JPH0787082A - 情報再生方式 - Google Patents

情報再生方式

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Publication number
JPH0787082A
JPH0787082A JP5252494A JP25249493A JPH0787082A JP H0787082 A JPH0787082 A JP H0787082A JP 5252494 A JP5252494 A JP 5252494A JP 25249493 A JP25249493 A JP 25249493A JP H0787082 A JPH0787082 A JP H0787082A
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JP
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processing system
information processing
file
scrambled
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Application number
JP5252494A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Ozawa
稔弘 小澤
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by N T T DATA TSUSHIN KK, NTT Data Communications Systems Corp filed Critical N T T DATA TSUSHIN KK
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Publication of JPH0787082A publication Critical patent/JPH0787082A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】十分な伝送容量を持った通信回線を利用しなく
ても、遠隔の異なるシステムが同期して同一の動画を再
生、巻戻し、コマ送り等することのできるような情報再
生方式を提供する。 【構成】ローカル側システム1は、ビデオデッキ15よ
りビデオ信号を取り込み、これをスクランブルして、ハ
ードディスク113上に動画データファイルを作り、こ
れをリモート側システム3へ通信回線5を通じて送る。
リモート側システムは、そのスクランブルされた動画フ
ァイルをハードディスク313に蓄える。この後、ロー
カル側システム1は、スクランブル動画ファイルを復元
して再生すると同時に、そのファイルの復元のためのス
クランブルキー、フレーム同期信号、再生や巻戻し等の
再生制御コマンドをリモート側システム3に通信回線5
を通じてリアルタイムに送信する。リモート側システム
3は、その送信された情報に従って、スクランブル動画
ファイルを復元し同期再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの遠隔地点に置か
れた情報処理システムが同期して同一情報を再生する方
式に係わり、特に、双方のシステムで同期して同一の動
画データの再生、巻き戻し、コマ送り等を行う場合など
に好適な情報再生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ・プロモーション用等の動画の製
作過程では、製作側が依頼側の要求に基づいて製作した
動画を、依頼側が再生して視て出来映えをチェックし、
校正箇所を指摘する、というモーション・チェックが何
度か行われる。このモーション・チェックは、依頼側と
製作側の双方が同時にその動画を視ながら、どのシーン
にどのような修正を加えるべきかといった事項を確実に
把握して行く必要があるため、通常は依頼側スタッフと
製作側スタッフとが同一場所に集ってこのモーション・
チェック作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特にテ
レビ・プロモーション用の動画などは、全体で数十秒か
ら数分程度の短いものであるため、そのような短時間の
動画のチェックだけのために幾人ものスタッフがわざわ
ざ遠くの打合せ場所まで出張するということは非能率か
つ不経済である。そのため、依頼側及び製作側がそれぞ
れの仕事場所で同期して動画を再生してチェックできる
ようにしたいという要求がある。
【0004】このような要求を満たす1つの方法は、I
SDNのような高速デジタル通信回線を利用して製作側
から依頼側へデジタル動画データを送信する方法であ
る。すなわち、製作側において動画を再生しつつ、現在
ディスプレイに出ているフレームのデータを通信回線を
通じてリアルタイムで依頼側へ送って依頼側のディスプ
レイに表示させるものである。
【0005】この方法によれば、製作側と依頼側がほぼ
同期して同一のシーンを見ることができ、必要に応じて
巻戻しやコマ送り等の各種制御も行なうこともできる。
しかも、製作側としては、自己の著作物たる動画を依頼
側に引き渡すものではないので、製作側の著作権の安全
が維持できるという利点もある。
【0006】しかしながら、上記の方法を実現するため
には、実質的にリアルタイムでフルカラー(1670万
色)及びフルモーション(30フレーム/秒)の動画デ
ータを伝送できる大容量の通信回線が必要となるため、
非常にコストが高くなるという問題がある。例えば公衆
ISDN回線として現在のところ、NTT株式会社より
「INS1500」なる称呼の1500kbpsの回線
と「INS64」なる呼称の64kbpsの回線とが提
供されているが、INS1500ならばフルモーショ
ン、フルカラーの動画データをリアルタイムで送れる
