信するように指示する指示手段と、 前記指示手段による指示に基づいてDTMF信号を生成
    する信号生成手段と、 前記DTMF信号に基づく音を発生させる発音手段と、 少なくとも前記記憶手段と前記信号生成手段に長時間電
    力を供給する長時間電源供給手段とを有し、 前記樹脂ボードの一面には前記磁気ストライプが設けら
    れ、前記樹脂ボードのもう一面には前記指示手段と前記
    発音手段とが設けられ、前記樹脂ボード内には前記記憶
    手段と前記信号生成手段とが埋設され、 前記長時間電源供給手段は、少なくとも前記クレジット
    カードの有効期間、電源を供給することを特徴とするク
    レジットカード。
  2. 【請求項2】 所望の電話番号を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された電話番号、或は、前記
    記憶手段に記憶された電話番号を表示する表示手段とを
    さらに有し、 前記表示手段はLCDであり、前記指示手段と前記発音
    手段とが埋設されるのと同じ面に、前記入力手段と前記
    LCDが埋設されることを特徴とする請求項1に記載の
    クレジットカード。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、 前記クレジットカードを電話番号の入力モードにするよ
    う指示する指示ボタンと、 前記指示ボタンによる指示によって、前記LCDに数字
    を表示するよう制御する表示制御手段と、 前記表示制御手段によって前記LCDに表示された数字
    を変更して所望の数字を選択する選択ボタンと、 前記選択ボタンによって選択された数字を、前記記憶手
    段に格納するために確定する確定ボタンとを有すること
    を特徴とする請求項2に記載のクレジットカード。
  4. 【請求項4】 前記長時間電源供給手段は太陽電池を含
    み、 前記太陽電池は前記指示手段と前記発音手段とが設けら
    れた同じ面に設けられることを特徴とする請求項1に記
    載のクレジットカード。
  5. 【請求項5】 前記長時間電源供給手段はリチウム電池
    を含み、 前記リチウム電池は前記樹脂ボード内に埋設されること
    を特徴とする請求項1に記載のクレジットカード。
  6. 【請求項6】 前記発音手段はスピーカを含み、 前記スピーカは、前記磁気ストライプに対して磁気的な
    影響を少なくするために、前記スピーカの埋設場所を前
    記磁気ストライプから離すことを特徴とする請求項1に
    記載のクレジットカード。
JP6028395A 1993-07-19 1994-02-25 クレジットカード Pending JPH0787234A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6028395A JPH0787234A (ja) 1993-07-19 1994-02-25 クレジットカード

Applications Claiming Priority (3)

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