が、INS64では無理である。しかし、INS150
0を利用しようとすると、終端装置等の必要な設備代も
含めて数百万円程度の費用がかかる。
【0007】従って、本発明の目的は、動画データをリ
アルタイムに伝送できる十分な伝送容量を持った通信回
線を利用しなくても、遠隔の異なる地点のシステムが同
期して同一の動画を再生、巻戻し、コマ送り等すること
のできるような情報再生方式を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
第1の情報処理システムと、この第1の情報処理システ
ムに対して通信回線を介して接続可能な第2の情報処理
システムと、第2情報処理システムに用意されたスクラ
ンブル化又は暗号化された情報ファイルと、第1の情報
処理システムにおいて、通信回線を通じ第2の情報処理
システムへ向けて、前記スクランブル化又は暗号化され
た情報ファイルを復元するためのキー情報を送信する手
段と、第2の情報処理システムにおいて、第1の情報処
理システムから受信した前記キー情報を第1の情報処理
システムより許された限定期間内に限り保して、この保
持しているキー情報を用いて、前記スクランブル化又は
暗号化された情報ファイル内の情報を復元しつつ再生す
る手段と、を備えことを特徴とする情報再生方式、を提
供する。
【0009】また、第2の発明は、第1の情報処理シス
テムと、この第1の情報処理システムに対して通信回線
を介して接続可能な第2の情報処理システムと、第1及
び第2の情報処理システムの双方にそれぞれ事前に用意
された、同一情報を含む第1及び第2の情報ファイル
と、第1の情報処理システムにおいて、第1の情報ファ
イル内の情報を再生すると同時に、第2の情報処理シス
テムが第2の情報ファイルの同一情報を同期して再生で
きるようにするための、同期再生制御情報を、前記通信
回線を通じて前記第2の情報処理システムへ送信する手
段と、第2の情報処理システムにおいて、第1の情報処
理システムから送られた前記同期再生制御情報に従っ
て、第2の情報ファイル内の同一情報を同期再生する手
段と、を備えることを特徴とする情報再生方式、を提供
する。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、第2のシステムに予め、
再生すべき情報のファイルがスクランブル化又は暗号化
された形で用意される。その後、第2のシステム対して
第1システムからキー情報が通信回線を通じて送信さ
れ、第2のシステムはこのキー情報を用いて、許された
限定期間内でのみ、情報ファイルを復元し再生する。そ
の限定期間が過ぎると、第2のシステムは、キー情報を
保持できないため、情報ファイルの再生は不可能とな
る。
【0011】この方式を動画のモーションチェックに適
用する場合には、まず、製作者側が作った動画のスクラ
ンブル化又は暗号化されたデータファイルを依頼側のシ
ステムに事前に用意しておく。この用意の方法は、製作
側システムから依頼側システムへ通信回線でファイルを
送っても良いし、或いは、ビデオテープやレーザディス
ク等に記録して事前に配布しても良い。いずれにして
も、この動画データはスクランブル化又は暗号化されて
いるので、依頼側システムが勝手に再生することはでき
ない。
【0012】この後、製作側のシステムから依頼側のシ
ステムへ動画データを復元するためのキー情報を通信回
線を通じて送ってやり、依頼側システムはこのキー情報
を用いて動画を復元し再生することでモーションチェッ
クを行う。ここで、依頼側システムがキー情報を保持で
きる期間を、モーションチェックを行っている期間のみ
に限定しておくことにより、モーションチェックが終了
すると、依頼側システムはキー情報を消去するため、動
画を勝手に再生することができなくなる。
【0013】この方式によれば、依頼側はモーションチ
ェックの期間でしか動画を再生できないため、製作側は
安心して自己の著作物たる動画のファイルを依頼側に渡
すことが出来る。しかも、通信回線は動画データをリア
ルタイムで伝送できるような大容量である必要はない。
【0014】本発明の第2の発明によれば、第1と第2
のシステムに予め、同一情報のファイルが用意される。
その後、第1のシステムがその同一情報の再生を行なう
とき、この再生と同時に、第1のシステムから第2のシ
ステムに対して通信回線を通じ、同期再生制御情報が送
信される。第2のシステムは、この同期再生情報を用い
て、同一情報の同期再生を行う。
【0015】この方式を動画のモーションチェックに応
用した場合、まず、製作側と依頼側のシステムの双方
に、事前に同一の動画のファイルを用意しておく。この
用意の方法は、製作側システムから依頼側システムへ通
信回線でファイルを送っても良いし、或いは、ビデオテ
ープやレーザディスク等に記録して事前に配布しても良
い。通信回線で動画ファイルを送る場合、再生動作と並
行してリアルタイムで送るわけではないため、比較的ゆ
っくり送ることが出来るので、通信回線が大容量である
必要はない。
【0016】この後、製作側システムが動画を再生する
時、その同期再生制御情報(例えば、フレーム同期信号
や、再生、巻戻し等の再生制御コマンド等)を依頼側シ
ステムに同時に送信し、依頼側システムはその情報に従
って、実質的に同期した再生を行ない、これによりモー
ションチェックを行う。
【0017】この方式によれば、通信回線は同期再生制
御情報をリアルタイムで送れる程度の容量さえあればよ
いので、動画データをリアルタイムで送れるような大容
量である必要はない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。
【0019】図1は、本発明の方式の一実施例のシステ
ム構成を示す。
【0020】図1に示すように、動画製作者のような動
画の提供者側の施設に設置されたコンピュータシステム
(以下、ローカル側システムという)1と、製作依頼者
のような動画の被提供者側の施設に設置されたコンピュ
ータシステム(以下、リモート側システム3)とが画像
データをリアルタイムで伝送することはできない小容量
の通信回線5を介して提供されている。
【0021】通信回線5としては、前述したNTTのI
NS64のような公衆ISDN回線、通常の公衆アナロ
グ電話回線、移動体通信回線等のような公衆通信回線
や、LAN、WANのようなプライベート通信回線等を
用いることができる。この実施例では、公衆ISDN回
線(INS64)を使用することとする。このISDN
回線5では、データ伝送のために2つのBチャンネル
(各々64kbps)51,53を使用することができ
る。
【0022】ローカル側システム1は、コンピュータ本
体11と、これに接続された電話機13、ビデオデッキ
やレーザディスクプレーヤのような動画信号再生機器1
5、キーボードやマウスのような主としてコマンド入力
のための入力装置17、CRTモニタやテレビジョン受
像機のような動画出力装置19とを備える。また、リモ
ート側システム3は、コンピュータ本体31と、これに
接続された電話機33、入力装置37及び動画出力装置
39とを備える。
【0023】ローカル側システム1のコンピュータ本体
11には、動画信号再生機器15から出力されるアナロ
グ動画信号、例えばNTSC信号、を取込み、デジタル
データ化すると共に圧縮するためのデジタル動画圧縮取
り込みボード111、プログラムや圧縮されたデジタル
動画データを蓄積するためのハードディスク113、圧
縮されたデジタル動画データを伸張しアナログ動画信
号、例えばRGB信号やNTSC信号、に再生して動画
出力装置19に出力するためのリアルタイム動画伸張ボ
ード115、及び公衆ISDN回線5に対する通信イン
タフェースを提供するためのISDNカード117が設
けられる。
【0024】リモート側システム3のコンピュータ本体
31にも、ISDNカード317、プログラムや圧縮デ
ジタル動画データを蓄積するためのハードディスク31
3、及びリアルタイム動画伸張ボード315が設けられ
る。
【0025】このような構成において、まず、ローカル
側システム1にて、予め製作されてビデオテープやレー
ザディクス等の記録メディアに収められた動画が、動画
信号再生機器15によってNTSC信号の形で読み出さ
れ、コンピュータ本体11内でデジタルデータ化され圧
縮され、さらにスクランブル化されてから、ハードディ
スク113に蓄積される。この後、このスクランブル動
画データがローカル側システム1から回線5を通じてリ
モート側システム3へと伝送され、そのハードディスク
313に蓄積される。以上が動画チェックのための事前
準備である。
【0026】この事前準備が完了すると、以後は任意の
時に、両システム1,3で同期して動画を再生すること
により、動画のモーションチェックが行える。すなわ
ち、ローカル側システム1において、再生スタート、巻
戻し、早送り、コマ送りといった各種の再生制御動作を
行ないつつ、同時に、スクランブルキー、フレーム同期
信号、各種再生制御コマンドをローカル側システム1か
ら回線5を通じてリモート側システム3にリアルタイム
で送信することによって、両システム1,3でほぼ同期
して動画の再生制御を行なうことができる。この場合、
フレーム同期信号や各種再生制御コマンドのリアルタイ
ム伝送は、通信回線5がINS64であっても十分に行
うことが出来る。
【0027】以上の一連の動作を行なう機能をこの明細
書では疑似リアルタイム通信マネージャ(Quasi-Realti
me Communication Manager;QRCM)と呼び、それを
行なうためのプログラムをQRCMプログラムと呼ぶ。
このQRSMプログラムは、ローカル側システム1及び
リモート側システム3のハードディスク113,313
の各々に収められている。このQRCMプログラム12
1,321には、動画データをスクランブルするための
スクランブルキーや所有者情報等を含んだ制御データフ
ァイル123,323が付属している。
【0028】図2は、QRCMプログラム121,32
1の構成を示す。
【0029】QRCMプログラムはそれぞれ、デジタル
動画データ作成モジュール401、スクランブルデータ
作成モジュール403、スクランブルデータ伝送モジュ
ール405、非同期再生モジュール407、及びユーテ
ィリティ処理モジュール411の6つのモジュールを含
む。
【0030】デジタル動画データ作成モジュール401
は、ローカル側システム1において、動画信号再生機器
15からNTSC信号をコンピュータ本体11内に取り
込み、ハードディスク113上にデジタル動画データの
ファイルを作成するためのものである。
【0031】スクランブルデータ作成モジュール403
は、ローカル側システム1において、ハードディスク1
13上のデジタル動画データに対して制御データファイ
ル123内のスクランブルキーを用いてスクランブル処
理を施し、ハードディスク113上にスクランブルされ
た動画データファイルを作成するためのもである。
【0032】スクランブルデータ伝送モジュール405
は、ローカル側システム1からリモート側システム3
へ、スクランブルされた動画データを伝送して、リモー
ト側のハードディスク313上にスクランブルされた動
画データのファイルを作成するためのものである。
【0033】非同期再生モジュール407は、ローカル
側及びリモート側のシステム1,3の各々において、互
いに同期をとることなく、ハードディスク上のスクラン
ブルされた動画データを自システムの制御データファイ
ル内のスクランブルキーを用いて元のデータに復元しつ
つ、動画出力装置へ送って動画を再生するためのもので
ある。
【0034】同期再生モジュール409は、ローカル側
システム1において、ハードディスク113上のスクラ
ンブルされた動画データを制御データファイル123内
のスクランブルキーを用いて復元して動画を再生すると
共に、これに同期してリモート側システム3でも同じ動
画を再生できるようにするために、スクランブルキーや
フレーム同期信号や再生スタート、巻戻し、早送り、コ
マ送り等の再生制御コマンドをローカル側システム1か
らリモート側システム3に送り、そして、リモート側シ
ステム3において、ローカル側システム1から送られた
情報や信号を用いて、ハードディスク313上のスクラ
ンブルされた動画データを復元して再生するためのもの
である。
【0035】ユーティリティ処理モジュール411は、
ローカル側システム1からリモート側システム3に送っ
て蓄積させたスクランブル動画データファイルをローカ
ル側システム1からのコマンドで消去したり(ファイル
削除)、或いは、そのスクランブル動画ファイルをリモ
ート側システム3が自由に非同期再生することを可能に
するために、ローカル側システム1からリモート側シス
テム3に対してスクランブルキーを譲与して制御データ
ファイル323内に格納させたり(アクセス権変更)、
システム1,3間で静止画やテキストデータや音声デー
タ等を伝送したり、というような種々のユーティリティ
処理を行なうためのものである。
【0036】図3は、このQRCMプログラムの実行に
より行なわれるローカル側及びリモート側システム1,
3の動作の流れを示す。
【0037】まず、ローカル側システム1において、デ
ジタル動画データ作成モジュール401が実行されるこ
とにより、動画信号再生機器15とデジタル動画圧縮取
り込みボード111が駆動されて、デジタル動画データ
ファイルがハードディスク113上に作成される(ステ
ップ501)。
【0038】次に、ローカル側システム1において、ス
クランブルデータ作成モジュール403が実行されるこ
とにより、ハードディスク113上のデジタル動画デー
タに対し制御データファイル123内のスクランブルキ
ーを用いてスクランブルがかけられ、スクランブルされ
た動画データ・ファイルがハードディスク113上に作
成される(ステップ503)。
【0039】この後、ローカル側システム1では、随時
に非同期再生モジュール407を実行することにより、
スクランブルされた動画データファイルを復元して動画
を再生することができる(ステップ505)。
【0040】また、その動画のモーションチェックをロ
ーカル側システム1とリモート側システム3とで同期し
て行ないたい場合は、まず、ローカル側システム1にお
いて、スクランブルデータ伝送モジュール405が実行
されることにより、ローカル側システム1とリモート側
システム3とが回線5を介して接続された後、ローカル
側システム1のハードディスク113上のスクランブル
された動画データファイルがリモート側システム3へ伝
送される(ステップ507)。この時、リモート側シス
テム3でもスクランブルデータ伝送モジュール405が
実行され、それにより、ローカル側システム1から送ら
れたスクランブルされた動画データファイルを受信し
て、ハードディスク313上に蓄積する(ステップ60
1)。その結果として、ローカル側及びリモート側シス
テム1、3の双方のハードディスク113,313上
に、同一のスクランブルされた動画データファイルが蓄
積されることになる。
【0041】尚、動画データの伝送は、再生と同期して
行なうのではないので、格別高速で行なう必要はない。
因みに、10数秒程度の長さのフルカラー、フルモーシ
ョン動画データをINS64の2つのBチャンネルで伝
送した場合、数分程度で伝送が完了する。
【0042】この後、リモート側システム3では、も
し、その制御データファイル323内にローカル側シス
テム1と同一のスクランブルを持っているならば、非同
期再生モジュール407を実行することにより、ローカ
ル側システム1から受信したスクランブルされた動画デ
ータファイルを独自で復元して再生することができる
(ステップ603)。しかし、通常は、前述したユーテ
ィリティ処理のアクセス権変更によってローカル側シス
テム1からスクランブルキーを譲与されていない限り、
リモート側システム3は自システム内にそのスクランブ
ルキーを持たないので、リモート側システム3はローカ
ル側システム1から受信したスクランブル動画データフ
ァイルを独自で再生することはできない。
【0043】さて、ローカル側システム1は、ステップ
507でスクランブル動画データファイルをリモート側
システム3に送信した後、同期再生モジュール409を
実行することにより、自システムのハードディスク11
3内のスクランブル動画データファイルを復元して、再
生、巻戻し、早送り、コマ送り等の再生制御動作を行な
うと共に、回線5を通じてリモート側システム3と再度
接続してファイル復元に必要なスクランブルキー及び同
期再生に必要なフレーム同期信号や再生スタート、巻戻
し、早送り、コマ送り等の各種再生制御コマンドをリモ
ート側システム3に送信する(ステップ509)。この
時、リモート側システム3でも、同期再生モジュール4
09が実行されて、ローカル側システム1からのスクラ
ンブルキー、フレーム同期信号及び各種再生制御コマン
ドを用いて、スクランブル動画ファイルの復元及び再生
を行なう(ステップ605)。これにより、実質的に同
期した動画再生及び各種制御が両システム1及び3で行
なわれることになる。
【0044】この同期再生によるモーションチェックが
終了したならば、両システム1及び3の接続は解除さ
れ、両システムの状態は前述のステップ601の終了時
と同じ状態に戻る。従って、必要があれば、ローカル側
システム1からの操作で再び同期再生を行なうことがで
きるが、一方、リモート側システム3はその動画を勝手
に非同期再生することはできない。また、必要があれ
ば、ローカル側システム1はユーティリティ処理モジュ
ール411を実行することにより、リモート側システム
3内のスクランブル動画ファイルを消去することもでき
るし、或いは、リモート側システム3にスクランブルキ
ーを譲与してその動画の勝手な利用を許すこともできる
(ステップ511)。
【0045】図4から図10は、上述した図3の各ステ
ップの動作を説明するための信号流れ図である。尚、こ
れらの図では、コンピュータ本体内のCPU(図示せ
ず)がQRCMプログラムの実行によって送受するデー
タやコマンドの流れは、説明を理解し易くするために、
ハードディスク内のQRCMプログラムが送受するよう
に描いてある。
【0046】図4は図3のステップ501のデジタル動
画データ作成の動作を示す。
【0047】ローカル側システム1において、まず、入
力装置17よりコンピュータ本体11に動画データファ
イル作成の指示が入力される()と、QRCMプログ
ラム121のデジタル動画作成モジュール401が起動
される。モジュール401は、デジタル動画圧縮取り込
みボード111にコマンドを送って()動画信号再生
機器15から動画信号(NTSC信号)を取り込ませる
()。ボード111は、NTSC信号を取り込むと、
これをデジタルデータに変換すると共に、公知のCOD
EC技術(DVI技術など)を用いてそのデジタル動画
データを圧縮する。モジュール401は、このボード1
11からの圧縮されたデジタル動画データをハードディ
スク113に書き込む()。これにより、ハードディ
スク113内に、圧縮されたデジタル動画データのファ
イル125が形成される。
【0048】図5は、図3のステップ503のスクラン
ブル動画データ作成の動作を示す。
【0049】ローカル側システム1において、入力装置
17よりスクランブル動画データファイルの作成指示が
入力される()と、QRCMプログラム121のスク
ランブルデータ作成モジュール403が起動される。モ
ジュール403は、ハードディスク113内の動画デー
タファイル125から全ての動画データを順次読み出し
()、このデータ制御データファイル123内のスク
ランブルキーを用いてスクランブルをかけてから、この
スクランブルされたデータをハードディスク113内の
別の記憶領域に書き込む()。これにより、スクラン
ブルされた動画データのファイル127がハードディス
ク113内に形成される。尚、この処理は、図4の動画
取り込み処理と自動的にリンクして行なうようにしても
よい。
【0050】図6は、図3のステップ507や509の
処理の開始時に行なうシステム間の回線接続、及び処理
の終了時に行なうシステム間の回線切断の動作を示す。
【0051】まず、ローカル側システム1にて、スクラ
ンブルデータ伝送モジュール405又は、同期再生モジ
ュール409が起動された状態で入力装置17より接続
指示が入力される()と、モジュール405又は40
9はISDNカード117に対して回線接続のためのコ
マンドを送り()、これを受けてISDNカード11
7は回線5に対し規定の発信手順を行なう。この場合、
後述するように、スクランブルデータ伝送モジュール4
05からの接続コマンドで行なう接続手順は、2つのB
チャンネル51,53の双方を使用するためのものであ
り、一方、同期再生モジュール409からのコマンドで
行なう接続手順は、所定の一方のBチャンネル51だけ
を使用するためのもので、他方のBチャンネル53はモ
ーションチェックに伴う電話通話に利用される。
【0052】リモート側システム3では、回線5からの
着信をISDNカード317が受けて、セットアップ情
報をQRCMプログラム321に与え()、このセッ
トアップ情報に応答して、QRCMプログラム321の
データ伝送モジュール405又は同期再生モジュール4
09が起動される。モジュール405又は409は、入
力装置37から確認(着信応答)指示を受ける()
と、着信応答情報をISDNカード317は回線5に対
して規定の着信応答手順を行なう。この後、回線5と両
システム1,3との間で、規定の接続手順に従う若干の
確認動作が行なわれて、両システム1,3に回線接続が
確立する。尚、リモート側システム3での応答は、自動
応答としてもよい。
【0053】回線切断の場合も、一方のシステムの入力
装置からの切断指示の入力又は処理の終了によるQRC
Mプログラムからの自動的な切断コマンドの発生によっ
て、図示の信号流れに類似した信号流れにより、回線5
に対して規定の切断手順が行なわれる。
【0054】図7は、図3のステップ507及び601
のスクランブル動画データの伝送の様子を示す。
【0055】図6に示したシステム間の回線接続(2つ
のBチャンネルの双方が接続)が完了した後、まず、ロ
ーカル側システム1において、入力装置17より伝送指
示が入力される()と、データ伝送モジュール405
が、ハードディスク113内のスクランブル動画データ
ファイル127から全てのスクランブル動画データを順
次読み出して、ISDNカード117へ送る()。I
SDNカード117は、その動画データを回線5の2つ
のBチャンネル51,53へ分配して送出する(,
)。
【0056】リモート側システム3では、2つのBチャ
ンネル51,53からの動画データをISDNカード3
17が受信して結合する()。そして、QRCMプロ
グラム321のデータモジュール405が、ISDNカ
ード317から出力される動画データをハードディスク
313内の所定の記憶領域に書き込む()。これによ
り、リモート側システム3のハードディスク313内
に、ローカル側システム1内のファイル127と同様の
スクランブル動画データファイル327が蓄積される。
【0057】図8は、図3のステップ509及び605
の同期再生の動作を示す。
【0058】図6に示したシステム間の回線接続(一方
のBチャンネル51のみ接続)と共に、ローカル側シス
テム1の電話機13からの発信によって、両システムの
電話機13及び33間の回線接続がもう一方のBチャン
ネル53を通じて行なわれる()。この接続により、
両側のスタッフは、電話通話によって、モーションチェ
ックの際の互いの意思の確認を行なうことができる。
【0059】この後、ローカル側システム1において、
入力装置17より通信スタート指示が入力される()
と、QRCMプログラム121の同期再生モジュール4
09が、リアルタイム動画伸張ボード115起動して
()、動画出力装置19に再生動画をいつでも表示で
きる状態にすると共に、ISDNカード117を通じて
一方のBチャンネル51へ、制御データファイル123
内のスクランブルキーを送出し、かつ、周期的にフレー
ム同期信号を送出する()。
【0060】リモート側システム3では、QRCMプロ
グラム321の同期再生モジュール409が、回線5の
Bチャンネル51よりISDNカード317を通じて、
ローカル側システム1からのスクランブルキーを受け取
り、かつ、フレーム同期信号も周期的に受け取る
()。そして、モジュール409は、リアルタイム動
画伸張ボード315を起動して()、動画出力装置3
9に再生動画をいつでも表示できる状態にする。
【0061】続いて、ローカル側システム1において、
入力装置17より、再生スタート、巻戻し、早送り、コ
マ送り等の種々の再生制御動作の指示が入力される
()と、QRCMプログラムの同期再生モジュール4
09が、ハードディスク113内のスクランブル動画デ
ータファイル127から再生すべきフレームのデータを
読み出し()、制御データファイル123内のスクラ
ンブルキーを用いて元のデータに復元し、これをリアル
タイム動画伸張ボード115へ送る()。これと並行
して、モジュール409は、入力装置17から入力され
た指示()に応じた再生制御コマンドを回線5を通じ
てリモート側システム3へも送る()。
【0062】リモート側システム3では、QRCMプロ
グラムの同期再生モジュール409が、ローカル側シス
テム1から送られてきた再生制御コマンドに従って再生
すべきフレームのデータをハードディスク313内のス
クランブル動画データファイル327から読み込み
()、これをローカル側システム1から送られたスク
ランブルキーを用いてスクランブルを解除して元の圧縮
データに復元し、リアルタイム動画伸張ボード315ヘ
送る()。
【0063】ローカル側システム1のリアルタイム動画
伸張ボード115、及びリモート側システム3のリアル
タイム動画伸張ボード315は、それぞれ、入力された
圧縮動画データを公知のCODEC技術を利用して伸張
して動画出力装置19,39へ送る(,)。これに
より、両システム1,3の動画出力装置19,39に同
一の動画の同一シーンが実質的に同時に表示される。
【0064】以上のようにして、ローカル側システム1
の入力装置17からの指示入力に従って、ローカル側及
びリモート側の双方にて実質的に同期して、同一動画の
再生、巻戻し、早送り、コマ送り等の種々の再生制御動
作が行なわれる。
【0065】この同期再生が終了すると、リモート側シ
ステム3では、同期再生の際に用いたスクランブルキー
が消去されるので、以後に独自の非同期再生を行なうこ
とはできない。
【0066】図9は、図3のステップ511のユーティ
リティ処理のうちのリモート処理(ファイル削除、アク
セス権変更、ファイル参照、静止画/テキスト/音声デ
ータ等伝送等)の動作を示す。
【0067】ローカル側システム1において、入力装置
17より上述した種々のリモート処理のいずれかの指示
が入力される()と、QRCMプログラムのユーティ
リティ処理モジュール411が図6に示したような接続
手続きを行なった後、その指示された処理を行うための
情報をリモート側システム3へ送る()。例えば、指
示された処理がファイル削除であれば、ファイル削除の
コマンドがリモート側システム3へ送られ、また、アク
セス権変更であれば、アクセス権変更のコマンドと制御
データファイル123内のスクランブルキーとが送ら
れ、また、ファイル参照であれば、ファイル参照のコマ
ンドと参照したいファイルの指定とが送られ、また、静
止画/テキスト/音声データ等の伝送であれば、それら
のデータとファイル作成コマンドとがリモート側システ
ム3へ送られる。
【0068】リモート側システム3では、ローカル側シ
ステム1からの上述したような情報を受けて、QRCM
プログラムのユーティリティ処理モジュール411が、
受信情報に対応した処理を行う。例えば、ファイル削除
の場合は、ハードディスク313内のスクランブル動画
データファイル327を消去し()、また、アクセス
権変更の場合は、ローカル側システム1から送られたス
クランブルキーを制御データファイル323内に格納し
()、また、ファイル参照の場合は、指定されたファ
イルを読み出してローカル側システム1に送信し、ま
た、静止画/テキスト/音声データ等の伝送の場合は、
ローカル側から送られて来たデータをハードディスク3
13に新しいファイル329をとして蓄積する()。
【0069】既に述べたように、ファイル削除を行った
場合は、リモート側システム3内からその動画ファイル
が消去されるため、以後、リモート側の者はその動画を
独自に利用することが完全に不可能となる。一方、アク
セス権変更を行った場合は、以後、リモート側の者はそ
の動画を独自で利用することが可能である。また、ファ
イル参照を行った場合は、ローカル側の動画がリモート
側へ正しく伝送されたかどうか、リモート側の者がその
動画に勝手な改変を加えていないかどうか、といった事
がチェックできる。従って、このリモート処理は、その
動画に関するローカル側とリモート側の著作権等の権利
関係を正しく維持するために、活用することができる。
【0070】また、このリモート処理において、必要が
あれば、電話通話を併用することができる()。
【0071】図10は、図3のステップ505又は60
3の非同期再生の動作を示す。
【0072】ローカル側システム1では、随時に入力装
置17より再生制御指示を入力する()ことにより、
QRCMプログラムの非同期再生モジュール407が機
能して、ハードディスク113内のスクランブル動画デ
ータファイル127から再生すべきフレームのデータを
読み込み()、スクランブルを解除してリアルタイム
動画伸張ボード115へ送り()、動画出力装置19
に表示させる。
【0073】一方、リモート側システム3では、前述し
たリモート処理により既にスクランブルキーがローカル
側システム1から譲与されている場合に限り、ローカル
側システム1での操作と同様の操作により、随時に動画
を再生できる(〜)。
【0074】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこの実施例以外の種々の態様で実施することがで
きる。
【0075】例えば、電話通話用の設備は、本システム
から独立した通常の電話設備を利用することとして、本
システムに含ませないような実施態様も可能である。
【0076】また、図3に示したような処理流れが自動
的に行われるように、各モジュールをプログラム上でリ
ンクして、入力装置からのコマンド入力手数を最小限に
することもできる。
【0077】また、動画データのローカル側からリモー
ト側への伝送は、オンラインで行わなくてもよい。例え
ば、CD−ROMやレーザディスクやDATのような大
容量メディアにスクランブル化又は暗号化されたデータ
を入れて事前に配布しておいてもよい。取り扱う情報は
動画データに限らず、音声データ、テキストデータ、そ
れらの複合データ等でもよい。
【0078】また、同期再生時の再生制御をフレーム同
期信号を用いて行なうこともできる。例えば、フレーム
同期信号の速度で再生速度を調整したり、フレーム同期
信号の極性や形式で通常方向の再生と巻戻し再生とを切
換えたりすることができる。
【0079】また、本発明は、動画のモーションチェッ
ク以外の種々の用途にも利用できる。
【0080】例えば、種々の情報提供サービス(映画、
ゲームソフト、データベース等の提供)に利用すること
ができる。その一実施形態として、提供すべき情報をス
クランブル化又は暗号化して記録したCD−ROMなど
を客に事前配布しておき、客はCD−ROM内の情報が
欲しい時に、通信回路を使ってCD−ROMの配布元に
接続し、スクランブルキーを伝送してもらってCD−R
OMのデータを復元して情報を得る、という方式が考え
られる。そして、配布元は、客のアクセス量に従って課
金し、収益を得ることができる。この場合、客のアクセ
ス量を管理するために、CD−ROM内のある情報量又
は情報区分毎にスクランブルキーを異ならせるようにし
たり、或いは、アクセスに必要不可欠な制御信号や同期
信号等を回線を通じて配布元から供給するようにして、
回線接続させている間だけアクセスを許可するようにし
たりしてもよい。
【0081】このような、オンライン以外の方法で事前
情報配布を行う方式では、INS64のような高速回線
さえも必要ない。フレーム同期信号や制御コマンド等を
得る程度であれば、通常の電話回線で十分である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生すべき情報をリアルタイムでは伝送できない比較的
小容量の通信回線を使用しても、遠隔の異なるシステム
での同期した情報再生が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方式の一実施例のシステム構
成を示すブロック図。
【図2】図2は、QRCMプログラム121,321の
構成を示すブロック図。
【図3】図3は、このQRCMプログラムの実行により
行なわれるローカル側及びリモート側システム1,3の
動作の流れを示すフローチャート。
【図4】図4は図3のステップ501のデジタル動画デ
ータ作成の動作を示す信号流れ図。
【図5】図5は、図3のステップ503のスクランブル
動画データ作成503の動作を示す信号流れ図。
【図6】図6は、図3のステップ507や509の処理
の開始時に行なうシステム間の回線接続、及び処理の終
了時に行なうシステム間の回線切断の動作を示す信号流
れ図。
【図7】図7は、図3のステップ507及び601のス
クランブル動画データの伝送の動作を示す信号流れ図。
【図8】図8は、図3のステップ509及び605の同
期再生の動作を示す信号流れ図。
【図9】図9は、図3のステップ511のユーティリテ
ィ処理のうちのリモート処理(ファイル削除、アクセス
権変更、ファイル参照、静止画/テキスト/音声データ
等伝送等)の動作を示す信号流れ図。
【図10】図10は、図3のステップ505又は603
の非同期再生の動作を示す信号流れ図。
【符号の説明】
1 ローカル側システム 2 リモート側システム 5 公衆ISDN回線 121,321 QRCMプログラム 123,323 制御データファイル 125 動画データファイル 127,327 スクランブル動画データファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/93 7/167 7/18 U H04N 7/167 Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の情報処理システムと、 この第1の情報処理システムに対して通信回線を介して
    接続可能な第2の情報処理システムと、 前記第2情報処理システムに用意された、スクランブル
    化又は暗号化された情報ファイルと、 前記第1の情報処理システムにおいて、前記通信回線を
    通じ前記第2の情報処理システムへ向けて、前記スクラ
    ンブル化又は暗号化された情報ファイルを復元するため
    のキー情報を送信する手段と、 前記第2の情報処理システムにおいて、前記第1の情報
    処理システムから受信した前記キー情報を、前記第1の
    情報処理システムより許された限定期間内に限り保持
    し、そして、保持している前記キー情報を用いて、前記
    情報ファイル内の情報を復元しつつ再生する手段と、 を備えることを特徴とする情報再生方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方式において、さらに、 前記第1の情報処理システムにおいて、予め用意された
    元情報ファイルをスクランブル化又は暗号化して、前記
    通信回線を通じて前記第2の情報処理システムへ向けて
    送信する手段と、 前記第2の情報処理システムにおいて、前記第1の情報
    処理システムから受信した前記スクランブル化又は暗号
    化された元情報ファイルを、前記情報ファイルとして蓄
    積する手段と、 を備えることを特徴とする情報再生方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方式において、さらに、 前記第1の情報処理システムに用意された、前記情報フ
    ァイルと同内容の情報を含む等価情報ファイルと、 前記第1の情報処理システムにおいて、前記等価情報フ
    ァイル内の情報を再生し、かつ同時に、前記第2の情報
    処理システムが前記情報ファイルの同一情報を同期して
    再生できるようにするための、同期再生制御情報を、前
    記通信回線を通じて前記第2の情報処理システムへ送信
    する手段と、 を備え、 前記第2の情報処理システムの前記再生手段が、前記第
    1の情報処理システムから送られた前記同期再生制御情
    報に従って、前記第1の情報処理システムと実質的に同
    期して、前記情報ファイル内の同一情報を再生する、 ことを特徴とする情報再生方式。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方式において、 前記第2の情報処理システムが前記キー情報を保持でき
    る前記限定期間が、前記第2の情報処理システムが前記
    第1の情報処理システムと同期して前記同一情報を再生
    している期間である、 ことを特徴とする情報再生方式。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の方式において、 前記情報ファイル及び前記等価情報ファイルが共に同一
    の動画を表す動画データのファイルであり、 前記同期再生制御情報が少くなくともフレーム同期信号
    を含む、 ことを特徴とする情報再生方式。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方式において、さらに、 前記第1の情報処理システムにおいて、前記キー情報を
    前記第2の情報処理システムに譲与するために前記第2
    の情報処理システムに送信する手段と、 前記第2の情報処理システムにおいて、前記譲与のため
    に送られた前記キー情報を、前記情報ファイルの非同期
    再生に利用するために実質的に永続的に保持する手段
    と、 を備えることを特徴とする情報再生方式。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方式において、さらに、 前記第1の情報処理システムにおいて、前記情報ファイ
    ルを消去するためのコマンドを前記第2の情報処理シス
    テムへ送信する手段と、 前記第2の情報処理システムにおいて、前記消去コマン
    ドに応答して、前記情報ファイルを消去する手段と、 を備えることを特徴とする情報再生方式。
  8. 【請求項8】 相互通信可能な第1及び第2の情報処理
    システムにおける情報再生方法において、 スクランブル化又は暗号化された情報ファイルを第2の
    情報処理システムに用意する過程と、 第1の情報処理システムから第2の情報処理システム
    へ、前記情報ファイルを復元するためのキー情報を送信
    する過程と、 第2の情報処理システムにおいて、前記送信されたキー
    情報を前記第1の情報処理システムにより許された限定
    期間内でのみ保持する過程と、 第2の情報処理システムにおいて、前記保持しているキ
    ー情報を用いて前記情報ファイル内の情報を復元しつつ
    再生する過程と、 を備えることを特徴とする情報再生方法。
  9. 【請求項9】 第1の情報処理システムと、 この第1の情報処理システムに対して通信回線を介して
    接続可能な第2の情報処理システムと、 前記第1及び第2の情報処理システムの双方にそれぞれ
    用意された、同一情報を含む第1及び第2の情報ファイ
    ルと、 前記第1の情報処理システムにおいて、前記第1情報フ
    ァイル内の前記同一情報を再生すると同時に、前記第2
    の情報処理システムが前記第2の情報ファイルの前記同
    一情報を同期して再生できるようにするための、同期再
    生制御情報を、前記通信回線を通じて前記第2の情報処
    理システムへ送信する手段と、 前記第2の情報処理システムにおいて、前記第1の情報
    処理システムから送られた前記同期再生制御情報に従っ
    て、前記第1の情報処理システムと実質的に同期して、
    前記第2の情報ファイル内の同一情報を再生する手段
    と、 を備えることを特徴とする情報再生方式。
  10. 【請求項10】 相互通信可能な第1及び第2の情報処
    理システムにおける情報再生方法において、 第1及び第2の情報処理システムの双方に、同一情報を
    含む第1及び第2の情報ファイルをそれぞれ用意する過
    程と、 前記第1の情報処理システムにおいて、前記第1の情報
    ファイル内の前記同一情報を再生すると同時に、前記第
    2の情報処理システムが前記同一情報を同期再生できる
    ようにするための、同期再生制御情報を、前記第2の情
    報処理システムに送信する過程と、 前記第2の情報処理システムにおいて、前記第1の情報
    処理システムから受信した前記同期再生情報に従って、
    前記第1の情報処理システムと実質的に同期して、前記
    第2の情報ファイル内の前記同一情報を再生する過程
    と、 を備えることを特徴とする情報再生方式。
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